JPH0325960Y2 - - Google Patents

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JPH0325960Y2
JPH0325960Y2 JP6197885U JP6197885U JPH0325960Y2 JP H0325960 Y2 JPH0325960 Y2 JP H0325960Y2 JP 6197885 U JP6197885 U JP 6197885U JP 6197885 U JP6197885 U JP 6197885U JP H0325960 Y2 JPH0325960 Y2 JP H0325960Y2
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sheet
ptfe
heat
tetrafluoroethylene resin
tetrafluoroethylene
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の技術分野 本考案は、反応塔などの塔槽類、鋼管、バル
ブ、缶体などの内壁面にフツ素樹脂をライニング
して該内壁面を薬液から保護する際に用いられる
四フツ化エチレン樹脂ライニング用シートに関す
る。
考案の技術的背景ならびにその問題点 四フツ化エチレン樹脂(以下PTFEということ
がある)は、きわだつた耐薬品性、耐溶剤性、非
粘着性、耐熱性などの優れた諸特性を有してい
る。これらの優れた特性を利用して、四フツ化エ
チレン樹脂は、化学工業、食品業界、医薬業界そ
して近年では半導体工業などに広く利用されてい
る。
しかしながら、PTFEは、これらの卓越した特
性を有している反面、一般の汎用樹脂と比較して
成形加工性が悪いため、成形加工に際しては粉末
冶金法に似た特殊な方法が用いられている。また
PTFEを熱融着加工することも困難であり、たと
えPTFEを金属などに熱融着してもその融着部で
の接着強度は小さく信頼性のないものであつた。
ところが、最近に至つてPTFEと他の素材との
接着技術が進歩し、また各種工業設備の大型化と
あいまつて、塔槽類などの大型容器の内壁面に
PTFEシートを被覆して内壁面を薬液から保護す
るシートライニング技術が開発され、得られた容
器は、いわゆるPTFEシートライニング容器とし
て実用に供されている。
このPTFEシートライニング容器では、通常容
器の胴部、上蓋、鏡板などの本体内壁面に厚さ2
〜3mmのPTFE切削シートが被覆されている。ま
たノズルなどの枝管あるいはマンホール部も、
PTFEシートにより被覆されている。このように
容器内壁面の全面がPTFEライニンングシートに
より被覆されていて、薬液による容器本体の損
傷、薬液の汚染発生などの危険を防止している。
このようにPTFEシートライニング技術は、優れ
たものであるため、長年にわたり腐蝕問題で悩み
続けた多くの産業分野で広く利用されるに至つて
いる。なおシートライニング技術において、
PTFE切削シートが用いられる理由は、PTFE切
削シートでは幅広くかつ長い大型なシートが容易
に得られるためである。
ところが、ライニング用PTFEシートは、
PTFE製大型ブロツクから切削刃を用いて切削さ
れた切削シートであるため、このシートには、切
削時に発生するクラツクあるいは異物の存在が原
因となつて、PTFEシートにピンホールが発生す
ることがある。またピンホールの発生まで至らな
くても、PTFEシートに切削時に微細な傷がつく
ことがあり、この傷が弱点部となつて長期間使用
中に疲労が蓄積してピンホール発生に至つてしま
うことがある。
このようなピンホールを使用前に発見するため
の電気的測定法が開発されており、この電気的測
定法では0.5μm径のピンホールまで発見できると
いわれている。しかしながら外見上完全であつて
しかも上記の電気的測定法によつてピンホールが
発見されない場合であつても、ピンホールあるい
はクラツクがシート中に内在する可能性もあつ
た。このようにPTFEシートとして、PTFE製ブ
ロツクからの切削シートを用いる以上、該シート
にピンホールおよびクラツクが発生することを完
