JPH0328149A - 水硬性セメント組成物 - Google Patents
水硬性セメント組成物Info
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- JPH0328149A JPH0328149A JP16123889A JP16123889A JPH0328149A JP H0328149 A JPH0328149 A JP H0328149A JP 16123889 A JP16123889 A JP 16123889A JP 16123889 A JP16123889 A JP 16123889A JP H0328149 A JPH0328149 A JP H0328149A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
く産業上の利用分野〉
本発明は水硬性セメント組威物に関する.セメントペー
スト、セメントモルタル、コンクリート等で代表される
水硬性セメント組或物にはりクニンスルホン酸塩、ヒド
ロキシカルボン酸塩、ナフタレンスルホン酸ホルマリン
縮合物塩、多環芳香族スルホン酸塩、メラミンスルホン
酸ホルマリン縮合物塩,α、β一不飽和カルボン酸と鎖
状オレフィンとの共重合体塩等のセメント分散剤を配合
することが知られている.なかでも特に、その優れた減
水性能から,ナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物
の塩やメラミンスルホン酸のホルマリン縮合物の塩が広
く使用されている.ところで水硬性セメント組威物は、
その配合物を混練後、時間の経過とともにセメント粒子
の水利凝集が進み、流動性の低下(以下スランプロスと
いう)を生じるため、施行性や作業性が低下する.一般
に、セメント分散剤を配合しない水硬性セメント組成物
の場合には、またAE減水剤や泡連行剤(AE剤)等を
配合した水硬性セメント組成物の場合には,スランプロ
スによる悪影響は比較的小さいが、ナフタレンスルホン
酸ホルマリン縮合物塩やメラミンスルホン酸ホルマリン
縮合物塩で代表される優れた減水性能のセメント分散剤
を配合し,高度に減水した水硬性セメント組成物の場合
には、スランプロスによる悪影響が大きい.優れた減水
性能のセメント分散剤を配合し、高度に減水した水硬性
セメント組或物の場合にはスランプロスが大きくなり易
く、そのために施行性や作業性が低下してしまい,可使
時間が限定されてしまうのである.例えIfコンクリー
トの二次製品を製造する場合、その配合物を混線後、何
らかの理由で時間が経過してコンクリートにスランプロ
スが生じると、該コンクリートのボンプ圧送時にポンプ
閉塞を引き起こし、また型枠充填に時間がかかり過ぎて
コンクリートにスランプロスが生じると、該コンクリー
トの成型時に未充填部分を発生させる.レディミクスト
コンクリートの場合においても、運搬時のスランプロス
によって、同様にポンプ閉塞を引き起こし、また作業性
を低下させる. 本発明は、優れた減水性能のセメント分散剤を配合し、
高度に減水した場合であっても,高度の流動性を有し且
つそのスランプロスが小さい、したがって施行性や作業
性の改善された水硬性セメント組成物に関するものであ
る. く従来の技術、その課題〉 従来、スランプロスの防止手段として、オキシカルポン
酸塩やりグニンスルホン酸塩等の遅延性物質を配合する
手段(特開昭54−17918),ナフタレンスルホン
酸ホルマリン縮合物塩等の流動化剤を分割又は連続して
配合する手段(特公昭51−15856).ナフタレン
スルホン酸ホルマリン縮合物塩等の流動化剤を粉末又は
粒状にして配合する手段(特公昭54−139929)
オレフィンとエチレン性不飽和ジカルポン酸との共重合
物の水溶性塩の如きポリカルボン酸系の水溶性高分子や
その他の水溶性高分子をナフタレンスルホン酸ホルマリ
ン縮合物塩と組み合わせて配合する手段(特開昭60−
16850、特開昭80−161364.特開昭61−
183157、特開昭62−158151),オレフィ
ンとエチレン性不飽和ジカルポン酸無水物の共重合物の
微粉粒体を配合する手段(特開昭61二26543、特
公昭63−5346)等が提案されている. ところが、これらの従来手段には,いずれもスランプロ
スの防止が依然として不充分であるという課題があり、
また手段によっては簡易迅速が求められる現場作業に不
向であったり、或はセメント組成物本来の特性に悪影響
を及ぼすという課題がある. く発明が解決しようとする8!題、その解決手段〉本発
明は叙上の如き従来の課題を解決する新たな水硬性セメ
ント組戒物を提供するものである.しかして本発明者ら
は、優れた減水性能のセメント分散剤を配合し、高度に
減水した場合であっても,高度の流動性を有し且つその
スランプロスの小さい、したがって施行性や作業性の改
善された水硬性セメント組或物を得るべく鋭意研究した
結果、セメント固形分に対し特定の二威分系からなるセ
メント分散剤を所定量配合したものが正しく好適である
ことを見出し、本発明を完威するに至った. すなわち本発明は セメント固形分100重量部に対し、次のa威分とb威
分とからなるセメント分散剤を0.1〜3.0重量部配
合して威ることを骨子とする水硬性セメント組成物に係
る. a成分:芳香族スルホン酸のホルマリン縮合物のアルカ
リ金属塩若しくはアルカリ土類金属塩,又はN−スルホ
メチル化メラミンのホルマリン縮合物のアルカリ金属塩
若しくはアルカリ土類金属塩. b成分:それを構或する単量体として下記のA、B及び
Cを含み且つ該単量体の共重合比率がA/T3/C =
5 7〜5/3〜2 5/8 5〜40(重量比)で
ある水溶性ビニル共重合体. R1 l A ; CH2−C−GOONI CH3 B ; CH2−C−CH2−X [但し、Rl ,R2 ,R3はH又はCH3 * R
’は炭素数1〜3のアルキル基.Xは−SO3M2又は
一〇一〇−SO3M2.Ml ,M2はアルカリ金属、
アルカリ土類金属、アンモニウム、又は有機アミン.n
は5〜50の整数.] 本発明において、aI&分は公知のものが使用できる.
a威分のうちで芳香族スルホン酸のホルマリン縮合物の
アルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩としては,ナフ
タレンスルホン酸のホルマリン縮合物のアルカリ金属塩
又はアルカリ土類金属塩(例えば特公昭41−1173
7号公報に記載のもの)が好ましい.クレオンート油、
ナフタレン油、石炭の液化油等を対象としてこれらに含
まれるナフタレン環を有する化合物のスルホン化物をホ
ルマリン共縮合したものも使用でき、市販品としてはマ
イティ150(花王社製)やポールファイン510 (
竹本油脂社製)が有利に使用で(る. またa成分のうちでN−スルホメチル化メラミンのホル
マリン縮合物のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属は
、メラミンスルホン酸ホルマリン縮合物塩と通称されて
いるもので、次のような方法で製造されるものである.
