JPH0331759B2 - - Google Patents
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- JPH0331759B2 JPH0331759B2 JP61002661A JP266186A JPH0331759B2 JP H0331759 B2 JPH0331759 B2 JP H0331759B2 JP 61002661 A JP61002661 A JP 61002661A JP 266186 A JP266186 A JP 266186A JP H0331759 B2 JPH0331759 B2 JP H0331759B2
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- Japan
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- monomer
- group
- coal
- water
- formula
- Prior art date
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- Expired
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- Liquid Carbonaceous Fuels (AREA)
- Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、流動性が良好で、安定性に優れ、直
接燃焼の可能な低コストの炭素質固体・水スラリ
ー組成物に関するものである。 〔従来の技術〕 近年、石油供給の不安定化のため、石炭、オイ
ルコークス、石油系ピツチなどの炭素質固体を有
効利用する技術開発が進められている。たとえ
ば、これらの炭素質固体の有効利用技術として
は、熱分解、ガス化、燃焼あるいは鉄鋼業におけ
る高炉吹込重油の代替燃料、セメントキルンの重
油の代替燃料など種々のものが考えられる。しか
しこのような各種利用技術において、炭素質固体
は常温で固体であるために、ハンドリングが困難
である上、粉塵飛散による公害発生や粉塵爆発の
危険があるなどの短所があり、利用が困難になつ
ている。したがつてこうした炭素質固体の流体化
を図り、ハンドリングを容易にし公害発生や危険
を防止することが望まれる。一方、炭素質固体の
輸送コストを下げるためにも、流体化して輸送す
るのが効果的である。 以上のような目的のために、炭素質固体を流体
化する方法として、スラリー化するのが効果的で
あるが、このスラリーを熱分解、ガス化、燃焼あ
るいは高炉への吹込、セメントキルンの燃料など
に利用するためには、スラリーを高濃度化すると
ともに、スラリー中に懸濁する固形物粒子が沈降
して固液分離が起こることを防止する必要があ
る。 従来、安定な石炭・水スラリー組成物として、
粒径調整された石炭、増粘剤、界面活性剤および
水からなるスラリー組成物、石炭、特定の陰イオ
ンのアルカリ金属塩、界面活性剤および水からな
るスラリー組成物、特開昭59−100191号公報に示
されるように、固体燃料、リグニンスルホン酸の
アルカリ金属塩、カルボキシメチルセルロースの
アルカリ金属塩(CMC)および水からなるスラ
リー組成物、特開昭59−4691号公報に示されるよ
うに、炭素質物質、ナフタリンスルホン酸塩、カ
ラヤガムおよび水からなるスラリー組成物が知ら
れている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし上記の従来技術による石炭・水スラリー
は、実用面において満足な安定性が得られず、か
つ分散剤のコストが高く、かつ安定化剤の添加量
も多いので、コストが嵩むという問題点を有して
いた。 本発明者らは上記の諸点に鑑み、炭素質固体・
水スラリー組成物について鋭意研究を進めた結
果、 一般式CH2=C(CH3)COO(−XO)−oY(ただ
し、式中Xは炭素数2〜4のアルキレン基、nは
平均で1〜100の数であり、Yは水素、炭素数1
〜5のアルキル基、フエニル基または炭素数1〜
9のアルキル基を1〜3個置換基として持つアル
