JPH0634027A - トルク検出機能付き摩擦伝動装置 - Google Patents

トルク検出機能付き摩擦伝動装置

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JPH0634027A
JPH0634027A JP18379892A JP18379892A JPH0634027A JP H0634027 A JPH0634027 A JP H0634027A JP 18379892 A JP18379892 A JP 18379892A JP 18379892 A JP18379892 A JP 18379892A JP H0634027 A JPH0634027 A JP H0634027A
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JP
Japan
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transmission
friction
load torque
rotation speed
friction transmission
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JP18379892A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Hayashi
敏弘 林
Akio Matsuoka
彰夫 松岡
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な手段によって伝動システムの負荷トル
クを常時監視し、それが過大な値になったときに伝動を
絶つ等してシステムを保護する。 【構成】 原動機から被駆動側の回転機器に到る伝動シ
ステムの途中に摩擦式伝動装置を挿入し、負荷トルクに
応じて摩擦式伝動装置のスリップ率が変化する性質を利
用して、スリップ率から負荷トルクを求める。スリップ
率は摩擦式伝動装置の前後の回転数をそれぞれセンサに
よって検出して算出する。そして負荷トルクが所定値を
越えたとき、伝動システムに設けられた変速機の変速比
を零にする等して対応する。図1の例では、トルク検出
機能付き摩擦伝動装置37はプーリ1の内部に構成さ
れ、摩擦面5、遊星ローラ6、従動ローラ7及び保持器
8からなる。なお12は、過大な負荷トルクが作用した
ときに剪断され保持器8を空転させて伝動を絶つピンで
あって、一つの安全装置となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車用のエン
ジンによって空調装置の冷媒圧縮機を駆動する場合の伝
動システムに使用するのに好適な、負荷トルクの検出機
能を有する摩擦伝動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば特開昭61−189358号公報
に記載されている摩擦式の無段変速機のように、入力軸
が回転している状態でも変速比を零に調整することによ
って、出力軸を停止させることができる機能を備えてい
る変速機を使用して、例えば自動車用の空調装置におけ
る冷媒圧縮機のような回転機器を駆動するような場合に
は、自動車用エンジンのような原動機からの動力伝達を
断続するクラッチを設ける必要がないので、原動機の出
力軸が変速機の入力軸に直結されると共に、変速機の出
力軸が圧縮機の入力軸に直結される。
【0003】また、自動車用空調装置における冷媒圧縮
機でも、圧縮機自体が可変吐出容量型のものであって、
冷媒の吐出容量を零まで絞ることができるものであれ
ば、例えば変速機や電磁クラッチのようなものを圧縮機
の駆動軸に設ける必要もないので、自動車用エンジンと
回転機器である冷媒圧縮機とを伝動ベルトのようなもの
によって直結して使用することになる。このようにクラ
ッチを介在させることなく原動機に直結される圧縮機を
クラッチレスコンプレッサと呼んでいる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、原動機
をクラッチを介することなく例えば変速機や冷媒圧縮機
のような回転機器に直結して構成する伝動システムにお
いては、変速機や圧縮機等の被駆動側の回転機器が何か
の原因によって過負荷の状態になったり、万一ロックし
ても、伝動システムが動力伝達を停止するクラッチを備
えていないため、例えばベルト切れや、摩擦式無段変速
機の摩擦係合面のかじりのように、伝動システムの中で
