JPH0329385B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0329385B2 JPH0329385B2 JP62161215A JP16121587A JPH0329385B2 JP H0329385 B2 JPH0329385 B2 JP H0329385B2 JP 62161215 A JP62161215 A JP 62161215A JP 16121587 A JP16121587 A JP 16121587A JP H0329385 B2 JPH0329385 B2 JP H0329385B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sake
- adsorbent
- sio
- brewed liquor
- molar ratio
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Alcoholic Beverages (AREA)
- Distillation Of Fermentation Liquor, Processing Of Alcohols, Vinegar And Beer (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
Description
イ 発明の目的
産業上の利用分野
この発明は、米その他の穀物又は果実を原料と
して造られる日本酒、ワイン等の醸造酒の酒質を
改善する方法に関するものである。 従来の技術 熟成後の醸造酒中には微量ながら芳香族のエス
テル、カルボン酸、カルボニル化合物等が含まれ
ており、これらの物質は複合臭となり、いわゆる
老香を発するようになる。 日本酒の場合、脱色、異臭除去、香味の調整等
の目的で活性炭による吸着処理が行われている。 この活性炭処理法では、その使用量、使用形態
(バツチ、吸着塔、プリコートなど)はさまざま
である。従つてそれぞれの欠点や限界について不
明な点が多く、使用量を誤ると醸造酒としての風
味を大幅に損ずることになる。また炭素臭がつき
酒がかたく焼酎様になるなどの指摘もある。また
活性炭を使い捨てにするためコストがかかる。 発明が解決しようとする問題点 本発明は、醸造酒としての風味を損ずることな
く老香の原因となる成分を選択的に除去して酒質
を改善する方法を提供することを目的とする。 ロ 発明の構成 問題点を解決するための手段 本発明に係る醸造酒の酒質改善法は、醸造酒を
脱アルミニウム処理したSiO2/Al2O3のモル比10
以上のY型ゼオライトよりなる吸着剤に接触させ
ることを特徴とする。 脱アルミニウム処理したY型ゼオライトの使用
量は対象とする醸造酒の種類及び目的とする酒質
にもよるが、通常は醸造酒に対して500〜
5000ppm程度、好ましくは500〜3000ppm程度と
するのがよい。吸着剤の使用量が多すぎると醸造
酒の風味がライトで焼酎的な感覚なものとなり、
少ないと老香の除去効果が低下する。 処理方式としては、醸造酒にその都度所定量の
吸着剤を添加して処理するバツチ式又は吸着剤を
充填した塔に醸造酒を流通させる連続式のいずれ
でも行なうことが出来るが、後者の方が吸着剤を
再生することが容易で、吸着塔を複数塔、例えば
2塔設置し、吸着と再生を交互に切替えて行えば
連続操作出来るので、作業性、経済性の面で優れ
ている。 吸着剤による接触処理温度は室温でよく、加熱
又は冷却の必要はない。 使用済の吸着剤は適当な溶媒を液状態で、ある
いはガス状態で用いて吸着物を除去し再生して再
使用することができるが、対象物が飲料物である
ことから無害なエタノールや水蒸気を溶媒として
用いることが望ましい。エタノールの場合、エタ
ノール濃度は処理される醸造酒のエタノール濃度
以上、できれば10%以上高いものがその使用量を
低減できることから望ましい。高い方の制限はな
いが、60%以上の濃度では危険物扱いとなり法規
制を受けるので、60%未満にすることが好まし
い。 使用済吸着剤を液状態の溶媒で再生する際の温
度は室温でよいが、温度を高めることにより再生
時間を短縮することができる。その場合の加熱温
度としては60℃以下がエネルギー消費節減の面か
ら好ましい。以下実施例に基づいて本発明を具体
的に説明する。 実施例 1及び2 高温水蒸気処理により脱アルミニウム処理した
Y型ゼオライト(SiO2/Al2O3モル比=14)で
200メツシユ以下の粉末状のものを、市販の特級
日本酒1に1000ppm又は5000ppm加え、室温で
