JPH0335358B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0335358B2 JPH0335358B2 JP61234498A JP23449886A JPH0335358B2 JP H0335358 B2 JPH0335358 B2 JP H0335358B2 JP 61234498 A JP61234498 A JP 61234498A JP 23449886 A JP23449886 A JP 23449886A JP H0335358 B2 JPH0335358 B2 JP H0335358B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- solid lubricant
- fine powder
- sliding plates
- pantograph
- graphite
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Lubricants (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、主として電気車のパンタグラフ摺板
に添加,配置する摺板の減摩用白色固形潤滑剤に
関するものである。 〔従来の技術〕 電気車のパンタグラフ摺板の減摩耗の目的で摺
板に添加,配置されている従来のパンタグラフ摺
板用固形潤滑剤は、潤滑性のある黒鉛の粉末325
メツシユ(約44μm)を主材とし、これにパラフ
インなどを加え、これらに結合剤としてエステル
ゴム,石油系樹脂,ペトロラタムなどの適量を加
え、加熱によつて溶融させると共にこれを混練し
た後冷却して固体にしたものが用いられている。
(特公昭43−1059号公報、特開昭59−159898号公
報など参照) 〔発明が解決しようとする課題〕 このように、従来のパンタグラフ摺板用固形潤
滑剤は、黒鉛を主材としているため黒色を呈し、
焼結合金製などの摺板の摺動摩耗に追随して固形
潤滑剤が摩耗減損する際、黒鉛を含む黒色固形減
摩剤が飛散し、降雨や摺板の温度上昇により固形
減摩剤が流出して奇麗に塗装された電気車の展根
や車体、窓硝子の表面が汚れ、年月を経るに従つ
てその汚れがひどくなつて黒色になるという問題
点がある。 本発明は、前記の如き従来技術の問題点を改善
し、白色の固形潤滑剤であつて、しかも、摺板の
減摩剤として顕著な効果があり、かつ、相手方架
線の損傷と摩耗量を減少せしめることができるパ
ンタグラフ摺板用固形潤滑剤を提供せんとするも
のである。 〔課題を解決するための手段〕 本発明は、前記の如き目的を達成するため、重
量比にて、四ふつ化エチレン樹脂微粉2〜15%、
天然蝋ないし石油系ワツクス類35〜70%、残部樹
脂系結合剤を混合攪拌し、均一に加熱溶融混練し
た後冷却して固形にしたことを特徴とする。 〔作用〕 本発明において使用する潤滑剤の主材である四
ふつ化エチレン樹脂微粉は、粒子径1.3〜7μmの
白色超微粉で、0.35g/c.c.、摩耗係数は0.06であ
り、従来パンタグラフ摺板用固形潤滑剤に使用さ
れている鱗状黒鉛の粉末(粒子径325メツシユ、
約44μm、摩耗係数0.15)に比べると粒径が約10
分の1で摩擦係数は半分以下であるので、良く混
練して均一に分布させれば黒鉛の含有重量の数分
の一で必要とする潤滑性能を発揮させることがで
きる。そして、重量比にて、前記四ふつ化エチレ
ン樹脂微粉2〜15%、天然蝋ないし石油系ワツク
ス類35〜70%、残部樹脂系結合剤の混合物を攪拌
し、加熱により溶解させると、潤滑剤の主材であ
る四ふつ化エチレン樹脂微粉を均一に分散させる
ことができ、蝋またはワツクス類は増量剤として
の機能と潤滑性とを付与し、さらに樹脂系結合剤
は前記四ふつ化エチレン樹脂微粉をしつかり均一
に抱き込んで固化して、日本国有鉄道規格
JRS.15191−8A−11BR4S、パンタグラフすり板
用固形潤滑剤として必要な物性、すなわち、見掛
密度1.0〜1.2g/cm3、曲げ強さ55Kg/cm2以上、軟
化点90〜120℃を満足させることができる。 本発明に使用する四ふつ化エチレン樹脂微粉
は、2%未満では固形樹脂剤としての潤滑性能が
