JPH0321543B2 - - Google Patents

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JPH0321543B2
JPH0321543B2 JP62186768A JP18676887A JPH0321543B2 JP H0321543 B2 JPH0321543 B2 JP H0321543B2 JP 62186768 A JP62186768 A JP 62186768A JP 18676887 A JP18676887 A JP 18676887A JP H0321543 B2 JPH0321543 B2 JP H0321543B2
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JP
Japan
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lower alkyl
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JP62186768A
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JPS63119460A (ja
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Ruudorufu Pufuentora Hansu
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Novartis AG
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Ciba Geigy AG
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Publication date
Application filed by Ciba Geigy AG filed Critical Ciba Geigy AG
Publication of JPS63119460A publication Critical patent/JPS63119460A/ja
Publication of JPH0321543B2 publication Critical patent/JPH0321543B2/ja
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は6−置換基がアシルアミノ基とは異る
6−置換されている2−ペネム−3−カルボン酸
化合物製造のための中間体として用いることがで
きる新規の化合物とその新規の化合物の製法に関
する。
〔従来の技術〕
ペニシリンの発見以来β−ラクタム構造をもつ
数多くの2環チアーアザ化合物が公知になつた。
初期の仕事のまとめはE.H.Flynn.
「Cephalosporins and Penicillins」,Academic
Press,New York and London,1972中に与え
られている。更に最近の発展についてはJ.Cs.
Ja′szbere′nyi等、Progr.Med.Chem.,第12巻、
1975,395〜477頁、P.G.Sammes,Chem.
Rev.1976、第76巻第1号、113〜155頁により、
そして1976年6月の英国Cambridgeにおけるthe
Chemical Societyの国際シンポジウムで種種な
著者により(後の出版:J.Elks,「Recent
Advances in the Chemistry of β−lactam
antibiotics」,The Chemical Society,
Barlington.House,London,1977)記述されて
いる。
それぞれ6−位と7−位とにアシルアミノ基を
もつ通常のペナムおよびセフエム化合物に加え
て、これらの位置で置換されていない化合物、例
えば3−カルボキシ−2,2−ジメチルペナム
(J.P.CClayton,J.Chem.Soc.,1969,2123)と
3−メチル−4−カルボキシ−3−セフエム
(K.Ku¨hlein,Liebigs Ann.,1974 369頁とD.
Bormann,全誌、1391頁)も公知になつた。通
常の6β−アシルアミノ基の代りに6α−塩素原子
または6α−臭素原子を含有する3−カルボキシ
−2,2−ジメチルペナム化合物はI.McMillan
とR.J.Stoodley,Tetrahedron Lett.1205(1966)
およびJ.Chem.Soc.C 2533(1968)により公知に
なり、一方対応する6α−ヒドロキシ−,6α−ア
セトキシ−および6α−フエノキシアセトキシ−
2,2−ジメチルペナム−3−カルボン酸はD.
HauserとH.P.Sigg,Helv.Chimica Acta50,
1327(1967)によつて記述された。しかしこれら
の化合物は1つとして何等抗生物質活性あるいは
少くとも意味ある程の抗生物質活性をもつている
ものは知られていない。
抗生物質活性をもちそして2−ペネム環系をも
つ6−アシルアミノ−2−ペネム−3−カルボン
酸化合物はドイツ特許公開(DOS)第2655298号
に記述されている。
6−位にアシルアミノ基とは異る置換基をもち
そしてペニシリン−感応性およびペニシリン−耐
性の微生物に対し有効である2−ペネム−3−カ
ルボン酸化合物は今まで公表されていない。
2−ペネム環系は式 で表わされ、系統的には7−オキソ−4−チア−
1−アザビシクロ〔3,2,0〕ヘプタ−2−エ
ンと名づけることができる。以後簡単のため「2
−ペネム」と呼び、ペナムから誘導され、ペニシ
リン化学では通常の、次の番号づけを用いる。
2−ペネム−3−カルボン酸化合物は新規の中間
体を用いて種種な方法で製造できる。本発明は2
−ペネムカルボン酸化合物製造のための新規の中
間体およびその製造法に関する。
〔発明の概要〕
本発明の対象は式 (この式で、Rは水素原子または炭素原子を通
じて環炭素原子に結合する有機の基であり、Rb
とRcとのいずれもが水素原子または炭素原子を
通じて環炭素原子に結合する有機の基であつて、
その2つの基RbとRcとは互に結合していてもよ
く、Aは2つのヘテロ原子の間に炭素原子2また
は3個をもつ低級アルキレン基であり、nは0ま
たは2である) で表わされる化合物とその立体異性体とこれら立
体異性体の混合物および式()で表わされる化
合物の製造のための出発物質。
〔具体的な説明〕
炭素原子を通じて環炭素原子に結合する有機の
基Raは特に飽和または不飽和の、場合によつて
は置換されている、脂肪族、脂環式、脂環式置換
脂肪族、芳香族またはアリール置換脂肪族の、炭
素原子18個まで、好ましくは10個までをもつ炭化
水素残基あるいは場合によつては置換されてい
る、炭素原子10個までをもち、窒素原子、酸素原
子および(または)硫黄原子からなる群からの環
ヘテロ原子4個までをもつ複素環式基、複素環式
置換低級アルキル基または複素環式置換低級アル
ケニル基、特に場合によつては置換されている低
級アルキル基または低級アルケニル基、場合によ
つては官能的に変更されているカルボキシ基ある
いは場合によつては置換されているシクロアルキ
ル基、シクロアルケニル基、シクロアルキル低級
アルキル基、シクロアルキル低級アルケニル基、
シクロアルケニル低級アルキル基、フエニル基、
フエニル低級アルキル基またはフエニル低級アル
ケニル基である。そのような基の置換基は例えば
場合によつては官能的に変更されている。例えば
場合によつてはエーテル化またはエステル化され
ている水酸基またはメルカプト基例えば水酸基、
低級アルコキシ基例えばメトキシ基またはエトキ
シ基、低級アルカノイルオキシ基例えばアセトキ
シ基またはプロピオニルオキシ基、塩の形で存在
するヒドロキシスルホニルオキシ基、ハロゲン原
子例えば塩素原子または臭素原子あるいは低級ア
ルキルチオ基例えばメチルチオ基場合によつては
官能的に変更されているカルボキシル基例えばカ
ルボキシル基、低級アルコキシカルボニル基例え
ばメトキシカルボニル基またはエトキシカルボニ
ル基、カルバモイル基またはシアノ基、またニト
ロ基、塩の形で存在するスルホ基、場合によつて
は置換されているアミノ基例えば低級アルキル基
例えばメチル基またはエチル基で、あるいはアシ
ル基例えば低級アルカノイル基例えばアセチル基
でモノ−あるいはジ−置換されているアミノ基あ
るいは低級アルキレン基例えば1,4−ブチレン
基または1,5−ペンチレン基でジ−置換されて
いるアミノ基である。
低級アルキル基Raは炭素原子7個まで、特に
4個までを含有し、例えばメチル基、エチル基、
プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブ
チル基、tert−ブチル基またはペンチル基であ
る。置換されている低級アルキル基Raは特に置
換されているメチル基、エチル基、またはプロピ
ル基であり、置換基は特に1−位、しかしまた2
−位または3−位にあり、例えばヒドロキシ低級
アルキル基例えばヒドロキシメチル基、ヒドロキ
シエチル基またはヒドロキシプロピル基、低級ア
ルコキシ低級アルキル基例えば低級アルコキシメ
チル基、低級アルコキシエチル基または低級アル
コキシプロピル基例えばメトキシメチル基、メト
キシエチル基またはメトキシプロピル基、低級ア
ルカノイルオキシ低級アルキル基例えば低級アル
カノイルオキシメチル基、低級アルカノイルオキ
シエチル基または低級アルカノイルオキシプロピ
ル基例えばアセトキシメチル基、プロピオニルオ
キシメチル基、アセトキシエチル基またはアセト
キシプロピル基、塩の形で存在する、例えばアル
カリ金属塩例えばナトリウム塩またはアンモニウ
ム塩の形で存在するヒドロキシスルホニルオキシ
低級アルキル基例えばヒドロキシスルホニルオキ
シメチル基、ヒドロキシスルホニルオキシエチル
基またはヒドロキシスルホニルオキシプロピル
基、ハロ低級アルキル基例えばハロメチル基、ハ
ロエチル基またはハロプロピル基例えばクロロエ
