JPH0340106B2 - - Google Patents
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- JPH0340106B2 JPH0340106B2 JP57201750A JP20175082A JPH0340106B2 JP H0340106 B2 JPH0340106 B2 JP H0340106B2 JP 57201750 A JP57201750 A JP 57201750A JP 20175082 A JP20175082 A JP 20175082A JP H0340106 B2 JPH0340106 B2 JP H0340106B2
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- Japan
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- powder
- wear
- alloy
- sprayed
- alloy powder
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
- C23C4/00—Coating by spraying the coating material in the molten state, e.g. by flame, plasma or electric discharge
- C23C4/04—Coating by spraying the coating material in the molten state, e.g. by flame, plasma or electric discharge characterised by the coating material
- C23C4/06—Metallic material
- C23C4/067—Metallic material containing free particles of non-metal elements, e.g. carbon, silicon, boron, phosphorus or arsenic
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- Organic Chemistry (AREA)
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
- Coating By Spraying Or Casting (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は摺動部材、特に内燃機関用ピストンリ
ング、シリンダライナ、エアコンプレツサ、シフ
トフオーク等の摺動面に適用できる摺動部材に関
する。
ング、シリンダライナ、エアコンプレツサ、シフ
トフオーク等の摺動面に適用できる摺動部材に関
する。
内燃機関において、性能を向上させる目的での
高回転・高圧縮比化、まな軽量化・燃費向上対策
としての軽合金の使用や部品の小型化等の必要性
から、そういつた背景にある部分に対しては耐摩
耗性、耐焼付性材料や低摩擦材料を従来部品にも
まして改善する必要性が高まつており、従来から
多くの研究がなされている。
高回転・高圧縮比化、まな軽量化・燃費向上対策
としての軽合金の使用や部品の小型化等の必要性
から、そういつた背景にある部分に対しては耐摩
耗性、耐焼付性材料や低摩擦材料を従来部品にも
まして改善する必要性が高まつており、従来から
多くの研究がなされている。
従来、かかる対策の一つとして、摺動部に金
属、酸化物、炭化物を溶射したり又はメツキによ
り耐摩耗性被覆層を形成することは公知であり、
その応用例も多い。
属、酸化物、炭化物を溶射したり又はメツキによ
り耐摩耗性被覆層を形成することは公知であり、
その応用例も多い。
以下ピストンリングに例をとつて、具体的に説
明する。ピストンリングの耐摩耗性被覆層として
は、鉄系ピストンリング母材の外周面にクロムメ
ツキやMo溶射、高炭素Fe−Cr合金溶射など耐摩