低下し、15%以上にすると潤滑性能の向上にあま
り影響を与えることができないばかりでなく、か
えつてパンタグラフ板用固形潤滑剤として必要な
曲げ強さ(55Kg/cm2以上)を満足させることがで
きなくなる。また、天然蝋ないし石油系ワツクス
は、35%未満では潤滑効果が低下すると共に製品
の容積増量効果が不足し、70%以上では製品が脆
くなる。また、残部(63〜15%)の樹脂系結合剤
は、63%以上では前記日本国有鉄道規格の密度、
軟化点を満足せず、15%未満では曲げ強さが前記
日本国有鉄道規格の曲げ強さ55Kg/cm2以下とな
る。 〔実施例〕 実施例 1 重量比にて、四ふつ化エチレン樹脂微粉(デユ
ポン社製の商品名テフロン)3%、石油系ワツク
ス(サゾール公社製の商品名サゾール)48%、樹
脂系結合剤としてのエチレン酢酸ビニル共重合樹
脂(住友化学工業(株)製の商品名スミテート)44
%、同じく脂環化合物(荒川化学工業(株)製の商品
名アルコン)5%を加熱型混練機に入れ、135℃
に保温しながら溶解し、気泡がほとんどなくなる
まで十分混練する。その後溶解物を取出し、横押
プレスに充填して所定の押出口より押出し、冷却
して本発明の白色固形潤滑剤を得た。 実施例 2 重量比にて、四ふつ化エチレン樹脂微粉(前記
と同じ)6%、石油系ワツクス(前記と同じ)42
%、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂(前記と同
じ)45%、脂環化合物(前記と同じ)7%を加熱
型混練機に入れ、実施例1と同様にして本発明の
白色固形潤滑剤を得た。 実施例 3 重量比にて、四ふつ化エチレン樹脂微粉(前記
と同じ)13%、金属鉛粉2%、金属硫化物(二硫
化モリブテン)1%、石油系ワツクス(前記と同
じ)40%、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂(前記
と同じ)36%、脂環化合物(前記と同じ)8%を
加熱型混練機に入れ、実施例1と同様にして本発
明の白色固形潤滑剤を得た。 上記各実施例により得た白色固形潤滑剤の物性
を示すと第1表のとおりである。
に添加,配置する摺板の減摩用白色固形潤滑剤に
関するものである。 〔従来の技術〕 電気車のパンタグラフ摺板の減摩耗の目的で摺
板に添加,配置されている従来のパンタグラフ摺
板用固形潤滑剤は、潤滑性のある黒鉛の粉末325
メツシユ(約44μm)を主材とし、これにパラフ
インなどを加え、これらに結合剤としてエステル
ゴム,石油系樹脂,ペトロラタムなどの適量を加
え、加熱によつて溶融させると共にこれを混練し
た後冷却して固体にしたものが用いられている。
(特公昭43−1059号公報、特開昭59−159898号公
報など参照) 〔発明が解決しようとする課題〕 このように、従来のパンタグラフ摺板用固形潤
滑剤は、黒鉛を主材としているため黒色を呈し、
焼結合金製などの摺板の摺動摩耗に追随して固形
潤滑剤が摩耗減損する際、黒鉛を含む黒色固形減
摩剤が飛散し、降雨や摺板の温度上昇により固形
減摩剤が流出して奇麗に塗装された電気車の展根
や車体、窓硝子の表面が汚れ、年月を経るに従つ
てその汚れがひどくなつて黒色になるという問題
点がある。 本発明は、前記の如き従来技術の問題点を改善
し、白色の固形潤滑剤であつて、しかも、摺板の
減摩剤として顕著な効果があり、かつ、相手方架
線の損傷と摩耗量を減少せしめることができるパ
ンタグラフ摺板用固形潤滑剤を提供せんとするも
のである。 〔課題を解決するための手段〕 本発明は、前記の如き目的を達成するため、重
量比にて、四ふつ化エチレン樹脂微粉2〜15%、
天然蝋ないし石油系ワツクス類35〜70%、残部樹
脂系結合剤を混合攪拌し、均一に加熱溶融混練し
た後冷却して固形にしたことを特徴とする。 〔作用〕 本発明において使用する潤滑剤の主材である四
ふつ化エチレン樹脂微粉は、粒子径1.3〜7μmの
白色超微粉で、0.35g/c.c.、摩耗係数は0.06であ
り、従来パンタグラフ摺板用固形潤滑剤に使用さ
れている鱗状黒鉛の粉末(粒子径325メツシユ、
約44μm、摩耗係数0.15)に比べると粒径が約10
分の1で摩擦係数は半分以下であるので、良く混
練して均一に分布させれば黒鉛の含有重量の数分
