JPH0327645B2 - - Google Patents
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- JPH0327645B2 JPH0327645B2 JP60284352A JP28435285A JPH0327645B2 JP H0327645 B2 JPH0327645 B2 JP H0327645B2 JP 60284352 A JP60284352 A JP 60284352A JP 28435285 A JP28435285 A JP 28435285A JP H0327645 B2 JPH0327645 B2 JP H0327645B2
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
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Description
(産業上の利用分野)
本発明は改質ポリエステル繊維に関し、詳細に
は制電性及び物性に優れ、製糸性が良好で更に耐
アルカリ性が改良され、良好な制電性と物性を維
持しつつアルカリ減量加工による風合改善が可能
な改質ポリエステル繊維に関する。 (従来技術) ポリエステルは多くの優れた特性を有するため
に、合成繊維として広く使用されている。しかし
ながら、ポリエステルは電気抵抗が高く、静電気
が発生しやすいため製糸時、加工時、使用時等に
おいて種々のトラブルを発生しやすい欠点があ
る。 従来より、この欠点を解決するため種々の方法
が提案されている。例えば、ポリオキシアルキレ
ングリコールをポリエステルに配合する方法が知
られているが、この方法でポリエステル繊維に充
分な制電性を発揮させるには、15〜20重量%もの
多量のポリオキシアルキレングリコールを要し、
得られる制電性ポリエステル繊維は物性、特に熱
的性質が大幅に低下し、使用に耐えない。 この欠点を解消するため、ポリオキシアルキレ
ングリコールとしてポリエステルに実質的に不溶
性の平均分子量10000〜30000のポリオキシアルキ
レングリコールを使用し、更にアルキルベンゼン
スルホン酸ナトリウムやアルキルスルホン酸ナト
リウムの如きスルホン酸金属塩を配合する方法も
知られている。この方法によれば、制電剤のトー
タル使用量を減じ、物性低下の比較的少ない制電
性ポリエステル繊維を得ることができる。しかし
ながら、この方法によつて得られる制電性ポリエ
ステル繊維においても、なお制電剤の使用量は多
く、そのため化学的には染色堅牢度の低下、物理
的にはフイブリル化し易い欠点がある。その上ア
ルカリ処理による強度低下が著しく、ポリエステ
ル繊維の風合改善のために、一般に多く行われて
いるアルカリ減量加工に耐えない。 更に、ポリエステルに実質的に不溶性のポリオ
キシアルキレングリコールとスルホン酸金属塩と
からなる上記の制電剤の少量(高々3重量%)を
含有せしめたポリエステルを中空繊維に溶融紡糸
することによつて、制電剤の大半を繊維中空部の
周辺に凝集局在化せしめ、アルカリ減量処理によ
る風合改善を可能にする方法が提案されている。
しかしながら、かかる方法で充分な制電性をポリ
エステル繊維に付与するためには、製糸条件等を
厳密にコントロールして制電剤の中空部周辺への
ブリードアウトを制御する必要があり、製糸コス
トが高くなる。また、中空部が存在するために、
染色した際の色の深みや鮮明性が低下する欠点が
ある。 一方、芯鞘複合繊維の芯部に制電剤を高濃度に
局在化させてアルカリ減量処理を可能にする方法
が提案されているが、複合繊維であるため製糸コ
ストが著しく上昇する欠点がある。 他方、ポリエステルに可溶性の低分子量ポリオ
キシアルキレングリコールとアルキルスルホン酸
金属塩とを配合したポリエステルよりなる制電性
フイルムの製造法が提案されている。しかしなが
ら、この方法を繊維の製造に応用したところ、得
られる末延伸糸を延伸、熱固定、特に熱固定する
際に制電性が大幅に低下し、更にその後の精練
時、染色時、洗濯時にも制電性が著しく低下す
る。 以上述べたように、従来技術では風合改善に必
要な減量率約20重量%以上の高アルカリ減量加工
に耐える制電性ポリエステルのレギユラー中実繊
維は未だ得られず、その出現が強く望まれてい
た。 (発明の目的) 本発明者は、上記したような欠点を解消し、優
れた制電性と物性、特に優れた機械的物性と耐ア
ルカリ性を有するポリエステル繊維を提供せんと
して鋭意検討を行つた。その結果、片末端封鎖ポ
リオキシアルキレングリコールを主鎖末端に共重
合したポリエステルは主鎖末端に共重合したポリ
オキシアルキレングリコールが特異的に作用する
ためか、両末端末封鎖のポリオキシアルキレング
リコールをポリエステル主鎖中に共重合せしめた
ポリエステルや、ポリエステルに不溶性のポリオ
キシアルキレングリコールをポリエステルマトリ
ツクス中にブレンドしたポリエステルに比較し
て、アルキルスルホン酸ナトリウムやアルキルベ
ンゼンスルホン酸ナトリウムの如きスルホン酸金
属塩を配合せしめ、しかる後溶融紡糸して繊維に
した際、格段に優れた制電性及びその洗濯耐久性
を呈することを知つた。本発明者はこれらの知見
に基づいて更に検討した結果、驚くべきことに、
かかる片末端封鎖ポリオキシアルキレングリコー
ルの特定量が主鎖末端に共重合され且つスルホン
酸金属塩の特定量を含有するポリエステルからな
る繊維は、風合改善に必要な減量率約20重量%以
上の高アルカリ減量加工を施しても、実用上充分
な強度及び耐フイブリル性を有すると共に良好な
制電性及びその洗濯耐久性が維持され、且つ染色
品の色彩鮮明性や堅牢度も良好である等、特別に
中空繊維になすことなく中実繊維であつても制電
性ポリエステルとして極めて高いポテンシヤルを
有する繊維を得ることが可能となることを知見し
た。本発明者はこれらの知見に基づいて更に重ね
て検討した結果、本発明を完成したものである。 (発明の構成) 即ち、本発明は下記一般式() R1O(R2O)nH …() 〔式中、R1は炭化水素、R2はアルキレン基、n
は重合度を示す正の整数である。〕 で表わされる片末端を封鎖したポリオキシアルキ
レングリコールが少なくとも一部の末端に共重合
されたポリエステルであつて、封鎖された末端が
ポリエステルを構成する二官能性カルボン酸成分
に対して0.01〜4.0モル%であり、且つ該ポリエ
ステルと非反応性のスルホン酸金属塩を0.01〜
2.0重量%(ポリエステル基準)含有したポリエ
ステルよりなる改質ポリエステル繊維に係るもの
である。 本発明でいうポリエステルは、テレフタル酸を
主たる酸成分とし、炭素数2〜6のアルキレング
リコール、即ちエチレングリコール、トリメチレ
ングリコール、テトラメチレングリコール、ペン
タメチレングリコール及びヘキサメチレングリコ
ールから選ばれた少なくとも一種のグリコールを
主たるグリコール成分とするポリエステルを対象
とする。かかるポリエステルは、その酸成分であ
るテレフタル酸の一部を他の二官能性カルボン酸
で置きかえてもよい。このような他のカルボン酸
としては例えばイソフタル酸、5−ナトリウムス
ルホイソフタル酸、ナフタリンジカルボン酸、ジ
フエニルジカルボン酸、ジフエノキシエタンジカ
ルボン酸、β−オキシエトキシ安息香酸、p−オ
