JPH0334784B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0334784B2 JPH0334784B2 JP59226917A JP22691784A JPH0334784B2 JP H0334784 B2 JPH0334784 B2 JP H0334784B2 JP 59226917 A JP59226917 A JP 59226917A JP 22691784 A JP22691784 A JP 22691784A JP H0334784 B2 JPH0334784 B2 JP H0334784B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- ppms
- weight
- polyparamethylstyrene
- ductility
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L69/00—Compositions of polycarbonates; Compositions of derivatives of polycarbonates
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
(イ) 産業上の利用分野
本発明はポリカーボネート樹脂にポリパラメチ
ルスチレンをブレンドして製造される新規熱可塑
性樹脂組成物に関する。 ポリカーボネート樹脂等の一般にエンジニアリ
ングプラスチツクと呼ばれている樹脂は、耐熱
性、耐低温性、機械的強度、耐候性透明性等に優
れた特性を有することにより、産業用素材として
広く使用されている。ポリカーボネート系樹脂の
応用例としては、家庭電気機器・電子機器の部
品、信号機レンズ、電気工事用品等の電気機器、
自動車・航空機部品、光学機器等の機械部品、あ
るいは食器、台所用品、化粧品容器等の日用品な
どに広く利用されている。 (ロ) 従来の技術 ポリカーボネート樹脂はそれ自身優れた物性を
有することより前記のように産業上の広範囲の分
野で使用されているが、用途により更に種々の物
性の改良が要求されている。例えば、樹脂加工メ
ーカーにおいては、加工性の面から流動性、延性
等を、一方ユーザーの方からは透明性、耐熱性な
どが望まれる如くである。 この為ポリカーボネート樹脂の改質法として以
下のように、他の樹脂とのブレンドによる方法が
いくつか提案されている。特公昭38−15225号公
報、同39−71号公報は各々ABS樹脂、MBS樹脂
(メタクリレート・ブタジエン・スチレン共重合
体)をブレンドしたもので、流れ特性は改良され
るが、延性、耐熱性に劣る。特開昭48−48547号
公報は、AES樹脂(アクリロニトリル・EPゴ
ム・スチレン共重合体)をブレンドした例で耐汚
染性、耐劣化性等は改善されているが、耐熱性が
低下する。特開昭57−102942号公報、及び特開昭
59−81357号公報はα−メチルスチレン共重合体
を含有するABS樹脂をブレンドしたもので、前
者は剛性、耐衝撃性等は改善されるが、耐熱性の
低下が大きい、後者は、耐熱性、耐衝性は改善さ
れるが、延性、透明性の改良については示されて
いない。スチレン系共重合体をブレンドした特開
昭50−46764号公報記載の組成物は耐衝撃性、剛
性、成型性が改善されるが延性、透明性に関して
記載されていない。特開昭53−1246号公報、特公
昭52−503号公報に記載のスチレン系共重合体で
は、耐衝撃性が改善されるが耐熱性が低下する。
同じく、特開昭53−18661号公報記載のスチレン
系共重合体は、耐衝撃性、透明性、流動性に改善
が認められるものの本発明の特徴の一つである延
性の改善については記載されていない。 更にポリスチレン系樹脂のブレンドによりポリ
スチレンのガラス転移温度(Tg)以上において
破断伸びが増大するという報告があるが(Adv.
