JPH0335910B2 - - Google Patents

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JPH0335910B2
JPH0335910B2 JP28188486A JP28188486A JPH0335910B2 JP H0335910 B2 JPH0335910 B2 JP H0335910B2 JP 28188486 A JP28188486 A JP 28188486A JP 28188486 A JP28188486 A JP 28188486A JP H0335910 B2 JPH0335910 B2 JP H0335910B2
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JP
Japan
Prior art keywords
adsorbent
distilled liquor
quality
improving
regeneration
Prior art date
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JP28188486A
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JPS63137668A (ja
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Akio Furuta
Hirofumi Ito
Sakae Inagaki
Koji Kojima
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NITSUKI KK
SANTORII KK
Original Assignee
NITSUKI KK
SANTORII KK
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  • Alcoholic Beverages (AREA)
  • Distillation Of Fermentation Liquor, Processing Of Alcohols, Vinegar And Beer (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 イ 発明の目的 産業上の利用分野 この発明は蒸留酒の品質を改善する方法に関す
るものである。
従来の技術 単蒸留で製造される酒類(焼酎、ウイスキー、
ブランデーなど)には高級脂肪酸及びそのエステ
ルが含まれている。これらの成分は寒冷時に結晶
化し綿状沈殿として析出したり、あるいは酸化さ
れて油臭となつたりして商品価値を低下させる好
ましくない物質である。
単蒸留で製造される酒類の成分のなかで、冷時
沈殿を生成するものはC16〜C18の高級脂肪酸及び
そのエステルが主体であり、又油臭の原因となる
ものはC16〜C18の不飽和高級脂肪酸及びそのエス
テルである。
これらの除去法としては、冷却瀘過法、活
性炭吸着法の二つがあるが、現状の主流は冷却瀘
過法である。
冷却瀘過法は上記成分の温度による溶解度の
差を利用し、0℃〜−10℃に冷却、結晶を析出
させて瀘過分離する方法である。この方法では
冷凍機や保温タンクを要とするため設備費が高
いこと、結晶化が完全に終了するまで長時間要
することなどの問題がある。
活性炭吸着法は活性炭を加え、バツチ法で吸
着し瀘過する方法である。この方法では活性炭
は使い捨てであり、このコストがかなりの額に
なること等の問題があり、さらに、活性炭を使
いすぎると酒質が著しく変化するなどの使いに
くさもある。活性炭の場合、必要な成分までも
吸着除去してしまうため、固定床で流通吸着を
させることができない。
本出願人は、さきに、シリカを有機シラン化合
物で処理してなる吸着剤に蒸留酒を接触させる蒸
留酒の品質改善方法を特許出願(特開昭62−
36180)したが、この方法は効果が優れてはいる
ものの、ランニングコストの点でなお一層の改善
が望まれている。
発明が解決しようとする問題点 本発明は、選択的に高級脂肪酸及びそのエステ
ルを除去して蒸留酒の品質を改善し、しかも装置
費が安く、ランニングコストも少ない方法を提供
することを目的とする。
ロ 発明の構成 問題点を解決するための手段 本発明に係る蒸留酒の品質改善方法は、シリカ
をC14〜C20のアルキル基を少なくとも1個含む有
機シラン化合物で処理してなる吸着剤に蒸留酒を
接触させ、使用後の吸着剤にエタノール水溶液を
接触させて再生し、再生された吸着剤を繰り返し
蒸留酒と接触させることを特徴とする。
C14〜C20のアルキル基を少なくとも1個含む有
機シラン化合物は、シリカを表面改質して目的と
する高級脂肪酸及びそのエステルを選択的に吸着
するようにさせる効果を有する。
例示すれば、ジメチルオクタデシルシラン ジメチルテトラデシルクロロシラン などが挙げられる。
さらにC14〜C20のアルキル基のほかにアルコキ
シ基、ハロゲン、アミノ基などを含む有機シラン
化合物は、シリカをシラン化しやすいので好まし
い。
Siを2原子以上含むC14〜C20のアルキル基を少
なくとも1個含む有機シラン化合物も使用可能で
あるが、Siが多くなるほど粘度が増すため、シラ
ン化合物中のSiは少ない方がよい。
吸着剤を製造する手段の一例を挙げれば、C14
〜C20のアルキル基を少なくとも1個含む有機シ
ラン化合物をヘキサン、ヘプタン、ピリジンなど