キルフエニル基を示す。)で表わされるポリアル
キレングリコールモノメタクリレート系単量体
(I)と、 一般式 (ただし、式中Zは炭素数1〜4のアルキレン基
を示し、R1,R2は炭素数1〜5のアルキル基を
示す。)で表わされるジアルキルアミノアルキル
メタクリレートおよび 一般式 (ただし、式中Zは炭素数1〜4のアルキレン基
を示し、R1,R2は水素または炭素数1〜5のア
ルキル基を示し、R3は水素、炭素数1〜5のア
ルキル基またはベンジル基を示し、mは1または
2の整数であり、Mは陰イオンを示す。)で表わ
される4級アンモニウム塩化メタクリレートから
なる群より選ばれた少なくとも1種の単量体
()とを必須成分とし、該単量体(I)と該単
量体()とのモル比が1:2から1:500の範
囲にあり、かつ該単量体(I)と該単量体()
の合計が全単量体中50モル%以上である原料単量
体より得られる水溶性共重合体からなる石炭−水
スラリー用分散剤(以下、分散剤N−2という)
と、カルボキシメチルセルロースのアルカリ金属
塩、ヒドロキシエチルセルロースまたはポリアク
リル酸ナトリウムからなる安定化剤とを組み合わ
せると、安定化の効果が顕著であり、しかも安定
化剤添加率が減少することを知見した。 本発明は上記の知見に基づいてなされたもの
で、安価で流動性および安定性の良好な炭素質固
体・水スラリー組成物の提供を目的とするもので
ある。 〔問題点を解決するための手段および作用〕 本発明の炭素質固体・水スラリー組成物は、つ
ぎの(a)〜(d)の4成分、すなわち、 (a) 石炭、オイルコークス、石油系ピツチなどの
炭素質固体粉末、 (b) 分散剤N−2、 (c) カルボキシメチルセルロースのアルカリ金属
塩(以下、CMCという)、ヒドロキシエチルセ
ルロース(以下、HECという)またはポリア
クリル酸ナトリウムからなる群から選ばれる安
定化剤の1種または2種以上、 (d) 水、 を主成物とすることを特徴としている。 また本発明の炭素質固体・水スラリー組成物の
各組成の割合は、 (a) 40〜90重量% (b) 0.01〜5重量% (c) 0.0001〜1.0重量% (d) 10〜60重量% である。 本発明において用いられる分散剤としては、上
記の(b)のものが用いられるが、単量体(I)は、
前記一般式で表わされるものであり、公知の方法
で得ることができる。単量体(I)の例として
は、ポリエチレングリコールモノメタクリレー
ト、ポリプロピレングリコールモノメタクリレー
ト、ポリブチレングリコールモノメタクリレー
ト、メトキシポリエチレングリコールモノメタク
リレート、メトキシポリプロピレングリコールモ
ノメタクリレート、メトキシポリブチレングリコ
ールモノメタクリレート、エトキシポリエチレン
グリコールモノメタクリレート、エトキシポリプ
ロピレングリコールモノメタクリレート、エトキ
シポリブチレングリコールモノメタクリレート、
メトキシポリエチレングリコール・ポリプロピレ
ングリコールモノメタクリレート等を挙げること
ができ、これらの1種又は2種以上を用いること
ができる。 また、単量体()は、前記一般式で表わされ
るジアルキルアミノアルキルメタクリレートや4
級アンモニウム塩化メタクリレートの少なくとも
1種であり、これも公知の方法、例えばメチルメ
タクリレートとジアルキルアミノアルコールとの
エステル交換反応によりジアルキルアミノアルキ
ルメタクリレートとする方法やジアルキルアミノ
アルキルメタクリレートをアルキルハライド、ベ
ンジルハライド、ジアルキル硫酸、塩酸などの4
級化剤によつて4級アンモニウム塩化メタクリレ
ートとする方法で得ることができる。単量体
()の例としては、ジメチルアミノエチルメタ
クリレート、ジエチルアミノエチルメタクリレー
ト、ジメチルアミノプロピルメタクリレート、ジ
エチルアミノプロピルメタクリレートなどのジア
ルキルアミノアルキルメタクリレート類やジメチ
ルアミノエチルメタクリレートのメチルクロリド
4級化物(β−メタクリロキシエチルトリメチル
アンモニウムクロリド)、ジメチルアミノエチル
メタクリレートのベンジルクロリド4級化物、ジ
メチルアミノエチルメタクリレートのジメチル硫
酸4級化物、ジメチルアミノエチルメタクリレー
