JPH0328328B2 - - Google Patents
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- JPH0328328B2 JPH0328328B2 JP57138783A JP13878382A JPH0328328B2 JP H0328328 B2 JPH0328328 B2 JP H0328328B2 JP 57138783 A JP57138783 A JP 57138783A JP 13878382 A JP13878382 A JP 13878382A JP H0328328 B2 JPH0328328 B2 JP H0328328B2
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- bead
- rubber
- reinforcing layer
- metal cord
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C15/00—Tyre beads, e.g. ply turn-up or overlap
- B60C15/06—Flipper strips, fillers, or chafing strips and reinforcing layers for the construction of the bead
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C15/00—Tyre beads, e.g. ply turn-up or overlap
- B60C15/06—Flipper strips, fillers, or chafing strips and reinforcing layers for the construction of the bead
- B60C15/0603—Flipper strips, fillers, or chafing strips and reinforcing layers for the construction of the bead characterised by features of the bead filler or apex
- B60C15/0607—Flipper strips, fillers, or chafing strips and reinforcing layers for the construction of the bead characterised by features of the bead filler or apex comprising several parts, e.g. made of different rubbers
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、ビード部の耐久性を向上しうる重車
両用ラジアルタイヤに関する。 〔従来の技術〕 従来、重車両用ラジアルタイヤは第1図に示す
ごとく、ビードコア3の周りを外側に向かつて巻
き上げられた金属コードのカーカスプライ2の端
末部2aの付近を補強するため、タイヤビード部
の外側から底部を通つて内側に延び前記端末部2
aを包囲するように金属コード補強層4が配置さ
れる。該金属コード補強層4は専らカーカスプラ
イ2の巻き上げ端末部2aの応力集中を緩和する
ためのものであり、従つて外側上端部5を前記巻
き上げ端末部2aよりも高い位置に配置するとと
もに内側端部7はビード底部近傍にとどめられて
いる。これは金属コード補強層4の内側端部7は
カーカスプライの前記端末部2aの補強に何ら関
与しないと考えられており、しかも内側端部7を
変形の激しいビード部上方にまで延在せしめるこ
とはこの内側端部7が応力集中の新たな起点とな
るため第1図に示すごとく内側端部7を変形の少
ないビード底部近傍に配置させていた。しかし、
第1図に示す構成のものではビード部外側で金属
コード補強層4の上端部5において応力集中が生
じるという問題が生じた。この問題の一端を解決
するため、ビード部の外側において前記金属コー
ド補強層4の更に外側に、補強繊維層を配置する
構造が提案された(特公昭49−44122号) 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしこのような構造ではビード部が肉厚とな
り発熱を誘発する傾向にあり、高荷重下ではむし
ろビード部に加わる歪そのものが大きくなる結
果、補強繊維層自体のコード端がカーカスおよび
金属コード補強層の上端部がともに応力集中によ
るセパレーシヨン発生の核となりやすい。 そこで発明者は重車両用ラジアルタイヤのビー
ド部のセパレーシヨンの原因について研究を重ね
た結果、高荷重条件では金属コード補強層の上端
部5と該上端部5に対応するカーカスプライ2の
対応位置2b、つまり、金属コード補強層4の上
端部5からビード部厚み方向へ延びる仮想線mと
カーカスプライ2との交点との相対位置の変化
量、即ち層間歪、特に層間に生じる剪断歪量が増
大し、その結果、金属コード補強層の上端部5付
近での剛性の段差と相俟つて周囲のゴムとセパレ
ーシヨンが発生すること、更にこれが走行中の繰
返しの動的歪によつて発達、成長しクラツクとな
つてタイヤ表面にまで至ることが判明した。 つまりタイヤのビード部の静的及び動的な層間
歪の原因として次のごとく説明できる。 (イ) まず静的な層間歪に関し、金型設計のタイヤ
に内圧を充填する場合のカーカスプライの変形
挙動を第2図において説明すると、ビードコア
3を中心としてカーカスプライの内側、即ちケ
ース主体部8はタイヤ半径方向外方へ伸長さ
れ、一方カーカスプライの巻き上げ部2aは半
径方向内方へ引張られる。更にこの巻き上げ部
2aに隣接して配置される金属コード補強層4
も巻き上げ部の動きに追随して変化する。しか
してケース主体部8と巻き上げ部2a及び金属
