JPH03226319A - 金属缶の製造方法 - Google Patents

金属缶の製造方法

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JPH03226319A
JPH03226319A JP2293680A JP29368090A JPH03226319A JP H03226319 A JPH03226319 A JP H03226319A JP 2293680 A JP2293680 A JP 2293680A JP 29368090 A JP29368090 A JP 29368090A JP H03226319 A JPH03226319 A JP H03226319A
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勝宏 今津
Kazuhiro Sato
一弘 佐藤
Takuro Ito
卓郎 伊藤
Toshiharu Kaneko
金子 俊治
Toshio Sue
俊雄 末
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、有機樹脂被膜が形成された金属素材からの絞
り成形による金属缶の製造方法に関するもので、より詳
細には絞り成形後の脱脂洗浄を省きながら、印刷適性を
向上させる方法に関する。
(従来の技術) 従来、側面無継目(サイド・シームレス)缶の。
製造法としては、アルミニウム板、ブリキ板或いはナイ
ン・フリー・スチール板等の金属素材を。
絞りダイスとポンチとの間で少なくとも1段の絞り加工
に付し、側面に継目のない側部と該胴部に継目なしに一
体に接継された底部とから缶に成形することが広く行わ
れている。
絞り成形後の缶に、後から塗装処理を行うことは、操作
として繁瑣であり、またスプレー塗装時における溶剤揮
散による環境汚染の問題もあることから、樹脂フィルム
のラミネートや、有機樹脂塗料の塗装等により、金属素
材の表面に予め有機樹脂被膜を施しておくことも広く行
われていしかしながら、有機樹脂被膜が予め形成された
金属素材を絞り成形に付する場合にも、絞り成形性を向
上させ且つ成形時における被膜の損傷を防止するために
は、素材表面に潤滑剤を施こすことが必須不可欠である
本発明者の提案にかかる特公平1−36519号公報に
は、有機樹脂被覆金属素材の絞り成形に際して、液体グ
リセリド、エタノール及び非イオン界面活性剤から水中
油型水性乳化液を被覆面上に均一に塗布し、絞り成形後
の缶を温間で水洗することが記載されている。
(発明が解決しようとする問題点) 有機樹脂被覆金属素材に通常の滑剤(潤滑剤)を塗布し
て絞り加工性を向上させた場合には、この被膜上の滑剤
を脱脂することが困難であり、また被膜上に残存する滑
剤が、微妙な風味を生命とする飲料等のフレーバーを損
い易いという問題があるのに対して、前記先行技術は、
絞り成形性を向上させながら脱脂洗浄性を向上させたも
のとして、意義のあるものと言える。
しかしながら、上記従来法では、絞り成形後の缶の脱脂
洗浄と洗浄後の乾燥という二工程がどうしても必要であ
り、工程数が多く、また水資源及び熱エネルギーを消費
するという見地からは末だ十分満足し得るものでない。
また、滑剤としてフレーバー保持性に優れたものを選択
し、脱脂洗浄に要する負担を可及的に軽減することも考
えられるが、この場合には、被膜表面に残留する滑剤が
缶外面への印刷適性を著しく阻害し、またインキ層の缶
への密着性を低下させる等の欠点を生じる。
従って、本発明の技術的課題は、有機樹脂被覆金属素材
からの絞り成形による金属缶の製造に際して、上記従来
法の欠点を解消し、絞り成形後のan洗浄を省きながら
、印刷適性やフレーバー保持性を向上させる方法を提供
するにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明によれば、予め有機樹脂被膜を形成させた金属素
材を一次乃至数次の多段絞り加工に付し、金属缶を製造