も強度が比較的低い部分に破損を生じることになる。
【0005】この問題に対処するためには、伝動システ
ムにクラッチを介在させると共に、負荷トルクを常時監
視する機能を有する何らかの検出装置を設け、負荷トル
クが過大な値に達したときに変速機の変速比を零とする
ような制御を行なうことが考えられるが、リアルタイム
に負荷トルクを検出することは容易ではなく、そのため
の機器やクラッチを増設することによって、一般に伝動
システムの構成が複雑化、或いは大型化したり、コスト
の大幅な上昇を招くことが多い。
【0006】本発明は、このような従来技術における問
題に鑑み、比較的簡単な構成によって伝動システムにお
ける負荷トルクをリアルタイムに検出し、負荷トルクが
過大な値まで増加したとき直ちに伝動を停止する制御を
行うことができるような新規な手段を提供することを一
つの目的とするものである。本発明は、また、負荷トル
クが過大な値に達したときに、伝動を遮断する手段を負
荷トルクの検出手段自体が内蔵しているような新規な手
段を提供することを他の目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の目的を
達成するための第1の手段として、原動機から被駆動側
の回転機器に到る一連の伝動システムの途中に挿入され
る摩擦伝動装置と、前記摩擦伝動装置の駆動側の回転速
度を検出する入力回転数検出センサと、同じく被駆動側
の回転速度を検出する出力回転数検出センサと、前記入
力回転数検出センサ及び前記出力回転数検出センサの検
出値から前記摩擦伝動装置のスリップ率を算出し、更に
スリップ率から前記摩擦伝動装置の負荷トルクを算出す
る演算手段と、前記演算手段が所定値以上の負荷トルク
の発生を示す信号を出力したときに、負荷トルクを低減
させ得る手段を発動させる制御手段とを備えていること
を特徴とするトルク検出機能付き摩擦伝動装置を提供す
る。
【0008】本発明は、前記の目的を達成するための第
2の手段として、原動機から被駆動側の回転機器に到る
一連の伝動システムの途中に挿入される遊星ローラ伝動
機構からなる摩擦伝動装置と、前記摩擦伝動装置の駆動
側の回転速度を検出する入力回転数検出センサと、同じ
く被駆動側の回転速度を検出する出力回転数検出センサ
と、前記入力回転数検出センサ及び前記出力回転数検出
センサの検出値から前記摩擦伝動装置のスリップ率を算
出し、更にスリップ率から前記摩擦伝動装置の負荷トル
クを算出する演算手段と、前記演算手段が所定値以上の
負荷トルクの発生を示す信号を出力したときに、負荷ト
ルクを低減させ得る手段を発動させる制御手段とを備え
ていると共に、正常な状態において前記遊星ローラ伝動
機構の遊星ローラを支持している保持器の回転を阻止す
るために設けられた手段が、前記伝動システムの安全装
置を兼ねていることを特徴とするトルク検出機能付き摩
擦伝動装置を提供する。
【0009】
【作用】本発明の第1の解決手段においては、原動機の
回転は摩擦伝動装置を介して被駆動側の回転機器へ伝達
される。摩擦伝動装置は一般に負荷トルクの大きさに関
連する大きさのスリップを生じる性質があるので、演算
手段によって入力回転数検出センサと出力回転数検出セ
ンサが検出する入力回転数及び出力回転数からスリップ
率を算出することにより、負荷トルクとスリップ率の間
の既知の関係を照合することによって、負荷トルクの大
きさを検知することができる。このようにして検知され
る負荷トルクの値が所定値を越えたときに制御手段が発
動し、トルクの伝達を遮断して被駆動側の回転を停止さ
せるか、又は回転速度を低下させて負荷トルクを低減さ
せ、伝動システムの破損を回避する。
【0010】本発明の第2の解決手段においては、前記
第1の解決手段における摩擦伝動装置が遊星ローラ伝動
機構によって構成されており、しかも、遊星ローラ伝動
機構の遊星ローラを支持している保持器の回転を阻止す
るために設けられた手段が、前記伝動システムの安全装
置を兼ねているので、前記第1の解決手段と同じ作動に
加えて、負荷トルクの大きさが所定値を越えたとき、安
全装置が作動して遊星ローラを支持している保持器の拘
束を解くので、遊星ローラは自由に公転することができ
るようになり、駆動側の回転を被駆動側に伝達しなくな
る。従って、制御手段の発動が遅れたり、入出力回転数
検出センサや演算手段、制御手段等が故障したときのバ
ックアップ装置として伝動システムの安全を保障する。
【0011】
【実施例】図1に本発明のトルク検出機能付き摩擦伝動
装置の一実施例を示す。プーリ1は、それによって駆動