すなわち、メラミンにホルムアルデヒドを反応させてN
−メチロール化メラミンとし、更に重亜硫酸アルカリ金
属塩やアンモニウム塩等の重亜硫酸塩を反応させてメチ
ロール基の一部をスルホメチル化する.次に硫酸等の鉱
酸を加えて反応系を酸性とし、メチロール基と遊離のア
ミノ基とを脱水縮合させてホルマリン縮合物とする.そ
して水酸化アルカリ等を加えて遊離のスルホン酸基を中
和し、メラミンスルホン酸のホルマリン縮合物の塩が得
られる(例えば特公昭63−37058号公報に記載の
方法).N−スルホメチル化メラミンのホルマリン縮合
物のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属′塩1として
は、N−スルホメチル化メラミンのホルマリン縮合物中
の結合スルホン#基の数がトリアジン環1個邑り平均0
.85〜1.2個のものが分散性や水溶性の点で好まし
く,市販品としてはポールファインMF(竹本油脂社製
)やポゾリスNL−4000(日曹マスタービルダーズ
社製)が有利に使用できる. 本発明において、b成分は単量体であるA. B及びC
の少なくとも三成分が特定の比率で共重合された水溶性
ビニル共重合体である. Aの単量体としては、アクリル酸やメタクリル酸のアル
カリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アルカノールアミン
塩等が挙げられる.またBの単量体としては,メタリル
スルホン酸やP−メタリルオキシベンゼンスルホン酸の
アルカリ金属塩,アルカリ士類金属塩、アルカノールア
ミン塩等が挙げられる.更にCの単量体としては、メト
キシボリエチレングリコール、エトキシポリエチレング
リコール、プロポキシポリエチレングリコール、イソプ
ロポキシボリエチレングリコール、メトキシポリエチレ
ンボリプロピレングリコール、エトキシポリエチレンポ
リプロピレングリコール等のモノアルコキシポリアルキ
レングリコールと,アクリル酸又はメタクリル酸とのエ
ステル化物であって、ポリアルキレングリコールの付加
モル数が5〜50であり且つ水や温水に可溶なものが挙
げられる.この場合、上記エステル化物を水や温水に可
溶なものとするために、ポリアルキレングリコール鎖中
の親水性のポリエチレングリコール鎖の比率や付加モル
数を上記範囲内で適宜選択する. b成分の水溶性ビニル共重合体を構威するA、B及びC
の各単量体の含有比率は、A/B/C=57〜5/3〜
2 5/8 5〜40(重量比)である,A.B及びC
の各単量体の含有比率がこの範囲から外れたビニル共重
合体を用いると該ビニル共重合体をa成分と混合したと
きに相溶性が不足して沈殿分離を生じ、また該ビニル共
重合体をa威分と混合してセメント用分散剤として使用
したときに充分なスランプロス防止効果を得ることがで
きない. b戒分である水溶性ビニル共重合体を構或するA.B及
びCの各単量体の中では特に、その性能上,Bの単量体
が極めて重要である.Aの単量体とCの単量体とから構
成されるビニル共重合体では、該ビニル共重合体をar
&分と混合してセメント分散剤として使用したときに充
分なスランプロス防止効果を得ることができない.しか
し、Aの単量体とCの単量体と更に加えてBの単量体と
から構成される水溶性ビニル共重合体をa成分と混合し
てセメント用分散剤として使用したときには、優れたス
ランプロス防止効果を得ることができるからである. b威分である水溶性ビニル共重合体は,その木来の効果
を損なわない範囲内において,種々の目的で、例えばa
威分との相溶性をさらに良くする等の目的で、アクリル
アミド、メタクリルアミドアクリロニトリル、アクリル
酸エステル等の他の単量体戒分を10重量%以下含ませ
たものでもよい. b成分である水溶性ビニル共重合体の数平均分子量は、
通常3,000〜50 ,000 (GPC法、ポリエ
チレングリコール換算、以下同じ)であるが、b成分を
ad分と混合してセメント用分散剤として所定量配合し
た水硬性セメント組成物のスランプロス防止効果や該水
硬性セメント組成物から得られる成型品の強度の点で、
5 , 000〜30,000のものが好ましい. 本発明において,セメント固形分に対し所定量配合する
セメント用分散剤は、a成分とb成分とを任意に混合し
てなるものであるが、a威分とb威分との相溶性や該セ
メント用分散剤を使用したときのスランプロス防止効果
の点で、双方の混合比は、a威分/b成分= 9 8/
2 〜7 5/2 5 (重量比)が好まし<,95/
5〜80/20(重量比)が更に好ましい. 本発明に係る水硬性セメント組戒物は、セメント固形分
lOO重量部に対し、以上説明したセメント用分散剤を
0.1〜3.0重量部配合して成るものである.セメン
ト分散剤の配合量が少なすぎると、充分な分散効果及び
スランプロス防止効果が得られず、また配合量が多すぎ
ると、ペースト分離したり、硬化不良を引き起こしたり
する.本発明に係る水硬性セメント組威物は、セメント
ペーストの他,更に砂や砂利等を加えて混練して得られ
るセメントモルタルやコンクリートを包合するものであ
るが、とりわけ高度に減水されたコンクリートにおいて
顕著な効果を奏する.具体的に、セメント分散剤を添加
していないプレーンコンクリートの単位水量に対して1
8〜40%の減水率で本発明の分散剤を添加し、混練し
て得られるコンクリートは、本発明の核心をなすものの
一つである.また本発明に係わる水硬性セメント組成物
は、水/セメント比と単位水量の双方が小さいことが特