の溶剤に溶解し、シリカを加えて60〜100℃で処
理すると、C14〜C20のアルキル基を少なくとも1
個含む有機シラン化合物はSiOボンドを介してシ
リカに固定される。
シリカへのC14〜C20のアルキル基を少なくとも
1個含む有機シラン化合物の添加量は、1〜15重
量%(シラン化合物を固定したシリカの全体量に
対して)程度とするのがよい。
吸着剤は粉末状でバツチ方式で使うこともでき
るし、固定床方式で使うこともできる。後者の方
が人手を要しない点で有利である。吸着処理温度
は室温でよく、加熱冷却は不要である。
吸着剤の使用量は、高級脂肪酸及びそのエステ
ルの含有量にもよるが、通常は蒸留酒に対して
100〜3000ppm程度の割合である。
実用的なプロセスとしては、吸着剤を充填した
固定床流通式吸着塔に蒸留酒を流すようにすれば
よい。
本発明においては、このようにして使用され、
高級脂肪酸及びそのエステルを吸着した吸着剤の
再生をエタノール水溶液で行なう。上記化合物の
溶解度の高い溶媒(イソプロピルアルコール、ア
ミルアルコールなど)で再生することも可能では
あるが、対象物が食品であるため、無害、無毒で
あることが必須条件であり、従つてエタノール水
溶液を用いる。
再生液として使用するエタノール水溶液のアル
コール濃度は、原料蒸留酒のアルコール濃度以上
で、できれば10%以上高いことが望ましい。これ
より低いと溶解度の差が原料に比べて小さくなり
再生液の使用量が多くなる。
高い方の制限はないが、60%以上になると危険
物扱いとなり、法規上の制限を受けるので60%未
満が好ましい。
吸着剤を再生する際の温度は室温でよいが、温
度を高めることにより再生時間を短縮することが
できる。その場合の加熱温度としては60℃程度以
下がエネルギー消費節減の面から好ましい。
なお固定床流通式吸着塔を用いる場合、再生液
は吸着とは逆方向に通液した方が良い。
このようにして吸着剤に吸着されていた高級脂
肪酸及びそのエステルはエタノール水溶液に溶出
し、吸着剤は再生されるので、繰り返し蒸留酒と
接触させる。
実用的なプロセスとしては、吸着剤を充填した
固定床流通式吸着塔を複数塔設置し、吸着と再生
を交互に行うようにすれば連続的に操業できる。
即ち1塔以上で吸着操作を行い、他の1以上の
塔では再生を行い、適時切替操作を行うことによ
り連続操業が可能となる。
しかし連続運転の必要がない時は吸着塔が1塔
でもよい。この場合には吸着終了後次の吸着操作
に移る前に再生しておけばよい。
吸着剤を再生すると、再生液として使用したエ
タノール水溶液には高濃度の上記化合物が溶出し
てくる。上記化合物を含んだ再生液を蒸留等で精
製してもよいが、本発明の望ましい実施態様とし
ては、この再生に使用したエタノール水溶液を、
活性炭、脱アルミニウム処理したゼオライト、ペ
ンタシル型ゼオライトから選ばれる吸着剤に接触
させることにより精製し、再びシリカ吸着剤の再
生に用いるのがよい。
脱アルミニウム処理されたY型ゼオライトは、
SiO2/Al2O3モル比が10以上のものであることが
好ましい。
ペンタシル型ゼオライトはZSM−5で代表さ
れるハイシリカゼオライトであり、そのSiO2
Al2O3モル比が50以上のものであることが好まし
い。
以上のプロセスを第1図により説明すると、シ
リカを有機シラン化合物で処理してなる吸着剤を
充填した吸着塔11及び12を併設し、原料の蒸
留酒は貯槽6からまずライン21により吸着塔1
1の下部から送入し、品質が改善された蒸留酒を
吸着塔11の上部からライン31により抜き出し
て製品とする。この間、エタノール水溶液を貯槽
7からライン42により吸着塔12の上部から送
入し、下部からライン52により抜き出す。以上
のフローは第1図に実線で示されている。
次いで適当な時期に、吸着塔11と12を切り
替え、原料の蒸留酒はライン22により吸着塔1
2の下部から送入し、上部からライン32により
抜き出して製品とする。この間、エタノール水溶
液をライン41により吸着塔11の及部から送入
し、下部からライン51により抜き出す。以上の
フローは第1図にも点線で示されている。
いずれの場合も、ライン51又は52で抜き出
したエタノール水溶液は、活性炭又は前記ゼオラ
イト類を充填した精製塔8に送入し、精製して循
環使用する。
エタノール水溶液の精製に用いた活性炭又はゼ
オライト類は、通常の加熱による方式等により再
生を行い、再使用してもよい。
以下実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例 1 吸着 ジメチルオクタデシルシランで表面改質した
平均粒径100μのシリカ5gを内径10mmのガラ
ス製カラムに充填した。このカラムに常圧単蒸
留で製造したアルコール濃度41vol%の焼酎を
0.2cm/秒の線速度で流した。
流出液をガスクロにより分析し、高級脂肪酸
エステルの吸着挙動を測定した。流出順序は
C8、C10、C12、C14、C16の脂肪酸エチルエステ
ルで、C10までは比較的早く流出してくるが、
C12は通液量約2で、C14は通液量約7で、
C16は通液量約15で流出してきた。綿状沈殿
生成の主原因はC16であるから、15までのも
のを捕集して製品とすれば綿状沈殿の生成は避
けられる。
再生 C16脂肪酸エチルエステルが破過したのち
(通液量約20)、60vol%エタノール水溶液を
同じ線速度で逆方向から流したところ、約1
でC16は完全に流出し再生が終了した。再生が
完全かどうかの確認のために、再度同じ原料を