される回転機器(図示しない)のハウジングに設けられ
たボス部2の先端に、軸受3を介して回転可能に支持さ
れている。プーリ1の内部には、プーリ内ボス4の内面
に形成された円筒状の摩擦面5と、該摩擦面5に内接し
て円周方向に転動する複数個の遊星ローラ6と、中心部
において全ての遊星ローラ6と接触する1個の従動ロー
ラ7が設けられている。なお、図示実施例では摩擦面
5、遊星ローラ6、及び従動ローラ7は全て円筒状の摩
擦係合面を有するが、それらの変形として摩擦係合面を
全て円錐形或いはそれに近い形に成形し、更に螺子やば
ね等によって遊星ローラ6を軸方向に押す推力を調整可
能とすることによって、それらの摩擦係合面間に適度の
摩擦圧接力を発生させるように構成することもできる。
【0012】全ての遊星ローラ6は、共通の保持器8に
複数個設けられたローラ軸9上に回転可能にそれぞれ軸
承されている。保持器8自体は、従動ローラ7と一体化
されている回転機器の駆動軸10の軸線上において回動
可能となっていて、以上の各部分によって摩擦式の遊星
ローラ伝動機構11を構成している。遊星ローラ伝動機
構11の全ての摩擦伝動面はグリースによって潤滑され
ている。また、場合によっては遊星ローラ伝動機構11
を密閉型として、内部に適量の液状潤滑油を充填し、摩
擦係合面が潤滑油によって潤滑、冷却されながら摩擦伝
動を行うようにしても良い。
【0013】図1に示されたトルク検出機能付き摩擦伝
動装置37においては、それを介して過大なトルクが伝
達されるのを遮断するために、遊星ローラ伝動機構11
の一部に安全装置をも備えている。即ち、安全装置は固
定のボス部2の孔に挿通されたピン12が保持器8に形
成された孔に挿入されることによって構成される。負荷
トルクが所定値以内の正常な伝動状態においては、ピン
12が保持器8の回動を阻止しているので、遊星ローラ
6は公転することがなく、一定の位置に留まって自転を
することにより、プーリ1の摩擦面5の回転を従動ロー
ラ7へ伝達することができる。
【0014】プーリ1が、それに巻き掛けられた図示し
ないベルトによって回転駆動されると、遊星ローラ伝動
機構11のプーリ内ボス4と遊星ローラ6、更に遊星ロ
ーラ6と従動ローラ7の間の摩擦伝動によって、遊星ロ
ーラ6が自転して駆動軸10が一定の比率で増速駆動さ
れる。このとき、プーリ1の回転数(入力回転数)をN
inとし、駆動軸10の回転数(出力回転数)をNout
増速比をεとすれば、 Nout =ε・Nin という関係にあるが、負荷が作用すると摩擦伝動機構の
常として必ず摩擦係合面に幾らかのスリップが発生する
ため、実際には、 Nout <ε・Nin となる。そこで、真の出力回転数をNout ' とすれば、
スリップ率Sは、 S=(ε・Nin−Nout ' )/ε・Nin …(1) として表される。スリップ率Sと負荷トルクTとは、例
えば図2に示すような関係にあるので、入力回転数Nin
をプーリ1又はそれ以前の回転部分に設けた図示しない
回転数センサによって検出すると共に、出力回転数N
out ' を従動ローラ7以後の回転部分に設けた図示しな
い回転数センサによって検出することにより、図2のよ
うなマップを照合してスリップ率Sをリアルタイムに検
知することができる。
【0015】また、図1に示す実施例においては、ピン
12に負荷トルクTが所定値を越えたときに剪断される
程度の強度を与えておくことにより、所定値以上の負荷
トルクTが伝達されたときにピン12が剪断されて保持
器8が拘束を解かれるので、遊星ローラ6が駆動軸10
の回りに自由に公転し、プーリ1が回転しても従動ロー
ラ7及び駆動軸10には回転が伝達されなくなる。従っ
て、ピン12とそれを挿通する孔は、遊星ローラ伝動機
構11における一種の安全装置として働くことになる。
【0016】図1の実施例におけるピン12と孔からな
る安全装置に代わるものとして、図3に示すような機構
を図1の遊星ローラ伝動機構11に適用すれば、遊星ロ
ーラ伝動機構の別の実施例を構成することができる。図
3に示す安全装置13においては、ボス部2の孔14の
中に固定された栓15によって支持されているばね16
を設け、保持器8の円筒面の一部に形成された窪み17
に係合するボール18をばね16によって弾力的に支持
している。図示していないが、保持器8の円周上の窪み
17と同じ平面上に比較的浅い円周溝を設けておくと好
都合である。この場合は、遊星ローラ伝動機構によって
伝達される負荷トルクTが所定値を越えると、ボール1
8がばね16に抗して窪み17から脱出して、そのまま
