JPH0325439B2 - - Google Patents
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- JPH0325439B2 JPH0325439B2 JP57044789A JP4478982A JPH0325439B2 JP H0325439 B2 JPH0325439 B2 JP H0325439B2 JP 57044789 A JP57044789 A JP 57044789A JP 4478982 A JP4478982 A JP 4478982A JP H0325439 B2 JPH0325439 B2 JP H0325439B2
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Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は生体内でアルギニンバソプレシンの抗
利尿及び/又は血圧上昇作用を拮抗する新規なペ
プチドに係る。 〔従来の技術(1)〕 抗利尿ホルモン(ADH)であるアルギニンバ
ソプレシンに対する、生体内の抗利尿及び/又は
血圧上昇(バソプレツサー)応答の臨床的に有用
な合成拮抗剤を開発する試みは、下垂体後葉ペプ
チドであるオキシトシン及びバソプレシンの何百
もの類似体の合成及び薬理学的評価を導いた。 ADHに対する生体内の血圧上昇応答を有効に
拮抗することの出来る類似体はダイクス等によつ
て、J.Med.Chem.17巻(1974)250に、マニング
等によつてJ.Med.Chem.20巻(1977)1228に、バ
ンコウスキー等によつて、J.Med.Chem.21巻
(1978)850に、クルジンスキー等によつてJ.
Med.Chem.23巻(1980)364に、ローブリツジ等
によつて、J.Med.Chem.21巻(1978)313に報告
されていて、ここで参照する。 クルジンスキー等は〔1−(β−メルカプト−
β,β−シクロペンタメチレンプロピオン酸)、
2−(0−メチル)−チロシン〕アルギニンバソプ
レシン、及び(1−β−メルカプト−β,β−シ
クロペンタメチレンプロピオン酸〕−アルギニン
バソプレシンが強力な血圧上昇剤拮抗剤であると
同時に非常に低い抗利尿の効力を有するものであ
ることを報告している。 マニング等(1977)は〔1−デアミノペニシラ
ミン、4−バリン、8−D−アルギニン〕バソプ
レシンの合成を記載し、ローブリツジ等は〔1−
(β−メルカプト−β,β−シクロペンタメチレ
ンプロピオン酸)、4−バリン、8−D−アルギ
ニン〕バソプレシンの合成を記載している。これ
らの化合物は両方とも弱い利尿活性を有し、
AVPに対する血圧上昇応答の強力な拮抗剤であ
る。 ADHに対する抗利尿応答を拮抗するバソプレ
シン又はオキシトシンの類似体はチヤン等によつ
てScience161巻(1968)の280頁及びJ.
Pharmacol.Exp.Ther.,174巻(1970)の541頁
に及び196巻(1976)746頁に、ネストール等によ
つてJ.Med.Chem.、18巻(1975)の1022頁に、そ
してラルソン等によつてJ.Med.Chem.21巻
(1978)、746頁に報告されていて、ここで参照さ
れる。報告された化合物のどれも抗利尿剤拮抗剤
として薬理的又は臨床的に有用ではない。 2−位置にエーテル化チロシンを、4−位置に
バリンを、8−位置にD−又はL−Argを有す
る、生体内で抗利尿作用ADHを拮抗するバソプ
レシン類似体の合成及び評価はソーヤー等により
Science212巻(1981)49頁に、またマニング等に
よりJ.Med.Chem.、24巻、(1981)701頁に報告さ
れていて、ここで参照する。 合成バソプレシンは次の米国特許に開示されて
いる。 第3371080号 ボイソナス等、 第3415805号 シエダル等、 第3418307号 ボイソナス等、 第3454549号 ボイソナス等、 第3497491号 ザオラル等、 第4148787号 マルダー等、 これらの引用文献のうち、ボイソナス等第’
080号は2−フエニルアラニン−8−オルニチン
バソプレシンは血管収縮性作用が天然バソプレシ
ンと等しいが抗利尿作用が低いような作用を有す
ることを開示している。残りの引用文献は高いか
又は比較的特異的抗利尿作用を有する合成バソプ
レシンを開示している。 オキシトシンの合成修飾はマニングによつて米
国特許第3691147及び3700652に開示されている。 〔発明が解決しようとする課題(1)〕 従つてアルギニンバソプレシンの抗利尿作用の
薬理学的及び臨床的に有効な拮抗剤の開発の継続
した必要性があることが明らかである。 本発明の目的は生体内で有効なADHの抗利尿
作用の拮抗剤を提供することである。 〔課題を解決する手段〕 本発明はADHの抗利尿作用の新規な拮抗剤に
関し、その一つの群は式 で表わされる化合物である。式中Tyr(X')はD
又はL型であり、X'はメチル、エチル、n−プ
ロピル、イソプロピル又はブチル又はD型のとき
水素であり、WはPro又はTyr(X')がL型のと
きΔ3−Proであり、ZはL−又はD−Argであ
る。 本発明は更に式 のアルギニンバソプレシンのADH活性の拮抗剤
に関する。式中XはD−Phe、D−Val、D−
Leu、又はD−lleであり、ZはD−又はL−Arg
である。 〔記号の定義〕 本発明に従つて提供される化合物はアルギニン
バソプレシン(AVP)の誘導体である。アミノ
酸は別に示されていなけれはL−型である。完全
な名称と略称との間の相関関係は次の通りであ
る。 dAVP 1−デアミノ−アルギニンバソプレシン、 dPAPV 〔1−デアミノペニシラミン〕アルギ
ニンバソプレシン、 d(CH2)5AVP 〔1−(β−メルカプト−β,
β−シクロペンタメチレンプロピオン酸)〕−ア
ルギニンバソプレシン、 dVDAVP 1−デアミノ〔4−バリン、8−D
−アルギニン〕バソプレシン、 dPVDAVP 〔1−デアミノペニシラミン、4
−バリン、8−D−アルギニン〕バソプレシ
ン、 d(CH2)5VDAVP 〔1−(β−メルカプト)−
β,β−シクロペンタメチレンプロピオン酸)、
4−バリン、8−D−アルギニン〕バソプレシ
ン、 dTyr(Me)AVP 1−デアミノ〔2−(0−メ
チル)−チロシン〕アルギニンバソプレシン、 dpTyr(Me)AVP 〔1−デアミノペニシラミ
ン、2−(0−メチル)チロシン〕アルギニン
バソプレシン、 d(CH2)5Tyr(Me)VDAVP 〔1−(β−メル
カプト−β,β−シクロペンタメチレンプロピ
オン酸)、2−0−メチルチロシン、4−バリ
ン、8−D−アルギニン〕バソプレシン、 d(CH2)5Tyr(Et)VDAVP 〔1−(β−メル
カプト−β,β−シクロペンタメチレンプロピ
オン酸)、2−0−エチルチロシン、4−バリ
ン、8−D−アルギニン〕バソプレシン d(CH2)5Tyr(Me)VAVP 〔1−(β−メルカ
プト−β,β−シクロペンタメチレンプロピオ
ン酸)、2−(0−メチルチロシン)、4−バリ
ン〕アルギニンバソプレシン、 d(CH2)5Tyr(Et)VAVP 〔1−(β−メルカ
プト−β,β−シクロペンタメチレンプロピオ
ン酸)、2−0−エチルチロシン、4−バリン〕
アルギニンバソプレシン、 d(CH2)5Tyr(i−Pr)VDAVP 〔1−(β−
メルカプト−β,β−シクロペンタメチレンプ
ロピオン酸)、2−(0−イソプロピル)チロシ
ン、4−バリン、8−D−アルギニン〕バソプ
レシン、 d(CH2)5Tyr(n−Pr)−VDAVP 〔1−(β−
メルカプト−β,β−シクロペンタメチレンプ
ロピオン酸)、2−(0−n−プロピル)チロシ
ン、4−バリン、8−D−アルギニン〕バソプ
レシン、 d(CH2)5Tyr(i−Pr)VAVP 〔1−(β−メ
ルカプト−β,β−シクロペンタメチレンプロ
ピオン酸)、2−(0−イソプロピル)チロシ
ン、4−バリン〕アルギニンバソプレシン、 d(CH2)5Tyr(n−Pr)VAVP 〔1−(β−メ
ルカプト−β,β−シクロペンタメチレンプロ
ピオン酸)、2−(0−n−プロピル)チロシ
ン、4−バリン〕アルギニンバソプレシン、 及びd(CH2)5Tyr(Et) VΔ3−Pro7AVP〔1−
(β−メルカプト−β,β−シクロペンタメチ
レンプロピオン酸)、2−(0−エチル)チロシ
ン、4−バリン、7−(3,4−デヒドロプロ
リン)〕アルギニンバソプレシン、 d(CH2)5−D−TyrVDAVP 〔1−(β−メル
カプト−β,β−シクロペンタメチレンプロピ
オン酸)、2−D−チロシン、4−バリン、8
−D−アルギニン〕バソプレシン、 d(CH2)5−D−TyrVAVP 〔1−(β−メルカ
プト−β,β−シクロペンタメチレンプロピオ
ン酸)、2−D−チロシン、4−バリン〕アル
ギニンバソプレシン、 d(CH2)5−D−Phe2VDAVP 〔1−(β−メル
カプト−β,β−シクロペンタメチレンプロピ
オン酸)、2−D−フエニルアラニン、4−バ
リン、8−D−アルギニン〕バソプレシン、 d(CH2)5−D−PheVAVP 〔1−(β−メルカ
プト−β,β−シクロペンタメチレンプロピオ
ン酸)、2−D−フエニルアラニン、4−バリ
ン〕アルギニンバソプレシン、 d(CH2)5〔Gly2〕VAVP 〔1−(β−メルカプ
ト−β,β−シクロペンタメチレンプロピオン
酸)、2−グリシン、4−バリン〕アルギニン
バソプレシン、 d(CH2)5−〔D−Ala2〕VAVP 〔1−(β−メ
ルカプト−β,β−シクロペンタメチレンプロ
ピオン酸)、2−D−アラニン、4−バリン〕
アルギニンバソプレシン、 d(CH2)5−〔D−Val2〕VAVP 〔1−(β−メ
ルカプト−β,β−シクロペンタメチレンプロ
ピオン酸)、2−D−バリン、4−バリン〕ア
ルギニンバソプレシン、 d(CH2)5−〔D−Leu2〕VAVP 〔1−(β−メ
ルカプト−β,β−シクロペンタメチレンプロ
ピオン酸)、2−D−ロイシン、4−バリン〕
アルギニンバソプレシン、 d(CH2)5−〔D−lle2〕VAVP 〔1−(β−メル
カプト−β,β−シクロペンタメチレンプロピ
オン酸)、2−D−イソロイシン、4−バリン〕
アルギニンバソプレシン、及び d(CH2)5−〔D−Arg2〕VAVP 〔1−(β−メ
ルカプト−β,β−シクロペンタメチレンプロ
ピオン酸)、2−D−アルギニン、4−バリン〕
アルギニンバソプレシン。 〔従来の技術(2)〕 活性のペプチドは上記バンコウスキー等
(1978);マリフイールド、J.Am.Chem.Soc.85巻
(1963)2149及びBiochemistry3巻(1964)
1385;マニングJ.Am.Chem.Soc.90巻(1968)、
1348に;マニング等J.Med.Chem.19巻(1976)
376に;ローブリツジ等、J.Med.Chem.20巻
(1977)1173に;マニング等J.Med.Chem.16巻
(1973)975に;上記クルジンスキー等(1980);
上記ソーヤー等(1981);又は上記マニング等
(1981)によつて記載されるように固相合成で合
成された。 Δ3−Proを7−位置に含んでいるペプチドもこ
のやり方で製造された。ペプチドにΔ3−Proを入
れるのは、フエリツクス等J.Peptido Protein
Res.10巻(1977)に299にまたボトス等、J.Med.
Chem.22巻(1979)に926に記載されている。 アルギニンバソプレシン(AVP)に対する抗
利尿応答の拮抗剤を計画する最初の試みは上記マ
ニング等(1977)による〔1−デアミノペニシラ
ミン、4−バリン、8−D−アルギニン〕バソプ
レシン(dPVDAVP)の合成及び上記ローブリ
ツジ(1978)による〔1−(β−メルカプト−β,
β−シクロペンタメチレンプロピオン酸)、4−
バリン、8−D−アルギニン〕バソプレシン(d
(CH2)5VDAVP)の合成を含んでいた。これら
の類似体はマニング等J.Med.Chem.16巻(1973)
975の高度に活性があり、選択的な抗利尿ペプチ
ドである1−デアミノ〔4−バリン、8−D−ア
ルギニン〕バソプレシン(dVDAVP)の1位に
あるβ−炭素の2つの水素をそれぞれ2つのメチ
ル基及びシクロペンタメチレン基で置き換えるこ
とによつて計画された。これらの置換基は以前に
は非常に強力な分娩促進のアゴニストの1−デア
ミノ−オキシトシン(dOT)をオキシトシンに
対する分娩促進応答の強力なアンタゴニスト(拮
抗剤)、特定的には〔1−デアミノペニシラミン〕
オキシトシン(dPOT)及び〔1−(β−メルカ
プト−β,β−シクロペンタメチレンプロピオン
酸)〕オキシトシン(d(CH2)5OT)に変えるこ
とを示した。ホープ等J.Biol.Chem.237巻(1962)
の1563、シユルツ等、J.Med.Chem.9巻(1966)
の647及びネストール等J.Med.Chem.18巻(1975)
の284を参照。 〔発明が解決しようとする課題(2)〕 驚くべきことに、dPVDAVPもd
(CH2)5VDAVPも、それぞれdVDAVPの抗利尿
活性の0.1及びわずか0.0001の抗利尿活性を有す
るが、いずれもAVPに対する抗利尿応答の拮抗
剤ではなかつた。しかしそれぞれはAVPに対す
る血圧上昇応答のpA2で表現される強力な拮抗剤
であつた。pA2はアゴニスト2X単位の特定生物
応答をアゴニストX単位の応答の水準に減少させ
る拮抗剤(アンタゴニスト)の平均モル濃度の10
を底にした対数の負である。dPVDAVP及びd
(CH2)5VDAVPはそれぞれ7.82及び7.68の抗血圧
上昇pA2値を有している。 〔従来の技術(3)〕 これらの2つの血圧上昇拮抗剤dPVDAVP及
びd(CH2)5VDAVPの発見は他のAVPの類似体
中に於ける1−位のβ,β−ジメチル及びβ,β
−シクロペンタメチレン置換の効果、特に
dPVDAVP又はd(CH2)5VDAVPよりも更によ
り強力で選択的な抗血圧上昇剤ペプチドを得よう
とする望みをもつて、高い活性の抗利尿及び血圧
上昇アゴニストの1−デアミノ−アルギニンバソ
プレシン(dAVP)の2−位の0−メチルチロシ
ンの置換と組み合わせたその効果の探究へと導か
れた。フグエニン等、Helv.Chem.Acta.49巻
(1966)の695;マニング等J.Med.Chem.19巻
(1976)の842及びロー等のJ.Am.Chem.Soc.82巻
(1960)の4579を参照。 〔課題を解決する手段〕 上のソーヤー等(1981)、上のマニング等
(1981)の抗利尿拮抗剤d(CH2)2Tyr(alk)
VAVPの発見は他の位置の2置換類似体の合成
を導いた。より強力となつた抗−抗利尿剤活性が
種々の0−アルキル−D−チロシン類似体によつ
て示された。マニング等、「ペプチド構造機能」
ダン エツチ リツチ及びイーグロス編、ピヤー
ス ケミカル カルパニー(印刷)及びJ.Med.
