JPH03236954A - スリーピース缶用フィルム積層鋼帯およびその製造方法 - Google Patents

スリーピース缶用フィルム積層鋼帯およびその製造方法

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JPH03236954A
JPH03236954A JP3317590A JP3317590A JPH03236954A JP H03236954 A JPH03236954 A JP H03236954A JP 3317590 A JP3317590 A JP 3317590A JP 3317590 A JP3317590 A JP 3317590A JP H03236954 A JPH03236954 A JP H03236954A
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steel strip
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JP3317590A
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Yashichi Oyagi
大八木 八七
Tomohiko Hayashi
林 知彦
Noritsugu Miyake
三宅 紀次
Tetsuya Nishimura
哲也 西村
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、缶容器特に缶胴の製造を接着や溶接によって
行うスリーピース缶用素材およびその製造方法に関し、
鋼帯の少なくとも片面に、鋼帯の長さ方向に延在する幅
2〜5 mmの少なくとも1種をめつきした後、鋼帯の
非積層部を有し、缶の高さに対応する幅で鋼帯の長さ方
向に延在する熱可塑性樹脂フィルム皮膜を有する鋼帯お
よびその製造方法に関するものである。
(従来の技術) 缶容器を製缶プロセスの面から見ると、大きく二種類に
分類される。一つは缶底と缶胴が一体となったものに天
蓋を巻締めたもので、通常ツーピース缶と呼ばれ代表的
な缶として、絞りしごき加工によって製缶するD I 
 (Draw and Ironing缶)と、絞り加
工によって製缶するDrD缶(Drawand Red
raw缶)がある。もう一つは胴に地蓋を巻締めたもの
に天蓋を巻締めたもので、通常スリーピース缶と呼ばれ
、代表的な缶として缶胴部をはんだ付けによって接合し
たはんだ缶、缶胴部をナイロンフィルムで熱接着した接
着缶、缶胴部を溶接によって接合した溶接缶等があるが
、現在は接着缶と溶接缶が主となっている。
スリーピース缶の場合、現在は切り板に缶内面は耐食性
確保の点から5μm程度の塗装を、又缶外面は印刷及び
印刷性のためのベースコートやトップコート等を行い、
その後缶胴を製缶するサイズに切断し、それを製胴する
方法か主に適用されている。
しかし、近年ストリップの状態で塗装、印刷する手段が
コスト低減の面から検討されるようになってきており、
近い将来ストリップコーティング、ストリップ印刷した
ものから製缶するサイズに切断され、それを製胴する方
法が主流になると予測される。
現在の主流である切り板塗装、印刷の場合、板を立てて
通板するため、例えば塗装焼付けは180〜210°C
でlO分程度行っている。しかしストリップ塗装、印刷
の場合、ライン長の問題から焼付けは高温短時間となり
、例えば内面塗装の焼付は温度は高いもので300℃以
上に達し、1分間程度焼付けられる。
(発明が解決しようとする課題) 現在スリーピース缶用素材は、鉄ベースにSnめっき(
通称ぶりきと呼ばれている)、旧めっき、Sn/Niめ
っきを行い、その上にクロメート処理を施した表面処理
鋼板、TFSと呼ばれているクロム−クロメート処理鋼
板が使用されているが、高温焼付けの場合、これらの材
料に全く問題がないわけではない。特にSn皮膜を有す
