JPH0340058B2 - - Google Patents
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- JPH0340058B2 JPH0340058B2 JP63074499A JP7449988A JPH0340058B2 JP H0340058 B2 JPH0340058 B2 JP H0340058B2 JP 63074499 A JP63074499 A JP 63074499A JP 7449988 A JP7449988 A JP 7449988A JP H0340058 B2 JPH0340058 B2 JP H0340058B2
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- JP
- Japan
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- glass fiber
- resin
- mat
- binder
- frp
- Prior art date
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Landscapes
- Nonwoven Fabrics (AREA)
- Reinforced Plastic Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は繊維補強樹脂体(FRP)の製造法に
関するものである。
関するものである。
[従来の技術]
硝子繊維マツトのような補強繊維に液状の熱硬
化性樹脂を含浸せしめ、該樹脂を硬化せしめてな
る繊維補強樹脂体(FRP)は、自動車部品、バ
スタブ、ボートハル等各種用途に賞用されてお
り、成型法としては、注入成型ではレジンインジ
エクシヨンモールデイング法(RI工法という)
が、プレス成型法としてはマツチドダイ法(MD
法という)が主として用いられ、大量生産され
る。
化性樹脂を含浸せしめ、該樹脂を硬化せしめてな
る繊維補強樹脂体(FRP)は、自動車部品、バ
スタブ、ボートハル等各種用途に賞用されてお
り、成型法としては、注入成型ではレジンインジ
エクシヨンモールデイング法(RI工法という)
が、プレス成型法としてはマツチドダイ法(MD
法という)が主として用いられ、大量生産され
る。
一定品質のFRPを得るために補強繊維として
硝子繊維束の短かい切断物よりなるチヨツプドス
トランドマツト(CM)、長尺の硝子繊維束より
なるコンテイニユストランドマツト(CSM)が
広く用いられる。
硝子繊維束の短かい切断物よりなるチヨツプドス
トランドマツト(CM)、長尺の硝子繊維束より
なるコンテイニユストランドマツト(CSM)が
広く用いられる。
[発明が解決しようとする課題]
補強繊維としてCM或はCSMを用い、RI法、
MD法によつて深く湾曲した形状(以下深絞り形
状という)のFRPを製造しようとすると、マツ
トと型の馴染みが不良となり、或は成型の際受け
る外力により、マツトを構成する硝子繊維束が動
き、マツト中の硝子繊維束の分布が不均一とな
り、或いは一方向に配列し易い。特にこの現象は
深絞り形状の角部において起り易く、時としてマ
ツトが破断し、硝子繊維束の存在しない部分が生
じ、得られたFRPの強度低下、コーナー部に発
生するクラツク等の品質不良の原因となる。
MD法によつて深く湾曲した形状(以下深絞り形
状という)のFRPを製造しようとすると、マツ
トと型の馴染みが不良となり、或は成型の際受け
る外力により、マツトを構成する硝子繊維束が動
き、マツト中の硝子繊維束の分布が不均一とな
り、或いは一方向に配列し易い。特にこの現象は
深絞り形状の角部において起り易く、時としてマ
ツトが破断し、硝子繊維束の存在しない部分が生
じ、得られたFRPの強度低下、コーナー部に発
生するクラツク等の品質不良の原因となる。