Chem.(提出された)。d(CH2)5VDAVPとd
(CH2)5VAVPのアルキル化されていないD−チ
ロシン異性体、即ち、d(CH2)5D−Tyr−
VDAVP及びd(CH2)5D−Tyr−VAVPも抗−抗
利尿剤であることが示された。抗−抗利尿剤活性
及び選択性を更に強める試みは、本発明に従つて
2の位置でD−チロシンのかわりに他のD−アミ
ノ酸を含有するd(CH2)5DTyr2VAVP及びd
(CH2)5D−Tyr2VDAVPの類似体の合成に導い
た。 本発明の化合物の、アルギニンバソプレシンの
抗利尿活性の拮抗剤としての活性を有するもの
は、式の4−バリン−8−アルギニンバソプレ
シン系列に属する。 式中TyrはD−又はL−型であつて、X′とZは X′ Z Me(メチル) D−Arg Et(エチル) D−Arg Me L−Arg Et L−Arg i−Pr(イソプロピル) D−Arg n−Pr(n−プロピル) D−Arg i−Pr L−Arg n−Pr L−Arg Bu(ブチル) L−又はD−Arg である。 式の化合物は2の位置のTyr(X′)がL−
Tyr(X′)であり、7の位置のProがΔ3−Proによ
つて置き換えられている上記の通りのものであ
る。 式の化合物はADHに対する血圧上昇応答の
既に報告した拮抗剤、〔1−(β−メルカプト−
β,β−シクロペンタメチレンプロピオン酸)、
4−バリン、8−D−アルギニン〕バソプレシン
d(CH2)5VDAVP、ルーブリツジ等(1978)
と関係している。生体内でのADHに対する抗利
尿応答の拮抗剤ではないが、この類似体は腎髄質
アデニレートシクラーゼの生体内に於けるADH
による活性化(ブトラン等、Mol.Pharmacol.,
14巻(1978)、1006)の競争的拮抗剤である。上
記ラルソン等(1978)の研究もこの種のペプチド
を生体内の抗利尿応答の拮抗剤に変えるための0
−アルキル−チロシン置換をつくることが可能で
あることを示している。 式の化合物は上記のボトス等がある種の
AVP類似体の高い抗利尿活性に寄与すると考え
たΔ3-Pro7を含んでいる。 本発明のこれらの化合物の正常に水の与えられ
た意識のあるラツトの腹腔内投与によつて示され
るように、式の化合物の2−位置に於ける(0
−エチル)チロシン(D型)置換は(0−メチ
ル)チロシン置換よりもより効果的である。式
の(0−プロピル)チロシン化合物も印象深い抗
−ADH活性を有する。しかし式の2−(0−
Et)−チロシン化合物は現在までに評価された最
も有効な抗ADH化合物である。8−L−アルギ
ニン類似体は対応する8−D−アルギニン類似体
よりもより強力である。 d(CH2)5Tyr(Et)VAVPの高い投与量はほと
んど完全に内因性のADHの抗利尿作用を封じる
様にみえる。例えばd(CH2)5Tyr(Et)VAVPの
30μg/Kg投与量は注射後第2時間目の間に時間
当り平均27ml/Kgの尿流に上昇させる。ADHを
全く分泌しないブラトレボロ(Brattleboro)系
統に対してホモ接合体である雌ラツトの自発的尿
流は平均32ml/Kg/時である。ソーヤー等
Endocrinology95巻(1974)の140頁。 構造の小さな変更の重要性はd(CH2)5Tyr
(Et)VAVPの対応するβ,β−ジエチル及び
β,β−ジメチル類似体は静脈内のラツト抗利尿
検定で検出し得る拮抗活性を発揮しないという発
見によつて示される。4−バリンの存在も拮抗活
性に寄与している。d(CH2)5Tyr(Et)VAVP中
の4−グルタミンの置換も拮抗活性を失うことに
なる。 式及び式の化合物は非常に有効なADHに
対する抗利尿応答の拮抗剤である。これらは従つ
て水の貯留を含む病理状態の種々のものに対する
ADHの寄与の薬理学的研究に使用され得る。更
にこれらがADHの不適当な分泌の症候群、即ち
シユバルツーバルター症候群又はSlADHを治癒
するため有効であつて、かつそのための特定の薬
剤であり得ることが考えられている。この症候群
は癌、肺病、頭蓋内病、及び頭部の傷害を含む多
くの病気を複雑なものとする。バルター等、Am.
J.Med.42巻(1967)の790頁。 本発明に従つて、幾つかのd(CH2)5VAVP誘
導体のチロシン以外のアラニンより大きなDアミ
ノ酸を2−の位置に有するものはd
(CH2)5VAVP又はd(CH2)5VDAVPの2の位置
にD−又はL−チロシンエーテル単位又はD−チ
ロシン単位を有する化合物よりもAVPの抗利尿
作用のより強力な拮抗剤であることが発見され
た。 本発明の好ましい化合物は8置換基がArg又は
2置換基がD−Phe、D−Val、D−Leu及びD
−lleであるものである。 本発明の化合物の正常に水を与えた意識のある
ラツトへの、及びエタノールで麻酔された水の与
えられたラツトへの静脈内投与によつて示される
ように、2−位置にD−Phe、D−Val、D−
Leu、又はD−lle置換基を有する化合物は高い
pA2値を有し、これまで知られている最低有効投
与量に近いか又はそれより低い有効投与量を有す
る。 2−位置にD−Phe、D−Val、D−Leu、又
はD−lleをそして8−位置にArgを有する化合物
も純粋な抗利尿拮抗剤である。即ちこれらの化合
物は一時的な抗利尿アゴニズムを有さない。しか
も、これらの化合物はそれらの活性が、高い抗−
ADH/抗血圧上昇活性比のために既知化合物よ
りもより選択的である。 本発明の化合物は慣用の賦形薬、即ち、生理学
的に及び製薬学的に受け入れられる有機又は無機
の、非経口、又は腸内適用に適した、活性化合物
と悪影響を及ぼすようには相互作用しない担体と
混合して使用することが出来る。 適当な製薬学的に受け入れられる担体はこれら
に限定されるものではないが、水、塩溶塩、アル
コール類、植物油、ポリエチレングリコール類、
ゼラチン、ラクトース、アミロース、ステアリン
酸マグネシウム、滑石、珪酸、粘性パラフイン、
芳香油、脂肪酸モノグリセリド及びジグリセリ
ド、ペンタエリスリトール脂肪酸エステル、ヒド
ロキシメチルセルロース、ポリビニルピロリド
ン、等を含む。製薬処方剤は滅菌することが出
来、望まれるならば助剤例えば潤滑、防腐剤、安
定剤、湿潤剤、乳化剤、浸透圧に影響を与える
塩、緩衝液、着色、風味及び/又は芳香物質、そ
の他であつて活性成分と悪影響を与えるように反
応しないものと混合出来る。 非経口及び鼻内適用のためには好ましくは水溶
液であるような溶液並びに懸濁液、乳濁液又は座
薬を含めたインプラントが特に適している。アン
プルは便利な単位適量形である。 本発明の化合物はこれらに限定するものではな
いが例えば家畜、家庭のペツト、人、牛、猫、及
び犬などの哺乳類を含めた動物に投与される。活
性化合物の利尿に有効な毎日の投与量は1日を通
じて単一投与又は分割投与物として経口的に投与
することが出来る。 非経口又は鼻内投与が好ましく、本発明の抗−
抗利尿化合物は特にどの様な病因にせよ水貯留に
悩む人の治療に特に貴重である。この点で既知の
化合物オキシトシン及びバソプレシンと実質的に
同じ方法でそれらの生理学的効果を達成するため
にこれらは投与され得る。 使用される活性化合物の実際の好ましい量は利
用される特定化合物、処方される特定組成、適用
方法、及び治療される特定生物に従つて変化す
る。与えられた条件の組の下での最適適用率は上
の指針に従つて慣用の投与量決定試験を使つて当
業者が確かめることが出来る。 本発明の好ましい抗利尿拮抗剤は〔1−(β−
メルカプト−β,β−シクロペンタメチレンプロ
ピオン酸)、2−(0−エチル)チロシン、4−バ
リン〕アルギニンバソプレシンであり、最も好ま
しくは8−L−アルギニン化合物である。また対
応するΔ3−Pro7化合物も好ましい。 他の好ましい化合物はXがD−Phe、D−Val、
D−Leu又はD−lleでZがL−Argであるもので
ある。D−lle又はD−Phe化合物は最も好まし
い。 更に詳述しなくても当業者は前の記載を用いて
本発明を完全に利用することが出来ると考えられ
る。次の特定の具体例は従つて単に説明的なもの
であつてどの様な意味に於いても残りの開示を制
限するものではないと解釈されるべきである。次
の実施例で温度は摂氏で補正なしで示されてい
る。別に示してなければすべての量部及びパーセ
ントは重量による。 クロロメチル化樹脂(Bio−Rad Bio−Beads
SX−1)をギシン Helv.Chem.Acta、56巻
(1973)の1476の手順に従つて、0.47ミリモル/
g及び〜0.64ミリモル/gが取込まれるまでBoc
−Glyでエステル化した。Boc−Tyr(Me)を含
んでいるアミノ酸誘導体((Rf(A)0.7;Rf(B)0.8)
はベーケム インコーポレーデツド(Bachem
lnc.)により供給されたか又は合成された。トリ
エチルアミン(TEA)及びN−メチルモルホリ
ン(NMM)はニンヒドリンから蒸留した。 HCl−酢酸開裂試薬として使用した酢酸はボロ
ントリアセテートと共に還流下に加熱して試薬か
ら蒸留した。ジメチルホルムアミド(DMF)を
使用直前に減圧下に蒸留した。メタノールをマグ
ネシウムメトキシドで乾燥し、蒸留した。他の溶
媒及び試薬は分析等級であつた。 薄層クロマトグラフイー(TLC)は次の溶媒
系を使用してシリカゲルプレート(0.25mm ブリ
ンクマン シルプレート)上で行なつた。A.シ
クロヘキサン−クロロホルム−酢酸(2:8:
1v/v)、B.プロパン−1−オール−アンモニア
(34%)(2:1v/v)、C.エタノール(95%)−ア
ンモニア(34%)(3:1v/v)、D.クロロホル
ム−メタノール(7:3v/v)、E.ブタン−1−
オール−酢酸−水(4:1:5v/v 上相)、F.
ブタン−1−オール−酢酸−水−ピリジン(15:
3:3:10v/v)。適用された装填は10〜50μg
であつた。クロマトグラムの最小長さは10cmであ
つた。クロロプラチネート試薬及びヨウ素蒸気を
クロマトグラム展開に使用した。 ペプチドのアミノ酸分析はスパツクマン等、
Anal.Chem.vol.30(1958)の1190の方法で行なわ
れた。ここでは約0.5mgの重さのペプチド試料を
脱気密封したアンプル中で18時間120℃で一定の
沸騰している塩酸(400μl)で加水分解した。分
析はベツクマン自動アミノ酸アナライザー モデ
ル121を使つて行なつた。分子比はGly=1.00に対
して参照される。元素分析はガルブレイス ラボ
ラトリーズ インコーポレーテツド、テネシー州
ノクスビルで行なつた。これらのそれぞれの記号
で示される元素の分析結果は理論値の±0.4%以
内であつた。旋光度はベリガム スタンレーリミ
テツドA型旋光計pl型で測定した。 参考例1 β−(S−ベンジルメルカプト)−β,
β−シクロペンタメチレンプロピオニル−Tyr
(Me)−Phe−Gln−Asn−Cys(Bzl)−Pro−
Arg(Tos)−Gly−NH2 (a) 固相及び溶液方法の組み合わせ Boc−Tyr(Me)−Phe−Gln−Asn−Cys(Bzl)
−Pro−Arg(Tos)−Gly−NH2(Bankowski等J.
Med.Chem.21巻(1976)の842頁の方法で製造)
319mg、0.26ミリモルをTEA(6.5ml)に溶解し室
温で40分撹拌した。冷たいエーテル(20ml)を加
えて沈殿をつくり、これを瀘過してエーテル(5
×10ml)で洗つた。生成物を真空で水酸化ナトリ
ウムペレツト上で乾燥した。この物を(318.5mg)
DMF(0.8ml)中に溶解し、これにN−メチルモ
ルホリン(10μl)を加えた。生じる溶液は湿つた
PH紙で測定してPH7〜8であつた。この中和溶液
を室温で30分撹拌した後、p−ニトロフエニルβ
−(S−ベンジルメルカプト)−β,β−シクロペ
ンタメチレンプロピオネート(ネストール等J.
Med.Chem.18巻(1975)の284頁)445mg、DMF
0.4ml中1.155モルを加えた。反応混合物を室温で
撹拌した。72時間撹拌後、系Dを使用するTLC
分析は反応混合物がまだ痕跡の遊離オクタペプチ
ドアミドを有していることを示した。N−ヒドロ
キシベンゾトリアゾールモノハイドレート、(コ
ーニツヒ等、Chem.Ber.103巻(1970)の788頁)
39.3mg0.26ミリモルを加えた。5時間以内に結合
は完了した。沈殿を濾過して冷酢酸エテル(4×
10ml)で洗い、真空で乾燥した。粗生成物(330
mg)を2回DMF−メタノールから再沈殿させア
シルペプチドアミドを与えた。(295.2mg、77.3
%)、融点209〜211℃、〔α〕D 24=−43.6゜(c0.5、
DMF);Rf(E)0.45、Rf(F)0.63、分析
(C73H49O14S3)C、H、N アミノ酸分析 Tyr、0.80;Phe、1.01;Glu、
1.04;Asp、1.02;Cys(Bzl)、0.98;Pro、1.06;
Arg、1.01;Gly、1.00;NH32.91 (b) 樹脂上の全合成 Boc−Tyr(Me)−Phe−Cln−Asp−Cys(Bzl)
−Pro−Arg(Tos)−Gly−樹脂(1.11g、0.4ミリ
モル、固相法を使つてBoc−Glyから調製)を脱
保護、中和及びp−ニトロフエニル−β−(S−
ベンジルメルカプト)−β,β−シクロペンタメ
チレンプロピオネートとの結合の一つのサイクル
でアシルオクタペプチド樹脂(1.167g、重量増
加57mg、理論量の97.6%)に変換した(上記ネス
トール参照)。樹脂をアンモノリシスさせた。(マ
ニング、J.Am.Chem.Soc.90巻(1963)の1343)。
生成物をジメチルホルムアミド(DMF)で抽出
した。溶媒を真空で蒸発させた後、残渣を水の添
加によつて沈殿させた。粗生成物(410mg)を
DMF−エタノールから2回再沈殿させアシロオ
クタペプチド(320mg、樹脂の最初のグリシン含
量に基づいて50.7%)を与えた。融点206〜208℃
(分解);Rf(E),0.45、Rf(F),0.63;〔α〕D 24=−
43.1゜、(cl、DMF)分析(C73H94N14S3)C、
H、N アミノ酸分析 Tyr、0.79;Phe、1.01;Glu、
1.03;Asp、1.04;Cys(Bzl)、0.97;Pro、1.03;
Arg、0.99;Gly、1.00;NH32.95 参考例2β−(S−ベンジルメルカプト)−β,β
−シクロペンタメチレンプロピオニルTyr
(Bzl)−Phe−Gln−Asp−Cys(Bzl)−Pro−
Arg(Tos)−Gly−NH2 Boc−Tyr(Bzl)−Phe−Gln−Asp−Cys(Bzl)
−Pro−Arg(Tos)Gly−樹脂(1.46g、0.5ミリ
モル)を参考例1の様に脱保護、中和、及びp−
ニトロフエニルβ−(S−ベンジルメルカプト)−
β,β−シクロペンタメチレンプロピオネートと
の結合の一回のサイクルによつて参考例1の様な
アシルオクタペプチド樹脂(1.55g、70mgの重量
増加、理論値の95.9%)に変換した。樹脂のアン
モノリシスによつて得られた生成物をDMFで抽
出した。溶媒を真空で蒸発させ、残渣を水の添加
によつて沈殿させた。粗生成物(723mg)をDMF
−エタノール及びDMF−2%水性AcOHから再
沈殿させた。(488mg、樹脂上の最初のGly含量に
基づいて62.4%)融点183〜185℃;Rf(E)0.83、Rf
(D)0.41;〔α〕D 23=−32.9゜、(cl、DMF)、分析
(C79H98N14O14S3)C、H、N アミノ酸分析 Tyr、0.97;Phe、1.02;Glu、
1.05;Asp、1.01;Cys(Bzl)、0.98;Pro、1.04;
Arg、0.98;Gly、1.00;NH3 参考例3〔1−(β−メルカプト−β,β−シク
ロペンタメチレンプロピオン酸)、2−(O−メ
チル)チロシン〕アルギニンバソプレシン (a) ノナペプチドアミドより 400mlのアンモニア(ナトリウム上で乾燥し再
蒸留したもの)中の参考例1の通りに調製した保
護されたノナペプチドアミド(170mg、0.114ミリ
モル)の溶液を沸点で小径ガラス管中に含ませた
金属棒からのナトリウムと共に、明るい青色が溶
液中で30秒続くまで撹拌した(duVigneaud、J.