る「ぶりき」やrSn/Niめっき鋼板」において、塗
装焼付は時のSnの溶融問題かある。Snが溶融すると
その」二に塗装した塗膜に影響を及ぼし、甚だしい場合
には塗膜に亀裂が入る場合がある。
外面のベースコート、印刷、トップコートは、ストリッ
プ印刷の場合は焼付は温度がSnの融点232°C以下
なので上記の問題は起こらない。こうしたSn皮膜を有
する素材は、主に溶接缶用材料として使用されており、
切り板に塗装、印刷を行う上では技術的に確立されてい
るが、ストリップ塗装、印刷の場合、特に塗装の高温短
時間焼付けに対しては前述した問題が解決されていない
。こうした問題に対し、めっき後行うクロメート処理や
Snベースとした合金めっき等で対処しようとの検討も
なされているが、未だ不十分であり問題解決には至って
いない。
又、フィルムを鋼板に積層する技術は従来からあり、缶
容器の分野に対しても古くから検討されてきている。例
えば特開昭62−221642号公報、特開昭58−8
2717号公報に見られるように、従来技術゛は主に絞
り缶や絞りしごき缶と言ったツーピース缶や18リット
ル缶、及び缶蓋用途であり、スリーピース缶用途で、且
フィルムのストライブ積層といった技術はない。
前述したように現在使用されているスリーピース缶用素
拐は、製缶コストの低減から現状の切り板塗装、印刷か
らストリップ塗装、印刷へと切り替わろうとしている。
こうした動向の中で、特に溶接缶用材料であるSn皮膜
を有する鋼帯の、缶内面塗料の高温短時間時のSnの溶
融問題の解決、更により耐食性の良いスリーピース缶用
素祠の出現が強く望まれている。
本発明は、上記の実状に鑑みなされたもので、スリーピ
ース缶用素拐、特にSn皮膜を有する鋼板のコイル塗装
、印刷時に起こるSn溶融問題を解消し、より高耐食性
の素祠を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 即ち本発明は、 (al  t’M帯の少なくとも一方の面に、鋼帯の長
さ方向に延在する幅2〜5 mmの少なくとも1種をめ
つきした後、鋼帯の非積層部を有し、缶の高さに対応す
る幅で鋼帯、の長さ方向に延在する熱可塑性樹脂フィル
ム皮膜を有することを特徴とするスリーピース缶用フィ
ルム積層鋼帯 (b)  熱可塑性樹脂フィルムが、厚さ5〜5(l/
Jmのポリエステルフィルム、ポリプロピレンフィルム
、ポリエチレンフィルム、ナイロンフィルムの何れかで
ある前記第8項記載のスリーピース缶用フィルム積層鋼
帯 (C)  缶内面となる面に、鋼帯の長さ方向に延在す
る幅2〜5 mmの少なくとも1種をめつきした後、鋼
帯の非積層部を有し、缶の高さに対応する幅で鋼帯の長
さ方向に延在する熱可塑性樹脂フィルム皮膜を有すると
とも有し、缶の高さに対応する外面に熱可塑性樹脂フィ
ルム皮膜を有することを特徴とするスリーピース缶用フ
ィルム積層鋼帯(d)鋼帯に31. Ni、 Crの少
なくとも1種をめっきした後、鋼帯の長さ方向に延在す
る幅2〜5 mmの少なくとも1種をめつきした後、鋼
帯の長さ方向に対応する幅2〜5mmの少なくとも1つ
の非積層部を熱接着し、次いで鋼帯を走行せしめる状態
下で熱硬化性樹脂塗料を塗布し乾燥することを特徴とす
るスリーピース缶用フィルム積層鋼帯の製造方法 である。
(作 用) 以下作用とともに本発明の詳細な説明する。
本発明の構成であるが、本発明はスリーピース缶用鋼帯
の少なくとも缶内面に当たる一方の面に鋼帯の幅方向に
2〜5 mm幅の非積層部を有し、鋼帯の長平方向には
缶の高さに対応した幅で連続的に熱可塑性樹脂フィルム
皮膜を有し、又缶外面にあたる面は、必要に応じ缶内面
に当たる面に積層されたフィルムに対し、位置的対応が
合うように熱硬化性樹脂塗料が塗布されていることから
構成されている。
本発明において2〜5 mmの非積層部を設けることの
意味は、その箇所の中央で製缶サイズに切断され、製胴
の際の接合ラップ代になるためである。
