JPH03217321A - 自動車空調用の変速機付圧縮機 - Google Patents

自動車空調用の変速機付圧縮機

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JPH03217321A
JPH03217321A JP955590A JP955590A JPH03217321A JP H03217321 A JPH03217321 A JP H03217321A JP 955590 A JP955590 A JP 955590A JP 955590 A JP955590 A JP 955590A JP H03217321 A JPH03217321 A JP H03217321A
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JP
Japan
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compressor
transmission
gear ratio
speed
rotation speed
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Application number
JP955590A
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English (en)
Inventor
Takeshi Takemoto
剛 竹本
Takao Kasagi
笠木 孝雄
Kimihiro Ishikawa
石川 公寛
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH03217321A publication Critical patent/JPH03217321A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、自動車の補機、特に入力側に無段式の変速
機部を設けてなる自動車空調用の変速機付圧縮機に関す
る。
(従来の技術) 自動車の空調回路に用いられる圧縮機は、自動車に搭載
されているエンジンを動力源と1,て圧縮運転が行われ
ている。
ところで、自動車のエンジンの回転数は走行状況等によ
って異なるものの、圧縮機では必要な空調負荷に応じた
能力を一定の範囲に保つような回転数か要求される。
そこで、この点をバランスさせるものとして、特開昭6
2−170787号公報で示されるような変速機付圧縮
機が提案されている。これは入力軸部に、無段式の変速
機部、例えば入・出力ディスク、複数個の略傘状の遊星
コーン、変速リング、与圧のための押圧力発生手段等を
組合わせて構成された摩擦無段式の変速装置を介して、
例えばピストン式の圧縮機部を直列に連結した構造とな
っていて、変速機部の無段変速により圧縮機部の回転数
を制御して、エンジンの回転数にかかbJに、必要な冷
媒循環量を維持しようとしたものである。
(発明が解決しようとする課題) ところで、近時、こうした変速機付圧縮機においては、
冷房負荷に応じ変速装置の変速比を「0から最大」まで
無段階に制御して、エンジンの影響を受けずに、必要な
大小の冷房能力を確保することが考えられている。
ところが、この変速機付圧縮機によると、確かに有効な
冷房能力を取り出すことができるものの、変速比0(圧
縮機の運転がOFF)、もしくはそれに近い低変速領域
といった領域の使用条件の際に問題が生じるおそれがあ
る。
すなわち、自動車用の変速機付圧縮機は、通常、圧縮機
本体の内部に変速機部、圧縮機部の各摺動部を潤滑する
潤滑油か一定量封入されていて、この潤滑油が圧縮機部
から吐出される冷媒に混って冷凍サイクル回路を循環す
るようにしている。そして、この冷凍サイクル回路から
、再び冷媒が圧縮機本体に吸込まれることで、冷媒中に
含まれる潤滑油の成分を変速機部および圧縮機部の各要
素の摺動部分に供給すると同時に、同油分を分離して油
溜め部に貯溜させ必要な部分を潤滑している。
ところが、変速機付圧縮機は変速比0、もしくが減少、
あるいは戻らなくなる。このため、このび圧縮機部の摺
動部の潤滑性が損なわれ、摺動部分が磨耗したり、異常
な発熱が生じたりして、圧縮機の信頼性の低下をもたら
す。特に変速比0の運転では、圧縮機部は運転しないも
のの、変速機部の入力側はエンジンの駆動力を受けて運
動しているので、圧縮機本体としては実質、無給油状態
で作動していることとなり、圧縮機の信頼性の低下は著
しくなる。
この発明はこのような事情に着目してなされたもので、
その目的とするところは、変速比0、もしくは変速比0