チル基またはブロモエチル基あるいはクロロプロ
ピル基またはブロモプロピル基、低級アルキルチ
オ低級アルキル基例えばメチルチオメチル基、メ
チルチオエチル基、メチルチオプロピル基または
tert−ブチルチオメチル基、低級アルコキシカル
ボニル低級アルキル基例えば低級アルコキシカル
ボニルメチル基または低級アルコキシカルボニル
エチル基例えばメトキシカルボニルメチル基、メ
トキシカルボニルエチル基、エトキシカルボニル
メチルまたはエトキシカルボニルエチル基、シア
ノ低級アルキル基例えばシアノメチル基またはシ
アノエチル基、スルホ基が塩の形例えばアルカリ
金属塩例えばナトリウム塩の形であるいはアンモ
ニウム塩の形で存在するスルホ低級アルキル基、
例えばスルホメチル基、スルホエチル基またはス
ルホプロピル基、あるいは場合によつては保護さ
れている例えばアセチル化されているアミノ低級
アルキル基例えばアミノメチル基、アミノエチル
基またはアミノプロピル基である。
低級アルケニル基Raは炭素原子2〜7個、特
に2〜4個をもち、例えばビニル基、アリル基あ
るいは2−または3−ブテニル基である。置換さ
れている低級アルケニル基は置換されている低級
アルキル基と同じ置換基をもつことができる。
場合によつては官能的に変更されているカルボ
キシル基Raは遊離またはエステル化あるいはア
ミド化されているカルボキシル基例えば低級アル
コキシカルボニル基例えばメトキシカルボニル
基、エトキシカルボニル基またはtert−ブトキシ
カルボニル基、アリール置換低級−アルコキシカ
ルボニル基例えばベンジルオキシカルボニル基、
p−ニトロベンジルオキシカルボニル基またはジ
フエニルメトキシカルボニル基、アリールオキシ
カルボニル基例えば場合によつては例えばハロゲ
ン原子例えば塩素原子で、低級アルコキシ基例え
ばメトキシ基であるいはニトロ基で置換されてい
るフエノキシカルボニル基、例えばフエノキシカ
ルボニル基、o−、m−、またはp−クロロフエ
ノキシカルボニル基、ペンタクロロフエノキシカ
ルボニル基、o−、m−またはp−メトキシフエ
ノキシカルボニル基またはp−ニトロフエノキシ
カルボニル基、アミノカルボニル基または置換さ
れているアミノカルボニル基例えば低級アルキル
基例えばメチル基またはエチル基でモノ−または
ジ−置換されているアミノカルボニル基である。
シクロアルキル基Raは例えば炭素原子3〜7
個をもち、例えばシクロプロピル基、シクロブチ
ル基、シクロペンチル基またはシクロヘキシル基
であり、一方シクロアルキル低級アルキル基Ra
は例えば炭素原子4〜7個をもち、例えばシクロ
プロピルメチル基、シクロベチルメチル基、シク
ロペンチルメチル基またはシクロヘキシルメチル
基である。
シクロアルケニル基RaはC−C2重結合を1つ
または場合によつては2つをもつ対応するシクロ
アルキル基例えばシクロヘキセニル基例えば1−
シクロヘキセニル基、またはシクロヘキサジエニ
ル基例えば1,4−シクロヘキサジエニル基であ
る。
シクロアルキル−低級アルケニル基またはシク
ロアルケニル低級アルキル基Raは例えばそれぞ
れシクロヘキシルビニル基またはシクロヘキシル
アリル基およびシクロヘキセニルメチル基または
1,4−シクロヘキサジエニルメチル基である。
フエニル基またはフエニル低級アルキル基例え
ばベンジル基または1−または2−フエニルエチ
ル基Raは場合によつては好ましくは芳香族基中
で例えば低級アルキル基例えばメチル基またはエ
チル基、低級アルコキシ基例えばメトキシ基また
はハロゲン原子例えば弗素原子または塩素原子、
またはニトロ基あるいはアミノ基で置換されてい
て、フエニル低級アルキル基ではα−位において
水酸基、ヒドロキシスルホニルオキシ基、カルボ
キシ基、スルホ基またはアミノ基で置換されてい
てもよい。
複素環式基または複素環式置換低級アルキル基
Raにおいて複素環式基は炭素原子を通じて結合
し、好ましくは芳香族性の基、例えばピリジル基
例えば2−,3−または4−ピリジル基、チエニ
ル基例えば2−チエニル基またはフリル基例えば
2−フリル基であるかあるいは対応するピリジル
低級アルキル基、チエニル低級アルキル基または
フリル低級アルキル基、特にピリジルメチル基、
チエニルメチル基またはフリルメチル基であり、
複素環式置換低級アルキル基ではα−位で例えば
水酸基、ヒドロキシスルホニルオキシ基、カルボ
キシ基、スルホ基またはアミノ基により置換され
ていてもよい。
フエニル低級アルケニル基または複素環式置換
低級アルケニル基Raは対応する低級アルキル基
と同じ方式で置換されている低級アルケニル基例
えばフエニルビニル基またはフリルアリル基であ
る。
低級アルキレン基Aは特にエチレン基と1,2
−プロピレン基であるがまた1,3−プロピレン
基または1,2−、2,3−または1,3−ブチ
レン基であることもできる。
有機の基RbとRcとは特に低級アルキル基例え
ばメチル基、エチル基、n−プロピル基またはイ
ソプロピル基、場合によつては置換されているフ
エニル基またはフエニル低級アルキル基例えばベ
ンジル基あるいはもし一緒の場合は好ましくは炭
素原子3〜6個をもつ低級アルキレン基例えば
1,4−ブチレン基または1,5−ペンチレン基
である。
本発明は特に、Rが水素原子またはRaであり、
Raが低級アルキル基、低級アルケニル基、ヒド
ロキシ低級アルキル基、低級アルコキシ低級アル
キル基、低級アルカノイルオキシ低級アルキル
基、場合によつては例えば低級アルキル基、低級
アルコキシ基、ハロゲン原子および(または)ニ
トロ基で置換されているアリール低級アルコキシ
カルボニルオキシ低級アルキル基あるいは塩の形
で存在するヒドロキシフルホニルオキシ低級アル
キル基でありAがエチレン基、または1,2−プ
ロピレン基であり、基RbとRcとのいずれもが水
素原子、低級アルキル基、フエニル低級アルキル
基またはフエニル基であるかあるいは1緒の場合
には炭素原子6個までもつ低級アルキレン基例え
ば1,5−ペンチレン基または1,4−ブチレン
基であり、nが0または2である式()で表わ
される化合物と式()で表わされる化合物の立
体異性体とこれら立体異性体の混合物に関する。
本発明は特に、Rが水素原子または基Raであ
りRaが炭素原子4個までをもつ低級アルキル基
例えばメチル基、エチル基、プロピル基またはブ
チル基、炭素原子4個までをもつヒドロキシ低級
アルキル基特に1−ヒドロキシ−低級アルキル基
例えばヒドロキシメチル基、1−ヒドロキシエチ
ル基または1−ヒドロキシプロピル基、炭素原子
4個までをもつ低級アルケニル基、低級アルキル
基と低級アルコキシ基とがいずれも炭素原子4個
までをもつ低級アルコキシ低級アルキル基特に1
−低級アルコキシ低級アルキル基例えばメトキシ
メチル基、1−メトキシエチル基または1−メト
キシプロピル基、低級アルカノイルオキシ基と低
級アルキル基とがいずれも炭素原子4個までをも
つ低級アルカノイルオキシ低級アルキル基、特に
1−低級アルカノイルオキシ低級アルキル基例え
ばアセトキシメチル基、プロピオニルオキシメチ
ル基または1−アセトキシエチル基、場合によつ
ては例えばハロゲン原子および(または)ニトロ
基で置換されているフエニル低級アルコキシカル
ボニルオキシ低級アルキル基、特に対応する1−
フエニル低級アルコキシカルボニルオキシ低級ア
ルキル基、低級アルキル基が炭素原子4個までを
含有する、塩の形で存在するヒドロキシスルホニ
ルオキシ低級アルキル基、特に1−ヒドロキシス
ルホニルオキシ低級アルキル基例えばいずれも塩
の形で存在するヒドロキシスルホニルオキシメチ
ル基、1−ヒドロキシスルホニルオキシエチル基
または1−ヒドロキシスルホニルオキシプロピル
基であり、基RbとRcとのいずれもが水素原子ま
たは特に炭素原子4個までをもつ低級アルキル基
であるかあるいはRbとRcとが結合している場合
は炭素原子3〜6個をもつ低級アルキレン基例え
ば1,5−ベンチレン基または1,4−ブチレン
基であり、Aがエチレン基または1,2−プロピ
レン基でありnは0または2であることができる
式()で表わされる化合物と式()で表わさ
れる化合物の立体異性体とこれら立体異性体の混
合物に関する。
本発明はとりわけ、Rが水素原子または基Ra
でありRaが炭素原子4個までをもつ低級アルキ
ル基、特にメチル基、炭素原子4個までをもつ低
級アルケニル基または炭素原子4個までをもち、
1−ヒドロキシ基が場合によつてはアシル基例え
ば有機のカルボン酸またはスルホン酸のアシル基
例えば場合によつては置換されている低級アルカ
ノイル基例えばアセチル基またはトリフルオロア
セチル基あるいは場合によつてはハロゲン原子お
よび(または)ニトロ基で置換されているフエニ
ル−低級アルコキシカルボニル基例えば場合によ
つては置換されているフエニルアルコキシカルボ
ニル基例えばp−ニトロベンジルオキシカルボニ
ル基で保護されていることができる1−ヒドロキ
シ低級アルキル基、特に1−ヒドロキシエチル基
であり、基RbとRcとのいずれもが低級アルキル
基、特にメチル基であるかあるいはRbとRcとが
1緒になつて炭素原子6個までをもつ低級アルキ
レン基、特に1,5−ペンチレン基であり、Aが
エチレン基または1,2−プロピレン基でありn
が0または2である式()で表わされる化合物
と式()で表わされる化合物の立体異性体とこ
れら立体異性体の混合物とに関する。
式()で表わされる化合物は式() 〔この式で、Aは式()の下で記載した意味を
もつ〕 で表わされる化合物と式 Rb−(C=O)−Rc () 〔この式で、RbとRcとは式()の下で記載し
た意味をもつ〕 で表わされるカルボニル化合物またはその誘導体
との酸試薬存在の下での反応させ、所望の場合は
前記の方法に従つて得ることができ、Rが水素原
子である式()で表わされる化合物に基Ra
導入し、そして所望の場合は前記の方法に従つて
得ることができ、nが0である式()で表わさ
れる化合物をnが2である式()で表わされる
化合物に変換し、そして(または)所望の場合は
前記の方法に従つて得ることができる異性体混合
物を個別の異性体に分離して製造する。
