JPH0472480A - 自動車空調用の変速機付圧縮機 - Google Patents

自動車空調用の変速機付圧縮機

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JPH0472480A
JPH0472480A JP18041690A JP18041690A JPH0472480A JP H0472480 A JPH0472480 A JP H0472480A JP 18041690 A JP18041690 A JP 18041690A JP 18041690 A JP18041690 A JP 18041690A JP H0472480 A JPH0472480 A JP H0472480A
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JP
Japan
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speed
compressor
transmission
gear ratio
speed change
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Pending
Application number
JP18041690A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Hayashi
敏弘 林
Akio Matsuoka
彰夫 松岡
Yuji Takeo
竹尾 裕治
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、自動車の補機、特に入力側に摩擦無段式の
変速機部を設けてなる自動車空調用の変速機付圧縮機に
関する。
(従来の技術) 自動車(車両)の空調用に用いられる圧縮機は、一般に
自動車に搭載されている走行用のエンジンを動力源とし
て駆動されるため、圧縮機の入力側の回転数は自動車の
走行状況等によって大きく変動する。
しかし、圧縮機自体は空調(冷房)負荷に応じた能力を
得るに要求される一定の回転数であればよく、このため
変動する入力側の回転数を能力に対応した回転数に調節
する必要がある。
そこで、特開昭62−170787号公報に示されるよ
うな空調用の変速機付圧縮機が提案されている。これは
、入力軸部に摩擦無段式の変速機部を介して圧縮機部を
直列に連結した構造となっている。詳しくは、変速機部
は入・出力ディスク、複数個の略傘状の遊星コーン(摩
擦接触体)、変速リング(摩擦接触体)、与圧のための
押圧力発生手段等を組合わせた構造となっていて、この
変速機部の出力部に例えばピストン式の圧縮機部が直列
に連結される。
そして、変速機部の無段変速により、エンジンの回転数
の変動を吸収して、要求される回転数を圧縮機部に伝え
、必要な冷房能力が得られるようにしている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上記変速機付圧縮機は、冷凍サイクルの圧縮
機の吐出圧力で変速リングを駆動する構造となっている
ところが、変速リングは吐出圧力に応じてスライドされ
るだけで、同変速リングの変速速度が制御されることが
ないために、変速機部の変速比が変化する際、場合によ
っては、グロススリップが発生する不都合がある。
具体的には、例えば急なブレーキ操作により、入力回転
数(エンジン回転数)が高回転数から急激に低下したよ
うな場合、ブレーキ操作前における圧縮機部の吐出圧力
が急激に低下して、変速リングを急速に変速比が高くな
る側(増速側)に変速させようとする。このときの変速
リングの挙動は急激であるから、摩擦接触している変速
リングと遊星コーンとの間にグロススリップと呼ばれる
スリップ現象が生じる。
ここで、グロススリップは、摩擦接触を用いて一方から
他方へ回転動力を伝達する関係にあるととき、−旦スリ
ップを起こすと、すべり摩擦のまま、つまり空転する現
象である。具体的には、動力伝達時の伝達係数(摩擦係
数)は一般的にrO,05〜0.10Jにときに、−旦
スリップを起こすと、伝達係数(摩擦係数)がro、0
5以下」 (すべり摩擦)となって空転を起こす。
これを防ぐためには負荷を「略0」に減らすか入力回転
数を下げる、あるいは変速比「OJ (無負荷状態)に
しないと復帰ができない。
このため、走行条件によっては圧縮機の正常な作動が損
なわれ、空調性能の低下をもたらすおそれがある。しか
も、部品に無理な力が加わる上、極度に磨耗が進行する
から、変速機部が破損する危険もある。
