JPH0329304A - 軟磁性薄膜ならびにその製造方法 - Google Patents
軟磁性薄膜ならびにその製造方法Info
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- JPH0329304A JPH0329304A JP16267289A JP16267289A JPH0329304A JP H0329304 A JPH0329304 A JP H0329304A JP 16267289 A JP16267289 A JP 16267289A JP 16267289 A JP16267289 A JP 16267289A JP H0329304 A JPH0329304 A JP H0329304A
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- H01F10/08—Thin magnetic films, e.g. of one-domain structure characterised by magnetic layers
- H01F10/10—Thin magnetic films, e.g. of one-domain structure characterised by magnetic layers characterised by the composition
- H01F10/12—Thin magnetic films, e.g. of one-domain structure characterised by magnetic layers characterised by the composition being metals or alloys
- H01F10/16—Thin magnetic films, e.g. of one-domain structure characterised by magnetic layers characterised by the composition being metals or alloys containing cobalt
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- H01F10/132—Amorphous metallic alloys, e.g. glassy metals containing cobalt
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Magnetic Heads (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、例えば磁気ヘッドなどに用いられる軟磁性薄
膜に係り、特にコバルトを主体とするほとんどが非晶質
合金の軟磁性薄膜ならびにその製造方法に関するもので
ある. [従来技術] 磁気ヘッド、高周波リアクトル用コアあるいは磁気シー
ルド材などに適用される軟磁性薄膜材料として、バーマ
ロイ、コバルト基非晶質合金、センダストなどが中心に
検討されている.特にCO−Tf合金膜あるいはCo−
Ta合金膜はスパッタリング法などによって形成すると
、非晶質状態となり、高い飽和磁束密度でかつ良好な軟
磁性特性を有することから有望視されている.しかし、
この軟磁性材料においても実用上問題がない訳ではなく
,特に熱的安定性の面では各種磁気素子の製造プロセス
上に様々な制約を生じる.すなわち、例えば磁気ヘッド
を製造する場合,磁気コアの間にガラスを介在させ、加
熱によりそのガラスを溶融させて磁気コアどうしを接合
する工程、あるいは磁気特性を向上させるため磁気コア
を磁界中で熱処理する工程は,例えば600℃程度の比
較的高温で行われる.そのためこれらの熱処理により前
記軟磁性薄膜の結晶化が進み、軟磁気特性が著しく劣化
するという問題がある.この対策として,前記磁気ヘッ
ドを製造する場合、低融点ガラスを使用することにより
プロセスの低温化を図る方法が採用されている.しかし
,低融点ガラスは磁気コアに比較して耐摩耗性に乏しく
、磁気記録媒体との摺接によりガラス層の方が先に摩耗
してしまい,ガラス層表面と磁気コア表面との間に段差
ができる.そしてこの段差の形成により、磁気記録媒体
の磁性層が損傷を受け、そのために磁気記録特性が劣化
してしまう.さらにこのGo−Ti合金膜あるいはCo