徴とされる高強度〜超高強度コンクリートにおいて更に
顕著な効果を奏する.具体的に、単位水量が120〜1
7 0 Kg/一且つ水/セメント比が20〜40%
で本発明のセメント分散剤を適正量含んでなるコンクリ
ートは、施行性、作業性、流動性及びスランプロスの改
善された際立った特長を有し2硬化後の圧縮強度が10
00Kg/c層2前後である高強度〜超高強度コンクリ
ートとしての特性を有するものとなる.この場合、セメ
ントの一部、例えばセメントの5〜25%をシリカ質超
微粒粉末におきかえて用いたものは、流動性及びスラン
プロスが更にー・層改善された高強度〜超高強度コンク
リートの特性を有するものとなる.かかる水硬性セメン
トflT&物に用いるセメントとしては、各種ボルトラ
ンドセメントの他フライアフシュセメント、高炉セメン
ト、アルミナセメント、シリカセメント、各種混合セメ
ント等が挙げられる.また本発明に係る水硬性セメント
組威物は,以上説明したセメント用分散剤の他,更に合
目的的に,空気量調整剤、凝結促進剤、凝結遅延剤、膨
張剤、防腐剤等を配合し得るものである. 以上本発明の構威を説明したが、a成分とb成分とから
なるセメント用分散剤が優れたスランプロス防止効果を
発揮する理由は、次のように推察される.すなわち、先
ずad分がセメント粒子に優先的に吸着してセメント粒
子に荷電を与え、セメント粒子が分散する.次いでa成
分に比較して分子量が大きく、また水中での分子の取り
得る形態の拡がりが大きい、しかも嵩高い基を有するb
成分がa威分の近くに吸着して吸着層を形戒することに
より、セメント粒子同士の接触による物理的な凝集の進
行を妨げる.このように、セメント粒子に荷電を与え、
該荷電を持続させることによって、スランプロスを防止
するものと推察される.以下、本発明の構成及び効果を
より具体的にするため実施例等を挙げるが、本発明が該
実施例に限定されるというものではない. く実施例等〉 ・製造参考例(水溶性ビニル共重合体b−1の合成) メタクーリル酸80部(重量部、以下同じ)、メタリル
スルホン酸ナトリウム40部及びメトキシポリエチレン
グリコールモノメタアクリレート(エチレンオキサイド
付加モル数m=9)260部をフラスコに仕込み、更に
水620部を投入した.続いて30%水酸化ナトリウム
水溶液124部を投入してメタクリル酸を中和し、系の
PHを8.5に調整した.次いで、系の温度を温水浴に
て60℃に保ち、反応系内を充分に窒素置換した後、過
硫酸アンモニウムの20%水溶液451を投入して重合
を開始し、5時間反応を継続して、重合を完結した.そ
の後、酸性分解物の中和のために30%水酸化ナトリウ
ム水溶液5部を投入して完全中和を行ない、生成物を得
た.得られた生成物100部をエバポレーターにて濃度
50wt%になるまで濃縮した後、未反応七ノマーを取
り除くために500部のイソプロビルアルコール中に、
枕殿させた.沈殿物を炉別し、真空乾燥して,精製され
た水溶性ビニル共重体b−1を得た.水溶性ビニル共重
合体b−iの数平均分子量は4200(GPC法,ポリ
エチレングリコール換算)カルポキシル価は140、元
素分析によるイオウ含有量は2.Owt%であった. これらの分析結果より、水溶性ビニル共重合体b−1の
共重合比率は,メタクリル酸ナトリウム塩/メタリルス
ルホン酸ナトリウム塩/メトキシポリ(n=9)エチレ
ングリコールメタクリレー}=25/10/65 (重
量比)であった.同様にして、第1表記載の各水溶性ビ
ニル共重合体を得た. 第1表 注)第1表において a: 7クリb 酸ナトリウム 塩 b: メダクリル酸ナトリウム 塩 C: p−メタリルすキシベシゼンスh*ン酸ナトリウ
ム 塩d: メダリルスル*シ 酸ナトリウム 塩e:
Aトキシボリ(n=9)エチレンヴリコールメダクリ
レートf:A}キシポリ(n=23)エチレシヴリコー
ルメタクリレート●実施例1−10.比較例1〜7 ・・コンクリート組威物の調製 普通ボルトランドセメント(小野田社製普通ボルトラン
ドセメントと住友社製普通ボルトランドセメントの等量
混合物)を3 2 0 Kg/ m3、細骨材(大井川
砂、比I!2 . 6 2) ヲ8 5 9Kg/m3
、粗骨材(林地山砕石、比重2.65)を9 7 5
Kg/一(細骨材率=47%)とし、また単位水量を1
6 3 Kg/m’ (水/セメント比=51%)とし
た.この場合のプレーンコンクリートの単位水量は20
0 Kg/ yl3(後述スル比較例lo)であり、
各例ともに減水率はl8,5%となる. セメント用分散剤は、各例いずれも目標スランプ値が2
1cmとなるように、セメントに対し固形分換算で0.
55〜2.0重量%の範囲で添加した.また空気量調整
は、各例いずれも目標空気量が4±1%となるように、
AE調整剤(竹本油脂社製のAE−200)を使用する
ことにより行なった● 全材料(練り混ぜ量40fL)を上記の配合条件下、第
2表及び第3表に記載の通り60交傾胴ミキサーに投入
し、2 0 r.p.m.X 3分間練り混ぜを行ない
、均一状態とし、コンクリート組威物を調製した. ・・試験方法 調製されたコンクリート組威物について、次の方法でコ
ンクリート試験を行なって、スランプと空気量、これら
の経時変化及び圧縮強度を測定した.結果を第2表(実
施例)及び第3表(比較例)に示した. ・・・方法 コンクリー},m威物について、練り上がり直後にサン
プリングして、そのスランプ及び空気量を20℃×80
%RHの調湿下で測定した.引8′続S 2 r.p.