Am.Chem.Soc.76巻(1959)の3115に従う)。乾
燥氷酢酸(0.4ml)を加えて色をなくする。溶液
を蒸発させる。酢酸水溶液(0.2%、800ml)中の
残渣溶液を2M水酸化アンモニウムで処理してPH
7.5の溶液を与える。この撹拌した溶液に徐々に
フエリシアン化カリの溶液の過剰(0.01M、11.4
ml)を加える(ホープ等、J.Biol.Chem.237巻、
(1967)の1563)。黄色の溶液を更に90分撹拌し、
陰イオン交換樹脂(Bio−Rad AG−3、Cl−
形、10g湿重量)と共に1時間撹拌する。懸濁液
をゆつくりと樹脂の床を通して濾過する(80gの
湿重量)。樹脂の床を300mlの0.2%酢酸水溶液で
洗い、濾液と洗液を一緒にしたものを凍結乾燥し
た。生じる粉末(1386mg)をセフアデツクスG−
15カラム(110×2.7cm)上で脱塩し、マニング等
のJ.Chromatog.38巻(1968)の396の技術によつ
て流速4ml/時で酢酸水溶液(50)%で溶出し
た。溶出物を分画し280nmの吸光度に対してモニ
ターした。主要ピークをなす分画はためておいて
凍結乾燥した。残渣(55.5mg)を更にセフアデツ
クスG−15カラム(100×1.5cm)上でゲル濾過
し、2.5ml/時の流速で酢酸水溶液(0.2M)で溶
出した。ペプチドは単一のピークとして溶出され
た(吸光度280nm)。関係のある分画を凍結乾燥
するとバソプレシン類似体(49mg、37.3%)を生
成した。Rf(E)0.19;Rf(F)0.30;〔α〕D 22=−59.6
(c0.19、1M AcOH) アミノ酸分析 Tyr、0.81;Phe、1.01;Glu、
1.04;Asp、0.98;Pro、1.04;Arg、0.95;Gly、
1:00;NH33.10。 モーア、J.Biol.Chem.238巻(1963)の235に従
う加水分解前の過蟻酸酸化に続いての分析はCys
(O3H)−Gly比1.03:1.00を与えた。 (b) アシルオクタペプチドより 参考例3(a)に記載された様なアシルオクタペプ
チド(160mg、0.107ミリモル)の処理は類似体
(64mg、51.7%)を生成し、これは前のTLCによ
る調製物とは区別出来なかつた。〔α〕D 23=−
59.1゜、(c0.5、1M AcOH) アミノ酸分析 Tyr、0.80;Phe、1.02;Glu、
1.02;Asp、0.98;Pro、1.03;Arg、0.96;Gly、
1.00;NH33.05。加水分解前の過蟻酸酸化に続く
分析はCys−(O3H)−Gly比1.02:1.00を与えた。 参考例4〔1−(β−メルカプト−β,β.シクロ
ペンタメチレンプロピオン酸)〕アルギニンバ
ソプレシン 参考例3(a)に記載した様なアシルオクタペプチ
ド(173mg、0.111ミリモル)の処理は類似体(66
mg、52.5%)を生成した。Rf(E)0.19、Rf(F)0.43、
〔α〕D 23=−58.7゜(c0.5 1M AcOH) アミノ酸分析 Tyr、0.96;Phe、0.98;Glu、
1.01;Asp、1.01;Pro、1.05;Gly、1.00;NH3、
2.95。加水分解前の過蟻酸酸化に続く分析はCys
(O3H)−Gly比1.01:1.00を与えた。 実施例1〔1−(β−メルカプト−β,β−シク
ロペンタメチレンプロピオン酸)、2−(0−ア
ルキル)チロシン、4−バリン〕−(L−又はD
−)アルギニンバソプレシン この系列の化合物はマニング等J.Med.Chem.16
巻(1973)の975及びクルジンスキー等のJ.Med.
Chem.23巻(1980)の364の通り修正された固相
合成によつて調製され各類似体に対する保護され
た中間体を得た。ボダンスキー等J.Am.Chem.
Soc.81巻(1959)の5688及びJ.Org.Chem.39巻
(1974)の444のp−ニトロフエニルエステルを使
用する、ヒドロキシベンゾトリアゾールの使用に
よつて促進される(上記コーニツヒ等)方法はβ
−(S−ベンジルメルカプト)−β,β−シクロペ
ンタメチレンプロピオン酸を上記ネストールに従
つて結合するのに使用して、前駆体化合物を得
た。各前駆体を液体アンモニア中でナトリウムで
脱封鎖した(上記duVigneaud)。生じるスルフ
ヒドリル化合物は酸化的にフエリシアン化カリで
環化した(上記ホープ等)。類似体をセフアデツ
クスG−15上で50%酢酸と0.2M酢酸をそれぞれ
溶離液として使用する2段方法によつてゲル濾過
をして脱塩及び精製した。各類似体の純度及び固
定は3つの異なる溶媒系中の薄層クロマトグラフ
イーで、(クルジンスキー等、J.Med.Chem.23巻
(1980)の364頁)及び上記のアミノ酸分析で確か
めた。 Boc−Phe−Vel−Asn−Cys(Bzl)−Pro−D−
Arg(Tos)−Gly−樹脂 Boc−Gly−樹脂(1.562gGly1.0ミリモル)を
脱保護、中和、及び結合の6回のサイクルにかけ
保護されたヘプタペプチジル樹脂A(2.522g、
1.0ミリモル)を生成した。 Boc−Phe−Val−Asn−Cys(Bzl)−Pro−Arg
(Tos)−Gly−樹脂 保護されたヘプタペプチジル樹脂B(2.522g、
1.0ミリモル)を固相方法を使用してBoc−Gly−
樹脂1.562g(1.0ミリモル)から調製した。 Boc−Tyr(Me)−Phe−Val−Asn−Cys(Bzl)
−Pro−D−Arg(Tos)−Gly−樹脂 カルボキシ成分としてBoc−Tyr(Me)と共に
固相ペプチド合成の一回のサイクルはヘプタペプ
チジル樹脂A(1.261g、0.5ミリモル)を対応す
る第3級ブチルオキシカルボニルオクタペプチジ
ル樹脂C(1.35g、0.5ミリモル)に変えた。 Boc−Tyr(Et)−phe−Val−Asn−Cys(Bzl)
−Pro−D−Arg(Tos)−Gly−樹脂 ヘプタペプチジル樹脂A(1.261g、0.5ミリモ
ル)はカルボキシ成分としてのBoc−Tyr(Et)
と共に固相ペプチド合成の1回のサイクルで第3
級ブチルオキシカルボニルオクタペプチジル樹脂
D(1.357g、0.5ミリモル)を生成した。 Boc−Tyr(Me)−Phe−Val−Asn−Cys(Bzl)
−Pro−Arg(Tos)−Gly−樹脂 ヘプタペプチジル樹脂B(1.261g、0.5ミリモ
ル)を脱保護、中和、及びBoc−Tyr(Me)との
結合の1回のサイクルで保護されたオクタペプチ
ジル樹脂E(1.35g、0.5ミリモル)に変換した。 β−(S−ベンジルメルカプト)−β,β−シク
ロペンタメチレンプロピオニル−Tyr−(Et)−
Phe−Val−Asn−Cys(Bzl)−Pro−Arg(Tos)−
Gly−樹脂 ヘプタペプチジル樹脂B(1.261g、0.5ミリモ
ル)をそれぞれカルボキシ成分としてBoc−Tyr
(Et)及びp−ニトロフエニルβ−(S−ベンジ
ルメルカプト)−β,β−シクロペンタメチレン
プロピオネートを使用して2回のサイクルの固相
ペプチド合成でアシルオクタペプチド樹脂(1.43
g、0.5ミリモル)に変換した。 Boc−Tyr(Me)−Phe−Val−Asn−Cys(Bzl)
−Pro−D−Arg(Tos)−Gly−NH2 保護されたオクタペプチド樹脂C(1.35g、0.5
ミリモル)をアンモノリシスし、生成物を温かい
DMFで抽出した。生成物を水の添加で沈殿させ
た。粗生成物をDMF−エタノール−エチルエー
テルから再沈殿させ白色粉末として純粋な生成物
を与えた。(0.581g樹脂の最初のGly含量を基に
して88.52%)。融点239〜240℃、〔α〕D 24=−14.9゜
(c=1DMF)、Rf(E),0.54、Rf(F),0.73、分析
(C63H85N13O14S2)C、H、N アミノ酸分析 Tyr、1.02;Phe、0.98;Val、
1.02;Asp、1.00;Cys(Bzl)、0.98;Pro、1.01;
Arg、0.97;Gly、1.00;NH3、2.1 Boc−Tyr(Et)−Phe−Val−Asn−Cys(Bzl)
−Pro−D−Arg(Tos)−Gly−NH2 上記の様な保護されオクタペプチド樹脂D
(1.357g、0.5ミリモル)の処理はBoc−オクタペ
プチドアミドを生成した。(0.535g、樹脂の最初
のGly含量に基づいて80.69%)、融点211〜213
℃:〔α〕D 24=−16.4°c=1 DMF):Rf(E),
0.61、Rf(D),0.83;分析(C64H87N13O14S2)C、
H、N アミノ酸分析:Tyr、0.99;Phe、1.00;Val、
1.01;Asp、1.02;Cys(Bzl)、0.98;Pro、1.00;
Arg、0.98;Gly、1.00;NH3、2.13 Boc−Tyr(Me)−Phe−Val−Asn−Cys(Bzl)−
Pro−Arg(Tos)−Gly−NH2 上記の様な保護されたオクタペプチド樹脂E
(1.35g、0.5ミリモル)の処理は対応するBoc−
オクタペプチドアミドを与えた。(0.597g、樹脂
の初期Gly含量を基にして90.96%)、融点216〜
217℃(分解):〔α〕D 24=−34.82゜(c=1、
DMF):Rf(E),0.54、Rf(D),0.73:分析
(C63H85N13O14S2)C、H、N、 アミノ酸分析:Tyr、0.99;Phe、1.00;Val、
1.02;Asp、1.01;Cys(Bzl)、0.98;Pro、1.01;
Arg、0.98;Gly、1.00;NH3、2.09。 β−(S−ベンジルメルカプト−β,β−シク
ロペンタメチレンプロピオニル Tyr(Et)−Phe
−Val−Asn−Cys(Bzl)−Pro−Arg(Tos)−Gly
−NH2 保護されたアシルオクタペプチド樹脂(1.43
g、0.5ミリモル)をアンモノリシスし生成物を
温かいDMFで抽出した。生成物を水の添加によ
り沈殿させた。粗生成物はDMF−エタノール−
エチルエーテルから再沈殿させ純粋な生成物を与
えた。(0.490g、樹脂の最初のGly含量に基づい
て66.54%)、融点211〜213℃:〔α〕D 24=−39.8゜
(c=1、DMF):Rf(E),0.59、Rf(D),0.75、分
析(C74H97N13O13S3)C、H、N。 アミノ酸分析:Tyr、0.99;Phe、1.01;Val、
1.01;Asp、1.01;Cys(Bzl)、0.99;Pro、1.02;
Arg、0.98;Gly、1.00;NH3、2.07。 β−(S−ベンジルメルカプト)−β,β−シク
ロペンタメチレンプロピオニル−Tyr(Me)−
Phe−Val−Asn−Cys(Bzl)−Pro−D−Arg
(Tos)−Gly−NH2 上でつくられた第3−ブチルオキシカルボニル
オクタペプチド(0.270g、0.206ミリモル)を
TFA(3ml)中に溶解し室温で20分放置した。冷
エタノールを加えた。沈殿物質を濾過してエーテ
ル(5×10ml)で洗つた。生成物を真空で水酸化
ナトリウムペレツト上で乾燥した。このもの
(250mg)をDMF(8ml)中に溶かしこの溶液にN
−メチルモルホリンを加えて、PH7〜8(湿つた
PH紙)の溶液を与えた。中和した溶液を室温で20
分撹拌した。DMF(1.0ml)中のp−ニトロフエ
ニルβ−(S−ベンジルメルカプト)−β,β−シ
クロペンタメチレンプロピオネート(0.135g、
0.37ミリモル)及びN−ヒドロキシベンゾトリア
ゾールモノハイドレート(57mg、0.37ミリモル)
の溶液を加えた。反応混合物を室温で一夜撹拌
し、TLC(システムE)は反応完了を示した。メ
タノール(80ml)とエーテル(20ml)を撹拌を激
しくしながら加えた。沈殿した物質を濾過し、メ
タノールとエタノールの混合物(8:2)で洗
い、真空で乾燥した。粗生成物(270mg)をDMF
−メタノールから再沈殿させて、アシルペプチド
アミド(263mg、75.2%)を生成した。融点220〜
221℃:〔α〕D 24=−25.7゜(c=1、DMF):Rf(E),
0.55、Rf(D),0.83:分析(C73H95N13O13S3)C,
H,N。 アミノ酸分析:Tyr、0.98;Phe、1.01;Val、
1.02;Asp、1.02;Cys(Bzl)、0.97;Pro、1.03;