−Ta合金膜は他のCo基非晶質合金と同様に、飽和磁
束密度を高くするためにGoリッチにすると、軟磁性薄
膜の結晶化温度が著しく下がり、そのために熱処理の温
度が制限され、プロセスのマージンが狭められるという
問題がある. そこでプロセスのマージンならびに磁気特性の両面から
,高い飽和磁束密度を保持し、かつ結晶化温度の高い材
料の開発が強く期待されている.このような期待に応え
る一つの方法として、既にGo−Nb−Zr−Ta非晶
質合金の窒化膜が提案されている(電子通信学会技術研
究報告 MR86−4,P25〜32rN,混合ガス中
でスパツタしたアモルファス合金膜の磁性」).その結
果,窒化により結晶化温度が高くなり、膜硬度も増し、
さらに特徴的な現象として. M.Takahashi
等が鉄窒化膜に見出したのと同様に(T.K.kima
nd M.Takahashi;Applied Ph
ysics Letters,vol.20, PP4
92, 1972>、Go−Nb−Z r−Ta非晶質
合金においても窒化により飽和磁束密度が増加する事が
見出された. [発明が解決しようとする課題コ しかしながらその反面、この膜では膜厚を300人以上
にすると著しく軟磁気特性が劣化することから、応用分
野への適用が困難視されている. この対策として、非常に薄い窒化膜と非窒化膜とを交互
に積層し、磁気特性の劣化を防止することが試みられた
.この方法により軟磁気特性の劣化は防止できたが、極
めて薄い膜を多層に形威して所定の膜厚にすることが必
要である.前記窒化膜ならびに非窒化膜の膜厚が200
人の場合、例えば10μmの軟磁性薄膜を形或するため
には、窒化膜ならびに非窒化膜を500回繰り返して形
成する必要である.そのため、製造工程が非常に煩雑で
生産性ならびにコストの点で問題がアル.本発明は、こ
のような欠点を解消し、優れた軟磁気特性、熱安定性を
有する軟磁性膜ならびにその製造方法を提供することに
ある. [課題を解決するための手段] 前記目的を達成するため,本発明は、コバルトを主体と
し、それにチタンならびにタンタルのグループから選択
された少なくとも1種の金属元素を添加した合金からな
り、それに窒素元素が混入していることを特徴とするも
のである.前記百的を達成するため,さらに本発明は、
コバルトを主体とし、それにチタンならびにタンタルの
グループから選択された少なくとも1種の金属元素を添
加した合金からなり、その合金を窒素ガスの存在下でス
パッタリングさせることにより、基体上に窒素元素を混
入した合金薄膜を形成したことを特徴とするものである
. 前記目的を達戒するため、さらに本発明は、コバルトを
主体にし、それにチタンならびにタンクルのグループか
ら選択された少なくとも1種の金属元素と,窒素元素と
が添加されているターゲットを用い、これをスパッタリ
ングさせることにより、基体上に窒素元素を混入した合
金薄膜を形成したことを特徴とするものである. [作用] Co−Ti合金膜あるいはCo−Ta合金膜などは、通
常、TiあるいはTaの添加率を15原子%程度以上に
すると非晶質化し良好な軟磁性膜となるが,本発明はこ
れら合金中に窒素を混入することにより、優れた軟磁気
特性を維持しながら熱的安定性を向上することがきるこ
とを見出した.すなわち、Go−Ti合金膜あるいはC
o−Ta合金膜といった非晶質合金膜では,結晶化温度
以上の温度に晒されると急速に結晶化が進行し、その軟
磁気特性が著しく劣化する.これに対して本発明のCo
−Ti,Co−Ta,Go−Ti−Ta,Co−Ti一
第3元素(後述) , Go −Ta一第3元素,Co
−Ti−Ta一第3元素窒化合金膜は,高温雰囲気に晒
されても結晶化の進行が遅く、一部が結晶化しても軟磁
気特性の劣化は非常に小さい.このような窒化による熱
安定性の向上についての理論的な根拠は明らかでないが
、窒素が母体の金属元素と強く結合して、結晶化の進行
を抑制していると考えられる. 本発明に係るCo−Ti,Go−Ta等の窒化合金膜の
製造方法としては、Co−Ti,Co−Ta等の合金を
窒素混入ガス雰囲気中でスパッタリングしてもよいし、
Co−Ti,Co−Ta等の窒化合金ターゲットをその
ままスパッタリングしてもよい. またスパッタリング方法としては、イオンビームスパッ
タリング、高周波スパッタリング、直流スパッタリング
などが用いられ、特にイオンビームスパッタリングによ
って製造した軟磁性膜は、優れた磁気特性を有するため