トの塩酸4級化物、ジエチルアミノエチルメタク
リレートのメチルクロリド4級化物などの4級ア
ンモニウム塩化メタクリレート類を挙げることが
でき、これらの1種又は2種以上を用いることが
できる。 単量体(I)と単量体()の使用割合は、モ
ル比で1:2から1:500の範囲であり、この範
囲の比率をはずれた割合で使用すると、分散性能
に優れた共重合体が得られない。 なお、これら単量体(I)と単量体()以外
に、全単量体中50モル%未満の範囲で、これらの
単量体と共重合可能な単量体()を用いること
ができる。この単量体()の例としてはアクリ
ル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、
マレイン酸、フマル酸などの不飽和カルボン酸と
アルコールとから得られる例えば(メタ)アクリ
ル酸メチル、アクリル酸2−ヒドロキシエチルな
どの各種エステル:(メタ)アクリルアミド、N
−メチロール(メタ)アクリルアミドなどの各種
(メタ)アクリルアミド:スチレン、p−メチル
スチレンなどの芳香族ビニル化合物:酢酸ビニ
ル、酢酸プロペニル、塩化ビニル等を挙げること
ができ、これらの1種又は2種以上を用いること
ができる。 これら単量体(I)及び単量体()と共重合
可能な単量体()の使用量は全単量体中50モル
%未満の範囲であり、この範囲を超えて多量に使
用すると、得られる共重合体の分散性能が低下す
る。 また、共重合体の分子量は広い範囲のものが使
用できるが、石炭−水スラリー用分散剤としての
性能を考慮すれば、1000〜50万の範囲、特に5000
〜30万の範囲が好ましい。 本発明において安定化剤として用いるCMC
(Sodium Carboxymethylcellulose)は、主原料
がセルロース(パルプ)、モノクロール酢酸およ
び苛性ソーダで、セルロースに親水性のソデイウ
ムカルボキシメチル基(−CH2COONa)を導入
して、水に可溶な性質を与えたものである。すな
わち、まずセルロースに苛性ソーダを作用させ
て、アルカリセルロースを作り、これにモノクロ
ール酢酸が反応して、セルロースの水酸基がエー
テル化され、カルボキシ・メチル基が導入されて
進行する。この場合理論的には、セルロース単位
当りの持つ3個の水酸基全部をエーテル化した、
エーテル化度3のCMCを製造することも可能で
ある。しかし、一般に市販されているCMCのエ
ーテル化度は、0.5〜1.5のものが普通である。 また本発明において安定化剤として用いる
HEC(Hydroxyethylcellulose)は、主原料がセ
ルロース(パルプ)、エチレンオキサイドおよび
苛性ソーダで、セルロースに親水性のヒドロキシ
エチル基(−CH2CH2OH)を付加して、水に可
溶な性質を与えたものである。すなわち、まずセ
ルロースに苛性ソーダを反応させるとアルカリセ
ルロースが生成し、これにエチレンオキサイドを
作用させると、セルロースの水酸基がエーテル結
合でヒドロキシエチル基に置換されて、水溶性の
ヒドロキシエチルセルロースが生成する。 〔実施例〕 以下、実施例および比較例を挙げて説明する。 比較例 1 第1表に示す性状の石炭を予め2mm以下に粗粉
砕した後、第2表に示す各種分散剤を対石炭当り
0.7重量%となる量、水に添加し、この水溶液と
粗粉砕炭を湿式ミルに連続的に供給して粉砕混合
し、石炭濃度65重量%、粒度が200mesh pass
(74μm以下)85±3重量%のスラリーを製造し
た。このスラリーを第1図に示す静置槽1に投入
した後、上、中、下層のサンプリング取出口2,
3,4より定期的に少量のサンプルを取り出し、
濃度分析を行い、沈降分離の状況を調べた。5は
石炭・水スラリーである。なお数値の単位はmmで
ある。 試験結果を第4表の一部(安定化剤の添加率0
の部分)に示す。なお静置槽試験の結果、上層と
下層から取り出したスラリーサンプルの濃度分析
値の差が2重量%以内である期間を安定期間とし
た。
接燃焼の可能な低コストの炭素質固体・水スラリ
ー組成物に関するものである。 〔従来の技術〕 近年、石油供給の不安定化のため、石炭、オイ
ルコークス、石油系ピツチなどの炭素質固体を有
効利用する技術開発が進められている。たとえ