に近い低変速領域の運転時における潤滑性を向上させる
ことができる自動車空調用の変速機付圧縮機を提供する
ことにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するためにこの発明の変速機付圧縮機は
、入力軸部に無段式の変速機部を介して圧縮機部を連結
するとともに、内部に前記変速機部および圧縮機部の摺
動部を潤滑する潤滑油を封入して構成される圧縮機本体
と、前記変速機部の変速比を空調負荷に応じて制御する
空調制御手段と、前記変速機部の変速比が0、もしくは
それに近い低変速領域を検出する検出手段と、前記変速
比0、もしくはそれに近い領域が検出されたとき前記変
速機部を一時増速側に変速する強制増速手段とを設けた
ことにある。
(作用) この発明の変速機付圧縮機は、空調負荷に応じて変速比
を変化させて圧縮機本体を運転中、検出手段にて変速機
部の変速比が01もしくはそれに近い低変速領域か検出
されると、強制増速手段は油不足をきたす運転領域であ
ると判断して、現在の変速機の変速比を一時増速側に変
速してさせていく。
すると、圧縮機部の吐出冷媒量が増加し、それに伴い多
くの潤滑油が冷媒と共に圧縮機本体に戻り、変速比が0
1もしくはそれに近い低変速領域の運転を原因とした油
不足を解消していく。すると、油不足となっている変速
機部、圧縮機部の各摺動部分に潤滑油がゆきわたり、各
部の磨耗、温度上昇を防いでいく。
これにより、圧縮機の信頼性を維持していくことになる
(実施例) 以下、この発明を第1図ないし第5図に示す第1の実施
例にもとづいて説明する。第2図は自動車用空調装置の
概略構成を示し、1は変速機付圧縮機、2は凝縮器、3
はレシーノくタンク、4は膨張弁(減圧装置)、5は蒸
発器である。各冷凍サイクル機器は冷媒管6で順次接続
されていて、冷凍サイクル回路7を構成している。そし
て、変速機付圧縮機1の入力部に設けた従動側ブーり8
と、自動車に搭載されている例えば走行用のエンジン9
のクランク軸に設けた駆動側ブーり10とがべルト、例
えば無端状のVベルト11で連結されている。つまり、
走行用のエンジン9を動力源として、弯速機付圧縮機1
を駆動するようにしている。
なお、5aは蒸発器5の熱交換で得られた冷風を自動車
のキャビン(図示しない)に吹き出すための送風ファン
である。
上記変速機付圧縮機1には、変速機部、例えば摩擦無段
式の変速装置20を介して、ウエーブプレート式の圧縮
機部40を直列に連結した圧縮機本体1aが用いられて
いる。この詳細な圧縮機本体1aの構造か第3図および
第4図に示されている。
圧縮機部40について説明すれば、41はシリンダブロ
ックである。このシリンダブロック41は、前後方向に
おいて分割されたフロントシリンダブロック41aとリ
アシリンダブロック4lbとから構成される。各シリン
ダブロック41a,4lbの周側には、双方を前後方向
沿いに貫通するような孔部で形成されるシリンダ42が
周方向に沿って複数、平行に設けられている。そして、
これら各シリンダ42内にそれぞれピストン43が摺動
自在に嵌挿されている。
上記フロントシリンダブロック41aの端部には、フロ
ント側のバルブプレート44およびフロントサイドハウ
ジング45が順次設けられている。
またリアシリンダブロック4lbの端部には、リア側の
バルブプレート46およびリアサイドハウジング47か
順次設けられている。そして、これら前後方向に沿って
順に並んだ各部品が、フロントサイドハウジング45,
バルブプレート44,シリンダブロック41,バルブプ
レート46を貫通するスルーボルト48でリアサイドハ
ウジング45に締結され、本体部分を構成している。な
お、各シリンダ42に臨むバルブプレート部分には、図
示はしないがシリンダブロック外側に位置して吐出孔お
よび吐出弁か設けられ、シリンダブロソク中央側に位置
して吸込孔および吸込弁が設けられている。但し、49
は上記吐出弁の弁押さえを示す。
またシリンダブロック4〕の中央には駆動軸50か前後
方向に沿って配置されている。そして、この駆動軸50
の前部側の端部がフロントサイドハウジング45から前
方へ突出している。なお、Aは駆動軸50の軸線を示す
。この駆動軸50は、前後部分がそれぞれフロントシリ
ンダブロック41aおよびリアシリンダブロック4lb
に設けたラジアル軸受5lb,51bで回転自在に支持
されている。そして、この駆動軸50の中央部分には上
記各ピストン42につながるウェーブブレト51が嵌挿
されていて、このウエーブプレート51にて各ピストン
43をシリンダ42内で往復動させるようにしている。
すなわち、ウェーブプレート51が配置されるリアンリ