耗性に優れた層を形成する表面処理が行われてい
る。クロムメツキピストンリングは、相手材であ
るシリンダライナ鋳鉄材との耐焼付性がよくない
ため、焼付きやいわゆるスカツフイングと呼ばれ
る引掻摩耗を発生しやすい。
明する。ピストンリングの耐摩耗性被覆層として
は、鉄系ピストンリング母材の外周面にクロムメ
ツキやMo溶射、高炭素Fe−Cr合金溶射など耐摩
耗性に優れた層を形成する表面処理が行われてい
る。クロムメツキピストンリングは、相手材であ
るシリンダライナ鋳鉄材との耐焼付性がよくない
ため、焼付きやいわゆるスカツフイングと呼ばれ
る引掻摩耗を発生しやすい。
この不具合対策として、通常鋳鉄にNi、P、
CrMo及び、又はB、Nbを添加した低合金鋳鉄
シリンダライナが用いられているが、このものは
普通鋳鉄(例えばJISFC23)に比べて、鋳造性と
加工性が悪くなり、従つてシリンダライナがコス
ト高となる等の問題がある。
CrMo及び、又はB、Nbを添加した低合金鋳鉄
シリンダライナが用いられているが、このものは
普通鋳鉄(例えばJISFC23)に比べて、鋳造性と
加工性が悪くなり、従つてシリンダライナがコス
ト高となる等の問題がある。
またクロムメツキピストンリングの場合には、
相手部材であるシリンダボアの摩耗は減少する
が、ピストンリング自体のクロムメツキ層の耐摩
耗性が劣るという欠点がある。
相手部材であるシリンダボアの摩耗は減少する
が、ピストンリング自体のクロムメツキ層の耐摩
耗性が劣るという欠点がある。
Mo溶射ピストンリングは、相手側のシリンダ
ライナ鋳鉄材との耐焼付性は良好であるが、300
℃以上の熱負荷がかかるエンジンでは、Moの酸
化により、ピストンリング母材と溶射層の間及び
溶射層内の結合力が劣つており、かつMo自体が
高価なため、ピストンリング製品が高価となる等
の欠点を有している。
ライナ鋳鉄材との耐焼付性は良好であるが、300
℃以上の熱負荷がかかるエンジンでは、Moの酸
化により、ピストンリング母材と溶射層の間及び
溶射層内の結合力が劣つており、かつMo自体が
高価なため、ピストンリング製品が高価となる等
の欠点を有している。
本発明は摺動部材自体の耐摩耗・耐焼付性を向
上させるとともに、相手部材の摩耗・焼付をも発
生させない摺動部材を提供すること、特にピスト
ンリング、シリンダライナ、ピストン等の摺動面
に適用できる摺動部材を提供することを目的とす
る。
上させるとともに、相手部材の摩耗・焼付をも発
生させない摺動部材を提供すること、特にピスト
ンリング、シリンダライナ、ピストン等の摺動面
に適用できる摺動部材を提供することを目的とす
る。
かかる目的は、55〜70重量%(以下同じ)Cr、
3〜9%C、残部Fe及び不可避の不純物として
のSi、Mn、P、Sを含有する組成をもつた高炭
素Fe−Cr合金粉末;30〜85%と、Mo粉末;10〜
50%と、Al系合金粉末・Cu系合金粉末・炭素鋼
粉末を単独もしくは2種以上配合した軟質合金粉
末;2〜35%から成る混合粉末を、基材表面にプ
ラズマ溶射して溶射層を設けたことを特徴とする
摺動部材によつて達成される。
3〜9%C、残部Fe及び不可避の不純物として
のSi、Mn、P、Sを含有する組成をもつた高炭
素Fe−Cr合金粉末;30〜85%と、Mo粉末;10〜
50%と、Al系合金粉末・Cu系合金粉末・炭素鋼
粉末を単独もしくは2種以上配合した軟質合金粉
末;2〜35%から成る混合粉末を、基材表面にプ
ラズマ溶射して溶射層を設けたことを特徴とする
摺動部材によつて達成される。
本発明において、高炭素Fe−Cr合金粉末と、
Mo粉末と、軟質合金粉末の混合粉末を使用する
のは、各粉末の有する利点を利用するためであ
る。
Mo粉末と、軟質合金粉末の混合粉末を使用する
のは、各粉末の有する利点を利用するためであ
る。
すなわち、高炭素Fe−Cr合金粉末のプラズマ
溶射層の硬さは、ビツカース硬さで830〜1000と
硬質クロムメツキと同程度の硬さを有し、自身の
耐摩耗性には優れているが、相手部材の摩耗が多
いという欠点を有している。
溶射層の硬さは、ビツカース硬さで830〜1000と
