JPH0339801B2 - - Google Patents

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JPH0339801B2
JPH0339801B2 JP2469486A JP2469486A JPH0339801B2 JP H0339801 B2 JPH0339801 B2 JP H0339801B2 JP 2469486 A JP2469486 A JP 2469486A JP 2469486 A JP2469486 A JP 2469486A JP H0339801 B2 JPH0339801 B2 JP H0339801B2
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JP
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water
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cellulose fibers
ceramic plate
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JP2469486A
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、タイル等の陶磁器板の製法およびそ
れに用いる成形型に関するものである。
〔従来の技術〕
陶磁器板、特に表面に凹凸模様等の立体模様を
有するタイルは一般に100mm角の寸法に形成され
ており、つぎのようにして製造されている。すな
わち、95%以上が粒度40〜50μm以下の微粒物か
らなる粘土質原料と、微粒物からなる珪長石質原
料(長石,珪石等)ならびにタルク、ドロマイ
ト、石灰等の原料を適宜に組み合わせて所定の含
水率の陶磁器原料組成物とし、この組成物を石コ
ウからなる透水性皿状型内に入れ、上記陶磁器原
料組成物中の水分を上記型を通して水切りし、上
記型内に陶磁器原料組成物の固形分からなる成形
品を形成する。つぎに、上記成形品を吸盤等を用
いて吸着して上記型から脱型し、乾燥したのち焼
成炉に入れて焼成して製造することが行われてい
る。このような製造方法は、特に表面に立体模様
を有するタイルの製造法等に賞用されているので
あり、その場合には上記透水性皿状型として底面
に立体模様転写形成用の凹凸模様が形成されてい
るものが用いられ、その凹凸模様の転写によりタ
イル表面に立体模様が形成される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記のようにしてタイルを製造
する場合には、上記陶磁器原料組成物に用いる原
料が先に述べたように微粒物であるため、水切り
の際にその微粒物が上記透水性皿状型の通水路
(石コウ分子の分子と分子の間に形成された空隙)
に入り込んで目づまりを起こし、水切り性が悪く
なり製造に長時間を要するようになると同時に、
得られる成形品が含水率の高いものとなり、脱型
に際して崩形してしまうこともあるという難点を
有している。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもの
で、透水性皿状型の通水路の目づまりの発生を防
止し、成形品の脱型の際における型との付着によ
る欠損ならびに崩形を防止することをその目的と
する。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本発明は、練土状
の陶磁器原料組成物を、透水性を有する皿状の型
内に入れ、水切りして上記陶磁器原料組成物の固
形分からなる成形品を上記型内に形成し、この成
形品を脱型したのち乾燥、焼成して陶磁器板を製
造する陶磁器板の製法であつて、上記透水性を有
する皿状の成形型として、セルロース繊維の水溶
液を型内に入れ水切りし乾燥させて型内に、薄い
セルロース繊維の堆積層を形成したものを用いる
ことを特徴とする陶磁器板の製法を第1の要旨と
し、陶磁器板の表面に立体模様を転写形成するた
めの凹凸模様が底面に形成されている透水性皿状
型本体と、この透水性皿状型本体の内面に形成さ
れたセルロース繊維製フイルター薄層とからなる
成形型を第2の要旨とする。
すなわち、本発明によれば、透水性を有する皿
状の成形型として上記のようにセルロース繊維の
水溶液を型内に入れ、水切りし、乾燥させて型内
に薄いセルロース繊維の堆積層を形成したものを
用いるため、その型内に陶磁器原料組成物を入れ
て水切りし成形品を形成するに際して、上記陶磁
器原料組成物の微粒物が上記セルロース繊維の堆
積層によつて捕捉され、透水性皿状型の通水路内
に入り込むことがない。したがつて、上記通水路
の目づまりが防止され、陶磁器原料組成物の水切
りが常時良好に行われれるとともに、成形品も充
分に水切りされるようになるため、含水率が低く
なり、滑らかな成形面が得られるとともに脱型に
際して崩形するというような事態の発生が防止さ
れるようになる。そのうえ、製造時間の短縮化も
実現されるようになる。
本発明の陶磁器板は、練土状の陶磁器原料組成