するに際し、飽和炭化水素系潤滑剤を前記素材の有機樹
脂被膜面上に均一に塗布し、塗布後の素材を絞り成形に
付し、絞り成形で得られた缶を加熱し、缶に付着した潤
滑剤の大部分を揮発させる。
また、前記飽和炭化水素系潤滑剤が分岐鎖含有炭化水素
潤滑剤であり、該分岐鎖は主鎖の炭素数2乃至10個当
りに少なくとも一個有していることを特徴とすることが
でき、更に前記分岐鎖に右いて、炭素数が1である分岐
鎖が分岐鎖全体にたいして70%以上存在していること
を特徴とすることができる。
(作用) 本発明では1種々の潤滑剤の内でも、飽和炭化水素系の
潤滑剤、特に分岐鎖を有する飽和炭化水素系の潤滑剤を
選択し且つこの潤滑剤を素材の有機樹脂被覆表面に施こ
す、飽和炭化水素系、特に分岐鎖含有飽和炭化水素系の
ものを選択するのは、1このものが加熱揮発性を有する
こと、即ち加熱により揮発してその除去が容易なこと、
2有機樹脂被覆金属素材に優れた絞り成形性(プレス成
形性)を付与し得ること、3フレーバー保持性に優れて
おり、被膜上に残留しても内容品に異味異臭を与えない
こと、4食品添加物にも認められている通り衛生的特性
に優れていること、によるものである。
この点について更に説明すると、上記飽和炭化水素系潤
滑剤は他の潤滑剤に比して著しく少量の塗布で優れた絞
り成形性が得られるのが特徴であり、これは、本発明で
用いる潤滑剤では、流体潤滑か或いはそれに近い潤滑作
用が行われ、しかも油膜強度もかなり高いことによると
思われる。このように塗布量も小さいことから、絞り成
形後の除去も容易であり、また残留による影響、例えば
印刷適性への影響も少ない。
また、飽和炭化水素は同一分子量で比較して、極性化合
物に比して揮発性が大であり、且つ有機樹脂被膜への吸
収やその膨潤等の作用も少ないことから、短時間の加熱
で、揮発、除去を行い得るという作用を呈する。この傾
向は、分岐鎖含有炭化水素系の潤滑剤において特に顕著
である。分岐鎖含有炭化水素系潤滑剤では、第3級炭素
原子が存在し、この炭素原子の部分で分岐鎖の切断等を
生して低分子化を生じ、より揮発が生じ易くなることも
、他の原因の一つであると思われる。これらの作用は、
有機樹脂被膜が樹脂フィルム、特にポリエステル系フィ
ルムから成るときに特に顕著である。
本発明においては、上記飽和炭化水素系潤滑剤を塗布し
た有機樹脂被覆金属素材をそれ自体公知の手段で絞り成
形に付するが、絞り成形で得られる缶を加熱し、付着し
た潤滑剤の大部分を揮発させる。潤滑剤の大部分を揮発
させ除去することにより、缶表面の印刷適性が顕著に向
上し且つ印刷インキや仕上ニスの密着性も著しく向上す
る。即ち、絞り成形用潤滑剤の多くのものは離型剤的作
用を有しており、このものが有機樹脂被膜と印刷インキ
層等との間に剥離性を付与するように作用するが1本発
明では用いる飽和炭化水素系潤滑剤が加熱により除去容
易なものであり、その大部分が除去されることから、 上記影響は著しく少な い。
また、少量の飽和炭化水素系潤滑剤が残留したとしても
、このものは他の潤滑剤に比して離型作用が小さく、印
刷適性に対する影響は極めて小さい。
かくして1本発明によれば、従来の絞り成形法では必要
不可欠であった脱脂洗浄工程を省略することができる。
これは、水資源を節約し、洗浄排水処理の負担を軽減し
得ると共に、脱脂洗浄時に生じる金属の発錆を防止する
ことができる数々の利点をもたらす。
また、缶の加熱にしても、比熱の小さい缶を所定温度に
上昇させる顕熱と、極めて少量の潤滑剤を揮発させる潜
熱とのみが必要であり、水滴の付着した缶を乾燥させる
場合に比して熱エネルギーを著しく節約することが可能
となる。また、この加熱により、絞り成形後の有機樹脂
被膜に残留する歪を緩和して、その密着性や強度を向上
させ得るという利点も得られる。
(好適態様) プレス成形に付する金属素材の断面構造を示す第1図に
おいて、この成形用金属素材1は、アルミ板、ティンフ
リースチール、ブリキ等から成る金属基質2、該基質の