コード補強層4の間に半径方向の層間剪断歪が
生起する。 (ロ) 次に動的な層間歪に関し、タイヤの接地転動
に際し接地部分でタイヤは縦方向に最もたわ
み、ビード部はサイド部が張出す形の屈撓変形
により、リムフランジに寄り添う方向に変形す
る。このとき巻き上げ端にはタイヤ半径方向、
周方向、剪断方向に歪が発生し、例えば第3図
aに示すごとくタイヤ半径方向の分布はタイヤ
接地中心(回転角度0゜)を境にして歪量は大き
く変動すること確かめ得た。なお第3図aにお
いて横軸は第3図bにおけるタイヤの回転角
度、縦軸は歪量(%)を示し、プラスは引張
歪、マイナスは圧縮歪を示し、αは圧縮量、β
は全歪量を示す。測定条件は内圧0.7Kg/cm2で
荷重7.5トン/8KSCである。 なおタイヤ周方向の歪分布、剪断方向の歪分布
も同様な傾向を示す。タイヤの接地転動に伴う前
記歪は周期的に繰り返されビード部の発熱損傷を
招来することとなる。このようなビード部の発熱
損傷は、ビード部の外側において金属コード補強
層4の上端部5を補強するのみでは解決しうるも
のではない。 発明者はさらに研究を重ねた結果、従来見過ご
されていたビード部内側における金属コード補強
層の内側上端部を前記巻き上げ部上端をこえて高
くすること及び金属コード補強層の内側上端付近
を被覆する有機繊維コードの被覆層を配設するこ
と、さらにカーカスプライのケース主体部と巻き
上げ部との間に配されるゴムストツクをビードコ
アに隣接した底部に高弾性ゴムと、高弾性ゴムの
サイドウオール部側に低弾性ゴムとからなる2層
に形成することにより、ビード部の耐久性を一層
向上しうることを見出したのである。 〔課題を解決するための手段〕 本発明は、ラジアル又はセミラジアル配列金属
コードのゴム引き層よりなる少なくとも1枚のカ
ーカスプライの端末部をビードコアの周りに巻き
上げるとともに、このカーカスプライにより形成
されるケース主体部と巻き上げ部との巻でビード
コアに隣接した底端からタイヤの半径方向外方へ
延びる高弾性ゴムストツクを配置し、前記ゴムス
トツクはビードコアに隣接して配置されるととも
に100%モジユラスが50〜110Kg/cm2の範囲のゴム
からなる高弾性ゴムと、該高弾性ゴムに隣接しか
つサイドウオール側に配置されるとともに前記高
弾性ゴムよりも100%モジユラスが小、かつ100%
モジユラスが18〜60Kg/cm2の範囲のゴムからなる
低弾性ゴムの二層で構成されており、前記巻き上
げ部を包囲してビード部の外側から底部を通つて
内側に延び、その内側上端の高さが前記巻き上げ
部上端の高さを越えるように金属コード補強層を
配置し、更に上端高さが前記金属コード補強層の
内側上端部をこえることにより、該金属コード補
強層の内側上端部付近を被覆するように有機繊維
コードの被覆層を配置したことを特徴とする重車
両用ラジアルタイヤである。 〔作用〕 ゴムストツクは、前述した如くビードコア隣接
して配される高弾性ゴムと、該高弾性ゴムのサイ
ドウオール側にかつ前記高弾性ゴムに接して設け
られかつ100%モジユラスが高弾性ゴムよりも小
である低弾性ゴムとからなる2層によつて形成さ
れているため、ビード部の曲げ剛性は、底部が高
くかつサイドウオール側が低くなる。従つてビー
ド部とサイドウオールとの間で剛性が急変するの
を緩和でき、剛性が急変することによつて生じる
局部的な応力の集中を防止することが出来る。 さらに低弾性ゴムは高弾性ゴムに比べて100%
モジユラスが小であるためサイドウオール近傍の
ビード部に柔軟性を与えカーカスプライの巻き上
げ部近傍における剥離を有効に防止し、耐久性向
上を一層効果的にならしめる。 又金属コード補強層によつてカーカスの巻き上
げ部を包囲しているため、カーカスの巻き上げ部
端部に生じる剥離を防止できる。 又金属コード補強層をビード部の外側から底部
を通つて内側に延び、その内側上端の高さが前記
巻き上げ部上端の高さをこえて配しているため、
金属コード補強層によつてケース本体部を補強し
ビード部の剛性を高める。 さらに、有機繊維コードの被覆層をその上端高
さが金属コード補強層の内側上端部をこえて延設
したため、有機繊維コードの被覆層が金属コード
の配列角度のずれを抑え、金属コード補強層の内
側上端が高位置に位置するにもかかわらず、該内
側上端における剥離を防ぐことができる。 しかもビード部内側は金属コード補強層と有機
繊維コードの被覆層とが有機的に結合されること
により、補強層の厚みを増大することなくビード
部の剛性を高め、かつビード部の肉厚が過大とな
ることによつて生じる発熱を減じうるのである。 このように本願発明は、ゴムストツクの前記高
弾性ゴムと金属コード補強層と被覆層との構成が
一体化されビード部内側に作用する伸長応力を減
じ耐久性を一層向上しうるのである。 〔実施例〕 以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。 第4図は本発明の一実施例のラジアルタイヤの
ビード部の断面構造を示す。 図において金属コードのゴム引き層よりなるカ
ーカスプライ11はその端末部をビードコア12
の周りに巻き上げられ、ケース主体部11aと巻
き上げ部11bとの間には高弾性のゴムストツク
13が配置されている。そして前記巻き上げ部1
1bの外側には、該巻き上げ部11bを包囲して
ビード部の外側から底部を通つて内側に延びる金
属コード補強層14が配置され、その内側上端の
ビードベース部からの高さcが前記巻き上げ部上
端のビードベース部からの高さbを越えるように
配置される。さらにこの金属コード補強層14の
内側上端部付近を被覆するように有機繊維コード
の被覆層15が配置される。 ビード部構造は金属コード補強層14の外側上
端高さaを巻き上げ部上端高さbよりも高くし、
リムフランジと当接する近傍での剛性を高めリム
ずれ性能を改善している。他方、金属コード補強
層14の内側端は従来ではビード底部に終端して
いたため、ビード部の耐久性はなお不充分であつ