キシ安息香酸の如き二官能性芳香族カルボン酸、
セバシン酸、アジピン酸、蓚酸の如き二官能性脂
肪族カルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカル
ボン酸の如き二官能性脂環族カルボン酸等をあげ
ることができる。また、ポリエステルのグリコー
ル成分の一部を他のグリコール成分で置きかえて
もよく、かかるグリコールとしては、主成分以外
の上記グリコール及び他のジオール化合物、例え
ばシクロヘキサン−1,4−ジメタノール、ネオ
ペンチルグリコール、ビスフエノールA、ビスフ
エノールSの如き脂肪族、脂環族、芳香族のジオ
ール化合物、両末端が末封鎖のポリオキシアルキ
レングリコール等があげられる。 かかるポリエステルは任意の方法によつて、製
造することができる。例えば、ポリエチレンテレ
フタレートについて説明すれば、テレフタル酸と
エチレングリコールとを直接エステル化反応させ
るか、テレフタル酸ジメチルの如きテレフタル酸
の低級アルキルエステルとエチレングリコールと
をエステル交換反応させるか又はテレフタル酸と
エチレンオキサイドを反応させるかして、テレフ
タル酸のグリコールエステル及び/又はその低重
合体を生成させる第1段反応、次いでその生成物
を減圧下加熱して所望の重合度になるまで重縮合
反応させる第2段の反応とによつて容易に製造さ
れる。 本発明においては上記ポリエステルよりなるポ
リマー鎖の少なくとも一部の末端に、下記一般式
() R1O(R2O)nH …() で表わされる片末端を封鎖したポリオキシアルキ
レングリコールが共重合されていることが必要で
ある。この式中、R1は炭化水素基を示し、アル
キル基、シクロアルキル基、アリール基又はアル
キルアリール基が好ましい。R2はアルキレン基
であり、通常炭素数2〜4のアルキレン基が好ま
しい。具体的にはエチレン基、プロピレン基、テ
トラメチレン基が例示される。また、2種以上の
混合、例えばエチレン基とプロピレン基とをもつ
た共重合体であつてもよい。nは重合度を示す正
の整数であり、30〜140の範囲が好ましい。 かかる片末端封鎖ポリオキシアルキレングリコ
ールの好ましい具体例としては、ポリオキシエチ
レングリコールモノメチルエーテル、ポリオキシ
エチレングリコールモノフエニルエーテル、ポリ
オキシエチレングリコールモノオクチルフエニル
エーテル、ポリオキシエチレングリコールモノノ
ニルフエニルエーテル、ポリオキシエチレングリ
コールモノセチルエーテル、ポリオキシプロピレ
ングリコールモノフエニルエーテル、ポリオキシ
プロピレングリコールモノフエニルエーテル、ポ
リオキシプロピレングリコールモノノニルフエニ
ルエーテル、ポリオキシプロピレングリコールモ
ノノニルフエニルエーテル、ポリオキシテトラメ
チレングリコールモノメチルエーテル、ポリオキ
シエチレングリコール/ポリオキシプロピレング
リコール共重合体のモノメチルエーテル等をあげ
ることができる。 上記の片末端封鎖ポリオキシアルキレングリコ
ールをポリエステル鎖の末端に共重合するには、
前述したポリエステルの合成が完成する以前の任
意の段階、例えば第1段の反応開始前、反応中、
反応終了後、第2段の反応中などの任意の段階で
添加し、添加後製造反応を完結すればよい。この
際その使用量は、あまりに少ないと最終的に得ら
れるポリエステル繊維の制電性能及びその洗濯耐
久性が不充分になり、逆にあまりに多いと重縮合
反応の過程においてポリエステルの重合度があま
りに低いレベルで頭打ちになるため最終的に得ら
れるポリエステル繊維の強度等の糸物性が悪化す
るようになるので、ポリエステルを構成する二官
能性カルボン酸成分に対し、0.01〜4.0モル%の
範囲であり、なかでも0.1〜3.0モル%の範囲が好
ましい。 本発明の改質ポリエステル繊維を構成するポリ
エステルは、上記した片末端封鎖ポリオキシアル
キレングリコールが共重合されていると共に、該
ポリエステルと非反応性のスルホン酸金属塩を含
有することが、得られるポリエステル繊維の制電
性及びその洗濯耐久性発現のために必要である。 かかるポリエステルと非反応性のスルホン酸金
属塩としては、例えば下記式()で示されるエス
テル結合形成能をもたないスルホン酸第4級オニ
ウム塩があげられるが、これに限定されるもので
はない。 R3SO3M …() 〔R3は炭素数3〜30のアルキル基又は炭素数7
〜40のアリール基若しくはアルキルアリール基、
Mはアルカリ金属又はアルカリ土類金属を示す。〕 上記式()においてR3がアルキル基又はアルキ
ルアリール基のときはアルキル基は直鎖状であつ
ても又は分岐した側鎖を有していてもよい。Mは
Na、K、Li等のアルカリ金属又はMg、Ca等の
アルカリ土類金属であり、なかでもLi、Na、K
が好ましい。かかるスルホン酸金属塩は1種のみ
を単独で用いても2種以上を混合して使用しても
よい。好ましい具体例としてはステアリルスルホ
ン酸ナトリウム、オクチルスルホン酸ナトリウ
ム、ドデシルスルホン酸ナトリウム、炭素数の平
均が14であるアルキルスルホン酸ナトリウム混合
物、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム(ハ
ード型、ソフト型)、ドデシルベンゼンスルホン
酸リチウム(ハード型、ソフト型)、ドデシルゼ
ンゼンスルホン酸マグネシウム(ハード型、ソフ
ト型)等をあげることができる。 かかるスルホン酸金属塩をポリエステルに配合
するには任意の方法が採用できる。即ち、ポリエ
ステルの紡糸が終了するまでの任意の段階、例え
ば前述した第1段の反応開始前、反応中、反応終
了後、第2段の反応中、反応終了時であつてまだ
溶融状態にある時点、粉粒状態、紡糸段階等にお
いて添加すればよい。また、第2段の反応の中期
以前に添加するときは、グリコール等の溶媒に溶
解又は分散させて添加してもよい。 かかるスルホン酸金属塩の添加量は、基体とす
るポリエステルに対して0.01〜2.0重量%の範囲
である。0.01重量%よりも少ないときは、前述の
片末端封鎖ポリオキシアルキレングリコールを充
分な量使用しても充分な制電効果が得られない。
即ち、スルホン酸金属塩を0.01重量%以上使用す
ることによつて、はじめてポリエステル主鎖末端
に共重合したポリオキシアルキレングリコールと
の相乗効果が得られ、制電効果が奏せられる。こ
の量を多くするに従つて制電性を向上するが、
2.0重量%を越えるともはや制電効果は著しい向
上を示さず、かえつて強度低下やフイブリル化現
象が生起するようになり、また耐アルカリ性が不
充分となつてアルカリ減量加工に耐えなくなる。 本発明の改質ポリエステル繊維を構成するポリ
エステルは、上述したように片末端封鎖ポリオキ
シアルキレングリコールが共重合され且つスルホ
ン酸金属塩が含有されているが、更にポリ有機シ
ロキサンを含有させると、制電性及びその洗濯耐
久性が更に向上するので好ましい。 かかるポリ有機シロキサンとしては例えばジメ
チルポリシロキサン、メチルエチルポリシロキサ
ン、メチルプロピルポリシロキサン、メチルブチ
ルポリシロキサン、メチルアミルポリシロキサ
ン、メチルヘキシルポリシロキサン、メチルオク
チルポリシロキサン、メチルデシルポリシロキサ
ン、メチルドデシルポリシロキサン、メチルデシ
