JPH0338057Y2 - - Google Patents

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JPH0338057Y2
JPH0338057Y2 JP1984013383U JP1338384U JPH0338057Y2 JP H0338057 Y2 JPH0338057 Y2 JP H0338057Y2 JP 1984013383 U JP1984013383 U JP 1984013383U JP 1338384 U JP1338384 U JP 1338384U JP H0338057 Y2 JPH0338057 Y2 JP H0338057Y2
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train
coil
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receiving coil
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、鉄製レール上を走行する列車を検知
する列車検知装置に関し、特に送信コイルと受信
コイルとを列車の走行路(軌道)に設け、両コイ
ルの設置領域に列車が進入したことによる両コイ
ル間の電磁的結合度の変化を基に列車を検知する
列車検知装置に関する。
(従来技術) 交流磁束を送出する送信コイルとこの交流磁束
を受信する受信コイルとの間の電磁的結合度の変
化、特に電磁誘導効果(受信コイルに誘導される
電圧が列車の進入によつて増加すること)による
変化を利用して列車を検知する従来の列車検知装
置には、第1図に示すように、送信コイル21と
受信コイル22とをコイル軸がレール23,23
を横切る状態に、すなわち両コイル21,22の
形成する面夫々が垂直でレール23,23と平行
に延びる状態に所定距離だけ離して互いに対面さ
せて設置し、送信回路24から送信コイル21
に、 V1・Sinωt なる交流信号(V1は最大値、ωは角周波数)を
供給し交流磁束を発生させ、受信コイル22でこ
の交流磁束を受信し対応して得られる。
V2・sin(ωt+φ) なる交流信号(V2は受信レベルの最大値、ωは
送信角周波数、φは位相差)を受信回路25で処
理して、受信レベルの変化をチエツクし、列車が
両コイル21,22の設置領域に進入したことに
よる電磁的影響による受信レベルの増加(受信レ
ベルは、列車の床に発生する短絡ループによる誘
導電流によつて増加する)を検知することによつ
て列車を検知するものがある。
しかし、従来のこの種の列車検知装置は、送信
コイル21と受信コイル22をレール23,23
の長手方向に平行に互いに対面させて設置してい
るため、たとえば金属製のレール23,23と列
車の床と2つの車輪とで形成される短絡ループの
ように、環状の両コイル21,22の形状と同じ
形状に短絡ループ26が両コイル21,22の設
置領域に生じると、前記短絡ループ26によつて
も受信コイルが変化してしまう。前記短絡ループ
26による変化は、列車検知装置の場合、両コイ
ルの設置領域に列車が進入したことによる電磁誘
導効果とは逆の負の効果(電磁遮蔽効果)となる
ため、検知の対象である前述した床による電磁誘
導効果による変化を減少させてしまい列車の検知
をしにくくする。すなわち、鉄製のレール23,
23上を走行する列車を検知する場合の電磁的結
合度は、列車が両コイル21,22の設置領域に
進入したときに、列車の主として床に発生する短
絡ループ27によつてのみならず、レール、車
輪、車軸及び車体により形成され、かつ、両コイ
ル21,22の形状と同様の形状でしかも両コイ
ル21,22と平行な検知の対象としない短絡ル
ープ26によつても変化する。しかもこの検知の
対象としない短絡ループ26による電磁的結合度
の変化は、本来の検知の対象とする短絡ループ2
7による電磁的結合度の変化を減少させる状態に
作用するため、受信コイル22の出力変化が減少
し、従つて受信回路を精密にしなければならない
という欠点がある。
このような欠点を除去するため、第2図に示す
ように、送信コイル31と受信コイル32とを
夫々8字状に交叉させた形状に形成して、検知す
べき短絡ループ27による電磁的結合度の変化
と、検知する必要のない短絡ループ26による電
磁結合度との比を拡大するようにした装置が考案
された。しかし、この装置は、8字状に交叉させ
た各コイル31,32の一方側と他方側の部分と
をほぼ相似形にしなければならないからコイル3
1,32の製造造及び設置工事が面倒である。ま
た、このコイル31,32に発生する不平衡電圧
が8字状に交叉させた各コイルに等しくなつたと
きのみ零となつて効果を生じるが、等しくないと
きには零にならないから効果がないという欠点が
ある。
また、列車検出には従来軌道回路を用いる方法
が主として用いられてきている。しかし、この方
法はさびや木の葉の付着等によつて軌道回路の短
絡不良が生じ、場所によつては(海岸沿線等)レ
ールをメツキしなければならない所まで生じてき
ているのが現状である。このため、本考案の重要
な目的の一つは軌道短絡によらない列車検知装置
の提案である。
この他、特公昭57−48441号公報には、軌道の
両レール間に送出側コイルと検出側コイルとを配
置して、両レールと列車の車輪車軸とを含む短絡