Arg、1.0;Gly、1.00;NH3、2.06 β−(S−ベンジルメルカプト−β,β−シク
ロペンタメチレンプロピオニル−Tyr(Et)−
Phe−Val−Asn−Cys(Bzl)−Pro−D−Arg
(Tos)−Gly−NH2 第3級ブチルオキシカルボニルオクタペプチド
アミド(0.398g、0.3ミリモル)を脱保護し、上
記の様にp−ニトロフエニルβ−(S−ベンジル
メルカプト)−β,β−シクロペンタメチレンプ
ロピオネート(0.232g、0.6ミリモル)と結合さ
せアシルオクタペプチドアミド(0.361g、81.67
%)を与えた。融点222〜224℃:〔α〕D 20=−
22.8゜(c=0.5、DMF):Rf(E),0.5、Rf(D),0.83、
分析(C74H97N13O13S)C,H,N。 アミノ酸分析:Tyr、1.0;Phe、1.02;Val、
1.03;Asp、1.02;Cys(Bzl)、0.98;Pro、1.03;
Arg、0.99;Gly、1.00;NH3、2.11 β−(S−ベンジルメルカプト)−β,β−シク
ロペンタメチレンプロピオニル Tyr(Me)−
Phe−Val−Asn−Cys−(Bzl)−Pro−Arg
(Tos)−Gly−NH2 第3級ブチルオキシカルボニルオクタペプチド
アミド(0.394g、0.3ミリモル)を脱保護し、上
記の様にp−ニトロフエニルβ−(S−ベンジル
メルカプト)−β,β−シクロペンタメチレンプ
ロピオネート(0.232g、0.6ミリモル)と結合
し、アシルオクタペプチドアミド(0.388g、
88.65%)を生成した。融点211〜214℃:〔α〕D 21
=−39.2゜(c=1、DMF):Rf(E),0.47、Rf(D),
0.85:分析(C73H95N13O13S3)C,H,N。 アミノ酸分析:Tyr、0.99;Phe、1.02;Val、
1.03;Asp、1.01;Cys(Bzl)、0.99;Pro、1.02;
Arg、0.99;Gly、1.00;NH3、2.04 〔1−(β−メルカプト−β,β−シクロペン
タメチレンプロピオン酸)、2−(0−エチル)
チロシン、4−バリン〕−アルギニンバソプレ
シン 400mlのアンモニア(ナトリウムで乾燥蒸留し
たもの)中の保護されたアシルオクタペプチドア
ミド(140mg、0.095ミリモル)の溶液を撹拌し、
小径ガラス管中に含ませた金属棒からのナトリウ
ムで明るい青色が30秒溶液で続くまで沸点で処理
した。乾燥氷酢酸(0.4ml)を加えて色を排出さ
せた。溶液をN2をフラスコを通すことによつて
蒸発させた。5分後、残渣を酢酸水溶液(10%、
5ml)に溶解し、これに800mlの水を加えた。溶
液を2M水酸化アンモニウム溶液で処理してPH6
〜5の溶液を与えた。フエリシアン化カリウム
(0.01M、16ml)の溶液の過剰を徐々に撹拌しな
がら加えた。黄色の溶液を更に10分、そしてアニ
オン交換樹脂(Bio−Rad AG−3、Cl−型、10
gの湿重量)と10分撹拌した。懸濁液を樹脂床を
通してゆつくりと濾過した(50gの湿重量)。酢
酸水溶液(0.2% 200ml)で床を洗つた後、濾液
と洗液を一緒にしたものを凍結乾燥した。生じる
粉末(1.63g)は5m/hの流速で酢酸水溶液
(50%)で溶出するセフアデツクスG−15カラム
(110×2.7cm)上で脱塩した。溶出物を分画して
280nmの吸収をモニターする。主要なピークをな
す分画を集めて凍結乾燥した。残渣(28mg)をセ
フアデツクスG−15カラム(100×1.5cm)上でゲ
ル濾過した。生成物を酢酸(0.2M)水溶液で流
速4ml/時で溶出した。ペプチドは単一ピーク
(吸収280nm)として溶出された。関連する分画
の凍結乾燥はバソプレシン類似体(24mg、20.6
%)を生成した。TLC Rf(E),0.31、Rf(F),
0.62:〔α〕D=−65.1゜(c=0.2、1M AcOH) アミノ酸分析:Tyr、1.00;Phe、1.01;Val、
1.01;Asp、1.01;Pro、1.01;Arg、1.00;Gly、
1.00;NH3、1.97。加水分解に先立つ過蟻酸酸化
後の分析はCys(O3H)−Gly比1.01:1.00を与え
た。 〔1−(β−メルカプト−β,β−シクロペン
タメチレンプロピオン酸)、2−(0−メチル)
チロシン、4−バリン、8−D−アルギニン〕
バソプレシン ペプチド中間体(168mg、0.115ミリモル)を液
体アンモニア中のナトリウムで還元し、再酸化
し、脱イオン化しそして上記の様に精製して49.5
mgの生成物(35.5%)を与えた。Rf(E),0.30、Rf
(F),0.16:〔α〕D 23=−46.4゜(c=0.4、0.1M
AcOH) アミノ酸分析:Tyr、0.98;Phe、1.01;Val、
0.98;Asp、0.99;Pro、1.03;Arg、0.98;Gly、
1.00;NH3、12.1。加水分解に先立つ過蟻酸酸化
後の分析はCys(O3H)−Gly比が1.03:1.00を与え
た。 〔1−(β−メルカプト−β,β−シクロペン
タメチレンプロピオン酸)、2−(O−エチル)
チロシン、4−バリン、8−D−アルギニン〕
バゾプレシン 167mg(0.113ミリモル)の中間体からの類似体
の生成は29mg(20.9%)であつた。Rf(E),0.29、
Rf(F),0.57:〔α〕D 23=−41.1゜(c=0.3、1M
AcOH)。 アミノ酸分析:Tyr、0.98;Phe、1.01;Val、
1.03;Asp、0.99;Pro、1.03;Arg、1.02;Gly、
1.00;NH3、1.98。加水分解に先立つ過蟻酸酸化
後の分析はCys(O3H)−Gly比1.01:1.00を与え
た。 〔1−(β−メルカプト−β,β−シクロペン
タメチレンプロピオン酸)、2−(0−メチル)
チロシン、4−バリン〕−アルギニンバソプレ
シン アシルオクタペプチド(174mg、0.119ミリモ
ル)を上記の様に処理すると51.5mgの生成物
(35.6%)を生成した。Rf(E),0.28、Rf(F),0.60、
〔α〕D 23=−66.3゜(c=0.4、lM AcOH)。 アミノ酸分析:Tyr、0.99;Phe、1.01;Val、
1.02;Asp、1.01;Pro、1.00;Arg、1.01;Gly、
1.00;NH3、2.11。加水分解に先立つ過蟻酸酸化
に続く分析でCys(O3H)−Gly比1.03:1.00が与え
られた。 実施例2〔1−(β−メルカプト−β,β−シク
ロペンタメチレンプロピオン酸)、2−(0−エ
チル)チロシン、4−バリン、7−(3,4−
デヒドロプロリン)〕アルギニンバソプレシン Δ3−プロリンをプロリンの代わりに使つて実
施例1の様にして化合物は製造された。 1.2g(0.04モル)のBoc Phe−ValAsnCys
(Bzl)Δ3ProArg(Tos)−Gly−Rを塩化メチレ
ン中に懸濁し、一夜撹拌し、次の順序で洗浄し
た。CH2Cl22回、CH2Cl2/EtOH1回、EtoH3回、
EtOH/AcOH1回、AcOH3回。脱保護手順2サ
イクル(HCl/AcOH中)の後、中和(30%
EtOH/MeOH)し、Boc D−Tyr(Et)及び
(CH2)5C(S−Bzl)CH2COOHと結合させて所
望ペプチド樹脂を得た。真空乾燥後の収率1.29
g。 得られた物質を20mlの無水エタノール中に懸濁
し、アンモニアを溶液中に通じて泡立て40ml容量
とした。混合物を室温に保ち、48時間撹拌した。
次に溶媒を除去し、残留物を3回熱いDMFで抽
出した(12ml+10ml+10ml)。DMF溶液に200ml
の熱いH2Oを加えた。生成物が即座に沈殿した。
混合物を室温で2時間、冷蔵庫で一夜保つた。生
成物を濾過し、収量は580mgだつた。5mlの熱い
DMF及び150mlの熱いエタノール及び50mlエーテ
ルから再結晶した。収量は429mg。 BAW 4:1:1 Rf=0.56 PAWP 15:3:3:10 Rf=0.80 CH3CCl3/MeOH 7:3 Rf=0.70 〔α〕=−49.8(c=1 DMF) 融点210〜
211(分解伴う) 元素分析 C74H95N13O13S3に対する計算値:
C、60.45;H、6.51;N、12.30 実測値:C、58.64;H、6.27;N、11.98 アミノ酸分析:Tyr、0.91;Phe、1.04;Val、
1.00;Asn、0.98;CysBzl、0.85;Δ3Pro、
0.79*;Arg、1.02;Gly、0.96;NH2、1.90 *Pro色収率に基づく。 の製造。 130mgのd(CH2)5SBzl−DTyr(Et)
ValAsnCys(Bzl)−Δ3−Pro−Arg−Tos−Gly−
NH2(上記(1))を150mlの乾燥再蒸留液体アンモ
ニアに溶解し、暗い青色が30秒以上続くまでナト
リウムで還元しした。過剰のナトリウムはAcOH
添加で分解した。アンモニアを減圧で蒸発させ
た。残留物を窒素下で脱気した50mlの10%AcOH
中に溶解した(追加の5mlのAcOHを加えた)。
透明溶液を水及び氷で1500mlに希釈し、カリウム
フエリツクアミド溶液14ml(0.582g/100ml
H2O)PH>7.5で酸化した。樹脂AG 3−X4Aを
加え、20分撹拌後溶液を濾過した。凍結乾燥後の
収量21g。 カラム後 収量 43mg カラム後 収量 30.6mg+5mg=35.6mg (37mg10.031 37.8% BAW 4:1:1 Rf=0.13 PAWP 15:3:3:10 Rf=0.42 〔α〕D 25=−123.7(1M AcOH) アミノ酸分析:Tyr、1.01;Phe、0.99;Val、
1.00;Asn、1.12;Cys、0.89;Pro(Δ3−Pro)、
0.81;Arg、1.03;Gly、1.02;NH2、1.89。 実施例3〔1−(β−メルカプト−β,β−シク
ロペンタメチレンプロピオン酸)、2−置換、
4−バリン、7−プロリン〕−(L−及びD−)
アルギニンバソプレシン この系列の化合物は実施例1の様にして調整さ
れた。純度は2つの溶媒系即ちE.ブタノール/酢
酸/水(BAW)(4:1:5)又はF.ブタノー
ル/酢酸/水/ピリジン(15:3:3:10)の中
のシリカゲル上のTLC検定で決定した。 結果は
利尿及び/又は血圧上昇作用を拮抗する新規なペ
プチドに係る。 〔従来の技術(1)〕 抗利尿ホルモン(ADH)であるアルギニンバ
ソプレシンに対する、生体内の抗利尿及び/又は
血圧上昇(バソプレツサー)応答の臨床的に有用
な合成拮抗剤を開発する試みは、下垂体後葉ペプ
チドであるオキシトシン及びバソプレシンの何百
もの類似体の合成及び薬理学的評価を導いた。 ADHに対する生体内の血圧上昇応答を有効に
拮抗することの出来る類似体はダイクス等によつ
て、J.Med.Chem.17巻(1974)250に、マニング
等によつてJ.Med.Chem.20巻(1977)1228に、バ
ンコウスキー等によつて、J.Med.Chem.21巻
(1978)850に、クルジンスキー等によつてJ.
Med.Chem.23巻(1980)364に、ローブリツジ等
によつて、J.Med.Chem.21巻(1978)313に報告
されていて、ここで参照する。 クルジンスキー等は〔1−(β−メルカプト−
β,β−シクロペンタメチレンプロピオン酸)、
2−(0−メチル)−チロシン〕アルギニンバソプ
レシン、及び(1−β−メルカプト−β,β−シ
クロペンタメチレンプロピオン酸〕−アルギニン
バソプレシンが強力な血圧上昇剤拮抗剤であると
同時に非常に低い抗利尿の効力を有するものであ
ることを報告している。 マニング等(1977)は〔1−デアミノペニシラ
ミン、4−バリン、8−D−アルギニン〕バソプ
レシンの合成を記載し、ローブリツジ等は〔1−
(β−メルカプト−β,β−シクロペンタメチレ
ンプロピオン酸)、4−バリン、8−D−アルギ
ニン〕バソプレシンの合成を記載している。これ
らの化合物は両方とも弱い利尿活性を有し、
AVPに対する血圧上昇応答の強力な拮抗剤であ
る。 ADHに対する抗利尿応答を拮抗するバソプレ
シン又はオキシトシンの類似体はチヤン等によつ
てScience161巻(1968)の280頁及びJ.