製胴の際の接合ラップ代は溶接缶と接着缶とでは若干界
なるが、例えば溶接缶の場合的0.5mm程度である。
従って厳密な意味においてはl mm程度の非接着部を
設ければよいが、溶接による製胴の場合は溶接時に発熱
し、一方接前による製胴の場合は熱接着のためその熱影
響を受けるため、何れの手段においても熱影響が積層さ
せたフィルムに及ばないようにする必要がある。かかる
意味において非積層部を2〜5 mmとしたものであっ
て、好ましくは2〜4 mmが良い。この非積層部の幅
精度は、本発明において極めて肝要なことであり、かか
る意味からは、積層させるフィルム自体の寸法精度が重
要である。
本発明において適用される積層フィルムは、ポリエステ
ルフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンフ
ィルム、ナイロンフィルム等の熱可塑性樹脂フィルムで
、寸法精度、形状精度の点から延伸フィルムが好ましい
。
スリーピース缶用素材として、必要な表面処理を施され
た鋼帯の上に積層されたフィルム積層鋼帯は、必要に応
じ外面塗装、印刷が行われ、その後製造される缶サイズ
に切断され、製胴、地蓋巻締め、内容物充填、天蓋巻締
めされるわけであるが、充填後、更に殺菌処理又はレト
ルト処理が行われる。従って積層フィルムがこれらの処
理に耐える必要があり、適用されるフィルムは樹脂の融
点及び耐水性の点で制約を受ける。
まず樹脂の融点であるが、現在殺菌処理及びレトルト処
理の温度は80〜120°Cであり、従って積層させる
フィルムは殺菌処理及びレトルト処理の温度によって適
宜選定する必要がある。掛かる理由からは、ポリエステ
ルフィルム、ポリプロピレンフィルム、ナイロンフィル
ム等の融点は、最も低いポリプロピレンフィルムで16
5℃であり問題はないが、ポリエチレンフィルムは密度
によって融点は異なるため注意する必要がある。中密度
及び高密度のポリエチレンフィルムの場合は、融点が1
30℃以上であるため前記の心配はなく無難である。
O 次に耐水性であるが、この点は例えば吸水率として1%
以下の樹脂フィルムの適用が望まし2い。
1%以上の吸水率を有するフィルムを適用した場合、前
述した殺菌処理及びレトルト処理により下地鋼板の腐食
が起こり、内容物の変質につながる場合があるため好ま
しくない。従ってポリエステルフィルム、ポリプロピレ
ンフィルム、ポリエチレンフィルムは何れも1%以下で
あり問題ないか、ナイロンフィルムを適用する場合は、
例えばナイロン6のようなフィルムの適用は避ける必要
がある。以上の外面塗装、印刷、及び殺菌処理、レトル
ト処理等を考慮すると、ポリエステルフィルムが好まし
い。
次に本発明では、表面処理鋼板に積層するフィルムの厚
みは5〜50μmである。フィルム厚を5〜50μmに
限定した理由は昼下の通りである。
即ち下限値5μITI以下ではフィルムのピンホール発
生が多くなり、耐食性が劣ってくるため内容物保存性及
び外面の点錆の点で好ましくない。又積層する際の寸法
精度の点から、フィルムにバックテンションを掛ける必
要があり、このバックテンションの影響でフィルムに伸
びが加わり、逆に寸法精度を損なう場合がある。−力士
限値の50μmを超えても耐食性の点で効果は飽和し、
経済的に不利となる。従って積層させるフィルム厚みは
、好ましくは7〜45μmが、更に好ましくは10〜4
5μmが良い。
積層させるフィルムの厚みに関して言えば、缶の内外面
ではフィルム厚は異なることは問題ないが、少なくとも
缶内面に当たる而に積層させるフィルム厚みは、内容物
保存性の観点から、内容物の腐食性を十分考慮した上で
設定することが肝要である。
本発明において、積層させるフィルムはポリエステルフ
ィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンフィル
ム、ナイロンフィルム等の熱可塑性樹脂フィルムである
が、ポリエステルフィルム及びナイロンフィルムはそれ