リング回路を形成することを利用して列車が所定
点を通過するときに処理回路の出力が減少するこ
とに応動し列車の通過を検知する装置が開示され
ている。しかし、この開示技術はレールの短絡と
いう事象を検出対象にしており、従つて例えばさ
び等で車輪とレール間の短絡が起こらず車両通過
によつても短絡環を形成しない場合が考えられ、
この場合には列車を検出できない。また、多くの
使用形態では両レール間を短絡しておくための部
材を必要とする上に、軌道回路装置を付設した多
くの軌道には適用することは出来ない。
(考案の目的) 本考案は、検知対象とする短絡ループによる電
磁的結合度の変化が検知の対象としない短絡ルー
プによつては影響を受けず、しかもコイルの製造
及び設置工事が簡単で、またレールと列車間の接
触状態によらず安定した動作の列車検知装置を提
供することを目的とする。
(考案の構成) 上記目的は本考案によれば、 軌道に配置された送信コイル2と受信コイル3
を有し、送信回路6により前記送信コイル2に交
流磁束を発生送出させ、この交流磁束に対応して
前記受信コイル3に生じる交流電圧が前記両コイ
ル2,3に接近した列車の電磁的影響により変化
することを検知回路13にて検出することにより
列車を検知する列車検知装置において、 前記送信コイル2と受信コイル3とを、列車が
走行するレール1,1間略中央部にレール踏面と
レール底面の略中間の高さで、両コイル2,3の
軸をレール長手方向に略一致させ、離間させて互
いに対面させてレール長手方向に沿つて配置した
構成でなり、 両コイル2,3間に位置した列車の電磁的影響
により受信コイル3の出力が増加することを検知
するように構成することで達成される。
(実施例) 以下、図面に示す実施例に基いて本考案を説明
する。
第3図及び第4図において、1,1は列車が走
行する鉄製のレール(軌道)であり、両レール
1,1の間の上下方向略中央(レール踏面と床面
の略中間)に送信コイル2と受信コイル3とがレ
ール1,1間略中央部にレール踏面とレール底面
の略中間の高さで、両コイル2,3の軸をレール
長手方向に略一致させ(レール踏面に直角の状
態)、離間させて互いに対面させてレール長手方
向に沿つて設けられている。送信コイル2と受信
コイル3は、図示の例では方形状に巻回し作られ
ており、その両コイルの軸4がレール1,1の長
手方向に略一致しており、従つて互いの軸が略一
致するように配置されている。なお、本実施例に
おいては、受信コイル3の内側に、補助コイル5
(後述)が設けられている。
第4図に示すように、送信コイル2には送信回
路6から V1・sinωt なる交流信号が供給され、これに対応した交流磁
束が生じる。
受信コイル3には、送信コイル2により、 V2・sin(ωt+φ) なる交流信号が誘起され、この交流信号のレベル
V2は両コイルの設置領域に列車が存在するか否
かにより異なり、列車が有ればこれによる電磁的
効果により増加する。
受信コイル3で得られる磁束に対応した受信信
号は、前記交流信号の周波数を通過帯域とする帯
域フイルタ10とその出力を増幅する増幅器11
に順に通された後、整流平滑回路12で整流平滑
されて、検知回路13に供給される。検知回路1
3は、整流平滑回路12より入力される信号のレ
ベルが所定値以上増加することにより列車を検知
し、入力信号が所定のレベル以下の定常状態に減
少したことにより列車がなくなつたことを検知す
る回路で既知のものである。検知回路13の出力
には、リレー回路等適宜の回路が接続され表示、
制御等に利用される。
上述の列車検知装置は、送信コイル2と受信コ
イル3とを、そのコイル軸4がレール1,1の長
手方向に延びる状態で互いに離間しかつ対面する
状態に設けているから、列車が両コイルの設置領
域に進入すると、列車の床板に生じる短絡ループ
に流れる誘導電流(渦電流の合成電流)により受
信コイル3での受信レベルが上昇する。もちろ
ん、列車が両コイルの設置領域に進入すると、列
車の車輪、車軸、車体及びレール1,1を通る短
絡ループも生じるが、こちらの短絡ループも両コ
イル2,3のコイル面と直交するから送信コイル
3での受信レベルに殆んど影響を与えず、むしろ
微少ながら受信レベルを増加させる。従つて、従
来のものに見られた列車が両コイル2,3の設置
領域に進入したときの受信レベルの変化が減少す
る現象はない。
なお、補助コイル5は、受信コイル3の出力を
差動的に取り出す目的がある場合に設置されるも
のであり、受信コイル3のコイル面に設けられ
る。この補助コイル5には前記交流信号が送信コ
イル2により受信コイル3に誘起される交流信号
に対し180度移相する状態に、すなわち送信コイ
ル2と受信コイル3の磁界が矢印7,8の方向で
あるときに補助コイル5の磁界が前記矢印7,8
と逆の矢印9方向となる状態に、供給される。
この補助コイル5による、受信コイル3の出力
は、前述した短絡ループの影響は受受けないの
で、定常時の受信コイル3の出力が零となるよう
に差動的に構成しておけば、列車検知時に送信コ
イル2によりやはり出力が得られるが、一方列車
以外の環境変化等によるレベルの変化等は送信コ
イル2と補助コイル5の変動分が相殺されて安定
な動作が得られる。
第5図及び第6図に示す列車検知装置は、1個
の送信コイル2と2個の受信コイル3a,3b
を、レール間の上下方向略中央に、各コイル軸4
がレール1,1の長手方向と一致する状態にレー