ルポリシロキサン、メチルドデシルポリシロキサ
ン、メチルテトラデシルポリシロキサン、メチル
フエニルポリシロキサン、ジフエニルポリシロキ
サンまたはこれらの共重合体等をあげることがで
きる。 かかるポリ有機シロキサンの分子量は100000以
下が好ましく、なかでも50000以下が特に好まし
い。分子量が100000を超えた場合、ポリエステル
中での均一分散性が低下し、制電性改善効果が低
下する傾向がある。また、ポリ有機シロキサンの
25℃で測定した粘度は10000センチストークス以
下が好ましく、なかでも5000センチストークス以
下が特に好ましい。 ポリ有機シロキサンとしては、上記したもの以
外にポリエーテル変性シリコーンオイルを好まし
く使用することができる。かかるポリエーテル変
性シリコーンオイルとしては、例えば下記一般式
() 〔式中、R′は炭素数1〜4の低級アルキル基、
Rは炭素数1〜4の低級アルキル基、R″は水素
又は低級アルキル基、m及びbは0又は1以上の
整数、n及びaは1以上の整数である。〕 で表わされるシリコーン化合物をあげることがで
きる。 特にポリエーテル変性シリコーンオイルの好ま
しい具体例として下記一般式()で示されるもの
の(信越化学(株)製)をあげることができる。
は制電性及び物性に優れ、製糸性が良好で更に耐
アルカリ性が改良され、良好な制電性と物性を維
持しつつアルカリ減量加工による風合改善が可能
な改質ポリエステル繊維に関する。 (従来技術) ポリエステルは多くの優れた特性を有するため
に、合成繊維として広く使用されている。しかし
ながら、ポリエステルは電気抵抗が高く、静電気
が発生しやすいため製糸時、加工時、使用時等に
おいて種々のトラブルを発生しやすい欠点があ
る。 従来より、この欠点を解決するため種々の方法
が提案されている。例えば、ポリオキシアルキレ
ングリコールをポリエステルに配合する方法が知
られているが、この方法でポリエステル繊維に充
分な制電性を発揮させるには、15〜20重量%もの
多量のポリオキシアルキレングリコールを要し、
得られる制電性ポリエステル繊維は物性、特に熱
的性質が大幅に低下し、使用に耐えない。 この欠点を解消するため、ポリオキシアルキレ
ングリコールとしてポリエステルに実質的に不溶
性の平均分子量10000〜30000のポリオキシアルキ
レングリコールを使用し、更にアルキルベンゼン
スルホン酸ナトリウムやアルキルスルホン酸ナト
リウムの如きスルホン酸金属塩を配合する方法も
知られている。この方法によれば、制電剤のトー
タル使用量を減じ、物性低下の比較的少ない制電
性ポリエステル繊維を得ることができる。しかし
ながら、この方法によつて得られる制電性ポリエ
ステル繊維においても、なお制電剤の使用量は多
く、そのため化学的には染色堅牢度の低下、物理
的にはフイブリル化し易い欠点がある。その上ア
ルカリ処理による強度低下が著しく、ポリエステ
ル繊維の風合改善のために、一般に多く行われて
いるアルカリ減量加工に耐えない。 更に、ポリエステルに実質的に不溶性のポリオ
キシアルキレングリコールとスルホン酸金属塩と
からなる上記の制電剤の少量(高々3重量%)を
含有せしめたポリエステルを中空繊維に溶融紡糸
することによつて、制電剤の大半を繊維中空部の
周辺に凝集局在化せしめ、アルカリ減量処理によ
る風合改善を可能にする方法が提案されている。
しかしながら、かかる方法で充分な制電性をポリ
エステル繊維に付与するためには、製糸条件等を
厳密にコントロールして制電剤の中空部周辺への
ブリードアウトを制御する必要があり、製糸コス
トが高くなる。また、中空部が存在するために、
染色した際の色の深みや鮮明性が低下する欠点が
ある。 一方、芯鞘複合繊維の芯部に制電剤を高濃度に
局在化させてアルカリ減量処理を可能にする方法
が提案されているが、複合繊維であるため製糸コ
ストが著しく上昇する欠点がある。 他方、ポリエステルに可溶性の低分子量ポリオ
キシアルキレングリコールとアルキルスルホン酸
金属塩とを配合したポリエステルよりなる制電性
フイルムの製造法が提案されている。しかしなが
ら、この方法を繊維の製造に応用したところ、得
られる末延伸糸を延伸、熱固定、特に熱固定する
際に制電性が大幅に低下し、更にその後の精練
時、染色時、洗濯時にも制電性が著しく低下す
る。 以上述べたように、従来技術では風合改善に必
要な減量率約20重量%以上の高アルカリ減量加工
に耐える制電性ポリエステルのレギユラー中実繊
維は未だ得られず、その出現が強く望まれてい
た。 (発明の目的) 本発明者は、上記したような欠点を解消し、優
れた制電性と物性、特に優れた機械的物性と耐ア
ルカリ性を有するポリエステル繊維を提供せんと
して鋭意検討を行つた。その結果、片末端封鎖ポ
リオキシアルキレングリコールを主鎖末端に共重
合したポリエステルは主鎖末端に共重合したポリ
オキシアルキレングリコールが特異的に作用する
ためか、両末端末封鎖のポリオキシアルキレング
リコールをポリエステル主鎖中に共重合せしめた
ポリエステルや、ポリエステルに不溶性のポリオ
キシアルキレングリコールをポリエステルマトリ
ツクス中にブレンドしたポリエステルに比較し
て、アルキルスルホン酸ナトリウムやアルキルベ
ンゼンスルホン酸ナトリウムの如きスルホン酸金
属塩を配合せしめ、しかる後溶融紡糸して繊維に
した際、格段に優れた制電性及びその洗濯耐久性
を呈することを知つた。本発明者はこれらの知見
に基づいて更に検討した結果、驚くべきことに、
かかる片末端封鎖ポリオキシアルキレングリコー
ルの特定量が主鎖末端に共重合され且つスルホン
酸金属塩の特定量を含有するポリエステルからな
る繊維は、風合改善に必要な減量率約20重量%以
上の高アルカリ減量加工を施しても、実用上充分
な強度及び耐フイブリル性を有すると共に良好な
制電性及びその洗濯耐久性が維持され、且つ染色
品の色彩鮮明性や堅牢度も良好である等、特別に
中空繊維になすことなく中実繊維であつても制電
性ポリエステルとして極めて高いポテンシヤルを
有する繊維を得ることが可能となることを知見し
た。本発明者はこれらの知見に基づいて更に重ね
て検討した結果、本発明を完成したものである。 (発明の構成) 即ち、本発明は下記一般式() R1O(R2O)nH …() 〔式中、R1は炭化水素、R2はアルキレン基、n
は重合度を示す正の整数である。〕 で表わされる片末端を封鎖したポリオキシアルキ
レングリコールが少なくとも一部の末端に共重合
されたポリエステルであつて、封鎖された末端が
ポリエステルを構成する二官能性カルボン酸成分
に対して0.01〜4.0モル%であり、且つ該ポリエ
ステルと非反応性のスルホン酸金属塩を0.01〜
2.0重量%(ポリエステル基準)含有したポリエ
ステルよりなる改質ポリエステル繊維に係るもの
である。 本発明でいうポリエステルは、テレフタル酸を
主たる酸成分とし、炭素数2〜6のアルキレング
リコール、即ちエチレングリコール、トリメチレ
ングリコール、テトラメチレングリコール、ペン
タメチレングリコール及びヘキサメチレングリコ
ールから選ばれた少なくとも一種のグリコールを
主たるグリコール成分とするポリエステルを対象
とする。かかるポリエステルは、その酸成分であ
るテレフタル酸の一部を他の二官能性カルボン酸
で置きかえてもよい。このような他のカルボン酸
