JPH0328516B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0328516B2 JPH0328516B2 JP62060408A JP6040887A JPH0328516B2 JP H0328516 B2 JPH0328516 B2 JP H0328516B2 JP 62060408 A JP62060408 A JP 62060408A JP 6040887 A JP6040887 A JP 6040887A JP H0328516 B2 JPH0328516 B2 JP H0328516B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reference electrode
- potential
- temperature
- copper
- zinc
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Prevention Of Electric Corrosion (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
この発明は、淡水用特に高温淡水用に適したパ
ーマネント型照合電極に関する。
ーマネント型照合電極に関する。
「従来技術」
火力発電所、製鉄所、石油化学工場等の熱交換
器或いはホテル、学校、病院等で用いられている
貯湯槽や温水器の内面防食に電気防食法を採用す
るに際して、必要防食電流(直流)を供給して初
めて防食が達成される訳であるが、その必要防食
電流はその金属の完全防食電位値によつて決定さ
れる。
器或いはホテル、学校、病院等で用いられている
貯湯槽や温水器の内面防食に電気防食法を採用す
るに際して、必要防食電流(直流)を供給して初
めて防食が達成される訳であるが、その必要防食
電流はその金属の完全防食電位値によつて決定さ
れる。
例えば、鉄鋼を電気防食する場合、飽和甘汞照
合電極基準で淡水中に於ける鉄の自然電位が−
300〜−600mV(温度によつて変化)であるから、
完全防食電位の−770mV迄防食電流を供給し陰
分極させる必要がある。
合電極基準で淡水中に於ける鉄の自然電位が−
300〜−600mV(温度によつて変化)であるから、
完全防食電位の−770mV迄防食電流を供給し陰
分極させる必要がある。
上記の完全防食電位の計測は上述の如く基準と
なる照合電極を用いて行なわれる。
なる照合電極を用いて行なわれる。
この場合、基準照合電極としては、飽和甘汞照
合電極(−770mV)、飽和硫酸銅照合電極(−
850mV)、海水塩化銀照合電極(−780mV)等
が鉄鋼との対応から周知である。〔( )内はいず
れも鉄鋼の防食電位で、以下同じ。〕 これ等は何れもガラス管やプラスチツク管内部
に緩衝液として電解質溶液を充填して態様で使わ
れている。
合電極(−770mV)、飽和硫酸銅照合電極(−
850mV)、海水塩化銀照合電極(−780mV)等
が鉄鋼との対応から周知である。〔( )内はいず
れも鉄鋼の防食電位で、以下同じ。〕 これ等は何れもガラス管やプラスチツク管内部
に緩衝液として電解質溶液を充填して態様で使わ
れている。
一方、かかる電解質溶液を充填する必要のない
剥き出しの金属照合電極として、鉄照合電極(約
−200〜−300mV)、亜鉛照合電極(約+200〜+
280mV)、鉛照合電極(約−50〜0mV)等があ
るが、鉄照合電極にあつては酸化被膜の形成で電
位が不安定となること、亜鉛照合電極にあつては
温度で電位不安定であり固有電位が卑なために腐
食を伴うという不都合があり、採用することはで
きない。
剥き出しの金属照合電極として、鉄照合電極(約
−200〜−300mV)、亜鉛照合電極(約+200〜+
280mV)、鉛照合電極(約−50〜0mV)等があ
るが、鉄照合電極にあつては酸化被膜の形成で電
位が不安定となること、亜鉛照合電極にあつては
温度で電位不安定であり固有電位が卑なために腐
食を伴うという不都合があり、採用することはで
きない。
「発明が解決しようとする問題点」
しかるに、上記の一般に認められている基準照
合電極は熱的、強度的に極めて脆弱であり、長期
に渡るプラント内部への設置が不可能である。
合電極は熱的、強度的に極めて脆弱であり、長期
に渡るプラント内部への設置が不可能である。
そこで、従来は例えば貯湯槽の防食では実際の
電位を計測出来ないまま設計電流をそのまま通電