た。これは金属コード補強層の外側上端で新たな
剛性の段差により応力集中の起点になる他、巻き
上げ部11b及び金属コード補強層14よりなる
ビード部外側に比べてケース主体部つまりビード
部内側の剛性が低いためビード部の層間剪歪を十
分抑制できないことによる。そこで金属コード補
強層14の内側上端14aを巻き上げ部11b上
端よりも高く配置することによりケース主体部1
1aを補強し剛性を高めるものである。ここで金
属コード補強層14の内側上端14aをあまり高
くした場合ビード部の歪を減少し外側上端部14
bでのセパレーシヨンの防止にはなるが、逆に内
側上端14aがサイドウオールのフレツクスゾー
ンに位置するため、応力集中の新たな起点とな
り、総合的には耐久性の向上は充分でない。従つ
て、金属コード補強層14はその外側上端14a
のビードベース部からの高さaは内側上端14a
のビードベース部からの高さcよりも高く配置す
ることが望ましい。 なお重車両用タイヤに通常用いられるリムのフ
ランジ高さdは36〜46mmの範囲であり、前記巻き
上げ部上端はこのフランジ高さdよりも10mmを越
えないように配置することが望ましい。これはタ
イヤの転動回転に伴ないビード部外側はリムフラ
ンジの表面輪郭形状に対応した倒れこみ変形を起
こし、その結果、ビード部のリフランジ上端部近
傍ではタイヤ半径方向、周方向剪断方向の歪が最
も激しい領域となり、この領域に剛性の段差つま
り巻き上げ部が位置することは好ましくないから
である。一方、巻き上げ部上端を余り下げ過ぎる
とケース主体部11aのタイヤ半径方向外方への
引張歪及び巻き上げ部11bのタイヤ半径方向内
方への圧縮歪に充分耐えきれず、急激な負荷、横
応力が作用した場合いわゆるプライ抜けの現像を
生じる。従つて、巻き上げ部上端はリムフランジ
高さdよりも10mmを越えて低くならないようにす
ることが望ましい。次に前記巻き上げ部11bの
外側に隣接し、かつ巻き上げ部11b上端を越え
て金属コード補強層14が配置され、巻き上げ部
11b上端における歪を効果的に抑制する。従
来、巻き上げ部の外側にナイロン等の有機繊維層
を複数枚用いて補強する方法が採用されているが
金属コード補強層の剛性が大きく相違するため効
果的でない。一方、有機繊維層を多数用いるとビ
ード部が肉厚となり発熱が大きくなりゴムとコー
ドの剥離を生じやすくなる。そこで剛性の大きい
金属コード補強層14を使用するものであるが、
その上端高さaは通常48〜68mmの範囲で設定す
る。また巻き上げ部上端高さbと金属コード補強
層14の上端高さaとの差は8〜15mmの範囲が望
ましい。なお上端高さaを68mm以上に設定すると
屈曲の激しい領域となりその上端での剛性の段差
によりゴム剥離が生ずる。又金属コード補強層1
4のゴムは100%モジユラスが40〜70Kg/cm2、好
ましくは55〜65Kg/cm2のゴムを使用し、層の厚さ
を1.0〜2.5mmの範囲とすることがビード部補強及
び歪の制御の観点から望ましい。又金属コード補
強層のコードはカーカスプライのコードに対して
40゜〜75°、好ましくは50°〜60°の角度で交差する
ように配列し、コードの埋込み本数は20〜45エン
ズ/5cmであることが望ましい。 金属コード補強層14の内側上端部14a付近
には、該内側上端部14aを被覆するように有機
繊維コードからなる被覆層15が配置される。金
属コード補強層14の内側上端部14aが従来の
構造に比べて高い位置まで延在するため、屈曲歪
を受けやすく、特に負荷転動時に金属コードの配
列角度を変動させるが内側上端部14aの接着性
が劣ることと相俟つてゴム剥離が生じやすい。そ
こでこの内側上端部14aをビード部内側に隣接
して有機繊維コードの被覆層15を配置し、前記
上端部14aの歪を抑制するとともにビード底部
からサイドウオール方向に剛性を漸減させ応力の
分散、緩和を効果的に達成させる。 ここで被覆層15に用いる有機繊維はナイロ
ン、ポリエステル、レーヨン、芳香族ポリアミド
系を使用できるが、特に弾性率の高い芳香族ポリ
アミドが好ましく、例えば弾性率が300g/d以
上で1000〜6000デニールのものが好適である。ま
た被覆層15のコードは金属コード補強層14の
コードに対して交差するように、例えば40〜75゜
の角度で交差するように配列する。また被覆層1
5の埋設ゴムは金属コード補強層14よりも柔か
いゴム、例えば100%モジユラス30〜50Kg/cm2の
範囲のものを用いることが望ましい。 又被覆層15の上端部高さhは金属コード補強
層14の外側上端部高さaを越えて配置されるこ
とが好ましく、通常、リムフランジ高さdの150
〜200%の範囲に設定される。前記高さhが金属
コード補強層14の外側上端部高さaより高くす
ることにより被覆層15はビード底部からサイド
ウオール近傍までのび該被覆層15によつてビー
ド部の略全域に亘つて均等に補強することができ
る。 次に本実施例では、カーカスプライの主体部1
1aと巻き上げ部11bとの間でビードコアに隣
接した底部からタイヤ半径方向外方へ厚さを漸減
するように延びる高弾性のゴムストツク13が介
装されている。ここでストツクゴム13はビード
コア12に隣接し、サイドウオール方向に漸減す
る厚さを有する高弾性ゴム21と、該高弾性ゴム
21の外側に隣接し、かつその上端部が前記高弾
性ゴム21の上端部を越えるとともに前記高弾性
ゴムに比べて100%モジユラスが小さくなるゴム
からなる低弾性ゴムの二層で構成されている。こ
こで高弾性ゴム21は前記金属コード補強層14
及び被覆層15とともにおもにビード部内側に作
用する伸長応力を抑制するもので、その上端は前
記被覆層15の上端15aを越え、その高さL1
は通常1.5d〜4.0dの範囲で設定される。また高弾
性ゴム21は100モジユラスが50〜110Kg/cm2の範
囲としている。100モジユラスが50Kg/cm2未満で
あればビード部内側に作用する前記伸長応力を抑