Chem.Sar.,176,337(1979))、室温での挙動に
ついては言及されていないし、この場合の弾性率
はむしろPC樹脂単体よりも低下する。また引張
強度、引張破断伸び、耐熱性等も充分ではない。 (ハ) 発明が解決しようとする問題点 上記公知のポリカーボネート樹脂の改質法にお
いては、透明性を低下させることなく、特に流動
性、剛性、延性の向上を同時に満足させる為には
必ずしも十分なものと云えないので、本発明はこ
のような欠点を解決することを目的とする。 (ニ) 問題点を解決するための手段 本発明者らは鋭意検討を行つた結果、ポリカー
ボネート樹脂に一定割合のポリパラメチルスチレ
ンをブレンドすることにより本発明の目的を達成
することを見出した。即ち、本発明者らは、ポリ
カーボネート樹脂80〜95重量%とポリパラメチル
スチレン5〜20重量%とからなる組成物がポリカ
ーボネート樹脂の透明性、耐熱性を維持しつつ、
流動性、剛性、延性の向上と同時に達成すること
を見出し本発明を完成した。 本発明による樹脂組成物はポリカーボネート80
〜95重量%、好ましくは85〜90重量%とポリパラ
メチルスチレンを5〜20重量%、好ましくは10〜
15重量%とから構成される新規な熱可塑性樹脂組
成物である。また特に公知のポリスチレンをブレ
ンドした場合に比べ、ポリパラメチルスチレンを
使用することにより延性が著しく改善され、耐熱
性も十分に維持されるということは驚くべきこと
である。 前記ポリカーボネート樹脂はビスフエノールA
等のジヒドロキシジアリール化合物とホスゲンを
反応させて得るホスゲン法、あるいはジヒドロキ
シジアリール化合物とジフエニルカーボネートな
どの炭酸エステルとを反応させるエステル交換法
による公知の方法で得ることができる。また、前
記ポリパラメチルスチレンは純度97%以上のパラ
メチルスチレン(残部はメタメチルスチレン)よ
り、トルエン、ベンゼンなどの不活性炭化水素溶
媒を使用した溶液重合、リン酸カルシウム、ポリ
ビニルアルコールヒドロキシエチルセルロースな
どの沈澱防止剤を含む溶液中で行う懸濁重合、適
当な界面活性剤を添加した水性媒体を用いる乳化
重合などにより得られる。 重合触媒はフリーラジカルタイプ、アニオンタ
イプあるいはカチオンタイプのものが使用でき、
更に熱的重合でもよい。またポリパラメチルスチ
レンは分子量数千〜数百万のものを使用すること
ができる。 ポリカーボネート樹脂とポリパラメチルスチレ
ンのブレンドは通常の方法により可能である。即
ち、ブラベンダー、押出機バンバリーミキサー、
ミキシングロール等の混練機を用いた溶融混練法
あるいは溶媒を用いた溶液混練法が適用できる。 (ホ) 発明の効果 本発明の組成物は、ポリカーボネート樹脂なら
びにその各種ブレンドに比べ、流動性、剛性、延
性に優れ、加えて成形性、加工性にも優れてお
り、自動車、電気器具、日用用具等の種々の工業
製品の成形用材料に有用である。 実施例 以下実施例にて本発明を具体的に説明するが、
本発明を限定するものではない。 実施例及び比較例に使用した材料、物性の測定
に使用した装置及び試験法は以下の通りである。 (a) ポリカーボネート樹脂:三菱瓦斯化学(株)商品
名ユーピロンS−3000 (b) ポリスチレン樹脂:昭和電工(株)商品名エスブ
ライト8−62 (c) ポリパラメチルスチレン:モービル社製、商
品名PMX−H−20 (d) スチレンアクリロニトリル共重合体(AS):
三菱モンサント(株)商品名SAN−C (e) ABS樹脂:日本合成ゴム(株)商品名ABS−10 曲げ弾性率:ASTM D−790 引張強度及び引張り破断伸び:ASTM D−638 ビカツト軟化点:ASTM D−1525 溶融粘度(η500):レオメトリツクス社製RDSに
よつて測定、250℃における角速度500rad/
秒の動的溶融粘度(poise)。 霞度(ヘイズ):JIS K7105による(シート厚み
は0.5mmとした。) また樹脂のブレンドは東洋精機製ラボプラスト
ミルによつて270℃100rpmで5分間行い、成形は
熱プレスによつて250℃、100Kg/cm2の条件下で行
つた。 実施例 1〜3; ポリカーボネート樹脂(以下PCという)にポ
リパラメチルスチレン(以下PPMSという)を
各々5、10、20重量%ブレンドして、各種樹脂組
成物を得、物性の測定を行なつた。第1表に示さ