ば、これらの炭素質固体の有効利用技術として
は、熱分解、ガス化、燃焼あるいは鉄鋼業におけ
る高炉吹込重油の代替燃料、セメントキルンの重
油の代替燃料など種々のものが考えられる。しか
しこのような各種利用技術において、炭素質固体
は常温で固体であるために、ハンドリングが困難
である上、粉塵飛散による公害発生や粉塵爆発の
危険があるなどの短所があり、利用が困難になつ
ている。したがつてこうした炭素質固体の流体化
を図り、ハンドリングを容易にし公害発生や危険
を防止することが望まれる。一方、炭素質固体の
輸送コストを下げるためにも、流体化して輸送す
るのが効果的である。 以上のような目的のために、炭素質固体を流体
化する方法として、スラリー化するのが効果的で
あるが、このスラリーを熱分解、ガス化、燃焼あ
るいは高炉への吹込、セメントキルンの燃料など
に利用するためには、スラリーを高濃度化すると
ともに、スラリー中に懸濁する固形物粒子が沈降
して固液分離が起こることを防止する必要があ
る。 従来、安定な石炭・水スラリー組成物として、
粒径調整された石炭、増粘剤、界面活性剤および
水からなるスラリー組成物、石炭、特定の陰イオ
ンのアルカリ金属塩、界面活性剤および水からな
るスラリー組成物、特開昭59−100191号公報に示
されるように、固体燃料、リグニンスルホン酸の
アルカリ金属塩、カルボキシメチルセルロースの
アルカリ金属塩(CMC)および水からなるスラ
リー組成物、特開昭59−4691号公報に示されるよ
うに、炭素質物質、ナフタリンスルホン酸塩、カ
ラヤガムおよび水からなるスラリー組成物が知ら
れている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし上記の従来技術による石炭・水スラリー
は、実用面において満足な安定性が得られず、か
つ分散剤のコストが高く、かつ安定化剤の添加量
も多いので、コストが嵩むという問題点を有して
いた。 本発明者らは上記の諸点に鑑み、炭素質固体・
水スラリー組成物について鋭意研究を進めた結
果、 一般式CH2=C(CH3)COO(−XO)−oY(ただ
し、式中Xは炭素数2〜4のアルキレン基、nは
平均で1〜100の数であり、Yは水素、炭素数1
〜5のアルキル基、フエニル基または炭素数1〜
9のアルキル基を1〜3個置換基として持つアル
キルフエニル基を示す。)で表わされるポリアル
キレングリコールモノメタクリレート系単量体
(I)と、 一般式 (ただし、式中Zは炭素数1〜4のアルキレン基
を示し、R1,R2は炭素数1〜5のアルキル基を
示す。)で表わされるジアルキルアミノアルキル
メタクリレートおよび 一般式 (ただし、式中Zは炭素数1〜4のアルキレン基
を示し、R1,R2は水素または炭素数1〜5のア
ルキル基を示し、R3は水素、炭素数1〜5のア
ルキル基またはベンジル基を示し、mは1または
2の整数であり、Mは陰イオンを示す。)で表わ
される4級アンモニウム塩化メタクリレートから
なる群より選ばれた少なくとも1種の単量体
()とを必須成分とし、該単量体(I)と該単
量体()とのモル比が1:2から1:500の範
囲にあり、かつ該単量体(I)と該単量体()
の合計が全単量体中50モル%以上である原料単量
体より得られる水溶性共重合体からなる石炭−水
スラリー用分散剤(以下、分散剤N−2という)
と、カルボキシメチルセルロースのアルカリ金属
塩、ヒドロキシエチルセルロースまたはポリアク
リル酸ナトリウムからなる安定化剤とを組み合わ
せると、安定化の効果が顕著であり、しかも安定
化剤添加率が減少することを知見した。 本発明は上記の知見に基づいてなされたもの
で、安価で流動性および安定性の良好な炭素質固
体・水スラリー組成物の提供を目的とするもので
ある。 〔問題点を解決するための手段および作用〕 本発明の炭素質固体・水スラリー組成物は、つ
ぎの(a)〜(d)の4成分、すなわち、 (a) 石炭、オイルコークス、石油系ピツチなどの
炭素質固体粉末、 (b) 分散剤N−2、 (c) カルボキシメチルセルロースのアルカリ金属
塩(以下、CMCという)、ヒドロキシエチルセ
ルロース(以下、HECという)またはポリア
クリル酸ナトリウムからなる群から選ばれる安