円周溝内を転動するようになるので、ボス部2による保
持器8の拘束は解かれて、保持器8は自由に回動するこ
とができるようになり、遊星ローラ6が自由に公転する
ことによって、プーリ1の回転が従動ローラ7に伝達さ
れなくなる。従って図3に示す安全装置13も、図1の
ピン12と同様に、所定値以上の過大な負荷トルクTの
発生を防止することができる。
【0017】図1に示したような本発明によるトルク検
出機能付き摩擦伝動装置を、無段変速機付き圧縮機に接
続した実施例を図4に示す。この種の圧縮機は、無段変
速機によって圧縮機の駆動回転数を無段階に変更するこ
とにより、加圧した流体の吐出容量を自由に変化させる
ことができるので、例えば自動車用空調装置の冷媒圧縮
機として使用するのに適したものである。図4におい
て、19は車両用空調装置用のベーン型等の容積型冷媒
圧縮機を、20は数個の遊星摩擦車21を1個のリング
22と各1個の入力摩擦車23及び出力摩擦車24とに
係合させた形式の摩擦式無段変速機を示している。この
場合、空調装置の冷凍サイクルを循環する冷媒は潤滑油
を含んでおり、冷媒が摩擦式無段変速機20の内部を経
て冷媒圧縮機19へ吸入されることによって冷媒圧縮機
19を潤滑するだけでなく、それを駆動するための摩擦
式無段変速機20の内部の摩擦車等の摩擦係合部分をも
潤滑し、且つ冷却する。
【0018】圧縮機19の吸入室は無段変速機20の変
速機室25を兼ねており、図示しない空調装置の冷凍サ
イクルにおけるエバポレータから戻ってくる潤滑油を含
む冷媒は、上部の戻り口26から変速機室25内に吸入
され、潤滑油は後述のように遊星摩擦車21に係合して
いる変速リング22や摩擦車23、24等の、無段変速
機20を構成する各部分の摩擦係合面を潤滑、冷却す
る。無段変速機20の摩擦係合部分が低温、低圧の戻り
冷媒に含まれた潤滑油によって潤滑、冷却されることに
より、摩擦係合部分の焼き付きが防止される。冷媒と潤
滑油は隔壁27に開口している吸入口28から圧縮機1
9の作動室内に吸入され、気体状の冷媒は圧縮されて図
示しない冷凍サイクルのコンデンサの方へ吐出される。
その際に、冷媒に含まれていた潤滑油は圧縮機19の例
えばベーンのような摺動部分等をも潤滑して、圧縮機1
9の焼き付きを防止する。
【0019】入力摩擦車23のハブ上に設けられたラジ
アル軸受及びスラスト軸受によってカムディスク29が
軸承され、その右端面には、出力回転検出用リング30
を挟んで、圧縮機19の入力軸34に取りつけられた出
力ディスク31がボルトによって連結されている。ま
た、カムディスク29は、推力発生用カム機構32を介
して出力摩擦車24を後方から支持している。出力摩擦
車24はカムディスク29の円筒形部分の上に相対回転
可能に遊嵌されており、カムディスク29に対する相対
回転角度が大きくなるにつれて、推力発生用カム機構3
2により軸方向前方に向かって強く押しやられて、複数
個の遊星摩擦車21と出力摩擦車24間の摩擦圧接力は
もとより、それらと入力摩擦車23や変速リング22の
相互間の摩擦圧接力をも負荷トルクに応じて増加させる
作用をする。
【0020】入力摩擦車23と出力摩擦車24との間で
自由に回転することができるキャリヤ33によって、数
個の遊星摩擦車21の回転軸が同じ円周上に等間隔に、
且つ駆動軸10に対して同じ角度をなすように軸承され
ており、これらの遊星摩擦車21の各円錐形摩擦面に
は、共通の変速リング22が摩擦係合している。リング
22は回動を阻止されているが、リングホルダ35によ
って軸方向に移動調節されることができ、それによって
各遊星摩擦車21の円錐形摩擦面における変速リング2
2との係合点の有効半径が一斉に変化するようになって
いる。リングホルダ35の位置は変速モータ36によっ
て無段階に調整される。そして、各遊星摩擦車21の基
部に形成された鼓形摩擦面には入力摩擦車23が同時に
摩擦係合すると共に、円錐形の底面に相当する円板形摩
擦面には出力摩擦車24が同時に摩擦係合するようにな
っている。
【0021】作動状態において、図示しない自動車のエ
ンジンによりベルトを介して、図1の実施例のような本
発明のトルク検出機能付き摩擦伝動装置37のプーリ1
が回転駆動されると、その出力回転によって駆動軸10
と一体の入力摩擦車23が回転し、静止している変速リ
ング22に沿って複数個の遊星摩擦車21を転動させる
ことにより出力摩擦車24に回転が取り出される。もし
入力摩擦車23の回転数が一定であるときは、出力摩擦
車24の回転数はリングホルダ35によって位置決めさ
れる変速リング22の軸方向位置によって決まる。従っ