制することが出来ず、又110Kg/cm2をこえるとビ
ード部の剛性が過大となり、乗心地が低下する。 前記低弾性ゴム13はカーカスプライの巻き上
げ部11b近傍における圧縮歪を緩和し該近傍に
おけるコードゴム剥離を有効に防止するため、前
記巻き上げ部11b及び金属コード補強層14の
外側上端を隣接あるいは被覆する如く配置され、
その上端高さL2は3d〜6dの範囲内で設定される。
更に低弾性ゴム13は100%モジユラスが18〜60
Kg/cm2の範囲に設定される。100%モジユラスが
18Kg/cm2未満なればビード部のサイドウオール部
近傍において剛性が不足し、腰折れが生じ易く腰
折れによつてカーカスプライ11はその巻き上げ
部11b近傍において剥離が生じ易い。逆に60
Kg/cm2をこえると高弾性ゴム15と剛性の差が少
なくなりサイドウオール部との間の剛性に急変が
生じ応力の集中が生じる。なお前記100%モジユ
ラスは23〜35Kg/cm2の範囲とするのがより好まし
い。 なお金属コード補強層14の外側上端14b近
傍で、該金属コード補強層14の外面もしくは外
面と内面の両方を被覆するように有機繊維コード
層、ゴム層又は短繊維埋設ゴム層よりなるカバー
ゴム18を配置することができる。第5図には金
属コード補強層14の前記内面及び外面に隣接し
てカバーゴム18を配置した例を示す。又ビード
部の外側で底部からリムフランジに当接する部
分、さらにゴムストツクに隣接する領域にまで達
するラバーチエーフアー19が配置される。この
ラバーチエーフアーはリムずれ摩耗を防止すると
ともに前記金属コード補強層及びゴムストツク1
3等の補強要素と一体となつてビード部を一層強
化するもので比較的硬いゴム、例えば100%モジ
ユラスが50〜90Kg/cm2のものが使用される。さら
に前記ラバーチエーフアー19とゴムストツク1
3の間に前記カバーゴム18によつて覆われた金
属コード補強層14の外側上端部14bを囲むと
ともに比較的柔軟な、例えば100%モジユラスが
20〜40Kg/cm2で厚さ1.0〜2.5mmの中間ゴム層20
が配置されることによりビード部の応力歪を効果
的に吸収緩和することが可能となる。 〔具体例〕 タイヤサイズ1000R2014PRでカーカスプライ
及びブレーカにスチールコードを用いかつ第1図
に示す構成を有するタイヤを試作するとともに、
耐久性及び歪量を測定した。タイヤの構造および
性能の測定結果を第1表に示す。 (イ) 耐久性試験 ドラム走行試験で1本あたりの荷重5.6トン
で25Km/b、内圧10Kg/cm2でビード部に亀裂が
発生するまでの走行距離を測定した。 第1表の結果から具体例のものはビード部の歪
量が大巾に低減し耐久性の向上が認められる。 次に具体例1の構造でカバーゴム18の層厚み
及び埋設ゴムのモジユラスを変更して耐久性を測
両用ラジアルタイヤに関する。 〔従来の技術〕 従来、重車両用ラジアルタイヤは第1図に示す
ごとく、ビードコア3の周りを外側に向かつて巻
き上げられた金属コードのカーカスプライ2の端
末部2aの付近を補強するため、タイヤビード部
の外側から底部を通つて内側に延び前記端末部2
aを包囲するように金属コード補強層4が配置さ
れる。該金属コード補強層4は専らカーカスプラ
イ2の巻き上げ端末部2aの応力集中を緩和する
ためのものであり、従つて外側上端部5を前記巻
き上げ端末部2aよりも高い位置に配置するとと
もに内側端部7はビード底部近傍にとどめられて
いる。これは金属コード補強層4の内側端部7は
カーカスプライの前記端末部2aの補強に何ら関
与しないと考えられており、しかも内側端部7を
変形の激しいビード部上方にまで延在せしめるこ
とはこの内側端部7が応力集中の新たな起点とな
るため第1図に示すごとく内側端部7を変形の少
ないビード底部近傍に配置させていた。しかし、
第1図に示す構成のものではビード部外側で金属
コード補強層4の上端部5において応力集中が生
じるという問題が生じた。この問題の一端を解決
するため、ビード部の外側において前記金属コー
ド補強層4の更に外側に、補強繊維層を配置する
構造が提案された(特公昭49−44122号) 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしこのような構造ではビード部が肉厚とな
り発熱を誘発する傾向にあり、高荷重下ではむし
ろビード部に加わる歪そのものが大きくなる結
果、補強繊維層自体のコード端がカーカスおよび
金属コード補強層の上端部がともに応力集中によ
るセパレーシヨン発生の核となりやすい。 そこで発明者は重車両用ラジアルタイヤのビー
ド部のセパレーシヨンの原因について研究を重ね
た結果、高荷重条件では金属コード補強層の上端
部5と該上端部5に対応するカーカスプライ2の
対応位置2b、つまり、金属コード補強層4の上
端部5からビード部厚み方向へ延びる仮想線mと
カーカスプライ2との交点との相対位置の変化
量、即ち層間歪、特に層間に生じる剪断歪量が増
大し、その結果、金属コード補強層の上端部5付
近での剛性の段差と相俟つて周囲のゴムとセパレ
ーシヨンが発生すること、更にこれが走行中の繰
返しの動的歪によつて発達、成長しクラツクとな
つてタイヤ表面にまで至ることが判明した。 つまりタイヤのビード部の静的及び動的な層間
歪の原因として次のごとく説明できる。 (イ) まず静的な層間歪に関し、金型設計のタイヤ
に内圧を充填する場合のカーカスプライの変形
挙動を第2図において説明すると、ビードコア
3を中心としてカーカスプライの内側、即ちケ
ース主体部8はタイヤ半径方向外方へ伸長さ
れ、一方カーカスプライの巻き上げ部2aは半
径方向内方へ引張られる。更にこの巻き上げ部
2aに隣接して配置される金属コード補強層4
も巻き上げ部の動きに追随して変化する。しか
してケース主体部8と巻き上げ部2a及び金属
コード補強層4の間に半径方向の層間剪断歪が
生起する。 (ロ) 次に動的な層間歪に関し、タイヤの接地転動
に際し接地部分でタイヤは縦方向に最もたわ