このような難点を解決するため、硝子繊維束の
切断物(チヨツプドストランド、以下CSという)
を予め結合剤と共に所定形状を有する型に吹付け
ることによつて得られるプレフオームマツトが補
強繊維として使用されて来たが、プレフオームマ
ツトを使用する成型法(プレフオームマツト法と
いう)は次のような欠点を有する。
切断物(チヨツプドストランド、以下CSという)
を予め結合剤と共に所定形状を有する型に吹付け
ることによつて得られるプレフオームマツトが補
強繊維として使用されて来たが、プレフオームマ
ツトを使用する成型法(プレフオームマツト法と
いう)は次のような欠点を有する。
プレフオームマツト法によるときは補強繊維の
分布が不均一となるのをある程度防止できるが、
この方法は手間と費用を要し、しかも補強繊維の
分布を完全に均一とすることが困難である難点が
ある。即ち、プレフオームマツトは、所定形状を
有する型にCSと結合剤を同時に吹付けることに
よつて製造されるが、深絞り形状の型の場合、型
の角部或は型の垂直な部分等に対するCSの附着、
堆積が不充分となり易い。
分布が不均一となるのをある程度防止できるが、
この方法は手間と費用を要し、しかも補強繊維の
分布を完全に均一とすることが困難である難点が
ある。即ち、プレフオームマツトは、所定形状を
有する型にCSと結合剤を同時に吹付けることに
よつて製造されるが、深絞り形状の型の場合、型
の角部或は型の垂直な部分等に対するCSの附着、
堆積が不充分となり易い。
又プリフオームマツトはCSを所定の湾曲した
曲面に沿つて分散させるために、CSとしては25
〜50mm程度の短かいものを使用する必要が生ず
る。
曲面に沿つて分散させるために、CSとしては25
〜50mm程度の短かいものを使用する必要が生ず
る。
CSが短かくなるとFRP成型時にCSが移動して
一方向に配列され易くなり、FRPの強度を低下
させ易くなる。このような短かいCSを型の表面
に保持し、又FRP成型中のCSの移動を防止する
ために、プリフオームマツトにおいては、CM、
CSMに比し多量(CSに対し10wt%程度)の結合
剤を附与する必要がある。このためプレフオーム
マツトを補強繊維として使用すると、得られた
FRPの透明性、耐水性が低下し易い。
一方向に配列され易くなり、FRPの強度を低下
させ易くなる。このような短かいCSを型の表面
に保持し、又FRP成型中のCSの移動を防止する
ために、プリフオームマツトにおいては、CM、
CSMに比し多量(CSに対し10wt%程度)の結合
剤を附与する必要がある。このためプレフオーム
マツトを補強繊維として使用すると、得られた
FRPの透明性、耐水性が低下し易い。
本発明は従来技術のこのような問題点を解決す
るための研究に基づく新たなる提案であり、均質
な深絞り形状のFRP(繊維補強樹脂体)の製造を
容易ならしめる硝子繊維マツト並びに均質な深絞
り形状を有するFRPの製造法を提供することを
目的とするものである。
るための研究に基づく新たなる提案であり、均質
な深絞り形状のFRP(繊維補強樹脂体)の製造を
容易ならしめる硝子繊維マツト並びに均質な深絞
り形状を有するFRPの製造法を提供することを
目的とするものである。
[課題を解決するための手段]
上記目的を達成するために、本発明においては
長さ30cm以上の長尺の硝子繊維束がその長さ方向
に沿つた70%以上の部分において曲率半径1.5〜
20cmの湾曲した形状をなして堆積せしめられてお
り、これらの硝子繊維束同志がボールリング法で
測定した軟化点が60〜200℃の熱可塑性樹脂より
なる結合剤で一体に結合されている硝子繊維マツ
トを結合剤を軟化せしめた状態で予備成形を行な
つて、所望の湾曲した形状となし、ついで液状の
熱硬化性樹脂を含浸させ該樹脂を硬化させること
によりFRPを製造する。
長さ30cm以上の長尺の硝子繊維束がその長さ方向
