JPH03227305A - 光重合装置及びその装置でアクリル系高分子を製造する方法 - Google Patents
光重合装置及びその装置でアクリル系高分子を製造する方法Info
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- JPH03227305A JPH03227305A JP2344190A JP2344190A JPH03227305A JP H03227305 A JPH03227305 A JP H03227305A JP 2344190 A JP2344190 A JP 2344190A JP 2344190 A JP2344190 A JP 2344190A JP H03227305 A JPH03227305 A JP H03227305A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は光重合装置及びその装置でアクリル系高分子、
特に、感圧性接着剤として好適なアクリル系高分子を製
造する方法に関する。
特に、感圧性接着剤として好適なアクリル系高分子を製
造する方法に関する。
このアクリル系高分子を製造する方法としては、ブロッ
ク重合方法、溶液重合方法、エマルジョン重合方法が知
られている。 ブロック重合方法は、反応槽或いは型の中にアクリル系
モノマーと重合触媒とを入れ、一定温度に加熱して、重
合するものである。 溶液重合方法は、反応槽の中にアクリル系モノマーと重
合触媒と溶剤とを反応槽に入れ、攪拌しながら、一定温
度に加熱して、重合するものである。 又、エマルジョン重合方法は、アクリル系モノマーと重
合触媒とを乳化剤を用いて水中に乳化させ、攪拌しなが
ら、一定温度に加熱して、重合するものである。 又、特公昭64−12315号公報には、押出機を使用
してアクリル系モノマーをブロック重合する方法が記載
されている。
ク重合方法、溶液重合方法、エマルジョン重合方法が知
られている。 ブロック重合方法は、反応槽或いは型の中にアクリル系
モノマーと重合触媒とを入れ、一定温度に加熱して、重
合するものである。 溶液重合方法は、反応槽の中にアクリル系モノマーと重
合触媒と溶剤とを反応槽に入れ、攪拌しながら、一定温
度に加熱して、重合するものである。 又、エマルジョン重合方法は、アクリル系モノマーと重
合触媒とを乳化剤を用いて水中に乳化させ、攪拌しなが
ら、一定温度に加熱して、重合するものである。 又、特公昭64−12315号公報には、押出機を使用
してアクリル系モノマーをブロック重合する方法が記載
されている。
しかしながら、上記方法にはそれぞれ欠点があり、感圧
性接着剤として使用する場合、必ずしも満足のゆく製品
が得られなかった。 即ち、ブロック重合方法では、アクリル系モノマーは重
合時の発熱量が大きく、その温度制御が困難であり、重
合反応が暴走し易く、均質な所望の重合度の製品が得難
いという問題がある。 又、溶剤で希釈した溶液重合方法では、ブロック重合方
法よりは温度制御が容易であるが、それでも未だ温度制
御が充分でなく、所望の重合度のものが得られ難く、更
に、この溶液重合方法では溶剤への連鎖移動が起こり、
ゲル化し易く、従って、一定品質の製品が得られないと
いう問題がある。 又、かかる欠点を解消する方法として、特公昭64−1
2315号公報には、反応槽の替わりに押出機を用いて
ブロック重合させる方法が記載されている。この方法で
は、押出機の混線作用により、バレルからの温度制御が
容易になり、所望の重合度のものが得られ易いが、それ
でも微妙な温度制御が不可能で、まだ品質の一定な満足
なものが得られない、という問題がある。 エマルジョン重合方法では、重合したアクリル系高分子
の中に乳化剤が混入して、性能の劣悪なものしか得られ
てないという問題がある。 感圧性接着剤に使用されるアクリル系高分子としては、
直鎖状のアクリル系高分子がゲル化を起し難く、品質の
一定のものが得られるので、望ましいが、上記方法で製
造した高分子は、高温で重合させるから、全て技別れし
たゲル化し易い高分子となり、品質一定の高分子が得ら
れないという問題があった。 又、上記方法はすべて長時間加熱して重合するから、時
間と熱エネルギーが大量に必要であるという問題があっ
た。 本発明は、上記の如き問題のないアクリル系高分子が製
造できる装置及びこの装置を使用して上記の如き問題の
ないアクリル系高分子を製造する方法を提供することを
目的とする。 即ち、本発明は、短時間で重合し、重合反応が暴走する
ことなく、品質一定の直鎖状のアクリル系高分子が得ら
れる装置及びその装置を利用してアクリル系高分子を製
造する方法を目的とするものである。
性接着剤として使用する場合、必ずしも満足のゆく製品
が得られなかった。 即ち、ブロック重合方法では、アクリル系モノマーは重
合時の発熱量が大きく、その温度制御が困難であり、重
合反応が暴走し易く、均質な所望の重合度の製品が得難
いという問題がある。 又、溶剤で希釈した溶液重合方法では、ブロック重合方
法よりは温度制御が容易であるが、それでも未だ温度制
御が充分でなく、所望の重合度のものが得られ難く、更
に、この溶液重合方法では溶剤への連鎖移動が起こり、
ゲル化し易く、従って、一定品質の製品が得られないと
いう問題がある。 又、かかる欠点を解消する方法として、特公昭64−1
2315号公報には、反応槽の替わりに押出機を用いて
ブロック重合させる方法が記載されている。この方法で
は、押出機の混線作用により、バレルからの温度制御が
容易になり、所望の重合度のものが得られ易いが、それ
でも微妙な温度制御が不可能で、まだ品質の一定な満足
なものが得られない、という問題がある。 エマルジョン重合方法では、重合したアクリル系高分子
の中に乳化剤が混入して、性能の劣悪なものしか得られ
てないという問題がある。 感圧性接着剤に使用されるアクリル系高分子としては、
直鎖状のアクリル系高分子がゲル化を起し難く、品質の
一定のものが得られるので、望ましいが、上記方法で製
造した高分子は、高温で重合させるから、全て技別れし
たゲル化し易い高分子となり、品質一定の高分子が得ら
れないという問題があった。 又、上記方法はすべて長時間加熱して重合するから、時
間と熱エネルギーが大量に必要であるという問題があっ
た。 本発明は、上記の如き問題のないアクリル系高分子が製
造できる装置及びこの装置を使用して上記の如き問題の
ないアクリル系高分子を製造する方法を提供することを
目的とする。 即ち、本発明は、短時間で重合し、重合反応が暴走する
ことなく、品質一定の直鎖状のアクリル系高分子が得ら
れる装置及びその装置を利用してアクリル系高分子を製