Pharmacol.Exp.Ther.,174巻(1970)の541頁
に及び196巻(1976)746頁に、ネストール等によ
つてJ.Med.Chem.、18巻(1975)の1022頁に、そ
してラルソン等によつてJ.Med.Chem.21巻
(1978)、746頁に報告されていて、ここで参照さ
れる。報告された化合物のどれも抗利尿剤拮抗剤
として薬理的又は臨床的に有用ではない。 2−位置にエーテル化チロシンを、4−位置に
バリンを、8−位置にD−又はL−Argを有す
る、生体内で抗利尿作用ADHを拮抗するバソプ
レシン類似体の合成及び評価はソーヤー等により
Science212巻(1981)49頁に、またマニング等に
よりJ.Med.Chem.、24巻、(1981)701頁に報告さ
れていて、ここで参照する。 合成バソプレシンは次の米国特許に開示されて
いる。 第3371080号 ボイソナス等、 第3415805号 シエダル等、 第3418307号 ボイソナス等、 第3454549号 ボイソナス等、 第3497491号 ザオラル等、 第4148787号 マルダー等、 これらの引用文献のうち、ボイソナス等第’
080号は2−フエニルアラニン−8−オルニチン
バソプレシンは血管収縮性作用が天然バソプレシ
ンと等しいが抗利尿作用が低いような作用を有す
ることを開示している。残りの引用文献は高いか
又は比較的特異的抗利尿作用を有する合成バソプ
レシンを開示している。 オキシトシンの合成修飾はマニングによつて米
国特許第3691147及び3700652に開示されている。 〔発明が解決しようとする課題(1)〕 従つてアルギニンバソプレシンの抗利尿作用の
薬理学的及び臨床的に有効な拮抗剤の開発の継続
した必要性があることが明らかである。 本発明の目的は生体内で有効なADHの抗利尿
作用の拮抗剤を提供することである。 〔課題を解決する手段〕 本発明はADHの抗利尿作用の新規な拮抗剤に
関し、その一つの群は式 で表わされる化合物である。式中Tyr(X')はD
又はL型であり、X'はメチル、エチル、n−プ
ロピル、イソプロピル又はブチル又はD型のとき
水素であり、WはPro又はTyr(X')がL型のと
きΔ3−Proであり、ZはL−又はD−Argであ
る。 本発明は更に式 のアルギニンバソプレシンのADH活性の拮抗剤
に関する。式中XはD−Phe、D−Val、D−
Leu、又はD−lleであり、ZはD−又はL−Arg
である。 〔記号の定義〕 本発明に従つて提供される化合物はアルギニン
バソプレシン(AVP)の誘導体である。アミノ
酸は別に示されていなけれはL−型である。完全
な名称と略称との間の相関関係は次の通りであ
る。 dAVP 1−デアミノ−アルギニンバソプレシン、 dPAPV 〔1−デアミノペニシラミン〕アルギ
ニンバソプレシン、 d(CH2)5AVP 〔1−(β−メルカプト−β,
β−シクロペンタメチレンプロピオン酸)〕−ア
ルギニンバソプレシン、 dVDAVP 1−デアミノ〔4−バリン、8−D
−アルギニン〕バソプレシン、 dPVDAVP 〔1−デアミノペニシラミン、4
−バリン、8−D−アルギニン〕バソプレシ
ン、 d(CH2)5VDAVP 〔1−(β−メルカプト)−
β,β−シクロペンタメチレンプロピオン酸)、
4−バリン、8−D−アルギニン〕バソプレシ
ン、 dTyr(Me)AVP 1−デアミノ〔2−(0−メ
チル)−チロシン〕アルギニンバソプレシン、 dpTyr(Me)AVP 〔1−デアミノペニシラミ
ン、2−(0−メチル)チロシン〕アルギニン
バソプレシン、 d(CH2)5Tyr(Me)VDAVP 〔1−(β−メル
カプト−β,β−シクロペンタメチレンプロピ
オン酸)、2−0−メチルチロシン、4−バリ
ン、8−D−アルギニン〕バソプレシン、 d(CH2)5Tyr(Et)VDAVP 〔1−(β−メル
カプト−β,β−シクロペンタメチレンプロピ
オン酸)、2−0−エチルチロシン、4−バリ
ン、8−D−アルギニン〕バソプレシン d(CH2)5Tyr(Me)VAVP 〔1−(β−メルカ
プト−β,β−シクロペンタメチレンプロピオ
ン酸)、2−(0−メチルチロシン)、4−バリ
ン〕アルギニンバソプレシン、 d(CH2)5Tyr(Et)VAVP 〔1−(β−メルカ
プト−β,β−シクロペンタメチレンプロピオ
ン酸)、2−0−エチルチロシン、4−バリン〕
アルギニンバソプレシン、 d(CH2)5Tyr(i−Pr)VDAVP 〔1−(β−
メルカプト−β,β−シクロペンタメチレンプ
ロピオン酸)、2−(0−イソプロピル)チロシ
ン、4−バリン、8−D−アルギニン〕バソプ
レシン、 d(CH2)5Tyr(n−Pr)−VDAVP 〔1−(β−
メルカプト−β,β−シクロペンタメチレンプ
ロピオン酸)、2−(0−n−プロピル)チロシ
ン、4−バリン、8−D−アルギニン〕バソプ
レシン、 d(CH2)5Tyr(i−Pr)VAVP 〔1−(β−メ
ルカプト−β,β−シクロペンタメチレンプロ
ピオン酸)、2−(0−イソプロピル)チロシ
ン、4−バリン〕アルギニンバソプレシン、 d(CH2)5Tyr(n−Pr)VAVP 〔1−(β−メ
ルカプト−β,β−シクロペンタメチレンプロ
ピオン酸)、2−(0−n−プロピル)チロシ
ン、4−バリン〕アルギニンバソプレシン、 及びd(CH2)5Tyr(Et) VΔ3−Pro7AVP〔1−
(β−メルカプト−β,β−シクロペンタメチ
レンプロピオン酸)、2−(0−エチル)チロシ
ン、4−バリン、7−(3,4−デヒドロプロ
リン)〕アルギニンバソプレシン、 d(CH2)5−D−TyrVDAVP 〔1−(β−メル
カプト−β,β−シクロペンタメチレンプロピ
オン酸)、2−D−チロシン、4−バリン、8
−D−アルギニン〕バソプレシン、 d(CH2)5−D−TyrVAVP 〔1−(β−メルカ
プト−β,β−シクロペンタメチレンプロピオ
ン酸)、2−D−チロシン、4−バリン〕アル
ギニンバソプレシン、 d(CH2)5−D−Phe2VDAVP 〔1−(β−メル
カプト−β,β−シクロペンタメチレンプロピ
オン酸)、2−D−フエニルアラニン、4−バ
リン、8−D−アルギニン〕バソプレシン、 d(CH2)5−D−PheVAVP 〔1−(β−メルカ
プト−β,β−シクロペンタメチレンプロピオ
ン酸)、2−D−フエニルアラニン、4−バリ
ン〕アルギニンバソプレシン、 d(CH2)5〔Gly2〕VAVP 〔1−(β−メルカプ
ト−β,β−シクロペンタメチレンプロピオン
酸)、2−グリシン、4−バリン〕アルギニン
バソプレシン、 d(CH2)5−〔D−Ala2〕VAVP 〔1−(β−メ
ルカプト−β,β−シクロペンタメチレンプロ
ピオン酸)、2−D−アラニン、4−バリン〕
アルギニンバソプレシン、 d(CH2)5−〔D−Val2〕VAVP 〔1−(β−メ
ルカプト−β,β−シクロペンタメチレンプロ
ピオン酸)、2−D−バリン、4−バリン〕ア
ルギニンバソプレシン、 d(CH2)5−〔D−Leu2〕VAVP 〔1−(β−メ
ルカプト−β,β−シクロペンタメチレンプロ
ピオン酸)、2−D−ロイシン、4−バリン〕
アルギニンバソプレシン、 d(CH2)5−〔D−lle2〕VAVP 〔1−(β−メル
カプト−β,β−シクロペンタメチレンプロピ
オン酸)、2−D−イソロイシン、4−バリン〕
アルギニンバソプレシン、及び d(CH2)5−〔D−Arg2〕VAVP 〔1−(β−メ
ルカプト−β,β−シクロペンタメチレンプロ
ピオン酸)、2−D−アルギニン、4−バリン〕
アルギニンバソプレシン。 〔従来の技術(2)〕 活性のペプチドは上記バンコウスキー等
(1978);マリフイールド、J.Am.Chem.Soc.85巻
(1963)2149及びBiochemistry3巻(1964)
1385;マニングJ.Am.Chem.Soc.90巻(1968)、
1348に;マニング等J.Med.Chem.19巻(1976)
376に;ローブリツジ等、J.Med.Chem.20巻
(1977)1173に;マニング等J.Med.Chem.16巻
(1973)975に;上記クルジンスキー等(1980);
上記ソーヤー等(1981);又は上記マニング等
(1981)によつて記載されるように固相合成で合
成された。 Δ3−Proを7−位置に含んでいるペプチドもこ
のやり方で製造された。ペプチドにΔ3−Proを入
れるのは、フエリツクス等J.Peptido Protein
Res.10巻(1977)に299にまたボトス等、J.Med.
Chem.22巻(1979)に926に記載されている。 アルギニンバソプレシン(AVP)に対する抗
利尿応答の拮抗剤を計画する最初の試みは上記マ
ニング等(1977)による〔1−デアミノペニシラ
ミン、4−バリン、8−D−アルギニン〕バソプ
レシン(dPVDAVP)の合成及び上記ローブリ
ツジ(1978)による〔1−(β−メルカプト−β,
β−シクロペンタメチレンプロピオン酸)、4−
バリン、8−D−アルギニン〕バソプレシン(d
(CH2)5VDAVP)の合成を含んでいた。これら
の類似体はマニング等J.Med.Chem.16巻(1973)
975の高度に活性があり、選択的な抗利尿ペプチ
ドである1−デアミノ〔4−バリン、8−D−ア
ルギニン〕バソプレシン(dVDAVP)の1位に
あるβ−炭素の2つの水素をそれぞれ2つのメチ
ル基及びシクロペンタメチレン基で置き換えるこ
とによつて計画された。これらの置換基は以前に
は非常に強力な分娩促進のアゴニストの1−デア
ミノ−オキシトシン(dOT)をオキシトシンに
対する分娩促進応答の強力なアンタゴニスト(拮
抗剤)、特定的には〔1−デアミノペニシラミン〕
オキシトシン(dPOT)及び〔1−(β−メルカ
プト−β,β−シクロペンタメチレンプロピオン
酸)〕オキシトシン(d(CH2)5OT)に変えるこ
とを示した。ホープ等J.Biol.Chem.237巻(1962)
の1563、シユルツ等、J.Med.Chem.9巻(1966)
の647及びネストール等J.Med.Chem.18巻(1975)
の284を参照。 〔発明が解決しようとする課題(2)〕 驚くべきことに、dPVDAVPもd
(CH2)5VDAVPも、それぞれdVDAVPの抗利尿
活性の0.1及びわずか0.0001の抗利尿活性を有す
るが、いずれもAVPに対する抗利尿応答の拮抗
剤ではなかつた。しかしそれぞれはAVPに対す
る血圧上昇応答のpA2で表現される強力な拮抗剤
であつた。pA2はアゴニスト2X単位の特定生物
応答をアゴニストX単位の応答の水準に減少させ
る拮抗剤(アンタゴニスト)の平均モル濃度の10
を底にした対数の負である。dPVDAVP及びd
(CH2)5VDAVPはそれぞれ7.82及び7.68の抗血圧
上昇pA2値を有している。 〔従来の技術(3)〕 これらの2つの血圧上昇拮抗剤dPVDAVP及
びd(CH2)5VDAVPの発見は他のAVPの類似体
中に於ける1−位のβ,β−ジメチル及びβ,β
−シクロペンタメチレン置換の効果、特に
dPVDAVP又はd(CH2)5VDAVPよりも更によ
り強力で選択的な抗血圧上昇剤ペプチドを得よう
とする望みをもつて、高い活性の抗利尿及び血圧
上昇アゴニストの1−デアミノ−アルギニンバソ
プレシン(dAVP)の2−位の0−メチルチロシ
ンの置換と組み合わせたその効果の探究へと導か
れた。フグエニン等、Helv.Chem.Acta.49巻
(1966)の695;マニング等J.Med.Chem.19巻
(1976)の842及びロー等のJ.Am.Chem.Soc.82巻
(1960)の4579を参照。 〔課題を解決する手段〕 上のソーヤー等(1981)、上のマニング等
(1981)の抗利尿拮抗剤d(CH2)2Tyr(alk)
VAVPの発見は他の位置の2置換類似体の合成
を導いた。より強力となつた抗−抗利尿剤活性が
種々の0−アルキル−D−チロシン類似体によつ
て示された。マニング等、「ペプチド構造機能」
ダン エツチ リツチ及びイーグロス編、ピヤー
ス ケミカル カルパニー(印刷)及びJ.Med.
Chem.(提出された)。d(CH2)5VDAVPとd
(CH2)5VAVPのアルキル化されていないD−チ
ロシン異性体、即ち、d(CH2)5D−Tyr−
VDAVP及びd(CH2)5D−Tyr−VAVPも抗−抗
利尿剤であることが示された。抗−抗利尿剤活性
及び選択性を更に強める試みは、本発明に従つて
2の位置でD−チロシンのかわりに他のD−アミ
ノ酸を含有するd(CH2)5DTyr2VAVP及びd
(CH2)5D−Tyr2VDAVPの類似体の合成に導い
た。 本発明の化合物の、アルギニンバソプレシンの
抗利尿活性の拮抗剤としての活性を有するもの
は、式の4−バリン−8−アルギニンバソプレ
シン系列に属する。 式中TyrはD−又はL−型であつて、X′とZは X′ Z Me(メチル) D−Arg Et(エチル) D−Arg Me L−Arg Et L−Arg i−Pr(イソプロピル) D−Arg n−Pr(n−プロピル) D−Arg i−Pr L−Arg n−Pr L−Arg Bu(ブチル) L−又はD−Arg である。 式の化合物は2の位置のTyr(X′)がL−
Tyr(X′)であり、7の位置のProがΔ3−Proによ
つて置き換えられている上記の通りのものであ
る。 式の化合物はADHに対する血圧上昇応答の
既に報告した拮抗剤、〔1−(β−メルカプト−
β,β−シクロペンタメチレンプロピオン酸)、
4−バリン、8−D−アルギニン〕バソプレシン
d(CH2)5VDAVP、ルーブリツジ等(1978)
と関係している。生体内でのADHに対する抗利
尿応答の拮抗剤ではないが、この類似体は腎髄質
アデニレートシクラーゼの生体内に於けるADH
による活性化(ブトラン等、Mol.Pharmacol.,
14巻(1978)、1006)の競争的拮抗剤である。上
記ラルソン等(1978)の研究もこの種のペプチド
を生体内の抗利尿応答の拮抗剤に変えるための0
−アルキル−チロシン置換をつくることが可能で
あることを示している。 式の化合物は上記のボトス等がある種の
AVP類似体の高い抗利尿活性に寄与すると考え
たΔ3-Pro7を含んでいる。 本発明のこれらの化合物の正常に水の与えられ
た意識のあるラツトの腹腔内投与によつて示され
るように、式の化合物の2−位置に於ける(0
−エチル)チロシン(D型)置換は(0−メチ
ル)チロシン置換よりもより効果的である。式
の(0−プロピル)チロシン化合物も印象深い抗
−ADH活性を有する。しかし式の2−(0−
Et)−チロシン化合物は現在までに評価された最
も有効な抗ADH化合物である。8−L−アルギ
ニン類似体は対応する8−D−アルギニン類似体
よりもより強力である。 d(CH2)5Tyr(Et)VAVPの高い投与量はほと
んど完全に内因性のADHの抗利尿作用を封じる
様にみえる。例えばd(CH2)5Tyr(Et)VAVPの
30μg/Kg投与量は注射後第2時間目の間に時間
当り平均27ml/Kgの尿流に上昇させる。ADHを
全く分泌しないブラトレボロ(Brattleboro)系
統に対してホモ接合体である雌ラツトの自発的尿
流は平均32ml/Kg/時である。ソーヤー等
Endocrinology95巻(1974)の140頁。 構造の小さな変更の重要性はd(CH2)5Tyr
(Et)VAVPの対応するβ,β−ジエチル及び
β,β−ジメチル類似体は静脈内のラツト抗利尿
検定で検出し得る拮抗活性を発揮しないという発
見によつて示される。4−バリンの存在も拮抗活
性に寄与している。d(CH2)5Tyr(Et)VAVP中
の4−グルタミンの置換も拮抗活性を失うことに
なる。 式及び式の化合物は非常に有効なADHに
対する抗利尿応答の拮抗剤である。これらは従つ
て水の貯留を含む病理状態の種々のものに対する
ADHの寄与の薬理学的研究に使用され得る。更
にこれらがADHの不適当な分泌の症候群、即ち
シユバルツーバルター症候群又はSlADHを治癒
するため有効であつて、かつそのための特定の薬
剤であり得ることが考えられている。この症候群
は癌、肺病、頭蓋内病、及び頭部の傷害を含む多
くの病気を複雑なものとする。バルター等、Am.