に沿つた70%以上の部分において曲率半径1.5〜
20cmの湾曲した形状をなして堆積せしめられてお
り、これらの硝子繊維束同志がボールリング法で
測定した軟化点が60〜200℃の熱可塑性樹脂より
なる結合剤で一体に結合されている硝子繊維マツ
トを結合剤を軟化せしめた状態で予備成形を行な
つて、所望の湾曲した形状となし、ついで液状の
熱硬化性樹脂を含浸させ該樹脂を硬化させること
によりFRPを製造する。
次に本発明を更に具体的に説明する。
本発明において長さ30cm以上、好ましくは60cm
以上の長尺の硝子繊維束を使用する。この長さが
あまり短いとFRP成型中硝子繊維束が動き易く
なり、又結合剤を多量に使用する必要が生ずる。
硝子繊維束としては、太さ9〜25μ、望ましくは
13〜22μの硝子繊維を20〜200本、好ましくは30
〜150本集束してなる繊維束が適当である。
以上の長尺の硝子繊維束を使用する。この長さが
あまり短いとFRP成型中硝子繊維束が動き易く
なり、又結合剤を多量に使用する必要が生ずる。
硝子繊維束としては、太さ9〜25μ、望ましくは
13〜22μの硝子繊維を20〜200本、好ましくは30
〜150本集束してなる繊維束が適当である。
硝子繊維束の太さがあまり小さいと樹脂を含浸
させた際、硝子繊維束が移動し易くなり、又この
太さがあまり大きいと得られたFRPの表面平滑
性が失われ易くなる。
させた際、硝子繊維束が移動し易くなり、又この
太さがあまり大きいと得られたFRPの表面平滑
性が失われ易くなる。
硝子繊維に附与すべき集束剤としてはアーコ
185(商品名)のような潤滑剤を0.02〜0.3wt%、
好ましくは0.05〜0.2wt%、自己乳化性ポリエス
テル樹脂のような被膜形成剤を1.5〜5wt%、好ま
しくは0.2〜4wt%、シランカツプリング剤のよう
なカツプリング剤を0.1〜0.3wt%含む液状物を用
いるのが望ましく、集束剤の附与量は固型物とし
て0.1〜0.5wt%とするのが適当である。
185(商品名)のような潤滑剤を0.02〜0.3wt%、
好ましくは0.05〜0.2wt%、自己乳化性ポリエス
テル樹脂のような被膜形成剤を1.5〜5wt%、好ま
しくは0.2〜4wt%、シランカツプリング剤のよう
なカツプリング剤を0.1〜0.3wt%含む液状物を用
いるのが望ましく、集束剤の附与量は固型物とし
て0.1〜0.5wt%とするのが適当である。
なお、FRPに透明性を要求される場合、カツ
プリング剤のみを含む集束剤を用いることも可能
である。
プリング剤のみを含む集束剤を用いることも可能
である。
本発明においては、上述の長尺の硝子繊維束を
マツト状に堆積し、後述する結合剤を附与して硝
子繊維束同志を結合する。
マツト状に堆積し、後述する結合剤を附与して硝
子繊維束同志を結合する。
工業的には、長手方向に所定速度で移動するコ
ンベア上に、硝子繊維束を供給して落下堆積せし
め、好ましくは40〜200メツシユ程度の粉末状の
結合剤を附与する。なお結合剤は硝子繊維束と同
時に、或は硝子繊維束を供給した後附与すること
ができる。なお硝子繊維束の堆積量は300〜
600gr/m2、好ましくは400〜500gr/m2とするの
が適当である。この量があまり多いと硝子繊維マ
ツトを所望の湾曲した形状とするリフオーム工程
(予備成形工程)が困難となり、又この量があま
り少ないと生産性が低下する。
ンベア上に、硝子繊維束を供給して落下堆積せし
め、好ましくは40〜200メツシユ程度の粉末状の
結合剤を附与する。なお結合剤は硝子繊維束と同
時に、或は硝子繊維束を供給した後附与すること
ができる。なお硝子繊維束の堆積量は300〜
600gr/m2、好ましくは400〜500gr/m2とするの
が適当である。この量があまり多いと硝子繊維マ
ツトを所望の湾曲した形状とするリフオーム工程
(予備成形工程)が困難となり、又この量があま
り少ないと生産性が低下する。
長尺の硝子繊維束はコンベヤ上に湾曲した形状
