JPH0343349B2 - - Google Patents
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- JPH0343349B2 JPH0343349B2 JP63280944A JP28094488A JPH0343349B2 JP H0343349 B2 JPH0343349 B2 JP H0343349B2 JP 63280944 A JP63280944 A JP 63280944A JP 28094488 A JP28094488 A JP 28094488A JP H0343349 B2 JPH0343349 B2 JP H0343349B2
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- JP
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- rust
- wire
- copper
- treatment
- mercaptan
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- Expired - Lifetime
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23F—NON-MECHANICAL REMOVAL OF METALLIC MATERIAL FROM SURFACE; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL; MULTI-STEP PROCESSES FOR SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL INVOLVING AT LEAST ONE PROCESS PROVIDED FOR IN CLASS C23 AND AT LEAST ONE PROCESS COVERED BY SUBCLASS C21D OR C22F OR CLASS C25
- C23F11/00—Inhibiting corrosion of metallic material by applying inhibitors to the surface in danger of corrosion or adding them to the corrosive agent
- C23F11/08—Inhibiting corrosion of metallic material by applying inhibitors to the surface in danger of corrosion or adding them to the corrosive agent in other liquids
- C23F11/10—Inhibiting corrosion of metallic material by applying inhibitors to the surface in danger of corrosion or adding them to the corrosive agent in other liquids using organic inhibitors
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
- Manufacturing Of Electric Cables (AREA)
Description
本発明は、銅及び銅合金の防錆処理方法、及び
その装置に係り、特に、高温多湿等極悪な条件の
雰囲気中で長時間放置しても変色を来すこと無く
防錆効果を長時間に渡つて十分保持できる防錆処
理を行うことのできる銅線及び銅合金線の防錆処
理方法、及びその装置に関する。
その装置に係り、特に、高温多湿等極悪な条件の
雰囲気中で長時間放置しても変色を来すこと無く
防錆効果を長時間に渡つて十分保持できる防錆処
理を行うことのできる銅線及び銅合金線の防錆処
理方法、及びその装置に関する。