式()で表わされるカルボニル化合物は好ま
しくは、基RbとRcとのいずれもが1価の有機の
基、特に炭素原子4個までをもつ低級アルキル基
例えばメチル基またはエチル基あるいは炭素原子
10個までをもつアリール基またはアリール低級ア
ルキル基例えばフエニル基またはベンジル基であ
るケトン、特に低級アルカノン例えばアセトンあ
るいはもしRbとRcとが1緒になつて2価の有機
の基であれば、環式ケトン、特にシクロアルカノ
ン例えばシクロヘキサノンあるいは光学的に活性
なケトンまたはアルデヒド例えばしようのうであ
る。
式()で表わされるカルボニル化合物の誘導
体はアセタールまたはエノールエーテルさらに特
別にはアセトンジメチルケタノールである。
酸試薬はプレンシユテツド型の強酸と弱酸、例
えば鉱酸例えば硫酸または塩酸、有機酸例えばp
−トルエンスルホン酸あるいはルイス酸例えば三
弗化硼素エーテラート、硫酸銅または塩化鉄
()である。
式()で表わされる化合物と式()で表わ
されるカルボニル化合物と反応する際生成する水
は反応混合物から例えば通常の方法での共弗蒸留
により水分離器の助けにより除去できる。
この目的のための適当な溶剤は芳香族炭化水素
例えばベンゼンまたはトルエンである。
前記の反応は好ましくは高めた温度例えば約40
℃〜約150℃、さらに特別には特殊な反応混合物
の沸とう温度で行う。
式()で表わされる化合物の対掌体とそのラ
セミ混合物またはジアステレオ異性体混合物とは
共に前記の反応に用いることができる。前記の反
応においてはキラリテイー中心の配置は不変のま
ま残る。
Aの中にさらにキラリテイー中心をもつ式
()で表わされる化合物はジアステレオ異性体
混合物を形成できる。そのようなジアステレオ異
性体混合物は例えば()で表わされる(4R,
S)−アシルオキシアゼチジノンと2−メルカプ
トプロパン−1−オールの対掌体例えば(2R)−
2−メルカプトプロパン−1−オールとの反応に
よつて得ることができる。
所望の場合はそのようなジアステレオ異性体混
合物を通常の方法を用いて配置を変えることな
く、式()で表わされる対掌体形成のために前
記の反応に従つて加工することができる個別の対
掌体に分離することができる。
有機の基Raは、Rが水素原子である式()
で表わされる化合物に、例えば前記の方法に従つ
て得ることができ、Rが水素原子である式()
で表わされる化合物を適当な金属化試薬で処理
し、ついで前記の有機の基Rに対応する反応性の
化合物で処理することによつて有機の基RaをR
が水素原子である式()で表わされる化合物に
導入できる。
適当な金属化試薬は、アルカリ金属がナトリウ
ムまたは特にリチウムである、置換されているお
よび置換されていないアルカリ金属アミド、アル
カリ金属水素化物またはアルカリ金属低級アルキ
ル化合物、例えばナトリウムまたはリチウムアミ
ド、リチウムビス−トリメチルシリルアミド、水
素化ナトリウム、水素化リチウムおよび好ましく
はリチウムジイソプロピルアミドとブチルリチウ
ムである。
前記の有機の基Raに対応する反応性化合物は
例えば、Xが求核性の脱離基例えばハロゲン原子
例えば塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子ある
いはスルホニルオキシ基例えばメシルオキシ基ま
たはトシルオキシ基である式Ra−Xで表わされ
る化合物あるいはR′aとRa″とが互に独立して水
素原子またはカルボニル基から誘導されるカルビ
ノール残基と1緒になつて基Raを形成する基で
ある式R′a−(C=O)−Ra″で表わされる基Ra
対応するカルボニル化合物、特にケトンまたはア
ルデヒド化合物である。R′aとRa″とは互に独立
して好ましくは水素原子または低級アルキル基で
ある。
金属化反応に適当な溶剤は活性の水素原子を含
有していてはならず、例えば炭化水素例えばヘキ
サン、ベンゼン、トルエンまたはキシレン、弱い
極性のエーテル例えばジエチルエーテル、テトラ
ヒドロフランまたはジオキサンあるいは酸アミド
例えばヘキサメチルリン酸トリアミドである。
金属化された中間体は単離する必要はなく、金
属化反応に引続き有機の基Raに対応する反応性
化合物と反応できる。前記の金属化反応は約−
100℃〜約+100℃、好ましくは−30℃以下の温度
で行う。つぎの反応は同一温度、場合によつては
緩かに100℃まで加熱する間に行うことができる。
金属化反応には式()で表わされる化合物の
対掌体およびそのラセミ混合物またはジアステレ
オ異性体混合物を用いてもよい。
有機の基Raに対応する反応性化合物は一般に
前記基質と立体特異的に攻撃する。出発材料とし
て式()で表わされる(4S)−アセチジノンを
用いる場合は(3R,4S)−4−Ra−アゼチジノ
ンが主として得られる。(4R)−アゼチジノンを
用いる場合は式()で表わされる(3S,4R)−
アゼチジノンが主として得られる。それ故得られ
るのは主としてtrans化合物である。
式R′a−(C=O)−Ra″で表わされるケトンま
たはアルデヒドとの反応においては側鎖の1−位
に、通常(R,S)−配置をもつ更に1つのキラ
リテイー中心が形成される。トレオ−trans化合
物は水酸基の位置に従いエクトロ−trans化合物
と区別することができる。
トレオ−trans化合物とエリトロ−trans化合物
とからなるジアステレオ異性体混合物は通常の方
法を用い、例えば分別結晶、クロマトグラフイー
または同様な方法によつて個別の対掌体に分離で
きる。
前記の方法に従つて得られ、Raが1−位で水
酸基例えば1−ヒドロキシアルキル基で置換され
ている有機の基Raである式()で表わされる
化合物において、水酸基はそれ自体公知の方法で
例えばエーテル化またはエステル化によつて保護
または置換できる。
適当な保護基は有機のカルボン酸またはスルホ
ン酸のアシル基、特に場合によつては置換されて
いる低級アルカノイル基例えばアセチル基、トリ
フルオロアセチル基、場合によつては置換されて
いるベンジル−またはフエニル−低級アルカノイ
ル基例えばベンゾイル基、場合によつては置換さ
れている低級アルコキシカルボニル基あるいはフ
エニル低級アルコキシカルボニル基例えばp−ニ
トロベンジルオキシカルボニル基、また2−オキ
サシクロアルキル基例えば2−テトラヒドロピラ
ニル基あるいは場合によつては置換されているシ
リル基またはスタニル基例えばトリメチルシリル
基である。水酸基保護基はそれ自体公知の方法
で、例えば反応性誘導体例えば酸無水物例えば酸
ハロゲン化物またはケテン、ハロゲン化物または
対応する不飽和化合物で処理することにより導入
できる。
指数nが0である式()で表わされる化合物
の、nが2である式()で表わされる化合物へ
の変換はスルフイド基をスルホン基へ変換する試
薬による、特に過酸化水素、有機過酸、特に脂肪
族過カルボン酸、例えば過酢酸、過安息香酸、ク
ロロ過安息香酸例えばm−クロロ安息香酸あるい
はモノ過フタル酸による、あるいは酸化する無機
酸またはその塩例えば硝酸、クロム酸、過マンガ
ン酸カリまたはアルカリ金属次亜塩素酸塩例えば
次亜塩素酸ナトリウムによる処理によるかあるい
は陽極酸化による酸化によつて行われる。前記の
酸化は好ましくは適当な不活性溶剤例えばハロゲ
ン化炭化水素例えば塩化メチレン、クロロホルム
または4塩化炭素、アルコール例えばメタノール
またはエタノール、ケトン例えばアセトン、エー
テル例えばジエチルエーテル、ジオキサンまたは
テトラヒドロフラン、アミド例えばジメチルホル
ムアミド、スルホン例えばジメチルスルホン、液
状有機カルボン酸例えば酢酸中または水中あるい
はこれらの溶剤の混合物、特に水含有混合物例え
ば水性酢酸中、室温または冷却または緩な加熱、
すなわち約−20℃〜約+90℃、好ましくは約18℃
〜約30℃で行う。前記酸化はまた段階的に、最初
に低温すなわち約−20℃〜約0℃でスルホキシド
段階に達するまで、場合によつてはスルホキシド
段階を単離し、それから第2段階でスルホンを形
成するよう、すなわち式()で表わされる1,
1−ジオキシドを形成するよう、好ましくはより
高い温度例えば室温でスルホキシドを酸化して行
うこともできる。
仕上げには尚残存しているかもしれない過剰の
酸化試薬を還元、特に還元試薬例えばチオ硫酸塩
例えばチオ硫酸ナトリウムでの処理によつて分解
できる。
式()で表わされる出発材料は例えば式 (この式で、Acはアシル基である) で表わされるアシロキシアゼチジノンを式HS−
A−OHで表わされるヒドロキシ低級アルキルメ
ルカプタンと適当な塩基の存在の下に反応させ、
所望の場合には得られる化合物において−S−A
−OH基を異る−S−A−OH基に変換し、そし
て(または)式()で表わされる化合物の、得
られる異性体混合物を個別の異性体に分離して製
造する。
式()で表わされる化合物にいてAcは有機
のカルボン酸またはスルホン酸のアシル基、特に
場合によつては置換されている低級アルカノイル
基例えばアセチル基、トリフルオロアセチル基ま
たはホルミル基あるいは場合によつては置換され
ているベンゾイル基例えばベンゾイル基である。
ヒドロキシ−低級アルキルメルカプタンは2つ
のヘテロ原子の間に炭素原子2または3個を含有
し、例えば3−メルカプトプロパノールまたは特
に2−メルカプトエタノールあるいは2−メルカ
プトプロパン−1−オールである。
適当な塩基は強い有機または無機の塩基例えば
1,5−ジアザビシクロ〔5,5,0〕ウンデカ
−5−エンあるいはアルカリ金属またはアルカリ
土金属の水酸化物、特に水酸化ナトリウムであ
る。後者の塩基は好ましくは濃厚な水性溶液で添
加する。
適当な溶剤は弱い極性溶剤例えばテトラヒドロ
フランまたはジオキサンあるいは比較的強い極性
溶剤例えばジメチルホルムアミド、ジメチルスル
ホキシドあるいはアルコール例えばメタノールま
たはエタノールである。前記の反応は好ましくは
水の存在の下に温度約−20℃〜約100℃、好まし
くは−10℃〜室温で行う。
式()で表わされるアシロキシアゼチジノン
とヒドロキシ低級アルキルメルカプタンとの反応