をなしてランダムに堆積するが、この曲率半径は
コンベヤの移動速度、硝子繊維束の落下速度、硝
子繊維束の太さ、剛性等に応じて定まる。本発明
においていは上記曲率半径が、硝子繊維束の長さ
方向の7C%以上、好ましくは80%以上の部分に
おいて、1.5〜20cm、好ましくは2〜15cmとなる
ようこれらの条件を定める。
をなしてランダムに堆積するが、この曲率半径は
コンベヤの移動速度、硝子繊維束の落下速度、硝
子繊維束の太さ、剛性等に応じて定まる。本発明
においていは上記曲率半径が、硝子繊維束の長さ
方向の7C%以上、好ましくは80%以上の部分に
おいて、1.5〜20cm、好ましくは2〜15cmとなる
ようこれらの条件を定める。
なおこのような条件は実験的に定めることがで
きる。
きる。
曲率半径が上記範囲より大きいとFRP製造の
際硝子繊維束にずれが生じ易くなり、又曲率半径
が上記範囲より小さいとリフオームが困難とな
り、又リフオームの際、マツトに部分的な切断を
生じ易い。
際硝子繊維束にずれが生じ易くなり、又曲率半径
が上記範囲より小さいとリフオームが困難とな
り、又リフオームの際、マツトに部分的な切断を
生じ易い。
結合剤としては、ボールリング法(Ball Ring
法)で測定した軟化点が60〜200℃、好ましくは
80〜150℃の、熱可塑性樹脂を使用する。このよ
うな結合剤を使用することにより、取扱性、予備
成型工程における深絞り性の良好なマツトをうる
ことができる。
法)で測定した軟化点が60〜200℃、好ましくは
80〜150℃の、熱可塑性樹脂を使用する。このよ
うな結合剤を使用することにより、取扱性、予備
成型工程における深絞り性の良好なマツトをうる
ことができる。
又マトリツクス樹脂に対する溶解性が大きく、
マトリツクス樹脂をマツトに含浸させた際結合剤
の結合力が大幅に低下するような結合剤は望まし
くない。
マトリツクス樹脂をマツトに含浸させた際結合剤
の結合力が大幅に低下するような結合剤は望まし
くない。
結合剤は本発明マツトに含浸させる樹脂(マト
リツクス樹脂)の種類の応じて選択されるが、上
記条件を満足させる結合剤としては次のものが適
当である。
リツクス樹脂)の種類の応じて選択されるが、上
記条件を満足させる結合剤としては次のものが適
当である。
マトリツクス樹脂が不飽和ポリエステル樹脂又
はポリウレタン樹脂の場合 ポリエステル樹脂、好ましくはイソフタール酸
変性アルキツド樹脂、又はビスフエノール変性ア
ルキツド樹脂、特に好ましくはイソフタール酸変
性アルキツド樹脂 マトリツクス樹脂がメトン樹脂(商品名)の場
合 ポリエチレン又はポリプロピレン マトリツクス樹脂がフエノール樹脂の場合 ノボラツク樹脂 なお、アルキツド樹脂、ノボラツク樹脂は、有
機過酸化物、ヘキサメチレンジアミンのような硬
化剤或は硬化促進剤を添加すると加熱によつて硬
化し、熱硬化性樹脂として機能するが、これらを
含まない場合は加熱しても硬化せずに軟化し、熱
可塑性樹脂として機能する。
はポリウレタン樹脂の場合 ポリエステル樹脂、好ましくはイソフタール酸
変性アルキツド樹脂、又はビスフエノール変性ア
ルキツド樹脂、特に好ましくはイソフタール酸変
性アルキツド樹脂 マトリツクス樹脂がメトン樹脂(商品名)の場
合 ポリエチレン又はポリプロピレン マトリツクス樹脂がフエノール樹脂の場合 ノボラツク樹脂 なお、アルキツド樹脂、ノボラツク樹脂は、有
機過酸化物、ヘキサメチレンジアミンのような硬
化剤或は硬化促進剤を添加すると加熱によつて硬
化し、熱硬化性樹脂として機能するが、これらを
含まない場合は加熱しても硬化せずに軟化し、熱
可塑性樹脂として機能する。
本発明における変性アルキツド樹脂、ノボラツ
ク樹脂とは上述したような、硬化剤、硬化促進剤
を含まないものを指称するものである。
ク樹脂とは上述したような、硬化剤、硬化促進剤
を含まないものを指称するものである。