送電線に使用される電線の導体には、規定され
た耐用年数を保持するため、その表面に防錆処理
が施されている。この防錆液としては、従来よ
り、BTA(ベンゾトリアゾール)等の防錆剤を
1、1、1トリクロロエタン、IPA
(isoprobanol)や、MEK(Methyl ethyl
Ketone)、Methanol等の混合溶剤に、溶解した
ベンゾトリアゾール系(BT系)のものが用いら
れている。この他防錆液としては、メルカプタン
(RSH)をベースにアルコール又は、溶剤で適当
に希釈したメルカプタン系(RSH系)のものが
ある。 そして、これら防錆溶液を銅線に塗布する方法
として従来から、走行通過する導体にシヤワー方
式によつて防錆液を塗付する方法、防錆液をしみ
こませたフエルト等の繊維中に導体を通過させて
導体に防錆液を塗付する方法、導体を防錆液で満
たされた液槽内に浸漬通過させて防錆液を塗付す
る方法などの方法が用いられている。
た耐用年数を保持するため、その表面に防錆処理
が施されている。この防錆液としては、従来よ
り、BTA(ベンゾトリアゾール)等の防錆剤を
1、1、1トリクロロエタン、IPA
(isoprobanol)や、MEK(Methyl ethyl
Ketone)、Methanol等の混合溶剤に、溶解した
ベンゾトリアゾール系(BT系)のものが用いら
れている。この他防錆液としては、メルカプタン
(RSH)をベースにアルコール又は、溶剤で適当
に希釈したメルカプタン系(RSH系)のものが
ある。 そして、これら防錆溶液を銅線に塗布する方法
として従来から、走行通過する導体にシヤワー方
式によつて防錆液を塗付する方法、防錆液をしみ
こませたフエルト等の繊維中に導体を通過させて
導体に防錆液を塗付する方法、導体を防錆液で満
たされた液槽内に浸漬通過させて防錆液を塗付す
る方法などの方法が用いられている。
このように、ベンゾトリアゾール系(BT系)
の防錆剤を用いて防錆処理を施した銅線、及びメ
ルカプタン系(RSH系)の防錆剤を用いて防錆
処理を施した銅線のそれぞれについて防錆処理の
効果の確認試験をし、その結果を検証してみる。
各試験項目、試験条件は、次のとおりである。 すなわち、試験項目は、Na2S試験、緑青発生
試験、赤変試験の3つである。Na2S試験は、防
錆膜が均一で、かつ腐食環境に耐え得るかを確認
するための試験であり、100ppmNa2S溶液に
30sec浸漬させて変色度を見る。このNa2S試験に
おいて銅線の表面に変色が生じると、防錆処理の
効果が充分でないことを示すことになる。また、
緑青発生試験は、架線中、水分が浸透してきたこ
とを想定した試験であり、温度が60℃で、湿度が
80%の雰囲気中に24時間放置しておいて緑青の発
生の有無を見る。この雰囲気中で銅線の表面に緑
青が発生すると、防錆処理の効果が充分でないこ
とを示すことになる。また、赤変試験は、温度60
℃に保持された空気中に240時間放置しておいて
赤色変化の度合いを見る。この赤変試験において
銅線の表面に変色が生じると、防錆処理の効果が
充分でないことを示すことになる。 以上の試験項目についての防錆処理効果の確認
試験を行つた結果が第1表に示されている。
の防錆剤を用いて防錆処理を施した銅線、及びメ
ルカプタン系(RSH系)の防錆剤を用いて防錆
処理を施した銅線のそれぞれについて防錆処理の
効果の確認試験をし、その結果を検証してみる。
各試験項目、試験条件は、次のとおりである。 すなわち、試験項目は、Na2S試験、緑青発生
試験、赤変試験の3つである。Na2S試験は、防
錆膜が均一で、かつ腐食環境に耐え得るかを確認
するための試験であり、100ppmNa2S溶液に
30sec浸漬させて変色度を見る。このNa2S試験に
おいて銅線の表面に変色が生じると、防錆処理の
効果が充分でないことを示すことになる。また、
緑青発生試験は、架線中、水分が浸透してきたこ
とを想定した試験であり、温度が60℃で、湿度が
80%の雰囲気中に24時間放置しておいて緑青の発
生の有無を見る。この雰囲気中で銅線の表面に緑
青が発生すると、防錆処理の効果が充分でないこ
とを示すことになる。また、赤変試験は、温度60