また圧縮機は自動車の補機である以上、自動車の走行フ
ィーリング、特に加速フィーリングが損なわれないこと
が要求されるが、吐出圧に応動して変速リングを移動さ
せる構造上、吐出圧力の差が少ないような加速運転領域
(定常加速領域)では、変速比の31整動作、すなわち
変速リングのスライドは緩慢である。
このため、場合によっては不要な圧縮機部の負荷をエン
ジン側に与えつつ、自動車の加速が行われる結果となり
、変速機付圧縮機の搭載によって、自動車の加速フィー
リングが損なわれる難点がある。
この発明はこのような事情に着目してなされたもので、
その目的とするところは、変速時のグロススリップの発
生を防止と、車両の加速フィーリングの向上との双方を
図ることができる自動車空調用の変速機付圧縮機を提供
することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するためにこの発明の変速機付圧縮機は
、相互が摩擦接触しかつ接触を維持する方向に沿って移
動可能な複数の摩擦接触体を有し当該摩擦接触体の相対
位置を変化させることにより変速比が可変可能な無段式
の変速機部および圧縮機部を入力軸部に順に連結して構
成される圧縮機本体と、前記摩擦接触体を移動させ当該
摩擦接触体相互の相対位置を変えるための駆動手段と、
この駆動手段を制御して前記変速機部の変速比を空調負
荷に応じて設定する空調制御手段と、この空調制御手段
で定めた変速比が増速側か減速側かを検出する検出手段
と、前記駆動手段を制御し前記変速機部の変速速度を前
記変速比が増速側のとき遅い速度に設定し前記変速比が
減速側のとき速い速度に設定する手段とを設けたことに
ある。
(作用) この発明の変速機付圧縮機によると、空調負荷に応じて
変速比を変化させて運転中、例えば急なブレーキ操作に
より、入力回転数(エンジン回転数)が高回転数から急
激に低下し、それに応じて変速機部で変速されたような
ときは、このときの変速が検出手段にて増速側と検出さ
れ、続いて設定した遅い変速速度となるよう駆動手段を
制御していく。この制御により、増速側では急速に摩擦
接触体同志の相対位置が変化するといった動きはなくな
る。
また定常加速領域(吐出圧力の差が少ないような加速運
転領域に相当)における変速機部の変速では、このとき
の変速が検出手段にて減速側と検出され、続いて設定し
た速い変速速度となるよう駆動手段を制御していく。こ
れにより、車両の加速が始まると、素早く減速側に変速
され、加速中のエンジンを阻害しないようにしていく。
しかるに、常に正常な変速作動を維持すると同時に、加
速時の良好な加速感を確保することができることとなる
(実施例) 以下、この発明を第1図ないし第5図に示す一実施例に
もとづいて説明する。第2図は自動車用空調装置の概略
構成を示し、1は変速機付圧縮機、2は凝縮器、3はレ
シーバタンク、4は膨張弁(減圧装置)、5は蒸発器で
ある。各冷凍サイクル機器は冷媒管6で順次接続されて
いて、冷凍サイクル回路7を構成している。そして、変
速機付圧縮機1の入力部に設けた従動側ブー18と、自
動車に搭載されている例えば走行用のエンジン9のクラ
ンク軸に設けた駆動側プーリ10とがベルト、例えば無
端状のVベルト11で連結されている。つまり、走行用
のエンジン9を動力源として、変速機付圧縮機1を駆動
するようにしている。なお、5aは蒸発器5の熱交換で
得られる冷風を自動車のキャビン(図示しない)に吹き
出すための送風ファンである。
上記変速機付圧縮機1には、変速機部、例えば摩擦無段
式の変速装置20を介して、ウェーブプレート式の圧縮
機部40を直列に皐結した圧縮機本体1aが用いられて
いる。この詳細な圧縮機本体1aの構造が第3図および
第4図に示されている。
圧縮機部40について説明すれば、41はシリンダブロ
ックである。このシリンダブロック41は、前後方向に
おいて分割されたフロントシリンダブロック41aとリ
アシリンダブロック41bとから構成される。各シリン
ダブロック41a41bの周側には、双方を前後方向沿
いに貫通するような孔部で形成されるシリンダ42が周
方向に沿って複数、平行に設けられている。そして、こ
れら各シリンダ42内にそれぞれピストン43が摺動自
在に嵌挿されている。
上記フロントシリンダブロック41aの端部には、フロ
ント側のバルブプレート44およびフロントサイドハウ
ジング45が順次設けられている。
またリアシリンダブロック41bの端部には、リア側の
バルブプレート46およびリアサイトノ\ウジング47
が順次設けられている。
そして、これら前後方向に沿って順に並んだ各部品が、
フロントサイドハウジング45.バルブプレート44.