硬質クロムメツキと同程度の硬さを有し、自身の
耐摩耗性には優れているが、相手部材の摩耗が多
いという欠点を有している。
Moのガス溶射層の硬さは、ビツカース硬さで
60〜800であり摺動部材自身の摩耗は多いが、相
手部材の摩耗が少なく、耐焼付性に優れていると
いう長所を有している。
60〜800であり摺動部材自身の摩耗は多いが、相
手部材の摩耗が少なく、耐焼付性に優れていると
いう長所を有している。
一方軟質合金溶射層の硬さは、ビツカース硬さ
で50〜500であり、それほど硬くなく相手部材の
摩耗が非常に少ないという長所を有しているが、
同時に摺動部材自身の摩耗が多いという欠点を有
している。
で50〜500であり、それほど硬くなく相手部材の
摩耗が非常に少ないという長所を有しているが、
同時に摺動部材自身の摩耗が多いという欠点を有
している。
個別には上記のような特性を示す上記3種類の
粉末の混合粉末をプラズマ溶射した層のビツカー
ス硬さは、400〜900であり、摺動部材自身の耐摩
耗性は高炭素Fe−Cr合金溶射層と同等であり、
相手部材の摩耗はMo溶射層より少なく、さらに
耐焼付性についてはMo溶射層と同等であり、き
わめて優れた摺動特性を示す。
粉末の混合粉末をプラズマ溶射した層のビツカー
ス硬さは、400〜900であり、摺動部材自身の耐摩
耗性は高炭素Fe−Cr合金溶射層と同等であり、
相手部材の摩耗はMo溶射層より少なく、さらに
耐焼付性についてはMo溶射層と同等であり、き
わめて優れた摺動特性を示す。
次に本発明において、各粉末添加量の限定理由
について説明する。
について説明する。
高炭素Fe−Cr合金粉末の添加量を30〜85%と
したのは、高炭素Fe−Cr合金粉末の添加量が30
%より少ないと、摺動部材自身の摩耗が増加する
からであり、85%を越えると相手部材の摩耗が増
加するからである。
したのは、高炭素Fe−Cr合金粉末の添加量が30
%より少ないと、摺動部材自身の摩耗が増加する
からであり、85%を越えると相手部材の摩耗が増
加するからである。
また溶射粉末中Mo添加量を10〜50%としたの
は、Mo添加量が10%より少ないと耐焼付性の向
上が得られず、50%を越えると溶射層自体の耐摩
耗性が落ちるとともに、高温での耐酸化性が低下
するからである。
は、Mo添加量が10%より少ないと耐焼付性の向
上が得られず、50%を越えると溶射層自体の耐摩
耗性が落ちるとともに、高温での耐酸化性が低下
するからである。
さらに軟質合金粉末添加量を2〜35%としたの
は、軟質合金粉末が2%より少ないと、相手部材
の摩耗が増加するからであり、また35%を越える
と、溶射等自体の摩耗が多くなるからである。
は、軟質合金粉末が2%より少ないと、相手部材
の摩耗が増加するからであり、また35%を越える
と、溶射等自体の摩耗が多くなるからである。
軟質合金粉末としては、Al系合金粉末・Cu系
合金粉末・または炭素鋼粉末を単独もしくは2種
以上混合し、さらにこの混合粉末と高炭素Fe−
Cr合金粉末及びMo粉末を適宜配合した粉末を基
材表面に溶射することにより、高炭素Fe−Cr合
金粉末の粒子間に軟質合金粒子とMo粉末粒子が
分酸保持される。しかも3種類の粉末の結合した
構造の溶射層とすることにより、溶射層の粒子間
結合強度及び溶射層と基材との結合強度を弱める
ことなく、容射層の硬さを低下させることができ
る。
合金粉末・または炭素鋼粉末を単独もしくは2種
以上混合し、さらにこの混合粉末と高炭素Fe−
Cr合金粉末及びMo粉末を適宜配合した粉末を基
材表面に溶射することにより、高炭素Fe−Cr合
金粉末の粒子間に軟質合金粒子とMo粉末粒子が
分酸保持される。しかも3種類の粉末の結合した
構造の溶射層とすることにより、溶射層の粒子間
結合強度及び溶射層と基材との結合強度を弱める
ことなく、容射層の硬さを低下させることができ
る。
軟質合金のうちAl系合金としては、Al−Si合
金、Al−Cu合金、Al−Mg合金、Al−Mn合金、
Al−Zn−Mg合金などが使用でき、耐摩耗性の点
では過共晶Al−Si合金(Siが12%以上)が好ま
しい。
金、Al−Cu合金、Al−Mg合金、Al−Mn合金、