自体が熱接着可能な樹脂フィルムであり、そのまま本発
明では適用される。しかしポリプロピレンフィルム及び
ポリエ1 2 チレンフイルムは熱接着が不可能なため、例えばマレイ
ン酸や無水マレイン酸等で変性して熱接着を可能にした
もので、かつ食品衛生の点で問題ないものが適用される
。
本発明では、フィルム全体が同一組成の一層フイルム、
及び上層と下層とでは組成の異なる二層フィルム等の適
用が可能である。
ポリエステル−層フィルムの場合、樹脂の融点は少なく
ともSnの融点(232°C)+15°C以下が好まし
く、例えばポリエチレンイソフタレート、ポリエチレン
テレフタレートイソフタレート等が望ましい。従ってポ
リエチレンテレフタレート(PET)フィルムは、樹脂
の融点か265℃付近と高いため好ましくない。
又ポリエステル二層フィルムの場合は、下層は低融点フ
ィルム/上層は高融点フィルムといった二層フィルムが
良い。この場合は、鋼帯には低融点のフィルムか接着面
となる。従って二層フィルムの場合は、−層フイルムの
場合には好ましくなかったPETフィルムの適用も可能
となる。
又特にポリエステルフィルムの延伸二層フィルムは、低
温熱接着が可能となり、上層の配向結晶を残存させたも
のが得られるため、加工性、耐食性の優れたフィルム積
層鋼帯が得られる。更に、後述する缶外面に当たる面に
必要に応じ行われる塗装、焼付は時の耐熱性と言う観点
からも、ポリエステルフィルムの延伸二層フィルムが最
も好ましい。
ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンフィルムの場合
の二層フィルムは、下層は熱接着可能な変性フィルム/
上層は熱接着不可能なス1へレートフィルムと言った二
層フィルムが適用される。
又表面処理鋼板の両面にフィルムを積層させる場合、例
えば−面はポリプロピレンフィルム、他面はポリエチレ
ンフィルムといった樹脂組成の異なるフィルムの積層も
可能だが、−面はポリエステルフィルム、他面はポリエ
チレンフィルムといったように、樹脂の融点か大きく異
なるフィルムの場合は避けた方か良い。
次に、缶外面に当たる面に必要に応じ塗布する3 4 熱硬化性樹脂塗料について述べる。
本発明では、缶内面たけにフィルムを積層した場合、外
面には熱硬化性樹脂塗料を塗装することも適用される。
本発明で言う熱硬化性樹脂塗料とは、エポキシ系塗料、
アクリル系塗料、ポリエステル系塗料等の樹脂塗料を指
し、加熱することで硬化するものである。
こうした塗料は溶剤タイプ塗料と、水溶性塗料(水分散
型も含む)とがあるがいずれでも良い。
又水溶性塗料としては、ポリオレフィン系塗料も適用さ
れる。いずれの塗料を適用するにしろ、反対面に積層さ
れているフィルムの融点の関係を考慮して用いる必要が
あるのは言うまでもない。かかる意味からは、ポリエス
テルフィルムがしかも延伸二層フィルムが耐熱性の点で
最も良好である。
ただしポリエステルフィルムの延伸二層フィルムの場合
、外面コイル塗装の焼付は時の熱で配向性が壊れ、加工
性を著しく阻害する危険性があり、少なくとも190℃
以下、10秒以内で硬化する低温短時間焼付はタイプで
、かつ高速塗布の可能な塗料が好ましい。
又スリーピース缶用外面塗料としては、加工性、耐水性
、耐薬品性等の特性が要求される。かかる意味からは本
発明で適用される塗料としては、水溶性塗料であるポリ
オレフィン系樹脂が最も良好である。
ポリオレフィン系樹脂塗料としては、カルボキシル基を
その分子鎖中に含有するポリオレフィンのアンモニュウ
ム塩ないしはアミン塩からなる自己乳化型樹脂に、架橋
剤を添加したものである。
こうした樹脂は、塗布後の成膜は水及びアンモニアを揮
散させることにより樹脂の新水性が失われ、耐水性が著
しく向上する。
水及びアンモニアを揮散させる温度は、110°C〜1
80°Cで2秒〜IO秒程度加熱するだけで良く、加工
性にも優れ、例えば絞り缶加工なども可能であることか
らスリーピース缶用途には十分対応可能である。