れるようにこれらはいずれもピカツト軟化点、引
張強度、霞度についてPC単体(比較例1)とほ
ぼ同等のレベルを維持しつつ引張破断伸び、曲げ
弾性率が向上し、かつ溶融粘度も改良されてい
る。第1図はこれら樹脂組成物のPPMSの割合と
物性との関係を示し、Aは曲げ弾性率、Bは引張
強度、Cは引張り破断伸び、Dは溶融粘度、Eは
ビカツト軟化点Fは霞度を示す。特にPPMS10〜
15重量%の範囲で引張破断伸びが著しく向上し
又、ポリスチレンの場合(比較例8〜10)よりも
延性の改善がより顕著である。 比較例 2 PCにPPMSを30重量%ブレンドした系である。
第1表に示される通り、曲げ弾性率、溶融粘度は
PC単体(比較例1)と同等又はそれ以上に改善
されるが引張破断伸び、引張強度、ビカツト軟化
点、霞度がいずれも劣る。 この結果を更に具体的に説明する資料として電
子顕微鏡写真(第2図〜第5図)がある。即ち、
これらは実施例−2の系と、比較例−2の系につ
いて、夫々延伸物の表面(第2図と第4図)と破
断面(第3図と第5図)の走査型顕微鏡写真を示
したものである。第3図に示されるように、実施
例−2、即ち、PC/PPMS=90/10(重量比)の
系では、PPMSドメインが延伸方向に棒状に変形
し破断面も比較的なめらかであるのに対し、第5
図のように比較例−2、即ちPC/PPMS=70/
30(重量比)の場合は、ドメインの変形が見られ
ず、マクロなボイドの発生、並びに脆性的な破断
が認められる。 即ち、本発明のPCとPPMSよりなる樹脂組成
物において、PC/PPMS=95/5〜80/20(重量
比)、より好ましくは90/10〜85/15(重量比)の
場合にPC本来の耐熱性、透明性を維持し、同時
に流動性、剛性、延性が改善されている。 比較例 3〜4 PCにPPMSを50重量%ブレンドしたものおよ
びPPMS単体につき物性の測定を行ない、得られ
た結果を第1表に示した。 比較例 5; PCにスチレンアクリロニトリル共重合体(以
下ASという)をPC/AS=90/10(重量比)でブ
レンドした系では、曲げ弾性率、溶融粘度が実施
例2と同様に改善されるが、引張強度、引張破断
伸び、霞度、ビカツト軟化点において劣り、特に
引張強度、ビカツト軟化点、霞度はPC単体(比
較例1)に比べ逆に劣つている。 比較例 6,7; ABS樹脂を各々PC/ABS=90/10(重量比)、
50/50(重量比)ブレンドした系においては、溶
融粘度はPC単体に比べ改善されるが、曲げ弾性
率、引張強度、引張破断伸び等、他の物性は改善
されていない。 比較例 8〜10; PCにポリスチレン樹脂(以下PSという)を
各々5、10、20重量%ブレンドして得た組成物
で、引張破断伸び、ビカツト軟化点ではポリパラ
メチルスチレン(実施例1〜3)に比べ劣つてい
る。
ルスチレンをブレンドして製造される新規熱可塑
性樹脂組成物に関する。 ポリカーボネート樹脂等の一般にエンジニアリ
ングプラスチツクと呼ばれている樹脂は、耐熱
性、耐低温性、機械的強度、耐候性透明性等に優
れた特性を有することにより、産業用素材として
広く使用されている。ポリカーボネート系樹脂の
応用例としては、家庭電気機器・電子機器の部
品、信号機レンズ、電気工事用品等の電気機器、
自動車・航空機部品、光学機器等の機械部品、あ
るいは食器、台所用品、化粧品容器等の日用品な
どに広く利用されている。 (ロ) 従来の技術 ポリカーボネート樹脂はそれ自身優れた物性を
有することより前記のように産業上の広範囲の分
野で使用されているが、用途により更に種々の物
性の改良が要求されている。例えば、樹脂加工メ
ーカーにおいては、加工性の面から流動性、延性
等を、一方ユーザーの方からは透明性、耐熱性な
どが望まれる如くである。 この為ポリカーボネート樹脂の改質法として以
下のように、他の樹脂とのブレンドによる方法が
いくつか提案されている。特公昭38−15225号公
報、同39−71号公報は各々ABS樹脂、MBS樹脂
(メタクリレート・ブタジエン・スチレン共重合
体)をブレンドしたもので、流れ特性は改良され
るが、延性、耐熱性に劣る。特開昭48−48547号
公報は、AES樹脂(アクリロニトリル・EPゴ
ム・スチレン共重合体)をブレンドした例で耐汚
染性、耐劣化性等は改善されているが、耐熱性が
低下する。特開昭57−102942号公報、及び特開昭