シリンダブロック41.バルブプレート46を貫通する
スルーボルト48でリアサィドハウンング45に綿結さ
れ、本体部分を構成している。なお、各シリンダ42に
臨むノくルブプレート部分には、図示はしないがンリン
ダブロ・ンク外側に位置して吐出孔および吐出弁が設け
られ、シリンダブロック中央側に位置して吸込孔および
吸込弁が設けられている。但し、49は上記吐出弁の弁
押さえを示す。
またシリンダブロック41の中央には駆動軸50が前後
方向に沿って配置されている。そして、この駆動軸50
の前部側の端部がフロントサイドハウジング45から前
方へ突出している。なお、Aは駆動軸50の軸線を示す
。この駆動軸50は、前後部分がそれぞれフロントシリ
ンダブロック41aおよびリアシリンダブロック41b
に設けたラジアル軸受51b、51bで回転自在に支持
されている。
そして、この駆動軸50の中央部分には上記各ピストン
42につながるウェーブプレート51が嵌挿されていて
、このウェーブプレート51にて各ピストン43をシリ
ンダ42内で往復動させるようにしている。
すなわち、ウェーブプレート51が配置されるリアシリ
ンダブロック41bの前方側の端部分には、シリンダ4
2に至るような円形状の四部52が形成されている。そ
して、この凹部52内に、例えば外径がシリンダ42の
軸心に至るような寸法に設定された上記ウェーブプレー
ト51が収容されている。またこのウェーブプレート5
1の外周端に対応する各ピストン43の外周部分には、
当該端部を許容する凹部53が形成されている。
そして、これら各凹部53内には、四部53に入るウェ
ーブプレート51の板面部を両側から挾み付けるように
して一対のローラ54,55が回転自在に装着されてい
て、ローラ54,55が回転するウェーブプレート51
の板面部上を転勤することにより、ウェーブプレート5
1の傾斜変位分、ピストン43がシリンダ42内を往復
動するようになっている。
なお、ウェーブプレート51のスラスト方向は、ウェー
ブプレート51のノ\ブ51aとそれに対向するシリン
ダブロック壁との間に設けたスラスト軸受57で回転自
在に支持されている。
上記リアサイドハウジング47の内部には、中央側にバ
ルブプレート46の各吸込孔と連通する環状の吸込室5
8(低圧室)が設けられている他、外側にはバルブプレ
ート46の各吐出孔と連通ずる環状の吐出室59(高圧
室)が設けられている。
またフロントサイドりウジレグ45の中央側にはバルブ
プレート44の各吸込孔と連通する円形な切欠部60(
低圧室)が形成されている他、外側ノ内部部分にはバル
ブプレート44の各吐出孔と連通ずる環状の吐出室61
(高圧室)が設けられている。そして、切欠部60は上
記吸込室58と図示しない通路を介して連通ずるととも
に、後述する変速装置20の内部を通じて変速機付圧縮
機1の前部側に設けた吸込口62と連通して(\る。
また各吐出室59.61はリアシリンダブロック41b
の側部(変速機付圧縮機1の後部側)に形成された吐出
口装着口体63に図示しない通路を介して連通している
。これにより、上記駆動軸50の回転にしたがって各ピ
ストン43が往復動ずれば、吸込口62から吸込まれた
冷媒を圧縮し、続いて圧縮した冷媒を吐出室59.61
および吐出口装着口体63を通って、同吐出ロ装着ロ体
63に装着した吐出ノズル64から凝縮器2へ吐出させ
る構造となっている。なお、ウェーブプレート51の回
りの摺動部に潤滑するよう、図示しない通路を用いて凹
部52内に吸込冷媒が導入されるようにしである。
一方、上記変速装置20について説明すれば、21はフ
ロントサイドハウジング45の周部にボルト(図示しな
い)によって密閉的に連結されたハウジングである。ハ
ウジング21は、略キャ・ツブ状をなしていて、内底部
には油溜り部37が形成されている。そして、この油溜
り部37に一定量の冷凍機油38(潤滑油)が貯溜され
ている。
またハウジング21の上部側には、上記吸込口62を装
着した目体部21aが設けられている。
このハウジング21のフロント側の壁部には、同壁部に
設けたラジアル軸受22により、入力部となる入力軸2
3が回転自在に支持されている。この人力軸23は、上
記駆動軸50の軸線Aと同軸をなして、ハウジング21
のフロント側を貫通している。そして、この入力軸23
の貫通端に上記従動側プーリ8が装着されていて、入力