同一条件で処理したところ、各成分が流出する
時の通液量は1回目と良く一致した。
なお沈殿生成の有無を調べるために、未処理
の試料とシラン改質シリカで吸着処理した試料
(で得られた通液量15までのものを捕集し
たもの)を0℃で1週間保持し、濁りを目視比
較したところ、未処理試料ではわずかに濁りを
生じたのに対し、処理試料では全く濁りは認め
られなかつた。
再生液の精製 粒経0.5mm〜1mmの活性炭1gを、内径10mm
のガラス製カラムに充填した。このカラムに
で得た再生液を0.2cm/秒の線速度で流した。
流出液にはC16脂肪酸エチルエステルは全く
検出できなかつた。即ち、再生液は完全に精製
できた。
実施例 2 吸着・再生は実施例1と同じ方法で行ない、再
生液の精製のみ、活性炭に代えて、脱AlしたY
型ゼオライト(SiO2/Al2O3のモル比=15)を用
いた。この場合にも精製カラムからの流出液には
C16脂肪酸エチルエステルは全く検出できなかつ
た。
脱AlしたY型ゼオライトに代えて、SiO2
Al2O3モル比75のZSM−5を用いても再生液は完
全に精製できた。
比較例 1 実施例2における脱AlしたY型ゼオライトに
代えて、脱AlしていないY型ゼオライト
(SiO2/Al2O3のモル比=4.8)を用いたところ、
C16脂肪酸エチルエステルはは全く吸着されなか
つた。
比較例 2 実施例2における、脱AlしたY型ゼオライト
に代えて、脱Alしたモルデナイト(SiO2/Al2O3
のモル比=160)を用いたところ、C16脂肪酸エチ
ルエステルはごく僅かに吸着されたのみで、再生
液の精製は不完全であつた。一般にSiO2/Al2O3
のモル比が20を越えると疎水性になると言われて
いるのに対し、本ケースではSiO2/Al2O3モル比
が十分高いにもかかわらず殆ど効果がなかつた。
ハ 発明の効果 高級脂肪酸及びそのエステルを選択的に吸着
除去できるため綿状沈殿物や油臭の防止がはか
られ、効果的に酒質改善が行われる。
吸着剤の再生液としてエタノール水溶液を用
いるため、酒の味、香りに影響を及ぼさない。
室温で吸着操作ができるために、冷却濾過に
くらべエネルギーが節減できる。
吸着剤はエタノール水溶液で完全に再生で
き、繰り返し利用できるために吸着剤費が節約
できる。
冷却濾過にくらべ、処理時間が短縮できる。
(冷却濾過では低温で長時間保持し、結晶の生
成を完全にしなければならない。) 冷却濾過にくらべ、設備費が小で経済性に優
れている。
固定床流通式吸着塔で吸着と再生を交互に行
う場合には全自動で運転できるので人手が不要
である。
安全面及び毒性の点でも心配がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施するためのプロセスの一
例を説明するための図である。 11,12:吸着塔、21,22:原料蒸留酒
送入ライン、31,32:原料蒸留酒排出ライ
ン、41,42:エタノール水溶液送入ライン、
51,52:エタノール水溶液排出ライン、6:
原料蒸留酒貯槽、7:エタノール水溶液貯槽、
8:エタノール水溶液精製塔。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 シリカをC14〜C20のアルキル基を少なくとも
    1個含む有機シラン化合物で処理してなる吸着剤
    に蒸留酒を接触させ、使用後の吸着剤にエタノー
    ル水溶液を接触させて再生し、再生された吸着剤
    を繰り返し蒸留酒と接触させることを特徴とする
    蒸留酒の品質改善方法。 2 再生に用いるエタノール水溶液のアルコール
    濃度が蒸留酒のアルコール濃度以上である特許請
    求の範囲第1項記載の蒸留酒の品質改善方法。 3 再生に用いるエタノール水溶液のアルコール
    濃度が蒸留酒のアルコール濃度より10容量%高い
    濃度〜60容量%である特許請求の範囲第1項又は
    第2項記載の蒸留酒の品質改善方法。 4 固定床流通式吸着塔で吸着と再生を交互に行
    う特許請求の範囲第1項、第2項又は第3項記載
    の蒸留酒の品質改善方法。 5 シリカ吸着剤の再生に使用したエタノール水
    溶液を活性炭、脱アルミニウム処理したY型ゼオ
    ライト、ペンタシル型ゼオライトから選ばれる吸
    着剤に接触させることにより精製し、再びシリカ
    吸着剤の再生に用いる特許請求の範囲第1項、第
    2項、第3項又は第4項記載の蒸留酒の品質改善
    方法。
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US7264728B2 (en) * 2002-10-01 2007-09-04 Dow Corning Corporation Method of separating components in a sample using silane-treated silica filter media
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EP3088507B1 (en) 2013-12-25 2021-03-10 The Nikka Whisky Distilling Co., Ltd. Device and method for removing unwanted component included in beverage
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