JPH0341270B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0341270B2 JPH0341270B2 JP62091779A JP9177987A JPH0341270B2 JP H0341270 B2 JPH0341270 B2 JP H0341270B2 JP 62091779 A JP62091779 A JP 62091779A JP 9177987 A JP9177987 A JP 9177987A JP H0341270 B2 JPH0341270 B2 JP H0341270B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- pattern
- steel plate
- laser
- rolling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
- Laser Beam Processing (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、塗装鮮映性の優れた冷延鋼板に好適
に用いられている圧延用ロールの表面加工方法に
関する。 〔従来の技術〕 自動車の塗装は、耐食、耐久性が要求され、特
に乗用車においては、更に高度の美観が要求され
るが、近年生産性向上や、コスト低減の目的から
塗装を簡略化する動きも強まりつつある。 しかし塗装が簡素化し、塗膜厚みが薄くなる
と、素材表面の粗さが敏感に仕上り外観に影響を
与えるため、特に塗装後、鮮明度(以下塗装鮮映
性と称す)の優れた外観が得られる素材の供給が
強く要望されている。 一般に塗装鮮映性の優れた鋼板を得るために
は、微細な粗度が密に続いている表面(以下ダル
と称す)を持つ鋼板が有利されている。 鋼板にダルを付与するには、調質圧延機等のワ
ークロールに転写率を考慮したダルを付与した圧
延ロールを用いて、調質圧延等にて転写させる方
法が採られている。 従来は、このダルをロールに付与するために、
シヨツトブラスト法、放電加工法等が用いられて
いたが、鋼板に与えられる凹凸のダルの形態や寸
法における再現性が弱く、塗膜の条件によつて
は、必らずしも充分な塗装鮮映性を持つ鋼板を安
定して製造することが困難であつた。 この問題を解決するための一つの手段として、
特開昭54−61043号に示される如き方法がある。 即ち、圧延ロールの表面が中断なく予め定めら
れた間隔で複写される、同様に又は異つた少なく
とも一つのモチーフ、又はモチーフの集合体によ
り構成せられた図案を用い、これらモチーフの寸
法を所定の値に保つ方法であつて、各々のモチー
フを形成する手段として断続的エネルギー放射線
をロール表面全体に照射して、ロール表面を破壊
することからなり、エネルギー放射線として、
100ワツト以上の出力を有するレーザー放射線、
又は、電子線を用いる方法である。 〔発明が解決しようとする問題点〕 この方法では、ロール表面に極めて規則性の高
い繰返し模様が得られ、このロールを用いて圧延
された鋼板にも規則性模様が転写され、良好な塗
装外観を示す一方において、逆に強い規則性の故
に、塗膜条件によつては単調な外観になる傾向が
あり、更に塗装が簡略化され、塗膜厚が薄くなる
と筋状模様が目立つ等、最近の需要家の好みの多
様化に対応し難いという欠点があつた。 〔問題点を解決するための手段〕 本願発明は、以上のような従来技術の問題点を
解決し、均質でありながら、しかも多様な外観を
鋼板に付与させるために、圧延ロール上の規則模
様の採るべき条件を種々検討した結果なされたも
のであつて、その特徴とするところには、2種以
上のレーザー光を圧延用ロール表面に繰返し照射
することにより、該ロール表面に2種以上の加工
跡であつて、加工跡の間隔が260μm以上あるも
のを単位とし、これを繰返して形成して模様を形
成させることを特徴とする圧延用ロールの表面加
工方法にある。具体的には例えば、加工跡のもり
上がり高さは、いずれも3〜10μmとする。 〔作用〕 第1図に、本願発明により加工したロール表面
上の模様の一例を模式的に示す。第1図の上半は
平面図を、下半は模様の断面を示す。斜線部は未
加工部のロール表面からの盛り上がり高さを示
す。第1図は小径で、かつ盛り上がりの高い深孔
1ヶに対し、大径かつ盛り上がりの小さな浅孔1
ケを配して、1つの単位模様となした例を示す
が、本発明では、2種以上のレーザー光を使用す