定化剤の1種または2種以上、 (d) 水、 を主成物とすることを特徴としている。 また本発明の炭素質固体・水スラリー組成物の
各組成の割合は、 (a) 40〜90重量% (b) 0.01〜5重量% (c) 0.0001〜1.0重量% (d) 10〜60重量% である。 本発明において用いられる分散剤としては、上
記の(b)のものが用いられるが、単量体(I)は、
前記一般式で表わされるものであり、公知の方法
で得ることができる。単量体(I)の例として
は、ポリエチレングリコールモノメタクリレー
ト、ポリプロピレングリコールモノメタクリレー
ト、ポリブチレングリコールモノメタクリレー
ト、メトキシポリエチレングリコールモノメタク
リレート、メトキシポリプロピレングリコールモ
ノメタクリレート、メトキシポリブチレングリコ
ールモノメタクリレート、エトキシポリエチレン
グリコールモノメタクリレート、エトキシポリプ
ロピレングリコールモノメタクリレート、エトキ
シポリブチレングリコールモノメタクリレート、
メトキシポリエチレングリコール・ポリプロピレ
ングリコールモノメタクリレート等を挙げること
ができ、これらの1種又は2種以上を用いること
ができる。 また、単量体()は、前記一般式で表わされ
るジアルキルアミノアルキルメタクリレートや4
級アンモニウム塩化メタクリレートの少なくとも
1種であり、これも公知の方法、例えばメチルメ
タクリレートとジアルキルアミノアルコールとの
エステル交換反応によりジアルキルアミノアルキ
ルメタクリレートとする方法やジアルキルアミノ
アルキルメタクリレートをアルキルハライド、ベ
ンジルハライド、ジアルキル硫酸、塩酸などの4
級化剤によつて4級アンモニウム塩化メタクリレ
ートとする方法で得ることができる。単量体
()の例としては、ジメチルアミノエチルメタ
クリレート、ジエチルアミノエチルメタクリレー
ト、ジメチルアミノプロピルメタクリレート、ジ
エチルアミノプロピルメタクリレートなどのジア
ルキルアミノアルキルメタクリレート類やジメチ
ルアミノエチルメタクリレートのメチルクロリド
4級化物(β−メタクリロキシエチルトリメチル
アンモニウムクロリド)、ジメチルアミノエチル
メタクリレートのベンジルクロリド4級化物、ジ
メチルアミノエチルメタクリレートのジメチル硫
酸4級化物、ジメチルアミノエチルメタクリレー
トの塩酸4級化物、ジエチルアミノエチルメタク
リレートのメチルクロリド4級化物などの4級ア
ンモニウム塩化メタクリレート類を挙げることが
でき、これらの1種又は2種以上を用いることが
できる。 単量体(I)と単量体()の使用割合は、モ
ル比で1:2から1:500の範囲であり、この範
囲の比率をはずれた割合で使用すると、分散性能
に優れた共重合体が得られない。 なお、これら単量体(I)と単量体()以外
に、全単量体中50モル%未満の範囲で、これらの
単量体と共重合可能な単量体()を用いること
ができる。この単量体()の例としてはアクリ
ル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、
マレイン酸、フマル酸などの不飽和カルボン酸と
アルコールとから得られる例えば(メタ)アクリ
ル酸メチル、アクリル酸2−ヒドロキシエチルな
どの各種エステル:(メタ)アクリルアミド、N
−メチロール(メタ)アクリルアミドなどの各種
(メタ)アクリルアミド:スチレン、p−メチル
スチレンなどの芳香族ビニル化合物:酢酸ビニ
ル、酢酸プロペニル、塩化ビニル等を挙げること
ができ、これらの1種又は2種以上を用いること
ができる。 これら単量体(I)及び単量体()と共重合
可能な単量体()の使用量は全単量体中50モル
%未満の範囲であり、この範囲を超えて多量に使
用すると、得られる共重合体の分散性能が低下す
る。 また、共重合体の分子量は広い範囲のものが使
用できるが、石炭−水スラリー用分散剤としての
性能を考慮すれば、1000〜50万の範囲、特に5000
〜30万の範囲が好ましい。 本発明において安定化剤として用いるCMC
(Sodium Carboxymethylcellulose)は、主原料
がセルロース(パルプ)、モノクロール酢酸およ
び苛性ソーダで、セルロースに親水性のソデイウ