59−81357号公報はα−メチルスチレン共重合体
を含有するABS樹脂をブレンドしたもので、前
者は剛性、耐衝撃性等は改善されるが、耐熱性の
低下が大きい、後者は、耐熱性、耐衝性は改善さ
れるが、延性、透明性の改良については示されて
いない。スチレン系共重合体をブレンドした特開
昭50−46764号公報記載の組成物は耐衝撃性、剛
性、成型性が改善されるが延性、透明性に関して
記載されていない。特開昭53−1246号公報、特公
昭52−503号公報に記載のスチレン系共重合体で
は、耐衝撃性が改善されるが耐熱性が低下する。
同じく、特開昭53−18661号公報記載のスチレン
系共重合体は、耐衝撃性、透明性、流動性に改善
が認められるものの本発明の特徴の一つである延
性の改善については記載されていない。 更にポリスチレン系樹脂のブレンドによりポリ
スチレンのガラス転移温度(Tg)以上において
破断伸びが増大するという報告があるが(Adv.
Chem.Sar.,176,337(1979))、室温での挙動に
ついては言及されていないし、この場合の弾性率
はむしろPC樹脂単体よりも低下する。また引張
強度、引張破断伸び、耐熱性等も充分ではない。 (ハ) 発明が解決しようとする問題点 上記公知のポリカーボネート樹脂の改質法にお
いては、透明性を低下させることなく、特に流動
性、剛性、延性の向上を同時に満足させる為には
必ずしも十分なものと云えないので、本発明はこ
のような欠点を解決することを目的とする。 (ニ) 問題点を解決するための手段 本発明者らは鋭意検討を行つた結果、ポリカー
ボネート樹脂に一定割合のポリパラメチルスチレ
ンをブレンドすることにより本発明の目的を達成
することを見出した。即ち、本発明者らは、ポリ
カーボネート樹脂80〜95重量%とポリパラメチル
スチレン5〜20重量%とからなる組成物がポリカ
ーボネート樹脂の透明性、耐熱性を維持しつつ、
流動性、剛性、延性の向上と同時に達成すること
を見出し本発明を完成した。 本発明による樹脂組成物はポリカーボネート80
〜95重量%、好ましくは85〜90重量%とポリパラ
メチルスチレンを5〜20重量%、好ましくは10〜
15重量%とから構成される新規な熱可塑性樹脂組
成物である。また特に公知のポリスチレンをブレ
ンドした場合に比べ、ポリパラメチルスチレンを
使用することにより延性が著しく改善され、耐熱
性も十分に維持されるということは驚くべきこと
である。 前記ポリカーボネート樹脂はビスフエノールA
等のジヒドロキシジアリール化合物とホスゲンを
反応させて得るホスゲン法、あるいはジヒドロキ
シジアリール化合物とジフエニルカーボネートな
どの炭酸エステルとを反応させるエステル交換法
による公知の方法で得ることができる。また、前
記ポリパラメチルスチレンは純度97%以上のパラ
メチルスチレン(残部はメタメチルスチレン)よ
り、トルエン、ベンゼンなどの不活性炭化水素溶
媒を使用した溶液重合、リン酸カルシウム、ポリ
ビニルアルコールヒドロキシエチルセルロースな
どの沈澱防止剤を含む溶液中で行う懸濁重合、適
当な界面活性剤を添加した水性媒体を用いる乳化
重合などにより得られる。 重合触媒はフリーラジカルタイプ、アニオンタ
イプあるいはカチオンタイプのものが使用でき、
更に熱的重合でもよい。またポリパラメチルスチ
レンは分子量数千〜数百万のものを使用すること
ができる。 ポリカーボネート樹脂とポリパラメチルスチレ
ンのブレンドは通常の方法により可能である。即
ち、ブラベンダー、押出機バンバリーミキサー、
ミキシングロール等の混練機を用いた溶融混練法
あるいは溶媒を用いた溶液混練法が適用できる。 (ホ) 発明の効果 本発明の組成物は、ポリカーボネート樹脂なら
びにその各種ブレンドに比べ、流動性、剛性、延
性に優れ、加えて成形性、加工性にも優れてお
り、自動車、電気器具、日用用具等の種々の工業
製品の成形用材料に有用である。 実施例 以下実施例にて本発明を具体的に説明するが、
本発明を限定するものではない。 実施例及び比較例に使用した材料、物性の測定
に使用した装置及び試験法は以下の通りである。 (a) ポリカーボネート樹脂:三菱瓦斯化学(株)商品
名ユーピロンS−3000 (b) ポリスチレン樹脂:昭和電工(株)商品名エスブ
ライト8−62 (c) ポリパラメチルスチレン:モービル社製、商