て、変速モータ36を制御回転させることによってリン
グホルダ35と変速リング22を軸方向に移動させれ
ば、出力摩擦車24の回転数は無段階に変化する。逆
に、自動車用エンジンによって駆動される場合のよう
に、プーリ1の駆動回転数が大幅に変化することによっ
て、駆動軸10と共に入力摩擦車23の回転数が変化す
るときでも、リング22の軸方向位置をそれに合わせて
調整すれば、圧縮機19の入力軸34の回転数を略一定
に維持することが可能になる。この作用によって、摩擦
式無段変速機20を備えた冷媒圧縮機19は、自動車の
走行状態に応じてエンジンの回転数が大幅に変動して
も、常に必要な流量の冷媒を圧縮して吐出することが可
能になるので空調能力を理想的に制御することができ
る。
【0022】図4に例示したような伝動システムに使用
することができる制御装置の構成を図5のブロック図に
よって示す。入力回転数検出センサ50はプーリ1の入
力回転数Ninを計測するためのもので、自動車のエンジ
ンのような原動機から、トルク検出機能付き摩擦伝動装
置37のプーリ1に到る回転部分の任意の位置に設けら
れる。プーリ1の側面に対向する箇所等は好適な位置で
ある。もしプーリ1に対して図示しないベルトによって
連結している駆動プーリの側面に入力回転数検出センサ
50を設ける場合には、その検出値に、それらのプーリ
の径の比によって決まる速度比を乗算することによって
プーリ1の回転数が得られる。回転数センサの本体とし
ては、従来から光学的なものや磁気的なものなど色々な
ものが知られているので、ここでは詳細な説明を省略す
る。
【0023】出力回転数検出センサ51は駆動軸10に
取り出される摩擦伝動装置37の出力回転数Nout '
計測するためのものであって、それを設置する位置は従
動ローラ7から以下の回転部分ということになる。入力
摩擦車23の背面に対向する箇所等は好適な位置であ
る。なお、図4のシステムにおいては、摩擦式無段変速
機20の内部に、その出力回転数を検出するための出力
回転検出用リング30が既に設けられているので、それ
に対して設けられる図示しない出力回転数検出センサを
出力回転数検出センサ51として共通に利用することも
できる。
【0024】図4に示された出力回転検出用リング30
は、周囲に凹凸の切欠き歯を有する王冠形の金属円板か
らなり、その周囲の一部に近接して固定的に設置される
図示しない磁気ピックアップを構成するコイルが、出力
回転検出用リング30の周囲の凹凸の通過時に凹凸に対
応した電気的パルスを発生するので、所定の時間内に通
過するパルスの数をカウントするか、或いは1個のパル
ス間隔においてカウントされるクロックパルスの数か
ら、摩擦式無段変速機20の出力回転検出用リング3
0、従って圧縮機19の入力軸34の回転数を検知する
ことができる。これを摩擦式無段変速機20が現在示し
ている変速比によって除算することにより、駆動軸10
の実際の回転数、即ち出力回転数Nout ' を求めること
ができる。
【0025】入力回転数検出センサ50及び出力回転数
検出センサ51が検出した値は、それぞれ入力回転数検
出回路52及び出力回転数検出回路53によって処理さ
れて入力回転数Nin及び出力回転数Nout ' が算出され
る。前述のように検出値を変速比等によって補正するよ
うな計算もこの過程で行うことができる。算出された入
力回転数Nin及び出力回転数Nout ' はスリップ率計算
回路54に入力され、前記(1) の式にそれらの値を代入
する演算を行うことによりスリップ率Sが算出される。
スリップ率Sは更にトルク検出回路55に入力され、図
2に例示するようなマップを照合することによって、摩
擦伝動装置37の負荷トルクTを検出する。
【0026】このように、負荷トルクTの値を摩擦伝動
装置37のスリップ率Sから算出しているので、もし出
力回転数検出センサ51として摩擦式無段変速機20の
出力回転検出用リング30を利用した場合は、摩擦伝動
装置37のスリップ率Sに対して摩擦式無段変速機20
のスリップ率が加わったものが検出されるので、図2に
示すようなマップはその分を考慮したものにする必要が
ある。しかし、この場合は、摩擦式無段変速機20に異
常なスリップが発生したことを同時に検出することがで
きる利点もある。
【0027】このようにしてトルク検出機能付き摩擦伝
動装置37のスリップ率Sから求められた負荷トルクT
の値が、所定の正常な範囲にあるときは、一連の伝動シ
ステムの運転はそのまま継続されるが、冷媒圧縮機19