賞用できる.[実施例] 本発明において使用される軟磁性材料は、Coを主体と
し.Taあるいは(および)Tiを所定量含有したCO
基合金で、さらに窒素が混入されている.この軟磁性薄
膜の結晶構造は,熱処理前はほぼ完全に非晶質状態であ
り,熱処理後は一部微結晶化しているが、ほとんど非晶
質状態である.なお,本発明の軟磁性薄膜における磁歪
定数を調整するため等に、例えばZr,Hf,Y,Nb
,Mo,Wなどの他の第3元素を少量添加することもで
きる. COに対するTaあるいは(および)Tiの添加率は、
15〜307F子%(実施例では18原子%)が適当で
ある. 第1図は、本発明の実施例に用いるイオンビームスパッ
タリング装置の概略構或図である.同図において1は排
気管、2は二一ドルパルブ、3はイオン銃、4はターゲ
ット、5は基板、6は真空槽である.この真空槽6内を
I X 1 0”トール以下の高真空状態にした後、二
一ドルパルブ2よりアルゴンと窒素の混合ガスを槽内圧
力が3×10−’トールとなるように導入した.次にイ
オン#li!3より0.7 KVに加速したアルゴンイ
オンを,例えばCo@2Ti1m合金のターゲツト4に
照射し、それによって生じたスパッタリング微粒子を耐
熱ガラスからなる基板5上に膜厚7000人となるよう
に堆積させる.なお,薄膜形成におけるアルゴンイオン
照射電流は20mAとし、膜の堆積速度は20〜30人
/分とし、薄膜形或時には前記基板5に−40Vのバイ
アス電圧を印加した.そしてこのようにして形威した膜
を、500℃で約30分間磁界(400 0s)中で
熱処理した. このようにして作威した窒化膜ならびに同一合金組威の
非窒化膜の,ai気特性(保磁力)をVSMにより測定
し、その結果を次の表に示した.表 また.各サンプルの結晶構造をX線回折(CuKα)に
より調べた結果、熱処理前のものはいずれもほぼ完全に
非晶質状態であった.熱処理後の窒化膜の方は一部微結
晶化しているがそのほとんどは非晶質状態にあるのに対
し,非窒化膜の方は結晶化がかなり進行していることが
分った.前記表から明らかなように、非窒化膜の場合は
約400℃で結晶化が開始するため、500℃の熱処理
では保磁力が急増(550倍)している.これに対して
本発明の窒化膜は、X線回折によれば一部結晶化してい
るものの,その進行は遅く、そのため高温の熱処理後に
おいても良好な軟磁気特性(保磁力は60倍増大で、非
窒化膜に比較すると約1/9に抑制されている)を有し
ている.なお、前記熱処理は磁界中で行ったが,磁界を
かけないで熱処理を行っても、同様の優れた軟磁気特性
が得られることが実験で確認されている.前記実施例で
はCo−Ti合金を用いたが、Co−Ta合金,Go−
Ti−Ta合金,Co−Ti一第3元素合金,Go−T
a一第3元素合金,Co−Ti−Ta一第3元素合金等
においても良好な軟磁気特性が得られる. 前記実施例ではCo−Ti合金をターゲットとして用い
,窒素ガスの存在下でスパッタリングを行ったが、例え
ばT i NあるいはTaN等の窒化物のペレットとC
o板との複合物をターゲットとして用い(形或される薄
膜中の合金組成は、Co板上のベレットの数によってv
4整することができる),これをそのままスパッタリン
グしても窒素を含んだCo基合金薄膜が得られる. 前記実施例ではイオンビームスパッタリング広により軟
磁性薄膜を形威したが,例えば高周波スパッタリング法
など他の方法でも軟磁性薄膜を形成することができる.
この薄膜形成技術のうち特にイオンビームスパッタリン
グ法によって形威された軟磁性薄膜は、優れた磁気特性
を有している.これの理論的な根拠は明らかでないが、
次のようなことが考えられる.すなわち、スパッタ雰囲
気中に窒素が存在していると、それがアルゴンプラズマ
中でイオン化される訳であるが,イオンビームスパッタ
リング法を採用すれば、プラズマがイオン銃の中にあり
、形成された膜が窒素イオンに晒されないから、膜中に
柱状組織のようなものが戒長しないことに起因している
と予測される.[発明の効果] 本発明は前述のような構成になっており、軟磁気特性な
らびに熱的安定性の両面を向上することができる. また本発明によれば、5000〜8000人程度の比較
的膜厚の厚い単層膜においても良好な軟磁性膜を得るこ
とができ、従来提案されたように窒化膜と非窒化膜とを
多層に積層する必要がない.そのために、生産性の向上
ならびにコストの低減を図ることができる.