30分撹拌した後濾過して吸着剤を除いた。 処理酒の酸度、アミノ酸及び直糖を国税庁所定
の分析法に従つて分析し、PHはPHメーターで測定
した。またパネラーによる官能評価を実施した。
第1表に分析及び評価結果を示す。 第1表から明らかなように、原料の市販の特級
日本酒に比しアミノ酸がやや減少したが、他の分
析項目には殆ど差がなかつた。一方、官能評価で
は老香がなくなり、味も改善された。 実施例 3及び4 脱アルミニウム処理したY型ゼオライトで
SiO2/Al2O3モル比が120のものを用いた以外は、
実施例1又は2と同様な試験を行つた。第1表に
実施例1〜実施例4の分析及び評価結果を示す。 第1表から明らかなように、原料の市販の特級
日本酒に比しアミノ酸がやや減少したが、他の分
析項目には殆ど差がなかつた。一方、官能評価で
は老香がなくなり、味も改善された。
して造られる日本酒、ワイン等の醸造酒の酒質を
改善する方法に関するものである。 従来の技術 熟成後の醸造酒中には微量ながら芳香族のエス
テル、カルボン酸、カルボニル化合物等が含まれ
ており、これらの物質は複合臭となり、いわゆる
老香を発するようになる。 日本酒の場合、脱色、異臭除去、香味の調整等
の目的で活性炭による吸着処理が行われている。 この活性炭処理法では、その使用量、使用形態
(バツチ、吸着塔、プリコートなど)はさまざま
である。従つてそれぞれの欠点や限界について不
明な点が多く、使用量を誤ると醸造酒としての風
味を大幅に損ずることになる。また炭素臭がつき
酒がかたく焼酎様になるなどの指摘もある。また
活性炭を使い捨てにするためコストがかかる。 発明が解決しようとする問題点 本発明は、醸造酒としての風味を損ずることな
く老香の原因となる成分を選択的に除去して酒質
を改善する方法を提供することを目的とする。 ロ 発明の構成 問題点を解決するための手段 本発明に係る醸造酒の酒質改善法は、醸造酒を
脱アルミニウム処理したSiO2/Al2O3のモル比10
以上のY型ゼオライトよりなる吸着剤に接触させ
ることを特徴とする。 脱アルミニウム処理したY型ゼオライトの使用
量は対象とする醸造酒の種類及び目的とする酒質
にもよるが、通常は醸造酒に対して500〜
5000ppm程度、好ましくは500〜3000ppm程度と
するのがよい。吸着剤の使用量が多すぎると醸造
酒の風味がライトで焼酎的な感覚なものとなり、
少ないと老香の除去効果が低下する。 処理方式としては、醸造酒にその都度所定量の
吸着剤を添加して処理するバツチ式又は吸着剤を
充填した塔に醸造酒を流通させる連続式のいずれ
でも行なうことが出来るが、後者の方が吸着剤を
再生することが容易で、吸着塔を複数塔、例えば
2塔設置し、吸着と再生を交互に切替えて行えば
連続操作出来るので、作業性、経済性の面で優れ
ている。 吸着剤による接触処理温度は室温でよく、加熱
又は冷却の必要はない。 使用済の吸着剤は適当な溶媒を液状態で、ある
いはガス状態で用いて吸着物を除去し再生して再
使用することができるが、対象物が飲料物である
ことから無害なエタノールや水蒸気を溶媒として
用いることが望ましい。エタノールの場合、エタ
ノール濃度は処理される醸造酒のエタノール濃度
以上、できれば10%以上高いものがその使用量を
低減できることから望ましい。高い方の制限はな
いが、60%以上の濃度では危険物扱いとなり法規
制を受けるので、60%未満にすることが好まし
い。 使用済吸着剤を液状態の溶媒で再生する際の温
度は室温でよいが、温度を高めることにより再生
時間を短縮することができる。その場合の加熱温
度としては60℃以下がエネルギー消費節減の面か
ら好ましい。以下実施例に基づいて本発明を具体
的に説明する。 実施例 1及び2 高温水蒸気処理により脱アルミニウム処理した
Y型ゼオライト(SiO2/Al2O3モル比=14)で
200メツシユ以下の粉末状のものを、市販の特級
日本酒1に1000ppm又は5000ppm加え、室温で
30分撹拌した後濾過して吸着剤を除いた。 処理酒の酸度、アミノ酸及び直糖を国税庁所定
の分析法に従つて分析し、PHはPHメーターで測定
した。またパネラーによる官能評価を実施した。
第1表に分析及び評価結果を示す。 第1表から明らかなように、原料の市販の特級
日本酒に比しアミノ酸がやや減少したが、他の分
析項目には殆ど差がなかつた。一方、官能評価で
は老香がなくなり、味も改善された。 実施例 3及び4 脱アルミニウム処理したY型ゼオライトで
SiO2/Al2O3モル比が120のものを用いた以外は、
実施例1又は2と同様な試験を行つた。第1表に
実施例1〜実施例4の分析及び評価結果を示す。 第1表から明らかなように、原料の市販の特級