℃に保持された空気中に240時間放置しておいて
赤色変化の度合いを見る。この赤変試験において
銅線の表面に変色が生じると、防錆処理の効果が
充分でないことを示すことになる。 以上の試験項目についての防錆処理効果の確認
試験を行つた結果が第1表に示されている。
【表】
但し、1b、2a、1aは、ASTM COPPER
CORROSION STANDARDによる。 第1表の結果からも明らかなとおり、従来の銅
線に、ベンゾトリアゾール系(BT系)の防錆剤
を用いて防錆処理を施した場合、又はメルカプタ
ン系(RSH系)の防錆剤を用いて防錆処理を施
した場合のそれぞれについてそれぞれの結果が出
ている。すなわち、メルカプタン系(RSH系)
の防錆剤を用いて防錆処理を施した場合は、
Na2S試験で変色を生じず、かつ緑青発生試験で
も緑青の発生が認められないが、ベンゾトリアゾ
ール系(BT系)の防錆剤を用いて防錆処理を施
した場合は、Na2S試験で変色を来し、緑青発生
試験では、緑青の発生が認められる。また、赤変
試験においては、ベンゾトリアゾール系(BT
系)の防錆剤を用いて防錆処理を施した場合、変
色が認められないが、メルカプタン系(RSH系)
の防錆剤を用いて防錆処理を施した場合には、変
色が認められる。 そして、メルカプタン系(RSH系)の防錆剤
を用いて防錆層を厚く形成しても、赤変試験にお
ける変色を防止することができず、ベンゾトリア
ゾール系(BT系)の防錆剤を用いて防錆層を厚
く形成しても、Na2S試験で変色が生じるのを防
止することができない。 このように、ベンゾトリアゾール系(BT系)
の防錆剤、メルカプタン系(RSH系)の防錆剤
のいずれの防錆剤を施した場合でも良好な防錆処
理効果が得られないという問題点を有している。 本発明は、高温多湿等極悪な条件の雰囲気中で
長時間放置しても変色を来すこと無く防錆効果を
長時間に渡つて十分保持できる防錆処理を行うこ
とのできる銅線及び銅合金線の防錆処理方法、及
びその装置を提供することを目的としている。
CORROSION STANDARDによる。 第1表の結果からも明らかなとおり、従来の銅
線に、ベンゾトリアゾール系(BT系)の防錆剤
を用いて防錆処理を施した場合、又はメルカプタ
ン系(RSH系)の防錆剤を用いて防錆処理を施
した場合のそれぞれについてそれぞれの結果が出
ている。すなわち、メルカプタン系(RSH系)
の防錆剤を用いて防錆処理を施した場合は、
Na2S試験で変色を生じず、かつ緑青発生試験で
も緑青の発生が認められないが、ベンゾトリアゾ
ール系(BT系)の防錆剤を用いて防錆処理を施
した場合は、Na2S試験で変色を来し、緑青発生
試験では、緑青の発生が認められる。また、赤変
試験においては、ベンゾトリアゾール系(BT
系)の防錆剤を用いて防錆処理を施した場合、変
色が認められないが、メルカプタン系(RSH系)
の防錆剤を用いて防錆処理を施した場合には、変
色が認められる。 そして、メルカプタン系(RSH系)の防錆剤
を用いて防錆層を厚く形成しても、赤変試験にお
ける変色を防止することができず、ベンゾトリア
ゾール系(BT系)の防錆剤を用いて防錆層を厚
く形成しても、Na2S試験で変色が生じるのを防
止することができない。 このように、ベンゾトリアゾール系(BT系)
の防錆剤、メルカプタン系(RSH系)の防錆剤
のいずれの防錆剤を施した場合でも良好な防錆処
理効果が得られないという問題点を有している。 本発明は、高温多湿等極悪な条件の雰囲気中で
長時間放置しても変色を来すこと無く防錆効果を
長時間に渡つて十分保持できる防錆処理を行うこ
とのできる銅線及び銅合金線の防錆処理方法、及
びその装置を提供することを目的としている。
銅線又は銅合金線の表面にベンゾトリアゾール
系防錆剤を用いて防錆処理をした後にメルカプタ
ン系防錆剤を用いて防錆処理を行うようにしてあ
るため、ベンゾトリアゾール系防錆剤による防錆
処理効果の利点と、メルカプタン系防錆剤による
防錆処理効果の利点とを合せ持つことができ、防
錆層を異なる防錆剤で二重構造に形成することが