造する方法を目的とするものである。
本発明は、上記の問題を解決し、上記の目的を達成する
ものであって、本発明の装置は光重合装置であって、バ
レルが紫外線を透過する材質で製作された押出機であり
、又、本発明のアクリル系高分子を製造する方法はバレ
ルが紫外線を透過する材質で製作された押出機の中にア
クリル系モノマーを主成分とする液体と開始剤との混合
物を通過させ、バレルの外からこの混合物に紫外線を照
射させ、アクリル系モノマーを重合させるものである。 本発明において、紫外線を通過する材質とは、波長が4
00nm以下の紫外線を透過可能なものであって、石英
、パイレンクス硝子として知られている硼珪酸硝子、窓
硝子や壜等に使用されるソーダ硝子等がある。 又、本発明に使用される押出機は1軸の押出機でも良い
し1,2軸の押出機でも良い。しかし、押出機の中でア
クリル系モノマーは次第に重合し、粘度が増加するが、
このように粘度が上昇するアクリル系モノマーや高分子
を一定量ずつ確実に送ることができ、逆流、滞留、不均
一混合が少ないという性質をもつ2軸の押出機が好まし
い。 本発明において、アクリル系モノマーとはアクリルモノ
マー単独でもよいし、アクリルモノマーとこのモノマー
と共重合可能なモノマーとの混合物でも良い。ここで、
アクリルモノマーとは、アクリル酸もしくはメタクリル
酸とアルコールとのエステルをいう。 かかるアクリルモノマーとしては、ブチルアクリレート
、2エチルへキシルアクリレート、イソオクチルアクリ
レート、イソノニルアクリレート、イソボロニルアクリ
レート等の炭素数が1乃至12のアルキルアルコールと
アクリル酸もしくはメタクリル酸とのエステルが好適に
使用される。又、テトラヒドロフルフリルアクリレート
、ポリプロピレングリコールアクリレート等の低Tgを
与えるアクリル系モノマーは良好な粘着性を発揮するの
で、好ましい。 又、本発明においては、アクリル酸エステルとメタクリ
ル酸エステルとは単独で使用してもよいし、これを混合
して使用しても良い。 アクリルモノマーと共重合可能なモノマーとしては、モ
ノエチレン性不飽和七ツマ−が最も良い。 このモノエチレン性不飽和七ツマ−には、アクリル酸、
メタクリル酸、アクリルアマイド、アクリルニトリル、
メタクリルニトリル、N置換アクリルアマイド、ヒドロ
キシエチルアクリレート、Nビニルピロリジノン、マレ
イン酸、イタコン酸、Nメチロールアクリルアマイド、
ヒドロキシメチルメタクリレート、酢酸ビニール等があ
る。 本発明において、アクリルモノマーと共重合可能なモノ
マーとの混合割合はアクリルモノマーが60〜100重
量%、共重合可能なモノマーが40〜0重量%が良好な
範囲である。 本発明において、紫外線とは、波長が400nm以下の
ものである。この紫外線を発生させる光源としては1.
超高圧水銀灯、高圧水銀灯、中圧水銀灯、低圧水銀灯、
メタルハライドランプ、ケミカルランプ、ブラックライ
トランプ等がある。 そして、この紫外線の照射強度は適宜でよいが、感圧性
接着剤として性能の良い高分子を得るには、押出機のバ
レル表面での照射強度が0.1乃至300 mW/ c
m”程度が良い。 本発明において、開始剤とは、インキや塗料の分野で利
用されている紫外線硬化に使用されている通常の開始剤
をいい、本発明に使用される開始剤としては、反応を十
分完結させるために、水素引抜き型の開始剤より開裂型
の開始剤の方が望ましい。 本発明の開始剤の好ましい例としては、光励起活性が高
く、又、酸素による活性阻害の少ない開始剤が好ましく
、ヒドロキシアルキルフェノン類のようなアセトフェノ
ン系開始剤、アルキルベンゾインエーテル類のようなベ
ンゾインエーテル系開始剤、ペンジルジアルキルケクー
ル系開始剤、アシルオキシムのエステル類開始剤、ハロ
ゲン化ケトン類開始剤、ヒドロキシアルキルスチレンの
オリゴマー類開始剤、アシルホスフィンオキシト類開始
剤、アシルホスホナート類開始剤等の開裂型の開始剤が
ある。 この開始剤の使用量は、アクリル系モノマー100重量
部に対して0.01〜8重量部が好適であり、更に好ま
しくは、0.2〜5重量部が良い。 この開始剤の量が少ないときは、生成された高分子の分
子量は高くなるが、未反応上ツマ−が残存し易い。又、
開始剤が多くなると、反応は十分に完結するが、生成し
た高分子の分子量は小さくなる。尚、本発明において、
溶剤を使用せず且つ重合が部分重合の場合には、開始剤
の使用量は上記使用量よりずっと少なくすることができ
る。 又、本発明においては、アクリル系モノマーと開始剤と
の混合物は、必要に応じて、適当な溶剤で希釈して使用
される。この際、使用される溶剤としては、ベンゼン、
トルエン、キシレン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、
シクロヘキサン、酢酸エチル、酢酸メチル、酢酸ブチル
等の通常の溶液重合の反応槽の中で重合するときに使用
される溶剤がそのまま使用され、用途に応じて適宜選択
される。 溶剤を使用して重合を行って製造したものを感圧性接着
フィルムやテープ等に利用する場合には、アクリル系モ
ノマーの反応転化率を100%或イは100%近くにし
ても、粘度はそれ程上昇しないから、これをそのままフ
ィルム等の上に塗布し、加熱して溶剤を除去すると、ア
クリル系高分子を主成分とする感圧性接着剤が塗布され
たフィルムとすることができる。 かかる溶剤の使用量は、アクリル系モノマー100重量
部に対して溶剤300重量部以下が好ましい。 又本発明においては、溶剤を使用しないで、アクリル系
モノマーと開始剤との混合物を使用することもできる。 そして、このように溶剤を使用しないで重合して製造さ
れたアクリル系高分子を感圧性接着フィルムやテープと
して使用する場合には、余り粘度が高いものはフィルム
上に塗布し難いから、部分重合した段階で反応を止める
ことが望ましい。 このときの、反応転化率は1〜30%が望ましい。 この際、所望の反応転化率のアクリル系高分子を製造す
るには、次のようにすれば良い。 即ち、本発明では光重合であるから、紫外線の照射時の
みに反応が起こる。従って、紫外線の照射強度を変えた
り、押出機内のアクリル系モノマーの流速を変更して、
紫外線の照射時間を制御して、転化率を適当に制御でき
る。そして、このようにして製造された部分重合物の中
の開始剤が不足であれば開始剤を追加し、この部分重合
物をフィルム等に塗布したのち、紫外線を照射して、重
合を完結すれば感圧性接着剤が塗布されたフィルムがで
きる。 本発明は光重合反応であるから、押出機に加熱装置は必
要ない。但し、重合熱や混練による熱を取り去るために
、押出機内等に冷却装置を設けてもよい。冷却は、部分