日本酒に比しアミノ酸がやや減少したが、他の分
析項目には殆ど差がなかつた。一方、官能評価で
は老香がなくなり、味も改善された。
【表】
【表】
比較例 1
脱アルミニウム処理したY型ゼオライトで
SiO2/Al2O3モル比が6のものを用いた以外は、
実施例1と同様な試験を行つた。第1表に分析及
び評価結果を示す。味は良好であつたが、やや老
香が残つた。 実施例 5 吸着剤の量を500ppmとした以外は実施例1と
同様な試験を行つた。香りが良好で、味もきれい
な処理酒が得られた。 実施例 6 脱アルミニウム処理したY型ゼオライト
(SiO2/Al2O3モル比=14)の粒径0.5〜1.0mmの成
型品5gを吸着塔に充填し、これに0.1cm/秒の
線速度で日本酒を供給した。5流した時点で供
給を停止し、実施例1と同様な分析及びパネラー
による官能評価を実施した。各分析項目、官能評
価ともに実施例1と同様な結果で、香りが良好
で、味もきれいな処理酒が連続的に得られた。 比較例 2〜7 脱アルミニウム処理されていない市販のY型ゼ
オライト(SiO2/Al2O3モル比=4.8:比較例2)、
ハイシリカモルデナイト(SiO2/Al2O3モル比=
20:比較例3)、Na−X型ゼオライト(SiO2/
Al2O3モル比=2.5:比較例4)、シリカ(比較例
5)、比表面積900m2/g、微粉末状の醸造用活性
炭(比較例6)、及びイオン交換樹脂(アンバー
ライトIRA−120:比較例7)の6種の吸着剤を
それぞれ使用して実施例1と同じ方法で日本酒を
処理し、分析、官能評価を実施した結果を第1表
に示す。 いずれの場合も官能評価において老香又は臭異
が認められた。 ハ 発明の効果 酸度、糖度、アミノ酸、PHなど基本的な性状を
変えることなく、醸造酒の品質を長期間にわたつ
て維持できる。 常温で処理できるので、エネルギーの消費もな
く、処理操作が容易であり、かつ吸着剤を再生使
用できるので経済的である。
SiO2/Al2O3モル比が6のものを用いた以外は、
実施例1と同様な試験を行つた。第1表に分析及
び評価結果を示す。味は良好であつたが、やや老
香が残つた。 実施例 5 吸着剤の量を500ppmとした以外は実施例1と
同様な試験を行つた。香りが良好で、味もきれい
な処理酒が得られた。 実施例 6 脱アルミニウム処理したY型ゼオライト
(SiO2/Al2O3モル比=14)の粒径0.5〜1.0mmの成
型品5gを吸着塔に充填し、これに0.1cm/秒の
線速度で日本酒を供給した。5流した時点で供
給を停止し、実施例1と同様な分析及びパネラー
による官能評価を実施した。各分析項目、官能評
価ともに実施例1と同様な結果で、香りが良好
で、味もきれいな処理酒が連続的に得られた。 比較例 2〜7 脱アルミニウム処理されていない市販のY型ゼ
オライト(SiO2/Al2O3モル比=4.8:比較例2)、
ハイシリカモルデナイト(SiO2/Al2O3モル比=
20:比較例3)、Na−X型ゼオライト(SiO2/
Al2O3モル比=2.5:比較例4)、シリカ(比較例
5)、比表面積900m2/g、微粉末状の醸造用活性
炭(比較例6)、及びイオン交換樹脂(アンバー
ライトIRA−120:比較例7)の6種の吸着剤を
それぞれ使用して実施例1と同じ方法で日本酒を
処理し、分析、官能評価を実施した結果を第1表
に示す。 いずれの場合も官能評価において老香又は臭異
が認められた。 ハ 発明の効果 酸度、糖度、アミノ酸、PHなど基本的な性状を
変えることなく、醸造酒の品質を長期間にわたつ
て維持できる。 常温で処理できるので、エネルギーの消費もな
く、処理操作が容易であり、かつ吸着剤を再生使
用できるので経済的である。
Claims (1)
- 1 醸造酒を脱アルミニウム処理したSiO2/
Al2O3のモル比10以上のY型ゼオライトよりなる
吸着剤に接触させることを特徴とする醸造酒の酒
質改善法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16121587A JPS645481A (en) | 1987-06-30 | 1987-06-30 | Method for improving quality of brewed liquor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16121587A JPS645481A (en) | 1987-06-30 | 1987-06-30 | Method for improving quality of brewed liquor |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS645481A JPS645481A (en) | 1989-01-10 |