J.Med.42巻(1967)の790頁。 本発明に従つて、幾つかのd(CH2)5VAVP誘
導体のチロシン以外のアラニンより大きなDアミ
ノ酸を2−の位置に有するものはd
(CH2)5VAVP又はd(CH2)5VDAVPの2の位置
にD−又はL−チロシンエーテル単位又はD−チ
ロシン単位を有する化合物よりもAVPの抗利尿
作用のより強力な拮抗剤であることが発見され
た。 本発明の好ましい化合物は8置換基がArg又は
2置換基がD−Phe、D−Val、D−Leu及びD
−lleであるものである。 本発明の化合物の正常に水を与えた意識のある
ラツトへの、及びエタノールで麻酔された水の与
えられたラツトへの静脈内投与によつて示される
ように、2−位置にD−Phe、D−Val、D−
Leu、又はD−lle置換基を有する化合物は高い
pA2値を有し、これまで知られている最低有効投
与量に近いか又はそれより低い有効投与量を有す
る。 2−位置にD−Phe、D−Val、D−Leu、又
はD−lleをそして8−位置にArgを有する化合物
も純粋な抗利尿拮抗剤である。即ちこれらの化合
物は一時的な抗利尿アゴニズムを有さない。しか
も、これらの化合物はそれらの活性が、高い抗−
ADH/抗血圧上昇活性比のために既知化合物よ
りもより選択的である。 本発明の化合物は慣用の賦形薬、即ち、生理学
的に及び製薬学的に受け入れられる有機又は無機
の、非経口、又は腸内適用に適した、活性化合物
と悪影響を及ぼすようには相互作用しない担体と
混合して使用することが出来る。 適当な製薬学的に受け入れられる担体はこれら
に限定されるものではないが、水、塩溶塩、アル
コール類、植物油、ポリエチレングリコール類、
ゼラチン、ラクトース、アミロース、ステアリン
酸マグネシウム、滑石、珪酸、粘性パラフイン、
芳香油、脂肪酸モノグリセリド及びジグリセリ
ド、ペンタエリスリトール脂肪酸エステル、ヒド
ロキシメチルセルロース、ポリビニルピロリド
ン、等を含む。製薬処方剤は滅菌することが出
来、望まれるならば助剤例えば潤滑、防腐剤、安
定剤、湿潤剤、乳化剤、浸透圧に影響を与える
塩、緩衝液、着色、風味及び/又は芳香物質、そ
の他であつて活性成分と悪影響を与えるように反
応しないものと混合出来る。 非経口及び鼻内適用のためには好ましくは水溶
液であるような溶液並びに懸濁液、乳濁液又は座
薬を含めたインプラントが特に適している。アン
プルは便利な単位適量形である。 本発明の化合物はこれらに限定するものではな
いが例えば家畜、家庭のペツト、人、牛、猫、及
び犬などの哺乳類を含めた動物に投与される。活
性化合物の利尿に有効な毎日の投与量は1日を通
じて単一投与又は分割投与物として経口的に投与
することが出来る。 非経口又は鼻内投与が好ましく、本発明の抗−
抗利尿化合物は特にどの様な病因にせよ水貯留に
悩む人の治療に特に貴重である。この点で既知の
化合物オキシトシン及びバソプレシンと実質的に
同じ方法でそれらの生理学的効果を達成するため
にこれらは投与され得る。 使用される活性化合物の実際の好ましい量は利
用される特定化合物、処方される特定組成、適用
方法、及び治療される特定生物に従つて変化す
る。与えられた条件の組の下での最適適用率は上
の指針に従つて慣用の投与量決定試験を使つて当
業者が確かめることが出来る。 本発明の好ましい抗利尿拮抗剤は〔1−(β−
メルカプト−β,β−シクロペンタメチレンプロ
ピオン酸)、2−(0−エチル)チロシン、4−バ
リン〕アルギニンバソプレシンであり、最も好ま
しくは8−L−アルギニン化合物である。また対
応するΔ3−Pro7化合物も好ましい。 他の好ましい化合物はXがD−Phe、D−Val、
D−Leu又はD−lleでZがL−Argであるもので
ある。D−lle又はD−Phe化合物は最も好まし
い。 更に詳述しなくても当業者は前の記載を用いて
本発明を完全に利用することが出来ると考えられ
る。次の特定の具体例は従つて単に説明的なもの
であつてどの様な意味に於いても残りの開示を制
限するものではないと解釈されるべきである。次
の実施例で温度は摂氏で補正なしで示されてい
る。別に示してなければすべての量部及びパーセ
ントは重量による。 クロロメチル化樹脂(Bio−Rad Bio−Beads
SX−1)をギシン Helv.Chem.Acta、56巻
(1973)の1476の手順に従つて、0.47ミリモル/
g及び〜0.64ミリモル/gが取込まれるまでBoc
−Glyでエステル化した。Boc−Tyr(Me)を含
んでいるアミノ酸誘導体((Rf(A)0.7;Rf(B)0.8)
はベーケム インコーポレーデツド(Bachem
lnc.)により供給されたか又は合成された。トリ
エチルアミン(TEA)及びN−メチルモルホリ
ン(NMM)はニンヒドリンから蒸留した。 HCl−酢酸開裂試薬として使用した酢酸はボロ
ントリアセテートと共に還流下に加熱して試薬か
ら蒸留した。ジメチルホルムアミド(DMF)を
使用直前に減圧下に蒸留した。メタノールをマグ
ネシウムメトキシドで乾燥し、蒸留した。他の溶
媒及び試薬は分析等級であつた。 薄層クロマトグラフイー(TLC)は次の溶媒
系を使用してシリカゲルプレート(0.25mm ブリ
ンクマン シルプレート)上で行なつた。A.シ
クロヘキサン−クロロホルム−酢酸(2:8:
1v/v)、B.プロパン−1−オール−アンモニア
(34%)(2:1v/v)、C.エタノール(95%)−ア
ンモニア(34%)(3:1v/v)、D.クロロホル
ム−メタノール(7:3v/v)、E.ブタン−1−
オール−酢酸−水(4:1:5v/v 上相)、F.
ブタン−1−オール−酢酸−水−ピリジン(15:
3:3:10v/v)。適用された装填は10〜50μg
であつた。クロマトグラムの最小長さは10cmであ
つた。クロロプラチネート試薬及びヨウ素蒸気を
クロマトグラム展開に使用した。 ペプチドのアミノ酸分析はスパツクマン等、
Anal.Chem.vol.30(1958)の1190の方法で行なわ
れた。ここでは約0.5mgの重さのペプチド試料を
脱気密封したアンプル中で18時間120℃で一定の
沸騰している塩酸(400μl)で加水分解した。分
析はベツクマン自動アミノ酸アナライザー モデ
ル121を使つて行なつた。分子比はGly=1.00に対
して参照される。元素分析はガルブレイス ラボ
ラトリーズ インコーポレーテツド、テネシー州
ノクスビルで行なつた。これらのそれぞれの記号
で示される元素の分析結果は理論値の±0.4%以
内であつた。旋光度はベリガム スタンレーリミ
テツドA型旋光計pl型で測定した。 参考例1 β−(S−ベンジルメルカプト)−β,
β−シクロペンタメチレンプロピオニル−Tyr
(Me)−Phe−Gln−Asn−Cys(Bzl)−Pro−
Arg(Tos)−Gly−NH2 (a) 固相及び溶液方法の組み合わせ Boc−Tyr(Me)−Phe−Gln−Asn−Cys(Bzl)
−Pro−Arg(Tos)−Gly−NH2(Bankowski等J.
Med.Chem.21巻(1976)の842頁の方法で製造)
319mg、0.26ミリモルをTEA(6.5ml)に溶解し室
温で40分撹拌した。冷たいエーテル(20ml)を加
えて沈殿をつくり、これを瀘過してエーテル(5
×10ml)で洗つた。生成物を真空で水酸化ナトリ
ウムペレツト上で乾燥した。この物を(318.5mg)
DMF(0.8ml)中に溶解し、これにN−メチルモ
ルホリン(10μl)を加えた。生じる溶液は湿つた
PH紙で測定してPH7〜8であつた。この中和溶液
を室温で30分撹拌した後、p−ニトロフエニルβ
−(S−ベンジルメルカプト)−β,β−シクロペ
ンタメチレンプロピオネート(ネストール等J.
Med.Chem.18巻(1975)の284頁)445mg、DMF
0.4ml中1.155モルを加えた。反応混合物を室温で
撹拌した。72時間撹拌後、系Dを使用するTLC
分析は反応混合物がまだ痕跡の遊離オクタペプチ
ドアミドを有していることを示した。N−ヒドロ
キシベンゾトリアゾールモノハイドレート、(コ
ーニツヒ等、Chem.Ber.103巻(1970)の788頁)
39.3mg0.26ミリモルを加えた。5時間以内に結合
は完了した。沈殿を濾過して冷酢酸エテル(4×
10ml)で洗い、真空で乾燥した。粗生成物(330
mg)を2回DMF−メタノールから再沈殿させア
シルペプチドアミドを与えた。(295.2mg、77.3
%)、融点209〜211℃、〔α〕D 24=−43.6゜(c0.5、
DMF);Rf(E)0.45、Rf(F)0.63、分析
(C73H49O14S3)C、H、N アミノ酸分析 Tyr、0.80;Phe、1.01;Glu、
1.04;Asp、1.02;Cys(Bzl)、0.98;Pro、1.06;
Arg、1.01;Gly、1.00;NH32.91 (b) 樹脂上の全合成 Boc−Tyr(Me)−Phe−Cln−Asp−Cys(Bzl)
−Pro−Arg(Tos)−Gly−樹脂(1.11g、0.4ミリ
モル、固相法を使つてBoc−Glyから調製)を脱
保護、中和及びp−ニトロフエニル−β−(S−
ベンジルメルカプト)−β,β−シクロペンタメ
チレンプロピオネートとの結合の一つのサイクル
でアシルオクタペプチド樹脂(1.167g、重量増
加57mg、理論量の97.6%)に変換した(上記ネス
トール参照)。樹脂をアンモノリシスさせた。(マ
ニング、J.Am.Chem.Soc.90巻(1963)の1343)。
生成物をジメチルホルムアミド(DMF)で抽出
した。溶媒を真空で蒸発させた後、残渣を水の添
加によつて沈殿させた。粗生成物(410mg)を
DMF−エタノールから2回再沈殿させアシロオ
クタペプチド(320mg、樹脂の最初のグリシン含
量に基づいて50.7%)を与えた。融点206〜208℃
(分解);Rf(E),0.45、Rf(F),0.63;〔α〕D 24=−
43.1゜、(cl、DMF)分析(C73H94N14S3)C、
H、N アミノ酸分析 Tyr、0.79;Phe、1.01;Glu、
1.03;Asp、1.04;Cys(Bzl)、0.97;Pro、1.03;
Arg、0.99;Gly、1.00;NH32.95 参考例2β−(S−ベンジルメルカプト)−β,β
−シクロペンタメチレンプロピオニルTyr
(Bzl)−Phe−Gln−Asp−Cys(Bzl)−Pro−
Arg(Tos)−Gly−NH2 Boc−Tyr(Bzl)−Phe−Gln−Asp−Cys(Bzl)
−Pro−Arg(Tos)Gly−樹脂(1.46g、0.5ミリ
モル)を参考例1の様に脱保護、中和、及びp−
ニトロフエニルβ−(S−ベンジルメルカプト)−
β,β−シクロペンタメチレンプロピオネートと
の結合の一回のサイクルによつて参考例1の様な
アシルオクタペプチド樹脂(1.55g、70mgの重量
増加、理論値の95.9%)に変換した。樹脂のアン
モノリシスによつて得られた生成物をDMFで抽
出した。溶媒を真空で蒸発させ、残渣を水の添加
によつて沈殿させた。粗生成物(723mg)をDMF
−エタノール及びDMF−2%水性AcOHから再
沈殿させた。(488mg、樹脂上の最初のGly含量に
基づいて62.4%)融点183〜185℃;Rf(E)0.83、Rf
(D)0.41;〔α〕D 23=−32.9゜、(cl、DMF)、分析
(C79H98N14O14S3)C、H、N アミノ酸分析 Tyr、0.97;Phe、1.02;Glu、
1.05;Asp、1.01;Cys(Bzl)、0.98;Pro、1.04;
Arg、0.98;Gly、1.00;NH3 参考例3〔1−(β−メルカプト−β,β−シク
ロペンタメチレンプロピオン酸)、2−(O−メ
チル)チロシン〕アルギニンバソプレシン (a) ノナペプチドアミドより 400mlのアンモニア(ナトリウム上で乾燥し再
蒸留したもの)中の参考例1の通りに調製した保
護されたノナペプチドアミド(170mg、0.114ミリ
モル)の溶液を沸点で小径ガラス管中に含ませた
金属棒からのナトリウムと共に、明るい青色が溶
液中で30秒続くまで撹拌した(duVigneaud、J.
Am.Chem.Soc.76巻(1959)の3115に従う)。乾
燥氷酢酸(0.4ml)を加えて色をなくする。溶液
を蒸発させる。酢酸水溶液(0.2%、800ml)中の
残渣溶液を2M水酸化アンモニウムで処理してPH
7.5の溶液を与える。この撹拌した溶液に徐々に
フエリシアン化カリの溶液の過剰(0.01M、11.4
ml)を加える(ホープ等、J.Biol.Chem.237巻、
(1967)の1563)。黄色の溶液を更に90分撹拌し、
陰イオン交換樹脂(Bio−Rad AG−3、Cl−
形、10g湿重量)と共に1時間撹拌する。懸濁液
をゆつくりと樹脂の床を通して濾過する(80gの
湿重量)。樹脂の床を300mlの0.2%酢酸水溶液で
洗い、濾液と洗液を一緒にしたものを凍結乾燥し
た。生じる粉末(1386mg)をセフアデツクスG−
15カラム(110×2.7cm)上で脱塩し、マニング等
のJ.Chromatog.38巻(1968)の396の技術によつ
て流速4ml/時で酢酸水溶液(50)%で溶出し
た。溶出物を分画し280nmの吸光度に対してモニ
ターした。主要ピークをなす分画はためておいて
凍結乾燥した。残渣(55.5mg)を更にセフアデツ
クスG−15カラム(100×1.5cm)上でゲル濾過
し、2.5ml/時の流速で酢酸水溶液(0.2M)で溶
出した。ペプチドは単一のピークとして溶出され
た(吸光度280nm)。関係のある分画を凍結乾燥
するとバソプレシン類似体(49mg、37.3%)を生
成した。Rf(E)0.19;Rf(F)0.30;〔α〕D 22=−59.6
(c0.19、1M AcOH) アミノ酸分析 Tyr、0.81;Phe、1.01;Glu、
1.04;Asp、0.98;Pro、1.04;Arg、0.95;Gly、
1:00;NH33.10。 モーア、J.Biol.Chem.238巻(1963)の235に従
う加水分解前の過蟻酸酸化に続いての分析はCys
(O3H)−Gly比1.03:1.00を与えた。 (b) アシルオクタペプチドより 参考例3(a)に記載された様なアシルオクタペプ
チド(160mg、0.107ミリモル)の処理は類似体
(64mg、51.7%)を生成し、これは前のTLCによ
る調製物とは区別出来なかつた。〔α〕D 23=−
59.1゜、(c0.5、1M AcOH) アミノ酸分析 Tyr、0.80;Phe、1.02;Glu、
1.02;Asp、0.98;Pro、1.03;Arg、0.96;Gly、
1.00;NH33.05。加水分解前の過蟻酸酸化に続く
分析はCys−(O3H)−Gly比1.02:1.00を与えた。 参考例4〔1−(β−メルカプト−β,β.シクロ
ペンタメチレンプロピオン酸)〕アルギニンバ
ソプレシン 参考例3(a)に記載した様なアシルオクタペプチ
ド(173mg、0.111ミリモル)の処理は類似体(66
mg、52.5%)を生成した。Rf(E)0.19、Rf(F)0.43、
〔α〕D 23=−58.7゜(c0.5 1M AcOH) アミノ酸分析 Tyr、0.96;Phe、0.98;Glu、
1.01;Asp、1.01;Pro、1.05;Gly、1.00;NH3、
2.95。加水分解前の過蟻酸酸化に続く分析はCys
(O3H)−Gly比1.01:1.00を与えた。 実施例1〔1−(β−メルカプト−β,β−シク
ロペンタメチレンプロピオン酸)、2−(0−ア
ルキル)チロシン、4−バリン〕−(L−又はD
−)アルギニンバソプレシン この系列の化合物はマニング等J.Med.Chem.16
巻(1973)の975及びクルジンスキー等のJ.Med.
Chem.23巻(1980)の364の通り修正された固相
合成によつて調製され各類似体に対する保護され
た中間体を得た。ボダンスキー等J.Am.Chem.