両表面に設けられた有機樹脂被膜3a、3bから成って
いる。
本発明は、これらの有機樹脂被膜3a、3bの表面に、
プレス加工に先立って、飽和炭化水素系潤滑剤の層4a
、4bを一様に塗布する。
飽和炭化水素系潤滑剤としては、それ自体公知の任意の
ものを用いることができる。このような潤滑剤としては
、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス
、流動パラフィン、ペトロラタム、ポリエチレンワック
ス、ポリプロピレンワックス、エチレン−プロピレンワ
ックス等を挙げることができる。
本発明では分岐鎖含有炭化水素系潤滑剤、特に分岐鎖が
主鎖の炭素数2乃至10個の長さに少なくとも1本存在
していることが望ましい。更に、その分岐鎖の大部分が
炭素数1のもので占められ、炭素数1個の分岐鎖は潤滑
剤全体に存在する分岐鎖の数に対して、70%以上、特
に90%以上の範囲で占められるでいることが望ましい
。このような分岐鎖含有炭化水素系潤滑剤では第3級炭
素原子が主鎖中に適宜に存在し、且つこのような炭素原
子の部分で単純分岐鎖が切断等を生じて低分子化を生じ
、より揮発が生じ易くなることが考えられる。
このような潤滑剤として、ペトロラタム、特に白色ペト
ロラタム(ワセリン)が特に適している。
この潤滑剤は、酸化状態等にもよるが融点が35℃乃至
80℃、特に38℃乃至60℃の範囲にあることが好ま
しく、その分子量(重量平均)は、150乃至700の
範囲内にあるのがよい。
上記潤滑剤の素材有機被膜面への塗布量は著しく少ない
童で絞り成形性の向上が得られるのも顕著な利点であり
1例えば、0.4乃至10■gem2特に0.5乃至2
.0 mg/m2の塗布量で満足すべき結果が得られる
。この塗布量が上記範囲よりも沙ないと、潤滑性能が不
十分であり、上記範囲よりも多いと、その揮発に長い時
間を必要とするようになる。
潤滑剤の塗布は1例えば潤滑剤を液状の状態で有機樹脂
被覆金属素材上にスプレー塗布するか或いは静電霧化塗
布することにより好都合に行われるが、他にローラ塗布
等によっても行い得る。
本発明では、金属素材としては各種表面処理鋼板やアル
ミニウム等の軽金属板が使用される。
表面処理鋼板としては、冷間圧延鋼板を焼鈍後二次冷間
圧延し、亜鉛メツキ、錫メツキ、ニッケルメッキ、電解
クロム酸処理、クロム酸処理等の表面処理の一種または
二種以上行フたちのを用いることができる。好適な表面
処理鋼板の一例は。
電解クロム酸処理鋼板であり、特に10乃至200mに
/12の金属クロム層と1乃至50mg/m2(金属ク
ロム換算)のクロム酸化物層とを備えたものであり、こ
のものは塗膜密着性と耐腐食性との組合わせに優れてい
る。表面処理鋼板の他の例は0.5乃至11.21/d
の錫メツキ量を有する硬質ブリキ板である。このブリキ
板は、金属クロム換算で、クロム量が1乃至30Il1
g/m2となるようなりロム酸処理或はクロム酸/リン
酸処理が行われていることが望ましい。
更に他の例としてはアルミニウムメツキ、アルミニウム
圧接等を施したアルミニウム被覆鋼板が用いられる。
軽金属板としては、所謂純アルミニウム板の他にアルミ
ニウム合金板が使用される。耐腐食性と加工性との点で
優れたアルミニウム合金板は、にn:0.2乃至1.5
重量%、Mg:0.8乃至5重量%、Zn:0゜25乃
至0.3重量%、及びCu:0.15乃至0.25重量
%、残部がA1の組成を有するものである。これらの軽
金属板も、金属クロム換算で、クロム量が20乃至30
0+ag/i2となるようなりロム酸処理或はクロム酸
/リン酸処理が行われていることが望ましい。
金属板の素板厚(TB )は、金属の種類、容器の眉途
或はサイズによっても相違するが、一般に0.10乃至
0.50+amの厚みを有するのがよく、この内でも表
面処理鋼板の場合には、0.10乃至0.30m+nの
厚み、また軽金属板の場合には0.15乃至0.4’O
mmの厚みを有するのがよい。
また本発明において、上記金属板上に被覆される有機樹