の一で必要とする潤滑性能を発揮させることがで
きる。そして、重量比にて、前記四ふつ化エチレ
ン樹脂微粉2〜15%、天然蝋ないし石油系ワツク
ス類35〜70%、残部樹脂系結合剤の混合物を攪拌
し、加熱により溶解させると、潤滑剤の主材であ
る四ふつ化エチレン樹脂微粉を均一に分散させる
ことができ、蝋またはワツクス類は増量剤として
の機能と潤滑性とを付与し、さらに樹脂系結合剤
は前記四ふつ化エチレン樹脂微粉をしつかり均一
に抱き込んで固化して、日本国有鉄道規格
JRS.15191−8A−11BR4S、パンタグラフすり板
用固形潤滑剤として必要な物性、すなわち、見掛
密度1.0〜1.2g/cm3、曲げ強さ55Kg/cm2以上、軟
化点90〜120℃を満足させることができる。 本発明に使用する四ふつ化エチレン樹脂微粉
は、2%未満では固形樹脂剤としての潤滑性能が
低下し、15%以上にすると潤滑性能の向上にあま
り影響を与えることができないばかりでなく、か
えつてパンタグラフ板用固形潤滑剤として必要な
曲げ強さ(55Kg/cm2以上)を満足させることがで
きなくなる。また、天然蝋ないし石油系ワツクス
は、35%未満では潤滑効果が低下すると共に製品
の容積増量効果が不足し、70%以上では製品が脆
くなる。また、残部(63〜15%)の樹脂系結合剤
は、63%以上では前記日本国有鉄道規格の密度、
軟化点を満足せず、15%未満では曲げ強さが前記
日本国有鉄道規格の曲げ強さ55Kg/cm2以下とな
る。 〔実施例〕 実施例 1 重量比にて、四ふつ化エチレン樹脂微粉(デユ
ポン社製の商品名テフロン)3%、石油系ワツク
ス(サゾール公社製の商品名サゾール)48%、樹
脂系結合剤としてのエチレン酢酸ビニル共重合樹
脂(住友化学工業(株)製の商品名スミテート)44
%、同じく脂環化合物(荒川化学工業(株)製の商品
名アルコン)5%を加熱型混練機に入れ、135℃
に保温しながら溶解し、気泡がほとんどなくなる
まで十分混練する。その後溶解物を取出し、横押
プレスに充填して所定の押出口より押出し、冷却
して本発明の白色固形潤滑剤を得た。 実施例 2 重量比にて、四ふつ化エチレン樹脂微粉(前記
と同じ)6%、石油系ワツクス(前記と同じ)42
%、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂(前記と同
じ)45%、脂環化合物(前記と同じ)7%を加熱
型混練機に入れ、実施例1と同様にして本発明の
白色固形潤滑剤を得た。 実施例 3 重量比にて、四ふつ化エチレン樹脂微粉(前記
と同じ)13%、金属鉛粉2%、金属硫化物(二硫
化モリブテン)1%、石油系ワツクス(前記と同
じ)40%、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂(前記
と同じ)36%、脂環化合物(前記と同じ)8%を
加熱型混練機に入れ、実施例1と同様にして本発
明の白色固形潤滑剤を得た。 上記各実施例により得た白色固形潤滑剤の物性
を示すと第1表のとおりである。
【表】
また、前記各実施例1ないし3より得た白色固
形潤滑剤より10×25×90mmを切出した試験片と、
比較例として現在国鉄在来線で使用している黒鉛
を主材とするパンタグラフすり板用黒色固形潤滑
剤第3種より同様に切り出した試験片と、現在国
鉄で使用中の銅系焼結合金製のすり板の試験片10
×25×95mmとを金属板上に別々に並列に挟み込ん
で取付け、これらをさらに別々に回転式集電摺動
試験機に取付け、押圧力7Kg、AC100V、通電電
流150A、摺動速度75KM/Hで60分間摺動させ、
そのときの各試験片の比摩耗率、相手方トロリー
線の摩耗厚mmを測定した。その結果を第2表に示
す。
形潤滑剤より10×25×90mmを切出した試験片と、
比較例として現在国鉄在来線で使用している黒鉛
を主材とするパンタグラフすり板用黒色固形潤滑
剤第3種より同様に切り出した試験片と、現在国
鉄で使用中の銅系焼結合金製のすり板の試験片10
×25×95mmとを金属板上に別々に並列に挟み込ん
で取付け、これらをさらに別々に回転式集電摺動
試験機に取付け、押圧力7Kg、AC100V、通電電
流150A、摺動速度75KM/Hで60分間摺動させ、
そのときの各試験片の比摩耗率、相手方トロリー