るため、任意の単位模様が容易に得られる。例え
ば径のみが異なり、盛り上がりが同程度の複数の
孔からなる単位模様、径は同一でも盛り上がり高
さが異なる組合せ、或いは第1図に示した如く、
径と深さを共に異ならしめた組合せによる単位模
様など、多様な組合せによる繰返し模様が得られ
る。 本願発明では、2種以上の加工跡の間の距離
(第1図のA又はBで示す)は、260μm以上ある
ことが好ましく、これ以下になると得られた鋼板
の鮮映性は従来材と差がつきにくくなる。ここで
鮮映性の評価は後述するように目視による5段階
評価法によるものを採用した。 加工跡の盛り上がり高さ(第1図におけるA又
はB)は、1〜20μm、好ましくは3〜10μmで
あつて、盛り上がり高さが1μm以下では、鋼板
上のダルがつきにくくなり、一方20μmを越える
と、この部分の摩耗が多くなる欠点がある。尚、
盛り上がり部分の摩耗を防止するには、加工後の
加冷処理による焼入れ硬化や、Cr,Ni等の硬貨
金属の被覆、及びイオンプレーテイング、イオン
ビームミキシング等の公知の手段を採用すること
が出来る。 〔実施例〕 圧延用ロールを連続回転させ、ロール上部に設
置されたYAGレーザー装置により、ロール表面
に微細な加工跡を順次あけていく。 この際、レーザー装置はロールが1回転した時
に一定巾ロールの長手方向に移動する。この巾が
加工跡の長手方向のピツチになる。又、レーザー
パルス周期とロール回転速度により、ロール円周
方向のピツチが定まる。 本願発明では、複数台のYAGレーザー装置を
用いて2種以上の径、又は、盛り上がり高さの異
なる加工跡からなる単位模様をロール表面に順次
刻みこんだ。尚、ロール形状及び加工条件を第1
表に示す。このロールを調質圧延機のワークロー
ルに組込み、湿式で圧下率1.0%で調質圧延を行
なつた。
に用いられている圧延用ロールの表面加工方法に
関する。 〔従来の技術〕 自動車の塗装は、耐食、耐久性が要求され、特
に乗用車においては、更に高度の美観が要求され
るが、近年生産性向上や、コスト低減の目的から
塗装を簡略化する動きも強まりつつある。 しかし塗装が簡素化し、塗膜厚みが薄くなる
と、素材表面の粗さが敏感に仕上り外観に影響を
与えるため、特に塗装後、鮮明度(以下塗装鮮映
性と称す)の優れた外観が得られる素材の供給が
強く要望されている。 一般に塗装鮮映性の優れた鋼板を得るために
は、微細な粗度が密に続いている表面(以下ダル
と称す)を持つ鋼板が有利されている。 鋼板にダルを付与するには、調質圧延機等のワ
ークロールに転写率を考慮したダルを付与した圧
延ロールを用いて、調質圧延等にて転写させる方
法が採られている。 従来は、このダルをロールに付与するために、
シヨツトブラスト法、放電加工法等が用いられて
いたが、鋼板に与えられる凹凸のダルの形態や寸
法における再現性が弱く、塗膜の条件によつて
は、必らずしも充分な塗装鮮映性を持つ鋼板を安
定して製造することが困難であつた。 この問題を解決するための一つの手段として、
特開昭54−61043号に示される如き方法がある。 即ち、圧延ロールの表面が中断なく予め定めら
れた間隔で複写される、同様に又は異つた少なく
とも一つのモチーフ、又はモチーフの集合体によ
り構成せられた図案を用い、これらモチーフの寸
法を所定の値に保つ方法であつて、各々のモチー
フを形成する手段として断続的エネルギー放射線
をロール表面全体に照射して、ロール表面を破壊
することからなり、エネルギー放射線として、
100ワツト以上の出力を有するレーザー放射線、
又は、電子線を用いる方法である。 〔発明が解決しようとする問題点〕 この方法では、ロール表面に極めて規則性の高
い繰返し模様が得られ、このロールを用いて圧延
された鋼板にも規則性模様が転写され、良好な塗
装外観を示す一方において、逆に強い規則性の故
に、塗膜条件によつては単調な外観になる傾向が
あり、更に塗装が簡略化され、塗膜厚が薄くなる
と筋状模様が目立つ等、最近の需要家の好みの多
様化に対応し難いという欠点があつた。 〔問題点を解決するための手段〕 本願発明は、以上のような従来技術の問題点を
解決し、均質でありながら、しかも多様な外観を
鋼板に付与させるために、圧延ロール上の規則模
様の採るべき条件を種々検討した結果なされたも
のであつて、その特徴とするところには、2種以
上のレーザー光を圧延用ロール表面に繰返し照射
することにより、該ロール表面に2種以上の加工
跡であつて、加工跡の間隔が260μm以上あるも
のを単位とし、これを繰返して形成して模様を形