軸23へ上記エンジン9の回転を入力できるようにして
いる。なお、24はブーり支持用のラジアル軸受、25
は従動側プーリ8とラジアル軸受22との間の入力軸部
分に設けたオイルシールを示す。
また人力軸23のハウジング21内に突出した端部には
、凹部21bが形成されている。この四部21bと隣合
う上記駆動軸50の端部とは、ラジアル軸受26を介し
て嵌合していて、入力軸23と上記駆動軸50とを同軸
上に配置させている。そして、これら人・出力軸間に摩
擦無段式の変速機構部が設けられている。
すなわち、27は上記入力軸23の突出側の端部外周に
一体に設けられた入力ディスク、28は入力ディスク2
7と対向して駆動軸50の突出端部に回転自在に嵌挿さ
れた出力ディスクである。
そして、これら入力デイクス27と出力ディスク28と
の外周端間には複数の遊星コーン29(摩擦接触体に相
当するもので、2個だけ図示)が介在されている。
ここで、遊星コーン29について説明すれば、遊星コー
ン29は3つの伝動面を有する略傘状を呈している。す
なわち、遊星コーン29は、円錐部29aの円錐底面に
、同軸をなして小径なディスク部30を一体的に設ける
とともに、同ディスク部30の底面に同軸をなして取付
軸31を一体的に設けてなる。そして、ディスク部30
の側面部は上記入力ディスク27の外周端と摩擦係合す
るような凹状に形成されていて、第1の伝動面32とし
ている。また上記円錐部29aの底面周縁部は、平面又
はそれに近い面に形成されていて、上記出力ディスク2
8の外周端と摩擦係合する第2の伝動面33を構成して
いる。また円錐部29aは鈍角の頂角を有して構成され
ていて、同円錐部29aの側面を後述する変速リング3
6(摩擦接触体に相当)と摩擦係合する第3の伝動面3
4としている。
そして、これら遊星コーン29をリテーナ35で、軸線
Aの回りに回転自在に取り付けている。
すなわち、リテーナ35は板部材を円錐台形状に成形し
たような円盤形状をなしている。このリテナ35が、入
力軸23側に側壁を配置した状態で、同側壁の中央部分
が入力軸23の入力ディスク27から突き出た端部部分
に回転自在に嵌挿されている。なお、リテーナ35は軸
線Aと同軸に設けられる。そして、このリテーナ35の
傾斜した周壁に上記複数個の遊星コーン29の取付軸3
1が、所定の間隔で、適当なりリアランスを存して回転
自在に装着され、各遊星コーン29を円錐部29aの駆
動軸50側の母線が軸線と略平行になるように配置して
いる。
そして、これら自転、かつ公転が自在な遊星コーン29
のディスク部30の側面、すなわち第1の伝動面32に
、上記入力ディスク27の外周端部が摩擦係合している
。また遊星コーン29の円錐底面周縁、すなわち第2の
伝動面33に上記出力ディスク28の外周端部が摩擦係
合している。
これら遊星コーン29の回りのハウジング面部分(含む
油溜り部37)には、軸線入方向に沿う段部39が形成
されていて、この段部39内に上記変速リング36が軸
線A方向に沿って摺動自在に嵌挿されている。また変速
リング36の内周面には円錐部29aの軸線Aと平行な
法面と接する凸部36aが周方向に渡って形成されてい
て、変速リング36の軸線A方向に沿うスライドにより
遊星コーン29の接触点の位置を頂角から周縁部の間で
可変させることで、入力軸23からの回転速度を変速で
きるよう・になっている(遊星コーン29の公転速度の
変化による)。本実施例では、例えば[変速比0(円錐
部29Hの周縁近傍の位置)から変速比1(円錐部29
aの頂角近傍の位i)Jの範囲で回転を無段で変速する
ようにしである。
またこうした遊星コーン29およびリテーナ35の配置
により、下位に配置された遊星コーン29および変速リ
ング36の下部部分を上記油溜り部37の冷凍機油38
中に浸漬させており、遊星コーン29の公転、自転によ
る冷凍機油38のはねあげにより、吸込口62からハウ
ジング21内を通り、上記圧縮機部40の切欠部60か
ら吸込まれる冷媒に油成分を混入させたり、変速機部2
0の摺動部分に冷凍機油38を供給させるようにしてい
る。
一方、変速リング36の上部部分には同変速リング36
を駆動する駆動機構70が設けられている。駆動機構7
0は、変速リング36の上部部分に上方へ突き出る駆動
ピン71を突設し、この駆動ピン71をカム機構を用い
て軸線A方向に駆動させる構造が用いられている。