品名PMX−H−20 (d) スチレンアクリロニトリル共重合体(AS):
三菱モンサント(株)商品名SAN−C (e) ABS樹脂:日本合成ゴム(株)商品名ABS−10 曲げ弾性率:ASTM D−790 引張強度及び引張り破断伸び:ASTM D−638 ビカツト軟化点:ASTM D−1525 溶融粘度(η500):レオメトリツクス社製RDSに
よつて測定、250℃における角速度500rad/
秒の動的溶融粘度(poise)。 霞度(ヘイズ):JIS K7105による(シート厚み
は0.5mmとした。) また樹脂のブレンドは東洋精機製ラボプラスト
ミルによつて270℃100rpmで5分間行い、成形は
熱プレスによつて250℃、100Kg/cm2の条件下で行
つた。 実施例 1〜3; ポリカーボネート樹脂(以下PCという)にポ
リパラメチルスチレン(以下PPMSという)を
各々5、10、20重量%ブレンドして、各種樹脂組
成物を得、物性の測定を行なつた。第1表に示さ
れるようにこれらはいずれもピカツト軟化点、引
張強度、霞度についてPC単体(比較例1)とほ
ぼ同等のレベルを維持しつつ引張破断伸び、曲げ
弾性率が向上し、かつ溶融粘度も改良されてい
る。第1図はこれら樹脂組成物のPPMSの割合と
物性との関係を示し、Aは曲げ弾性率、Bは引張
強度、Cは引張り破断伸び、Dは溶融粘度、Eは
ビカツト軟化点Fは霞度を示す。特にPPMS10〜
15重量%の範囲で引張破断伸びが著しく向上し
又、ポリスチレンの場合(比較例8〜10)よりも
延性の改善がより顕著である。 比較例 2 PCにPPMSを30重量%ブレンドした系である。
第1表に示される通り、曲げ弾性率、溶融粘度は
PC単体(比較例1)と同等又はそれ以上に改善
されるが引張破断伸び、引張強度、ビカツト軟化
点、霞度がいずれも劣る。 この結果を更に具体的に説明する資料として電
子顕微鏡写真(第2図〜第5図)がある。即ち、
これらは実施例−2の系と、比較例−2の系につ
いて、夫々延伸物の表面(第2図と第4図)と破
断面(第3図と第5図)の走査型顕微鏡写真を示
したものである。第3図に示されるように、実施
例−2、即ち、PC/PPMS=90/10(重量比)の
系では、PPMSドメインが延伸方向に棒状に変形
し破断面も比較的なめらかであるのに対し、第5
図のように比較例−2、即ちPC/PPMS=70/
30(重量比)の場合は、ドメインの変形が見られ
ず、マクロなボイドの発生、並びに脆性的な破断
が認められる。 即ち、本発明のPCとPPMSよりなる樹脂組成
物において、PC/PPMS=95/5〜80/20(重量
比)、より好ましくは90/10〜85/15(重量比)の
場合にPC本来の耐熱性、透明性を維持し、同時
に流動性、剛性、延性が改善されている。 比較例 3〜4 PCにPPMSを50重量%ブレンドしたものおよ
びPPMS単体につき物性の測定を行ない、得られ
た結果を第1表に示した。 比較例 5; PCにスチレンアクリロニトリル共重合体(以
下ASという)をPC/AS=90/10(重量比)でブ
レンドした系では、曲げ弾性率、溶融粘度が実施
例2と同様に改善されるが、引張強度、引張破断
伸び、霞度、ビカツト軟化点において劣り、特に
引張強度、ビカツト軟化点、霞度はPC単体(比
較例1)に比べ逆に劣つている。 比較例 6,7; ABS樹脂を各々PC/ABS=90/10(重量比)、
50/50(重量比)ブレンドした系においては、溶
融粘度はPC単体に比べ改善されるが、曲げ弾性
率、引張強度、引張破断伸び等、他の物性は改善
されていない。 比較例 8〜10; PCにポリスチレン樹脂(以下PSという)を
各々5、10、20重量%ブレンドして得た組成物
で、引張破断伸び、ビカツト軟化点ではポリパラ
メチルスチレン(実施例1〜3)に比べ劣つてい
る。
【表】
第1図は本発明の組成物の種々の物性を示すグ
ラスであり、第2図〜5図はポリカーボネート
(PC)マトリツクス中に分散したポリパラメチル
スチレン(PPMS)粒子の構造について、該粒子
の延伸による変形の状態を示す走査型電子顕微鏡
写真(5000倍)であつて、第2図は本発明に係る
PPMS粒子が伸びた状態を示し(白色棒状のも
の)、第3図は第2図の伸びたPPMS粒子の破断
面(白色うろこ状のもの)を示し、第4図と第5
図は比較のためのものであつてPPMS粒子が抜け
た空隙と、PPMS粒子が伸びてちぎれひげ状とな