としては例えばイソフタル酸、5−ナトリウムス
ルホイソフタル酸、ナフタリンジカルボン酸、ジ
フエニルジカルボン酸、ジフエノキシエタンジカ
ルボン酸、β−オキシエトキシ安息香酸、p−オ
キシ安息香酸の如き二官能性芳香族カルボン酸、
セバシン酸、アジピン酸、蓚酸の如き二官能性脂
肪族カルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカル
ボン酸の如き二官能性脂環族カルボン酸等をあげ
ることができる。また、ポリエステルのグリコー
ル成分の一部を他のグリコール成分で置きかえて
もよく、かかるグリコールとしては、主成分以外
の上記グリコール及び他のジオール化合物、例え
ばシクロヘキサン−1,4−ジメタノール、ネオ
ペンチルグリコール、ビスフエノールA、ビスフ
エノールSの如き脂肪族、脂環族、芳香族のジオ
ール化合物、両末端が末封鎖のポリオキシアルキ
レングリコール等があげられる。 かかるポリエステルは任意の方法によつて、製
造することができる。例えば、ポリエチレンテレ
フタレートについて説明すれば、テレフタル酸と
エチレングリコールとを直接エステル化反応させ
るか、テレフタル酸ジメチルの如きテレフタル酸
の低級アルキルエステルとエチレングリコールと
をエステル交換反応させるか又はテレフタル酸と
エチレンオキサイドを反応させるかして、テレフ
タル酸のグリコールエステル及び/又はその低重
合体を生成させる第1段反応、次いでその生成物
を減圧下加熱して所望の重合度になるまで重縮合
反応させる第2段の反応とによつて容易に製造さ
れる。 本発明においては上記ポリエステルよりなるポ
リマー鎖の少なくとも一部の末端に、下記一般式
() R1O(R2O)nH …() で表わされる片末端を封鎖したポリオキシアルキ
レングリコールが共重合されていることが必要で
ある。この式中、R1は炭化水素基を示し、アル
キル基、シクロアルキル基、アリール基又はアル
キルアリール基が好ましい。R2はアルキレン基
であり、通常炭素数2〜4のアルキレン基が好ま
しい。具体的にはエチレン基、プロピレン基、テ
トラメチレン基が例示される。また、2種以上の
混合、例えばエチレン基とプロピレン基とをもつ
た共重合体であつてもよい。nは重合度を示す正
の整数であり、30〜140の範囲が好ましい。 かかる片末端封鎖ポリオキシアルキレングリコ
ールの好ましい具体例としては、ポリオキシエチ
レングリコールモノメチルエーテル、ポリオキシ
エチレングリコールモノフエニルエーテル、ポリ
オキシエチレングリコールモノオクチルフエニル
エーテル、ポリオキシエチレングリコールモノノ
ニルフエニルエーテル、ポリオキシエチレングリ
コールモノセチルエーテル、ポリオキシプロピレ
ングリコールモノフエニルエーテル、ポリオキシ
プロピレングリコールモノフエニルエーテル、ポ
リオキシプロピレングリコールモノノニルフエニ
ルエーテル、ポリオキシプロピレングリコールモ
ノノニルフエニルエーテル、ポリオキシテトラメ
チレングリコールモノメチルエーテル、ポリオキ
シエチレングリコール/ポリオキシプロピレング
リコール共重合体のモノメチルエーテル等をあげ
ることができる。 上記の片末端封鎖ポリオキシアルキレングリコ
ールをポリエステル鎖の末端に共重合するには、
前述したポリエステルの合成が完成する以前の任
意の段階、例えば第1段の反応開始前、反応中、
反応終了後、第2段の反応中などの任意の段階で
添加し、添加後製造反応を完結すればよい。この
際その使用量は、あまりに少ないと最終的に得ら
れるポリエステル繊維の制電性能及びその洗濯耐
久性が不充分になり、逆にあまりに多いと重縮合
反応の過程においてポリエステルの重合度があま
りに低いレベルで頭打ちになるため最終的に得ら
れるポリエステル繊維の強度等の糸物性が悪化す
るようになるので、ポリエステルを構成する二官
能性カルボン酸成分に対し、0.01〜4.0モル%の
範囲であり、なかでも0.1〜3.0モル%の範囲が好
ましい。 本発明の改質ポリエステル繊維を構成するポリ
エステルは、上記した片末端封鎖ポリオキシアル
キレングリコールが共重合されていると共に、該
ポリエステルと非反応性のスルホン酸金属塩を含
有することが、得られるポリエステル繊維の制電
性及びその洗濯耐久性発現のために必要である。 かかるポリエステルと非反応性のスルホン酸金
属塩としては、例えば下記式()で示されるエス
テル結合形成能をもたないスルホン酸第4級オニ
ウム塩があげられるが、これに限定されるもので
はない。 R3SO3M …() 〔R3は炭素数3〜30のアルキル基又は炭素数7
〜40のアリール基若しくはアルキルアリール基、
Mはアルカリ金属又はアルカリ土類金属を示す。〕 上記式()においてR3がアルキル基又はアルキ
ルアリール基のときはアルキル基は直鎖状であつ
ても又は分岐した側鎖を有していてもよい。Mは
Na、K、Li等のアルカリ金属又はMg、Ca等の
アルカリ土類金属であり、なかでもLi、Na、K
が好ましい。かかるスルホン酸金属塩は1種のみ
を単独で用いても2種以上を混合して使用しても
よい。好ましい具体例としてはステアリルスルホ
ン酸ナトリウム、オクチルスルホン酸ナトリウ
ム、ドデシルスルホン酸ナトリウム、炭素数の平
均が14であるアルキルスルホン酸ナトリウム混合
物、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム(ハ
ード型、ソフト型)、ドデシルベンゼンスルホン
酸リチウム(ハード型、ソフト型)、ドデシルゼ
ンゼンスルホン酸マグネシウム(ハード型、ソフ
ト型)等をあげることができる。 かかるスルホン酸金属塩をポリエステルに配合
するには任意の方法が採用できる。即ち、ポリエ
ステルの紡糸が終了するまでの任意の段階、例え
ば前述した第1段の反応開始前、反応中、反応終
了後、第2段の反応中、反応終了時であつてまだ
溶融状態にある時点、粉粒状態、紡糸段階等にお
いて添加すればよい。また、第2段の反応の中期
以前に添加するときは、グリコール等の溶媒に溶
解又は分散させて添加してもよい。 かかるスルホン酸金属塩の添加量は、基体とす
るポリエステルに対して0.01〜2.0重量%の範囲
である。0.01重量%よりも少ないときは、前述の
片末端封鎖ポリオキシアルキレングリコールを充
分な量使用しても充分な制電効果が得られない。
即ち、スルホン酸金属塩を0.01重量%以上使用す
ることによつて、はじめてポリエステル主鎖末端
に共重合したポリオキシアルキレングリコールと
の相乗効果が得られ、制電効果が奏せられる。こ
の量を多くするに従つて制電性を向上するが、
2.0重量%を越えるともはや制電効果は著しい向
上を示さず、かえつて強度低下やフイブリル化現
象が生起するようになり、また耐アルカリ性が不
充分となつてアルカリ減量加工に耐えなくなる。 本発明の改質ポリエステル繊維を構成するポリ
エステルは、上述したように片末端封鎖ポリオキ
シアルキレングリコールが共重合され且つスルホ
ン酸金属塩が含有されているが、更にポリ有機シ
ロキサンを含有させると、制電性及びその洗濯耐
久性が更に向上するので好ましい。 かかるポリ有機シロキサンとしては例えばジメ
チルポリシロキサン、メチルエチルポリシロキサ
ン、メチルプロピルポリシロキサン、メチルブチ