ムカルボキシメチル基(−CH2COONa)を導入
して、水に可溶な性質を与えたものである。すな
わち、まずセルロースに苛性ソーダを作用させ
て、アルカリセルロースを作り、これにモノクロ
ール酢酸が反応して、セルロースの水酸基がエー
テル化され、カルボキシ・メチル基が導入されて
進行する。この場合理論的には、セルロース単位
当りの持つ3個の水酸基全部をエーテル化した、
エーテル化度3のCMCを製造することも可能で
ある。しかし、一般に市販されているCMCのエ
ーテル化度は、0.5〜1.5のものが普通である。 また本発明において安定化剤として用いる
HEC(Hydroxyethylcellulose)は、主原料がセ
ルロース(パルプ)、エチレンオキサイドおよび
苛性ソーダで、セルロースに親水性のヒドロキシ
エチル基(−CH2CH2OH)を付加して、水に可
溶な性質を与えたものである。すなわち、まずセ
ルロースに苛性ソーダを反応させるとアルカリセ
ルロースが生成し、これにエチレンオキサイドを
作用させると、セルロースの水酸基がエーテル結
合でヒドロキシエチル基に置換されて、水溶性の
ヒドロキシエチルセルロースが生成する。 〔実施例〕 以下、実施例および比較例を挙げて説明する。 比較例 1 第1表に示す性状の石炭を予め2mm以下に粗粉
砕した後、第2表に示す各種分散剤を対石炭当り
0.7重量%となる量、水に添加し、この水溶液と
粗粉砕炭を湿式ミルに連続的に供給して粉砕混合
し、石炭濃度65重量%、粒度が200mesh pass
(74μm以下)85±3重量%のスラリーを製造し
た。このスラリーを第1図に示す静置槽1に投入
した後、上、中、下層のサンプリング取出口2,
3,4より定期的に少量のサンプルを取り出し、
濃度分析を行い、沈降分離の状況を調べた。5は
石炭・水スラリーである。なお数値の単位はmmで
ある。 試験結果を第4表の一部(安定化剤の添加率0
の部分)に示す。なお静置槽試験の結果、上層と
下層から取り出したスラリーサンプルの濃度分析
値の差が2重量%以内である期間を安定期間とし
た。
【表】
【表】
実施例 1
比較例1の方法と同様にして製造したスラリー
(同様に分散剤を添加したもの)を撹拌槽に入れ、
これに第3表に示す各種安定化剤を対石炭当り
0.0005重量%、0.001重量%、0.002重量%添加混
合し、安定化処理したスラリーを第1図に示す静
置槽1に投入し、沈降分離の状況を調べた。試験
結果を第4表に示す。
(同様に分散剤を添加したもの)を撹拌槽に入れ、
これに第3表に示す各種安定化剤を対石炭当り
0.0005重量%、0.001重量%、0.002重量%添加混
合し、安定化処理したスラリーを第1図に示す静
置槽1に投入し、沈降分離の状況を調べた。試験
結果を第4表に示す。
【表】
【表】
【表】
実施例 2
第5表に示す性状の石炭を予め3mm以下85%の
粒度に粗粉砕した後、対石炭当り0.7重量%のメ
タクリレート系カチオン性分散剤(第2表No.D−
2)とともに湿式ミルに供給し、粉砕混合して66
重量%スラリーを製造した。さらにこのスラリー
にCMCを対石炭当り0.002重量%添加混合した
後、物性測定ならびに第1図に示す静置槽1によ
る安定性の評価を行つた。結果を第6表に示す。
粒度に粗粉砕した後、対石炭当り0.7重量%のメ
タクリレート系カチオン性分散剤(第2表No.D−
2)とともに湿式ミルに供給し、粉砕混合して66
重量%スラリーを製造した。さらにこのスラリー
にCMCを対石炭当り0.002重量%添加混合した
後、物性測定ならびに第1図に示す静置槽1によ
る安定性の評価を行つた。結果を第6表に示す。
【表】
【表】
実施例 3
対石炭当り0.7重量%のメタクリレート系カチ
オン性分散剤(第2表No.D−3)を用いて、実施
例2と同様にして66重量%のスラリーを製造し
た。その結果を第6表に示す。 実施例 4 対石炭当り0.7重量%のメタクリレート系カチ
オン性分散剤(第2表No.D−4)を用いて、実施
例2と同様にして66重量%のスラリーを製造し
た。その結果を第6表に示す。 比較例 2 第5表に示す性状の石炭を予め3mm以下85%の
粒度に粗粉砕した後、対石炭当り0.7重量%のリ