つた状態を示す。
ラスであり、第2図〜5図はポリカーボネート
(PC)マトリツクス中に分散したポリパラメチル
スチレン(PPMS)粒子の構造について、該粒子
の延伸による変形の状態を示す走査型電子顕微鏡
写真(5000倍)であつて、第2図は本発明に係る
PPMS粒子が伸びた状態を示し(白色棒状のも
の)、第3図は第2図の伸びたPPMS粒子の破断
面(白色うろこ状のもの)を示し、第4図と第5
図は比較のためのものであつてPPMS粒子が抜け
た空隙と、PPMS粒子が伸びてちぎれひげ状とな
つた状態を示す。
Claims (1)
- 1 ポリカーボネート樹脂80〜95重量%とポリパ
ラメチルスチレン5〜20重量%より成る熱可塑性
樹脂組成物。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59226917A JPS61106659A (ja) | 1984-10-30 | 1984-10-30 | 熱可塑性樹脂組成物 |
| US06/788,908 US4657980A (en) | 1984-10-30 | 1985-10-18 | Thermoplastic resin blend comprising 80 to 95 wt % of polycarbonate and 5 to 20 wt % of poly-p-methylstyrene |
| CA000493470A CA1272825A (en) | 1984-10-30 | 1985-10-21 | Thermoplastic resin composition |
| DE8585307834T DE3579109D1 (de) | 1984-10-30 | 1985-10-29 | Thermoplastische harzzusammensetzung. |
| EP85307834A EP0181143B1 (en) | 1984-10-30 | 1985-10-29 | Thermoplastic resin composition |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59226917A JPS61106659A (ja) | 1984-10-30 | 1984-10-30 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61106659A JPS61106659A (ja) | 1986-05-24 |
| JPH0334784B2 true JPH0334784B2 (ja) | 1991-05-23 |
Family
ID=16852622
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59226917A Granted JPS61106659A (ja) | 1984-10-30 | 1984-10-30 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4657980A (ja) |
| EP (1) | EP0181143B1 (ja) |
| JP (1) | JPS61106659A (ja) |
| CA (1) | CA1272825A (ja) |
| DE (1) | DE3579109D1 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5395890A (en) * | 1987-09-14 | 1995-03-07 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | Styrene-based resin composition |
| DE3635825A1 (de) * | 1986-10-22 | 1988-04-28 | Bayer Ag | Thermoplastische mischungen aus aromatischen polycarbonaten und polystyrolen und ihre verwendung als substrate fuer optische datenspeicher |
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