ルポリシロキサン、メチルアミルポリシロキサ
ン、メチルヘキシルポリシロキサン、メチルオク
チルポリシロキサン、メチルデシルポリシロキサ
ン、メチルドデシルポリシロキサン、メチルデシ
ルポリシロキサン、メチルドデシルポリシロキサ
ン、メチルテトラデシルポリシロキサン、メチル
フエニルポリシロキサン、ジフエニルポリシロキ
サンまたはこれらの共重合体等をあげることがで
きる。 かかるポリ有機シロキサンの分子量は100000以
下が好ましく、なかでも50000以下が特に好まし
い。分子量が100000を超えた場合、ポリエステル
中での均一分散性が低下し、制電性改善効果が低
下する傾向がある。また、ポリ有機シロキサンの
25℃で測定した粘度は10000センチストークス以
下が好ましく、なかでも5000センチストークス以
下が特に好ましい。 ポリ有機シロキサンとしては、上記したもの以
外にポリエーテル変性シリコーンオイルを好まし
く使用することができる。かかるポリエーテル変
性シリコーンオイルとしては、例えば下記一般式
() 〔式中、R′は炭素数1〜4の低級アルキル基、
Rは炭素数1〜4の低級アルキル基、R″は水素
又は低級アルキル基、m及びbは0又は1以上の
整数、n及びaは1以上の整数である。〕 で表わされるシリコーン化合物をあげることがで
きる。 特にポリエーテル変性シリコーンオイルの好ま
しい具体例として下記一般式()で示されるもの
の(信越化学(株)製)をあげることができる。
【表】
上記ポリ有機シロキサンは1種を単独で使用し
ても、また2種以上を併用してもよい。 かかるポリ有機シロキサンをポリエステル中に
含有させるには、前述したポリエステル繊維の製
造が完了する以前の任意の段階、例えば第1段の
反応開始前、反応中、反応終了後及び第2段の反
応中などの任意の段階で添加し、添加後製造反応
を完結すればよい。その使用量は、ポリエステル
に対して0.001重量%未満である場合には、ポリ
有機シロキサンの使用によるポリエステル繊維の
制電性能及びその洗濯耐久性の向上が不充分とな
るので、0.001重量%以上の量が好ましい。逆に、
この量があまりに多くなると、ポリエステルを製
糸化する際の紡糸性や延伸性等の製糸化パフオー
マンスが不良化するようになるので、その使用量
はポリエステルに対して0.5重量%以下となる量
の範囲に抑えるのが好ましい。 このようにして得られた改質ポリエステルを繊
維にするには、格別の方法を採用する必要はな
く、通常のポリエステル繊維の溶融紡糸方法が任
意に採用される。ここで紡出する繊維は中空部を
有しない中実繊維であつても、中空部を有する中
空繊維であつてもよい。また紡出する繊維の横断
面における外形や中空部の形状は、円形であつて
も異形であつてもよい。 (発明の効果) 本発明の改質ポリエステル繊維は著しく改善さ
れた制電効果とその洗濯耐久性を有すると共に優
れた機械的特性を有するために、静電気によるま
つわりつきやほこり付着が問題となる衣料用分野
で特に有用である(例えば、ランジエリーなどの
女性インナー用途、裏地、無塵衣分野等)。 周知の如く、ポリエステル繊維は風合改善を目
的としたアルカリ減量加工が施される場合が多い
が、本発明の繊維の制電効果はアルカリ減量によ
つて何等影響されず、またアルカリ減量による機
械的物性の低下も極めて少ないため、アルカリ減
量処理による風合改善が可能であり、制電シルキ
ー分野での表地としての使用が可能である。 更に、本発明のポリエステル繊維によれば、従
来の複合繊維タイプ(芯鞘複合繊維の芯部に制電
剤を高濃度に局在化させてアルカリ処理を可能に
したもの)や中空繊維タイプ(ポリエステル中空
繊維の中空部周辺に制電剤を局在化してアルカリ
処理を可能にしたもの)の制電性ポリエステル繊
維に比較して、格別の紡糸を行う必要がなく、製
糸コスト、銘柄多様化(異形断面、細デニール化
容易)、染色品の色の深み・鮮明性等の点で格段
に優れている。 なお、本発明のポリエステル繊維には必要に応
じて任意の添加剤、例えば触媒、着色防止剤、耐
熱剤、難燃剤、螢光増白剤、酸化防止剤、艶消
剤、着色剤、無機微粒子等が含まれていてもよ
い。なかでも、本発明のポリエステル繊維中に、
立体障害フエノール系化合物、トリアゾール系化
合物の如き酸化防止剤を配合することは好ましい
ことである。 (実施例) 以下に実施例をあげて更に説明する。実施例中
の部及び%はそれぞれ重量部及び重量%を示し、
得られるポリエステル繊維の摩擦帯電圧、染色布
の色の深み、耐フイブリル性、アルカリ処理によ
る強度低下率は以下の方法で測定した。 (1) 摩擦帯電圧 (i) 装置及び材料 回転ドラム式摩擦帯電量測定装置(ロータリ
ースタテイツクテスター)オシロスコープ 摩擦布:木綿ブロード30/−精練漂白無糊仕
上げ (ii) 試験片の調製 巻き込み式:3.8cm×30cm 金わく式 :4.0cm×8.0cm それぞれ縦長に3枚採取する。更に、摩擦
布の木綿ブロード(30/−)を2.5cm×14.0
cm縦長に3枚採取する。 (iii) 試験の操作 調湿:50±2%RHのデシケータ中に一
昼夜以上放置する。 測定室の雰囲気:20±2℃、50±2%
RH 試料:重ね枚数1枚 ドラム回転数:700r.p.m. 帯電平衡時間:1分間 接圧荷重:600g 試験片を1枚表を上にしてロータリースタ
テイツクテスターの回転ドラムに取付け、更
に下部の両端のクリツプに摩擦布1枚を試験
布と接触する位置で平行に取り付け、600g
の荷重をかける。記録計(5cm/分)、回転
ドラム、オシロスコープの順に操作し、帯電
平衡に達した時、摩擦帯電圧(V)及び極値
(±、−)を読み、3枚の平均値で表わす(整
数位10位まで)。 なお、制電効果と摩擦帯電圧との関係につ
いては摩擦帯電圧がおよそ2000V以下であれ
ば制電効果が奏される。 (2) 染色布の色の深み 色の深みを示す尺度としては、深色度(K/
S)を用いた。この値はサンプル布の分光反射
率(R)を島津RC−330型自記分光光度計にて
測定し、次に示すクベルカ−ムンク(Kubelka
−Munk)の式から求めた。この値が大きいほ
ど深色効果が大きいことを示す。 K/S=(1−R)2/2R(測定波長500mμ) なお、Kは吸収係数、Sは散乱係数を示す。 (3) 耐フイブリル性 摩擦堅牢度試験用の学振型平面摩耗機を使用
して、摩擦布としてポリエチレンテレフタレー
ト100%からなるジヨーゼツトを用い、試験布
を500gの荷重下で所定回数平面摩耗して、変
色の発生の程度を変褪色用グレースケールで判
定した。耐摩耗性(耐フイブリル性)が極めて
低い場合を1級とし、極めて高い場合を5級と
した。実用上4級以上が必要である。 (4) アルカリ処理による強度低下率 アルカリ処理する前の布帛を解舒して得た繊
維の強度と、アルカリ処理後の布帛を解舒して
得た繊維の強度を比較した。 実施例 1 テレフタル酸ジメチル100部、エチレングリコ
ール60部、酢酸カルシウム1水塩0.06部(テレフ
タル酸ジメチルに対して0.066モル%)及び整色
剤として酢酸コバルト4水塩0.009部(テレフタ
ル酸ジメチルに対して0.007モル%)をエステル
交換缶に仕込み、窒素ガス雰囲気下4時間かけて
140℃から220℃まで昇温して生成するメタノール
を系外に留去しながらエステル交換反応を行つ