ル長手方向に離間させ互いに対面させて設けてい
る。各受信コイル3a,3bは、送信コイル2に
関して互いに反対側にかつ送信コイル2からほぼ
等間隔離れた個所に設けられている。各受信コイ
ル3a,3bの受信信号は、各々帯域フイルタ1
0a,10b及び増幅器11a,11bに順に通
され、整流平滑回路12a,12bで整流平滑さ
れた後、加算されて検知回路13に供給されこの
信号の変化(増加)により列車が検知される。な
お、各受信コイル3a,3bの内側には、前述し
た補助コイル5と同種の補助コイル5a,5bが
設けられている。
第5図及び第6図の列車検知装置は、各コイル
2,3a,3bを、コイル軸4が互いに一致する
とともに、レール1,1の長手方向に延びる状態
に、レール,1の長手方向に離間しかつ互いにレ
ール踏面に直角に対面して敷設されているから、
前記実施例同様に、列車が各々コイルの設置領域
に進入したときに生じる検知の対象としない短絡
ループの影響を殆んど受けないという効果を得ら
れる事はもちろん、他に各受信コイル3a,3b
の受信信号を個々に整流平滑した後加算した検知
回路13に入力するから、列車が各コイルの設置
領域に進入したことによる検知回路13への入力
信号のレベル変化がより大になり、列車をより確
実に検知することができる。
また、列車やレールの電気的性質に依存しない
ので確実な列車検知ができる。
なお、本考案は上記実施例に限定されるもので
はなく、たとえば送信コイルと受信コイルの対を
レールの長手方向に沿つて複数組設けてもよく、
この場合に対をなすコイルで用いる交流信号の周
波数を別個にしてもよい。
なお、本考案の列車検知の原理について言及す
る。
いま、列車の車体(床)とコイルの中心との間
隔(高さ)をh、送受信コイルの間隔をr、床の
面積に対してコイルの大きさが十分小さいものと
みなせば、本考案による列車検出の原理は以下の
通り定まる。
列車が両コイルを覆つていないとき受信コイル
の中心に発生する磁界の強さH0は次式となる。
H0=K/r3(kは比例定数) …(1) 列車が両コイルを覆つているときは、受信コイ
ルの上の磁界の強さH0に、列車の車体に誘導さ
れるうず電流による磁界が重なることになる。こ
の重なりの磁界は、あたかも車体の高さhに2倍
の所に送信コイル(影像)があるかのように生ず
るから、合成の磁界H(r,h)は次式で定まる。
H(r,h)=k/r3+k(8h2−r2)/{r2+(2h)2
3/2…(2) (2)式で、第2項は列車の存在による磁界の変化
分であつて、電磁誘導効果(正の効果)は車体の
高さとコイル間隔が√8h>rを満たす範囲で生
じる。
(考案の効果) 以上のように本考案は、送信コイルと受信コイ
ルとを、レール間のレール踏面と列車床面の略中
間に両コイル軸がレールの長手方向に略一致さ
せ、前記レールの長手方向に離間させ互いに対面
する状態に設けたから、両コイルの設置領域に列
車が進入したときに生じる電磁的結合度の変化が
検知の対象としない短絡ループによる影響を殆ん
ど受けない。従つて、後続する検出回路部を簡易
なものとすることもできる。また、各コイルを8
字状に交叉させたものと比べ、コイルの製造が容
易であるし、コイルの設置作業が簡単である。
また、列車やレールに特別な部材を付加する必
要がなく軌道回路とも併用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は従来装置の説明図、第3図は
本考案の列車検知装置の送信コイルと受信コイル
の配置例を示す斜視図、第4図は同列車検知装置
の電気回路の一実施例を示すブロツク図、第5図
は本考案の列車検知装置の送信コイルと受信コイ
ルの他の配置例を示す斜視図、第6図は同列車検
知装置の電気回路のブロツク図である。 1:レール、2:送信コイル、3a,3b,
3:受信コイル、4:コイル軸、6:送信回路、
13:検知回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 軌道に配置された送信コイル2と受信コイル3
    を有し、送信回路6により前記送信コイル2に交
    流磁束を発生送出させ、この交流磁束に対応して
    前記受信コイル3に生じる交流電圧が前記両コイ
    ル2,3に接近した列車の電磁的影響により変化
    することを検知回路13にて検出することにより
    列車を検知する列車検知装置において、 前記送信コイル2と受信コイル3とを、列車が
    走行するレール1,1間略中央部にレール踏面と
    レール底面の略中間の高さに、両コイル2,3の
    軸をレール長手方向に略一致させ、離間させて互
    いに対面させてレール長手方向に沿つて配置した
    構成でなり、 両コイル2,3間に位置した列車の電磁的影響
    により受信コイル3の出力が増加することを検知
    することを特徴とする列車検出装置。
JP1338384U 1984-02-01 1984-02-01 列車検知装置 Granted JPS60125272U (ja)

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JPS60125272U JPS60125272U (ja) 1985-08-23
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