すなわち、駆動機構70について説明すれば、72は上
記目体部21a内に配置されたカムブロックである。こ
のカムブロック72は、第4図にも示されるように変速
装置20の左右方向(図において奥行および手前となる
軸線Aと直角な方向)に沿って延びる帯状のブロックを
なしている。そして、このカムブロック72の下部中央
が上記駆動ピン71の突出部に連結されている。このカ
ムブロック72は、図示はしないが軸IIA方向に沿う
2本のガイドピンにより、軸線A方向に沿いのみにスラ
イドできるよう規制されていると同時に、図示しないコ
イルスプリングの弾性力によって常に矢印Yで示すリア
方向に押し付けられる構造となっている。これにより、
カムブロック72がスライドすれば上記変速リング36
が軸線A方向にスライドするようにしている。このカム
ブロック72のリア側の側面には、平面又は曲面で形成
された、奥行きになるにしたがって広がるように傾斜し
たカム面73が設けられている。
また上記口体部21aのリア側には、上記カム面73と
並行をなして、ねじ軸74が配置されている。ねし軸7
4は、例えば外周に台形ねじを有する台形ねし軸から構
成されていて、両端側が口体部21aを構成する壁部に
設けたラジアル軸受75.75で回転自在に支持されて
いる。またねじ軸74の一端部は、口体部21aと隣接
して、ハウジング6の外部に設けた減速機76を介して
、同外部の駆動モータ77(駆動手段に相当)に接続さ
れている。つまり、駆動モータ77の回転にしたがって
ねじ軸74が回転するようになっている。また上記ねじ
軸74のねじ部分には駆動ナツト78が進退自在に螺合
されている。駆動ナツト78には、上記付勢用のコイル
スプリングの弾性力を受けて、カムブロック72のカム
面73と常に接触する、上記カム面73に対応した傾斜
面の駆動面79が形成されている。つまり、カムブロッ
ク72は、ねし軸74が正回転、逆回転すれば、接触を
保ちつつ矢印X方向に変位する駆動ナツト78により、
軸線入方向に変位するようになっている。すなわち、駆
動モータ77の回転に応じ、変速リング36が軸線A方
向に変位して、必要な変速がなされるようになっている
他方、上記出力ディスク28には調圧カム機構80(押
圧力発生手段〉が設けられている。ここで、調圧カム機
構80について説明すれば、81は切欠部60から露出
した駆動軸部分に嵌挿されたハブである。ハブ81は、
動力伝達用のキー81cを介して駆動軸50に嵌挿され
る小径円筒部81aと、これと同心をなして出力ディス
ク28側に連結され外側に張り出る大径円筒部81bと
から構成される。なお、小径円筒部81aは軸方向には
変位できるようになっているものである。また対向関係
となるハブ81の大径円筒部81bと出力ディスク28
との間の駆動軸部分には、円板状に形成されたカムディ
スク82が摺動自在に嵌挿されている。つまり、カムデ
ィスク82は回転自在ならびに軸方向に変位自在となっ
ている。そして、カムディスク82とハブ81とは、互
いに対向するカムディスク82の板面部分と大径円筒部
81bの板面部分との間に配置した複数の鋼球83、お
よび同各板面部分に設けた鋼球83の動きを規制する凹
部84,84によって、動力的に結合されている。また
互いに対向する出力ディスク28とカムディスク82と
は、圧入によりカムディスク82の出力ディスク28側
の板面部分に突設された複数のピン85が、出力ディス
ク28に穿設された挿入孔86に遊嵌されることによっ
て、軸線入方向に変位自在に連結されている。このピン
85と挿入孔86とによる回転力の伝達、鋼球83と凹
部84,84とによる回転力の伝達によって、出力ディ
スク28から出力された変速回転を、出力軸となる駆動
軸50に出力するようにしている。また出力ディスク2
8とカムディスク82との間には、複数の圧縮コイルス
プリング87が介装されている。そして、この圧縮コイ
ルスプリング87の弾性力にて、出力ディスク28を常
に遊星コーン29に付勢させている。すなわち、この圧
縮コイルスプリング87による付勢によって、回転初期
に変速装置20に各摩擦により係合している各部に与圧
を与えて、変速機能に必要な摩擦係合力を付与する構造
となっている。なお、ハブ81の小径円筒部81aの端
面とこれに対向するバルブプレート部分との間にはスラ
スト軸受88が介装されていて、ハブ81に伝わる反力