た。エステル交換反応終了後、安定剤としてリン
酸トリメチル0.058部(テレフタル酸ジメチルに
対して0.080モル%)及び第2表記載のポリ有機
シロキサンを表記載の量加えた。次いで10分後に
三酸化アンチモン0.04部(テレフタル酸ジメチル
に対して0.027モル%)を添加し、同時に過剰の
エチレングリコールを追出しながら240℃まで昇
温した後重合缶に移した。重合缶に第2表記載の
ポリオキシエチレングリコールを表記載の量添加
した後、1時間かけて760mmHgから1mmHgまで
減圧し、同時に1時間30分かけて240℃から280℃
まで昇温した。この減圧過程において真空度が3
mmHgに到達した時点から10分後に一旦減圧弁を
閉じ、炭素数8〜20で平均炭素数が14であるアル
キルスルホン酸ナトリウムを第2表記載の量真空
下に添加し、再び減圧弁を開にして減圧した。1
mmHg以下の減圧下、重合温度280℃で更に2時間
重合した時点で酸化防止剤としてイルガノツクス
1010(チバ・ガイギー社製)0.4部を真空下添加
し、その後更に30分間重合した。得られたポリマ
ーの極限粘度〔η〕、軟化点、ポリマー色相L値、
b値を第2表に示した。このポリマーを常法に従
つてチツプ化した。 このチツプを常法により乾燥し、孔径0.3mmの
円形紡糸孔を24個穿設した紡糸口金を使用して
285℃で溶融紡糸し、次いで最終的に得られる延
伸糸の伸度が30%になる延伸倍率で84℃の加熱ロ
ーラーと180℃のプレートヒーターを使つて延伸
熱処理を行い75デニール/24フイラメントの延伸
糸を得た。 得られた延伸糸をメリヤス編地となし、常法に
より精練、プリセツト(180℃×45秒)を行い生
機Aを得た。また、プリセツト後3.5%の水酸化
ナトリウム水溶液で沸騰温度にて処理し、減量率
20%の生機Bを得た。 次いで生機A及び生機BをDianix Black HG
−FS(三菱化成工業(株)製品)15%owfで130℃で
60分間染色後、水酸化ナトリウム1g/及びハ
イドロサルフアイト1g/を含む水溶液にて70
℃で20分間還元洗浄して黒染布を得た。 得られた黒色布は、自動反転式洗濯機に40℃の
温水20を満たし、市販の合成洗剤(商品名ザ
ブ)を40g入れて20分間洗濯し、その後流水にて
20分間すすぎ洗いを行い、乾燥した。 得られた布帛を用いて摩擦帯電圧、色の深み、
耐フイブリル性、アルカリ処理後の強度低下率を
測定した。結果は第2表に示した通りであつた。 実施例 2 実施例1において使用したポリ有機シロキサン
を使用しない以外は実施例1と同様に行つた。結
果は第2表に示した通りであつた。 実施例 3 実施例1において使用したポリオキシエチレン
グリコールの種類を第2表記載のものに代える以
外は実施例1と同様に行い、第2表記載の結果を
得た。 実施例 4 実施例1において使用したポリオキシエチレン
グリコール及びスルホン酸金属塩の使用量を第2
表記載の量とする以外は実施例1と同様に行つ
た。結果は第2表に示す通りであつた。 実施例 5 実施例1において使用したアルキルスルホン酸
ナトリウム1部に代えてハード型ドデシルベンゼ
ンスルホン酸ナトリウム1部を使用する以外は実
施例1と同様に行つた。結果を第2表に示す。 比較例 1 実施例1において使用したポリオキシエチレン
グリコールに代えて両末端末封鎖で平均分子量
2000のポリオキシエチレングリコール(n=45)
を用いる以外は実施例1と同様に行つた。結果は
第2表に示した通りであつた。 比較例 2 平均分子量20000(n=455)のポリオキシエチ
レングリコール1.0%及び炭素数8〜20で平均炭
素数が14であるアルキルスルホン酸ナトリウム
0.5%を配合せしめたポリエチレンテレフタレー
トからなる中空糸(75デニール/24フイラメン
ト、中空率8%)を使つて、実施例1と同様にし
て製編、プリセツト、(アルカリ処理)、染色、還
元洗浄、洗濯を行つた。摩擦帯電圧、染色布の色
の深み、耐フイブリル性及びアルカリ処理後の強
度低下率は第2表に示した通りの結果であつた。 比較例 3 テレフタル酸ジメチル100部、エチレングリコ
ール70部、3,5−ジ(カルボメトキシ)ベンゼ
ンスルホン酸ナトリウム2.67部(テレフタル酸ジ
メチルに対して1.75モル%)、酢酸マンガン四水
塩0.025部、酢酸ナトリウム三水塩0.084部をエス
テル交換缶に仕込み、窒素ガス雰囲気下4時間か
けて140℃から220℃まで昇温して生成するメタノ
ールを系外に留去しながらエステル交換反応を行
つた。エステル交換反応終了後、安定剤として亜
リン酸0.015部、二酸化チタンの20%エチレング
リコールスラリー1.5部及び重縮合触媒として三
酸化アンチモン0.04部を添加し、同時に過剰のエ
チレングリコールを追出しながら240℃まで昇温
した後重合缶に移した。重合缶に平均分子量2000
のポリオキシエチレングリコールモノメチルエー
テル5部を添加した後、1時間かけて760mmHgか
ら1mmHgまで減圧し、同時に1時間30分かけて
240℃から280℃まで昇温した。1mmHg以下の減
圧下、重合温度280℃で更に2時間重合した時点
で酸化防止剤としてイルガノツクス1010(チバ・
ガイギー社製)0.4部を真空下添加し、その後更
に30分間重合した。得られたポリマーの極限粘度
[η]、軟化点、ポリマー色相L値、b値を第3表
に示した。このポリマーを常法に従つてチツプ化
した。 このチツプを用いて、以下実施例1と同様にし
て製編、プリセツト(アルカリ処理)、染色、還
元洗浄、洗濯を行つた。摩擦帯電圧、染色布の色
の深み、耐フイブリル性およびアルカリ処理後の
強度低下率は第3表に示した通りであつた。
ても、また2種以上を併用してもよい。 かかるポリ有機シロキサンをポリエステル中に
含有させるには、前述したポリエステル繊維の製
造が完了する以前の任意の段階、例えば第1段の
反応開始前、反応中、反応終了後及び第2段の反
応中などの任意の段階で添加し、添加後製造反応
を完結すればよい。その使用量は、ポリエステル
に対して0.001重量%未満である場合には、ポリ
有機シロキサンの使用によるポリエステル繊維の
制電性能及びその洗濯耐久性の向上が不充分とな
るので、0.001重量%以上の量が好ましい。逆に、
この量があまりに多くなると、ポリエステルを製
糸化する際の紡糸性や延伸性等の製糸化パフオー
マンスが不良化するようになるので、その使用量
はポリエステルに対して0.5重量%以下となる量
の範囲に抑えるのが好ましい。 このようにして得られた改質ポリエステルを繊
維にするには、格別の方法を採用する必要はな
く、通常のポリエステル繊維の溶融紡糸方法が任
意に採用される。ここで紡出する繊維は中空部を
有しない中実繊維であつても、中空部を有する中
空繊維であつてもよい。また紡出する繊維の横断
面における外形や中空部の形状は、円形であつて
も異形であつてもよい。 (発明の効果) 本発明の改質ポリエステル繊維は著しく改善さ
れた制電効果とその洗濯耐久性を有すると共に優
れた機械的特性を有するために、静電気によるま
つわりつきやほこり付着が問題となる衣料用分野
で特に有用である(例えば、ランジエリーなどの
女性インナー用途、裏地、無塵衣分野等)。 周知の如く、ポリエステル繊維は風合改善を目