膜に係り、特にコバルトを主体とするほとんどが非晶質
合金の軟磁性薄膜ならびにその製造方法に関するもので
ある. [従来技術] 磁気ヘッド、高周波リアクトル用コアあるいは磁気シー
ルド材などに適用される軟磁性薄膜材料として、バーマ
ロイ、コバルト基非晶質合金、センダストなどが中心に
検討されている.特にCO−Tf合金膜あるいはCo−
Ta合金膜はスパッタリング法などによって形成すると
、非晶質状態となり、高い飽和磁束密度でかつ良好な軟
磁性特性を有することから有望視されている.しかし、
この軟磁性材料においても実用上問題がない訳ではなく
,特に熱的安定性の面では各種磁気素子の製造プロセス
上に様々な制約を生じる.すなわち、例えば磁気ヘッド
を製造する場合,磁気コアの間にガラスを介在させ、加
熱によりそのガラスを溶融させて磁気コアどうしを接合
する工程、あるいは磁気特性を向上させるため磁気コア
を磁界中で熱処理する工程は,例えば600℃程度の比
較的高温で行われる.そのためこれらの熱処理により前
記軟磁性薄膜の結晶化が進み、軟磁気特性が著しく劣化
するという問題がある.この対策として,前記磁気ヘッ
ドを製造する場合、低融点ガラスを使用することにより
プロセスの低温化を図る方法が採用されている.しかし
,低融点ガラスは磁気コアに比較して耐摩耗性に乏しく
、磁気記録媒体との摺接によりガラス層の方が先に摩耗
してしまい,ガラス層表面と磁気コア表面との間に段差
ができる.そしてこの段差の形成により、磁気記録媒体
の磁性層が損傷を受け、そのために磁気記録特性が劣化
してしまう.さらにこのGo−Ti合金膜あるいはCo
−Ta合金膜は他のCo基非晶質合金と同様に、飽和磁
束密度を高くするためにGoリッチにすると、軟磁性薄
膜の結晶化温度が著しく下がり、そのために熱処理の温
度が制限され、プロセスのマージンが狭められるという
問題がある. そこでプロセスのマージンならびに磁気特性の両面から
,高い飽和磁束密度を保持し、かつ結晶化温度の高い材
料の開発が強く期待されている.このような期待に応え
る一つの方法として、既にGo−Nb−Zr−Ta非晶
質合金の窒化膜が提案されている(電子通信学会技術研
究報告 MR86−4,P25〜32rN,混合ガス中
でスパツタしたアモルファス合金膜の磁性」).その結
果,窒化により結晶化温度が高くなり、膜硬度も増し、
さらに特徴的な現象として. M.Takahashi
等が鉄窒化膜に見出したのと同様に(T.K.kima
nd M.Takahashi;Applied Ph
ysics Letters,vol.20, PP4
92, 1972>、Go−Nb−Z r−Ta非晶質
合金においても窒化により飽和磁束密度が増加する事が
見出された. [発明が解決しようとする課題コ しかしながらその反面、この膜では膜厚を300人以上
にすると著しく軟磁気特性が劣化することから、応用分
野への適用が困難視されている. この対策として、非常に薄い窒化膜と非窒化膜とを交互
に積層し、磁気特性の劣化を防止することが試みられた
.この方法により軟磁気特性の劣化は防止できたが、極
めて薄い膜を多層に形威して所定の膜厚にすることが必
要である.前記窒化膜ならびに非窒化膜の膜厚が200
人の場合、例えば10μmの軟磁性薄膜を形或するため
には、窒化膜ならびに非窒化膜を500回繰り返して形
成する必要である.そのため、製造工程が非常に煩雑で
生産性ならびにコストの点で問題がアル.本発明は、こ
のような欠点を解消し、優れた軟磁気特性、熱安定性を
有する軟磁性膜ならびにその製造方法を提供することに
ある. [課題を解決するための手段] 前記目的を達成するため,本発明は、コバルトを主体と
し、それにチタンならびにタンタルのグループから選択
された少なくとも1種の金属元素を添加した合金からな
り、それに窒素元素が混入していることを特徴とするも
のである.前記百的を達成するため,さらに本発明は、
コバルトを主体とし、それにチタンならびにタンタルの
グループから選択された少なくとも1種の金属元素を添
加した合金からなり、その合金を窒素ガスの存在下でス
パッタリングさせることにより、基体上に窒素元素を混
入した合金薄膜を形成したことを特徴とするものである
. 前記目的を達戒するため、さらに本発明は、コバルトを
主体にし、それにチタンならびにタンクルのグループか
ら選択された少なくとも1種の金属元素と,窒素元素と
が添加されているターゲットを用い、これをスパッタリ
ングさせることにより、基体上に窒素元素を混入した合
金薄膜を形成したことを特徴とするものである. [作用] Co−Ti合金膜あるいはCo−Ta合金膜などは、通
常、TiあるいはTaの添加率を15原子%程度以上に
すると非晶質化し良好な軟磁性膜となるが,本発明はこ