全に防止することは極めて困難である。
そしてもし上記PTFEシートを缶体の内壁面な
どにライニングして実際に使用し始めた後にピン
ホールが発見されると、その修復はきわめて困難
であるばかりでなく、缶体の設置場所や大きさま
た使用流体によつては、ピンホールから滲出した
流体が缶体などの壁面を腐蝕させ、外部へ腐蝕流
体が流出し、操業停止といつた重大な問題を惹起
する危険性もある。
考案の目的 本考案は、上記のような従来の技術に伴なう問
題点を解決しようとするものであつて、缶体など
の内壁面にライニングされた場合に、ピンホール
あるいはクラツクなどの発生がなく、きわめて安
定した四フツ化エチレン樹脂ライニング用シート
を提供することを目的としている。
考案の概要 本考案に係る四フツ化エチレン樹脂ライニング
シートは、二枚以上の四フツ化エチレン樹脂切削
シートが熱溶融性フツ素樹脂フイルムを介して加
熱圧着されていることを特徴としている。
考案の具体的説明 以下本考案を図面にて説明すれば、本考案に係
る四フツ化エチレン樹脂ライニング用シート1
は、2枚の四フツ化エチレン樹脂シート2aおよ
び2bが熱溶融性フツ素樹脂フイルム3を介して
接着された構造を有している。
なお以下の説明においては、2枚の四フツ化エ
チレン樹脂シートを用いてライニング用シートを
形成する場合について説明するが、本考案では2
枚以上たとえば3枚の四フツ化エチレン樹脂シー
トを用いてライニング用シートを形成することも
できる。上記四フツ化エチレン樹脂シート2a,
2bは、四フツ化エチレン樹脂の大型ブロツクよ
り所望厚さに切削刃を用いて切削されて得られた
もので、通常1.5〜3mmの厚さを有している。こ
の四フツ化エチレン樹脂シート2aおよび2b
は、PTFEの大型ブロツクから切削刃により切削
されて得たものであるため、幅広で長尺なものが
入手可能である。
また上記熱溶融性フツ素樹脂フイルムとして
は、テトラフルオロエチレンとパーフルオロアル
キルビニルエーテルとの共重合体であるPFA、
テトラフルオロエチレンとヘキサフルオロプロピ
レンとの共重合体であるFEP、テトラフルオロ
エチレンとヘキサフルオロプロピレンとパーフル
オロアルキルビニルエーテルとの共重合体である
EPEなどか用いられるが、このうちPFA,EPE
が特に好ましい。
前記四フツ化エチレン樹脂シート2a,2bは
熱溶融性フツ素樹脂フイルム3を接着剤として加
熱圧着されて、四フツ化エチレン樹脂シート2
a,2bおよび熱溶融性フツ素樹脂フイルム3は
強固な一体構造となつている。
本考案に係る上記四フツ化エチレン樹脂ライニ
ング用シート1を製造するには、四フツ化エチレ
ン樹脂シート2a,2b間に熱溶融性フツ素樹脂
フイルム3を介装し、得られた積層体を四フツ化
エチレン樹脂の融点(327℃)以上に加熱しなが
ら、例えば一対のロール間に通過させて圧着すれ
ばよい。得られたシートは、PTFEおよび熱溶融
性フツ素樹脂が強固に接着しており、熱溶融性フ
ツ素樹脂としてFEPを用いた場合には、常温
(20℃)で17Kg/cm、150℃で7Kg/cm程度の剥離
強さを有している。
第2図は本考案のライニング用シート1を直径
1.2m、高さ2mの薬液貯蔵用金属タンク4に適
用した例を示す。なお、本考案に係る四フツ化エ
チレン樹脂製ライニングシートを第2図に示すよ
うに金属タンク内壁面に適用するには、従来公知
の方法をそのまま適用できる。また第3図は、前
記タンク胴部の〜部拡大図であり、金属タンク4
の内壁面に接着剤5を塗布し、本考案に係るシー
トの片面に接着剤を付与するなどの表面処理を施
した後に、この面を内壁面に接着してライニング
したものである。
ここでもし、四フツ化エチレン樹脂製ライニン
グ用シート1の表面側シート2aに、ピンホール
ステターでは検出できないごく微細なクラツク6
があつたとすれば、やがてこのクラツク6から薬
液が該シートの内部に滲出するだろう。しかしな
がら上記表面側シート2aの内側には、熱溶融性
フツ素樹脂(例えばPFA)層3があり、さらに
その内側には、四フツ化エチレン樹脂層2bがあ
るため、薬液はタンク内壁面までには到達しな