物を、型内に薄いセルロース繊維の堆積層がフイ
ルター薄層として形成されている透水性皿状型内
に入れて水切りし、上記型内に陶磁器原料組成物
の固形分からなる成形品を形成し、この成形品を
脱型したのち乾燥、焼成することにより製造され
る。
上記練土状の陶磁器原料組成物としては、先に
述べた粘土質原料やシリカ粉末、長石等からなる
珪長石質粉末原料やタルク等の従来公知の陶磁器
原料を従来公知の方法で混練し、その含水率を適
宜に調節してなるものが用いられる。
また、上記練土状の陶磁器原料組成物を入れる
透水性皿状型としては、石コウ等の透水性を有す
る材料から構成された型や、ウレタン樹脂、ポリ
エステル樹脂、エポキシ樹脂を発泡させた発泡性
樹脂からなる型が用いられる。上記石コウ製の成
形型は、石コウの分子と分子との間に形成された
空隙が通水路となるものであり、また、発泡性樹
脂製の型は、気泡が独立気泡のものについてはそ
の気泡の周囲の部分が通水路となり、気泡が連続
気泡のものについては気泡自体が通水路となる。
上記成形型の型内に形成される薄いセルロース
繊維の堆積層は、上記陶磁器原料組成物を水切り
する際における陶磁器原料組成物の微粒物を捕捉
し、その微粒物によつて成形型の通水路が目づま
りしないようにする。このようなセルロース繊維
の薄い堆積層の形成には、一般に和紙、トイレツ
トペーパー、チリ紙等の水溶解性を有する紙水に
溶解して調製した紙の水溶液が用いられる。上記
堆積層は、例えば、上記水溶液を成形型の型内に
均一に塗布したのち、型の裏面から真空吸引して
水切りし、ついで乾燥させることにより形成され
る。特にセルロース繊維堆積層の成形型内面に対
する密着性を考慮すると、上記セルロース繊維の
堆積層が半乾燥状態のときに使用することが好結
果をもたらす。なお、上記セルロース繊維の堆積
層を形成するセルロース繊維は上記のような和
紙、トイレツトペーパーに限定するものではな
く、水溶解性を有するものであればどのようなセ
ルロース繊維材料でも用いることができる。この
場合、上記セルロース繊維の堆積層は、あまり薄
いと微粒物原料の捕捉効果が小さくなり、逆にあ
まり厚いと陶磁器原料組成物の水切り性を害する
ことになる。これらを考慮すると、その厚みを50
〜300μmに設定することが好適である。最も望ま
しいのは100μm前後の厚みである。
特に、上記のような方法によつて成形型の型内
にセルロース繊維製のフイルター薄層を形成する
ことは、上記透水性皿状型として、底面に凹凸模
様が形成されている立体模様付き陶磁器板製造用
の成形型を用いるときに好結果をもたらす。すな
わち、上記の成形型は、表面に立体模様が形成さ
れているタイル等を製造する場合に用いるのであ
るが、その内部の底面にはタイル等に立体模様を
転写形成するための凹凸模様が形成されており、
このような凹凸模様が形成されている型内に、例
えばシート状のフイルター膜を配置してもその凹
凸模様部分ではしわが発生してしまい、凹凸模様
に沿つて均一なフイルター膜を形成することはで
きない。しかしながら、本発明のようにセルロー
ス繊維の水溶液を型内に入れて水切りし、乾燥さ
せてセルロース繊維の堆積層を形成するようにす
れば、形成された堆積層は、成形型の底面の凹凸
模様に沿つて均一厚で形成されるようになる。し
たがつて、しわ等の発生の問題を生じることな
く、良好な性能のセルロース繊維製フイルター薄
層を均一厚で形成することができるようになるの
であり、これが本発明の大きな特徴である。ま
た、従来のような小形のタイルではなく、大形の
タイル(450mm角)等を製造する場合にも、成形
型の内部の全体に均一厚のフイルター薄層を容易
に形成できるのであり、このように大形で、しか
も上記のように立体模様が形成されているタイル
の製造に応用すると、特に優れた効果が得られる
ようになる。
そして、上記のようなセルロース繊維の堆積層
が形成された透水性皿状型内に練土状の陶磁器原
料組成物を入れ、水切りして成形品を形成するこ
とが行われる。この場合の水切りは、通常上記成
形型の裏面から真空吸引することにより陶磁器原
料組成物の水分を成形型の通水路を通して外部へ
強制排水させることにより行われる。その結果、
型内に陶磁器原料組成物の固形分からなる成形品
が形成される。このようにして形成された成形品
は吸盤等で吸引して脱型される。この場合、成形
品には成形型の内部に設けられたセルロース繊維
の堆積層が一体化しており、脱型に際して成形品
と一体となつて成形型から脱型される。
つぎに、上記のようにして脱型された成形品
は、原料組成物の物性に対応した一般に既知の乾
燥および焼成処理が施される。
このようにして成形品が焼成され、タイル等の
陶磁器板化されるのであるが、上記成形品と一体
化しているセルロース繊維の堆積層は、乾燥の際
の表面からの急速な蒸発脱水を保護して、急速な
乾燥を行つても亀裂の発生を防止せしめ、かつ焼
成の過程で燃焼して消失するため、フイルター膜
を剥離除去するというような煩雑な工程を要する
ことなく陶磁器板を製造することがきるのであ
り、これも製造工程の短縮化に大いに寄与するの
である。
このようにして目的とする陶磁器板が得られ