線の摩耗厚mmを測定した。その結果を第2表に示
す。
【表】
以上述べたように、本発明によれば、電気車の
パンタグラフ摺板の減摩剤として顕著な効果を有
すると共に、相手方架線の損傷と摩耗量とを顕著
に減少せしめることができ、しかも、四ふつ化エ
チレン樹脂微粉は白色で黒鉛に比し粒径が10分の
1程度の超微粉であつて、しかも摩擦係数は1/20 であるので、黒鉛の含有重量の数分の1で足り、
車体を黒く汚すことのないパンタグラフ摺板用固
形潤滑剤として誠に有益である。
パンタグラフ摺板の減摩剤として顕著な効果を有
すると共に、相手方架線の損傷と摩耗量とを顕著
に減少せしめることができ、しかも、四ふつ化エ
チレン樹脂微粉は白色で黒鉛に比し粒径が10分の
1程度の超微粉であつて、しかも摩擦係数は1/20 であるので、黒鉛の含有重量の数分の1で足り、
車体を黒く汚すことのないパンタグラフ摺板用固
形潤滑剤として誠に有益である。
Claims (1)
- 1 重量比にて、四ふつ化エチレン樹脂微粉2〜
15%、天然蝋ないし石油系ワツクス類35〜70%、
残部樹脂系結合剤を混合攪拌し、均一に加熱溶融
混練した後冷却して固定にしたことを特徴とする
パンタグラフ摺板用固形潤滑剤の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23449886A JPS6390596A (ja) | 1986-10-03 | 1986-10-03 | パンタグラフ摺板用固形潤滑剤の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23449886A JPS6390596A (ja) | 1986-10-03 | 1986-10-03 | パンタグラフ摺板用固形潤滑剤の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6390596A JPS6390596A (ja) | 1988-04-21 |
| JPH0335358B2 true JPH0335358B2 (ja) | 1991-05-27 |
Family
ID=16971968
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23449886A Granted JPS6390596A (ja) | 1986-10-03 | 1986-10-03 | パンタグラフ摺板用固形潤滑剤の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6390596A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2519506B2 (ja) * | 1988-04-22 | 1996-07-31 | 株式会社松村石油研究所 | 押出加工用固型離型剤 |
| JPH0819433B2 (ja) * | 1988-11-18 | 1996-02-28 | 株式会社神戸製鋼所 | 耐黒変化表面処理鋼板 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52151470A (en) * | 1976-06-10 | 1977-12-15 | Nippon Seiro Kk | Sliding plate rubricating stick of pantograph and method of making the same |
| JPS59159898A (ja) * | 1983-03-03 | 1984-09-10 | Nippon Funmatsu Gokin Kk | パンタグラフの摺板減摩用固形潤滑片 |
-
1986
- 1986-10-03 JP JP23449886A patent/JPS6390596A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6390596A (ja) | 1988-04-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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