グニンスルホン酸ナトリウム水溶液を用いて66重
量%スラリーを製造し、さらにCMCを対石炭当
り0.02重量%添加混合した後、物性測定ならびに
第1図に示す静置槽1による安定性の評価を行つ
た。結果を第6表に示す。
オン性分散剤(第2表No.D−3)を用いて、実施
例2と同様にして66重量%のスラリーを製造し
た。その結果を第6表に示す。 実施例 4 対石炭当り0.7重量%のメタクリレート系カチ
オン性分散剤(第2表No.D−4)を用いて、実施
例2と同様にして66重量%のスラリーを製造し
た。その結果を第6表に示す。 比較例 2 第5表に示す性状の石炭を予め3mm以下85%の
粒度に粗粉砕した後、対石炭当り0.7重量%のリ
グニンスルホン酸ナトリウム水溶液を用いて66重
量%スラリーを製造し、さらにCMCを対石炭当
り0.02重量%添加混合した後、物性測定ならびに
第1図に示す静置槽1による安定性の評価を行つ
た。結果を第6表に示す。
【表】
実施例5および比較例3
第7表に示す性状の石炭を予め3mm以下85重量
%に粗粉砕した後、リグニンスルホン酸ナトリウ
ムまたはメタクリレート系アニオン性分散剤(第
2表No.D−3)を対石炭当り0.8重量%添加し湿
式ミルで68重量%の水スラリーを調整した。 これらの水スラリーにCMC、HEC、ポリアク
リル酸ナトリウムを対石炭当り0.001〜0.02重量
%の範囲で種々添加して、第1図に示す静置槽1
によつて安定性の評価を行つた。結果は第2図、
第3図、第4図に示す如くであつた。
%に粗粉砕した後、リグニンスルホン酸ナトリウ
ムまたはメタクリレート系アニオン性分散剤(第
2表No.D−3)を対石炭当り0.8重量%添加し湿
式ミルで68重量%の水スラリーを調整した。 これらの水スラリーにCMC、HEC、ポリアク
リル酸ナトリウムを対石炭当り0.001〜0.02重量
%の範囲で種々添加して、第1図に示す静置槽1
によつて安定性の評価を行つた。結果は第2図、
第3図、第4図に示す如くであつた。
以上説明したように、本発明は、メタクリレー
ト系カチオン性分散剤とCMC、HEC、ポリアク
リル酸ナトリウムからなる安定化剤とを組み合せ
て製造した炭素質固体・水スラリー組成物を特徴
としており、従来のリグニンスルホン酸ナトリウ
ムなどの分散剤と、安定化剤との組合せによるス
ラリー組成物よりも、安定化剤の添加量をより少
なくすることができ、しかもより長い安定期間を
得ることができるとともに、コストの低減を図る
ことができるという効果を有している。
ト系カチオン性分散剤とCMC、HEC、ポリアク
リル酸ナトリウムからなる安定化剤とを組み合せ
て製造した炭素質固体・水スラリー組成物を特徴
としており、従来のリグニンスルホン酸ナトリウ
ムなどの分散剤と、安定化剤との組合せによるス
ラリー組成物よりも、安定化剤の添加量をより少
なくすることができ、しかもより長い安定期間を
得ることができるとともに、コストの低減を図る
ことができるという効果を有している。
第1図は実施例および比較例において用いた静
置槽の説明図、第2図〜第4図は実施例5および
比較例3の結果、すなわち本発明における分散剤
を使用したスラリー、従来のリグニンスルホン酸
ナトリウムを使用したスラリーに本発明における
安定化剤を添加した場合の安定化剤添加率と静置
安定期間との関係を示すもので、第2図はCMC
を添加した場合の線図、第3図はHECを添加し
た場合の線図、第4図はポリアクリル酸ナトリウ
ムを添加した場合の線図である。 1……静置槽、2……上層取出口、3……中層
取出口、4……下層取出口、5……石炭・水スラ
リー。
置槽の説明図、第2図〜第4図は実施例5および
比較例3の結果、すなわち本発明における分散剤
を使用したスラリー、従来のリグニンスルホン酸
ナトリウムを使用したスラリーに本発明における
安定化剤を添加した場合の安定化剤添加率と静置
安定期間との関係を示すもので、第2図はCMC
を添加した場合の線図、第3図はHECを添加し
た場合の線図、第4図はポリアクリル酸ナトリウ
ムを添加した場合の線図である。 1……静置槽、2……上層取出口、3……中層
取出口、4……下層取出口、5……石炭・水スラ