ンダブロック4lbの前方側の端部分には、シリンダ4
2に至るような円形状の凹部52が形成されている。そ
して、この四部52内に、例えば外径がシリンダ42の
軸心に至るような寸法に設定された上記ウエーブプレー
ト51が収容されている。またこのウエーブプレート5
1の外周端に対応する各ピストン43の外周部分には、
当該端部を許容する凹部53が形成されている。
そして、これら各四部53内には、凹部53に入るウェ
ーブプレート51の板面部を両側から挾み付けるように
して一対のローラ5 4 ,  5 5 カ回転自在に
装着されていて、ローラ54,55か回転するウェーブ
プレート51の板面部上を転勤することにより、ウェー
ブプレート51の傾斜変位分、ピストン43がシリンダ
42内を往復動するようになっている。なお、ウェーブ
プレート51のスラスト方向は、ウエーブプレート51
のハブ51aとそれに対向するシリンダブロック壁との
間に設けたスラスト軸受57で回転自在に支持されてい
る。
上記リアサイドハウジング47の内部には、中央側にバ
ルブプレート46の各吸込孔と連通ずる環状の吸込室5
8(低圧室)が設けられている他、外側にはバルブプレ
ート46の各吐出孔と連通ずる環状の吐出室59(高圧
室)が設けられている。
またフロントサイドハウジング45の中央側にはバルブ
プレート44の各吸込孔と連通ずる円形な切欠部60(
低圧室)が形成されている他、外側の内部部分にはバル
ブプレート44の各吐出孔と連通ずる環状の吐出室61
(高圧室)が設けられている。そして、切欠部60は上
記吸込室58と図示しない通路を介して連通ずるととも
に、後述する変速装置20の内部を通じて変速機付圧縮
機1の前部側に設けた吸込ノズル62と連通している。
また各吐出室59.61はリアシリンダブロック4lb
の側部(変速機付圧縮機1の後部側)に形成されたノズ
ル装着口体63に図示しない通路を介して連通していて
、上記駆動軸50の回転にしたがって各ピストン43が
往復動ずれば、吸込ノズル62から吸込まれた冷媒を圧
縮し、続いて圧縮した冷媒を吐出室59.61およびノ
ズル装着口体63を通って、同ノズル装着口体63に装
着した吐出ノズル64から凝縮器2へ吐出させる構造と
なっている。なお、ウェーブプレート51の回りの摺動
部に潤滑するよう、図示しない通路を用いて凹部52内
に吸込冷媒が導入されるようにしてある。
一方、上記変速装置20について説明すれば、21はフ
ロントサイドハウジング45の周部にボルト(図示しな
い)によって密閉的に連結されたハウジングである。ハ
ウジング21は、略キャップ状をなしていて、内底部に
は油溜り部37が形成されている。そして、この油溜り
部37に一定量の潤滑油38が貯溜されている。またハ
ウジング21の上部側には、上記吸込ノズル62を装着
した口体部21aが設けられている。このハウジング2
1のフロント側の壁部には、同壁部に設けたラジアル軸
受22により、入力部となる入力軸23が回転自在に支
持されている。この入力軸23は、上記駆動軸50の軸
線Aと同軸をなして、ハウジング21のフロント側を貫
通している。そして、この入力軸23の貫通端に上記従
動側ブーリ8が装着されていて、入力軸23へ上記エン
ジン9の回転を入力できるようにしている。なお、24
はプーり支持用のラジアル軸受、25は従動側プーり8
とラジアル軸受22との間の入力軸部分に設けたオイル
シールを示す。
また入力軸23のハウジング21内に突出した端部には
、凹部2lbが形成されている。この四部2lbと隣合
う上記駆動軸50の端部とは、ラジアル軸受26を介し
て嵌挿されていて、入力軸23と上記駆動軸50とを同
軸上に配置させている。そして、これら人・出力軸間に
摩擦無段式の変速機構部が設けられている。
すなわち、27は上記入力輔23の突出側の端部外周に
一体に設けられた入力ディスク、28は入力ディスク2
7と対向して駆動軸50の突出端部に回転自在に嵌挿さ
れた出力ディスクである。
そして、これら入力ディクス27と出力ディスク28と
の外周端間には複数の遊星コーン2つ(2個だけ図示)
が介在されている。
ここで、遊星コーン29について説明すれば、遊星コー
ン29は3つの伝動面を有する略傘状を呈している。す
なわち、遊星コーン29は、円錐部29aの円錐底面に
、同軸をなして小径なディスク部30を一体的に設ける
とともに、同ディスク部30の底面に同軸をなして取付
軸31を一体的に設けてなる。そして、ディスク部30
の側面部は上記入力ディスク27の外周端と摩擦係合す
るような凹状に形成されていて、第1の伝動面32とし
ている。また上記円錐部29aの底面周縁部は、平面又
はそれに近い面に形成されていて、上記出力ディスク2