している。
電位を計測出来ないまま設計電流をそのまま通電
している。
しかし、水質、温度、塗膜、ヒーターの有無等
に応じた適正電流量が供給され防食電位が維持さ
れないかぎり腐食に至る。すなわち、高温淡水用
パーマネント型照合電極が未開発であるばかり
に、適正な防食管理が出来ず、貯湯槽等では腐食
事故に至る事例が多く、電気防食への信頼を失い
兼ねない状態になつているのが実情である。
に応じた適正電流量が供給され防食電位が維持さ
れないかぎり腐食に至る。すなわち、高温淡水用
パーマネント型照合電極が未開発であるばかり
に、適正な防食管理が出来ず、貯湯槽等では腐食
事故に至る事例が多く、電気防食への信頼を失い
兼ねない状態になつているのが実情である。
「問題点を解決するための手段」、「作用」
本発明は上述の事情に鑑みなされたもので、そ
の要旨とするところは、銅50〜80%、亜鉛50%未
満、鉛12%以下、錫12%以下である銅−亜鉛合金
より成る常高温の淡水等の電解質中に在する各種
金属の電位を計測するに際して用いられる金属製
パーマネント型銅・亜鉛照合電極を提供すること
により、周知の概存照合電極電位と近似した値を
安定して有して、熱的、強度上の問題点を解消し
て設置条件を有利にすると共にその材質上腐食し
ないために電流の流出がない利点を奏し、電気防
食への信頼を回復するとした点にある。
の要旨とするところは、銅50〜80%、亜鉛50%未
満、鉛12%以下、錫12%以下である銅−亜鉛合金
より成る常高温の淡水等の電解質中に在する各種
金属の電位を計測するに際して用いられる金属製
パーマネント型銅・亜鉛照合電極を提供すること
により、周知の概存照合電極電位と近似した値を
安定して有して、熱的、強度上の問題点を解消し
て設置条件を有利にすると共にその材質上腐食し
ないために電流の流出がない利点を奏し、電気防
食への信頼を回復するとした点にある。
「実施例」
以下、これを詳細に説明する。
本発明者は既述の既存の照合電極がその構造か
ら熱的、強度上の問題点を有して設置不可である
ことから、あくまでも強度上心配のない金属製パ
ーマネント型の電極の開発を目指し、種々研究の
結果、銅−亜鉛合金に於いて、銅50〜80%、亜鉛
50%以下、鉛0〜12%以下、スズ0〜12%以下の
成分として、このものの対温安定性を調べると、
他の金属製パーマネント型の電極よりもすぐれて
いた。すなわち、第1図は本発明になる銅−亜鉛
合金(サンプルNo.1〜9)と他の金属(サンプル
No.10〜14)の金属組成を示したものであり、これ
らサンプルに対して飽和甘汞照合電極基準のもと
で、各温度における電位を測定した結果を第2図
に示す。
ら熱的、強度上の問題点を有して設置不可である
ことから、あくまでも強度上心配のない金属製パ
ーマネント型の電極の開発を目指し、種々研究の
結果、銅−亜鉛合金に於いて、銅50〜80%、亜鉛
50%以下、鉛0〜12%以下、スズ0〜12%以下の
成分として、このものの対温安定性を調べると、
他の金属製パーマネント型の電極よりもすぐれて
いた。すなわち、第1図は本発明になる銅−亜鉛
合金(サンプルNo.1〜9)と他の金属(サンプル
No.10〜14)の金属組成を示したものであり、これ
らサンプルに対して飽和甘汞照合電極基準のもと
で、各温度における電位を測定した結果を第2図
に示す。
又、第3図はサンプルNo.12(亜鉛)、13(鉛)及
び14(鉄SS41)を除く銅系金属の経時変化を対比
した結果である。第2図の結果を図表化すると第
3図の如くで、純胴サンプルNo.11は温度の上昇と
共に大きく自然電位(E)が貴化しているのが解る。
その他銅合金は温度の上昇で卑化する傾向である
が、特にサンプルNo.10は他の合金と異なり亜鉛と
鉛がなく、Pの成分が多いことによつてか卑化の
傾向が大きい。
び14(鉄SS41)を除く銅系金属の経時変化を対比
した結果である。第2図の結果を図表化すると第
3図の如くで、純胴サンプルNo.11は温度の上昇と
共に大きく自然電位(E)が貴化しているのが解る。
その他銅合金は温度の上昇で卑化する傾向である
が、特にサンプルNo.10は他の合金と異なり亜鉛と
鉛がなく、Pの成分が多いことによつてか卑化の
傾向が大きい。
照合電極は温度の影響を受けにくいことが望ま
しので、サンプルNo.1〜9はCu、Zn、Su、Pbの
合金で前者の合金に比較して余り大きな電位変化
を起こしていないゆえに最も望ましい。かくし
て、温度差50℃程度の温度変化のもとで、プラス