み、ビード部はサイド部が張出す形の屈撓変形
により、リムフランジに寄り添う方向に変形す
る。このとき巻き上げ端にはタイヤ半径方向、
周方向、剪断方向に歪が発生し、例えば第3図
aに示すごとくタイヤ半径方向の分布はタイヤ
接地中心(回転角度0゜)を境にして歪量は大き
く変動すること確かめ得た。なお第3図aにお
いて横軸は第3図bにおけるタイヤの回転角
度、縦軸は歪量(%)を示し、プラスは引張
歪、マイナスは圧縮歪を示し、αは圧縮量、β
は全歪量を示す。測定条件は内圧0.7Kg/cm2で
荷重7.5トン/8KSCである。 なおタイヤ周方向の歪分布、剪断方向の歪分布
も同様な傾向を示す。タイヤの接地転動に伴う前
記歪は周期的に繰り返されビード部の発熱損傷を
招来することとなる。このようなビード部の発熱
損傷は、ビード部の外側において金属コード補強
層4の上端部5を補強するのみでは解決しうるも
のではない。 発明者はさらに研究を重ねた結果、従来見過ご
されていたビード部内側における金属コード補強
層の内側上端部を前記巻き上げ部上端をこえて高
くすること及び金属コード補強層の内側上端付近
を被覆する有機繊維コードの被覆層を配設するこ
と、さらにカーカスプライのケース主体部と巻き
上げ部との間に配されるゴムストツクをビードコ
アに隣接した底部に高弾性ゴムと、高弾性ゴムの
サイドウオール部側に低弾性ゴムとからなる2層
に形成することにより、ビード部の耐久性を一層
向上しうることを見出したのである。 〔課題を解決するための手段〕 本発明は、ラジアル又はセミラジアル配列金属
コードのゴム引き層よりなる少なくとも1枚のカ
ーカスプライの端末部をビードコアの周りに巻き
上げるとともに、このカーカスプライにより形成
されるケース主体部と巻き上げ部との巻でビード
コアに隣接した底端からタイヤの半径方向外方へ
延びる高弾性ゴムストツクを配置し、前記ゴムス
トツクはビードコアに隣接して配置されるととも
に100%モジユラスが50〜110Kg/cm2の範囲のゴム
からなる高弾性ゴムと、該高弾性ゴムに隣接しか
つサイドウオール側に配置されるとともに前記高
弾性ゴムよりも100%モジユラスが小、かつ100%
モジユラスが18〜60Kg/cm2の範囲のゴムからなる
低弾性ゴムの二層で構成されており、前記巻き上
げ部を包囲してビード部の外側から底部を通つて
内側に延び、その内側上端の高さが前記巻き上げ
部上端の高さを越えるように金属コード補強層を
配置し、更に上端高さが前記金属コード補強層の
内側上端部をこえることにより、該金属コード補
強層の内側上端部付近を被覆するように有機繊維
コードの被覆層を配置したことを特徴とする重車
両用ラジアルタイヤである。 〔作用〕 ゴムストツクは、前述した如くビードコア隣接
して配される高弾性ゴムと、該高弾性ゴムのサイ
ドウオール側にかつ前記高弾性ゴムに接して設け
られかつ100%モジユラスが高弾性ゴムよりも小
である低弾性ゴムとからなる2層によつて形成さ
れているため、ビード部の曲げ剛性は、底部が高
くかつサイドウオール側が低くなる。従つてビー
ド部とサイドウオールとの間で剛性が急変するの
を緩和でき、剛性が急変することによつて生じる
局部的な応力の集中を防止することが出来る。 さらに低弾性ゴムは高弾性ゴムに比べて100%
モジユラスが小であるためサイドウオール近傍の
ビード部に柔軟性を与えカーカスプライの巻き上
げ部近傍における剥離を有効に防止し、耐久性向
上を一層効果的にならしめる。 又金属コード補強層によつてカーカスの巻き上
げ部を包囲しているため、カーカスの巻き上げ部
端部に生じる剥離を防止できる。 又金属コード補強層をビード部の外側から底部
を通つて内側に延び、その内側上端の高さが前記
巻き上げ部上端の高さをこえて配しているため、
金属コード補強層によつてケース本体部を補強し
ビード部の剛性を高める。 さらに、有機繊維コードの被覆層をその上端高
さが金属コード補強層の内側上端部をこえて延設
したため、有機繊維コードの被覆層が金属コード
の配列角度のずれを抑え、金属コード補強層の内
側上端が高位置に位置するにもかかわらず、該内
側上端における剥離を防ぐことができる。 しかもビード部内側は金属コード補強層と有機
繊維コードの被覆層とが有機的に結合されること
により、補強層の厚みを増大することなくビード
部の剛性を高め、かつビード部の肉厚が過大とな
ることによつて生じる発熱を減じうるのである。 このように本願発明は、ゴムストツクの前記高
弾性ゴムと金属コード補強層と被覆層との構成が
一体化されビード部内側に作用する伸長応力を減
じ耐久性を一層向上しうるのである。 〔実施例〕 以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。 第4図は本発明の一実施例のラジアルタイヤの
ビード部の断面構造を示す。 図において金属コードのゴム引き層よりなるカ
ーカスプライ11はその端末部をビードコア12
の周りに巻き上げられ、ケース主体部11aと巻
き上げ部11bとの間には高弾性のゴムストツク
13が配置されている。そして前記巻き上げ部1
1bの外側には、該巻き上げ部11bを包囲して
ビード部の外側から底部を通つて内側に延びる金
属コード補強層14が配置され、その内側上端の
ビードベース部からの高さcが前記巻き上げ部上
端のビードベース部からの高さbを越えるように
配置される。さらにこの金属コード補強層14の
内側上端部付近を被覆するように有機繊維コード
の被覆層15が配置される。 ビード部構造は金属コード補強層14の外側上
端高さaを巻き上げ部上端高さbよりも高くし、
リムフランジと当接する近傍での剛性を高めリム
ずれ性能を改善している。他方、金属コード補強
層14の内側端は従来ではビード底部に終端して
いたため、ビード部の耐久性はなお不充分であつ
た。これは金属コード補強層の外側上端で新たな
剛性の段差により応力集中の起点になる他、巻き
上げ部11b及び金属コード補強層14よりなる