缶外面に当たる面に塗装される塗膜厚みとしては、乾燥
厚みとして2〜IOμm、好ましくは3〜5 6 6μmで、現行の缶外面塗膜厚程度で良い。
次に本発明のフィルム積層鋼板の製造方性について述べ
る。
本発明におけるフィルム積層は、鋼帯の幅方向に2〜5
 mm幅の非積層部を複数個設けて行われる。
この非積層部は、前述したように製胴する際のラップと
なるため、積層されたフィルムの寸法精度は極めて重要
となる。特に本発明では、鋼板の表面処理設備を有する
ラインにてフィルム積層、及び必要に応じ熱硬化性塗料
を塗布するものであるから、ラインスピードとしては2
00〜300m /分に達するため、鋼板が常に定位置
で通板するように制御する必要がある。
又本発明では、フィルムの積層を熱接着で行ういわゆる
熱ラミネートであるため、フィルムの寸l去精度と同時
にフィルムの熱による収縮を考える必要があり、例えば
熱収縮率は150℃、30分で5%以下のものが好まし
い。そのためには、延伸後行う熱固定処理で十分にスト
レスを取り除いたフィルムを適用することが肝要である
。
又熱接着法は、周知のように何等かの手段によって加熱
された板と、他の箇所から進入してきたフィルムが、少
なくとも二本のロール間で熱圧着され接着するものであ
り、更に必要ならばその後も熱を加え接着力を付与させ
る接着方法である。
この板とフィルムがロール間で熱接着した初期接着の段
階で鋼板に十分接着したものは、鋼板に固定されるため
簡単には収縮しないが、鋼板に接着前のフィルムは熱に
よって収縮する。従って初期接着を可能な限り低い温度
に抑えるように、接着フィルム進入側の接着ロールを水
冷ロールにしたり、強制空冷したりして120℃以下、
好ましくは100℃以下に保つことが肝要である。
また接着部に進入するフィルムが接着前にロールに接触
しないように、進入角度を小さくする方法などを採用す
ることも望ましい。更に進入するフィルム自体に、適度
なパックテンションを掛けることもフィルム収縮を抑え
るのに効果的である。
このように積層させるフィルム自体の熱収縮率が小さい
フィルムを適用することと、併せて熱接7 8 着手段を工夫することで、寸法精度か良好でかつ高速で
フィルムの熱接着積層鋼板が得られる。
次に積層するフィルムサイズについてであるが、本発明
では鋼帯に積層させるフィルムは、缶の高さサイズに予
めスリットしたものを用いて接着するか、幅広のフィル
ムを供給しながらスリットして接着するか、何れかの方
l去が採用されるが、loom 7分以上の高速の場合
、予めスリットしたフィルムを積層する手段を用いたほ
うが、特にフィルム厚が薄い場合は寸法精度の点から良
い。
鋼帯の加熱手段としては、通電加熱方式、高周波誘導加
熱方式、熱風加熱方式、赤外線加熱方式等の単独もしく
は複合が採用可能である。
本発明では、缶外面に当たる面は、内面と同様フィルム
が積層される場合と、必要に応じては、熱硬化性樹脂塗
料が塗布される場合がある。
鋼帯の両面にフィルム積層するのは、両面連動したフィ
ルム供給設備によって、位置合わせを精度良く行い、同
時に積層される。この場合の鋼帯の加熱方法は、高周波
誘導加熱方式、熱風加熱方式、赤外線加熱方式等の単独
もしくはこれらの複合が採用可能である。
缶外面に必要に応じて行う熱硬化性樹脂塗料の塗布は、
フィルム積層後行われるが、塗装方法としては、ロール
コータ−塗布やノズル塗布か適用される。ノズル塗布方
法は、当該ノズルを鋼板に近接させ、樹脂溶液と鋼帯の
間にメニスカスを形成させ塗布する方法で、樹脂のノズ
ルからの吐出量、ノズルスリット開口幅、ノズル開口部
と鋼帯の距離等を制御することで、高速塗布が可能であ
る。缶内面に積層されたフィルムとの位置的対応につい
ては、両面フィルム積層の場合と同様、ノズル位置がフ
ィルム供給設備と連動させることによって達成される。
塗布後の乾燥方法としては、高周波誘導加熱方式、熱風
加熱方式、赤外線加熱方式等の単独もしくはこれらの複