的としたアルカリ減量加工が施される場合が多い
が、本発明の繊維の制電効果はアルカリ減量によ
つて何等影響されず、またアルカリ減量による機
械的物性の低下も極めて少ないため、アルカリ減
量処理による風合改善が可能であり、制電シルキ
ー分野での表地としての使用が可能である。 更に、本発明のポリエステル繊維によれば、従
来の複合繊維タイプ(芯鞘複合繊維の芯部に制電
剤を高濃度に局在化させてアルカリ処理を可能に
したもの)や中空繊維タイプ(ポリエステル中空
繊維の中空部周辺に制電剤を局在化してアルカリ
処理を可能にしたもの)の制電性ポリエステル繊
維に比較して、格別の紡糸を行う必要がなく、製
糸コスト、銘柄多様化(異形断面、細デニール化
容易)、染色品の色の深み・鮮明性等の点で格段
に優れている。 なお、本発明のポリエステル繊維には必要に応
じて任意の添加剤、例えば触媒、着色防止剤、耐
熱剤、難燃剤、螢光増白剤、酸化防止剤、艶消
剤、着色剤、無機微粒子等が含まれていてもよ
い。なかでも、本発明のポリエステル繊維中に、
立体障害フエノール系化合物、トリアゾール系化
合物の如き酸化防止剤を配合することは好ましい
ことである。 (実施例) 以下に実施例をあげて更に説明する。実施例中
の部及び%はそれぞれ重量部及び重量%を示し、
得られるポリエステル繊維の摩擦帯電圧、染色布
の色の深み、耐フイブリル性、アルカリ処理によ
る強度低下率は以下の方法で測定した。 (1) 摩擦帯電圧 (i) 装置及び材料 回転ドラム式摩擦帯電量測定装置(ロータリ
ースタテイツクテスター)オシロスコープ 摩擦布:木綿ブロード30/−精練漂白無糊仕
上げ (ii) 試験片の調製 巻き込み式:3.8cm×30cm 金わく式 :4.0cm×8.0cm それぞれ縦長に3枚採取する。更に、摩擦
布の木綿ブロード(30/−)を2.5cm×14.0
cm縦長に3枚採取する。 (iii) 試験の操作 調湿:50±2%RHのデシケータ中に一
昼夜以上放置する。 測定室の雰囲気:20±2℃、50±2%
RH 試料:重ね枚数1枚 ドラム回転数:700r.p.m. 帯電平衡時間:1分間 接圧荷重:600g 試験片を1枚表を上にしてロータリースタ
テイツクテスターの回転ドラムに取付け、更
に下部の両端のクリツプに摩擦布1枚を試験
布と接触する位置で平行に取り付け、600g
の荷重をかける。記録計(5cm/分)、回転
ドラム、オシロスコープの順に操作し、帯電
平衡に達した時、摩擦帯電圧(V)及び極値
(±、−)を読み、3枚の平均値で表わす(整
数位10位まで)。 なお、制電効果と摩擦帯電圧との関係につ
いては摩擦帯電圧がおよそ2000V以下であれ
ば制電効果が奏される。 (2) 染色布の色の深み 色の深みを示す尺度としては、深色度(K/
S)を用いた。この値はサンプル布の分光反射
率(R)を島津RC−330型自記分光光度計にて
測定し、次に示すクベルカ−ムンク(Kubelka
−Munk)の式から求めた。この値が大きいほ
ど深色効果が大きいことを示す。 K/S=(1−R)2/2R(測定波長500mμ) なお、Kは吸収係数、Sは散乱係数を示す。 (3) 耐フイブリル性 摩擦堅牢度試験用の学振型平面摩耗機を使用
して、摩擦布としてポリエチレンテレフタレー
ト100%からなるジヨーゼツトを用い、試験布
を500gの荷重下で所定回数平面摩耗して、変
色の発生の程度を変褪色用グレースケールで判
定した。耐摩耗性(耐フイブリル性)が極めて
低い場合を1級とし、極めて高い場合を5級と
した。実用上4級以上が必要である。 (4) アルカリ処理による強度低下率 アルカリ処理する前の布帛を解舒して得た繊
維の強度と、アルカリ処理後の布帛を解舒して
得た繊維の強度を比較した。 実施例 1 テレフタル酸ジメチル100部、エチレングリコ
ール60部、酢酸カルシウム1水塩0.06部(テレフ
タル酸ジメチルに対して0.066モル%)及び整色
剤として酢酸コバルト4水塩0.009部(テレフタ
ル酸ジメチルに対して0.007モル%)をエステル
交換缶に仕込み、窒素ガス雰囲気下4時間かけて
140℃から220℃まで昇温して生成するメタノール
を系外に留去しながらエステル交換反応を行つ
た。エステル交換反応終了後、安定剤としてリン
酸トリメチル0.058部(テレフタル酸ジメチルに
対して0.080モル%)及び第2表記載のポリ有機
シロキサンを表記載の量加えた。次いで10分後に
三酸化アンチモン0.04部(テレフタル酸ジメチル
に対して0.027モル%)を添加し、同時に過剰の
エチレングリコールを追出しながら240℃まで昇
温した後重合缶に移した。重合缶に第2表記載の
ポリオキシエチレングリコールを表記載の量添加
した後、1時間かけて760mmHgから1mmHgまで
減圧し、同時に1時間30分かけて240℃から280℃
まで昇温した。この減圧過程において真空度が3
mmHgに到達した時点から10分後に一旦減圧弁を
閉じ、炭素数8〜20で平均炭素数が14であるアル
キルスルホン酸ナトリウムを第2表記載の量真空
下に添加し、再び減圧弁を開にして減圧した。1
mmHg以下の減圧下、重合温度280℃で更に2時間
重合した時点で酸化防止剤としてイルガノツクス
1010(チバ・ガイギー社製)0.4部を真空下添加
し、その後更に30分間重合した。得られたポリマ
ーの極限粘度〔η〕、軟化点、ポリマー色相L値、
b値を第2表に示した。このポリマーを常法に従
つてチツプ化した。 このチツプを常法により乾燥し、孔径0.3mmの
円形紡糸孔を24個穿設した紡糸口金を使用して
285℃で溶融紡糸し、次いで最終的に得られる延
伸糸の伸度が30%になる延伸倍率で84℃の加熱ロ
ーラーと180℃のプレートヒーターを使つて延伸
熱処理を行い75デニール/24フイラメントの延伸
糸を得た。 得られた延伸糸をメリヤス編地となし、常法に
より精練、プリセツト(180℃×45秒)を行い生
機Aを得た。また、プリセツト後3.5%の水酸化
ナトリウム水溶液で沸騰温度にて処理し、減量率
20%の生機Bを得た。 次いで生機A及び生機BをDianix Black HG
−FS(三菱化成工業(株)製品)15%owfで130℃で
60分間染色後、水酸化ナトリウム1g/及びハ
イドロサルフアイト1g/を含む水溶液にて70
℃で20分間還元洗浄して黒染布を得た。 得られた黒色布は、自動反転式洗濯機に40℃の
温水20を満たし、市販の合成洗剤(商品名ザ
ブ)を40g入れて20分間洗濯し、その後流水にて
20分間すすぎ洗いを行い、乾燥した。 得られた布帛を用いて摩擦帯電圧、色の深み、
耐フイブリル性、アルカリ処理後の強度低下率を
測定した。結果は第2表に示した通りであつた。 実施例 2 実施例1において使用したポリ有機シロキサン
を使用しない以外は実施例1と同様に行つた。結
果は第2表に示した通りであつた。 実施例 3 実施例1において使用したポリオキシエチレン
グリコールの種類を第2表記載のものに代える以
外は実施例1と同様に行い、第2表記載の結果を
得た。 実施例 4 実施例1において使用したポリオキシエチレン
グリコール及びスルホン酸金属塩の使用量を第2
表記載の量とする以外は実施例1と同様に行つ
た。結果は第2表に示す通りであつた。 実施例 5 実施例1において使用したアルキルスルホン酸
ナトリウム1部に代えてハード型ドデシルベンゼ