m.の回転数で所定時間練り混ぜ、サンプリングして、
同様にそのスランプ及び空気量を測定した.また練り上
がり直後にサンプリングしたコンクリートについて、1
週及び4週後の圧縮強度を測定した.尚、スランプ、空
気量、及び圧縮強度の測定は、JIS−AIIOI,J
IS−A1128、及びJI.S−A1108に準拠シ
テ行なった. 第2表(実施例、次頁に統〈) w43表(比較例、次頁に続く) 第2表(実施例、前頁から続く) 第3表(比較例,前頁から続く) 注)第2表及び第3表において 添加量:セメント固形分100部に対する添加部. スランプ残存率: (90分後スランプ/練り上がり直
後スランプ)xtoo. a−1: ナフタレシスル本ン酸の本ルマリ)tiA
合物のナトリウム 塩a−2: メラミンスルホン 酸
のネルマリン 縮合物のナトリウム 塩b−8: 無
水マレリン酸/イソブチνン共重合物の水溶性塩 (特開昭60−16850号公報に記 載のもの) b−9: 1リエチレンヴリコーh (分子量 1
5 〜 4 0万)(特開昭60−161364号公報
に記載のもの) ●比較例8 a−1/b−1=90/10 (固形分重量比)のセメ
ント分散剤を、セメント固形分100部に対し0.05
部添加した以外は,実施例1〜10の場合と同様にして
コンクリート組成物を調製しJIS−AIIOIに準拠
してスランプを測定したところ、スランプ値が5011
未満の著るしく流動性に乏しい硬いコンクリートしか得
られなかつた. ●比較例9 a−1/b−1=90/10 (固形分重量比)のセメ
ント分散剤を、セメント固形分100部に対し3.5部
添加した以外は、実施例1−10の場合と同様にしてコ
ンクリート組威物を調製し、JIS−AIlotに準拠
してスランプを測定したところ、スランプ値が25cm
以上を示し、砂利等の粗骨材が全く分離した状態となっ
て、均質なコンクリートが得られなかった. ●比較例10(実施例1〜10、比較例1〜9に対応す
るプレーンコンクリートの調製)普通ボルトランドセメ
ント(小野田社製普通ボルトランドセメントと住友社製
普通ボルトランドセメントの等量混合物)を3 2 0
Kg/■3,細骨材(大井川砂、比@2 . 6 2
)を8 8 6 Kg/ m3、粗骨材(林地山砕石、
比重2.65)を9 3 7 Kg/■j(細骨材率=
49%)とし、また単位水量を20 0 Kg/ m3
(水/セメント比=62.5%)として、プレーンコン
クリートを調製した.このプレーンコンクリートの練り
上がり直後におけるスランプは1 8 . 8c■、空
気量は1.3%であった.●実施例11〜14.比較例
11〜14普通ボルトランドセメント(小野田社製普通
ボルトランドセメントと住友社製普通ボルトランドセメ
ントの等量混合物)を5 5 0 Kg/ m’l、細
骨材(大井川砂、比重2.62)を6 0 5 Kg/
m3、粗骨材(岡崎産砕石、比重2.66)を104
0Kg/■3(細骨材率=37%)とし,また単位水量
を1 6 5 Kg/m’ (水/セメント比=30%
)とした.セメント用分散剤は各例いずれも目標スラン
プ値が21cmとなるように添加した.また空気量調整
は、各例いずれも目標空気量が4±1%となるように、
AE調整剤(竹本油脂社製のAE−200)を使用する
ことにより行なった.全材料(練り混ぜ量30文)を上
記の配合条件下、第4表及び第5表に記載の通り50文
強制ミキサーに投入し. 7 6 r.p.m.X 9
0秒間練り混ぜを行ない、均一状態とし、コンクリー
ト組或物を調製した. ・・試験方法 練り上がり直後にサンプリングした後、コンクリート組
成物を60交傾胴ミキサーに移しかえて引き続S 2
r.p.yI.の回転数で所定時間練り混ぜ、サンプリ
ングした以外は、前述の方法と同様にして行なった.結
果を第4表(実施例)及び第5表(比較例)に示した. 第4表(実施例、下記に続く) 第5表(比較例、下記に続く) 第4表(実施例、上記から続く) 第5表(比較例、上記から続く) ●実施例15〜18.比較例15〜17普通ボルトラン
ドセメント(小野田社製普通ボルトランドセメントと住
友社製普通ボルトランドセメントの等量混合物)を4
5 0 Kg/ m3、細骨材(大井川砂、比重2.6
2)を7 2 6 Kg/ m3、粗骨材(岡崎産砕石
.比重2.66)を1102Kg/l3(細骨材率=4
0%)とし,また単位水量を1 5 5Kg/s3(水
/セメント比=34.4%)とした9七メン1用分散剤
は各例いずれも目標スランプが8cmとなるように添加
し,また空気量は2%未満のノンAE:!ンクリートと
して2モの他、練り混ぜ方法及び試験方法は前述した実
施例11〜l4の場合と同様にして行なった.結果を第
6表(実施例)及び第7表(比較例)に示した.第6表
(実施例、下記に続く) 第6表(実施例,上記から続く) 第7表(比較例、下記に統〈) 第7表(比較例、上記から続く) 第8表(実施例、下記に続く) 第8表(実施例,上記から続く) ●実施例19〜22,比較例18〜19佇通ボルトラン
ドセメント(小野田社製普通ボルトランドセメントと住
友社製普通ボルトランドセメントの等量混合物)を5
1 2 Kg/ m3、マイクロシリカ940US (
エルケム社製シリカヒューム)を1 2 8 Kg/
m3、細骨材(大井川砂,比重2,62)を576Kg
/m3,粗骨材(鉢地山砕石、比重2.65)を1 0
3 4Kg/m3 (細骨材率=36%)とし、また
単位水量を160Kg/一とした.この場合のw,’(
c+s)比は25%でありS/(C+S)は20%であ
る. [但し、W:単位水量 C:単位セメント量 S:単位シリカヒュームfil セメント用分散剤は、各例いずれも目標スランプが21
c璽となるように添加し、また空気量は2%未満のノン
AEコンクリートとして、その他、練り混ぜ方法及び試
験方法は前述した実施例11〜14の場合と同様にして
行なった.結果を第8表(実施例)及び第9表(比較例
)に示した.第9表(比較例、下記に続く) 第9表(比較例.上記から続く) く発明の効果〉 各比較例に対する各実施例の結果からも明らかなように
、以上説明した本発明には,優れた減水性能のセメント
分散剤を配合し、高度に減水した場合であっても、適正
な空気量と良好な一圧縮強度を与えつつ,優れた分散流
動性を発現し、しかも該分散流動性の経時変化も極めて
少ないという効果がある.