や摩擦式無段変速機20等にトラブルが生じることによ
って、摩擦伝動装置37のスリップ率Sが増加し、それ
から算出される負荷トルクTの値が所定値を越えると、
図4のシステムの場合はトルク検出回路55から信号が
変速機制御回路56に向かって出力され、変速モータを
制御駆動して変速リング22を軸方向に移動させること
により、摩擦式無段変速機20の変速比を変更して圧縮
機の入力軸34の回転を安全域まで低下させるか、或い
は変速比を零として入力軸34の回転を停止させる。
【0028】本発明においては、摩擦式無段変速機20
に代えて他の形式の変速機や電磁クラッチ等を用いるこ
ともできるし、また、変速機等を使用しないで、吐出容
量を変更することができる冷媒圧縮機をトルク検出機能
付き摩擦伝動装置37だけを介して原動機に直結するよ
うな場合には、トルク検出回路55の出力する信号によ
って吐出容量を減少させるか、又は零にすることにな
る。このように、本発明は摩擦式無段変速機20を設け
ることを必須の要件とするものではないので、要する
に、トルク検出機能付き摩擦伝動装置のスリップ率Sの
検出値から負荷トルクTが過大になったことを検知した
ときに、結果として負荷トルクTを支障のない値まで減
少させ得る何らかの被制御手段が作動するように構成さ
れていればよい。
【0029】
【発明の効果】本発明のトルク検出機能付き摩擦伝動装
置によれば、きわめて簡単な手段によって負荷トルクの
大きさをリアルタイムに検出することができるので、負
荷トルクが過大になったときは直ちに負荷トルクTが支
障のない値まで減少するような措置をとることが可能に
なる。トルク検出機能付き摩擦伝動装置の構成は簡単な
ものであって、それによって伝動システムが大型化、複
雑化するようなことはなく、コスト上昇も比較的僅かで
済む。また、トルク検出機能付き摩擦伝動装置には、簡
単な安全装置を組み込むことができるので、過大な負荷
トルクが発生したときに伝動を遮断することにより、そ
れだけでも関連機器の破損を予防することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトルク検出機能付き摩擦伝動装置の一
実施例を示す断面図である。
【図2】スリップ率Sと負荷トルクTの関係を例示する
線図である。
【図3】本発明のトルク検出機能付き摩擦伝動装置の他
の実施例の一部を拡大して示す断面図である。
【図4】図1に示すトルク検出機能付き摩擦伝動装置を
無段変速機付き圧縮機に接続した場合を示す縦断正面図
である。
【図5】本発明に関連する制御装置の構成を例示したブ
ロック図である。
【符号の説明】 1…プーリ 5…摩擦面 6…遊星ローラ 7…従動ローラ 8…保持器 10…駆動軸 11…摩擦式の遊星ローラ伝動機構 12…ピン 13…安全装置 19…冷媒圧縮機 20…摩擦式無段変速機 21…遊星摩擦車 22…変速リング 23…入力摩擦車 24…出力摩擦車 25…変速機室 30…出力回転検出用リング 32…カム機構 34…圧縮機の入力軸 36…変速モータ 37…トルク検出機能付き摩擦伝動装置 50…入力回転数検出センサ 51…出力回転数検出センサ 54…スリップ率計算回路 55…トルク検出回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動機から被駆動側の回転機器に到る一
    連の伝動システムの途中に挿入される摩擦伝動装置と、
    前記摩擦伝動装置の駆動側の回転速度を検出する入力回
    転数検出センサと、同じく被駆動側の回転速度を検出す
    る出力回転数検出センサと、前記入力回転数検出センサ
    及び前記出力回転数検出センサの検出値から前記摩擦伝
    動装置のスリップ率を算出し、更にスリップ率から前記
    摩擦伝動装置の負荷トルクを算出する演算手段と、前記
    演算手段が所定値以上の負荷トルクの発生を示す信号を
    出力したときに、負荷トルクを低減させ得る手段を発動
    させる制御手段とを備えていることを特徴とするトルク
    検出機能付き摩擦伝動装置。
  2. 【請求項2】 前記摩擦伝動装置が遊星ローラ伝動機構
    からなると共に、正常な状態において前記遊星ローラ伝
    動機構の遊星ローラを支持している保持器の回転を阻止
    するために設けられた手段が前記伝動システムの安全装
    置を兼ねていることを特徴とする請求項1記載のトルク
    検出機能付き摩擦伝動装置。
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