を回転自在に受ける構造となっている。
そして、このように構成された変速機付圧縮機1の制御
系が第1図および第2図に示されている。
すなわち、90は制御部である。この制御部90には、
図示しないスイッチ類を有した操作部91が接続されて
いて、起動のためのオンオフ。
設定温度等といった冷房運転に必要な情報を入力できる
ようになっている。また制御部90には、上記蒸発器5
から吹き出される空気の温度Ta(室温)を検出するT
a温度センサ92(以下、単にTaセンサと称す)、上
記圧縮機部40に設けられ同圧縮機部40の回転数を検
出するNeo回転数検出センサ93(以下、単にNeo
センサと称す)、エンジン9に設けられ同エンジン9の
回転数を検出するNe回転数検出センサ94(以下、単
にNeセンサと称す)がそれぞれ接続されている。また
制御部90には第1図に示されるように目標コンプレッ
サ回転数設定回路95、変速比算出回路96、上記変速
装置20の駆動モータ77につながる変速機部駆動回路
97が内蔵されている。そして、上記Taセンサ92に
上記各回路95〜97が順次接続されている。また目標
コンプレッサ回転数設定回路95は、制御部90に内蔵
のコンプレッサ回転数修正回路99を介して上記操作部
90に接続されていて、上記目標コンプレッサ回転数設
定回路95において、Taセンサ92から入力される空
気温度Taと操作部90から入力される目標温度Tao
との偏差に応じた目標コンプレッサ回転数を算出するよ
うにしている。
さらに変速比算出回路96には上記Neセンサ94が接
続されていて、この変速比算出回路96において、目標
コンプレッサ回転数設定回路95から出力される目標コ
ンプレッサ回転数とNeセンサ94から出力されるエン
ジン回転数とから必要な変速比δを算出するようにして
いる。と同時に、変速比算出回路96には上記Neoセ
ンサ93が接続されていて、Neセンサ94からのエン
ジン回転数とNeoセンサ93から入力されるコンプレ
ッサ回転数とから現在の変速比を算出するようにしてい
る。そして、この変速比算出回路96から変速機部駆動
回路97へ、現在の変速比を目標の変速比δにさせるた
めの偏差に応じた制御信号を出力して、駆動モータ77
の通電制御から目標・変速比δになるようにしている、
これにより、蒸発器5から吹き出される空気温度Taを
パラメータとして、変速装置20の変速比δを冷房(空
調)負荷に応じて制御するようになっている。
また上記制御部90には、上記変速比算出回路96につ
ながる変速速度設定回路100が内蔵されている。この
変速速度設定回路100には、2種類の変速速度Vを記
憶した記憶部100aが内蔵されている。すなわち、変
速速度Vとしては、通常の変速速度■より速い値V f
ast、例えば毎秒の変速比変化量の値でr O、2/
5ecJ 、逆に変速速度Vより遅い値Vslov、例
えば同じ変速比変化量の値でr O、1/5ecJとい
った2つの設定値が設定されている。
変速速度設定回路100は、上記変速比算出回路96で
算出した目標変速比δが同じく現在の変速比に対して変
速方向が増速側か減速側かを検出する機能を有している
。さらに変速速度設定回路100は、検出の結果、増速
側のときは記憶部100aからr 0 、 1 /5e
cJを読取り、減速側のときは同しく r O、2/5
ecJを読取り、上記変速機部駆動回路97に出力する
機能を有している。
加えて変速速度設定回路100は、操作部91がら起動
信号が入力されたときは、上記増速、減速の判定に優先
して、増速側、減速側にががゎらず、遅い変速速度Vs
lov (r 0. 1 /5ecJ )を選択するに
設定してあり、起動時は遅い変速速度で変速を行わせる
ようにしている。
一方、上記変速機部駆動回路97には、これら2種類の
変速速度の設定信号を受けて、変速リング36を当該設
定した速度でスライドさせるモータ回転速度可変回路9
7aが内蔵されている。このモータ回転速度可変回路9
7aを内蔵した変速機部駆動回路97により、上記駆動
モータ77は変速比δと変速速度Vとにしたがって制御
されるようになっている。これにより、変速リング36
は増速側ではr O、1/sec」の遅い変速速度で目
標変速比δにスライドし、減速側では[o、2/5ec
Jの速い変速速度で目標変速比δにスライドしていくよ
うしている。なお、変速速度の各設定値は空調フィーリ