においてはラセミ体(4R,S)−混合物を得る。
この反応において、Aがキラリテイー中心を含有
するHS−A−OH化合物例えば水酸基のところ
で保護されている(2R)−2−メルカプトプロパ
ン−1−オールを用いれば式()で表わされる
化合物のジアステレオ異性体混合物を得る。
得られるジアステレオ異性体混合物は所望の場
合は以下に記述するように対掌体に分離すること
ができる。
式()で表わされる化合物と前記の(2R)−
2−メルカプトプロパン−1−オールとは新規で
あり、それらは、それらの製造についてと1緒に
本発明の他の対象を形成する。
式()で表わされるアシロキシアゼチジノン
との反応において(2R)−2−メルカプトプロパ
ン−1−オールは場合によつては水酸基のところ
をセフアロスポリンまたはペニシリン化学におい
て通常の水酸基保護基によつて保護する。特に水
酸基保護基として特に適当なのはシリル基、例え
ばトリメチルシリル基またはアシル基例えばアセ
チル基である。
(2R)−2−メルカプトプロパン−1−オール
の製造は有機塩基例えばトリエチルアミン存在の
下での(S)−乳酸エステルの水酸基の有機酸の
酸残基例えばメシル基によるエステル化により行
う。得られる化合物の適当なチオ塩例えばチオ酢
酸カリウムとの反応により水酸基でエステル化さ
れている乳酸エステルの配置は逆転し、エステル
化されている水酸基は置換されているチオ基でお
き代えられる。引続く、適当な還元剤例えば水素
化リチウムアルミニウムでの還元により(2R)−
2−メルカプトプロパン−1−オールが生成す
る。
式()で表わされる化合物とその製法は公知
である。
本発明はまた式 (この式で、AとRaとは前記の意味をもち、
nは0または2である) で表わされる化合物の、適当なソルボリシス剤存
在の下での、Rが式()の下での意味をもつ基
Raであり、AとRbとRcとが式()の下での意
味をもち、nが値0または2である式()で表
わされる化合物のソルボリシス、そして所望の場
合には前記の方法により得ることができ、nが0
である式()で表わされる化合物のnが2であ
る式()で表わされる化合物への変換、ならび
に(または)所望ならば前記の方法で得られる化
合物の個別の異性体への分離による製造に関す
る。
適当なソルボリシス試薬は例えば有機酸例えば
低級アルカンカルボン酸例えば氷酢酸またはギ
酸、低級アルカンカルボン酸の酸無水物例えば無
水酢酸あるいはスルホン酸例えばp−トルエンス
ルホン酸、鉱酸例えば硫酸または塩酸、低級アル
カノール例えばメタノールまたはエタノールある
いは低級アルカンジオール例えばエチレングリコ
ールである。
前記のソルボリシス試薬は希釈せずまたは水で
希釈して添加する。前記のソルボリシスはまた純
粋の水でも行うことができる。
酸試薬での前記のソルボリシスは好ましくはこ
の試薬の水性溶液中で、温度約−20℃〜約150℃
好ましくは室温〜110℃において行う。
式()で表わされるスルフイド(n=0)あ
るいはスルホン(n=2)はソルボリシスし得
る。スルフイドをソルボリシスする場合スルホン
を形成する酸化は引続きそれ自体公知の方法で、
例えば前記のように行う。
本発明に従い得られるジアステレオ異性体混合
物の分離には物理化学的方法、特に分別結晶が適
当である。しかしクロマトグラフイー法、特に固
液クロマトグラフイーを用いることもできる。容
易に揮発するジアステレオ異性体混合物は蒸留ま
たはガスクロマトグラフイーによつても分離でき
る。
ラセミ体を分離する1つの方法は光学的に活性
な吸着層例えば甘蔗糖上でのクロマトグラフイー
にかけることから成るかあるいはラセミ体を光学
的活性溶剤に溶解し、より容易には溶解しない対
掌体を晶出させることができるかあるいは光学的
対掌体の生物学的材料例えば微生物または単離さ
れている酵素との反応性の差異を用いるか、ある
いはラセミ体を溶解し、前記の方法で得られた光
学活性生成物の少量の接種により光学的対掌体の
1つを晶出させる。
式()で表わされる化合物は例えば次の反応
図式中に示し、例中で説明するように6−置換さ
れている2−ペネム−3−カルボン酸化合物に変
換できる。
次の反応図式は式()で表わされる生成物に
なる反応段階を表わす。
式()で表わされる化合物中の−SO2−A−
OH基は求核的な脱離する基であり、以下におい
てはwとする。
反応方式中式()と()と()と()
とで表わされる化合物において、zは酸素原子、
硫黄原子または、特にR1が水素原子の場合には、
場合によつては置換基Yの1つまたは2つで置換
されていて、酸化によつてオキソ基zに変換でき
るメチリデン基である。このメチリデン基の置換
基Yは有機の基例えばR1の下に記載した有機基
の1つ、例えば前記の、場合によつては置換され
ている低級アルキル基、シクロアルキル基、シク
ロアルキル低級アルキル基、フエニル基またはフ
エニル低級アルキル基および特に官能的に変更さ
れている、例えば、光学的に活性なアルコール例
えば1−メントールによつてエステル化されてい
るカルボキシル基を含めて、エステル化されてい
るカルボキシル基の1つである。このメチリデン
基は好ましくは前記の置換基の1つをもつ。カル
ボメトキシメチリデン基zには特別に関心があ
る。後者は式()と()と()と()と
で表わされる光学活性化合物の製造に用いること
ができる。
式()で表わされる化合物においてX0は反
応性あるようにエステル化されている水酸基、特
にハロゲン原子または有機のスルホニルオキシ基
である。式()で表わされる化合物においてX
はWittig縮合反応において通常のホスホニオ基
またはホスホノ基の1つ、特にトリアリールホス
ホニオ基例えばトリフエニルホスホニオ基または
トリ低級アルキルホスホニオ基例えばトリブチル
ホスホニオ基あるいは低級アルキル基例えばエチ
ル基で2つエステル化されているホスホノ基であ
りホスホノ基の場合の信号X はその上強塩基の
陽イオン、特に適当な金属イオン例えばアルカリ
金属イオン例えばリチウムイオン、ナトリウムイ
オンまたはカリウムイオンを包含する。基X は
好ましくは一方トリフエニルホスホニオ基であ
り、他方アルカリ金属イオン例えばナトリウムイ
オンと1緒にジエチルホスホノ基である。
式()で表わされる化合物から製造できる6
−置換−2−ペネム−3−カルボン酸化合物は特
に式 (この式で、Raは炭素原子を通じて環炭素原
子に結合する有機の基であり、R1は水素原子ま
たは炭素原子を通じて環炭素原子に結合する有機
の基であるかあるいはエーテル化されているメル
カプト基であり、R2は水酸基またはカルボニル
基−C(=O)−と1緒になつて保護されているカ
ルボキシル基を形成する基A 2である) で表わされる化合物と塩形成基をもつそのような
化合物の塩である。
2−ペネム化合物は価値ある薬理学的性質を示
すことができる。RaとR1とが前記の意味をもち、
R2が水酸基またはカルボニル基と1緒になつて、
好ましくは薬理学的条件で容易に分裂し得るエス
テル化されているカルボキシ基を形成するエーテ
ル化されている水酸基RA 2である式()で表わ
される化合物あるいは塩形成基をもつそのような
化合物の薬理学的に受入れられる塩は抗菌活性を
示す。それらは例えばグラム陽性およびグラム陰
性の微生物例えばスタフイロコツカス・アウレウ
ス(Staphylococcus aureus)およびペニシリン
耐性のスタフイロコツカス・アウレウス
(Staphylococcus aureus)、エシエリシヤ・コリ
(Escherichia coli)、プロテウス・ブルガリス
(Proteus vulgavis)、シユードモナス・アエルギ
ノーサ(Pseudomonas aeruginosa)およびシユ
ードモナス・アエルギノーサ(Pseudomonas
aeruginosa)Rを増殖を阻止する。本発明記載
の式()で表わされる化合物と前記の微生物と
を、紙(直径6mm)上0.5%溶液に用いる円板
試験においては阻止領域約12〜33mmが観察され
る。
同時に同じ方法で試験されたペニシリンVはペ
ニシリン感性のスタフイロコツカス・アウレウス
(Staphylococcus aureus)微生物の場合阻止領
域直径29〜33mmで、ペニシリン耐性微生物の場合
は阻止領域ほぼ9〜12mmである。ペニシリンVも
ペニシリンGもシユードモナス・アエルギノーサ
(Pseudomonas aeruginosa)に対しては有効で
ない。
試験管内の抗菌作用はまた寒天希釈試験
(Fricssonによる)においても観察でき、グラム
陽性およびグラム陰性の球菌に対してはMIC値
0.06〜8mcg/mlおよびグラム陰性の桿菌例えば
腸内桿菌シユードモナス(Pseudomonas)とヘ
モフイルス(Haemophilus)に対してはMIC値
2〜128mcg/mlが得られる。
体内では、スタフイロコツカス・ピオゲネス・
アロンソンStreptococcus pyogenes Aronsonに
よるマウスの系統的感染において本発明記載の化
合物の皮下投与で約50mg/Kgに対してED50値約
≦1を得る。
シユードモナス・アエルギノーサ
(Pseudomonas aeruginosa)に対する有効性は
特に言及すべきである。
前記の化合物はβ−ラクタマーゼを阻止し、他
のβ−ラクタム抗生剤と組合せで相乗的に作用す
る。
これらの化合物またはその薬理学的に受入れら
れる塩は単一または他の殺菌物質との組合せで、
例えば抗生剤的に活性な製剤の形で対応する全身
系または器官の感染の処置のため、動的飼料添加
剤として、食料保存のためあるいは殺菌剤として
用いることができる。
式()で表わされる化合物から式()で表
わされる化合物の製造はヨーロツパ特許公開第
791002587号に記載されている。
以下の例は本発明を説明するためである。次の
略語を用いる。
TCL=シリカゲル上の薄層クロマトグラム。
例 1 4−(2−ヒドロキシエチルチオ)−2−オキ
ソアゼチジン −10℃、窒素雰囲気の下2−メルカプトエタノ
ール10ml(0.142モル)を95%エタノール75ml中
の4−アセトキシアゼチジン−2−オン(K.