8の外周端と摩擦係合する第2の伝動面33を構成して
いる。また円錐部29aは鈍角の頂角を有して構成され
ていて、同円錐部29aの側面を後述する変速リング3
6と摩擦係合する第3の伝動面34としている。
そして、これら遊星コーン29をリテーナ35で、軸線
Aの回りに回転自在に取り付けている。
すなわち、リテーナ35は板部材を円錐台形状に成形し
たような円盤形状をなしている。このリテーナ35が、
入力軸23側に側壁を配置した状態で、同側壁の中央部
分が入力軸23の入力ディスク27から突き出た端部部
分に回転自在に嵌挿されている。むろん、リテーナ35
は軸線Aと同軸に設けられる。そして、このリテーナ3
5の傾斜した周壁に上記複数個の遊星コーン30の取付
軸31が、所定の間隔で、適当なクリアランスを存して
回転自在に装着され、各遊星コーン3oを円錐部29a
の駆動軸50側の母線が軸線と略平行になるように配置
している。
そして、これら自転、かつ公転が自在な遊星コン30の
ディスク部30の側面、すなわち第1の伝動面32に、
上記入力ディスク27の外周端部が摩擦係合している。
また遊星コーン3oの円錐底面周縁、すなわち第2の伝
動面33に上記出力ディスク28の外周端部が摩擦係合
している。
これら遊屋コーン29の回りのハウジング面部分(含む
油溜め部37)には、軸線A方向に沿う段部39か形成
されていて、この段部39内に上記変速リング36が軸
線A方向に沿って摺動自在に嵌挿されている。また変速
リング36の内周面には円錐部29aの軸線Aと平行な
法面と接する凸部36gが周方向に渡って形成されてい
て、変速リング36の軸線A方向に沿うスライドにより
遊星コーン29の接触点の位置を頂角がら周縁部の間で
可変させることで、入力軸23がらの回転速度を変速で
きるようになっている(遊星コーン29の公転速度の変
化による)。本実施例では、例えば「変速比0(円錐部
29aの周縁近傍の位置)から変速比1(円錐部29a
の頂角近傍の位置)」の範囲で出力回転を無段で変速す
るようにしてある。
またこうした遊星コーン29およびリテーナ35の配置
により、下位に配置された遊星コーン29および変速リ
ング36の下部部分を上記油溜め部37の潤滑油38中
に浸漬させており、遊星コーン2つの公転、自転による
潤滑油38の跳ね上げにより、吸込ノズル62からハウ
ジング21内を通り、上記圧縮機部40の切欠部60か
ら吸込まれる冷媒に油成分を混入させたり、変速機部2
0の摺動部分に潤滑油38を供給させるようにしている
一方、変速リング36の上部部分には同変速リング36
を駆動する駆動機構70が設けられている。駆動機構7
0は、変速リング36の上部部分に上方へ突き出る駆動
ピン71を突設し、この駆動ビン71をカム機構を用い
て軸線A方向に駆動させる構造が用いられている。
すなわち、駆動機構70について説明すれば、72は上
記口体部2la内に配置されたカムブロックである。こ
のカムブロック72は、第4図にも示されるように変速
装置20の左右方向(図において奥行および手前となる
軸線Aと直角な方向)に沿って延びる帯状のブロックを
なしている。そして、このカムブロック72の下部中央
が上記駆動ピン71の突出部に連結されている。このカ
ムブロック72は、図示はしないが軸線A方向に沿う2
本のガイドピンにより、軸線八方向に沿いのみにスライ
ドできるよう規制されていると同時に、図示しないコイ
ルスプリングの弾性力によって常に矢印Yで示すリア方
向に押し付けられる構造となっている。これにより、カ
ムブロック72がスライドすれば上記変速リング36が
軸線A方向にスライドするようにしている。このカムブ
ロック72のリア側の側面には、平面又は曲面で形成さ
れた、奥行きになるにしたがって広がるように傾斜した
カム面73が設けられている。
また上記口体部2 1. aのリア側には、上記カム面
73と並行をなして、ねじ軸74が配置されている。ね
じ軸74は、例えば外周に台形ねじを有する台形ねじ軸
から構成されていて、両端側が口体部21aを構成する
壁部に設けたラジアル軸受75.75で回転自在に支持
されている。またねじ軸74の一端部は、口体部21a
と隣接して、ハウジング6の外部に設けた減速機76を
介して、同外部の駆動モータ77に接続されている。つ
まり、駆動モータ77の回転にしたがってねじ軸74が
回転するようになっている。また上記ねじ軸74のねじ
部分には駆動ナット78が進退自在に螺合されている。
駆動ナット78には、上記付勢用のコイルスプリングの
弾性力を受けて、カムブロック72のカム面73と常に
接触する、上記カム面73に対応した傾斜面の駆動面7