Soc.81巻(1959)の5688及びJ.Org.Chem.39巻
(1974)の444のp−ニトロフエニルエステルを使
用する、ヒドロキシベンゾトリアゾールの使用に
よつて促進される(上記コーニツヒ等)方法はβ
−(S−ベンジルメルカプト)−β,β−シクロペ
ンタメチレンプロピオン酸を上記ネストールに従
つて結合するのに使用して、前駆体化合物を得
た。各前駆体を液体アンモニア中でナトリウムで
脱封鎖した(上記duVigneaud)。生じるスルフ
ヒドリル化合物は酸化的にフエリシアン化カリで
環化した(上記ホープ等)。類似体をセフアデツ
クスG−15上で50%酢酸と0.2M酢酸をそれぞれ
溶離液として使用する2段方法によつてゲル濾過
をして脱塩及び精製した。各類似体の純度及び固
定は3つの異なる溶媒系中の薄層クロマトグラフ
イーで、(クルジンスキー等、J.Med.Chem.23巻
(1980)の364頁)及び上記のアミノ酸分析で確か
めた。 Boc−Phe−Vel−Asn−Cys(Bzl)−Pro−D−
Arg(Tos)−Gly−樹脂 Boc−Gly−樹脂(1.562gGly1.0ミリモル)を
脱保護、中和、及び結合の6回のサイクルにかけ
保護されたヘプタペプチジル樹脂A(2.522g、
1.0ミリモル)を生成した。 Boc−Phe−Val−Asn−Cys(Bzl)−Pro−Arg
(Tos)−Gly−樹脂 保護されたヘプタペプチジル樹脂B(2.522g、
1.0ミリモル)を固相方法を使用してBoc−Gly−
樹脂1.562g(1.0ミリモル)から調製した。 Boc−Tyr(Me)−Phe−Val−Asn−Cys(Bzl)
−Pro−D−Arg(Tos)−Gly−樹脂 カルボキシ成分としてBoc−Tyr(Me)と共に
固相ペプチド合成の一回のサイクルはヘプタペプ
チジル樹脂A(1.261g、0.5ミリモル)を対応す
る第3級ブチルオキシカルボニルオクタペプチジ
ル樹脂C(1.35g、0.5ミリモル)に変えた。 Boc−Tyr(Et)−phe−Val−Asn−Cys(Bzl)
−Pro−D−Arg(Tos)−Gly−樹脂 ヘプタペプチジル樹脂A(1.261g、0.5ミリモ
ル)はカルボキシ成分としてのBoc−Tyr(Et)
と共に固相ペプチド合成の1回のサイクルで第3
級ブチルオキシカルボニルオクタペプチジル樹脂
D(1.357g、0.5ミリモル)を生成した。 Boc−Tyr(Me)−Phe−Val−Asn−Cys(Bzl)
−Pro−Arg(Tos)−Gly−樹脂 ヘプタペプチジル樹脂B(1.261g、0.5ミリモ
ル)を脱保護、中和、及びBoc−Tyr(Me)との
結合の1回のサイクルで保護されたオクタペプチ
ジル樹脂E(1.35g、0.5ミリモル)に変換した。 β−(S−ベンジルメルカプト)−β,β−シク
ロペンタメチレンプロピオニル−Tyr−(Et)−
Phe−Val−Asn−Cys(Bzl)−Pro−Arg(Tos)−
Gly−樹脂 ヘプタペプチジル樹脂B(1.261g、0.5ミリモ
ル)をそれぞれカルボキシ成分としてBoc−Tyr
(Et)及びp−ニトロフエニルβ−(S−ベンジ
ルメルカプト)−β,β−シクロペンタメチレン
プロピオネートを使用して2回のサイクルの固相
ペプチド合成でアシルオクタペプチド樹脂(1.43
g、0.5ミリモル)に変換した。 Boc−Tyr(Me)−Phe−Val−Asn−Cys(Bzl)
−Pro−D−Arg(Tos)−Gly−NH2 保護されたオクタペプチド樹脂C(1.35g、0.5
ミリモル)をアンモノリシスし、生成物を温かい
DMFで抽出した。生成物を水の添加で沈殿させ
た。粗生成物をDMF−エタノール−エチルエー
テルから再沈殿させ白色粉末として純粋な生成物
を与えた。(0.581g樹脂の最初のGly含量を基に
して88.52%)。融点239〜240℃、〔α〕D 24=−14.9゜
(c=1DMF)、Rf(E),0.54、Rf(F),0.73、分析
(C63H85N13O14S2)C、H、N アミノ酸分析 Tyr、1.02;Phe、0.98;Val、
1.02;Asp、1.00;Cys(Bzl)、0.98;Pro、1.01;
Arg、0.97;Gly、1.00;NH3、2.1 Boc−Tyr(Et)−Phe−Val−Asn−Cys(Bzl)
−Pro−D−Arg(Tos)−Gly−NH2 上記の様な保護されオクタペプチド樹脂D
(1.357g、0.5ミリモル)の処理はBoc−オクタペ
プチドアミドを生成した。(0.535g、樹脂の最初
のGly含量に基づいて80.69%)、融点211〜213
℃:〔α〕D 24=−16.4°c=1 DMF):Rf(E),
0.61、Rf(D),0.83;分析(C64H87N13O14S2)C、
H、N アミノ酸分析:Tyr、0.99;Phe、1.00;Val、
1.01;Asp、1.02;Cys(Bzl)、0.98;Pro、1.00;
Arg、0.98;Gly、1.00;NH3、2.13 Boc−Tyr(Me)−Phe−Val−Asn−Cys(Bzl)−
Pro−Arg(Tos)−Gly−NH2 上記の様な保護されたオクタペプチド樹脂E
(1.35g、0.5ミリモル)の処理は対応するBoc−
オクタペプチドアミドを与えた。(0.597g、樹脂
の初期Gly含量を基にして90.96%)、融点216〜
217℃(分解):〔α〕D 24=−34.82゜(c=1、
DMF):Rf(E),0.54、Rf(D),0.73:分析
(C63H85N13O14S2)C、H、N、 アミノ酸分析:Tyr、0.99;Phe、1.00;Val、
1.02;Asp、1.01;Cys(Bzl)、0.98;Pro、1.01;
Arg、0.98;Gly、1.00;NH3、2.09。 β−(S−ベンジルメルカプト−β,β−シク
ロペンタメチレンプロピオニル Tyr(Et)−Phe
−Val−Asn−Cys(Bzl)−Pro−Arg(Tos)−Gly
−NH2 保護されたアシルオクタペプチド樹脂(1.43
g、0.5ミリモル)をアンモノリシスし生成物を
温かいDMFで抽出した。生成物を水の添加によ
り沈殿させた。粗生成物はDMF−エタノール−
エチルエーテルから再沈殿させ純粋な生成物を与
えた。(0.490g、樹脂の最初のGly含量に基づい
て66.54%)、融点211〜213℃:〔α〕D 24=−39.8゜
(c=1、DMF):Rf(E),0.59、Rf(D),0.75、分
析(C74H97N13O13S3)C、H、N。 アミノ酸分析:Tyr、0.99;Phe、1.01;Val、
1.01;Asp、1.01;Cys(Bzl)、0.99;Pro、1.02;
Arg、0.98;Gly、1.00;NH3、2.07。 β−(S−ベンジルメルカプト)−β,β−シク
ロペンタメチレンプロピオニル−Tyr(Me)−
Phe−Val−Asn−Cys(Bzl)−Pro−D−Arg
(Tos)−Gly−NH2 上でつくられた第3−ブチルオキシカルボニル
オクタペプチド(0.270g、0.206ミリモル)を
TFA(3ml)中に溶解し室温で20分放置した。冷
エタノールを加えた。沈殿物質を濾過してエーテ
ル(5×10ml)で洗つた。生成物を真空で水酸化
ナトリウムペレツト上で乾燥した。このもの
(250mg)をDMF(8ml)中に溶かしこの溶液にN
−メチルモルホリンを加えて、PH7〜8(湿つた
PH紙)の溶液を与えた。中和した溶液を室温で20
分撹拌した。DMF(1.0ml)中のp−ニトロフエ
ニルβ−(S−ベンジルメルカプト)−β,β−シ
クロペンタメチレンプロピオネート(0.135g、
0.37ミリモル)及びN−ヒドロキシベンゾトリア
ゾールモノハイドレート(57mg、0.37ミリモル)
の溶液を加えた。反応混合物を室温で一夜撹拌
し、TLC(システムE)は反応完了を示した。メ
タノール(80ml)とエーテル(20ml)を撹拌を激
しくしながら加えた。沈殿した物質を濾過し、メ
タノールとエタノールの混合物(8:2)で洗
い、真空で乾燥した。粗生成物(270mg)をDMF
−メタノールから再沈殿させて、アシルペプチド
アミド(263mg、75.2%)を生成した。融点220〜
221℃:〔α〕D 24=−25.7゜(c=1、DMF):Rf(E),
0.55、Rf(D),0.83:分析(C73H95N13O13S3)C,
H,N。 アミノ酸分析:Tyr、0.98;Phe、1.01;Val、
1.02;Asp、1.02;Cys(Bzl)、0.97;Pro、1.03;
Arg、1.0;Gly、1.00;NH3、2.06 β−(S−ベンジルメルカプト−β,β−シク
ロペンタメチレンプロピオニル−Tyr(Et)−
Phe−Val−Asn−Cys(Bzl)−Pro−D−Arg
(Tos)−Gly−NH2 第3級ブチルオキシカルボニルオクタペプチド
アミド(0.398g、0.3ミリモル)を脱保護し、上
記の様にp−ニトロフエニルβ−(S−ベンジル
メルカプト)−β,β−シクロペンタメチレンプ
ロピオネート(0.232g、0.6ミリモル)と結合さ
せアシルオクタペプチドアミド(0.361g、81.67
%)を与えた。融点222〜224℃:〔α〕D 20=−
22.8゜(c=0.5、DMF):Rf(E),0.5、Rf(D),0.83、
分析(C74H97N13O13S)C,H,N。 アミノ酸分析:Tyr、1.0;Phe、1.02;Val、
1.03;Asp、1.02;Cys(Bzl)、0.98;Pro、1.03;
Arg、0.99;Gly、1.00;NH3、2.11 β−(S−ベンジルメルカプト)−β,β−シク
ロペンタメチレンプロピオニル Tyr(Me)−
Phe−Val−Asn−Cys−(Bzl)−Pro−Arg
(Tos)−Gly−NH2 第3級ブチルオキシカルボニルオクタペプチド
アミド(0.394g、0.3ミリモル)を脱保護し、上
記の様にp−ニトロフエニルβ−(S−ベンジル
メルカプト)−β,β−シクロペンタメチレンプ
ロピオネート(0.232g、0.6ミリモル)と結合
し、アシルオクタペプチドアミド(0.388g、
88.65%)を生成した。融点211〜214℃:〔α〕D 21
=−39.2゜(c=1、DMF):Rf(E),0.47、Rf(D),
0.85:分析(C73H95N13O13S3)C,H,N。 アミノ酸分析:Tyr、0.99;Phe、1.02;Val、
1.03;Asp、1.01;Cys(Bzl)、0.99;Pro、1.02;
Arg、0.99;Gly、1.00;NH3、2.04 〔1−(β−メルカプト−β,β−シクロペン
タメチレンプロピオン酸)、2−(0−エチル)
チロシン、4−バリン〕−アルギニンバソプレ
シン 400mlのアンモニア(ナトリウムで乾燥蒸留し
たもの)中の保護されたアシルオクタペプチドア
ミド(140mg、0.095ミリモル)の溶液を撹拌し、
小径ガラス管中に含ませた金属棒からのナトリウ
ムで明るい青色が30秒溶液で続くまで沸点で処理
した。乾燥氷酢酸(0.4ml)を加えて色を排出さ
せた。溶液をN2をフラスコを通すことによつて
蒸発させた。5分後、残渣を酢酸水溶液(10%、
5ml)に溶解し、これに800mlの水を加えた。溶
液を2M水酸化アンモニウム溶液で処理してPH6
〜5の溶液を与えた。フエリシアン化カリウム
(0.01M、16ml)の溶液の過剰を徐々に撹拌しな
がら加えた。黄色の溶液を更に10分、そしてアニ
オン交換樹脂(Bio−Rad AG−3、Cl−型、10
gの湿重量)と10分撹拌した。懸濁液を樹脂床を
通してゆつくりと濾過した(50gの湿重量)。酢
酸水溶液(0.2% 200ml)で床を洗つた後、濾液
と洗液を一緒にしたものを凍結乾燥した。生じる
粉末(1.63g)は5m/hの流速で酢酸水溶液
(50%)で溶出するセフアデツクスG−15カラム
(110×2.7cm)上で脱塩した。溶出物を分画して
280nmの吸収をモニターする。主要なピークをな
す分画を集めて凍結乾燥した。残渣(28mg)をセ
フアデツクスG−15カラム(100×1.5cm)上でゲ
ル濾過した。生成物を酢酸(0.2M)水溶液で流
速4ml/時で溶出した。ペプチドは単一ピーク
(吸収280nm)として溶出された。関連する分画
の凍結乾燥はバソプレシン類似体(24mg、20.6
%)を生成した。TLC Rf(E),0.31、Rf(F),
0.62:〔α〕D=−65.1゜(c=0.2、1M AcOH) アミノ酸分析:Tyr、1.00;Phe、1.01;Val、
1.01;Asp、1.01;Pro、1.01;Arg、1.00;Gly、
1.00;NH3、1.97。加水分解に先立つ過蟻酸酸化
後の分析はCys(O3H)−Gly比1.01:1.00を与え
た。 〔1−(β−メルカプト−β,β−シクロペン
タメチレンプロピオン酸)、2−(0−メチル)
チロシン、4−バリン、8−D−アルギニン〕
バソプレシン ペプチド中間体(168mg、0.115ミリモル)を液
体アンモニア中のナトリウムで還元し、再酸化
し、脱イオン化しそして上記の様に精製して49.5
mgの生成物(35.5%)を与えた。Rf(E),0.30、Rf
(F),0.16:〔α〕D 23=−46.4゜(c=0.4、0.1M
AcOH) アミノ酸分析:Tyr、0.98;Phe、1.01;Val、
0.98;Asp、0.99;Pro、1.03;Arg、0.98;Gly、
1.00;NH3、12.1。加水分解に先立つ過蟻酸酸化
後の分析はCys(O3H)−Gly比が1.03:1.00を与え
た。 〔1−(β−メルカプト−β,β−シクロペン
タメチレンプロピオン酸)、2−(O−エチル)
チロシン、4−バリン、8−D−アルギニン〕
バゾプレシン 167mg(0.113ミリモル)の中間体からの類似体
の生成は29mg(20.9%)であつた。Rf(E),0.29、
Rf(F),0.57:〔α〕D 23=−41.1゜(c=0.3、1M
AcOH)。 アミノ酸分析:Tyr、0.98;Phe、1.01;Val、
1.03;Asp、0.99;Pro、1.03;Arg、1.02;Gly、
1.00;NH3、1.98。加水分解に先立つ過蟻酸酸化
後の分析はCys(O3H)−Gly比1.01:1.00を与え
た。 〔1−(β−メルカプト−β,β−シクロペン
タメチレンプロピオン酸)、2−(0−メチル)
チロシン、4−バリン〕−アルギニンバソプレ
シン アシルオクタペプチド(174mg、0.119ミリモ
ル)を上記の様に処理すると51.5mgの生成物
(35.6%)を生成した。Rf(E),0.28、Rf(F),0.60、
〔α〕D 23=−66.3゜(c=0.4、lM AcOH)。 アミノ酸分析:Tyr、0.99;Phe、1.01;Val、
1.02;Asp、1.01;Pro、1.00;Arg、1.01;Gly、
1.00;NH3、2.11。加水分解に先立つ過蟻酸酸化
に続く分析でCys(O3H)−Gly比1.03:1.00が与え
られた。 実施例2〔1−(β−メルカプト−β,β−シク
ロペンタメチレンプロピオン酸)、2−(0−エ
チル)チロシン、4−バリン、7−(3,4−
デヒドロプロリン)〕アルギニンバソプレシン Δ3−プロリンをプロリンの代わりに使つて実
施例1の様にして化合物は製造された。 1.2g(0.04モル)のBoc Phe−ValAsnCys