重合の場合、押出機から吐出されたモノ、マー等の蒸散
を防止したり、重合物をフィルムの上に塗布した後の収
縮歪みを防止するためである。 更に、本発明においては、必要に応じて、アクリル系モ
ノマーの中に、分子量調整剤、粘着付与剤等を混合する
こともできる。 この分子量調節剤は、高い連鎖移動係数を有する化合物
であり、この分子量調節剤の増加とともに、得られるア
クリル系高分子の分子量は小さくなるから、この量を適
当にすることにより、アクリル系高分子の分子量を制御
できる。かかる分子量調節剤としては、ラウリルメルカ
プタン、チオグリコール酸、ブチルメルカプタン、チオ
フォスファイト等の硫黄化合物がある。 又、粘着付与剤としては、製造されたアクリル系高分子
の粘着性を増加するもので、ロジン系樹脂、水添ロジン
系、テルペン樹脂系、芳香族変成テルペン系、石油樹脂
系、クマロン系、フェノール系等の粘着付与剤がある。 更に、アクリル系モノマーの中に、或いは、製造したア
クリル系高分子の中に充填材、顔料等を添加することが
できる。 又、本発明においては、製造されたアクリル系高分子の
粘着特性を改善するために、製造されたアクリル系高分
子の中に1、通常の溶剤型粘着剤に用いられる架橋剤等
を配合することができる。
ものであって、本発明の装置は光重合装置であって、バ
レルが紫外線を透過する材質で製作された押出機であり
、又、本発明のアクリル系高分子を製造する方法はバレ
ルが紫外線を透過する材質で製作された押出機の中にア
クリル系モノマーを主成分とする液体と開始剤との混合
物を通過させ、バレルの外からこの混合物に紫外線を照
射させ、アクリル系モノマーを重合させるものである。 本発明において、紫外線を通過する材質とは、波長が4
00nm以下の紫外線を透過可能なものであって、石英
、パイレンクス硝子として知られている硼珪酸硝子、窓
硝子や壜等に使用されるソーダ硝子等がある。 又、本発明に使用される押出機は1軸の押出機でも良い
し1,2軸の押出機でも良い。しかし、押出機の中でア
クリル系モノマーは次第に重合し、粘度が増加するが、
このように粘度が上昇するアクリル系モノマーや高分子
を一定量ずつ確実に送ることができ、逆流、滞留、不均
一混合が少ないという性質をもつ2軸の押出機が好まし
い。 本発明において、アクリル系モノマーとはアクリルモノ
マー単独でもよいし、アクリルモノマーとこのモノマー
と共重合可能なモノマーとの混合物でも良い。ここで、
アクリルモノマーとは、アクリル酸もしくはメタクリル
酸とアルコールとのエステルをいう。 かかるアクリルモノマーとしては、ブチルアクリレート
、2エチルへキシルアクリレート、イソオクチルアクリ
レート、イソノニルアクリレート、イソボロニルアクリ
レート等の炭素数が1乃至12のアルキルアルコールと
アクリル酸もしくはメタクリル酸とのエステルが好適に
使用される。又、テトラヒドロフルフリルアクリレート
、ポリプロピレングリコールアクリレート等の低Tgを
与えるアクリル系モノマーは良好な粘着性を発揮するの
で、好ましい。 又、本発明においては、アクリル酸エステルとメタクリ
ル酸エステルとは単独で使用してもよいし、これを混合
して使用しても良い。 アクリルモノマーと共重合可能なモノマーとしては、モ
ノエチレン性不飽和七ツマ−が最も良い。 このモノエチレン性不飽和七ツマ−には、アクリル酸、
メタクリル酸、アクリルアマイド、アクリルニトリル、
メタクリルニトリル、N置換アクリルアマイド、ヒドロ
キシエチルアクリレート、Nビニルピロリジノン、マレ
イン酸、イタコン酸、Nメチロールアクリルアマイド、
ヒドロキシメチルメタクリレート、酢酸ビニール等があ
る。 本発明において、アクリルモノマーと共重合可能なモノ
マーとの混合割合はアクリルモノマーが60〜100重
量%、共重合可能なモノマーが40〜0重量%が良好な
範囲である。 本発明において、紫外線とは、波長が400nm以下の
ものである。この紫外線を発生させる光源としては1.
超高圧水銀灯、高圧水銀灯、中圧水銀灯、低圧水銀灯、
メタルハライドランプ、ケミカルランプ、ブラックライ
トランプ等がある。 そして、この紫外線の照射強度は適宜でよいが、感圧性
接着剤として性能の良い高分子を得るには、押出機のバ
レル表面での照射強度が0.1乃至300 mW/ c
m”程度が良い。 本発明において、開始剤とは、インキや塗料の分野で利
用されている紫外線硬化に使用されている通常の開始剤
をいい、本発明に使用される開始剤としては、反応を十
分完結させるために、水素引抜き型の開始剤より開裂型
の開始剤の方が望ましい。 本発明の開始剤の好ましい例としては、光励起活性が高
く、又、酸素による活性阻害の少ない開始剤が好ましく
、ヒドロキシアルキルフェノン類のようなアセトフェノ
ン系開始剤、アルキルベンゾインエーテル類のようなベ
ンゾインエーテル系開始剤、ペンジルジアルキルケクー
ル系開始剤、アシルオキシムのエステル類開始剤、ハロ
ゲン化ケトン類開始剤、ヒドロキシアルキルスチレンの
オリゴマー類開始剤、アシルホスフィンオキシト類開始
剤、アシルホスホナート類開始剤等の開裂型の開始剤が
ある。 この開始剤の使用量は、アクリル系モノマー100重量
部に対して0.01〜8重量部が好適であり、更に好ま
しくは、0.2〜5重量部が良い。 この開始剤の量が少ないときは、生成された高分子の分
子量は高くなるが、未反応上ツマ−が残存し易い。又、
開始剤が多くなると、反応は十分に完結するが、生成し
た高分子の分子量は小さくなる。尚、本発明において、
溶剤を使用せず且つ重合が部分重合の場合には、開始剤
の使用量は上記使用量よりずっと少なくすることができ
る。 又、本発明においては、アクリル系モノマーと開始剤と
の混合物は、必要に応じて、適当な溶剤で希釈して使用
される。この際、使用される溶剤としては、ベンゼン、
トルエン、キシレン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、
シクロヘキサン、酢酸エチル、酢酸メチル、酢酸ブチル
等の通常の溶液重合の反応槽の中で重合するときに使用
される溶剤がそのまま使用され、用途に応じて適宜選択
される。 溶剤を使用して重合を行って製造したものを感圧性接着
フィルムやテープ等に利用する場合には、アクリル系モ
ノマーの反応転化率を100%或イは100%近くにし
ても、粘度はそれ程上昇しないから、これをそのままフ
ィルム等の上に塗布し、加熱して溶剤を除去すると、ア
クリル系高分子を主成分とする感圧性接着剤が塗布され
たフィルムとすることができる。 かかる溶剤の使用量は、アクリル系モノマー100重量