リー。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 つぎの(a)〜(d)の4成分、すなわち、 (a) 石炭、オイルコークス、石油系ピツチなどの
炭素質固体粉末、 (b) 一般式 CH2=C(CH3)COO(−XO)−oY (ただし、式中Xは炭素数2〜4のアルキレ
ン基、nは平均で1〜100の数であり、Yは水
素、炭素数1〜5のアルキル基、フエニル基ま
たは炭素数1〜9のアルキル基を1〜3個置換
基として持つアルキルフエニル基を示す。) で表わされるポリアルキレングリコールモノメ
タクリレート系単量体(I)と、 一般式 (ただし、式中Zは炭素数1〜4のアルキレ
ン基を示し、R1,R2は炭素数1〜5のアルキ
ル基を示す。) で表わされるジアルキルアミノアルキルメタク
リレート および一般式 (ただし、式中Zは炭素数1〜4のアルキレ
ン基を示し、R1,R2は水素または炭素数1〜
5のアルキル基を示し、R3は水素、炭素数1
〜5のアルキル基またはベンジル基を示し、m
は1または2の整数であり、Mは陰イオンを示
す。) で表わされる4級アンモニウム塩化メタクリレ
ートからなる群より選ばれた少なくとも1種の
単量体()とを必須成分とし、該単量体
(I)と該単量体()とのモル比が1:2か
ら1:500の範囲にあり、かつ該単量体(I)
と該単量体()の合計が全単量体中50モル%
以上である原料単量体より得られる水溶性共重
合体からなる分散剤、 (c) カルボキシメチルセルロースのアルカリ金属
塩、ヒドロキシエチルセルロースまたはポリア
クリル酸ナトリウムからなる群から選ばれる安
定化剤の1種または2種以上、 (d) 水、 を主成分とすることを特徴とする炭素質固体・水
スラリー組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61002661A JPS62161894A (ja) | 1986-01-09 | 1986-01-09 | 炭素質固体・水スラリ−組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61002661A JPS62161894A (ja) | 1986-01-09 | 1986-01-09 | 炭素質固体・水スラリ−組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62161894A JPS62161894A (ja) | 1987-07-17 |
| JPH0331759B2 true JPH0331759B2 (ja) | 1991-05-08 |
Family
ID=11535514
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61002661A Granted JPS62161894A (ja) | 1986-01-09 | 1986-01-09 | 炭素質固体・水スラリ−組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62161894A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5403387B2 (ja) * | 2008-01-23 | 2014-01-29 | 中央理化工業株式会社 | 高分子乳化剤、及びこれを用いたポリオレフィン系樹脂エマルジョン |
| ES2755790T3 (es) * | 2012-04-18 | 2020-04-23 | Bl Technologies Inc | Procedimiento de tratamiento de sistemas de licor de lavado en plantas de coque |
-
1986
- 1986-01-09 JP JP61002661A patent/JPS62161894A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62161894A (ja) | 1987-07-17 |
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