(Bzl)Δ3ProArg(Tos)−Gly−Rを塩化メチレ
ン中に懸濁し、一夜撹拌し、次の順序で洗浄し
た。CH2Cl22回、CH2Cl2/EtOH1回、EtoH3回、
EtOH/AcOH1回、AcOH3回。脱保護手順2サ
イクル(HCl/AcOH中)の後、中和(30%
EtOH/MeOH)し、Boc D−Tyr(Et)及び
(CH2)5C(S−Bzl)CH2COOHと結合させて所
望ペプチド樹脂を得た。真空乾燥後の収率1.29
g。 得られた物質を20mlの無水エタノール中に懸濁
し、アンモニアを溶液中に通じて泡立て40ml容量
とした。混合物を室温に保ち、48時間撹拌した。
次に溶媒を除去し、残留物を3回熱いDMFで抽
出した(12ml+10ml+10ml)。DMF溶液に200ml
の熱いH2Oを加えた。生成物が即座に沈殿した。
混合物を室温で2時間、冷蔵庫で一夜保つた。生
成物を濾過し、収量は580mgだつた。5mlの熱い
DMF及び150mlの熱いエタノール及び50mlエーテ
ルから再結晶した。収量は429mg。 BAW 4:1:1 Rf=0.56 PAWP 15:3:3:10 Rf=0.80 CH3CCl3/MeOH 7:3 Rf=0.70 〔α〕=−49.8(c=1 DMF) 融点210〜
211(分解伴う) 元素分析 C74H95N13O13S3に対する計算値:
C、60.45;H、6.51;N、12.30 実測値:C、58.64;H、6.27;N、11.98 アミノ酸分析:Tyr、0.91;Phe、1.04;Val、
1.00;Asn、0.98;CysBzl、0.85;Δ3Pro、
0.79*;Arg、1.02;Gly、0.96;NH2、1.90 *Pro色収率に基づく。 の製造。 130mgのd(CH2)5SBzl−DTyr(Et)
ValAsnCys(Bzl)−Δ3−Pro−Arg−Tos−Gly−
NH2(上記(1))を150mlの乾燥再蒸留液体アンモ
ニアに溶解し、暗い青色が30秒以上続くまでナト
リウムで還元しした。過剰のナトリウムはAcOH
添加で分解した。アンモニアを減圧で蒸発させ
た。残留物を窒素下で脱気した50mlの10%AcOH
中に溶解した(追加の5mlのAcOHを加えた)。
透明溶液を水及び氷で1500mlに希釈し、カリウム
フエリツクアミド溶液14ml(0.582g/100ml
H2O)PH>7.5で酸化した。樹脂AG 3−X4Aを
加え、20分撹拌後溶液を濾過した。凍結乾燥後の
収量21g。 カラム後 収量 43mg カラム後 収量 30.6mg+5mg=35.6mg (37mg10.031 37.8% BAW 4:1:1 Rf=0.13 PAWP 15:3:3:10 Rf=0.42 〔α〕D 25=−123.7(1M AcOH) アミノ酸分析:Tyr、1.01;Phe、0.99;Val、
1.00;Asn、1.12;Cys、0.89;Pro(Δ3−Pro)、
0.81;Arg、1.03;Gly、1.02;NH2、1.89。 実施例3〔1−(β−メルカプト−β,β−シク
ロペンタメチレンプロピオン酸)、2−置換、
4−バリン、7−プロリン〕−(L−及びD−)
アルギニンバソプレシン この系列の化合物は実施例1の様にして調整さ
れた。純度は2つの溶媒系即ちE.ブタノール/酢
酸/水(BAW)(4:1:5)又はF.ブタノー
ル/酢酸/水/ピリジン(15:3:3:10)の中
のシリカゲル上のTLC検定で決定した。 結果は
【表】
である。
参考例 5
ダイクス等、J.Med.Chem.17巻(1974)の969
に従つて血圧上昇応答の拮抗を評価した。値はシ
ールド等Br.J.Pharmacol.2巻(1974)の189によ
り定義されるpA2値として表現した。 抗利尿アゴニストとしての活性は評価される化
合物をソーヤー等のEndocrinology63巻(1958)
の694に従つてエタノール麻酔した水を充填した
ラツト中に静脈内注射して決定した。 拮抗力は「有効投与量」及び「pA2値」として
決定しかつ表現した。「有効投与量」は拮抗剤の
投与20分後注射された2X単位のアゴニストから
見られる応答から、1X単位のアゴニストでの応
答へ減少させる投与量(ミリグラム当りのナノモ
ル)として定義される。評価される生体内の
「pA2」値は評価分配容量(67ml/Kg)で割つた
有効投与量の対数の負を表わす。結果は表に与
えられる。 表に示された結果は本発明の化合物、特に
〔1−(β−メルカプト−β,β−シクロペンタメ
チレンプロピオン酸)、8−アルギニン〕バソプ
レシン及び〔1−β−メルカプト−β,β−シク
ロペンタメチレンプロピオン酸)、2−(0−メチ
ル)チロシン、8−アルギニン〕バソプレシンが
アルギニンバソプレシンに対する血圧上昇応答を
拮抗し、また抗利尿活性の目覚ましい減少を示す
ことを示す。
に従つて血圧上昇応答の拮抗を評価した。値はシ
ールド等Br.J.Pharmacol.2巻(1974)の189によ
り定義されるpA2値として表現した。 抗利尿アゴニストとしての活性は評価される化
合物をソーヤー等のEndocrinology63巻(1958)
の694に従つてエタノール麻酔した水を充填した
ラツト中に静脈内注射して決定した。 拮抗力は「有効投与量」及び「pA2値」として
決定しかつ表現した。「有効投与量」は拮抗剤の
投与20分後注射された2X単位のアゴニストから
見られる応答から、1X単位のアゴニストでの応
答へ減少させる投与量(ミリグラム当りのナノモ
ル)として定義される。評価される生体内の
「pA2」値は評価分配容量(67ml/Kg)で割つた
有効投与量の対数の負を表わす。結果は表に与
えられる。 表に示された結果は本発明の化合物、特に
〔1−(β−メルカプト−β,β−シクロペンタメ
チレンプロピオン酸)、8−アルギニン〕バソプ
レシン及び〔1−β−メルカプト−β,β−シク
ロペンタメチレンプロピオン酸)、2−(0−メチ
ル)チロシン、8−アルギニン〕バソプレシンが
アルギニンバソプレシンに対する血圧上昇応答を
拮抗し、また抗利尿活性の目覚ましい減少を示す
ことを示す。
【表】
実施例 4
参考例5に従つて評価した〔1−(β−メルカ
プト−β,β−シクロペンタメチレンプロピオン
酸)、2−(0−アルキル)チロシン、4−バリ
ン、8−(L−及びD−)アルギニン〕バソプレ
シン化合物類は弱い抗利尿アゴニストであつた。
これらは約10分続く尿流の初期の局大的阻止を生
じ、続いて投与量に依存して1〜3時間続く
ADHに対する応答阻止のある期間を生じた。こ
の阻止は可逆的であり、即ち、ADHの投与量を
上げることで克服出来た。繰り返しの検定は各類
似体の「有効投与量」の評価を可能にし、有効投
与量は拮抗剤の投与20分後に注射した2X単位の
ADHに対する抗利尿応答を、拮抗剤の前に注射
した1Xの単位に対する応答に等しいものに減少
させる投与量として定義される。これらの類似体
の評価された有効投与量(ナノモル/Kg)及び抗
血圧上昇活性を表に与える。
プト−β,β−シクロペンタメチレンプロピオン
酸)、2−(0−アルキル)チロシン、4−バリ
ン、8−(L−及びD−)アルギニン〕バソプレ
シン化合物類は弱い抗利尿アゴニストであつた。
これらは約10分続く尿流の初期の局大的阻止を生
じ、続いて投与量に依存して1〜3時間続く
ADHに対する応答阻止のある期間を生じた。こ
の阻止は可逆的であり、即ち、ADHの投与量を
上げることで克服出来た。繰り返しの検定は各類
似体の「有効投与量」の評価を可能にし、有効投
与量は拮抗剤の投与20分後に注射した2X単位の
ADHに対する抗利尿応答を、拮抗剤の前に注射
した1Xの単位に対する応答に等しいものに減少
させる投与量として定義される。これらの類似体
の評価された有効投与量(ナノモル/Kg)及び抗
血圧上昇活性を表に与える。
【表】
【表】
〔1−(β−メルカプト−β,β−シクロペン
タメチレンプロピオン酸)、2−(0−アルキル)
チロシン、4−バリン、8−(L及びD−アルギ
ニン)〕バソプレシン化合物は弱い抗利尿アゴニ
ストであつて約10分続く初期の局大的尿流阻止を
生じ、続いて1〜3時間続くADHに対する応答
の阻止のある期間を生じるが、本発明の好ましい
化合物の上の表の星印で示されるものは抗利尿ア
ゴニスト活性を有さない。 本発明の好ましい化合物はまた抗高血圧/抗抗
利尿効果投与量比によつて示されるように抗高血
圧活性に関しても先行技術の抗利尿拮抗剤よりも
より選択的である。
タメチレンプロピオン酸)、2−(0−アルキル)
チロシン、4−バリン、8−(L及びD−アルギ
ニン)〕バソプレシン化合物は弱い抗利尿アゴニ
ストであつて約10分続く初期の局大的尿流阻止を
生じ、続いて1〜3時間続くADHに対する応答
の阻止のある期間を生じるが、本発明の好ましい
化合物の上の表の星印で示されるものは抗利尿ア
ゴニスト活性を有さない。 本発明の好ましい化合物はまた抗高血圧/抗抗
利尿効果投与量比によつて示されるように抗高血
圧活性に関しても先行技術の抗利尿拮抗剤よりも
より選択的である。
【表】
参考例 6
(a) 内因的ADHに対する〔1−(β−メルカプト
−β,β−シクロペンタメチレンプロピオン
酸)、2−(0−アルキルチロシン)、4−バリ
ン〕−(L−又はD−)アルギニンバソプレシン
化合物に対する拮抗を化合物を意識のあるラツ
トに腹腔内に注射をして示した。尿を注射後4
時間集めた。下表のデーターは4〜6ラツト群
に対する結果の平均+SEである。*p<0.05及
び*p<0.005は拮抗剤を受け取つたラツトに対
する平均と溶媒のみを注射した同じラツトの応
答についての平均の間の差異に対して与えられ
た。溶媒を注射したラツトに対する平均対照尿
容量率は0.9±0.1ml/Kg/時で平均オスモルは
1544±85ミリオスモル/KgH2O(n=32)であ
つた。
−β,β−シクロペンタメチレンプロピオン
酸)、2−(0−アルキルチロシン)、4−バリ
ン〕−(L−又はD−)アルギニンバソプレシン
化合物に対する拮抗を化合物を意識のあるラツ
トに腹腔内に注射をして示した。尿を注射後4
時間集めた。下表のデーターは4〜6ラツト群
に対する結果の平均+SEである。*p<0.05及
び*p<0.005は拮抗剤を受け取つたラツトに対
する平均と溶媒のみを注射した同じラツトの応
答についての平均の間の差異に対して与えられ
た。溶媒を注射したラツトに対する平均対照尿
容量率は0.9±0.1ml/Kg/時で平均オスモルは
1544±85ミリオスモル/KgH2O(n=32)であ
つた。
【表】
(b) d(CH2)5Tyr(Et)VAVPの腹腔内注射に対
する200〜240gの重さの無傷雌ラツトによる応
答は各ラツトが溶媒、及びADH拮抗剤の両方
の投与量を受けるブロツク計画実験で決定され
た。注射は少なくとも2日は離して与えた。ラ
ツトは水は無制限であつた。注射は11時a.m.に
なされ、その後自発的に排出された尿を毎時間
4時間集めた。 第1図に於いて、時間の関数としての尿のオス
モルが示されている。対照(溶媒注射)について
の尿オスモルを放尿がまれであるために2時間の
期間にわたつて平均した。 第2図に於いて、時間の関数としての尿放出量
が示されている。 両図に於いて、点を通る垂直線はSEを示す。 実施例 5 2位のTyrがD−系列であつてエーテル化され
ていない(X′がH)化合物を参考例1〜4及び
実施例1の様にして製造した。Z−がL−Argで
ある化合物はアルギニンバソプレシンの抗利尿活
性の拮抗剤として非常に活性である。 前の実施例は本発明の一般式で又は特定して記
載した反応休及び/又は操作条件を前の実施例又
は参考例で使用したものと置き換えて繰り返して
も同じ様にうまくいく。 前の記載から当業者は本発明の本質的な特徴を
容易に確かめることが出来、そして本発明の精神
及び範囲から離れることなく種々の使用及び条件
に適合させるために種々の変更及び修正をするこ
とが出来る。
する200〜240gの重さの無傷雌ラツトによる応
答は各ラツトが溶媒、及びADH拮抗剤の両方
の投与量を受けるブロツク計画実験で決定され
た。注射は少なくとも2日は離して与えた。ラ
ツトは水は無制限であつた。注射は11時a.m.に
なされ、その後自発的に排出された尿を毎時間
4時間集めた。 第1図に於いて、時間の関数としての尿のオス
モルが示されている。対照(溶媒注射)について
の尿オスモルを放尿がまれであるために2時間の
期間にわたつて平均した。 第2図に於いて、時間の関数としての尿放出量
が示されている。 両図に於いて、点を通る垂直線はSEを示す。 実施例 5 2位のTyrがD−系列であつてエーテル化され
ていない(X′がH)化合物を参考例1〜4及び
実施例1の様にして製造した。Z−がL−Argで
ある化合物はアルギニンバソプレシンの抗利尿活
性の拮抗剤として非常に活性である。 前の実施例は本発明の一般式で又は特定して記
載した反応休及び/又は操作条件を前の実施例又
は参考例で使用したものと置き換えて繰り返して
も同じ様にうまくいく。 前の記載から当業者は本発明の本質的な特徴を
容易に確かめることが出来、そして本発明の精神
及び範囲から離れることなく種々の使用及び条件
に適合させるために種々の変更及び修正をするこ
とが出来る。
第1図は本発明の化合物で腹腔内処理されたラ
ツトの時間の関数としての尿オスモルを示す。第
2図は本発明の化合物で処理したラツトの時間の
関数としての尿排出量を示す。
ツトの時間の関数としての尿オスモルを示す。第
2図は本発明の化合物で処理したラツトの時間の
関数としての尿排出量を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 式 の化合物〔式中XはD−Tyr、Tyr−X'、D−
Tyr−X'、D−Phe、D−Val、D−Leu、又は
D−lleであり、X'はメチル、エチル、n−プロ
ピル、イソプロピル又はブチルであり、WはPro
であるか、又はXがTyr−X'でかつWがΔ3−Pro
であり、Zは(D−又はL−)Argである〕。
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US247008 | 1981-03-24 | ||
| US06/247,008 US4367225A (en) | 1981-03-24 | 1981-03-24 | Novel antagonists of the antidiuretic and/or vasopressor action of arginine vasopressin |
| US322071 | 1981-11-16 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5849352A JPS5849352A (ja) | 1983-03-23 |
| JPH0325439B2 true JPH0325439B2 (ja) | 1991-04-05 |
Family
ID=22933152
Family Applications (2)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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