スト、セメントモルタル、コンクリート等で代表される
水硬性セメント組或物にはりクニンスルホン酸塩、ヒド
ロキシカルボン酸塩、ナフタレンスルホン酸ホルマリン
縮合物塩、多環芳香族スルホン酸塩、メラミンスルホン
酸ホルマリン縮合物塩,α、β一不飽和カルボン酸と鎖
状オレフィンとの共重合体塩等のセメント分散剤を配合
することが知られている.なかでも特に、その優れた減
水性能から,ナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物
の塩やメラミンスルホン酸のホルマリン縮合物の塩が広
く使用されている.ところで水硬性セメント組威物は、
その配合物を混練後、時間の経過とともにセメント粒子
の水利凝集が進み、流動性の低下(以下スランプロスと
いう)を生じるため、施行性や作業性が低下する.一般
に、セメント分散剤を配合しない水硬性セメント組成物
の場合には、またAE減水剤や泡連行剤(AE剤)等を
配合した水硬性セメント組成物の場合には,スランプロ
スによる悪影響は比較的小さいが、ナフタレンスルホン
酸ホルマリン縮合物塩やメラミンスルホン酸ホルマリン
縮合物塩で代表される優れた減水性能のセメント分散剤
を配合し,高度に減水した水硬性セメント組成物の場合
には、スランプロスによる悪影響が大きい.優れた減水
性能のセメント分散剤を配合し、高度に減水した水硬性
セメント組或物の場合にはスランプロスが大きくなり易
く、そのために施行性や作業性が低下してしまい,可使
時間が限定されてしまうのである.例えIfコンクリー
トの二次製品を製造する場合、その配合物を混線後、何
らかの理由で時間が経過してコンクリートにスランプロ
スが生じると、該コンクリートのボンプ圧送時にポンプ
閉塞を引き起こし、また型枠充填に時間がかかり過ぎて
コンクリートにスランプロスが生じると、該コンクリー
トの成型時に未充填部分を発生させる.レディミクスト
コンクリートの場合においても、運搬時のスランプロス
によって、同様にポンプ閉塞を引き起こし、また作業性
を低下させる. 本発明は、優れた減水性能のセメント分散剤を配合し、
高度に減水した場合であっても,高度の流動性を有し且
つそのスランプロスが小さい、したがって施行性や作業
性の改善された水硬性セメント組成物に関するものであ
る. く従来の技術、その課題〉 従来、スランプロスの防止手段として、オキシカルポン
酸塩やりグニンスルホン酸塩等の遅延性物質を配合する
手段(特開昭54−17918),ナフタレンスルホン
酸ホルマリン縮合物塩等の流動化剤を分割又は連続して
配合する手段(特公昭51−15856).ナフタレン
スルホン酸ホルマリン縮合物塩等の流動化剤を粉末又は
粒状にして配合する手段(特公昭54−139929)
オレフィンとエチレン性不飽和ジカルポン酸との共重合
物の水溶性塩の如きポリカルボン酸系の水溶性高分子や
その他の水溶性高分子をナフタレンスルホン酸ホルマリ
ン縮合物塩と組み合わせて配合する手段(特開昭60−
16850、特開昭80−161364.特開昭61−
183157、特開昭62−158151),オレフィ
ンとエチレン性不飽和ジカルポン酸無水物の共重合物の
微粉粒体を配合する手段(特開昭61二26543、特
公昭63−5346)等が提案されている. ところが、これらの従来手段には,いずれもスランプロ
スの防止が依然として不充分であるという課題があり、
また手段によっては簡易迅速が求められる現場作業に不
向であったり、或はセメント組成物本来の特性に悪影響
を及ぼすという課題がある. く発明が解決しようとする8!題、その解決手段〉本発
明は叙上の如き従来の課題を解決する新たな水硬性セメ
ント組戒物を提供するものである.しかして本発明者ら
は、優れた減水性能のセメント分散剤を配合し、高度に
減水した場合であっても,高度の流動性を有し且つその
スランプロスの小さい、したがって施行性や作業性の改
善された水硬性セメント組或物を得るべく鋭意研究した
結果、セメント固形分に対し特定の二威分系からなるセ
メント分散剤を所定量配合したものが正しく好適である
ことを見出し、本発明を完威するに至った. すなわち本発明は セメント固形分100重量部に対し、次のa威分とb威
分とからなるセメント分散剤を0.1〜3.0重量部配
合して威ることを骨子とする水硬性セメント組成物に係
る. a成分:芳香族スルホン酸のホルマリン縮合物のアルカ
リ金属塩若しくはアルカリ土類金属塩,又はN−スルホ
メチル化メラミンのホルマリン縮合物のアルカリ金属塩
若しくはアルカリ土類金属塩. b成分:それを構或する単量体として下記のA、B及び
Cを含み且つ該単量体の共重合比率がA/T3/C =
5 7〜5/3〜2 5/8 5〜40(重量比)で
ある水溶性ビニル共重合体. R1 l A ; CH2−C−GOONI CH3 B ; CH2−C−CH2−X [但し、Rl ,R2 ,R3はH又はCH3 * R
’は炭素数1〜3のアルキル基.Xは−SO3M2又は
一〇一〇−SO3M2.Ml ,M2はアルカリ金属、
アルカリ土類金属、アンモニウム、又は有機アミン.n
は5〜50の整数.] 本発明において、aI&分は公知のものが使用できる.
a威分のうちで芳香族スルホン酸のホルマリン縮合物の
アルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩としては,ナフ
タレンスルホン酸のホルマリン縮合物のアルカリ金属塩
又はアルカリ土類金属塩(例えば特公昭41−1173
7号公報に記載のもの)が好ましい.クレオンート油、
ナフタレン油、石炭の液化油等を対象としてこれらに含
まれるナフタレン環を有する化合物のスルホン化物をホ
ルマリン共縮合したものも使用でき、市販品としてはマ
イティ150(花王社製)やポールファイン510 (
竹本油脂社製)が有利に使用で(る. またa成分のうちでN−スルホメチル化メラミンのホル
マリン縮合物のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属は
、メラミンスルホン酸ホルマリン縮合物塩と通称されて
いるもので、次のような方法で製造されるものである.