9が形成されていている。つまり、カムブロック72は
、ねじ軸74が正回転、逆回転すれば、接触を保ちつつ
矢印X方向に変位する駆動ナット78により、軸線A方
向に変位するようになっている。すなわち、駆動モータ
77の回転に応じ、変速リング36か軸線A方向に変位
して、必要な変速がなされるようになっている。
他方、上記出力ディスク28には調圧カム機構80(押
圧力発生手段)が設けられている。ここで、調圧カム機
構80について説明すれば、81は切欠部60から露出
した駆動軸部分に嵌挿されたハブである。ハブ81は、
動力伝達用のキー81cを介して駆動軸50に嵌挿され
る小径円筒部81aと、これと同心をなして出力ディス
ク28側に連結され外側に張り出る大径円筒部8lbと
から構成される。むろん、小径円筒部8 ]. aは軸
方向には変位できるようになっているものである。また
対向関係となるハブ81の大径円筒部8lbと出力ディ
スク28との間の駆動軸部分には、円板状に形成された
カムディスク82が摺動自在に嵌挿されている。つまり
、カムディスク82は、上記出力ディスク28と共に回
転自在ならびに軸方向に変位自在となっている。そして
、カムディスク82とハブ81とは、互いに対向するカ
ムディスク82の板面部分と大径円筒部8lbの板面部
分との間に配置した複数の鋼球83、および同各板市部
分に設けた鋼球82の動きを規制する凹部84,84に
よって、動力的に結合されている。また互いに対向する
出力ディスク28とカムディスク82とは、圧入により
カムディスク82の出力ディスク28側の板面部分に突
設された複数のピン85が、出力ディスク28に穿設さ
れた挿入孔86に遊嵌されることによって、軸線A方向
に変位自在に連結されている。そして、こうしたビン8
5と挿入孔86とによる回転力の伝達、鋼球83と凹部
84,84とによる回転力の伝達によって、出力ディス
ク28から出力された変速回転を、出力軸となる駆動軸
50に出力するようにしている。さらにまた出力ディス
ク28とカムディスク82との間には、複数の圧縮コイ
ルスプリング87が介装されている。そして、この圧縮
コイルスプリング87の弾性力にて、出力ディスク28
を常に遊星コーン29に付勢させている。すなわち、こ
の圧縮コイルスプリング87による付勢によって、回転
初期に変速装置20に各摩擦により係合している各部に
与圧を与えて、変速機能に必要な摩擦係合力を付与する
構造となっている。なお、ノ\ブ81の小径円筒部81
aの端面とこれに対向するバルブプレート部分との間に
はスラスト軸受88が介装されていて、ハブ81に伝わ
る反力を回転自在に受ける構造となっている。
そして、このように構成された変速機付圧縮機1の制御
系か第1図および第2図に示されている。
すなわち、90は制御部(マイクロコンピュータおよび
その周辺回路よりなる)である。この制御部90には操
作部91か接続されていて、設定温度等の冷房運転に必
要な情報を入力できるようになっている。また制御部9
0には、上記蒸発器5から吹き出される空気の温度Ta
を検出するTa温度センサ92(以下、単にTaセンサ
と称す) 上記圧縮機部40に設けられ同圧縮機部40
の回転数(出力)を検出するNeo回転数検出センサ9
3(以下、単にNeoセンサと称す)、エンジン9に設
けられ同エンジン9の回転数(入力)を検出するNe回
転数検出センサ94(以下、単にNeセンサと称す)か
それぞれ接続されている。
また制御部90には第1図に示されるように目標コンブ
レッサ設定回路95、変速比算出回路96、上記変速装
置20の駆動モータ77につながる変速機部駆動回路9
7が内蔵されている。そして、上記Taセンサ92に上
記各回路95〜97が順次接続されている。また目標コ
ンプレツサ設定回路95には上記操作部90が接続され
ていて、上記目標コンプレッサ設定回路95において、
Taセンサ92から入力される空気温度Taと操作部9
0から入力される目標温度Taoとの偏差に応じた目標
コンプレッサ回転数を算出するようにしている。さらに
また変速比算出回路96には上記Neセンサ94が接続
されていて、この変速比算出回路96において、同変速
比算出回路96に入力される目標コンブレツサ回転数と
Neセンサ94から入力されるエンジン回転数とから必
要な変速比δを算出するようにしている。そして、この
変速比δにしたがって、変速装置20の駆動モータ77
を制御して変速比δを可変するようにしている、つまり
、蒸発器5から吹き出される空気温度Taをパラメータ
として、変速装置20の変速比δを冷房(空調)負荷に
応じて制御する構造となっている。
また上記制御部90には、?’Jcoセンサ93につな
がるコンプレッサ回転数比較回路98が内蔵されている