脂被膜としては、各種樹脂フィルムや各種樹脂塗料が挙
げられる。熱可塑性樹脂フィルムとしては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、
エチレン−′#酸酸二ニル共重合体エチレン−アクリル
エステル共重合体、アイオノマー等のオレフィン系#I
脂フィルム;ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレ
ンテレフタレート、エチレンテレフタレート/イソフタ
レート共重合体等のポリエステル;ナイロン6、ナイロ
ン6.6.ナイロン11.ナイロン12等のポリアミド
;ポリ塩化ビニル;ポリ塩化ビニリデン等を挙げること
ができる。
また、本発明において、上記熱可塑性樹脂の被覆層には
、金属板を隠蔽し、また絞り一再絞り成形時に金属板へ
のしわ押え力の伝達を助ける目的で無機フィラー(JI
料)を含有させることができる。
無機フィラーとしては、ルチル型またはアナターゼ型の
二酸化チタン、亜鉛華、グロスホワイト等の無機白色原
料;パライト、沈降性硫酸パライト、炭酸カルシウム、
石膏、沈降性シリカ、エアロジル、タルク、焼成或は未
焼成りレイ、炭酸バリウム、アルミナホワイト、合成乃
至天然のマイカ、合成ケイ酸カルシウム、炭酸マグネシ
ウム等の白色体質顔料;カーボンブラック、マグネタイ
ト等の黒色原料;ベンカラ等の赤色顔料;シエナ等の黄
色顔料;#背、コバルト青等の青色顔料を挙げることが
できる。これらの無機フィラーは、樹脂当り10乃至5
00重量%、特に10乃至300重量%の量で配合させ
ることができる。
被覆樹脂フィルムの金属板への被覆は、熱融着法、ドラ
イラミネーション、押出コート法等により行われ、被覆
樹脂と金属板との間に接着性(熱融着性)が乏しい場合
には1例えばウレタン系接着剤、エポキシ系接着剤、酸
変性オレフィン樹脂系接着剤、コポリアミド系接着剤、
コポリエステル系接着剤を介在させることができる。
また、結晶性熱可塑性樹脂の厚みは、一般に3乃至50
μm、特に5乃至40μIの範囲にあることが望ましい
フィルムを用いた熱融着の場合、未延伸のものでも延伸
のものでもよい。
一方保護塗料としては、熱硬化性及び熱可塑性樹脂から
成る任意の保護塗料;例えばフェノール・エポキシ塗料
、アミノ−エポキシ塗料等の変性エポキシ塗料;例えば
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体塩化ビニル−酢酸ビニ
ル共重合体部分ケン化物、塩化ビニル−酢酸ビニル−無
水マレイン酸共重合体、エポキシ変性−、エポキシアミ
ノ変性−或いはエポキシフェノール変性−ビニル樹脂塗
料等のビニル又は変性ビニル塗料;アクリル樹脂系塗料
;スチレン−ブタジェン系共重合体等の合成ゴム系塗料
等の単独又は2種以上の組合せが使用される。
これらの塗料は、エナメル或いはラッカー等の有機溶媒
溶液の形で、或いは水性分散液又は水溶液の形で、ロー
ラ塗装、スプレー塗装、浸漬塗装、静電塗装、電気泳動
塗装等の形で金属素材に予め施こす。勿論、前記樹脂塗
料が熱硬化性の場合には、必要により塗料を焼付ける。
これら有機塗膜は、腐食防止及び絞り加工性向上の見地
から、一般に2乃至30μI、特に3乃至20μmの厚
み(乾燥状態)を有することが望ましい。
本発明によれば、第2図に示す通り、特定の潤滑剤を塗
布した有機樹脂被覆金属素材1oを、しわ押え11で押
えた状態で、相対的に軸方向運動可能なポンチ12とダ
イ13との間でプレス加工に付し、有底の無継目カップ
の形に成形する。
本発明においては、プレス加工、所望の形状及び所望の
高さ/径比率となる迄、ポンチ及びダイス径を段々小さ
くしながら、数次にわたってプレス加工を行う。
この際、下記式 加工前の径 絞り比= 加工後の径 で定義される絞り比を、−段のプレス加工で1.20乃
至2.10、特に1.30乃至1.90となるように、
また全体としての絞り比を、  1.50乃至3.00