ングを損なわない範囲の値で定めである。
つぎに、こうした自動車用空調装置の作用について説明
する。
自動車のエンジン9を起動させると、エンジン9の回転
が駆動側プーリ10、■ベルト11、従動側プーリ8を
介して変速機付圧縮機1の人力軸23に伝達されていく
。これにより、入力された回転が入力ディスク27から
遊星コーン29に伝達されていき、遊星コーン29を自
転ならびに軸ljAの回りに公転させていく。
ここで、操作部91から冷房運転を開始する信号が制御
部90に人力されなければ、遊星コーン29の第3の伝
動面34に対する変速リング36の接触位置は変速比0
の位置のままで、エンジン9の回転は圧縮機部40には
伝達されない。
しかして、操作部91を操作して、冷房運転を開始する
オン信号が制御部90に入力されると、変速リング36
が後述する冷房負荷に応じて求められる目標変速比δ、
選択される変速速度にしたがって変位していく。これに
より、目標変速比δで得られる出力回転が出力ディスク
28、カムディスク82、ハブ81、駆動軸51を介し
てウェーブプレート51に伝達されていき、各ピストン
43を往復動させていく。
すると、冷媒が吸込062からハウジング21内、切欠
部60.吸込室55を通ってシリンダ42内に吸込まれ
ていき、圧縮されていく。そして、圧縮した冷媒は吐出
室59,61、ノズル装着体63内を通って、吐出ノズ
ル64から冷凍サイクル回路7に吐出されていく。
そして、吐出した冷媒が、凝縮器2、レシーバタンク3
、膨張弁4、蒸発器5を流れていき、冷房サイクルを構
成していく。そして、蒸発器5の熱交換で得られる冷気
が、送風ファン5aにて自動車のキャビン内に冷風とし
て送風され、キャビン内を冷房していく。
第5図に、こうした空気温度Taをパラメータとした冷
房運転時の無段変速制御のフローチャートが示されてい
る。
制御部90は、操作部91でオン操作されると、S(ス
テップ)2〜S7のように変速比を調整して、圧縮機部
40の回転数を定常に維持していく。
すなわち、オン操作にしたがって、制御部90はTa温
度センサ92から蒸発器5の吹出温度Ta、Neo回転
数検出センサ93から圧縮機部40の回転数Ncoを検
出していく。そして、目標コンプレッサ回転数設定回路
95において、吹出温度Taと、操作部91から入力さ
れた設定温度、すなわちSlの事項に示す目標吹出空気
温度Ta。
(Ta−3℃)とを比較して、偏差に応じた目標コンプ
レッサ回転数Ncoを算出する。ついで、変速比算出回
路96において、この目標コンプレッサ回転数Ncoと
、Ne回転数検出センサ94から検出されたエンジン回
転数Neとで、冷房運転に必要な変速比δを算出してい
く。と共に同回路96にて、現在のコンプレッサ回転数
Ncoとエンジン回転数Neとから現在の変速比を算出
していく。そして、変速比算出回路96から変速機駆動
回路97へ、これら目標ならびに現在の変速比の偏差に
応じた制御信号が出力される。
一方、変速速度設定回路100は上記算出された現在の
変速比と目標変速比δを比較していて、目標変速比δが
現在の変速比に対して増速側であるか減速側を判定して
いる。
ここで、変速する制御が増速側であれば、記憶部100
aから遅い変速速度、すなわちslの事項に示す[屹 
1 /5ecJ  (V slow)を読込んでいく。
この決定された変速速度の制御信号が変速機駆動回路9
7に出力される。
そして、変速機部駆動回路97、内蔵のモータ回転速度
可食回路97aにおいて、駆動モータ77の回転変位置
と回転速度を上記変速比および変速速度にしたがって決
定し、それにしたがい駆動モータ77を制御していく。
つまり、駆動モータ77に所定の速度で目標の変速比δ
となるよう通電し、コンプレッサ回転数NCOを入力変
動にがかわらず、一定にしていく。
しかして、増速側は常に遅い変速速度で変速すング36
はスライド動することになり、従来のように急速に遊星
コーン29と変速リング36との相対位置が変化すると
いうようなことはなくなる。
したがって、トラブルの原因となるグロススリップの発
生はなく、常に正常な変速作動を約束することができる
一方、上記変速する制御が減速側であれば、記憶部10
0aから速い変速速度、すなわちSlの事項に示すr 
0 、 2 /5ccJ  (V rast)を読込ん
でい(。この決定された変速速度の制御信号が変速機駆
動回路97に出力される。