部に対して溶剤300重量部以下が好ましい。 又本発明においては、溶剤を使用しないで、アクリル系
モノマーと開始剤との混合物を使用することもできる。 そして、このように溶剤を使用しないで重合して製造さ
れたアクリル系高分子を感圧性接着フィルムやテープと
して使用する場合には、余り粘度が高いものはフィルム
上に塗布し難いから、部分重合した段階で反応を止める
ことが望ましい。 このときの、反応転化率は1〜30%が望ましい。 この際、所望の反応転化率のアクリル系高分子を製造す
るには、次のようにすれば良い。 即ち、本発明では光重合であるから、紫外線の照射時の
みに反応が起こる。従って、紫外線の照射強度を変えた
り、押出機内のアクリル系モノマーの流速を変更して、
紫外線の照射時間を制御して、転化率を適当に制御でき
る。そして、このようにして製造された部分重合物の中
の開始剤が不足であれば開始剤を追加し、この部分重合
物をフィルム等に塗布したのち、紫外線を照射して、重
合を完結すれば感圧性接着剤が塗布されたフィルムがで
きる。 本発明は光重合反応であるから、押出機に加熱装置は必
要ない。但し、重合熱や混練による熱を取り去るために
、押出機内等に冷却装置を設けてもよい。冷却は、部分
重合の場合、押出機から吐出されたモノ、マー等の蒸散
を防止したり、重合物をフィルムの上に塗布した後の収
縮歪みを防止するためである。 更に、本発明においては、必要に応じて、アクリル系モ
ノマーの中に、分子量調整剤、粘着付与剤等を混合する
こともできる。 この分子量調節剤は、高い連鎖移動係数を有する化合物
であり、この分子量調節剤の増加とともに、得られるア
クリル系高分子の分子量は小さくなるから、この量を適
当にすることにより、アクリル系高分子の分子量を制御
できる。かかる分子量調節剤としては、ラウリルメルカ
プタン、チオグリコール酸、ブチルメルカプタン、チオ
フォスファイト等の硫黄化合物がある。 又、粘着付与剤としては、製造されたアクリル系高分子
の粘着性を増加するもので、ロジン系樹脂、水添ロジン
系、テルペン樹脂系、芳香族変成テルペン系、石油樹脂
系、クマロン系、フェノール系等の粘着付与剤がある。 更に、アクリル系モノマーの中に、或いは、製造したア
クリル系高分子の中に充填材、顔料等を添加することが
できる。 又、本発明においては、製造されたアクリル系高分子の
粘着特性を改善するために、製造されたアクリル系高分
子の中に1、通常の溶剤型粘着剤に用いられる架橋剤等
を配合することができる。
本発明においては、バレルが紫外線を透過する材質で製
作された押出機を使用するから、バレルの外から紫外線
を照射して内部のアクリル系モノマーを重合させること
ができる。 又、本発明では、押出機の中をアクリル系モノマーを通
過させるから、押出機の混練作用により内部のアクリル
系モノマーが十分攪拌され、従って、バレルの外から紫
外線を照射しても、アクリル系モノマーは内部まで均一
に重合する。 即ち、従来、紫外線照射による重合は、紫外線が表面の
み照射され、内部まで十分照射されないから、塗膜の薄
いインキや塗料には紫外線照射による重合が行われてい
たが、通常の反応槽での大量の重合には、適当でないと
して、紫外線による重合方法は行われていなかった。然
し、本発明では、バレルが紫外線を透過する材質で製作
された押出機を使用し、押出機の混線作用による均一な
混合により、この問題を解決したのである。 本発明においては、紫外線による重合を行うから、通常
の触媒で重合するときと異なり、室温で反応が進む。従
って、直鎖状の高分子が生成し、ゲル化が起こらず、感
圧性接着剤として品質が一定した良好な製品が得られる
。 本発明においては、紫外線で重合が行われるから、紫外
線の照射量を紫外線の照射強度や押出速度を変えること
により、反応転化率等を任意に制御できる。 本発明でアクリル系モノマーと溶剤との混合物を使用す
ると、例えば、反応転化率が95%以上というように高
い反応転化率でも、粘度がそれ程上昇せず、フィルム等
の上に容易に塗布することができる。 本発明でアクリル系モノマーのみで、溶剤を使用しない
で重合を行ったときには、反応転化率を例えば30%以
下というように、部分重合で重合を止めることにより、
粘度をそれ程上昇させず、フィルム等の上に塗布させる
ことができ、しかも、開始剤が不足であればこの部分重
合物に開始剤を追加し、フィルム上に塗布し、アクリル
モノマーの部分重合物に再び紫外線を照射することによ
り、重合を完結することができる。 本発明では、反応速度の速い光重合を行うから、アクリ
ル系モノマーが押出機の中を通過する間という短い期間
で反応させることができる。
作された押出機を使用するから、バレルの外から紫外線
を照射して内部のアクリル系モノマーを重合させること
ができる。 又、本発明では、押出機の中をアクリル系モノマーを通
過させるから、押出機の混練作用により内部のアクリル
系モノマーが十分攪拌され、従って、バレルの外から紫
外線を照射しても、アクリル系モノマーは内部まで均一
に重合する。 即ち、従来、紫外線照射による重合は、紫外線が表面の
み照射され、内部まで十分照射されないから、塗膜の薄
いインキや塗料には紫外線照射による重合が行われてい
たが、通常の反応槽での大量の重合には、適当でないと
して、紫外線による重合方法は行われていなかった。然
し、本発明では、バレルが紫外線を透過する材質で製作
された押出機を使用し、押出機の混線作用による均一な
混合により、この問題を解決したのである。 本発明においては、紫外線による重合を行うから、通常
の触媒で重合するときと異なり、室温で反応が進む。従
って、直鎖状の高分子が生成し、ゲル化が起こらず、感
圧性接着剤として品質が一定した良好な製品が得られる
。 本発明においては、紫外線で重合が行われるから、紫外
線の照射量を紫外線の照射強度や押出速度を変えること
により、反応転化率等を任意に制御できる。 本発明でアクリル系モノマーと溶剤との混合物を使用す
ると、例えば、反応転化率が95%以上というように高
い反応転化率でも、粘度がそれ程上昇せず、フィルム等
の上に容易に塗布することができる。 本発明でアクリル系モノマーのみで、溶剤を使用しない
で重合を行ったときには、反応転化率を例えば30%以
下というように、部分重合で重合を止めることにより、
粘度をそれ程上昇させず、フィルム等の上に塗布させる
ことができ、しかも、開始剤が不足であればこの部分重
合物に開始剤を追加し、フィルム上に塗布し、アクリル
モノマーの部分重合物に再び紫外線を照射することによ
り、重合を完結することができる。 本発明では、反応速度の速い光重合を行うから、アクリ
ル系モノマーが押出機の中を通過する間という短い期間