れら合金中に窒素を混入することにより、優れた軟磁気
特性を維持しながら熱的安定性を向上することがきるこ
とを見出した.すなわち、Go−Ti合金膜あるいはC
o−Ta合金膜といった非晶質合金膜では,結晶化温度
以上の温度に晒されると急速に結晶化が進行し、その軟
磁気特性が著しく劣化する.これに対して本発明のCo
−Ti,Co−Ta,Go−Ti−Ta,Co−Ti一
第3元素(後述) , Go −Ta一第3元素,Co
−Ti−Ta一第3元素窒化合金膜は,高温雰囲気に晒
されても結晶化の進行が遅く、一部が結晶化しても軟磁
気特性の劣化は非常に小さい.このような窒化による熱
安定性の向上についての理論的な根拠は明らかでないが
、窒素が母体の金属元素と強く結合して、結晶化の進行
を抑制していると考えられる. 本発明に係るCo−Ti,Go−Ta等の窒化合金膜の
製造方法としては、Co−Ti,Co−Ta等の合金を
窒素混入ガス雰囲気中でスパッタリングしてもよいし、
Co−Ti,Co−Ta等の窒化合金ターゲットをその
ままスパッタリングしてもよい. またスパッタリング方法としては、イオンビームスパッ
タリング、高周波スパッタリング、直流スパッタリング
などが用いられ、特にイオンビームスパッタリングによ
って製造した軟磁性膜は、優れた磁気特性を有するため
賞用できる.[実施例] 本発明において使用される軟磁性材料は、Coを主体と
し.Taあるいは(および)Tiを所定量含有したCO
基合金で、さらに窒素が混入されている.この軟磁性薄
膜の結晶構造は,熱処理前はほぼ完全に非晶質状態であ
り,熱処理後は一部微結晶化しているが、ほとんど非晶
質状態である.なお,本発明の軟磁性薄膜における磁歪
定数を調整するため等に、例えばZr,Hf,Y,Nb
,Mo,Wなどの他の第3元素を少量添加することもで
きる. COに対するTaあるいは(および)Tiの添加率は、
15〜307F子%(実施例では18原子%)が適当で
ある. 第1図は、本発明の実施例に用いるイオンビームスパッ
タリング装置の概略構或図である.同図において1は排
気管、2は二一ドルパルブ、3はイオン銃、4はターゲ
ット、5は基板、6は真空槽である.この真空槽6内を
I X 1 0”トール以下の高真空状態にした後、二
一ドルパルブ2よりアルゴンと窒素の混合ガスを槽内圧
力が3×10−’トールとなるように導入した.次にイ
オン#li!3より0.7 KVに加速したアルゴンイ
オンを,例えばCo@2Ti1m合金のターゲツト4に
照射し、それによって生じたスパッタリング微粒子を耐
熱ガラスからなる基板5上に膜厚7000人となるよう
に堆積させる.なお,薄膜形成におけるアルゴンイオン
照射電流は20mAとし、膜の堆積速度は20〜30人
/分とし、薄膜形或時には前記基板5に−40Vのバイ
アス電圧を印加した.そしてこのようにして形威した膜
を、500℃で約30分間磁界(400 0s)中で
熱処理した. このようにして作威した窒化膜ならびに同一合金組威の
非窒化膜の,ai気特性(保磁力)をVSMにより測定
し、その結果を次の表に示した.表 また.各サンプルの結晶構造をX線回折(CuKα)に
より調べた結果、熱処理前のものはいずれもほぼ完全に
非晶質状態であった.熱処理後の窒化膜の方は一部微結
晶化しているがそのほとんどは非晶質状態にあるのに対
し,非窒化膜の方は結晶化がかなり進行していることが
分った.前記表から明らかなように、非窒化膜の場合は
約400℃で結晶化が開始するため、500℃の熱処理
では保磁力が急増(550倍)している.これに対して
本発明の窒化膜は、X線回折によれば一部結晶化してい
るものの,その進行は遅く、そのため高温の熱処理後に
おいても良好な軟磁気特性(保磁力は60倍増大で、非
窒化膜に比較すると約1/9に抑制されている)を有し
ている.なお、前記熱処理は磁界中で行ったが,磁界を
かけないで熱処理を行っても、同様の優れた軟磁気特性
が得られることが実験で確認されている.前記実施例で
はCo−Ti合金を用いたが、Co−Ta合金,Go−
Ti−Ta合金,Co−Ti一第3元素合金,Go−T
a一第3元素合金,Co−Ti−Ta一第3元素合金等
においても良好な軟磁気特性が得られる. 前記実施例ではCo−Ti合金をターゲットとして用い
,窒素ガスの存在下でスパッタリングを行ったが、例え
ばT i NあるいはTaN等の窒化物のペレットとC
o板との複合物をターゲットとして用い(形或される薄
膜中の合金組成は、Co板上のベレットの数によってv
4整することができる),これをそのままスパッタリン
グしても窒素を含んだCo基合金薄膜が得られる. 前記実施例ではイオンビームスパッタリング広により軟
磁性薄膜を形威したが,例えば高周波スパッタリング法
など他の方法でも軟磁性薄膜を形成することができる.