側でも、またマイナス側でも20mv以下程度の安
定した電位を呈する金属製パーマネント型照合電
極が開発された訳である。
しので、サンプルNo.1〜9はCu、Zn、Su、Pbの
合金で前者の合金に比較して余り大きな電位変化
を起こしていないゆえに最も望ましい。かくし
て、温度差50℃程度の温度変化のもとで、プラス
側でも、またマイナス側でも20mv以下程度の安
定した電位を呈する金属製パーマネント型照合電
極が開発された訳である。
なを、本発明による照合電極は高温淡水はもち
ろんのこと、常温淡水でも、常温淡水を加温して
いる過程においても使用することができる。
ろんのこと、常温淡水でも、常温淡水を加温して
いる過程においても使用することができる。
上述の如く、本発明に係る照合電極は金属製で
あるので取り付けに際する強度は充分にあり、第
4図に示す如き要領にて貯湯槽等の熱交換器類に
組付けすることが可能である。
あるので取り付けに際する強度は充分にあり、第
4図に示す如き要領にて貯湯槽等の熱交換器類に
組付けすることが可能である。
すなわち、第4図は貯湯槽本体1に対する本発
明の高温淡水用パーマネント型照合電極2(電位
検知センサー)の組付構造を示す断面図で、該本
体1の穿孔に溶接着のソケツト3に電極ケースと
してのパイプ4を螺合着し、更に、前者照合電極
2に絶縁スリーブ5を捲着し、基部のリード線7
止着部を樹脂モールド6にて被覆したところの電
極2を挿着し、カツプリング本体10に挿入され
たシール用パツキン8を介してカツプリング9止
めにて組付けしている。しかして本体1外側より
防食系内部の電解質中に電線配線を行なう必要な
く簡易に取り付け、並びに交換がなし得る。
明の高温淡水用パーマネント型照合電極2(電位
検知センサー)の組付構造を示す断面図で、該本
体1の穿孔に溶接着のソケツト3に電極ケースと
してのパイプ4を螺合着し、更に、前者照合電極
2に絶縁スリーブ5を捲着し、基部のリード線7
止着部を樹脂モールド6にて被覆したところの電
極2を挿着し、カツプリング本体10に挿入され
たシール用パツキン8を介してカツプリング9止
めにて組付けしている。しかして本体1外側より
防食系内部の電解質中に電線配線を行なう必要な
く簡易に取り付け、並びに交換がなし得る。
「発明の効果」
以上の如く、本発明によるならば、熱的、強度
的問題を有せず既存の照合電極と近似した電位の
安定した金属製パーマネント型照合電極が提供さ
れるので、貯湯槽等での電気防食への信頼を確保
し得極めて有意義である。
的問題を有せず既存の照合電極と近似した電位の
安定した金属製パーマネント型照合電極が提供さ
れるので、貯湯槽等での電気防食への信頼を確保
し得極めて有意義である。
第1〜3図は本発明内容を示す各種結果の図
表、第4図は本発明品の貯湯槽に対する組付態様
図である。 1……貯湯槽本体、2……高温淡水用パーマネ
ント型照合電極、3……ソケツト、4……パイ
プ、5……絶縁スリーブ、6……樹脂モールド、
7……リード線、8……シール用パツキン、9…
…カツプリング、10……カツプリング本体。
表、第4図は本発明品の貯湯槽に対する組付態様
図である。 1……貯湯槽本体、2……高温淡水用パーマネ
ント型照合電極、3……ソケツト、4……パイ
プ、5……絶縁スリーブ、6……樹脂モールド、
7……リード線、8……シール用パツキン、9…
…カツプリング、10……カツプリング本体。
Claims (1)
- 1 銅50〜80%、亜鉛50%未満、鉛12%以下、錫
12%以下である銅−亜鉛合金より成る淡水用特に
高温淡水用に適したパーマネント型照合電極。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62060408A JPS63227789A (ja) | 1987-03-16 | 1987-03-16 | 淡水用特に高温淡水用に適したパーマネント型照合電極 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62060408A JPS63227789A (ja) | 1987-03-16 | 1987-03-16 | 淡水用特に高温淡水用に適したパーマネント型照合電極 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63227789A JPS63227789A (ja) | 1988-09-22 |