すなわち、メラミンにホルムアルデヒドを反応させてN
−メチロール化メラミンとし、更に重亜硫酸アルカリ金
属塩やアンモニウム塩等の重亜硫酸塩を反応させてメチ
ロール基の一部をスルホメチル化する.次に硫酸等の鉱
酸を加えて反応系を酸性とし、メチロール基と遊離のア
ミノ基とを脱水縮合させてホルマリン縮合物とする.そ
して水酸化アルカリ等を加えて遊離のスルホン酸基を中
和し、メラミンスルホン酸のホルマリン縮合物の塩が得
られる(例えば特公昭63−37058号公報に記載の
方法).N−スルホメチル化メラミンのホルマリン縮合
物のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属′塩1として
は、N−スルホメチル化メラミンのホルマリン縮合物中
の結合スルホン#基の数がトリアジン環1個邑り平均0
.85〜1.2個のものが分散性や水溶性の点で好まし
く,市販品としてはポールファインMF(竹本油脂社製
)やポゾリスNL−4000(日曹マスタービルダーズ
社製)が有利に使用できる. 本発明において、b成分は単量体であるA. B及びC
の少なくとも三成分が特定の比率で共重合された水溶性
ビニル共重合体である. Aの単量体としては、アクリル酸やメタクリル酸のアル
カリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アルカノールアミン
塩等が挙げられる.またBの単量体としては,メタリル
スルホン酸やP−メタリルオキシベンゼンスルホン酸の
アルカリ金属塩,アルカリ士類金属塩、アルカノールア
ミン塩等が挙げられる.更にCの単量体としては、メト
キシボリエチレングリコール、エトキシポリエチレング
リコール、プロポキシポリエチレングリコール、イソプ
ロポキシボリエチレングリコール、メトキシポリエチレ
ンボリプロピレングリコール、エトキシポリエチレンポ
リプロピレングリコール等のモノアルコキシポリアルキ
レングリコールと,アクリル酸又はメタクリル酸とのエ
ステル化物であって、ポリアルキレングリコールの付加
モル数が5〜50であり且つ水や温水に可溶なものが挙
げられる.この場合、上記エステル化物を水や温水に可
溶なものとするために、ポリアルキレングリコール鎖中
の親水性のポリエチレングリコール鎖の比率や付加モル
数を上記範囲内で適宜選択する. b成分の水溶性ビニル共重合体を構威するA、B及びC
の各単量体の含有比率は、A/B/C=57〜5/3〜
2 5/8 5〜40(重量比)である,A.B及びC
の各単量体の含有比率がこの範囲から外れたビニル共重
合体を用いると該ビニル共重合体をa成分と混合したと
きに相溶性が不足して沈殿分離を生じ、また該ビニル共
重合体をa威分と混合してセメント用分散剤として使用
したときに充分なスランプロス防止効果を得ることがで
きない. b戒分である水溶性ビニル共重合体を構或するA.B及
びCの各単量体の中では特に、その性能上,Bの単量体
が極めて重要である.Aの単量体とCの単量体とから構
成されるビニル共重合体では、該ビニル共重合体をar
&分と混合してセメント分散剤として使用したときに充
分なスランプロス防止効果を得ることができない.しか
し、Aの単量体とCの単量体と更に加えてBの単量体と
から構成される水溶性ビニル共重合体をa成分と混合し
てセメント用分散剤として使用したときには、優れたス
ランプロス防止効果を得ることができるからである. b威分である水溶性ビニル共重合体は,その木来の効果
を損なわない範囲内において,種々の目的で、例えばa
威分との相溶性をさらに良くする等の目的で、アクリル
アミド、メタクリルアミドアクリロニトリル、アクリル
酸エステル等の他の単量体戒分を10重量%以下含ませ
たものでもよい. b成分である水溶性ビニル共重合体の数平均分子量は、
通常3,000〜50 ,000 (GPC法、ポリエ
チレングリコール換算、以下同じ)であるが、b成分を
ad分と混合してセメント用分散剤として所定量配合し
た水硬性セメント組成物のスランプロス防止効果や該水
硬性セメント組成物から得られる成型品の強度の点で、
5 , 000〜30,000のものが好ましい. 本発明において,セメント固形分に対し所定量配合する
セメント用分散剤は、a成分とb成分とを任意に混合し
てなるものであるが、a威分とb威分との相溶性や該セ
メント用分散剤を使用したときのスランプロス防止効果
の点で、双方の混合比は、a威分/b成分= 9 8/
2 〜7 5/2 5 (重量比)が好まし<,95/
5〜80/20(重量比)が更に好ましい. 本発明に係る水硬性セメント組戒物は、セメント固形分
lOO重量部に対し、以上説明したセメント用分散剤を
0.1〜3.0重量部配合して成るものである.セメン
ト分散剤の配合量が少なすぎると、充分な分散効果及び
スランプロス防止効果が得られず、また配合量が多すぎ
ると、ペースト分離したり、硬化不良を引き起こしたり
する.本発明に係る水硬性セメント組威物は、セメント
ペーストの他,更に砂や砂利等を加えて混練して得られ
るセメントモルタルやコンクリートを包合するものであ
るが、とりわけ高度に減水されたコンクリートにおいて
顕著な効果を奏する.具体的に、セメント分散剤を添加
していないプレーンコンクリートの単位水量に対して1
8〜40%の減水率で本発明の分散剤を添加し、混練し
て得られるコンクリートは、本発明の核心をなすものの
一つである.また本発明に係わる水硬性セメント組成物
は、水/セメント比と単位水量の双方が小さいことが特
徴とされる高強度〜超高強度コンクリートにおいて更に
顕著な効果を奏する.具体的に、単位水量が120〜1
7 0 Kg/一且つ水/セメント比が20〜40%
で本発明のセメント分散剤を適正量含んでなるコンクリ
ートは、施行性、作業性、流動性及びスランプロスの改
善された際立った特長を有し2硬化後の圧縮強度が10
00Kg/c層2前後である高強度〜超高強度コンクリ
ートとしての特性を有するものとなる.この場合、セメ
ントの一部、例えばセメントの5〜25%をシリカ質超
微粒粉末におきかえて用いたものは、流動性及びスラン
プロスが更にー・層改善された高強度〜超高強度コンク
リートの特性を有するものとなる.かかる水硬性セメン
トflT&物に用いるセメントとしては、各種ボルトラ
ンドセメントの他フライアフシュセメント、高炉セメン
ト、アルミナセメント、シリカセメント、各種混合セメ
ント等が挙げられる.また本発明に係る水硬性セメント
組威物は,以上説明したセメント用分散剤の他,更に合
目的的に,空気量調整剤、凝結促進剤、凝結遅延剤、膨
張剤、防腐剤等を配合し得るものである. 以上本発明の構威を説明したが、a成分とb成分とから
なるセメント用分散剤が優れたスランプロス防止効果を
発揮する理由は、次のように推察される.すなわち、先
ずad分がセメント粒子に優先的に吸着してセメント粒
子に荷電を与え、セメント粒子が分散する.次いでa成
分に比較して分子量が大きく、また水中での分子の取り
得る形態の拡がりが大きい、しかも嵩高い基を有するb