で反応させることができる。
以下、図面を参照しながら、実施例を説明する。
第1図は本発明の実施の態様を説明する説明図である。
図において、Aは押出機であり、バレル1とスクリュウ
3からなる。バレル1は紫外線の透過する材質であるパ
イレックス硝子で製作されている。 又、スクリュウ3は2軸であり、材質はステンレスであ
る。 2は紫外線照射装置であり、中にケミカルランプが装着
されている。そして、この紫外線照射装置2は押出機A
のバレル1の外周面から紫外線を照射し、内部のアクリ
ル系モノマーを重合させるようになっている。 4は歯車であり、一方のスクリューの軸を回転すれば、
他方のスクリューの軸も回転するようになっている。 5は配合槽であり、この中にアクリル系モノマ、開始剤
、必要に応じて、溶剤、分子量調節剤、粘着付与剤等が
投入される。 6は攪拌機であり、配合槽5の中のアクリル系モノマー
等の混合物を攪拌し、均一な溶液となす。 7はアクリル系モノマーに、必要に応じて、溶剤、分子
調節剤、粘着付与剤等が添加されたアクリル系モノマー
を主成分とする液体と開始剤との混合物である。 8はポンプであり、混合物7を押出機Aの中に圧送する
ものである。 9は窒素ボンベであり、この中の窒素を混合物7の中に
注入することにより、混合物7の中に溶解している重合
反応を阻害する酸素を追い出し、重合反応がスムーズに
行うようにするものである。 次に、この実施例の装置を使用して、アクリル系モノマ
ーの重合方法、作用及び利用方法について、説明する。 混合物7の組成であるアクリル系モノマー、開始剤、必
要に応じて、溶剤、分子調節剤、粘着付与剤を配合槽5
に投入し、攪拌機6でこの混合物を撹拌しながら、窒素
ボンベ8から窒素をこの混合物7の中に注入する。混合
物7の中の酸素が十分除かれ、混合物7が十分均一にな
ったなら、ポンプ8で押出機Aの中にこの混合物7を圧
入する。 押出機Aの中に圧入された混合物7はスクリュー3で混
練されながら、押出機Aの先端へと移動させられる。 この混合物7が押出機Aの先端へと移動している間に、
バレル1の外から紫外線照射装置2により、混合物7に
紫外線が照射される。すると、混合物7の中のアクリル
系モノマーが重合し、次第に粘度が上昇、してゆくが、
混合物7は押出機Aにより、力強く先端へと移動させら
れる。特に、2軸押用機の場合には、逆流が少なく、滞
留、不均一混合が少ないから、確実に、混合物7が先端
へと移動させられる。 この際、バレル1は紫外線を透過する材質であるから、
バレル1の外から紫外線を照射しても、紫外線は混合物
7に到達する。 バレルの外から混合物7に照射されると、バレル1に近
い混合物7のみに、紫外線が照射され重合するが、押出
機Aの混練作用により、表面と内部の混合物7が十分混
合されるから、重合は均一に行われる。 混合物7は順次押出機Aの先端へと移動し、最後には押
出機Aの先端から取り出される。 この紫外線の照射強度と押出速度とを調節すイことによ
り、任意の反応転化率の液が得られる。 このようにして得られたアクリル系高分子は、低温で重
合されているから、直鎖状のアクリル背高分子となり、
品質の一定の物が得られる。 このようにして製造されたアクリル系高分子苓感圧性接
着剤として、フィルムの上に塗布して+1用しようとす
る場合には、フィルム上に塗布し8い粘度のアクリル系
高分子を製造する必要があイ即ち、溶剤を含むものは反
応転化率を大とし、溶剤を含まないものは反応転化率を
小さくして、適当な粘度のアクリル系高分子を製造する
。 次に、この適当な粘度に製造されたアクリル坪高分子を
フィルム上に塗布し、反応転化率の小さいものは、必要
あらば開始剤を追加し、紫外線を照射して重合を完結さ
せ、又、溶剤を含むものGj加熱して、溶剤を除去して
フィルム上に感圧性接着剤層が設けられた感圧性接着フ
ィルムを製造する。 これを、ロール状に巻き、一定の幅に切断すると、感圧
性接着テープが製造できる。 次に、具体的な実施例について説明する。 この実施例で粘着力、凝集力、残存モノマーを測定した
が、その測定方法は次の方法で行った。 (測定方法) 粘着カニ:15mm幅のテープをステンレス製のプレー
トに貼り、その上から2kgのローラーを転がして、ス
テンレス製のプレートにテープをしっかりと接着させる
。30分後に、テープの先端を180°折り曲げ、その
先端を引張速度300mm/min、の速度で剥がし、
その抵抗力を引張試験器で測定し、接着力とした。 保持カニ25mm幅のテープの一端を接着面積が25m
mX25mmとなるようにステンレス板に貼り付け、水
平に保持し、他端に1kgの荷重を架け、40℃の雰囲
気で垂直方向に吊るし、その落下時間を保持力とした。 分子量二分子量は既知のGPC法により、標準ポリスチ
レンを基準として測定した。 残存モノマー:残存モノマーはガスクロマトグラフを用
いて測定した。 実施例1 2エチルへキシルアクリレート95重量部、アクリル酸
5重量部からなるモノマー混合物1o。 重量部に対して、溶剤として酢酸エチル100重量部、
開始材としてベンジルメチルケタール0゜2重量部を配
合槽に入れ、アクリル系モノマーを主成分とする液体と
開始剤との混合物とした。 この混合物に、攪拌しながら、窒素を注入して、溶存酸
素を十分除去した。 この混合物をスクリューの外径60mm、長さ300m
m、厚み20mmのパイレックス硝子製バレルを有する
2軸押出機に、ポンプで流量50cc/min、の速度
で圧入し、この混合物を押出機Aの先端へとスクリュー
3で移動させた。 押出機内の混合液に、バレルの外から紫外線ランプ(ケ
ミカルランプ)で紫外線を照射して、アクリル系モノマ
ーを重合した。 そのときのバレル面での紫外線の照射強度はlOmW/
cm”であり、アクリル系モノマーが押出機に入って出
る迄の所要時間は10分であった。 押出機Aの先端から出てくる溶剤含有アクリル系高分子
の粘度は2000cps、 、ポリマーへの転化率は9
8%、重量平均分子量は6o万であった。 この実験を−5回おこなったが、5回とも同じ結果が得
られた。 この溶剤含有アクリル系高分子100重量部に対してア
セチルアセトアルミニウム塩0.5重量部を添加し、こ
れを厚み25μmのポリエステルフィルム上に塗布し、
100℃で3分間強制排風オープンで加熱乾燥した。 得られたアクリル系高分子の感圧性接着剤層の厚みは3
5μmであった。 このようにして得られた感圧性接着剤層の設けられたポ
リエステルフィルムをロール状に巻き、25mm幅に切
断してテープを製造した。 このテープを室温で1日放置した後、粘着力及び保持力
を測定した。 コノときの粘着力は1100kg/25mm幅であり、