成させることを特徴とする圧延用ロールの表面加
工方法にある。具体的には例えば、加工跡のもり
上がり高さは、いずれも3〜10μmとする。 〔作用〕 第1図に、本願発明により加工したロール表面
上の模様の一例を模式的に示す。第1図の上半は
平面図を、下半は模様の断面を示す。斜線部は未
加工部のロール表面からの盛り上がり高さを示
す。第1図は小径で、かつ盛り上がりの高い深孔
1ヶに対し、大径かつ盛り上がりの小さな浅孔1
ケを配して、1つの単位模様となした例を示す
が、本発明では、2種以上のレーザー光を使用す
るため、任意の単位模様が容易に得られる。例え
ば径のみが異なり、盛り上がりが同程度の複数の
孔からなる単位模様、径は同一でも盛り上がり高
さが異なる組合せ、或いは第1図に示した如く、
径と深さを共に異ならしめた組合せによる単位模
様など、多様な組合せによる繰返し模様が得られ
る。 本願発明では、2種以上の加工跡の間の距離
(第1図のA又はBで示す)は、260μm以上ある
ことが好ましく、これ以下になると得られた鋼板
の鮮映性は従来材と差がつきにくくなる。ここで
鮮映性の評価は後述するように目視による5段階
評価法によるものを採用した。 加工跡の盛り上がり高さ(第1図におけるA又
はB)は、1〜20μm、好ましくは3〜10μmで
あつて、盛り上がり高さが1μm以下では、鋼板
上のダルがつきにくくなり、一方20μmを越える
と、この部分の摩耗が多くなる欠点がある。尚、
盛り上がり部分の摩耗を防止するには、加工後の
加冷処理による焼入れ硬化や、Cr,Ni等の硬貨
金属の被覆、及びイオンプレーテイング、イオン
ビームミキシング等の公知の手段を採用すること
が出来る。 〔実施例〕 圧延用ロールを連続回転させ、ロール上部に設
置されたYAGレーザー装置により、ロール表面
に微細な加工跡を順次あけていく。 この際、レーザー装置はロールが1回転した時
に一定巾ロールの長手方向に移動する。この巾が
加工跡の長手方向のピツチになる。又、レーザー
パルス周期とロール回転速度により、ロール円周
方向のピツチが定まる。 本願発明では、複数台のYAGレーザー装置を
用いて2種以上の径、又は、盛り上がり高さの異
なる加工跡からなる単位模様をロール表面に順次
刻みこんだ。尚、ロール形状及び加工条件を第1
表に示す。このロールを調質圧延機のワークロー
ルに組込み、湿式で圧下率1.0%で調質圧延を行
なつた。
【表】
【表】
一方、比較材として、シヨツトブラストによる
ダルロール、及び、レーザー照射によりほぼ円形
の加工跡からなる規則模様を付与したロールを用
いて、同一条件で調質圧延を行なつた。 得られた鋼板には、第2表に示すような条件
で、2コート、2ベークの薄手塗装した鋼板につ
いて目視による鮮映性の比較を行なつた。尚、目
視テストは個人的な条件によるバラツキの程度を
チエツクするために特定の人間について、時期を
変えて複数の予備テストを行なつたが、各人の鮮
映性評価は、かなりの高い再現性のあることが確
かめられた。そこで、最も好ましいものを5と、
好ましいものを4と、普通を3と、やや好ましく
ないを2と、好ましくないを1と、5段階評価を
同時に5種以上のサンプルについて付与したとこ
ろ、時期を変えた同一サンプルの評価で2ランク
評価が異なることは殆んどなかつた。
ダルロール、及び、レーザー照射によりほぼ円形
の加工跡からなる規則模様を付与したロールを用
いて、同一条件で調質圧延を行なつた。 得られた鋼板には、第2表に示すような条件
で、2コート、2ベークの薄手塗装した鋼板につ
いて目視による鮮映性の比較を行なつた。尚、目
視テストは個人的な条件によるバラツキの程度を
チエツクするために特定の人間について、時期を
変えて複数の予備テストを行なつたが、各人の鮮
映性評価は、かなりの高い再現性のあることが確
かめられた。そこで、最も好ましいものを5と、
好ましいものを4と、普通を3と、やや好ましく
ないを2と、好ましくないを1と、5段階評価を
同時に5種以上のサンプルについて付与したとこ
ろ、時期を変えた同一サンプルの評価で2ランク
評価が異なることは殆んどなかつた。
【表】
第3表に鮮映性評価結果を示す。第3表の鮮映
性評価の結果、本発明により表面加工を施したロ
ールによつて得た鋼板(本発明材)と従来のレー
ザーダル加工のロールによつて得た鋼板(レーザ
ーダル加工材)のいずれもシヨツトブラスト加工
ロールによつて得た鋼板(シヨツトブラスト加工
材)よりも、塗装表面の評価が著じるしく高く明