Clauss等、Liebig Ann.chem.,1974,539;ラセ
ミ体融点34℃)12.9g(0.1モル)溶液にかきま
ぜながら加え、−10℃で2.0N水性水酸化ナトリウ
ム溶液55mlをそれに30分間で滴下して加え、その
混合物を0℃で60分間かきまぜる。その混合物を
トリフルオロ酢酸2mlで中和し、真空回転蒸発器
中で乾燥するまで蒸発する。残渣を高真空中で乾
燥し、硫酸ナトリウム100gをそれに加え、塩化
メチレン毎数200mlで2回、それからクロロホル
ム毎回200mlで2回抽出する。一緒にした抽出液
を過し、液を蒸発して濃縮する。粘稠な残渣
を精製して以後用いる。
TLC:Rf=0.12(酢酸エチル); 赤外線スペクトル(CH2Cl2):吸収帯3580,
3380,1770cm-1
例 2 (1) (4R)−および(4S)−4−((2R)−1−ヒ
ドロキシプロパ−2−イルチオ)−2−アゼチ
ジン −20℃で、テトラヒドロフラン6ml中ジアザビ
シクロ〔5,4,0〕−ウンデカ−5−エン3.6ml
の溶液をかきまぜながら30分間で、乾燥テトラヒ
ドロフラン12ml中4−アセトキシアゼチジン−2
−オン2.58g(20ミリモル)と(2R)−2−メル
カプトプロパン−1−オール2.76g(30ミリモ
ル)との混合物中に加える。反応混合物を−20℃
でさらに30分間かきまぜ、−40℃でそれにトリフ
ルオロ酢酸0.5mlを加える。それからその混合物
を11mm、25℃の回転蒸発器中で濃縮し、残渣を
Merckシリカゲル150g上EtoAc/トルエン2:
1を用い(20区分、各100ml)クロマトグラフイ
ーにかける。2つのジアステレオ異性体の表記の
化合物の1:1混合物を得る。
(2) 出発材料(2R)−2−メルカプトプロパン−
1−オールは次のように製造する。
(2・1) (2S)−2−メチルスルホニルオキシプ
ロピオン酸エチルエステル 室温で絶えずかきまぜながらメタンスルホニル
クロリド15.5mlを、乾燥エーテル400ml中の(S)
−乳酸エチルエステル23.6g(22.9ml、0.2モル)
とトリエチルアミン21.8ml、10.3モル)との混合
物に、温度が30℃を越えないように滴下して加え
る。それからその反応混合物を25℃でさらに60分
間かきまぜる。生成する沈殿を過により除去
し、液をつぎつぎに水性1N HCl250mlと水250
mlとで洗浄する。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥
し、その混合物を過し、溶剤を回転蒸発器中で
除去する。残渣32.4gを高真空0.05mmで蒸留す
る。沸点75℃/0.05mm。
Rf値:0.60(EtoAc)。
NMRスペクトル(CDCl3),ppm:5.2,1H,
q,J=7.5Hz;4.35,2H,q,J=8Hz;3.2,
3H,S;1.7,3H,d,J=7.5Hz;1.35,3H,
t,J=8Hz。
〔α〕20 D:−65゜(希釈せず)。
(2・2) (2R)−2−アセチルチオプロピオン酸
エチルエステル 1000mlのスルホン化フラスコ中、室温で固体チ
オ酢酸カリウム17.1gを、機械的にかきまぜなが
ら15分間で、乾燥tert−ブタノール200ml中(2S)
−2−メチルスルホニルオキシプロピオン酸エチ
ルエステル19.6gの溶液に入れる。その反応混合
物をさらに15分間還流させる。その反応混合物が
冷却した時エーテル1000mlを加え、その混合物を
毎回600mlの水で2回洗浄する。その有機相を硫
酸ナトリウム上で乾燥し、過後溶剤を回転蒸発
器で除去する。残渣11mmで蒸留する。生成物は11
mmで沸点90〜95℃を持つ。
Rf値:0.63(EtoAc)。
赤外線スペクトル(CH2Cl2中),cm-1:2970,
1732,1695,1180。
NMRスペクトル(CDCl3中),ppm:4.2,
3H,m;2.3,3H,S;1.45,3H,,d,J=7.5
Hz;1.25,3H,t,J=7Hz。
〔α〕20 D:−48゜(希釈せず)。
(2・3) (2R)−2−メルカプトプロパン−1−
オール 機械的かきまぜ機をもつ750mlのスルホン化フ
ラスコ中で、乾燥テトラヒドロフラン40ml中のア
セチルチオプロピオン酸エチルエステル14.1gの
溶液を30分間、浴温75℃(還流)で乾燥テトラヒ
ドロフラン160ml中の水素化リチウムアルミニウ
ム12.16gの混合物に滴下して加え、その反応混
合物をさらに60分間還流させる。その混合物が冷
却した後2N水性HCl 160mlを絶えずかきまぜな
がら、浴温0℃で、内部温度が30℃を越えないよ
うに滴下して加える。室温で1時間かきまぜた後
その混合物を細いガラスフイルターを通して過
し、残渣をテトラヒドロフラン700mlで洗浄する。
一緒にした液を25℃、11mmで回転蒸発器中濃縮
する。それから塩化メチレン500mlを残渣に加え、
その混合物を硫酸ナトリウム200gで乾燥する。
過し、その液を25℃、11mmで蒸発することに
より再び濃縮すると液状残渣を生成する。その残
渣を11mmで蒸留する。得られる純粋の生成物は11
mmで沸点56℃をもつ。
Rf値:0.15(CH2Cl2)。
赤外線スペクトル(CH2Cl2中),cm-1:3570,
2920,2860,1450,1390,1055,1025。
NMRスペクトル(CDCl3中),ppm:3.3−3.9,
2H,m;3.3,1H,m;2.2,1H,ブロードS;
1.45,1H,d,J=7.5Hz;1.3,3H,d,J=
7Hz。
〔α〕20 D:−10.4゜(希釈せず)。
〔α〕20 D:−25゜(CHCl3,C=12)。
例 3 (4R)−および(4S)−4−((2R)−1−ヒ
ドロキシプロパ−2−イルチオ)−2−アゼチ
ジノン テトラヒドロフラン0.8ml中のジアザビシクロ
〔5,4,0〕ウンデカ−5−エン243mg(1.6ミ
リモル)の溶液をかきまぜながら15分間、−30℃
で、乾燥テトラヒドロフラン1.2ml中の4−アセ
トキシアゼチジン−2−オン258mg(2ミリモル)
と1−アセトキシ−(2R)−2−メルカプトプロ
パン319mg(2.4ミリモル)との混合物に添加す
る。それからその混合物を0℃で30分間かきまぜ
る。EtoAc25mlを加え、その混合物を1N水性
HCl25mlと飽和水性NaHCO3溶液25mlで洗浄し、
有機相を乾燥し、過し、その液を真空中の溶
剤の蒸発によつて濃縮するとジアステレオ異性体
酢酸塩混合物を得る。その混合物をメタノール20
ml中に溶解し、10%水性K2CO3溶液1.5mlをそれ
に加え、全体を室温で150分かきまぜ、それから
トリフルオロ酢酸120μを加え、混合物を真空
回転蒸発器中で濃縮する。残渣を室温、高真空中
乾燥し、それからMerckシリカゲル12g上、ト
ルエン/EtoAc1:2を用いて(20区分、各8ml)
クロマトグラフイーにかける。前記2つの表記の
化合物の混合物を得る。
(2) 出発材料1−アセトキシ−(2R)−2−メル
カプトプロパンは次のようにして得ることができ
る。
例2の(2・3)に従つて製造された(2R)−
2−メルカプトプロパン−1−オール920mgと無
水酢酸1.12gとの混合物を浴温130℃で30分還流
する。11mm、25℃で真空中濃縮すると液状残渣
1.4gが生成する。その残渣をMerckシリカゲル
70g上、塩化メチレンを用いて(15区分、各50
ml)クロマトグラフイーにかける。
Rf値:0.5(トルエン/EtoAc2:1)。
赤外線スペクトル(CH2Cl2中),cm-1:2950,
1735,1230。
NMRスペクトル(CDCl3中),ppm:4.1,
2H,d,J=7Hz;3.2,1H,m;2.1,3H,
S;1.65,1H,d,J=7Hz;1.35,3H,d,
J=7Hz。
例 4 (4R)−および(4S)−4−(2R)−1−ヒド
ロキシプロパ−2−イルチオ)−2−アゼチジ
ノン テトラヒドロフラン0.8ml中ジアザビシクロ
〔5,4,0〕ウンデカ−5−エン304mg(2ミリ
モル)の溶液を−30℃でかきまぜながら15分間で
乾燥テトラヒドロフラン1.2ml中の4−アセトキ
シアゼチジン−2−オン258mg(2ミリモル)と
1−トリメチルシリルオキシ−(2R)−2−メル
カプトプロパン401mg(2.4ミリモル)との混合物
に加える。それからその混合物を0℃で30分間か
きまぜる。EtoAc25mlを加え、その混合物を
0.1N水性HCl溶液20mlと飽和水性NaHCO3溶液
25mlとで洗浄し、その有機相を硫酸ナトリウム上
乾燥し、溶剤を真空中の蒸発によつて濃縮すると
ジアステレオ異性体トリメチルシリルエーテルを
得る。このエーテルをメタノール20ml中に溶解
し、2N水性HCl溶液1mlを加え、その混合物を
室温で60分間かきまぜる。固体NaHCO3168mg
(2ミリモル)添加後その混合物を真空回転蒸発
器中濃縮し、残渣を高真空中乾燥する。Merck
シリカゲル12g上、トルエン/EtoAc 1:2の
クロマトグラフイー(20区分、各8ml)で2つの
表記化合物の混合物を得る。
(2) 出発材料1−トリメチルシリルオキシ−
(2R)−2−メルカプトプロパンは次のようにし
て得ることができる。
トリエチルアミン1.53mlを、0℃でかきまぜな
がら15分間で乾燥ベンゼン10ml中の、例2の
(2・3)に従つて製造される(2R)−2−メル
カプトプロパン−1−オール920mgとトリメチル
クロロシラン1.36mlとの混合物に加える。その混
合物を室温でさらに15分間、そして60℃で15分間
かきまぜ、それから冷却し、形成する沈殿を別
する。その過残渣をベンゼン10mlで洗浄し、一
緒にした液を11mm、25℃の回転蒸発器中除去す
る。11mm、100℃でのその残渣の球管蒸留で純粋
な液状生成物を得る。
赤外線スペクトル(CH2Cl2中),cm-1:2950,
1080,875,845。
NMR(ベンゼン−d中)、ppm:3.35,2H,
m;2.8,1H,m;1.4,1H,d,J=7Hz;
1.15,3H,d,J=7Hz;0.9H,S。
例 5 (4R)−4−((2R)−1−ヒドロキシプロパ−
2−イルチオ)−2−アゼチジノンおよび(4S)
−4−((2R)−1−ヒドロキシプロパ−2−イル
チオ)−2−アゼチジノン 前記ジアステレオ異性体混合物はクロマトグラ
フイーによつて分離できる。Merckシリカゲル
400g上EtoAc/トルエン2:1(20区分、各300
ml)およびEtoAc(10区分、各300ml)を用いて1
部分づつ分けて3.2g。区分10−11は純粋の4
(S)異性体410mgを含有する。
Rf値:0.18(EtoAc)。
NMRスペクトル(CDCl3中),ppm:7.2,
1H,ブロードS;4.90,1H,dd,J=3Hz,J