保持力は24時間であった。 実施例2 アクリル系モノマーとして、ブチルアクリレート96重
量部、アクリル酸3重量部、2−ヒドロキシエチルメタ
クリレート0.5重量部からなるモノマー混合物を使用
した他は実施例1と同様の方法で重合した。 得られた溶剤含有アクリル系高分子の粘度は1500、
ポリマーへの反応転化率は98%、重量平均分子量は5
0万であった。 この実験を5回行ったが、5回とも同じ結果が得られた
。 この溶剤含有アクリル系高分子100重量部にトリレン
ジイソシアネート0.5重量部を加えて実施例1と同様
な方法でテープを製造した。 このテープを室温で1日放置した後、粘着力及び保持力
を測定した。 コノときの粘着力は1200kg/25mm幅であり、
保持力は24時間経過しても錘は落下しなかった。 実施例3 2エチルへキシルアクリレート95重量部、アクリル酸
5重量部からなるモノマー混合物100重量部に対して
、開始剤としてベンジルジメチルケタール0.005重
量部を配合し、アクリル系モノマーを主成分とする液体
と開始剤との混合物とした。 この混合物を配合タンクに入れ、窒素ガスを注入して、
この混合物の中に溶存する酸素を十分除去した。 この混合物を実施例1と同じ装置を使用して、ポンプで
200cc/min、の速度で押出機に供給し、紫外線
の照射強度10 mW/ c m”で照射した。この混
合物が押出機に入って出る迄の時間は10分であった。 ここで得られた部分重合モノマー溶液の粘度は1500
cps、、高分子への反応転化率は5゜5%、高分子部
分の重合度は150万であった。 この実験を5回行ったが5回とも同じ結果が得られた。 この部分重合高分子100重量部にヘキサンジオールジ
アクリレー)0.15重量部、ベンジルジメチルケター
ル0.5重量部を添加して光反応性粘着剤を製造した。 この光反応性粘着剤を、厚み50μmのポリエステルフ
ィルムの上に塗布し、その上に、片面に離型剤が設けら
れた厚み50μmのポリエステルフィルムの離型剤面が
光反応性粘着剤に接するようにして、積層して積層体を
製造した。 この積層体に波長が365 nmの中心強度を有するケ
ミカルランプで、表面照射強度が3.5mW/cm”で
8分間照射した。 このようにして得られた感圧性接着テープのゲル分率は
82%、であり、保持力は24時間後も錘が落下せず、
粘着力は1100 g/25mm幅であった。 比較例 2エチルへキシルアクリレート95重量部、アクリル酸
5重量部からなるモノマー混合物100重量部に対して
、有機溶媒として酢酸エチル100重量部、熱重合開始
剤としてアゾイソブチロニトリル0.04重量部を配合
した。 この配合物1000グラムを2リツトルのセパラブルフ
ラスコに入れ、窒素ガスを吹き込んで十分溶存酸素を除
去した後、湯浴中で60°Cに加熱昇温し、湯浴から出
したり、入れたりして、配合物の温度を60”Cに制御
した。 97%重合するのに10時間を要した。 得られたアクリル系高分子の重量平均分子量は50万で
あった。 この実験を5回繰り返し行った結果、この中の1回の実
験では、反応途中で暴走反応が起こり、得られたアクリ
ル系高分子は部分的にゲル化しており(ゲル分率30%
)、液の中にブツが存在していた。 このようにして製造したアクリル系高分子溶液100重
量部に架橋剤としてトリレンイソジイソシアネート0.
5重量部を添加し、厚み25μmのポリエステルフィル
ムに塗布し、ロール状に巻き、25mm幅に切断して感
圧性接着テープを製造した。 このときの感圧性接着剤層の厚みは35μmであった。 このテープの性能を測定した結果、保持力は、ゲル化し
ているものも、ゲル化していないものも24時間以上で
あったが、粘着力は、ゲル化しているものは600g/
25mm幅であり、ゲル化してないものは1000 g
/25mm幅であり、ゲル化しているものが悪かった。 このように、従来の溶液重合では、暴走反応の抑制が困
難であり、その結果、ゲル化した感圧性接着剤とゲル化
してないものとの性能が異なり、製品の性能のバラツキ
が大きい。 この暴走反応を阻止しようとすると、マイルドな重合条
件で重合を行わなければならず、従って、反応時間が長
くなり、生産性が上げられないという問題がある。又、
通常の溶液重合でも大量の熱エネルギーが必要であるの
に、重合反応を長くすることにより、更に、大量の熱エ
ネルギーと重合制御のための冷却エネルギーを必要とす
る問題があり、不経済である。 (発明の効果) 本発明の装置を使用すると、常温で紫外線により重合で
きるから、品質の安定した直鎖状のアクリル系高分子が
製造できる。 又、本発明2では、紫外線で重合するから、重合時間が
短く、極めて能率良くアクリル系高分子が製造できる。 又、本発明では、押出機で連続してアクリル系高分子を
製造できるから、その後の粘着テープ等の製造が連続工
程で製造出来、極めて便利である。 又、本発明では、重合時間が短く、且つ、常温でアクリ
ル系高分子が製造できるから、従来のように高温で、且
つ、長時間かかる重合よりエネルギーの消費が少な(な
る。
3からなる。バレル1は紫外線の透過する材質であるパ
イレックス硝子で製作されている。 又、スクリュウ3は2軸であり、材質はステンレスであ
る。 2は紫外線照射装置であり、中にケミカルランプが装着
されている。そして、この紫外線照射装置2は押出機A
のバレル1の外周面から紫外線を照射し、内部のアクリ
ル系モノマーを重合させるようになっている。 4は歯車であり、一方のスクリューの軸を回転すれば、
他方のスクリューの軸も回転するようになっている。 5は配合槽であり、この中にアクリル系モノマ、開始剤
、必要に応じて、溶剤、分子量調節剤、粘着付与剤等が
投入される。 6は攪拌機であり、配合槽5の中のアクリル系モノマー
等の混合物を攪拌し、均一な溶液となす。 7はアクリル系モノマーに、必要に応じて、溶剤、分子
調節剤、粘着付与剤等が添加されたアクリル系モノマー
を主成分とする液体と開始剤との混合物である。 8はポンプであり、混合物7を押出機Aの中に圧送する
ものである。 9は窒素ボンベであり、この中の窒素を混合物7の中に
注入することにより、混合物7の中に溶解している重合
反応を阻害する酸素を追い出し、重合反応がスムーズに
行うようにするものである。 次に、この実施例の装置を使用して、アクリル系モノマ
ーの重合方法、作用及び利用方法について、説明する。 混合物7の組成であるアクリル系モノマー、開始剤、必
要に応じて、溶剤、分子調節剤、粘着付与剤を配合槽5
に投入し、攪拌機6でこの混合物を撹拌しながら、窒素
ボンベ8から窒素をこの混合物7の中に注入する。混合
物7の中の酸素が十分除かれ、混合物7が十分均一にな