そして、変速機部駆動回路97、内蔵のモータ回転速度
可変回路97aにおいて、増速側のときと同様、駆動モ
ータ77の回転変位量と回転速度を上記変速比、変速速
度にしたがって決定し、それにしたがい駆動モータ77
を制御して、コンプレッサ回転数Ncoを入力変動にか
かわらず、一定にしていく。
しかして、減速側では自動車の加速が始まると、素早く
減速側に変速され、加速中のエンジン回転の上昇を阻害
しないようにしていく。
したがって、従来で困難な場合があった定常加速領域の
加速感を常に確保することができる。
それ故、正常な変速作動の維持と、加速時の良好な加速
感とを得ることができる。しかも、グロススリップが防
止されたことで、変速装置20の摺動部の磨耗や破損の
危険性を回避することができ、信頼性の向上ともなる。
そのうえ、起動時は増減の判定にかかわらず、変速速度
を遅い値に設定したことにより、エンジン9に対する負
担が軽くてすむ。
なお、一実施例において、変速速度Vの設定値は毎秒の
変速比変化量で設定した値を用いたが、これに限らす、
他の手段で設定してもよい。例えば毎秒の駆動モータ回
転量、毎秒の変速リング移動量、駆動モータの付加で電
圧値等で、速い変速速度と遅い変速速度とを設定しても
、同様な効果を奏する。むろん、駆動モータ以外の駆動
手段、例えばソレノイド等の駆動手段でもよい。
また一実施例では、ピストンタイプの圧縮機部、差動遊
星機構の摩擦無段式変速装置を用いたが、これに限らず
、他のタイプ(ロータリ、スクロール等)の圧縮機部、
他の相対位置を変えることにより変速比を変えることが
できる摩擦接触体を用いた変速装置を用いてもよい。
(発明の効果) 以上説明したようにこの発明によれば、変速時のグロス
スリップの発生を防止と、車両の加速フィーリングの向
上との双方を図ることができる。
しかも、グロススリップが防止されたことで、変速機部
の磨耗や破損の危険性が回避され、高い信頼性をもたら
す。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図はこの発明の一実施例を示し、第1
図は変速比を変える制御部の構成を示すブロック図、第
2図はこの発明を適用した自動車用空調装置を示す概略
構成図、第3図は変速機付圧縮機を示す側断面図、第4
図は第3図中、IV−IV線に沿う平断面図、第5図は
変速速度を変えながら変速比を変える制御を説明するた
めのフローチャートである。 1・・・変速機付圧縮機、1a・・・圧縮機本体、20
・・・変速装置(変速機部)、29・・・遊星コーン、
36・・・変速リング、40・・・圧縮機部、90・・
・制御部、91・・操作部、92・・・Ta温度センサ
、93・Neo回転数検出センサ、94・・・Ne回転
数検出センサ、95・・・目標コンプレッサ設定回路、
96・・・変速比算出回路、97・・・変速機部駆動回
路、97a・・・モータ回転速度可変回路、100・・
・変速速度設定回路。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 笛 図 笛 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 相互が摩擦接触しかつ接触を維持する方向に沿って移動
    可能な複数の摩擦接触体を有し当該摩擦接触体の相対位
    置を変化させることにより変速比が可変可能な無段式の
    変速機部および圧縮機部を入力軸部に順に連結して構成
    される圧縮機本体と、前記摩擦接触体を移動させ当該摩
    擦接触体相互の相対位置を変えるための駆動手段と、こ
    の駆動手段を制御して前記変速機部の変速比を空調負荷
    に応じて設定する空調制御手段と、この空調制御手段で
    定めた変速比が増速側か減速側かを検出する検出手段と
    、前記駆動手段を制御し前記変速機部の変速速度を前記
    変速比が増速側のとき遅い速度に設定し前記変速比が減
    速側のとき速い速度に設定する手段とを具備したことを
    特徴とする自動車空調用の変速機付圧縮機。
JP18041690A 1990-07-10 1990-07-10 自動車空調用の変速機付圧縮機 Pending JPH0472480A (ja)

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