このような結合剤を使用することにより、
FRP成型の際、或は後述する予備成型を行なう
際に硝子繊維束がずれて、硝子繊維束の分布が不
均一となることがなく、マツトを所望の深絞り形
状に予備成型しうる効果が一層顕著となる。
FRP成型の際、或は後述する予備成型を行なう
際に硝子繊維束がずれて、硝子繊維束の分布が不
均一となることがなく、マツトを所望の深絞り形
状に予備成型しうる効果が一層顕著となる。
結合剤を附与した硝子繊維束を加熱し、結合剤
を硬化せしめて硝子繊維束同志を一体に結合し本
発明マツトを製造する。この際一対のロール等で
挟圧するのが望ましい。
を硬化せしめて硝子繊維束同志を一体に結合し本
発明マツトを製造する。この際一対のロール等で
挟圧するのが望ましい。
マツトの無荷重状態における嵩密度並びにマツ
トに所定圧力を与えた場合の嵩密度は、上述した
マツト製造時の挾圧力、マツトを構成する硝子繊
維束の弾性反発力によつて定まるが、以下述べる
測定法で測定した嵩密度が次の範囲にあるマツト
が特に望ましい。
トに所定圧力を与えた場合の嵩密度は、上述した
マツト製造時の挾圧力、マツトを構成する硝子繊
維束の弾性反発力によつて定まるが、以下述べる
測定法で測定した嵩密度が次の範囲にあるマツト
が特に望ましい。
30cm×30cm以上の大きさのマツト全面に厚さ3
mmの鉄板を乗せた状態で測定した嵩密度(マツト
の重量/面積×厚み)(なお、この場合マツトの
受ける荷重は約3gr/cm3で実質上無負荷である)
が0.08〜0.25gr/m3好ましくは0.10〜0.18gr/cm3
であり、マツトに約30gr/cm2の荷重を与えた場合
の嵩密度が0.3〜0.42gr/cm3好ましくは0.36〜
0.4gr/cm3のもの。
mmの鉄板を乗せた状態で測定した嵩密度(マツト
の重量/面積×厚み)(なお、この場合マツトの
受ける荷重は約3gr/cm3で実質上無負荷である)
が0.08〜0.25gr/m3好ましくは0.10〜0.18gr/cm3
であり、マツトに約30gr/cm2の荷重を与えた場合
の嵩密度が0.3〜0.42gr/cm3好ましくは0.36〜
0.4gr/cm3のもの。
なお、硝子繊維束の弾性反発力は硝子繊維の太
さ、集束本数、集束剤の種類及び附与量、結合剤
の種類及び附与量、硝子繊維束の長さによつて定
まり、上述の範囲の嵩密度を有するマツトの諸元
は、実験的に容易に定めることができる。
さ、集束本数、集束剤の種類及び附与量、結合剤
の種類及び附与量、硝子繊維束の長さによつて定
まり、上述の範囲の嵩密度を有するマツトの諸元
は、実験的に容易に定めることができる。
本発明マツトは長尺の硝子繊維束で構成され、
且つマツト自身はほぼ平面形状を有するので、結
合剤の附与量は硝子繊維束に対し2〜6wt%程度
で充分であり、硝子繊維束同志は充分強固に結合
されFRP成型に際し、硝子繊維束の移動(ウエ
ルド)を生ずることがない。
且つマツト自身はほぼ平面形状を有するので、結
合剤の附与量は硝子繊維束に対し2〜6wt%程度
で充分であり、硝子繊維束同志は充分強固に結合
されFRP成型に際し、硝子繊維束の移動(ウエ
ルド)を生ずることがない。
本発明硝子繊維マツトを補強繊維として深絞り
形状を有するFRPを製造する際には、上記マツ
トを100〜210℃、好ましくは150〜180℃に加熱し
た状態で一対の型を用いて加圧し、所定の形状を
予め附与する予備成型を行なうのが適当である
が、マツトを温風で加熱し、或いはマツトに溶剤
を噴霧して結合剤を硬化させ、手作業でマツトを
弯曲させることによつて予備成型を行なうことも
可能である。。
形状を有するFRPを製造する際には、上記マツ
トを100〜210℃、好ましくは150〜180℃に加熱し
た状態で一対の型を用いて加圧し、所定の形状を
予め附与する予備成型を行なうのが適当である
が、マツトを温風で加熱し、或いはマツトに溶剤
を噴霧して結合剤を硬化させ、手作業でマツトを