この薄膜形成技術のうち特にイオンビームスパッタリン
グ法によって形威された軟磁性薄膜は、優れた磁気特性
を有している.これの理論的な根拠は明らかでないが、
次のようなことが考えられる.すなわち、スパッタ雰囲
気中に窒素が存在していると、それがアルゴンプラズマ
中でイオン化される訳であるが,イオンビームスパッタ
リング法を採用すれば、プラズマがイオン銃の中にあり
、形成された膜が窒素イオンに晒されないから、膜中に
柱状組織のようなものが戒長しないことに起因している
と予測される.[発明の効果] 本発明は前述のような構成になっており、軟磁気特性な
らびに熱的安定性の両面を向上することができる. また本発明によれば、5000〜8000人程度の比較
的膜厚の厚い単層膜においても良好な軟磁性膜を得るこ
とができ、従来提案されたように窒化膜と非窒化膜とを
多層に積層する必要がない.そのために、生産性の向上
ならびにコストの低減を図ることができる.
第1図は,本発明で用いられるイオンビームスパッタリ
ング装置の概略構威図である.第1図 1・・・・・・排気管、 2・・・・・・二一
ドルバルブ、3・・・・・・イオン銃、 4・・・・・・ターゲット、 5・・・・・・基板、 6・・・・・・真空槽.
ング装置の概略構威図である.第1図 1・・・・・・排気管、 2・・・・・・二一
ドルバルブ、3・・・・・・イオン銃、 4・・・・・・ターゲット、 5・・・・・・基板、 6・・・・・・真空槽.
Claims (5)
- (1)コバルトを主体とし、それにチタンならびにタン
タルのグループから選択された少なくとも1種の金属元
素を添加した合金からなり、それに窒素元素が混入して
いることを特徴とする軟磁性薄膜。 - (2)請求項(1)記載において、前記合金の結晶構造
のほとんどが非晶質状態であることを特徴とする軟磁性
薄膜。 - (3)コバルトを主体とし、それにチタンならびにタン
タルのグループから選択された少なくとも1種の金属元
素を添加した合金からなり、その合金を窒素ガスの存在
下でスパツタリングさせることにより、基体上に窒素元
素を混入した合金薄膜を形成したことを特徴とする軟磁
性薄膜の製造方法。 - (4)コバルトを主体とし、それにチタンならびにタン
タルのグループから選択された少なくとも1種の金属元
素と、窒素元素とが添加されているターゲツトを用い、
これをスパツタリングさせることにより、基体上に窒素
元素を混入した合金薄膜を形成したことを特徴とする軟
磁性薄膜の製造方法。 - (5)請求項(3)または請求項(4)記載において、
前記スパツタリングが、加速されイオンビームをターゲ
ツトに照射して微粒子を発生するイオンビームスパツタ
リングであることを特徴とする軟磁性薄膜の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16267289A JPH0329304A (ja) | 1989-06-27 | 1989-06-27 | 軟磁性薄膜ならびにその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16267289A JPH0329304A (ja) | 1989-06-27 | 1989-06-27 | 軟磁性薄膜ならびにその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0329304A true JPH0329304A (ja) | 1991-02-07 |
Family
ID=15759095
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16267289A Pending JPH0329304A (ja) | 1989-06-27 | 1989-06-27 | 軟磁性薄膜ならびにその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0329304A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| SG106659A1 (en) * | 2001-05-31 | 2004-10-29 | Ibm | Method of making a spin valve sensor with a free layer structure sputter deposited in a nitrogen atmosphere |
-
1989
- 1989-06-27 JP JP16267289A patent/JPH0329304A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| SG106659A1 (en) * | 2001-05-31 | 2004-10-29 | Ibm | Method of making a spin valve sensor with a free layer structure sputter deposited in a nitrogen atmosphere |
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