=5Hz;2.6−4.0,5H,m;1.26,3H,d,J
=7Hz。
区分12−17は両ジアステレオ異性体を含有し、
区分18−30は純粋な4(R)化合物400mgを含有す
る。
Rf値:0.15(EtoAc)。
NMRスペクトル(CDCl3中),ppm:7.0,
1H,ブロードS;5.0,1H,dd,J=3Hz,J
=5Hz;2.5−3.8,5H,m;1.35,3H,d,J
=7Hz。
例 6 2,2−ジメチル−9−オキソ−3−オキサ
−6−チア−1−アザビシクロ〔5,2,01,7
−ノナン 例1に従い得られる4−(2−ヒドロキシエチ
ルチオ)−2−オキソアゼチジン15gをエタノー
ルを含有しない塩化メチレン100mlに溶解し、そ
れに−10℃でアセトンジメチルケタール26.2g
(30.5ml、0.25モル)を加える。3弗化硼素エー
テラート2mlを−10℃でかきまぜながら加え、そ
の混合物を−10℃で30分、そして室温で2時間か
きまぜる。その混合物を塩化メチレン150mlで希
釈し、氷冷されている水性飽和重炭酸ナトリウム
溶液350mlで洗浄する。その有機相を硫酸ナトリ
ウム上乾燥し、過し、真空回転蒸発器中で溶剤
を除去し、それから高真空で乾燥する。固体残渣
をエーテル/n−ヘキサンから再結晶する。ラセ
ミ体の表記の化合物の融点67〜68℃。
Rf:0.5(酢酸エチル)。
赤外線スペクトル(CH2Cl2):吸収帯1750,
1345,1240,1080cm-1
例 7 (7R,5R)−2,2,5−トリメチル−9
−オキソ−3−オキサ−6−チア−1−アザビ
シクロ〔5,2,01,7〕ノナン 例5に従つて得られる(4R)−4−((2R)−1
−ヒドロキシプロパ−2−イルチオ)−2−アジ
チジノン166mgを乾燥した、エタノールを含有し
ない塩化メチレン1mlとアセトンジメチルアセタ
ール0.31mlとの混合物に溶解する。3弗化硼素エ
チルエーテラート20μを−10℃でかきまぜなが
ら加え、その混合物を−10℃で30分、そして室温
で150分かきまぜる。その混合物を塩化メチレン
10mlで希釈し、飽和水性NaHCO3溶液で洗浄し、
有機相を硫酸ナトリウム上乾燥し、過を行い、
液を溶剤の蒸発によつて濃縮し、非結晶性の残
渣225mgを得る。Merckシリカゲル7g上、トル
エン/EtoAc4:1によるクロマトグラフイー
(20区分、各3.5ml)によつて純粋な表記の化合物
を生成する。
融点87℃(n−ヘキサン)。
Rf:0.57(EtoAc)。
NMRスペクトル(CDCl3中),ppm:5.17,
1H,dd,J=3Hz,J=5Hz;2.4−4.6,5H,
m;1.77,3H,S;1.50,3H,S;1.47,3H,
d,J=7Hz。
〔α〕20 D:+131゜(CHCl3,C=1)。
例 8 (7S,5R)−2,2,5−トリメチル−9−
オキソ−3−オキサ−6−チア−1−アザビシ
クロ〔5,2,01,7〕ノナン 前記の純粋な表記の化合物は例7と同様な方法
で、例5に従つて得られる(4S)−4−((2R)−
1−ヒドロキシプロパ−2−イルチオ)−2−ア
ゼチジノン166mgから得られる。
融点54℃(n−ヘキサン)。
Rf:0.57(EtoAc)。
NMRスペクトル(CDCl3中),ppm:5.17,
1H,dd,J=3Hz,J=5Hz;2.4−4.6,5H,
m;1.75,3H,S;1.47,3H,S;1.15,3H,
d,J=7Hz。
〔α〕20 D:−133゜(CHCl3,C=1)。
例 9 2,2−ジメチル−trans−8−(1−ヒドロ
キシエチル)−9−オキソ−3−オキサ−6−
チア−1−アザビシクロ〔5,2,01,7〕ノナ
ン −65℃、窒素雰囲気下、n−ヘキサン中のn−
ブチルリチウムの2.0M溶液55ml(0.11モル)を
かきまぜながら15分以内で、乾燥テトラヒドロフ
ラン200ml中のジイソプロピルアミン11.0g
(15.5ml、0.11モル)溶液に滴下して加え、その
混合物を−65℃で15分間かきまぜる。それから乾
燥テトラヒドロフラン80ml中の、例6に従い得ら
れる2,2−ジメチル−9−オキソ−3−オキサ
−6−チア−1−アザビシクロ〔5,2,0,1,7
ノナン18.7g(0.1モル)溶液を−65℃でかきま
ぜながら15分間内で滴下して加え、その混合物を
−65℃で更に10分間かきまぜる。その後−65℃
で、乾燥テトラヒドロフラン80ml中のアセトアル
デヒド17ml(0.3モル)を15分間で滴下して加え
る。その混合物の温度をゆつくりと0℃に上昇す
るにまかせ、0℃で1.5時間かきまぜる。その反
応混合物を氷1Kg上にあけ、塩化メチレン2.5
で抽出する。その有機相を硫酸ナトリウム上乾燥
し、過し、その溶剤を真空回転蒸発器中で除去
する。その残渣をMerckシリカゲル1Kg上、溶
離剤としてトルエン/酢酸エチル(2:1)を用
いるクロマトグラフイーにかける(500mlの区分
20個)。溶剤蒸発後、エリトロ−transの表記の化
合物(2部)とトレオ−transの表記の化合物
(1部)との混合物を得る。
Rf:0.4(酢酸エチル)。
赤外線スペクトル(CH2Cl2):吸収帯3550,
1740,1220,1080cm-1
例 10 2,2−ジメチル−trans−8−アリル−9
−オキソ−3−オキサ−6−チア−1−アザビ
シクロ〔5,2,01,7〕ノナン −70℃で、n−ヘキサン中のブチルリチウムの
2N溶液1.8mlを乾燥テトラヒドロフラン5ml中の
ジイソプロピルアミン0.35g(0.5ml、3.5ミリモ
ル)溶液に添加する。10分後テトラヒドロフラン
5ml中の2,2−ジメチル−9−オキソ−3−オ
キサ−6−チア−1−アザビシクロ〔5,2,
01,7〕ノナン(0.56g、3ミリモル)溶液を加え
る。さらに10分後臭化アリル1.1g(0.8ml、9ミ
リモル)を加え、混合物を0℃で2時間かきまぜ
る。その混合物をEtoAc100mlで希釈し、1N
NaH2PO4溶液20mlで、ついで水20mlで洗浄し、
その有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥する。真空
中で溶剤を蒸発後その残渣をMerckシリカゲル
25g上(トリエン/EtoAc9:1)でクロマトグ
ラフイーにかけ、純粋な表記の化合物を得る。
Rf値:0.5(トルエン/EtoAc 1:1) NMRスペクトル(CDCl3),ppm:2.3−6.3,
8H,m;1.7,3H,S;1.45,3H,S。
例 11 2,2−ジメチル−trans−8−(1−p−ニ
トロベンジルオキシカルボニルオキシエチル)
−9−オキソ−3−オキサ−6−チア−1−ア
ザビシクロ〔5,2,01,7〕ノナン −10℃で固体クロロギ酸p−ニトロベンジルエ
ステル21.6g(0.1モル)をエタノールを含有し
ない塩化メチレン200ml中の2,2−ジメチル−
trans−8−(1−ヒドロキシエチル)−9−オキ
ソ−3−オキサ−6−チア−1−アザビシクロ
〔5,2,01,7〕ノナン17.4g(75ミリモル)溶液
に加え、−10℃で固体4−N′,N′−ジメチルアミ
ノピリジン12.2g(0.1モル)をその溶液に少量
づつ30分間内で入れる。その反応混合物を室温で
さらに1時間かきまぜ、それから6時間還流させ
る。冷後その混合物を塩化メチレン1.5で希釈
し、冷水性NaCl溶液1で洗浄する。その有機
相を硫酸ナトリウム上で乾燥し、過し、溶剤を
真空回転蒸発器中で除去する。残渣をMerck
SiO21Kg上、溶離剤としてトルエン/酢酸エチル
(9:1)を用い(500ml区分20個)クロマトグラ
フイーにかける。溶剤を除去するとエリトロ−
transとトレオ−transの表記の化合物のラセミ混
合物を得る。
Rf:0.4(トランス/酢酸エチル1:1)。
赤外線スペクトル(CH2Cl2):吸収帯1760,
1750,1610,1530,1355cm-1
例 12 2,2−ジメチル−trans−8−(1−p−ニ
トロベンジルオキシカルボニルオキシエチル)
−9−オキソ−3−オキサ−6−チア−1−ア
ザビシクロ〔5,2,01,7〕ノナン−6−ジオ
キシド −10℃で、m−クロロ過安息香酸(90%)19.4
g(0.1モル)を少量づつ30分間で乾燥塩化メチ
レン200ml中の、例11に従つて得られる2,2−
ジメチル−trans−8−(1−p−ニトロベンジル
オキシカルボニルオキシエチル)−9−オキソ−
3−オキサ−6−チア−1−アザビシクロ〔5,
2,01,7〕ノナン16.4g溶液に加える。
それからその混合物を0℃で1時間かきまぜ、
塩化メチレン1.5で希釈し、飽和水性重炭酸ナ
トリウム溶液、10%重亜硫酸ナトリウム溶液そし
て再び飽和重炭酸ナトリウム溶液で洗浄する。そ
の有機相を硫酸ナトリウム上乾燥し、溶剤を真空
回転蒸発器中で蒸発し去る。非結晶性残渣はエリ
トロ−transおよびトレオ−transの表記化合物の
ラセミ混合物からなり、直接さらに用いられる。
Rf:0.6(EtoAc)。
赤外線スペクトル(CH2Cl2):吸収帯1780,
1750,1610,1325,1135cm-1
例 13 trans−3−(1−p−ニトロベンジルオキシ
カルボニルオキシエチル)−4−(2−ヒドロキ
シエチルスルホニル)−2−オキソアゼチジン 粗2,2−ジメチル−trans−8−(1−p−ニ
トロベンジルオキシカルボニルオキシエチル)−
9−オキソ−3−オキサ−6−チア−1−アザビ
シクロ〔5,2,01,7〕ノナン6−ジオキシド
17.7g(40ミリモル)を氷酢酸260ml中に溶解し、
水60mlで希釈する。その混合物を105分還流し、
真空回転蒸発器中で溶剤を除去し、高真空中で乾
燥する。その残渣を塩化メチレン60ml中に溶解
し、−20℃で結晶化させる。純粋なエリトロ−
transの表記化合物が前記結晶をさらに再結晶す
ることにより得られる。
Rf値:0.35(EtoAc)。
融点 152℃。
赤外線スペクトル(CH2Cl2):吸収帯3570,
3370,1790,1750,1520,1350cm-1
NMRスペクトル(DMSO−d/100MC中),
ppm:9.1,1H,S;8.3−7.6,4H,m;5.3,
2H,S;5.5−5.0,1H,5.1,1H,dd,J=4
Hz,J=6.5Hz;4.9,1H,d,J=2.5Hz;3.7−
39,3H,m;3.3−3.4,2H,m;1.5,d,3H,
J=6.6Hz。
母液を蒸発により濃縮し、その残渣をMerck
SiO2600g上、溶離剤としてトルエン/酢酸エチ
ル(2:1)を用いるクロマトグラフイーにかけ
る。Rf値0.4(EtoAc)をもつ区分を一緒にし、溶
剤を真空回転蒸発器中で除去する。純粋な無定形
のトレオ−transの表記化合物はRf値=0.4
(EtoAc)をもつ。
赤外線スペクトル(CH2Cl2):吸収帯3570,