い。また仮にPTFE樹脂層2bにも同様な微細な
クラツクあるいは異物などがあつたとしても、こ
のPTFE樹脂層2bは熱溶融性フツ素樹脂層3お
よびPTFE樹脂層2aに強固に接着されているの
で、薬液などがこのクラツクから薬液がタンク内
壁面まで浸出してくることはない。
このように、2枚のPTFE切削シートにおいて
ピンホール、クラツク、異物存在が同一の場所に
重なる確率は皆無に等しく、またもし2枚の
PTFE切削シートのピンホール、クラツクの位置
が万一重なつたとしても、このPTFEシート間に
は、やはりフツ素樹脂である熱溶融性フツ素樹脂
フイルムが介在されているため、缶体などの内壁
面にまで薬液が到達することはなく、したがつて
この内壁面が薬液などによつて侵される可能性は
全くといつてもよいほどない。
考案の効果 以上のように、本考案に係るライニング用シー
トは、二枚以上のPTFE切削シートが熱溶融性フ
ツ素樹脂フイルムを介し加熱圧着された構造にな
つているので、以下のような効果が得られる。
(1) 四フツ化エチレン樹脂シートにピンホール、
クラツク、異物の存在などピンホールテスター
では検出できないような欠陥があつても、この
欠陥部から薬液が滲出して缶体などの内壁面に
まで到達することはなく、したがつて缶体など
の内壁面が薬液によつて侵されて流体が外部へ
漏れることがない。
(2) PTFE切削シートは、熱溶融性フツ素樹脂フ
イルムによつて強固に接着されており、PTFE
シートが熱溶融性フツ素樹脂フイルムから剥離
することはなく、したがつて信頼性に優れたラ
イニング用シートが得られる。
以上のように、本考案に係るPTFEライニング
用シートを用いることにより、非常に安定したシ
ートライニング製品が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る四フツ化エチレン樹脂ラ
イニングシートの斜視図であり、第2図は本考案
に係る四フツ化エチレン樹脂ライニングシートを
用いてライニングされたタンクの断面図であり、
第3図はそのタンクの一部拡大断面図である。 1……四フツ化エチレン樹脂ライニングシー
ト、2a,2b……四フツ化エチレン樹脂シー
ト、3……熱溶融性フツ素樹脂フイルム、4……
タンク、6……ピンホール。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 二枚以上の四フツ化エチレン樹脂切削シート
    が熱溶融性フツ素樹脂フイルムを介して加熱圧
    着されていることを特徴とする四フツ化エチレ
    ン樹脂ライニング用シート。 (2) 熱溶融性フツ素樹脂フイルムが、テトラフル
    オロエチレンとパーフルオロアルキルビニルエ
    ーテルとの共重合体であるPFA、テトラフル
    オロエチレンとヘキサフルオロプロピレンとの
    共重合体であるFEP、テトラフルオロエチレ
    ンとヘキサフルオロプロピレンとパーフルオロ
    アルキルビニルエーテルとの共重合体でEPE
    である実用新案登録請求の範囲第1項に記載の
    四フツ化エチレン樹脂ライニング用シート。
JP6197885U 1985-04-25 1985-04-25 Expired JPH0325960Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6197885U JPH0325960Y2 (ja) 1985-04-25 1985-04-25

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JP6197885U JPH0325960Y2 (ja) 1985-04-25 1985-04-25

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JPS61177837U JPS61177837U (ja) 1986-11-06
JPH0325960Y2 true JPH0325960Y2 (ja) 1991-06-05

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