。このコンプレッサ回転数比較回路98には、設定最低
コンブレッサ回転数が記憶されていて、Neoセンサ9
3から入力される圧縮機部40の回転数とを比較するよ
うにしている。そして、コンブレッサ回転数比較回路9
8に目標コンブレッサ回転数修正回路99が接続されて
いる。
この目標コンプレッサ回転数修正回路99にはタイマ回
路100が接続されていて、上記目標コンプレッサ回転
数修正回路99に内蔵された運転領域判断回路99aに
おいて、設定最低コンブレッサ回転数よりも圧縮機部4
0の回転数が低いときが、所定時間継続したとき、変速
比δが0、もしくはそれに近い低変速領域と判断するよ
うにしている。また目標コンブレッサ回転数修正回路9
9には設定増速回転数が記憶されていて、上記運転領域
判断回路99aにおいて、変速比δが0、もしくはそれ
に近い低変速領域と判断されたとき、当該設定回転数N
 cosetを上記変速比算出回路96に出力して、変
速比算出回路96から算出される変速比δを強制的に一
時増速側に変速させるようにしている。
つぎに、こうした自動車用空調装置の作用について説明
する。
自動車のエンジン9を起動させると、エンジン9の回転
が駆動側ブーり10、■ベルト11、従動側ブーり8を
介して変速機付圧縮機1の入力軸23に伝達されていく
。これにより、入力された回転か入力ディスク27から
遊星コーン29に伝達されていき、遊星コーン2つを自
転ならびに軸線Aの回りに公転させていく。そして、こ
の遊星コーン29の公転を利用して、油溜り部37に溜
まった潤滑油38f跳ね上げて、変速装置20の摺動部
を潤滑すると同時に、圧縮機部40の摺動部の潤滑かで
きるようハウジング21内の冷媒に潤滑油38を混入し
ていく。
ここで、操作部91から冷房運転を開始する信号が制御
部90に入力されなければ、遊星コーン29の第3の伝
動面34に対する変速リング36の接触位置は変速比0
の位置のままで、エンジン9の回転は圧縮機部40には
伝達されない。
しかし、操作部91から冷房運転を開始する信号が制御
部90に入力されると、変速リング36か冷房負荷に応
じて定められた変速比δ分、変位していく。すると、変
速比δで得られる出力回転が出力ディスク28、カムデ
ィスク82、ハブ81、駆動軸51を介してウェーブプ
レート51に伝達されていき、各ピストン43を往復動
させていく。これにより、冷媒か吸込ノズル62からハ
ウジング21内、切欠部60、吸込室55を通ってシリ
ンダ42内に吸込まれていき、圧縮されていく。そして
、圧縮した冷媒は吐出室59,61、ノズル装着体63
内を通って、吐出ノズル64から冷凍サイクル回路7に
吐出されていく。
こうした冷媒の流通中、当該冷媒に含まれる潤滑油38
の成分が変速装置20の各摺動部および圧縮機部40の
各摺動部に供給されて、各部を潤滑していく。
そして、吐出した冷媒が、凝縮器2、レシーバタンク3
、膨張弁4、蒸発器5を流れていき、冷房サイクルを構
成していく。そして、蒸発器5の熱交換で得られる冷気
が、送風ファン5aにて自動車のキャビン内に冷風とし
て送風され、キャビン内を冷房していく。
こうした冷房運転が、空気温度Taをパラメータとした
無段変速の冷房負荷に応じた制御で継続S されていく。具体的には、第7図に示されるフロチャー
トに沿って変速装置20の制御がなされる。
すなわち、操作部91の操作によって、S(ステップ)
0のように冷房運転が開始されると、S1に示される事
項の初期条件が設定されていく。
但し、rKp:フィードバック制御の比例ゲイン」  
「θ1 :フィードバック制御のサンプリングタイム(
温度制御)」「θ2 ;フィードフォワード制御のサン
プリングタイム(変速比制御)」、rTao:目標吹出
空気温度」、rNcomin :設定最低コンプレッサ
回転数」、r M timeset  :設定時間( 
N comin以下の回転数の許容時間)」、「N c
oset  :設定回転数」、rL,M:カウンタ」で
ある。
続いて、目標コンプレッサ回転数設定回路95において
、S2で示すようにフィードバック制御のサンプリング
タイムθ1に対するフィードフォワード制御のサンプリ
ングタイムの回数の割合L setが算出されていく。
ついで、同目標コンプレッサ回転数設定回路95にて、
S3で示すようにTaセンサ82から出力される吹出空
気温度Ta,Neoセンサ94から出力されるコンブレ
ッサ回転数Ncoが検出されていく。一方、コンプレッ
サ回転数比較回路98にて、S4で示されるようにコン
プレッサ回転数Ncoが設定最低コンプレッサ回転数N
 coiinよりも低いかどうかを判定していく。
ここで、コンプレッサ回転数Ncoが設定最低コンブレ