3370,1790,1750,1520,1350cm-1
NMRスペクトル(DMSO−d/100MC中),
ppm:9.1,1H,S;8.4−7.6,4H,m;5.3,
2H,S;5.5−5.0,1H,5.1,1H,dd,J=5
Hz,J=6.5Hz;4.0,1H,d,J=2.5Hz;3.9−
37,3H,m;3.33,2H,m;1.45,3H,d,J
=6.5Hz。
次の例は例1〜13に従つて得られる化合物のそ
れ以上の加工を説明する。
例 14 トレオ−trans−3−(1−p−ニトロベンジ
ルオキシカルボニルオキシエチル)−4−(cis
−β−メトキシカルボニルビニルメルカプト)
−2−オキソアゼチジン 窒素雰囲気の下、かきまぜながら1.0N水性水
酸化ナトリウム溶液48mlを5分間で、95%エタノ
ール100ml中のcis−β−メトキシカルボニルビニ
ルイソウロニウムクロリド4.73g(24ミリモル)
の−15℃に冷却されている溶液に適下して加え、
内部温度は外部冷却により−10℃に保つ。−10℃
でさらに5分間かきまぜた後95%エタノール60ml
中のトレオ−trans−3−(1−p−ニトロベンジ
ルオキシカルボニルオキシエチル)−4−(2−ヒ
ドロキシエチルスルホニル)−2−オキソアゼチ
ジン8.1g(20ミリモル)溶液を−10℃で5分間
内で滴下して加え、それからその混合物を2℃で
80分間かきまぜる。塩化メチレン1を添加後そ
の混合物を毎回飽和水性NaCl溶液500mlを用いて
2回洗浄し、有機相を硫酸ナトリウム上乾燥し、
過し、真空回転蒸発器中除去する。固体の残渣
をMerck SiO2 300g上、溶離剤としてトルエ
ン/酢酸エチル(2:1)を用いてクロマトグラ
フイーにかける。真空中溶剤を蒸発後塩化メチレ
ン/n−ヘキサンから結晶させ、純粋な表記の化
合物を得る。
Rf:0.6(EtoAc)。
融点 164.5〜165.5℃。
赤外線スペクトル(CH2Cl2):吸収帯3500,
1790,1760,1710,1530,1360cm-1
NMRスペクトル(DMSO−d/100MC中),
ppm:8.8,1H,S;8.3−7.6,4H,dd;7.5,
1H,d,J=10Hz;6.0,1H,d,J=10Hz;
5.3,2H,S;5.1,1H,d,J=2.5Hz;5.2−
5.0,1H,m;3.6,3H,S;3.5,1H,dd,J
=6Hz,J=2.5Hz;1.35,3H,d,J=6.5Hz。
例 15 エリトロ−trans−3−(1−p−ニトロベン
ジルオキシカルボニルオキシエチル)−4−
(cis−β−メトキシカルボニルビニルメルカプ
ト)−2−オキソアゼチジン 表記の化合物は対応するエリトロ−transの出
発材料から例14での説明に従つて得られる。
Rf値:0.6(EtoAc)。
融点 135〜137.5℃。
赤外線スペクトル(CH2Cl2):吸収帯3400,
1790,1760,1710,1530,1360cm-1
NMRスペクトル(DMSO−d/100MC中),
ppm:8.8,1H,S;8.3−7.6,4H,m;7.5,
1H,d,J=10Hz;6.0,1H,d,J=10Hz;
5.3,2H,S;5.05,1H,d,J=2.5Hz;5.2−
5.0,1H,m;3.65,3H,S;3.55,1H,dd,
J=2.5Hz,J=5Hz;1.4,3H,d,J=6.5Hz。
例 16 2−トレオ−trans−3−(1−p−ニトロベ
ンジルオキシカルボニルオキシエチル)−4−
(cis−β−メトキシカルボニルビニルメルカプ
ト)−2−オキソアゼチジニル〕−2−ヒドロキ
シ酢酸アセトニルエステル トレオ−trans−3−(1−p−ニトロベンジル
オキシカルボニルオキシエチル)−4−(cis−β
−メトキシカルボニルビニルメルカプト)−2−
オキソアゼチジン2.25g(50ミリモル)とグリオ
キシル酸アセトニルエステル2gとの混合物を
N,N−ジメチルホルムアミド5mlとトルエン10
mlと中に30℃で溶解し、モレキユラーシーブ3Å
上15時間かきまぜる。混合物が冷却した後過
し、残渣を酢酸エチルで数回洗浄し、一緒にした
液から溶剤を真空回転蒸発器中除去する。それ
からその残渣を真空中(0.02mmHg)浴温55℃で
ジメチルホルムアミドと共に数回蒸発することに
より濃縮し、それからMerck SiO2 120g上、溶
離剤としてトルエン/酢酸エチル(2:1)を用
いてクロマトグラフイーにかける。生成物を含有
する区分を一緒にし、真空回転蒸発器中で溶剤を
除去する。無定形の粘稠な物質はRf=0.6
(EtoAc)をもつ。
赤外線スペクトル(CH2Cl2):吸収帯3500,
1780,1760,1740,1530cm-1
例 17 2−〔エリトロ−trans−3−(1−p−ニト
ロベンジルオキシカルボニルオキシエチル)−
4−(cis−β−メトキシカルボニルビニルメル
カプト)−2−オキソアゼチジニル〕−2−ヒド
ロキシ酢酸アセトニルエステル 対応する表記の化合物はエリトロ−transの出
発材料から例16の説明に従つて得られる。無定
形、粘稠な物質Rf=0.6(EtoAc)。
赤外線スペクトル(CH2Cl2):吸収帯3500,
1780,1760,1740,1530cm-1
例 18 2−〔トレオ−trans−3−(1−p−ニトロ
ベンジルオキシカルボニルオキシエチル)−4
−(cis−β−メトキシカルボニルビニルメルカ
プト)−2−オキソアゼチジニル〕−2−トリフ
エニルホスホラニリデン酢酸アセトニルエステ
ル −10℃、窒素雰囲気の下塩化チオニル0.43ml
(6ミリモル)をかきまぜながら、乾燥テトラヒ
ドロフラン25ml中の2−〔トレオ−trans−3−
(1−p−ニトロベンジルオキシカルボニルオキ
シエチル)−4−(cis−β−メトキシカルボニル
ビニルメルカプト)−2−オキソアゼチジニル〕−
2−ヒドロキシ酢酸アセトニルエステル2.7g
(5ミリモル)溶液に加え、それから−10℃でト
リエチルアミン0.83ml(6ミリモル)を2分間で
滴下して加える。その混合物を0℃でさらに30分
間かきまぜ、それに氷冷塩化メチレン150mlを加
え、その混合物をつぎつぎに0.1N水性HCl溶液
50ml、それから飽和塩化ナトリウム溶液50mlで洗
浄する。有機相を硫酸ナトリウム上乾燥し、過
し、溶剤を真空回転蒸発器で除去する。無定形の
固体残渣は直接用いられる。
前記無定形固体残渣(2.8g、5ミリモル)を
トリフエニルホスフイン2.9g(12ミリモル)と
テトラヒドロフラン4mlとの混合物に溶解し、24
時間窒素雰囲気下、室温に放置する。その混合物
を塩化メチレン100mlで希釈し、毎回10%水性炭
酸ナトリウム溶液30mlを用い2回洗浄する。有機
相を硫酸ナトリウム上乾燥、過そして溶剤を真
空回転蒸発器中で除去する。その残渣をMerck
SiO2 100g上、溶離剤としてトルエン/酢酸エ
チル(3:1)を用いてクロマトグラフイーにか
ける。前記無定形固体残渣はRf値=0.5(EtoAc)
をもつ。
赤外線スペクトル(CH2Cl2):吸収帯1755,
1695,1630,1525cm-1
例 19 2−〔エリトロ−trans−3−(1−p−ニト
ロベンジルオキシカルボニルオキシエチル)−
4−(cis−β−メトキシカルボニルビニルメル
カプト)−2−オキソアゼチジニル〕−2−トリ
フエニルホスホラニリデン酢酸アセトニルエス
テル 対応する表記の化合物はまた例18の説明に従い
エリトロ−transの出発材料からも得られる。
無定形固体。
Rf=0.5(EtoAc)。
赤外線スペクトル(CH2Cl2):吸収帯1755,
1695,1630,1525cm-1
例 20 トリオ−trans−6−(1−p−ニトロベンジ
ルオキシカルボニルオキシエチル)ペネム−3
−カルボン酸アセトニルエステル トリフルオロ酢酸1.25mlを−20℃で塩化メチレ
ン40ml中の2−〔トレオ−trans−3−(1−p−
ニトロベンジルオキシカルボニルオキシエチル)
−4−(cis−β−メトキシカルボニルビニルメル
カプト)−2−オキソアゼチジニル〕−2−トリフ
エニルホスホラニリデン酢酸アセトニルエステル
1.96g(2.5ミリモル)溶液に加え、この温度で
混合物に15分間O2中のO3気流(毎分O30.33ミリ
モル)を導入する。過剰のO3はついで窒素を導
入して除去し、それからジメチルスルフイド2ml
を加える。その混合物を10℃で10分間かきまぜ、
氷冷塩化メチレン50mlで希釈し、毎回10%水性重
炭酸カリウム溶液25mlを用い2回洗浄し、有機相
を硫酸ナトリウム上乾燥し、真空回転蒸発器中で
の蒸発により濃縮し、固体残渣を高真空中2分間
乾燥し、塩化メチレン(新にAloxを通して過)
60ml中に溶解する。それからその溶液を窒素雰囲
気下90分間還流し、冷後真空回転蒸発器中蒸発に
よつて濃縮し、その残渣をMerck SiO2 25g上
溶離剤としてトルエン/酢酸エチル(3:1)を
用いてクロマトグラフイーにかける。蒸発によつ
て一緒にした区分を濃縮すると純粋な無定形の表
記化合物を得る。
Rf値=0.55(EtoAc)。
赤外線スペクトル(CH2Cl2):吸収帯1795,
1750,1745,1720,1530,1350cm-1
NMRスペクトル(アセトン−d/100Mc),
ppm:8.3−7.6,4H,m,7.6,1H,S,5.95,
1H,d,J=2.5Hz;5.3,2H,S;5.4−5.1,
1H,m;4.8,2H,S;4.2,1H,dd,J=6
Hz,J=2.5Hz;2.1,2H,S;1.45,3H,d,
J=6.5Hz。
例 21 エリトロ−trans−6−(1−p−ニトロベン
ジルオキシカルボニルオキシエチル)ペネム−
3−カルボン酸アセトニルエステル 対応する表記の合物はまた例20の説明に従い出
発材料としてエリトロ−trans出発化合物を用い
て得られる。
融点 154〜156℃ Rf=0.55(EtoAc)。
赤外線スペクトル(CH2Cl2):吸収帯1795,
1745,1720,1530,1350cm-1
NMRスペクトル(アセトン−d/100Mc),
ppm:8.4〜7.6,4H,m,7.6,1H,S;5.8,
1H,d,J=2.5Hz;5.35,2H,S;5.25,1H,
dd,J=6.5Hz,J=3.5Hz;4.80,2H,S;3.8,
1H,m;2.1,3H,S;1.5,3H,d,J=6.5
Hz。
例 22 トレオ−trans−6−(1−ヒドロキシエチ
ル)ペネム−3−カルボン酸アセトニルエステ
ル アセトニトリルと95%エタノールとの等部混合
物80ml中のトレオ−trans−6−(1−p−ニトロ
ベンジルオキシカルボニルオキシエチル)ペネム
−3−カルボン酸アセトニルエステル0.936g
(2ミリモル)溶液を10%pd/c触媒800mg上室
温で2.5時間水素化する。その混合物を過し、