、特に1.80乃至2.70となるように行うことが望
ましい。尚、最終深絞り工程で、側壁部の曲げ伸しを行
い、TB /TV  (TBは底壁厚、Tl11は側望
厚)の比が1.0乃至1.60の比となるような側壁部
の薄肉化を行うこともできる。
成形後の缶は、トリミング加工、ネックイン加工、フラ
ンジ加工等を行って、二重巻き締用缶とする。
本発明では、絞り成形後であって、缶外面印刷前の任意
の段階で、缶を加熱し、潤滑剤を揮発させる。缶を加熱
する温度は、潤滑剤の種類や有機樹脂被膜の種類によっ
ても相違するが、一般に100乃至240℃、特に15
0乃至230℃の温度範囲でしかも樹脂の融点乃至軟化
点よりも低い温度である。加熱時は、潤滑剤の大部分を
揮発させ得るようなものであり、潤滑剤の塗布量による
が、−般に0.5乃至15分間、特にl乃至10分間の
オーダーである。加熱雰囲気は、一般に伝熱雰囲気であ
り1例えば加熱方式としては、オーブン等を用いた強制
通風乾燥が有利に使用される。
(発明の効果) 本発明によれば、有機樹脂被覆金属素材の有機樹脂面上
に予じめ飽和炭化水素系潤滑剤を均一に塗布し、塗布後
の素材を絞り成形に供することにより、少ない塗布量で
絞り成形時の高い潤滑性能が得られ、また成形後の缶を
単に加熱するのみで。
潤滑剤の大部分を除去できる。
このため、従来法では必須不可欠であった脱脂洗浄工程
やその後の乾燥工程を省きながら、印刷適性やフレーバ
ー保持性を顕著に向上させることができ、水資源及びエ
ネルギー資源の節約が可能で、公害防止の点でも顕著に
優れている。
本発明を次の例で説明する。
尚、以下の具体例で用いた金属容器の評価法については
次のとおりである。
(揮発量評価) 成形した金属容器にジエチルエーテ、ルを満たし、24
時間、室温で保存し潤滑剤を抽出した。
この抽出液をロータリー・エバポレーターを用いて濃縮
1.  rIL固させ、これをヘキサンに溶解させた。
分岐パラフィンの場合は、この溶液をガスクロマトグラ
フィーにより定量分析し、分岐パラフィン残留量を求め
、塗布量との差より揮発量とした。
パーム油の場合は、ナトリウムメトキシド−メタノール
/フッ化ホウ素−メタノールによるグリセリド分解メチ
ルエステル化法を用い、ガスクロマトグラフィーにより
パーム油残留量を求め、塗布量との差より揮発量とした
(フレーバー評価) 金属容器に蒸留水を充填し、37℃で1ケ月経時した後
、2o人のパネルによってフレーバー試験をおこなった
。結果は、フレーバーに変化のあったものはX、変化の
無かったものは○で示した。
実施例1 素板厚が0.18mmで電解クロム酸処理を行なった鋼
板の内外面にPETフィルムをラミネートした板材に、
分岐パラフィン(平均して主鎖炭素数4個ごとに分岐鎖
が存在し、分岐鎖の炭素数が1のものが90%以上で融
点が45℃)の塗布量が1 、OB/d+a2となるよ
うに均一に塗布した。その後、総絞り比が2.7で外径
が66mmになるように通常のプレス加工で絞り成形を
行ない、金属容器を得た。
この金属容器を作製する過程で、プレス加工性を評価し
た。
さらに、この金属容器に通常のガスオーブンを用い22
0℃で4分間保持の加熱処理をほどこした。そして、こ
の金属容器の潤滑剤の揮発量を測定した。
この金属容器に曲面印刷を行ない、インキののり、はじ
き等の印刷適性を評価した。また、これらの金属容器の
フレーバー試験をおこなった。
これらの結果をまとめ表1に示す。
実施例2 分岐パラフィンの塗布量が(1,6B/dm2である以
外は、実施例1と同様の方法で金属容器を作製し、評価
を行なった。
これらのプレス加工性、潤滑剤揮発量、印刷適性、フレ
ーバーについての結果は、表1に示す。
実施例3 熱処理条件が、215℃で8分間保持である以外は、実
施例1と同様の方法で金属容器を作製し、評価を行なっ
た。
これらのプレス加工ff、  1lQl滑剤揮発量、印
刷適性、フレーバーについての結果は、表1に示す。
実施例4 素板厚が0.18mmの鋼板の内外面にエポキシ・フェ