| JPH0328516B2 true JPH0328516B2 (ja) | 1991-04-19 |
Family
ID=13141322
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62060408A Granted JPS63227789A (ja) | 1987-03-16 | 1987-03-16 | 淡水用特に高温淡水用に適したパーマネント型照合電極 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63227789A (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59129873U (ja) * | 1983-02-09 | 1984-08-31 | 株式会社東芝 | 電気防食用基準電極 |
-
1987
- 1987-03-16 JP JP62060408A patent/JPS63227789A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63227789A (ja) | 1988-09-22 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US2459123A (en) | Water heating device with corrosion protective anode | |
| Matsuda et al. | Effect of pH, sulfates, and chlorides on behavior of sodium chromate and nitrite as passivators for steel | |
| US2343440A (en) | Domestic water heater | |
| US2486936A (en) | Combination outlet fitting and sacrificial anode | |
| JPH0328516B2 (ja) | ||
| CN109385635A (zh) | 一种复配离子液体缓蚀剂及其制备方法 | |
| US2187143A (en) | Insulator | |
| JPS6335716B2 (ja) | ||
| Nady et al. | Beneficial effects of Zn, Al and Ni addition on the stability of some Cu-ternary alloys in acidic solutions | |
| JPS5818814Y2 (ja) | デンキユワカシキ | |
| JPS59140380A (ja) | 長寿命型流電陽極 | |
| Zhao et al. | Inhibition effect of Schiff base compounds T33, T45, T46 and T49 on aluminum corrosion in composite phase change material Na2HPO4· 12H2O–Na2SO4· 10H2O melting by electrochemical test | |
| JPH037859B2 (ja) | ||
| JPS63123998A (ja) | 熱交換器の防食装置 | |
| Nilsen et al. | Corrosion Behaviour and Cathodic Protection of Stainless Steels for Offshore Hot Risers | |
| JPH0368339B2 (ja) | ||
| JPS606433Y2 (ja) | 防蝕用電極 | |
| JPS6011095Y2 (ja) | 防食用電極取付装置 | |
| JPS6335995Y2 (ja) | ||
| JPS59110996A (ja) | 被覆配管 | |
| Fergus | Corrosion—The Great Destroyer | |
| JPS58103958A (ja) | アルミニウム製熱交換器 | |
| JPS6191463A (ja) | 太陽熱温水器 | |
| Bakulin | Electrochemical Protection of Aluminum Alloys in Sea Water.(Translation) | |
| JPH0211831B2 (ja) |