Al−Zn−Mg合金などが使用でき、耐摩耗性の点
では過共晶Al−Si合金(Siが12%以上)が好ま
しい。
この合金の耐摩耗性は、Si含有量が高くなるに
つれて向上するが、Si含有量が高くなると密着性
が低下するので、Al−15〜24%Si合金が適当で
ある。
つれて向上するが、Si含有量が高くなると密着性
が低下するので、Al−15〜24%Si合金が適当で
ある。
アトマイズ法による上記比率のAl−Si合金粉
末にすれば、硬さが高く(Hv1200程度)微細な
初晶Siが溶射層内に均一に分散して、より耐摩耗
性及び相手部材の摩耗が少ない点で優れている。
末にすれば、硬さが高く(Hv1200程度)微細な
初晶Siが溶射層内に均一に分散して、より耐摩耗
性及び相手部材の摩耗が少ない点で優れている。
また、軟質合金のうちCu系合金としては、黄
銅(55〜72%Cu−28〜45%Zn)、青銅(81〜90%
Cu−3%以下zn−4〜9%Sn−6%以下Pb)、
リン青銅(87〜91%Cu−9〜12%Sn−0.05〜0.2
%P)、Al青銅(8〜10.5%Al−1〜6%Fe−6
%以下Ni−1.5%以下Mn−残部Cu)などが使用
でき、耐摩耗性の点で高力黄銅が特に優れ、リン
青銅、Al青銅も好ましい。
銅(55〜72%Cu−28〜45%Zn)、青銅(81〜90%
Cu−3%以下zn−4〜9%Sn−6%以下Pb)、
リン青銅(87〜91%Cu−9〜12%Sn−0.05〜0.2
%P)、Al青銅(8〜10.5%Al−1〜6%Fe−6
%以下Ni−1.5%以下Mn−残部Cu)などが使用
でき、耐摩耗性の点で高力黄銅が特に優れ、リン
青銅、Al青銅も好ましい。
また炭素鋼としては、広範囲の炭素含有量のも
のが使用されるが、自己潤滑性をもつた黒鉛の分
布する鋳鉄、あるいは軟鉄で密着性のよい低炭素
含有量の炭素鋼が好ましい。
のが使用されるが、自己潤滑性をもつた黒鉛の分
布する鋳鉄、あるいは軟鉄で密着性のよい低炭素
含有量の炭素鋼が好ましい。
ただし、炭素含有量の高い方が硬さが高く耐摩
耗性に優れているので、密着性が低下しない範囲
で炭素含有量の高い方がよい。
耗性に優れているので、密着性が低下しない範囲
で炭素含有量の高い方がよい。
上記3種類の混合粉末を溶射するには、基材へ
の密着性の点からプラズマ溶射法が好ましく、粉
末粒度はいずれも350メツシユ(44μ)より細か
いものが望ましい。44μより粗いと気孔率が高く
なり、耐摩耗性・耐スカツフイング性が悪くなる
からである。
の密着性の点からプラズマ溶射法が好ましく、粉
末粒度はいずれも350メツシユ(44μ)より細か
いものが望ましい。44μより粗いと気孔率が高く
なり、耐摩耗性・耐スカツフイング性が悪くなる
からである。
溶射層の厚さは0.02〜0.5mmが望ましい。0.02mm
より薄いと表面に均一な厚さの溶射層が得られな
いからであり、また、0.5mmより厚いと溶射層の
剥離が発生しやすいからである。
より薄いと表面に均一な厚さの溶射層が得られな
いからであり、また、0.5mmより厚いと溶射層の
剥離が発生しやすいからである。
次に、本発明に係る摺動部材を実施例に基づき
従来のものと比較して具体的に説明する。
従来のものと比較して具体的に説明する。
実施例 1
球状黒鉛鋳鉄製の外径25.6mm、内径20.0mm、厚
さ15.0mmの回転試験片のリング端面に、A:クロ
ムメツキ、B:Moのガス溶射、C:高炭素Fe−
Cr合金(組成;Fe−66%Cr−7%C−1.8%Si、
粉末粒度44〜10μ以下)粉末のプラズマ溶射、
D:40%高炭素Fe−Cr合金粉末と40%Mo粉末と
20%軟質合金AL−24%Si合金粉末よりなる混合
粉末のプラズマ溶射、E:70%高炭素Fe−Cr合
成粉末と20%Mo粉末と10%軟質合金Fe−08%C
合金粉末よりなる混合粉末のプラズマ溶射、F:
50%高炭素Fe−Cr合金粉末と50%Mo粉末よりな
る混合粉末のプラズマ溶射、G:100%軟質合金
Al−24%Si合金の粉末のプラズマ溶射を0.20〜
0.30mm行い、各々のメツキ面及び溶射面を研削加