弯曲させることによつて予備成型を行なうことも
可能である。。
本発明マツトを用い、公知のRI法或はMD法に
よつてFRPを製造する。この際使用する液状の
熱硬化性樹脂としては不飽和ポリエステル樹脂、
エポキシ樹脂、メトン樹脂、ポリウレタン樹脂、
フエノール樹脂等を用いることができるが、不飽
和ポリエステル樹脂を用いるのが実際的である。
なお樹脂の附与量はFRP中の硝子繊維マツトの
割合が20〜70wt%、好ましくは30〜60wt%とな
るよう定めるのが適当である。
よつてFRPを製造する。この際使用する液状の
熱硬化性樹脂としては不飽和ポリエステル樹脂、
エポキシ樹脂、メトン樹脂、ポリウレタン樹脂、
フエノール樹脂等を用いることができるが、不飽
和ポリエステル樹脂を用いるのが実際的である。
なお樹脂の附与量はFRP中の硝子繊維マツトの
割合が20〜70wt%、好ましくは30〜60wt%とな
るよう定めるのが適当である。
上記のような結合剤を使用することにより、
FRP製造の際の液状の熱硬化性樹脂による結合
剤の結合力の低下を防止し、硝子繊維束のウエル
ドを一層少とすることができる。
FRP製造の際の液状の熱硬化性樹脂による結合
剤の結合力の低下を防止し、硝子繊維束のウエル
ドを一層少とすることができる。
[作用]
長さ30cm以上の長尺の硝子繊維束を、その長さ
方向に沿つた70%以上の部分において、曲率半径
が1.5〜20cm湾曲した形状をなして堆積せしめ、
これらの繊維束同志をボールリング法で測定した
軟化点が60〜200℃の熱可塑性樹脂よりなる結合
剤で結合することにより、少量の結合剤で硝子繊
維束を一体に結合してマツトとなし、しかもこの
マツトをFRPの補強材として使用する際の硝子
繊維束のウエルドを減少させ、又このマツトの予
備成型を容易ならしめる。
方向に沿つた70%以上の部分において、曲率半径
が1.5〜20cm湾曲した形状をなして堆積せしめ、
これらの繊維束同志をボールリング法で測定した
軟化点が60〜200℃の熱可塑性樹脂よりなる結合
剤で結合することにより、少量の結合剤で硝子繊
維束を一体に結合してマツトとなし、しかもこの
マツトをFRPの補強材として使用する際の硝子
繊維束のウエルドを減少させ、又このマツトの予
備成型を容易ならしめる。
又、このようなマツトを、結合剤を軟化せしめ
た状態で所望で形状に予備成型し、ついで液状の
熱硬化性樹脂を含浸させ、後樹脂を硬化させるこ
とにより、成型時の硝子繊維束のずれ(ウエル
ド)を一層小ならしめる。
た状態で所望で形状に予備成型し、ついで液状の
熱硬化性樹脂を含浸させ、後樹脂を硬化させるこ
とにより、成型時の硝子繊維束のずれ(ウエル
ド)を一層小ならしめる。
[実施例]
太さ20μの硝子繊維に、自己乳化性ポリエステ
ルエマルジヨンを3.5wt%、アーコ185を0.1wt%、
A174を0.2wt%含む集束剤を、固型分として
0.35wt%附与集束してなる連続硝子繊維束を、走
行するコンベヤ上に450gr/m2の割合で落下せし
め、上記硝子繊維束がその長さ方向に沿つた90%
以上の部分において2〜10cmの曲率半径を有する
湾曲した形状をなして堆積しているマツト状物を
得た。
ルエマルジヨンを3.5wt%、アーコ185を0.1wt%、
A174を0.2wt%含む集束剤を、固型分として
0.35wt%附与集束してなる連続硝子繊維束を、走
行するコンベヤ上に450gr/m2の割合で落下せし
め、上記硝子繊維束がその長さ方向に沿つた90%
以上の部分において2〜10cmの曲率半径を有する
湾曲した形状をなして堆積しているマツト状物を
得た。
このマツト状物にイソフタール酸変性ポリエス
テル樹脂よりなる熱可塑性樹脂の粉末(50〜150
メツシユ)を4wt%附与し210℃に加熱して、無
荷重時の嵩密度が0.14gr/cm3、30gr/m2の荷重を
与えたときの嵩密度が0.38gr/cm3のマツトを得
た。