らかに有意差が認められる。 一方本発明材は、平均値的には従来のレーザー
ダル加工材に比して、やや高い評価が得られてい
るが本発明材内における評価な変動も大きく、こ
れは鮮映性に対する個人の評価の差、或いは好み
の差が大きいことにも起因するものである。
性評価の結果、本発明により表面加工を施したロ
ールによつて得た鋼板(本発明材)と従来のレー
ザーダル加工のロールによつて得た鋼板(レーザ
ーダル加工材)のいずれもシヨツトブラスト加工
ロールによつて得た鋼板(シヨツトブラスト加工
材)よりも、塗装表面の評価が著じるしく高く明
らかに有意差が認められる。 一方本発明材は、平均値的には従来のレーザー
ダル加工材に比して、やや高い評価が得られてい
るが本発明材内における評価な変動も大きく、こ
れは鮮映性に対する個人の評価の差、或いは好み
の差が大きいことにも起因するものである。
【表】
本発明は、規則的ではあるが、やや単調な模様
しか得られず、又、あまりにも規則的であるが故
に、薄塗膜塗装の場合、鋼板表面に筋状模様が認
められた従来のレーザーダルロールに比して、
種々のパターン模様を付与したロールが得られ
る。これを使用して、色調の異なる塗装製品を得
ることが出来、嗜好の多様化した時代にふさわし
い価値をうち出したものであつて、工業的利益は
大きいものがある。
しか得られず、又、あまりにも規則的であるが故
に、薄塗膜塗装の場合、鋼板表面に筋状模様が認
められた従来のレーザーダルロールに比して、
種々のパターン模様を付与したロールが得られ
る。これを使用して、色調の異なる塗装製品を得
ることが出来、嗜好の多様化した時代にふさわし
い価値をうち出したものであつて、工業的利益は
大きいものがある。
第1図は、本発明になるロールのレーザー加工
跡模様の例を示す図である。
跡模様の例を示す図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 2種以上のレーザー光を圧延用ロール表面に
繰返し照射することにより、該ロール表面に2種
以上の加工跡であつて、加工跡の間隔が260μm
以上あるものを単位とし、これを繰返した模様を
形成することを特徴とする圧延用ロールの表面加
工方法。 2 加工跡のもり上がり高さは、いずれも3〜
10μmとする特許請求の範囲第1項記載の圧延用
ロールの表面加工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62091779A JPS63256288A (ja) | 1987-04-14 | 1987-04-14 | 圧延用ロ−ルの表面加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62091779A JPS63256288A (ja) | 1987-04-14 | 1987-04-14 | 圧延用ロ−ルの表面加工方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63256288A JPS63256288A (ja) | 1988-10-24 |
| JPH0341270B2 true JPH0341270B2 (ja) | 1991-06-21 |
Family
ID=14036075
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62091779A Granted JPS63256288A (ja) | 1987-04-14 | 1987-04-14 | 圧延用ロ−ルの表面加工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63256288A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005249150A (ja) | 2004-03-08 | 2005-09-15 | Daido Metal Co Ltd | 摺動部材、その製造方法および製造装置 |
-
1987
- 1987-04-14 JP JP62091779A patent/JPS63256288A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63256288A (ja) | 1988-10-24 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070621 Year of fee payment: 16 |