ビード部外側に比べてケース主体部つまりビード
部内側の剛性が低いためビード部の層間剪歪を十
分抑制できないことによる。そこで金属コード補
強層14の内側上端14aを巻き上げ部11b上
端よりも高く配置することによりケース主体部1
1aを補強し剛性を高めるものである。ここで金
属コード補強層14の内側上端14aをあまり高
くした場合ビード部の歪を減少し外側上端部14
bでのセパレーシヨンの防止にはなるが、逆に内
側上端14aがサイドウオールのフレツクスゾー
ンに位置するため、応力集中の新たな起点とな
り、総合的には耐久性の向上は充分でない。従つ
て、金属コード補強層14はその外側上端14a
のビードベース部からの高さaは内側上端14a
のビードベース部からの高さcよりも高く配置す
ることが望ましい。 なお重車両用タイヤに通常用いられるリムのフ
ランジ高さdは36〜46mmの範囲であり、前記巻き
上げ部上端はこのフランジ高さdよりも10mmを越
えないように配置することが望ましい。これはタ
イヤの転動回転に伴ないビード部外側はリムフラ
ンジの表面輪郭形状に対応した倒れこみ変形を起
こし、その結果、ビード部のリフランジ上端部近
傍ではタイヤ半径方向、周方向剪断方向の歪が最
も激しい領域となり、この領域に剛性の段差つま
り巻き上げ部が位置することは好ましくないから
である。一方、巻き上げ部上端を余り下げ過ぎる
とケース主体部11aのタイヤ半径方向外方への
引張歪及び巻き上げ部11bのタイヤ半径方向内
方への圧縮歪に充分耐えきれず、急激な負荷、横
応力が作用した場合いわゆるプライ抜けの現像を
生じる。従つて、巻き上げ部上端はリムフランジ
高さdよりも10mmを越えて低くならないようにす
ることが望ましい。次に前記巻き上げ部11bの
外側に隣接し、かつ巻き上げ部11b上端を越え
て金属コード補強層14が配置され、巻き上げ部
11b上端における歪を効果的に抑制する。従
来、巻き上げ部の外側にナイロン等の有機繊維層
を複数枚用いて補強する方法が採用されているが
金属コード補強層の剛性が大きく相違するため効
果的でない。一方、有機繊維層を多数用いるとビ
ード部が肉厚となり発熱が大きくなりゴムとコー
ドの剥離を生じやすくなる。そこで剛性の大きい
金属コード補強層14を使用するものであるが、
その上端高さaは通常48〜68mmの範囲で設定す
る。また巻き上げ部上端高さbと金属コード補強
層14の上端高さaとの差は8〜15mmの範囲が望
ましい。なお上端高さaを68mm以上に設定すると
屈曲の激しい領域となりその上端での剛性の段差
によりゴム剥離が生ずる。又金属コード補強層1
4のゴムは100%モジユラスが40〜70Kg/cm2、好
ましくは55〜65Kg/cm2のゴムを使用し、層の厚さ
を1.0〜2.5mmの範囲とすることがビード部補強及
び歪の制御の観点から望ましい。又金属コード補
強層のコードはカーカスプライのコードに対して
40゜〜75°、好ましくは50°〜60°の角度で交差する
ように配列し、コードの埋込み本数は20〜45エン
ズ/5cmであることが望ましい。 金属コード補強層14の内側上端部14a付近
には、該内側上端部14aを被覆するように有機
繊維コードからなる被覆層15が配置される。金
属コード補強層14の内側上端部14aが従来の
構造に比べて高い位置まで延在するため、屈曲歪
を受けやすく、特に負荷転動時に金属コードの配
列角度を変動させるが内側上端部14aの接着性
が劣ることと相俟つてゴム剥離が生じやすい。そ
こでこの内側上端部14aをビード部内側に隣接
して有機繊維コードの被覆層15を配置し、前記
上端部14aの歪を抑制するとともにビード底部
からサイドウオール方向に剛性を漸減させ応力の
分散、緩和を効果的に達成させる。 ここで被覆層15に用いる有機繊維はナイロ
ン、ポリエステル、レーヨン、芳香族ポリアミド
系を使用できるが、特に弾性率の高い芳香族ポリ
アミドが好ましく、例えば弾性率が300g/d以
上で1000〜6000デニールのものが好適である。ま
た被覆層15のコードは金属コード補強層14の
コードに対して交差するように、例えば40〜75゜
の角度で交差するように配列する。また被覆層1
5の埋設ゴムは金属コード補強層14よりも柔か
いゴム、例えば100%モジユラス30〜50Kg/cm2の
範囲のものを用いることが望ましい。 又被覆層15の上端部高さhは金属コード補強
層14の外側上端部高さaを越えて配置されるこ
とが好ましく、通常、リムフランジ高さdの150
〜200%の範囲に設定される。前記高さhが金属
コード補強層14の外側上端部高さaより高くす
ることにより被覆層15はビード底部からサイド
ウオール近傍までのび該被覆層15によつてビー
ド部の略全域に亘つて均等に補強することができ
る。 次に本実施例では、カーカスプライの主体部1
1aと巻き上げ部11bとの間でビードコアに隣
接した底部からタイヤ半径方向外方へ厚さを漸減
するように延びる高弾性のゴムストツク13が介
装されている。ここでストツクゴム13はビード
コア12に隣接し、サイドウオール方向に漸減す
る厚さを有する高弾性ゴム21と、該高弾性ゴム
21の外側に隣接し、かつその上端部が前記高弾
性ゴム21の上端部を越えるとともに前記高弾性
ゴムに比べて100%モジユラスが小さくなるゴム
からなる低弾性ゴムの二層で構成されている。こ
こで高弾性ゴム21は前記金属コード補強層14
及び被覆層15とともにおもにビード部内側に作
用する伸長応力を抑制するもので、その上端は前
記被覆層15の上端15aを越え、その高さL1
は通常1.5d〜4.0dの範囲で設定される。また高弾
性ゴム21は100モジユラスが50〜110Kg/cm2の範
囲としている。100モジユラスが50Kg/cm2未満で
あればビード部内側に作用する前記伸長応力を抑
制することが出来ず、又110Kg/cm2をこえるとビ
ード部の剛性が過大となり、乗心地が低下する。 前記低弾性ゴム13はカーカスプライの巻き上