テル樹脂よりなる熱可塑性樹脂の粉末(50〜150
メツシユ)を4wt%附与し210℃に加熱して、無
荷重時の嵩密度が0.14gr/cm3、30gr/m2の荷重を
与えたときの嵩密度が0.38gr/cm3のマツトを得
た。
なお上記熱可塑性樹脂結合剤のBall Ring法に
よる軟化点は150℃であつた。
よる軟化点は150℃であつた。
このマツトを180℃に加熱し、一対の型で挟圧
し80cm×80cm、高さ10cmの皿状に予備成型し、不
飽和ポリエステル樹脂をFRP中のマツトの重量
が35wt%となるよう含浸させ、MD法によりウエ
ルドの少ない、耐水性の良好なFRPを得ること
ができた。
し80cm×80cm、高さ10cmの皿状に予備成型し、不
飽和ポリエステル樹脂をFRP中のマツトの重量
が35wt%となるよう含浸させ、MD法によりウエ
ルドの少ない、耐水性の良好なFRPを得ること
ができた。
実施例 2
実施例の連続硝子繊維束の代りに60cmの長さに
切断した硝子繊維束を用い、実施例1と同様な結
果を得た。
切断した硝子繊維束を用い、実施例1と同様な結
果を得た。
[発明の効果]
ウエルドの小さな均質な、且つ透明性、耐水性
の良好なFRPを得ることができる。
の良好なFRPを得ることができる。
Claims (1)
- 1 長さ30cm以上の長尺の硝子繊維束がその長さ
方向に沿つた70%以上の部分において曲率半径
1.5〜20cmの湾曲した形状をなして堆積せしめら
れており、これらの硝子繊維束同志がボールリン
グ法で測定した軟化点が60〜200℃の熱可塑性樹
脂よりなる結合剤で一体に結合されている硝子繊
維マツトを、結合剤を軟化せしめた状態で予備成
形を行なつて所望の湾曲した形状となし、ついで
液状の熱硬化性樹脂を含浸させ該樹脂を硬化させ
ることを特徴とする繊維補強樹脂体の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63074499A JPH01250458A (ja) | 1988-03-30 | 1988-03-30 | 繊維補強樹脂体の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63074499A JPH01250458A (ja) | 1988-03-30 | 1988-03-30 | 繊維補強樹脂体の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01250458A JPH01250458A (ja) | 1989-10-05 |
| JPH0340058B2 true JPH0340058B2 (ja) | 1991-06-17 |
Family
ID=13549062
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63074499A Granted JPH01250458A (ja) | 1988-03-30 | 1988-03-30 | 繊維補強樹脂体の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01250458A (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS602422A (ja) * | 1983-06-20 | 1985-01-08 | 大阪機工株式会社 | カツプ充填装置に於けるカツプ受けコンベア |
-
1988
- 1988-03-30 JP JP63074499A patent/JPH01250458A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01250458A (ja) | 1989-10-05 |
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