ッサ回転数Ncominよりも高いと判定されると、目
標コンブレッサ回転数修正回路99に内蔵の運転領域判
断回路99aで、潤滑油38の不足がないと判断してい
く。そして、この判断結果にしたがって、S10では、
目標コンプレッサ回転数設定回路95にて、吹出空気温
度Taと目標吹出空気温度Taoとの偏差に応じて、目
標コンブレッサ回転数N eonや】を算出していく 
(フィードバック制御)。続いて、変速比算出回路96
にて、Sllで示すように、Neセンサ93から現在の
エンジン回転数Neが検出されていく。そして、上記算
出結果をもとに変速比算出回路96にて、S12で示す
与式にしたがって必要な変速比δを算出していく。この
算出結果にしたがって変速機部駆動回路97が制御され
、313で示すように変速機部駆動回路97を介して駆
動モータ77の作動を制御して、変速リング36を算出
した変速比δとなるよう変位させていく。そして、算出
された変速比δになった否かを、つぎのS14のサンプ
リングタイムθ2の設定、同S15のカウンタLの加算
、さらにはS16における同カウンタLと上記L se
tとの比較結果の「L≧LsetJの成立によって判断
していく。その後、変速比δとなったと判断すると、S
17で示すようにカウンタLをクリアした後、818の
如く目標コンプレッサ回転数N coOの更新が行われ
ていく。
こうした冷房運転中、上記S4の判定のとき、コンプレ
ッサ回転数Ncoが設定最低コンブレッサ回転数Nco
minよりも低いと判定すると、s5に進み、カウンタ
Mの加算がなされていく。それと同時に、S6で示され
るようにrNcoがNcomin以下の継続時間Mti
ieJを算出していく。そして、つぎのS7で「算出さ
れた継続時間Mtimeが設定時間Mtimesetよ
りも長いか否か」を判定していく。つまり、長ければ、
変速装置20の変速比が0、もしくは変速比0に近い低
変速領域となる。
ここで、変速比が01もしくは変速比0に近い低変速領
域での運転は、吐出冷媒が減少することにより、変速機
付圧縮機1に戻る潤滑油が減少、あるいは戻らなくなる
。それ故、この領域の運転が長時間行われると、変速装
置20,圧縮機部40の内部では油不足の減少が発生し
、これによって変速機装置20および圧縮機部40の摺
動部の潤滑性が損なわれてしまうおそれがあるしかし、
上記変速比0、もしくは変速比0に近い低変速領域の検
出によって、まず、現在の状態は、この油不足をきたす
運転領域であると判断していく。そして、この領域が検
出されたならば、目標コンブレッサ回転数修正回路99
において、「目標コンブレッサ回転数NcoOnや,に
設定回転数N cosetを代入」するといった変速比
δの増速側の修正が行われていく。そして、っぎのS9
でカウンタMを0にするとともに、サンプリングタイム
の回数割合L setに200を代入して、上紀SIO
で算出される変速比δを一時的に増速側に強制的に変更
していく。むろん、その後は上述した冷房負荷に応じた
制御に戻る。
これにより、圧縮機部40の吐出冷媒量が増加していき
、それに伴い多くの潤滑油38が冷凍サイクル回路7か
ら冷媒と共に圧縮機本体1aに戻っていく。すなわち、
吸込ノズル62からハウジング21内および圧縮機部4
0内に潤滑油38を含んた冷媒が流入していき、油不足
となる変速装置20および圧縮機部40の各摺動部分に
潤滑油38かゆきわたり、各部の磨耗、温度上昇を防ぐ
ことになる。特に、圧縮機本体1aとしては実質、無給
浦状態となる変速比0の運転には有効である。
したかって、変速比が0、もしくはそれに近い低変速領
域の運転を原因とした油不足を解消することができ、変
速機付圧縮機1の信頼性の向上を図ることができる。
また、この発明は上記第1の実施例に限定されるもので
はなく、第6図ないし第8図に示される第2の実施例の
ようにしてもよい。
すなわち、第2の実施例は、コンプレッサ回転数でなく
、潤滑油38,変速装置20の外壁等といった変速袋置
20の温度をパラメータとして用いて、第1の実施例と
同様、変速比0、もしくはそれに近い低変速領域を検出
し、このとき一時的に変速比を=締婢哄増速側に変速し
たものである。
第1の実施例と異なる点について説明すれば、第2の実
施例は構成の点では第6図に示されるように例えば変速
装置20のハウジング21の外面に、変速装置温度Tc
oを検出する温度センサ110(温度検出器)を設けた
点、ならびに第7図に示されるように制御部90に上記
温度センサ110とつながるTco比較回路111を設
けて比較結果を目標コンプレッサ回転数修正回路9つに
出力させた点で異なっている。