ったなら、ポンプ8で押出機Aの中にこの混合物7を圧
入する。 押出機Aの中に圧入された混合物7はスクリュー3で混
練されながら、押出機Aの先端へと移動させられる。 この混合物7が押出機Aの先端へと移動している間に、
バレル1の外から紫外線照射装置2により、混合物7に
紫外線が照射される。すると、混合物7の中のアクリル
系モノマーが重合し、次第に粘度が上昇、してゆくが、
混合物7は押出機Aにより、力強く先端へと移動させら
れる。特に、2軸押用機の場合には、逆流が少なく、滞
留、不均一混合が少ないから、確実に、混合物7が先端
へと移動させられる。 この際、バレル1は紫外線を透過する材質であるから、
バレル1の外から紫外線を照射しても、紫外線は混合物
7に到達する。 バレルの外から混合物7に照射されると、バレル1に近
い混合物7のみに、紫外線が照射され重合するが、押出
機Aの混練作用により、表面と内部の混合物7が十分混
合されるから、重合は均一に行われる。 混合物7は順次押出機Aの先端へと移動し、最後には押
出機Aの先端から取り出される。 この紫外線の照射強度と押出速度とを調節すイことによ
り、任意の反応転化率の液が得られる。 このようにして得られたアクリル系高分子は、低温で重
合されているから、直鎖状のアクリル背高分子となり、
品質の一定の物が得られる。 このようにして製造されたアクリル系高分子苓感圧性接
着剤として、フィルムの上に塗布して+1用しようとす
る場合には、フィルム上に塗布し8い粘度のアクリル系
高分子を製造する必要があイ即ち、溶剤を含むものは反
応転化率を大とし、溶剤を含まないものは反応転化率を
小さくして、適当な粘度のアクリル系高分子を製造する
。 次に、この適当な粘度に製造されたアクリル坪高分子を
フィルム上に塗布し、反応転化率の小さいものは、必要
あらば開始剤を追加し、紫外線を照射して重合を完結さ
せ、又、溶剤を含むものGj加熱して、溶剤を除去して
フィルム上に感圧性接着剤層が設けられた感圧性接着フ
ィルムを製造する。 これを、ロール状に巻き、一定の幅に切断すると、感圧
性接着テープが製造できる。 次に、具体的な実施例について説明する。 この実施例で粘着力、凝集力、残存モノマーを測定した
が、その測定方法は次の方法で行った。 (測定方法) 粘着カニ:15mm幅のテープをステンレス製のプレー
トに貼り、その上から2kgのローラーを転がして、ス
テンレス製のプレートにテープをしっかりと接着させる
。30分後に、テープの先端を180°折り曲げ、その
先端を引張速度300mm/min、の速度で剥がし、
その抵抗力を引張試験器で測定し、接着力とした。 保持カニ25mm幅のテープの一端を接着面積が25m
mX25mmとなるようにステンレス板に貼り付け、水
平に保持し、他端に1kgの荷重を架け、40℃の雰囲
気で垂直方向に吊るし、その落下時間を保持力とした。 分子量二分子量は既知のGPC法により、標準ポリスチ
レンを基準として測定した。 残存モノマー:残存モノマーはガスクロマトグラフを用
いて測定した。 実施例1 2エチルへキシルアクリレート95重量部、アクリル酸
5重量部からなるモノマー混合物1o。 重量部に対して、溶剤として酢酸エチル100重量部、
開始材としてベンジルメチルケタール0゜2重量部を配
合槽に入れ、アクリル系モノマーを主成分とする液体と
開始剤との混合物とした。 この混合物に、攪拌しながら、窒素を注入して、溶存酸
素を十分除去した。 この混合物をスクリューの外径60mm、長さ300m
m、厚み20mmのパイレックス硝子製バレルを有する
2軸押出機に、ポンプで流量50cc/min、の速度
で圧入し、この混合物を押出機Aの先端へとスクリュー
3で移動させた。 押出機内の混合液に、バレルの外から紫外線ランプ(ケ
ミカルランプ)で紫外線を照射して、アクリル系モノマ
ーを重合した。 そのときのバレル面での紫外線の照射強度はlOmW/
cm”であり、アクリル系モノマーが押出機に入って出
る迄の所要時間は10分であった。 押出機Aの先端から出てくる溶剤含有アクリル系高分子
の粘度は2000cps、 、ポリマーへの転化率は9
8%、重量平均分子量は6o万であった。 この実験を−5回おこなったが、5回とも同じ結果が得
られた。 この溶剤含有アクリル系高分子100重量部に対してア
セチルアセトアルミニウム塩0.5重量部を添加し、こ
れを厚み25μmのポリエステルフィルム上に塗布し、
100℃で3分間強制排風オープンで加熱乾燥した。 得られたアクリル系高分子の感圧性接着剤層の厚みは3
5μmであった。 このようにして得られた感圧性接着剤層の設けられたポ
リエステルフィルムをロール状に巻き、25mm幅に切
断してテープを製造した。 このテープを室温で1日放置した後、粘着力及び保持力
を測定した。 コノときの粘着力は1100kg/25mm幅であり、
保持力は24時間であった。 実施例2 アクリル系モノマーとして、ブチルアクリレート96重
量部、アクリル酸3重量部、2−ヒドロキシエチルメタ
クリレート0.5重量部からなるモノマー混合物を使用
した他は実施例1と同様の方法で重合した。 得られた溶剤含有アクリル系高分子の粘度は1500、
ポリマーへの反応転化率は98%、重量平均分子量は5
0万であった。 この実験を5回行ったが、5回とも同じ結果が得られた
。 この溶剤含有アクリル系高分子100重量部にトリレン
ジイソシアネート0.5重量部を加えて実施例1と同様
な方法でテープを製造した。 このテープを室温で1日放置した後、粘着力及び保持力
を測定した。 コノときの粘着力は1200kg/25mm幅であり、
保持力は24時間経過しても錘は落下しなかった。 実施例3 2エチルへキシルアクリレート95重量部、アクリル酸
5重量部からなるモノマー混合物100重量部に対して
、開始剤としてベンジルジメチルケタール0.005重
量部を配合し、アクリル系モノマーを主成分とする液体
と開始剤との混合物とした。 この混合物を配合タンクに入れ、窒素ガスを注入して、
この混合物の中に溶存する酸素を十分除去した。 この混合物を実施例1と同じ装置を使用して、ポンプで
200cc/min、の速度で押出機に供給し、紫外線
の照射強度10 mW/ c m”で照射した。この混
合物が押出機に入って出る迄の時間は10分であった。 ここで得られた部分重合モノマー溶液の粘度は1500
cps、、高分子への反応転化率は5゜5%、高分子部
分の重合度は150万であった。 この実験を5回行ったが5回とも同じ結果が得られた。 この部分重合高分子100重量部にヘキサンジオールジ
アクリレー)0.15重量部、ベンジルジメチルケター
ル0.5重量部を添加して光反応性粘着剤を製造した。 この光反応性粘着剤を、厚み50μmのポリエステルフ