合が採用可能である。
又本発明の方法は、鋼帯の表面処理と同一ラインにて行
うことを特徴としている。即ちスリーピース缶用素祠と
して具備すべきSnめっき、Niめっ9 0 き、Ni/Snめっき後のクロメート処理、及び′rF
S (Tin Free 5teel)と呼はれている
クロム・クロメート処理後水洗、乾燥を経て、直ちに本
発明のフィルム積層、及び必要に応じフィルム非積層面
に塗装を行うものである。
フィルム積層技術について言えば、従来のフィルムラミ
ネート技術は接着剤塗布型が主流で、本発明方法のよう
な熱接着技術も一部検討されてきてはいる。しかし、製
造速度はせいぜいLoom /分程度であり、従って鋼
帯の製造ラインとは別個のラインにて行っている。発明
者らは、フィルムの高速熱接着技術について鋭意検訓し
た結果、前述したよ・うな技術を開発し、高速熱接着の
方法を見いだしたものである。
一方必要に応じて行う、熱硬化性樹脂塗料の塗布技術に
ついて、従来から塗装は製缶メーカーにて行われている
が、現行の塗装速度はせいぜいlOO〜150m/分程
度であり、200m 7分以上の高速塗布技術は開発さ
れていない。塗装技術に関しても鋭意検討した結果、前
述した技術を開発し本発明の方法に至ったものである。
以上説明したように、本発明を実施することで、現在実
施化か進められているスリーピース缶用鋼帯の、コイル
塗装における問題を解消するだけでなく、耐食性につい
ても向上した缶用素材が得られる。
(実施例) 以下、実施例で本発明の効果を具体的に−示す。
実施例■ 板厚0.20mm、板幅986mmのコイル塗装用に製
造した缶用冷延鋼板の4トンコイルを用いて、プロパー
ぶりきラインにてラインスピード300m /分でNi
めっき、続いてSnめっきを行った後クロメート処理を
行い、水洗、乾燥後Snのメルターの熱源を利用した通
電加熱方式にて、加熱された板が180℃の時、フィル
ム幅162mmの厚み10.czm、25μm140μ
mのポリエステルフィルムの延伸二層フィルム6本を、
フィルムとフィルムの間隔は3mmに設定して熱圧着を
行い、更に加熱し板温か225℃に達した時点て急冷し
、片面フィルム積層1 2 鋼板を得た。なお180℃で熱圧着した際の、フィルム
進入側ゴムロールの温度は(05°Cであった。
こうして得られたフィルム積層鋼板の、非積層幅を測定
した結果、それぞれ3.5mm 、  3.4mm、3
.5mmであり、又いずれも4トンコイルの先とコイル
の後での積層フィルムの位置は、コイルの幅方向で変動
がなく良好であった。
更に当該フィルム積層コイルの非積層面に現行のコイル
塗装、印刷を行い、25〇−缶用の缶径202φ(内径
52.3mm)のフランク取りを行ったが問題はなかっ
た。
又、実際に溶接方式にて製胴し、溶接部に補修塗装を行
い、コーラ及びコーヒーを充填した実缶試験を38°C
で6ケ月行った。その結果、缶内面は腐食もなく良好で
あった。
実施例2 板厚0.20mm、板幅986 mmのコイル塗装用に
製造した缶用冷延鋼板の4トンコイルを用いて、プロパ
ーぶりきラインにてラインスピード200m /分てN
iめっき、続いでSnめっきを行った後クロメート処理
を行い、水洗、乾燥後、誘導加熱方式にて加熱された板
が145℃の時、フィルム幅162mm、厚みは缶内面
に当たる面には25μm、45μm、缶外面に当たる面
には25μmの変性ポリプロピレンフィルム各6本を、
フィルムとフィルムの間隔は4mに設定して熱圧着を行
い、更に加熱し板温215°Cに達した時点で急冷し、
両面フィルム積層鋼板を得た。なお、145℃で熱圧着
した際のフィルム進入側ゴムロールの温度は100℃で
あった。
こうして得られたフィルム積層鋼板の、非積層幅を測定
した結果、それぞれ缶内面側は4.3mm、4.4mm
、であり、缶外面側は4.4mmであった。
又いずれも4トンコイルの先とコイルの後での積層フィ
ルムの位置は、コイルの幅方向の変動がなく良好であっ