工した。こを相手部材である外径25.6mm、内径
20.0mm、厚さ15.0mmの炭素鋼(JISS45C)試験片
の端面と接するように設置し、接触面に潤滑油と
してキヤツスルモータオイルSAE30を供給し、
荷重を25Kgから500Kgまで段階的に増加させ焼付
限度荷重を調べた。
さ15.0mmの回転試験片のリング端面に、A:クロ
ムメツキ、B:Moのガス溶射、C:高炭素Fe−
Cr合金(組成;Fe−66%Cr−7%C−1.8%Si、
粉末粒度44〜10μ以下)粉末のプラズマ溶射、
D:40%高炭素Fe−Cr合金粉末と40%Mo粉末と
20%軟質合金AL−24%Si合金粉末よりなる混合
粉末のプラズマ溶射、E:70%高炭素Fe−Cr合
成粉末と20%Mo粉末と10%軟質合金Fe−08%C
合金粉末よりなる混合粉末のプラズマ溶射、F:
50%高炭素Fe−Cr合金粉末と50%Mo粉末よりな
る混合粉末のプラズマ溶射、G:100%軟質合金
Al−24%Si合金の粉末のプラズマ溶射を0.20〜
0.30mm行い、各々のメツキ面及び溶射面を研削加
工した。こを相手部材である外径25.6mm、内径
20.0mm、厚さ15.0mmの炭素鋼(JISS45C)試験片
の端面と接するように設置し、接触面に潤滑油と
してキヤツスルモータオイルSAE30を供給し、
荷重を25Kgから500Kgまで段階的に増加させ焼付
限度荷重を調べた。
この結果、A:クロムメツキ処理した試験片は
200〜250Kgで、C:高炭素Fe−Cr合金粉末をプ
ラズマ溶射したものは325〜350Kgで、F及びGの
粉末をプラズマ溶射したものは450〜475Kgでそれ
ぞれ焼付を発生したのに対し、B:Mo溶射した
ものならびに本発明の実施例であるD及びEの混
合粉末をプラズマ溶射したものは、500Kgでも焼
付を発生しなかつた。
200〜250Kgで、C:高炭素Fe−Cr合金粉末をプ
ラズマ溶射したものは325〜350Kgで、F及びGの
粉末をプラズマ溶射したものは450〜475Kgでそれ
ぞれ焼付を発生したのに対し、B:Mo溶射した
ものならびに本発明の実施例であるD及びEの混
合粉末をプラズマ溶射したものは、500Kgでも焼
付を発生しなかつた。
実施例 2
酸素鋼製の外径35mm、内径30mm、幅10mmの円筒
試験片の外周面に実施例1と同様にA、B、C、
D、E、F、Gの処理を行い、各々0.20〜0.30mm
の被覆層を形成し、各々のメツキ及び溶射面を研
削加工した。
試験片の外周面に実施例1と同様にA、B、C、
D、E、F、Gの処理を行い、各々0.20〜0.30mm
の被覆層を形成し、各々のメツキ及び溶射面を研
削加工した。
これらの試験片を摩擦面摩耗試験機にセツト
し、大きさが16×16×10mmの鋳鉄(JISFC23相
当)製の相手部材のその一つの面(16×16)と接
触させ、キヤツスルモータオイルSAE30を供給
しながら、回転数160rpm、荷重60Kgで1時間摩
耗試験を行つた。
し、大きさが16×16×10mmの鋳鉄(JISFC23相
当)製の相手部材のその一つの面(16×16)と接
触させ、キヤツスルモータオイルSAE30を供給
しながら、回転数160rpm、荷重60Kgで1時間摩
耗試験を行つた。
この試験結果を図に示す。図において、横軸に
対して上方は、回転試験片であるクロムメツキ及
び各種溶射品の摩耗量(摩耗減量;単位mg)を示
し、下方は相手部材である鋳鉄の摩耗量(摩耗痕
深さ;単位μ)を表しA乃至Eの符号は実施例1
で用いたA乃至Eと一致させてあり、各々この摩
擦試験結果を示している。
対して上方は、回転試験片であるクロムメツキ及
び各種溶射品の摩耗量(摩耗減量;単位mg)を示
し、下方は相手部材である鋳鉄の摩耗量(摩耗痕
深さ;単位μ)を表しA乃至Eの符号は実施例1
で用いたA乃至Eと一致させてあり、各々この摩
擦試験結果を示している。
国及び摩擦面の観察により以下のことが明から
になつた。Aのクロムメツキ処理を施した円筒試
験片の外周面は焼付き気味であり、それ自身の摩
耗量は多いが相手部材の摩耗は少なかつた。
になつた。Aのクロムメツキ処理を施した円筒試
験片の外周面は焼付き気味であり、それ自身の摩