る。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明によれば、セルロース繊
維の水溶液を型内に入れ水切りし、乾燥させて型
内に薄いセルロース繊維の堆積層を形成した透水
性皿状成型を用い、これに陶磁器原料組成物を入
れて水切りし、成形品を形成するため、上記セル
ロース繊維の堆積層がフイルター作用を発揮す
る。したがつて、陶磁器原料組成物の微粒物が上
記セルロース繊維堆積層によつて捕捉され、透水
性皿状成形型の通水路を目づまりさせることがな
い。したがつて、水切り作業を迅速に行うと同時
に、上記目づまりに起因する成形品の崩形がなく
なり、製造効率の向上効果を実現できるようにな
る。特に、上記成形型として底面に凹凸模様が形
成されており、その底面上にセルロース繊維製フ
イルター薄層が形成されている成形型を用いる
と、立体模様を有する陶磁器板も平板状の陶磁器
板と同様の良好な効率で製造しうるようになる。
つぎに、実施例について詳しく説明する。
〔実施例〕 まず、透水性皿状成形型(型内寸法は450mm角)
として、第1図に示すような、石コウ製であつ
て、底面に立体模様の転写形成用の凹凸模様1a
が形成されているもの1を準備する。つぎに、和
紙1〜25g、水2〜3の割合で用いて和紙の水
溶液をつくり、この和紙の水溶液を上記透水性皿
状型の内面の全体に均一に塗布した。そして、上
記透水性皿状型の裏面から真空引き(20〜30mm
Hg)し、水切りして第2図に示すように、成形
型1の内部に厚み約100μmの和紙のフイルター膜
を形成した。この場合、和紙のフイルター膜は、
成形型の底面の凹凸模様1aに沿つて均一の厚み
で形成されており、形成されたフイルター膜2の
表面は、しわ等がなく平坦な状態になつていた。
そして、上記フイルター膜2が半乾燥状態の間
に、第3に示すように、粘土質原料40重量部、珪
長石質粉末原料55重量部、タルク5重量部からな
る陶磁器原料組成物であつて含水率が40重量%程
度に設定されているもの3を上記成形型1の内部
に注ぎ込んだ。つぎに、上記成形型1の裏面から
上記陶磁器原料組成物3の水分を真空吸引して水
切りし、陶磁器原料組成物の固形分によつて成形
品を形成させた。そして、形成された成形品を吸
盤で吸引して上記フイルター膜ごと成形型から脱
型させた。これを第4図に示す。第4図において
3aは成形品であり、2はフイルター膜である。
つぎに、この成形品3aを300〜500℃で1〜3時
間かけて乾燥させたのち、1000℃以上の温度の焼
成炉に入れて焼成させた。この場合、乾燥および
焼成は成形品3aにひび割れが生じないよう予備
乾燥、予備加熱し、それに引き続く本乾燥(本加
熱)を行うということにより実施した。この乾燥
ないし焼成の過程で上記和紙からなるフイルター
膜3aが燃え尽きてしまい、目的とする立体模様
付きの450mm角のタイルが得られた。
なお、上記の実施例では表面に凹凸模様が形成
されている大型のタイルを製造しているが、従来
から使用されている小形(10mm角程度)の平板状
タイルも上記の実施例と同様の方法により製造す
ることができるのであり、その場合にも成形型の
水切り速度の向上および成形品の脱型時における
崩形の防止効果が得られるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の一実施例の製造
状態説明図である。 2……透水性皿状成形型、1a……凹凸模様、
2……フイルター膜、3……陶磁器原料組成物、
3a……成形品。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 練土状の陶磁器原料組成物を、透水性を有す
    る皿状の型内に入れ、水切りして上記陶磁器原料
    組成物の固形分からなる成形品を上記型内に形成
    し、この成形品を脱型したのち乾燥、焼成して陶
    磁器板を製造する陶磁器板の製法であつて、上記
    透水性を有する皿状の成形型として、セルロース
    繊維の水溶液を型内に入れ水切りし乾燥させて型
    内に、薄いセルロース繊維の堆積層を形成したも
    のを用いることを特徴とする陶磁器板の製法。 2 セルロース繊維の水溶液が、和紙、トイレツ
    トペーパー等の水溶解性を有する紙の水溶液であ
    る特許請求の範囲第1項記載の陶磁器板の製法。 3 セルロース繊維の堆積層の厚みが、50〜
    300μmに設定される特許請求の範囲第1項または
    第2項記載の陶磁器板の製法。 4 陶磁器板の表面に立体模様を転写形成するた
    めの凹凸模様が底面に形成されている透水性皿状
    型本体と、この透水性皿状型本体の内面に形成さ
    れたセルロース繊維製フイルター薄層とからなる
    成形型。 5 透水性皿状型本体が、石コウ製のものである
    特許請求の範囲第4項記載の成形型。
JP2469486A 1986-02-06 1986-02-06 陶磁器板の製法およびそれに用いる成形型 Granted JPS62181105A (ja)

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