た。
更に当該フィルム積層コイルから、250d缶用の缶径
202φ(内径52.3mm)のブランク取りを行った
が問題はなかった。
実施例3 板厚0.20mm、板幅986 mmのコイル塗装用に
製造3 4 した缶用冷延鋼板の4トンコイルを用いて、プロパーメ
ツキラインにてラインスピ−1” 250m/分でNi
めっきを行った後クロメート処理(TFS処理)を行い
、水洗、乾燥後、Snのメルターの熱源を利用した通電
加熱方式にて、加熱された板が] 800Cの時、フィ
ルム幅162mmの厚み25.czmのポリエステルフ
ィルムの延伸二層フィルム6本を、フィルムとフィルム
の間隔は2mに設定し、熱圧着を行い、更に加熱し板温
か225℃に達した時点て急冷し、片面フィルム積層鋼
板を得た。なお、180°Cで熱圧着した際のフィルム
進入側ゴムロールの温度は110°Cであった。
続いて、缶外面に当たるフィルム非積層面に、ポリオレ
フィン系水溶性塗料をノズル塗装方式で乾燥塗膜厚みと
して5μm行い、誘導加熱方式にて1.60℃で10秒
間焼き付けた。
こうして得られたフィルム積層鋼板の、非積層部幅を測
定した結果2.7mmであり、又4トンコイルの先とコ
イルの後での積層フィルムの位置は、コイル幅から変動
がなく良好であった。
更に当該フィルム積層コイルの缶外面の塗装面にコイル
印刷を行なった後、25〇−缶用の缶径202φ(内径
52.3mm)のブランク取りを行ったが問題はなかっ
た。
又実際に溶接方式にて製胴し、溶接部に補修塗装を行い
、コーラ及びコーヒーを充填した実缶試験を38°Cで
6ケ月行った。その結果缶内面は腐食もなく良好であっ
た。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明を実施することでスリーピ
ース缶素材、特にSn皮膜を有する鋼帯のコイル塗装の
高温短時間焼付は時に発生する、Sn溶融に起因する問
題が解消されるだけでなく、より高耐食性の素材が得ら
れる。
従って、現在切り板塗装で実用化されている素材の適用
が可能となるばかりでなく、生産性も向上し、また缶コ
ストの低減となり、産業上の効果は大きいものがある。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鋼帯の少なくとも一方の面に、鋼帯の長さ方向に
    延在する幅2〜5mmの少なくとも1つの非積層部を有
    し、缶の高さに対応する幅で鋼帯の長さ方向に延在する
    熱可塑性樹脂フィルム皮膜を有することを特徴とするス
    リーピース缶用フィルム積層鋼帯。
  2. (2)熱可塑性樹脂フィルムが、厚さ5〜50μmのポ
    リエステルフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエ
    チレンフィルム、ナイロンフィルムの何れかである請求
    項第1項記戦のスリーピース缶用フィルム積層鋼帯。
  3. (3)缶内面となる面に、鋼帯の長さ方向に延在する幅
    2〜5mmの少なくとも1つの非積層部を有し、缶の高
    さに対応する幅で鋼帯の長さ方向に延在する熱可塑性樹
    脂フィルム皮膜を有するとともに、前記内面の皮膜に対
    応する外面に熱可塑性樹脂フィルム皮膜を有することを
    特徴とするスリーピース缶用フィルム積層鋼帯。
  4. (4)鋼帯にSn、Ni、Crの少なくとも1種をめっ
    きした後、鋼帯の長さ方向に延在する幅2〜5mmの少
    なくとも1つの非積層部を残存せしめて缶の高さに対応
    する幅で鋼帯の長さ方向に延在する如く積層フィルムを
    熱接着し、次いで鋼帯を走行せしめる状態下で熱硬化性
    樹脂塗料を塗布し乾燥することを特徴とするスリーピー
    ス缶用フィルム積層鋼帯の製造方法。
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