ィルムの上に塗布し、その上に、片面に離型剤が設けら
れた厚み50μmのポリエステルフィルムの離型剤面が
光反応性粘着剤に接するようにして、積層して積層体を
製造した。 この積層体に波長が365 nmの中心強度を有するケ
ミカルランプで、表面照射強度が3.5mW/cm”で
8分間照射した。 このようにして得られた感圧性接着テープのゲル分率は
82%、であり、保持力は24時間後も錘が落下せず、
粘着力は1100 g/25mm幅であった。 比較例 2エチルへキシルアクリレート95重量部、アクリル酸
5重量部からなるモノマー混合物100重量部に対して
、有機溶媒として酢酸エチル100重量部、熱重合開始
剤としてアゾイソブチロニトリル0.04重量部を配合
した。 この配合物1000グラムを2リツトルのセパラブルフ
ラスコに入れ、窒素ガスを吹き込んで十分溶存酸素を除
去した後、湯浴中で60°Cに加熱昇温し、湯浴から出
したり、入れたりして、配合物の温度を60”Cに制御
した。 97%重合するのに10時間を要した。 得られたアクリル系高分子の重量平均分子量は50万で
あった。 この実験を5回繰り返し行った結果、この中の1回の実
験では、反応途中で暴走反応が起こり、得られたアクリ
ル系高分子は部分的にゲル化しており(ゲル分率30%
)、液の中にブツが存在していた。 このようにして製造したアクリル系高分子溶液100重
量部に架橋剤としてトリレンイソジイソシアネート0.
5重量部を添加し、厚み25μmのポリエステルフィル
ムに塗布し、ロール状に巻き、25mm幅に切断して感
圧性接着テープを製造した。 このときの感圧性接着剤層の厚みは35μmであった。 このテープの性能を測定した結果、保持力は、ゲル化し
ているものも、ゲル化していないものも24時間以上で
あったが、粘着力は、ゲル化しているものは600g/
25mm幅であり、ゲル化してないものは1000 g
/25mm幅であり、ゲル化しているものが悪かった。 このように、従来の溶液重合では、暴走反応の抑制が困
難であり、その結果、ゲル化した感圧性接着剤とゲル化
してないものとの性能が異なり、製品の性能のバラツキ
が大きい。 この暴走反応を阻止しようとすると、マイルドな重合条
件で重合を行わなければならず、従って、反応時間が長
くなり、生産性が上げられないという問題がある。又、
通常の溶液重合でも大量の熱エネルギーが必要であるの
に、重合反応を長くすることにより、更に、大量の熱エ
ネルギーと重合制御のための冷却エネルギーを必要とす
る問題があり、不経済である。 (発明の効果) 本発明の装置を使用すると、常温で紫外線により重合で
きるから、品質の安定した直鎖状のアクリル系高分子が
製造できる。 又、本発明2では、紫外線で重合するから、重合時間が
短く、極めて能率良くアクリル系高分子が製造できる。 又、本発明では、押出機で連続してアクリル系高分子を
製造できるから、その後の粘着テープ等の製造が連続工
程で製造出来、極めて便利である。 又、本発明では、重合時間が短く、且つ、常温でアクリ
ル系高分子が製造できるから、従来のように高温で、且
つ、長時間かかる重合よりエネルギーの消費が少な(な
る。
第1図は本発明の実施態様を説明する説明図、である。
A−・・−・−押出機
1−・−・−押出機のバレル
Claims (4)
- (1)バレルが紫外線を透過する材質で製作された押出
機であることを特徴とする光重合装置。 - (2)バレルが紫外線を透過する材質で製作された押出
機の中にアクリル系モノマーを主成分とする液体と開始
剤との混合物を通過させ、バレルの外からこの混合物に
紫外線を照射させ、アクリル系モノマーを重合させるこ
とを特徴とするアクリル系高分子を製造する方法。 - (3)アクリル系モノマーを主成分とする液体がアクリ
ル系モノマーと溶剤との混合物であることを特徴とする
特許請求の範囲第2項記載のアクリル系高分子を製造す
る方法。 - (4)アクリル系モノマーを主成分とする液体がアクリ
ル系モノマーであり、重合が部分重合であることを特徴
とする特許請求範囲第2項記載のアクリル系高分子を製
造する方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2023441A JP2557539B2 (ja) | 1990-01-31 | 1990-01-31 | 光重合装置及びその装置でアクリル系高分子を製造する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2023441A JP2557539B2 (ja) | 1990-01-31 | 1990-01-31 | 光重合装置及びその装置でアクリル系高分子を製造する方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03227305A true JPH03227305A (ja) | 1991-10-08 |
| JP2557539B2 JP2557539B2 (ja) | 1996-11-27 |
Family
ID=12110589
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2023441A Expired - Lifetime JP2557539B2 (ja) | 1990-01-31 | 1990-01-31 | 光重合装置及びその装置でアクリル系高分子を製造する方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2557539B2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5898303A (ja) * | 1981-12-07 | 1983-06-11 | Sekisui Fine Chem Kk | 光硬化性樹脂組成物の硬化法 |
-
1990
- 1990-01-31 JP JP2023441A patent/JP2557539B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5898303A (ja) * | 1981-12-07 | 1983-06-11 | Sekisui Fine Chem Kk | 光硬化性樹脂組成物の硬化法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2557539B2 (ja) | 1996-11-27 |
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