ノール系塗料を全体の塗膜量が、150mg/dm2と
なるように塗布・焼付を行なった後に1分岐パラフィン
を塗布量が1.0mg/da2となるように均一に塗布
を行ない実施例よと同様の方法で金属容器を作製した。
そして、これらの金属容器について220℃で4分間保
持の加熱処理をほどこした後。
潤滑剤揮発量、印刷適性、フレーバーの評価を行なった
。これらの評価結果については1表1に示す。
その結果、実施例1〜4で示すように、いずれも良好な
結果を得た。特に、加熱処理後の印刷適性、フレーバー
の点で優れた特性を示し、本発明による方法での金属容
器を製造することの優秀性が明らかになった。
比較例1 比較の為、潤滑剤としてポリエチレングリコール(分子
量400)を用いた以外は、実施例1と同様の板材に塗
布量が、  1.OB/dm2になるように均一に塗布
を行ない、実施例1と同様に絞り成形に供した。しかし
、プレス加工工程中に缶胴部が破所し、金属容器は得ら
れなかった。
比較例2 分岐パラフィンを潤滑剤として用い、塗布量が0.3m
g/d+*2となるように均一に塗布を行った以外は、
実施例1と同様に絞り成形に供した。しかし、プレス加
工工程中に缶jl1部が破新し、金属容器は、得られな
かった。
比較例3 分岐パラフィンを潤滑剤として用い、塗布量が10.0
+H/da2となるように均一に塗布を行ない、実施例
1と同様に絞り成形を行い、金属容器を得た。これらの
金属容器に220℃で4分間保持の加熱処理をほどこし
た後、潤滑剤の揮発量の測定、印刷適性の評価を行なっ
た。その結果、インキはじきが大きく、印刷適性が悪い
ことがわかった。
比較例4 精製パーム油を潤滑剤として用い、塗布量が2.0mz
/dm2どなるように均一に塗布を行ない、実施例1と
同様に絞り成形を行い、金属容器を得た。これらの金属
容器に220℃で4分間保持の加熱処理をほどこした後
、潤滑剤の揮発量の測定、印刷適性、フレーバーの評価
を行なった。その結果、印刷については、多少のはじき
が認められ、フレーバーについては、悪いことが分かっ
た。
上記、比較例1〜4の結果については、表2多こまとめ
た。これより、比較例1〜4の条件は、実施例1〜4の
条件に比較し、著しく成形性、あるいは印刷適性、フレ
ーバーが劣り、容器への適用が困難であることが判明し
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明方法に用いる金属素材の断面構造を示
す新面図であり、 第2図は金属素材の絞り加工を説明する説明図(断面図
)である。 1は成形用金属素材、2は金属基質、3a。 3bは有機樹脂被膜、4a、4bは飽和炭化水素系潤滑
剤層。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)予め有機樹脂被膜を形成させた金属素材を一次乃
    至数次の多段絞り加工に付し、金属缶を製造する方法に
    おいて、 飽和炭化水素系潤滑剤を前記素材の有機樹脂被膜面上に
    均一に塗布し、塗布後の素材を絞り成形に付し、絞り成
    形で得られた缶を加熱し、缶に付着した潤滑剤の大部分
    を揮発させることを特徴とする金属缶の製造方法。
  2. (2)前記飽和炭化水素系潤滑剤が分岐鎖含有炭化水素
    潤滑剤であり、該分岐鎖は主鎖の炭素数2乃至10個当
    りに少なくとも一個有していることを特徴とする請求項
    第1項記載の金属缶の製造方法。
  3. (3)前記分岐鎖において、炭素数が1である分岐鎖が
    分岐鎖全体の数にたいして70%以上存在していること
    を特徴とする請求項第2項記載の金属缶の製造方法。
JP2293680A 1989-12-06 1990-11-01 金属缶の製造方法 Expired - Fee Related JP2508910B2 (ja)

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