耗量は多いが相手部材の摩耗は少なかつた。
BのMoガス溶射材は、焼付きを発生しておら
ず、相手部材の摩耗も少なかつたが、それ自身の
摩耗量が多かつた。
ず、相手部材の摩耗も少なかつたが、それ自身の
摩耗量が多かつた。
Cの100%高炭素Fe−Cr合金粉末をプラズマ溶
射したものは若干焼付き発生気味であり、それ自
身の摩耗量は非常に少ない反面、相手部材の摩耗
が多かつた。
射したものは若干焼付き発生気味であり、それ自
身の摩耗量は非常に少ない反面、相手部材の摩耗
が多かつた。
Fの50%高炭素Fe−Cr合金粉末と50%Mo粉末
よりなる混合粉末のプラズマ溶射は、焼付きが見
られず、溶射自身の摩耗量は非常に少ない反面、
相手部材の摩耗が多かつた。
よりなる混合粉末のプラズマ溶射は、焼付きが見
られず、溶射自身の摩耗量は非常に少ない反面、
相手部材の摩耗が多かつた。
Gの100%軟質合金Al−24%Si合金粉末よりな
る混合粉末のプラズマ溶射は、焼付きが見られ
ず、相手部材の摩耗は少なかつたが、それ自身の
摩耗量が非常に多かつた。
る混合粉末のプラズマ溶射は、焼付きが見られ
ず、相手部材の摩耗は少なかつたが、それ自身の
摩耗量が非常に多かつた。
これに対し、本発明に係るD及びEの混合粉末
をプラズマ溶射したものは、焼付きが見られず、
それ自身の摩耗量もGの100%軟質合金Al−24%
Si合金粉末のプラズマ溶射したものに比べ格段に
少なく、Aのクロムメツキ及びBのMoガス溶射
したものよりも1/2〜1/3と少なくされ、Cの100
%高炭素Fe−Cr合金粉末をプラズマ溶射、Feの
50%高炭素Fe−Cr合金粉末と5%Mo粉末よりな
る混合粉末のプラズマ溶射したものと同程度であ
り、しかも相手部材の摩耗も、Cの100%高炭素
Fe−Cr合金粉末でプラズマ溶射したものの1/3程
度、Fの50%高炭素Fe−Cr合金粉末と50%Mo粉
末よりなる混合粉末のプラズマ溶射したものの1/
2程度であり、BのMoガス溶射したものに比較
して同等以下である。
をプラズマ溶射したものは、焼付きが見られず、
それ自身の摩耗量もGの100%軟質合金Al−24%
Si合金粉末のプラズマ溶射したものに比べ格段に
少なく、Aのクロムメツキ及びBのMoガス溶射
したものよりも1/2〜1/3と少なくされ、Cの100
%高炭素Fe−Cr合金粉末をプラズマ溶射、Feの
50%高炭素Fe−Cr合金粉末と5%Mo粉末よりな
る混合粉末のプラズマ溶射したものと同程度であ
り、しかも相手部材の摩耗も、Cの100%高炭素
Fe−Cr合金粉末でプラズマ溶射したものの1/3程
度、Fの50%高炭素Fe−Cr合金粉末と50%Mo粉
末よりなる混合粉末のプラズマ溶射したものの1/
2程度であり、BのMoガス溶射したものに比較
して同等以下である。
以上述べた如て、本発明に係る摺動部材は、耐
摩耗性・耐焼付性を要求される厳しい条件下の摺
動部材として最適のものである。
摩耗性・耐焼付性を要求される厳しい条件下の摺
動部材として最適のものである。
以下に、本発明の効果を列挙する。
(1) 耐摩耗性は、溶射材自身及びその相手材の摩
耗量が非常に少なく、従来のMo溶射やクロム
メツキ処理を施したものより優れている。
耗量が非常に少なく、従来のMo溶射やクロム
メツキ処理を施したものより優れている。
(2) 耐焼付性は、クロムメツキ処理を施したもの
より優れており、Moガス溶射品と同等であ
る。
より優れており、Moガス溶射品と同等であ
る。
(3) 従来のMo溶射に比べ低コストで製造でき、
また使用粉末は広く市販されているため入手が
容易である。
また使用粉末は広く市販されているため入手が
容易である。
従つて、上記のような効果から、本発明材はピ
ストンリング、シリンダライナ、ピストン等の耐
摩耗性・耐焼付性を要求される摺動部材として最
適に利用できる利点がある。
ストンリング、シリンダライナ、ピストン等の耐
摩耗性・耐焼付性を要求される摺動部材として最
適に利用できる利点がある。
図は、本発明における実施例2の摩耗試験の結
果を示すグラフである。
果を示すグラフである。
Claims (1)