成分がa威分の近くに吸着して吸着層を形戒することに
より、セメント粒子同士の接触による物理的な凝集の進
行を妨げる.このように、セメント粒子に荷電を与え、
該荷電を持続させることによって、スランプロスを防止
するものと推察される.以下、本発明の構成及び効果を
より具体的にするため実施例等を挙げるが、本発明が該
実施例に限定されるというものではない. く実施例等〉 ・製造参考例(水溶性ビニル共重合体b−1の合成) メタクーリル酸80部(重量部、以下同じ)、メタリル
スルホン酸ナトリウム40部及びメトキシポリエチレン
グリコールモノメタアクリレート(エチレンオキサイド
付加モル数m=9)260部をフラスコに仕込み、更に
水620部を投入した.続いて30%水酸化ナトリウム
水溶液124部を投入してメタクリル酸を中和し、系の
PHを8.5に調整した.次いで、系の温度を温水浴に
て60℃に保ち、反応系内を充分に窒素置換した後、過
硫酸アンモニウムの20%水溶液451を投入して重合
を開始し、5時間反応を継続して、重合を完結した.そ
の後、酸性分解物の中和のために30%水酸化ナトリウ
ム水溶液5部を投入して完全中和を行ない、生成物を得
た.得られた生成物100部をエバポレーターにて濃度
50wt%になるまで濃縮した後、未反応七ノマーを取
り除くために500部のイソプロビルアルコール中に、
枕殿させた.沈殿物を炉別し、真空乾燥して,精製され
た水溶性ビニル共重体b−1を得た.水溶性ビニル共重
合体b−iの数平均分子量は4200(GPC法,ポリ
エチレングリコール換算)カルポキシル価は140、元
素分析によるイオウ含有量は2.Owt%であった. これらの分析結果より、水溶性ビニル共重合体b−1の
共重合比率は,メタクリル酸ナトリウム塩/メタリルス
ルホン酸ナトリウム塩/メトキシポリ(n=9)エチレ
ングリコールメタクリレー}=25/10/65 (重
量比)であった.同様にして、第1表記載の各水溶性ビ
ニル共重合体を得た. 第1表 注)第1表において a: 7クリb 酸ナトリウム 塩 b: メダクリル酸ナトリウム 塩 C: p−メタリルすキシベシゼンスh*ン酸ナトリウ
ム 塩d: メダリルスル*シ 酸ナトリウム 塩e:
Aトキシボリ(n=9)エチレンヴリコールメダクリ
レートf:A}キシポリ(n=23)エチレシヴリコー
ルメタクリレート●実施例1−10.比較例1〜7 ・・コンクリート組威物の調製 普通ボルトランドセメント(小野田社製普通ボルトラン
ドセメントと住友社製普通ボルトランドセメントの等量
混合物)を3 2 0 Kg/ m3、細骨材(大井川
砂、比I!2 . 6 2) ヲ8 5 9Kg/m3
、粗骨材(林地山砕石、比重2.65)を9 7 5
Kg/一(細骨材率=47%)とし、また単位水量を1
6 3 Kg/m’ (水/セメント比=51%)とし
た.この場合のプレーンコンクリートの単位水量は20
0 Kg/ yl3(後述スル比較例lo)であり、
各例ともに減水率はl8,5%となる. セメント用分散剤は、各例いずれも目標スランプ値が2
1cmとなるように、セメントに対し固形分換算で0.
55〜2.0重量%の範囲で添加した.また空気量調整
は、各例いずれも目標空気量が4±1%となるように、
AE調整剤(竹本油脂社製のAE−200)を使用する
ことにより行なった● 全材料(練り混ぜ量40fL)を上記の配合条件下、第
2表及び第3表に記載の通り60交傾胴ミキサーに投入
し、2 0 r.p.m.X 3分間練り混ぜを行ない
、均一状態とし、コンクリート組威物を調製した. ・・試験方法 調製されたコンクリート組威物について、次の方法でコ
ンクリート試験を行なって、スランプと空気量、これら
の経時変化及び圧縮強度を測定した.結果を第2表(実
施例)及び第3表(比較例)に示した. ・・・方法 コンクリー},m威物について、練り上がり直後にサン
プリングして、そのスランプ及び空気量を20℃×80
%RHの調湿下で測定した.引8′続S 2 r.p.
m.の回転数で所定時間練り混ぜ、サンプリングして、
同様にそのスランプ及び空気量を測定した.また練り上
がり直後にサンプリングしたコンクリートについて、1
週及び4週後の圧縮強度を測定した.尚、スランプ、空
気量、及び圧縮強度の測定は、JIS−AIIOI,J
IS−A1128、及びJI.S−A1108に準拠シ
テ行なった. 第2表(実施例、次頁に統〈) w43表(比較例、次頁に続く) 第2表(実施例、前頁から続く) 第3表(比較例,前頁から続く) 注)第2表及び第3表において 添加量:セメント固形分100部に対する添加部. スランプ残存率: (90分後スランプ/練り上がり直
後スランプ)xtoo. a−1: ナフタレシスル本ン酸の本ルマリ)tiA
合物のナトリウム 塩a−2: メラミンスルホン 酸
のネルマリン 縮合物のナトリウム 塩b−8: 無
水マレリン酸/イソブチνン共重合物の水溶性塩 (特開昭60−16850号公報に記 載のもの) b−9: 1リエチレンヴリコーh (分子量 1
5 〜 4 0万)(特開昭60−161364号公報
に記載のもの) ●比較例8 a−1/b−1=90/10 (固形分重量比)のセメ
ント分散剤を、セメント固形分100部に対し0.05
部添加した以外は,実施例1〜10の場合と同様にして
コンクリート組成物を調製しJIS−AIIOIに準拠
してスランプを測定したところ、スランプ値が5011
未満の著るしく流動性に乏しい硬いコンクリートしか得
られなかつた. ●比較例9 a−1/b−1=90/10 (固形分重量比)のセメ
ント分散剤を、セメント固形分100部に対し3.5部
添加した以外は、実施例1−10の場合と同様にしてコ
ンクリート組威物を調製し、JIS−AIlotに準拠
してスランプを測定したところ、スランプ値が25cm
以上を示し、砂利等の粗骨材が全く分離した状態となっ
て、均質なコンクリートが得られなかった. ●比較例10(実施例1〜10、比較例1〜9に対応す
るプレーンコンクリートの調製)普通ボルトランドセメ
ント(小野田社製普通ボルトランドセメントと住友社製
普通ボルトランドセメントの等量混合物)を3 2 0
Kg/■3,細骨材(大井川砂、比@2 . 6 2
)を8 8 6 Kg/ m3、粗骨材(林地山砕石、
比重2.65)を9 3 7 Kg/■j(細骨材率=
49%)とし、また単位水量を20 0 Kg/ m3
(水/セメント比=62.5%)として、プレーンコン
クリートを調製した.このプレーンコンクリートの練り
上がり直後におけるスランプは1 8 . 8c■、空
気量は1.3%であった.●実施例11〜14.比較例
11〜14普通ボルトランドセメント(小野田社製普通
ボルトランドセメントと住友社製普通ボルトランドセメ
ントの等量混合物)を5 5 0 Kg/ m’l、細
骨材(大井川砂、比重2.62)を6 0 5 Kg/
m3、粗骨材(岡崎産砕石、比重2.66)を104
0Kg/■3(細骨材率=37%)とし,また単位水量
を1 6 5 Kg/m’ (水/セメント比=30%