ンスルホン酸ナトリウム1部を使用する以外は実
施例1と同様に行つた。結果を第2表に示す。 比較例 1 実施例1において使用したポリオキシエチレン
グリコールに代えて両末端末封鎖で平均分子量
2000のポリオキシエチレングリコール(n=45)
を用いる以外は実施例1と同様に行つた。結果は
第2表に示した通りであつた。 比較例 2 平均分子量20000(n=455)のポリオキシエチ
レングリコール1.0%及び炭素数8〜20で平均炭
素数が14であるアルキルスルホン酸ナトリウム
0.5%を配合せしめたポリエチレンテレフタレー
トからなる中空糸(75デニール/24フイラメン
ト、中空率8%)を使つて、実施例1と同様にし
て製編、プリセツト、(アルカリ処理)、染色、還
元洗浄、洗濯を行つた。摩擦帯電圧、染色布の色
の深み、耐フイブリル性及びアルカリ処理後の強
度低下率は第2表に示した通りの結果であつた。 比較例 3 テレフタル酸ジメチル100部、エチレングリコ
ール70部、3,5−ジ(カルボメトキシ)ベンゼ
ンスルホン酸ナトリウム2.67部(テレフタル酸ジ
メチルに対して1.75モル%)、酢酸マンガン四水
塩0.025部、酢酸ナトリウム三水塩0.084部をエス
テル交換缶に仕込み、窒素ガス雰囲気下4時間か
けて140℃から220℃まで昇温して生成するメタノ
ールを系外に留去しながらエステル交換反応を行
つた。エステル交換反応終了後、安定剤として亜
リン酸0.015部、二酸化チタンの20%エチレング
リコールスラリー1.5部及び重縮合触媒として三
酸化アンチモン0.04部を添加し、同時に過剰のエ
チレングリコールを追出しながら240℃まで昇温
した後重合缶に移した。重合缶に平均分子量2000
のポリオキシエチレングリコールモノメチルエー
テル5部を添加した後、1時間かけて760mmHgか
ら1mmHgまで減圧し、同時に1時間30分かけて
240℃から280℃まで昇温した。1mmHg以下の減
圧下、重合温度280℃で更に2時間重合した時点
で酸化防止剤としてイルガノツクス1010(チバ・
ガイギー社製)0.4部を真空下添加し、その後更
に30分間重合した。得られたポリマーの極限粘度
[η]、軟化点、ポリマー色相L値、b値を第3表
に示した。このポリマーを常法に従つてチツプ化
した。 このチツプを用いて、以下実施例1と同様にし
て製編、プリセツト(アルカリ処理)、染色、還
元洗浄、洗濯を行つた。摩擦帯電圧、染色布の色
の深み、耐フイブリル性およびアルカリ処理後の
強度低下率は第3表に示した通りであつた。
【表】
【表】
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 下記一般式() R1O(R2O)nH …() 〔式中、R1は炭化水素、R2はアルキレン基、n
は重合度を示す正の整数である。〕 で表わされる片末端を封鎖したポリオキシアルキ
レングリコールが少なくとも一部の末端に共重合
されたポリエステルであつて、封鎖された末端が
ポリエステルを構成する二官能性カルボン酸成分
に対して0.01〜4.0モル%であり、且つ該ポリエ
ステルと非反応性のスルホン酸金属塩を0.01〜
2.0重量%(ポリエステル基準)含有したポリエ
ステルよりなる改質ポリエステル繊維。 2 片末端を封鎖したポリオキシアルキレングリ
コールの重合度が30〜140である特許請求の範囲
第1項記載の改質ポリエステル繊維。 3 改質ポリエステルが少なくとも0.001重量%
(ポリエステル基準)のポリ有機シロキサンを含
有する特許請求の範囲第1項又は第2項記載の改
質ポリエステル繊維。 4 ポリ有機シロキサンの含有量が該ポリエステ
ルに対して0.001〜0.5重量%の範囲である特許請
求の範囲第1項〜第3項のいずれか1項記載の改
質ポリエステル繊維。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28435285A JPS62149914A (ja) | 1985-12-19 | 1985-12-19 | 改質ポリエステル繊維 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28435285A JPS62149914A (ja) | 1985-12-19 | 1985-12-19 | 改質ポリエステル繊維 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62149914A JPS62149914A (ja) | 1987-07-03 |
| JPH0327645B2 true JPH0327645B2 (ja) | 1991-04-16 |
Family
ID=17677472
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28435285A Granted JPS62149914A (ja) | 1985-12-19 | 1985-12-19 | 改質ポリエステル繊維 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62149914A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011055484A1 (ja) | 2009-11-06 | 2011-05-12 | 住友金属工業株式会社 | 溶融金属の連続鋳造方法 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5038847B2 (ja) * | 2007-10-11 | 2012-10-03 | 帝人ファイバー株式会社 | エアレイド不織布用短繊維 |
| JPWO2017022569A1 (ja) * | 2015-07-31 | 2018-05-17 | 東レ株式会社 | ポリエチレンテレフタレート繊維およびポリエステル樹脂 |
| JP7009995B2 (ja) * | 2016-07-19 | 2022-02-10 | 東レ株式会社 | 共重合ポリエステルおよびそれを含む複合繊維 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53134056A (en) * | 1977-04-28 | 1978-11-22 | Teijin Ltd | Modified polyester composition |
| JPS6011750A (ja) * | 1983-06-30 | 1985-01-22 | Nec Corp | 差動回転装置 |
-
1985
- 1985-12-19 JP JP28435285A patent/JPS62149914A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011055484A1 (ja) | 2009-11-06 | 2011-05-12 | 住友金属工業株式会社 | 溶融金属の連続鋳造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62149914A (ja) | 1987-07-03 |
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