- 1 55〜70重量%(以下同じ)Cr、3〜9%C、
残部Fe及び不可避の不純物としてのSi、Mn、
P、Sを含有する組成をもつた高炭素Fe−Cr合
金粉末;30〜85%と、Mo粉末;10〜50%と、、
Al系合金粉末・Cu系合金粉末・炭素鋼粉末を単
独もしくは2種以上配合した軟質合金粉末;2〜
35%から成る混合粉末を、基材表面にプラズマ溶
射して溶射層を設けたことを特徴とする摺動部
材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57201750A JPS5993865A (ja) | 1982-11-17 | 1982-11-17 | 摺動部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57201750A JPS5993865A (ja) | 1982-11-17 | 1982-11-17 | 摺動部材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5993865A JPS5993865A (ja) | 1984-05-30 |
| JPH0340106B2 true JPH0340106B2 (ja) | 1991-06-17 |
Family
ID=16446313
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57201750A Granted JPS5993865A (ja) | 1982-11-17 | 1982-11-17 | 摺動部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5993865A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6159554A (en) * | 1995-10-31 | 2000-12-12 | Volkswagen Ag | Method of producing a molybdenum-steel slide surface on a light metal alloy |
| DE19549403C2 (de) * | 1995-10-31 | 1999-12-09 | Volkswagen Ag | Verfahren zum Herstellen einer Gleitfläche auf einer Aluminiumlegierung |
| ES2143239T3 (es) | 1995-10-31 | 2000-05-01 | Volkswagen Ag | Procedimiento para la realizacion de una superficie de deslizamiento sobre una aleacion de metal ligero. |
| EP0858519B1 (de) * | 1995-10-31 | 2000-05-10 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Verfahren zum herstellen einer gleitfläche auf einem metallischen werkstück |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5850310B2 (ja) * | 1978-02-22 | 1983-11-09 | トヨタ自動車株式会社 | 摺動部材 |
| JPS5858423B2 (ja) * | 1980-03-07 | 1983-12-24 | 昭和電工株式会社 | 粉末溶射材 |
-
1982
- 1982-11-17 JP JP57201750A patent/JPS5993865A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5993865A (ja) | 1984-05-30 |
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