またフローチャートでは、3つの箇所で異なっている。
すなわち、第1の実施例のフローチャートに示すS1の
初期条件設定の中に、油不足による温度上昇の許容温度
の上限となるr Tcoiax − 1 0 0℃」を
設定する。そして、第1の実施例のフローチャートに示
すS(ステップ)3に代って、rTa,NcoJと共に
「変速装置温度T coJを検出するS(ステップ)3
0を設定する。さらに第1の実施例のフローチャートに
示す85〜S7に代って、「検出された変速装置温度T
coと上記設定されたT comaxの温度とを比較し
、Tco≧T comaxならば、S8の処理に進む」
ことを示すS31を設定した点が異なっている。
つまり、変速装置温度TcoとTcoIIlaxの温度
とを比較結果から、変速比0、もしくはそれに近い低変
速領域を判断し、その領域ならば、上記第1の実施例と
同様に変速装置20の変速比δを増速側に一時変更する
ようにしている。このようにしても、第1の実施例と同
様な効果を奏する。
なお、第1および第2の実施例では、S(ステップ)8
て目標コンブレッサ回転数NcoOnや,を常にN c
oset  (一定値)としているが、これに限らず、
S(ステップ)18で更新したr N coonJに設
定値を加えて、rNcoonヤl」としてもよい。また
このr N coo n+I Jに加える設定値をr 
T coJの関数としてもよい。具体的には、rTco
Jが高い程、加える設定値も大きくなるようにすればよ
い。
また、上述の第1および第2の実施例共、蒸発器の吹出
空気温度を用いて、変速装置を冷房(空調)負荷に応じ
無段に制御したが、これに限らず、圧縮機部40の吸込
圧力、温度等を用いて。変速装置の変速比を冷房負荷に
応じて可変するようにしてもよい。
さらにまた上述の第1および第2の実施例では、ピスト
ンタイプの圧縮機部、摩擦無段式の変速装置を用いたが
、これに限らず、他のタイプ(ロータリ、スクロール等
)の圧縮機部、変速装置(i!!星歯車機構等)を用い
てもよい。
[発明の効果] 以上説明したようにこの発明によれば、変速比0、もし
くはそれに近い低変速領域の運転時における潤滑性を向
上させることができる。
したがって、たとえ変速比0、もしくはそれに近い低変
速領域の運転となっても、油不足を原因とした変速機部
、圧縮機部の各部の磨耗、異状な温度上昇を未然に防ぐ
ことができ、高い信頼性をもたらす。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図はこの発明の第1の実施例を示し、
第1図は変速比を変える制御部の構成を示すブロック図
、第2図はこの発明を適用した自動車用空調装置を示す
概略構成図、第3図は変速機付圧縮機を示す側断面図、
第4図は第3図中、IV−IV線に沿う平断面図、第5
図は変速比が冷房負荷に応して変わる変速装置の制御を
説明するためのフローチャート、第6図はこの発明の第
2の実施例の自動車用空調装置を示す概略構成図、第7
図は変速比を変える制御部の構成を示すブロック図、第
8図は変速比が冷房負荷に応じて変わる変速装置の制御
を説明するためのフローチャ〜トである。 1a・・・圧縮機本体、,l・・・変速機付圧縮機、2
0・・・変速装置(変速機部)、37・・・浦溜まり部
、38・・・潤滑油、40・・・圧縮機部、90・・・
制御部、92・・・Ta温度センサ、93・・・Neo
回転数検出センサ、94・・・Ne回転数検出センサ、
95・・・目標コンプレッサ設定回路、96・・・変速
比算出回路、97・・・変速機部駆動回路、98・・・
コンプレッサ回転数比較回路、99・・・目標コンプレ
ッサ回転数修正回路、100・・・タイマ回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 入力軸部に無段式の変速機部を介して圧縮機部を連結す
    るとともに、内部に前記変速機部および圧縮機部の摺動
    部を潤滑する潤滑油を封入して構成される圧縮機本体と
    、前記変速機部の変速比を空調負荷に応じて制御する空
    調制御手段と、前記変速機部の変速比が0、もしくはそ
    れに近い低変速領域を検出する検出手段と、前記変速比
    0、もしくはそれに近い低変速領域が検出されたとき前
    記変速機部を一時増速側に変速する強制増速手段とを具
    備したことを特徴とする自動車空調用の変速機付圧縮機
JP955590A 1990-01-19 1990-01-19 自動車空調用の変速機付圧縮機 Pending JPH03217321A (ja)

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