その液を蒸発により濃縮し、その残渣を
Merck SiO2 40g上、溶離剤としてトルエン/
酢酸エチル(2:1)を用いてクロマトグラフイ
ーにかける。一緒にした区分の溶剤を真空回転蒸
発器中で除去し、その残渣を塩化メチレン/エー
テルを添加することにより結晶化する。
Rf値:0.6(EtoAc)。
融点 115〜116℃。
赤外線スペクトル(CH2Cl2):吸収帯3580,
1790,1725,1720,1560,1175cm-1
NMRスペクトル(アセトン−d/100Mc中),
ppm;7.6,1H,S;5.85,1H,d,J=2Hz;
4.8,1H,S;4.4,1H,m;4.4〜4.0,1H,
S;3.85,1H,dd,J=7Hz,J=2Hz;2.15,
3H,S;1.3,3H,d,J=6.5Hz。
例 23 エリトロ−trans−6−(1−ヒドロキシエチ
ル)ペネム−3−カルボン酸アセトニルエステ
ル 対応する表記化合物はまた例22の説明に従いエ
リトロ−trans出発化合物から得られる。
Rf値:0.4(EtoAc)。
融点 120〜121.5℃。
赤外線スペクトル(CH2Cl2):吸収帯3580,
1790,1725,1720,1560,1175cm-1
NMRスペクトル(アセトン−d/100Mc中),
ppm:7.55,1H,d,J=1Hz;5.8,1H,d,
J=2Hz;4.8,2H,S;4.4,〜4.0,1H,S;
4.4〜4.2,1H,m;4.0,1H,m;2.15,3H,
S;1.35,3H,d,J=6.5Hz。
例 24 トレオ−trans−6−(1−ヒドロキシエチ
ル)ペネム−3−カルボン酸 0℃、窒素雰囲気下、水性0.1NaOH溶液10ml
を15分間でアセトニトリル40mlと水10mlとの中の
トレオ−trans−6−(1−ヒドロキシエチル)ペ
ネム−3−カルボン酸アセトニルエステル0.271
g(1ミリモル)溶液に滴下して加える。その混
合物を0℃でさらに30分間かきまぜ、それから膨
潤させた弱酸性陽イオン交換剤(Merck)6
gと共に0℃で5分間かきまぜ、過し、真空中
での蒸発により容量約20mlに濃縮し、20cm×20cm
AntecゲルドデシルトリクロロシランTLC板10枚
上、水を用いてクロマトグラフイーにかける。ア
セトニトリル/H2O(3:1)での溶離そして
液の凍結乾燥により無定形固体の形の表記の化合
物のナトリウム塩を得る。
Rf値:0.4(H2O、Antecゲルドデシルトリクロ
ロシランTLC板)。
赤外線スペクトル(KBr):1750cm-1
NMRスペクトル(D2O/100Mc中),ppm:
7.25,1H,S;5.95,1H,d,J=2Hz;4.45,
1H,m;4.15,1H,dd,J=6Hz,J=2Hz;
1.48,3H,d,J=6.5Hz。
前記の純粋なナトリウム塩12mgを水0.5mlに溶
解し、得られる溶液を、洗浄した樹脂0.5gを含
有するイオン交換カラム(強酸性イオン交換剤
I、Merck)にかける。水を用いて中性になる
まで溶離し、その酸性区分を凍結乾燥して純粋な
表記の化合物を得る。その化合物を熱アセトニト
リルから再結晶する。
融点 230℃(155〜156゜で転位)。
Rf値:0.1(氷酢酸/トルエン/水5:5:1)。
赤外線スペクトル(KBr):3480,1795,
1670,1545,1435,1255,1165cm-1
紫外線スペクトル(エタノール中):λnax
260nm(ε3850),311nm(ε6400)。
例 25 エリトロ−trans−6−(1−ヒドロキシエチ
ル)ペネム−3−カルボン酸 表記の対応するナトリウム塩は例24の説明に従
いエリトロ−transの出発化合物から得られる。
無定形固体。
Rf=0.4(H2O、Antecゲルドデシルトリクロロ
シランTLC板)。
赤外線スペクトル(KBr):1750cm-1
NMRスペクトル(D2O/100Mc中),ppm:
7.3,1H,S;5.9,1H,d,J=2Hz;4.4,
1H,m;4.2,1H,dd,J=4Hz,J=2Hz;
1.52,d,J=6.5Hz。
純粋な表記の化合物は同様の方法で得られる。
融点 230℃(147〜151℃で転位)。
Rf値0.1(氷酢酸/トルエン/水5:5:1)。
赤外線スペクトル(KBr):3510,1785,
1670,1550,1435,1260,1180,1035,835cm-1
紫外線スペクトル(エタノール中):λnax
260nm(ε3650),311nm(ε6300)。
例 26 次の化合物は前記の例と同様な方法で対応す
る出発材料を用い、対応する中間体をへて得ら
れる。
ラセミ体の形および光学活性の形の、 6−エチル−2−(2−アミノエチルチオ)−2−
ペネム−3−カルボン酸、 6−ヒドロキシメチル−2−ペネム−3−カルボ
ン酸、 6−ヒドロキシメチル−3−メチル−2−ペネム
−3−カルボン酸、 6−ヒドロキシメチル−2−(3−アミノプロピ
ル)−2−ペネム−3−カルボン酸、 6−ヒドロキシメチル−2−(3−アセチルアミ
ノプロピル)−2−ペネム−3−カルボン酸、 6−ヒドロキシメチル−2−エチルチオ−2−ペ
ネム−3−カルボン酸、 6−ヒドロキシメチル−2−(2−アミノエチル
チオ)−2−ペネム−3−カルボン酸、 6−ヒドロキシメチル−2−(2−アセチルアミ
ノエチルチオ)−2−ペネム−3−カルボン酸、 6−(1−ヒドロキシエチル)−2−メチル−2−
ペネム−3−カルボン酸、 6−(1−ヒドロキシエチル)−2−(3−アミノ
プロピル)−2−ペネム−3−カルボン酸、 6−(1−ヒドロキシエチル)−2−(3−アセチ
ルアミノプロピル)−2−ペネム−3−カルボン
酸、 6−(1−ヒドロキシエチル)−2−エチルチオ−
2−ペネム−3−カルボン酸、 6−(1−ヒドロキシエチル)−2−(2−アミノ
エチルチオ)−2−ペネム−3−カルボン酸、 6−(1−ヒドロキシエチル)−2−(2−アセチ
ルアミノエチルチオ)−2−ペネム−3−カルボ
ン酸、 6−(2−ヒドロキシプロパ−2−イル)−2−ペ
ネム−3−カルボン酸、 6−(2−ヒドロキシプロパ−2−イル)−2−メ
チル−2−ペネム−3−カルボン酸、 6−(2−ヒドロキシプロパ−2−イル)−2−
(3−アミノプロピル)−2−ペネム−3−カルボ
ン酸、 6−(2−ヒドロキシプロパ−2−イル)−2−
(3−アセチルアミノプロピル)−2−ペネム−3
−カルボン酸、 6−(2−ヒドロキシプロパ−2−イル)−2−エ
チルチオ−2−ペネム−3−カルボン酸、 6−(2−ヒドロキシプロパ−2−イル)−2−
(2−アミノエチルチオ)−2−ペネム−3−カル
ボン酸、 6−(2−ヒドロキシプロパ−2−イル)−2−
(2−アセチルアミノエチルチオ)−2−ペネム−
3−カルボン酸、 6−ヒドロキシメチル−2−(1−メチル−1H−
テトラゾール−5−イルチオメチル)−2−ペネ
ム−3−カルボン酸、 およびこれらの塩。
例 27 活性物質として6−(1−ヒドロキシエチル)
−2−ペネム−3−カルボン酸のナトリウム塩
0.5gを含有する乾燥アンプルまたは小瓶は次
のように製造する。
組成(アンプルまたは小瓶1つにつき) 活性物質 0.5g マンニトール 0.05g 活性物質とマンニトールとの滅菌した水性溶液
を5mlアンプルまたは5ml小瓶中無菌条件の下で
凍結乾燥し、そのアンプルまたは小瓶を封じ、検
査する。
例 28 活性物質として6−(1−ヒドロキシエチル)
−2−ペネム−3−カルボン酸0.25gを含有す
る乾燥アンプルまたは小瓶は次のように製造す
る。
組成(アンプルまたは小瓶1つにつき) 活性物質 0.25g マンニトール 0.025g 前記活性物質とマンニトールの滅菌した水性溶
液を5mlアンプルまたは5ml小瓶中無菌条件の下
で凍結乾燥し、そのアンプルまたは小瓶を封じ、
検査する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 次の式(): (式中、Aは2つのヘテロ原子の間に炭素原子
    2または3個をもつ低級アルキレン基である) で表わされる化合物と式()で表わされる化合
    物の立体異性体、及びこれら立体異性体の混合
    物。 2 次の式(): (この式で、Aは2つのヘテロ原子の間に炭素
    原子2または3個をもつ低級アルキレン基であ
    る)で表わされる特許請求の範囲第1項に記載の
    化合物。 3 4−(2−ヒドロキシエチルチオ)−2−オキ
    ソアゼチジンである特許請求の範囲第1項に記載
    の化合物。 4 (4R)−4−〔(2R)−1−ヒドロキシプロパ
    −2−イルチオ〕−2−アゼチジノンである特許
    請求の範囲第1項に記載の化合物。 5 (4S)−4−〔(2R)−1−ヒドロキシプロパ
    −2−イルチオ〕−2−アゼチジノンである特許
    請求の範囲第1項に記載の化合物。
JP62186768A 1979-08-01 1987-07-28 環状アミド化合物 Granted JPS63119460A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CH707779 1979-08-01
CH7077/79-4 1979-08-01
CH5083/80-5 1980-07-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63119460A JPS63119460A (ja) 1988-05-24
JPH0321543B2 true JPH0321543B2 (ja) 1991-03-22

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10519480A Pending JPS5653689A (en) 1979-08-01 1980-08-01 33substituted bicyclic azetidinone derivative
JP62186768A Granted JPS63119460A (ja) 1979-08-01 1987-07-28 環状アミド化合物

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10519480A Pending JPS5653689A (en) 1979-08-01 1980-08-01 33substituted bicyclic azetidinone derivative

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JPS63119460A (ja) 1988-05-24
JPS5653689A (en) 1981-05-13

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