げ部11b近傍における圧縮歪を緩和し該近傍に
おけるコードゴム剥離を有効に防止するため、前
記巻き上げ部11b及び金属コード補強層14の
外側上端を隣接あるいは被覆する如く配置され、
その上端高さL2は3d〜6dの範囲内で設定される。
更に低弾性ゴム13は100%モジユラスが18〜60
Kg/cm2の範囲に設定される。100%モジユラスが
18Kg/cm2未満なればビード部のサイドウオール部
近傍において剛性が不足し、腰折れが生じ易く腰
折れによつてカーカスプライ11はその巻き上げ
部11b近傍において剥離が生じ易い。逆に60
Kg/cm2をこえると高弾性ゴム15と剛性の差が少
なくなりサイドウオール部との間の剛性に急変が
生じ応力の集中が生じる。なお前記100%モジユ
ラスは23〜35Kg/cm2の範囲とするのがより好まし
い。 なお金属コード補強層14の外側上端14b近
傍で、該金属コード補強層14の外面もしくは外
面と内面の両方を被覆するように有機繊維コード
層、ゴム層又は短繊維埋設ゴム層よりなるカバー
ゴム18を配置することができる。第5図には金
属コード補強層14の前記内面及び外面に隣接し
てカバーゴム18を配置した例を示す。又ビード
部の外側で底部からリムフランジに当接する部
分、さらにゴムストツクに隣接する領域にまで達
するラバーチエーフアー19が配置される。この
ラバーチエーフアーはリムずれ摩耗を防止すると
ともに前記金属コード補強層及びゴムストツク1
3等の補強要素と一体となつてビード部を一層強
化するもので比較的硬いゴム、例えば100%モジ
ユラスが50〜90Kg/cm2のものが使用される。さら
に前記ラバーチエーフアー19とゴムストツク1
3の間に前記カバーゴム18によつて覆われた金
属コード補強層14の外側上端部14bを囲むと
ともに比較的柔軟な、例えば100%モジユラスが
20〜40Kg/cm2で厚さ1.0〜2.5mmの中間ゴム層20
が配置されることによりビード部の応力歪を効果
的に吸収緩和することが可能となる。 〔具体例〕 タイヤサイズ1000R2014PRでカーカスプライ
及びブレーカにスチールコードを用いかつ第1図
に示す構成を有するタイヤを試作するとともに、
耐久性及び歪量を測定した。タイヤの構造および
性能の測定結果を第1表に示す。 (イ) 耐久性試験 ドラム走行試験で1本あたりの荷重5.6トン
で25Km/b、内圧10Kg/cm2でビード部に亀裂が
発生するまでの走行距離を測定した。 第1表の結果から具体例のものはビード部の歪
量が大巾に低減し耐久性の向上が認められる。 次に具体例1の構造でカバーゴム18の層厚み
及び埋設ゴムのモジユラスを変更して耐久性を測
【表】
【表】
叙上のごとく本発明は、ゴムストツクをビード
コアに隣接して配される高弾性ゴムと、そのサイ
ドウオール側に隣接して配される低弾性ゴムとに
よつて形成し、かつビード部内側において金属コ
ード補強層の内側上端をカーカスの巻き上げ部上
端をこえて高くするとともに、金属コード補強層
の前記内側上端部付近を被覆する有機繊維コード
の被覆層を配設しているため、ビード部の剛性を
底部からサイドウオールに向つて急変することな
く緩やかに減少しつつ、ビード部の厚みを薄くで
きるため、ビード部の発熱を抑えることによつ
て、ビード部の耐久性を向上しうる。
コアに隣接して配される高弾性ゴムと、そのサイ
ドウオール側に隣接して配される低弾性ゴムとに
よつて形成し、かつビード部内側において金属コ
ード補強層の内側上端をカーカスの巻き上げ部上
端をこえて高くするとともに、金属コード補強層
の前記内側上端部付近を被覆する有機繊維コード
の被覆層を配設しているため、ビード部の剛性を
底部からサイドウオールに向つて急変することな
く緩やかに減少しつつ、ビード部の厚みを薄くで
きるため、ビード部の発熱を抑えることによつ
て、ビード部の耐久性を向上しうる。
第1図は従来タイヤのビード部概略図、第2図
はビード部の変形挙動を示す概略図、第3図aは
タイヤ回転角と歪量との関係を示すグラフ、第3
図bはタイヤ回転状態を示す図、第4図は本発明
の一実施例を示すタイヤのビード部断面図、第5
図は他の例を示すビード部断面図である。 11……カーカスプライ、11a……ケース主
体部、11b……巻き上げ部、12……ビードコ
ア、13……低弾性ゴム、14……金属コード補
強層、15……被覆層、21……高弾性ゴム。
はビード部の変形挙動を示す概略図、第3図aは
タイヤ回転角と歪量との関係を示すグラフ、第3
図bはタイヤ回転状態を示す図、第4図は本発明
の一実施例を示すタイヤのビード部断面図、第5
図は他の例を示すビード部断面図である。 11……カーカスプライ、11a……ケース主
体部、11b……巻き上げ部、12……ビードコ
ア、13……低弾性ゴム、14……金属コード補
強層、15……被覆層、21……高弾性ゴム。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ラジアル又はセミラジアル配列金属コードの
ゴム引き層よりなる少なくとも1枚のカーカスプ
ライの端末部をビードコアの周りに巻き上げると
ともに、このカーカスプライにより形成されるケ
ース主体部と巻き上げ部との間でビードコアに隣
接した底端からタイヤの半径方向外方へ延びるゴ
ムストツクを配置し、前記ゴムストツクはビード
コアに隣接して配置されるとともに100%モジユ
ラスが50〜110Kg/cm2の範囲のゴムからなる高弾
性ゴムと、該高弾性ゴムに隣接しかつサイドウオ
ール側に配置されるとともに前記高弾性ゴムより
も100%モジユラスが小、かつ100%モジユラスが
18〜60Kg/cm2の範囲のゴムからなる低弾性ゴムの
二層で構成されており、前記巻き上げ部を包囲し
てビード部の外側から底部を通つて内側に延び、
その内側上端の高さが前記巻き上げ部上端の高さ
を越えるように金属コード補強層を配置し、更に
上端高さが前記金属コード補強層の内側上端部を
こえることにより、該金属コード補強層の内側上