)とした.セメント用分散剤は各例いずれも目標スラン
プ値が21cmとなるように添加した.また空気量調整
は、各例いずれも目標空気量が4±1%となるように、
AE調整剤(竹本油脂社製のAE−200)を使用する
ことにより行なった.全材料(練り混ぜ量30文)を上
記の配合条件下、第4表及び第5表に記載の通り50文
強制ミキサーに投入し. 7 6 r.p.m.X 9
0秒間練り混ぜを行ない、均一状態とし、コンクリー
ト組或物を調製した. ・・試験方法 練り上がり直後にサンプリングした後、コンクリート組
成物を60交傾胴ミキサーに移しかえて引き続S 2
r.p.yI.の回転数で所定時間練り混ぜ、サンプリ
ングした以外は、前述の方法と同様にして行なった.結
果を第4表(実施例)及び第5表(比較例)に示した. 第4表(実施例、下記に続く) 第5表(比較例、下記に続く) 第4表(実施例、上記から続く) 第5表(比較例、上記から続く) ●実施例15〜18.比較例15〜17普通ボルトラン
ドセメント(小野田社製普通ボルトランドセメントと住
友社製普通ボルトランドセメントの等量混合物)を4
5 0 Kg/ m3、細骨材(大井川砂、比重2.6
2)を7 2 6 Kg/ m3、粗骨材(岡崎産砕石
.比重2.66)を1102Kg/l3(細骨材率=4
0%)とし,また単位水量を1 5 5Kg/s3(水
/セメント比=34.4%)とした9七メン1用分散剤
は各例いずれも目標スランプが8cmとなるように添加
し,また空気量は2%未満のノンAE:!ンクリートと
して2モの他、練り混ぜ方法及び試験方法は前述した実
施例11〜l4の場合と同様にして行なった.結果を第
6表(実施例)及び第7表(比較例)に示した.第6表
(実施例、下記に続く) 第6表(実施例,上記から続く) 第7表(比較例、下記に統〈) 第7表(比較例、上記から続く) 第8表(実施例、下記に続く) 第8表(実施例,上記から続く) ●実施例19〜22,比較例18〜19佇通ボルトラン
ドセメント(小野田社製普通ボルトランドセメントと住
友社製普通ボルトランドセメントの等量混合物)を5
1 2 Kg/ m3、マイクロシリカ940US (
エルケム社製シリカヒューム)を1 2 8 Kg/
m3、細骨材(大井川砂,比重2,62)を576Kg
/m3,粗骨材(鉢地山砕石、比重2.65)を1 0
3 4Kg/m3 (細骨材率=36%)とし、また
単位水量を160Kg/一とした.この場合のw,’(
c+s)比は25%でありS/(C+S)は20%であ
る. [但し、W:単位水量 C:単位セメント量 S:単位シリカヒュームfil セメント用分散剤は、各例いずれも目標スランプが21
c璽となるように添加し、また空気量は2%未満のノン
AEコンクリートとして、その他、練り混ぜ方法及び試
験方法は前述した実施例11〜14の場合と同様にして
行なった.結果を第8表(実施例)及び第9表(比較例
)に示した.第9表(比較例、下記に続く) 第9表(比較例.上記から続く) く発明の効果〉 各比較例に対する各実施例の結果からも明らかなように
、以上説明した本発明には,優れた減水性能のセメント
分散剤を配合し、高度に減水した場合であっても、適正
な空気量と良好な一圧縮強度を与えつつ,優れた分散流
動性を発現し、しかも該分散流動性の経時変化も極めて
少ないという効果がある.
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、セメント固形分100重量部に対し、次のa成分と
b成分とからなるセメント用分散剤を0.1〜3.0重
量部配合して成る水硬性セメント組成物。 a成分:芳香族スルホン酸のホルマリン縮合物のアルカ
リ金属塩若しくはアルカリ土類金属塩、又はN−スルホ
メチル化メラミンのホルマリン縮合物のアルカリ金属塩
若しくはアルカリ土類金属塩。 b成分:それを構成する単量体として下記のA、B及び
Cを含み且つ該単量体の共重合比率がA/B/C=57
〜5/3〜25/85〜40(重量比)である水溶性ビ
ニル共重合体。 A;▲数式、化学式、表等があります▼ B;▲数式、化学式、表等があります▼ C;▲数式、化学式、表等があります▼ [但し、R^1、R^2、R^3はH又はCH_3.R
^4は炭素数1〜3のアルキル基.Xは−SO_3M^
2又は▲数式、化学式、表等があります▼.M^1、M
^2はアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム
、又は有機アミン.nは5〜50の整数.]2、a成分
/b成分=98/2〜75/25(重量比)である請求
項1記載の水硬性セメント組成物。 3、芳香族スルホン酸のホルマリン縮合物がナフタレン
スルホン酸のホルマリン縮合物である請求項1又は2記
載の水硬性セメント組成物。 4、水硬性セメント組成物がコンクリートである請求項
1、2又は3記載の水硬性セメント組成物。 5、減水率(対プレーンコンクリート)が18〜40%
のコンクリートである請求項4記載の水硬性セメント組
成物。 6、単位水量が120〜170Kg/m^3且つ水/セ
メント比が20〜40%のコンクリートである請求項4
記載の水硬性セメント組成物。 7、シリカ質超微粒粉末を混合したコンクリートである
請求項6記載の水硬性セメント組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16123889A JPH0328149A (ja) | 1989-06-24 | 1989-06-24 | 水硬性セメント組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16123889A JPH0328149A (ja) | 1989-06-24 | 1989-06-24 | 水硬性セメント組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0328149A true JPH0328149A (ja) | 1991-02-06 |
| JPH0532338B2 JPH0532338B2 (ja) | 1993-05-14 |
Family
ID=15731270
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16123889A Granted JPH0328149A (ja) | 1989-06-24 | 1989-06-24 | 水硬性セメント組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0328149A (ja) |
-
1989
- 1989-06-24 JP JP16123889A patent/JPH0328149A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0532338B2 (ja) | 1993-05-14 |
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