| JPH0329385B2 true JPH0329385B2 (ja) | 1991-04-24 |
Family
ID=15730801
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16121587A Granted JPS645481A (en) | 1987-06-30 | 1987-06-30 | Method for improving quality of brewed liquor |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS645481A (ja) |
Families Citing this family (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AU7535594A (en) * | 1993-08-14 | 1995-03-14 | Wilhelm Sondgen Gmbh | Filters for water or aqueous solutions and associated filtering process |
| BE1010886A3 (nl) * | 1997-01-30 | 1999-02-02 | Meura Delta Naamloze Vennootsc | Werkwijze en inrichting voor het produceren van alcoholhoudende dranken en dergelijke. |
| KR100465653B1 (ko) * | 2001-10-05 | 2005-01-13 | 주식회사 두산 | 개선된 청주의 제조방법 |
| AUPS062602A0 (en) * | 2002-02-13 | 2002-03-14 | University Of Adelaide, The | Wine and beer filtration |
| US7629009B2 (en) | 2005-11-28 | 2009-12-08 | G3 Enterprises | Highly selective molecular confinement for the prevention and removal of taint in foods and beverages |
| EP1961805B1 (de) * | 2007-02-26 | 2020-04-08 | Filtrox AG | Filterschicht zur gezielten entfernung von 2,4,6-trichloranisol aus wein |
| JP6346621B2 (ja) * | 2013-12-25 | 2018-06-20 | 出光興産株式会社 | 酒類用金属担持ゼオライト及び酒類の製造方法 |
| EP3088507B1 (en) * | 2013-12-25 | 2021-03-10 | The Nikka Whisky Distilling Co., Ltd. | Device and method for removing unwanted component included in beverage |
| JP6335813B2 (ja) * | 2015-02-16 | 2018-05-30 | 出光興産株式会社 | 酒類用金属担持ゼオライトの製造方法、酒類用金属担持ゼオライト、及び酒類の製造方法 |
| JP6566333B2 (ja) * | 2018-04-27 | 2019-08-28 | 出光興産株式会社 | 酒類用金属担持ゼオライトの製造方法、酒類用金属担持ゼオライト、及び酒類の製造方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB8309719D0 (en) * | 1983-04-11 | 1983-05-18 | Sanders B | Hairdresser's aid |
-
1987
- 1987-06-30 JP JP16121587A patent/JPS645481A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS645481A (en) | 1989-01-10 |
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