端部付近を被覆するように有機繊維コードの被覆
層を配置したことを特徴とする重車両用ラジアル
タイヤ。 2 被覆層の上端部のビードベース部からの高さ
(h)は金属コード補強層のビード部外側の上端部の
ビードベース部からの高さ(a)よりも高く配置され
ている特許請求の範囲第1項記載の重車両用ラジ
アルタイヤ。 3 金属コード補強層はビード部外側の上端部の
ビードベース部からの高さ(a)がビード部内側の上
端部のビードベース部からの高さ(c)よりも高く配
置されている特許請求の範囲第1項及び第2項記
載の重車両用ラジアルタイヤ。 4 被覆層の有機繊維コードは芳香族ポリアミド
繊維コードである特許請求の範囲第1項乃至第3
項記載の重車両用ラジアルタイヤ。 5 被覆層の有機繊維コードはナイロン繊維コー
ドである特許請求の範囲第1項乃至第3項記載の
重車両用ラジアルタイヤ。 6 被覆層は金属コード補強層の上端部付近でビ
ード部内側に隣接して配置される特許請求の範囲
第1項記載の重車両用ラジアルタイヤ。 7 被覆層は金属コード補強層の上端部付近で該
金属コード補強層とカーカスプライの間に配置さ
れる特許請求の範囲第1項記載の重車両用ラジア
ルタイヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57138783A JPS5929504A (ja) | 1982-08-09 | 1982-08-09 | 重車両用ラジアルタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57138783A JPS5929504A (ja) | 1982-08-09 | 1982-08-09 | 重車両用ラジアルタイヤ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5929504A JPS5929504A (ja) | 1984-02-16 |
| JPH0328328B2 true JPH0328328B2 (ja) | 1991-04-18 |
Family
ID=15230097
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57138783A Granted JPS5929504A (ja) | 1982-08-09 | 1982-08-09 | 重車両用ラジアルタイヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5929504A (ja) |
Families Citing this family (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JPS5989206A (ja) * | 1982-11-11 | 1984-05-23 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 重車両用ラジアルタイヤ |
| JPS6018005U (ja) * | 1983-07-14 | 1985-02-07 | 住友ゴム工業株式会社 | 重車両用ラジアルタイヤ |
| JP2004205161A (ja) | 2002-12-26 | 2004-07-22 | Hitachi Ltd | 固体燃料ボイラ及びボイラ燃焼方法 |
| JP4500117B2 (ja) * | 2004-07-05 | 2010-07-14 | 東洋ゴム工業株式会社 | 重荷重用空気入りラジアルタイヤ |
| JP5104050B2 (ja) * | 2007-06-12 | 2012-12-19 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
| EP2602124B1 (en) * | 2010-08-06 | 2019-03-13 | Bridgestone Corporation | Tire |
| JP2012106531A (ja) * | 2010-11-15 | 2012-06-07 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 重荷重用タイヤ |
| JP6396168B2 (ja) * | 2014-10-21 | 2018-09-26 | 東洋ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
| JP7354364B1 (ja) * | 2022-06-24 | 2023-10-02 | 住友ゴム工業株式会社 | 重荷重用タイヤ |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5321985Y2 (ja) * | 1975-10-02 | 1978-06-08 | ||
| JPS53119501A (en) * | 1977-03-24 | 1978-10-19 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | Pneumatic tire |
| JPS574532A (en) * | 1980-06-11 | 1982-01-11 | Toyo Kanetsu Kk | Corrosion protection executing method for weld part of inner surface of storage tank at water filling test |
-
1982
- 1982-08-09 JP JP57138783A patent/JPS5929504A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5929504A (ja) | 1984-02-16 |
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