でき、高温多湿等極悪な条件の雰囲気中で長時間
放置しても変色を来すこと無く防錆効果を長時間
に渡つて充分保持することができる。 また、銅線及び銅合金線の防錆処理を2以上の
工程で行う場合に、2以上の防錆処理工程の内、
第1の工程における防錆処理をベンゾトリアゾー
ル系防錆剤で、最終工程の防錆処理をメルカプタ
ン系防錆剤で行うようにしてあるため、内側にベ
ンゾトリアゾール系防錆剤による防錆層を、外側
にメルカプタン系防錆剤による防錆層を形成する
ため、防錆層を異なる防錆剤で二重構造に形成す
ることができ、高温多湿等極悪な条件の雰囲気中
で長時間放置しても変色を来すこと無く防錆効果
を長時間に渡つて充分保持することができる。 さらに、伸線機によつて所望線径に成形した銅
線又は銅合金線の単線をベンゾトリアゾール系防
錆剤溶液が満たされた防錆槽内を浸漬走行せしめ
て該銅線又は銅合金線の単線に防錆処理を施し、
前記単線を2本以上撚つて成形してなる撚線をメ
ルカプタン系防錆剤溶液が満たされた防錆槽内を
浸漬走行せしめて該撚線に防錆処理を施している
ため、単線の表面には、ベンゾトリアゾール系防
錆剤による防錆層を形成し、撚線の表面には、メ
ルカプタン系防錆剤による防錆層を形成して、二
重の異なる特性の防錆効果を期待することがで
き、高温多湿等極悪な条件の雰囲気中で長時間放
置しても変色を来すこと無く防錆効果を長時間に
渡つて充分保持することができる。 また、19本位の多数本を撚つて撚線を製造する
場合に一次撚り、二次撚りによつて製造するが、
この場合、ベンゾトリアゾール系防錆剤溶液が満
たされた防錆処理した単線を撚つて一次撚線を製
造した後、メルカプタン系防錆剤溶液によつて防
錆処理し、この一次撚線を中心線にしてさらに複
数本を撚り合わせて二次撚線を製造した後メルカ
プタン系防錆剤溶液によつて防錆処理するため、
撚線のメルカプタン系防錆剤溶液による防錆処理
をより完全なものにすることができる。
系防錆剤を用いて防錆処理をした後にメルカプタ
ン系防錆剤を用いて防錆処理を行うようにしてあ
るため、ベンゾトリアゾール系防錆剤による防錆
処理効果の利点と、メルカプタン系防錆剤による
防錆処理効果の利点とを合せ持つことができ、防
錆層を異なる防錆剤で二重構造に形成することが
でき、高温多湿等極悪な条件の雰囲気中で長時間
放置しても変色を来すこと無く防錆効果を長時間
に渡つて充分保持することができる。 また、銅線及び銅合金線の防錆処理を2以上の
工程で行う場合に、2以上の防錆処理工程の内、
第1の工程における防錆処理をベンゾトリアゾー
ル系防錆剤で、最終工程の防錆処理をメルカプタ
ン系防錆剤で行うようにしてあるため、内側にベ
ンゾトリアゾール系防錆剤による防錆層を、外側
にメルカプタン系防錆剤による防錆層を形成する
ため、防錆層を異なる防錆剤で二重構造に形成す
ることができ、高温多湿等極悪な条件の雰囲気中
で長時間放置しても変色を来すこと無く防錆効果
を長時間に渡つて充分保持することができる。 さらに、伸線機によつて所望線径に成形した銅
線又は銅合金線の単線をベンゾトリアゾール系防
錆剤溶液が満たされた防錆槽内を浸漬走行せしめ
て該銅線又は銅合金線の単線に防錆処理を施し、
前記単線を2本以上撚つて成形してなる撚線をメ
ルカプタン系防錆剤溶液が満たされた防錆槽内を
浸漬走行せしめて該撚線に防錆処理を施している
ため、単線の表面には、ベンゾトリアゾール系防
錆剤による防錆層を形成し、撚線の表面には、メ
ルカプタン系防錆剤による防錆層を形成して、二
重の異なる特性の防錆効果を期待することがで
き、高温多湿等極悪な条件の雰囲気中で長時間放
置しても変色を来すこと無く防錆効果を長時間に
渡つて充分保持することができる。 また、19本位の多数本を撚つて撚線を製造する
場合に一次撚り、二次撚りによつて製造するが、
この場合、ベンゾトリアゾール系防錆剤溶液が満
たされた防錆処理した単線を撚つて一次撚線を製
造した後、メルカプタン系防錆剤溶液によつて防
錆処理し、この一次撚線を中心線にしてさらに複
数本を撚り合わせて二次撚線を製造した後メルカ
プタン系防錆剤溶液によつて防錆処理するため、
撚線のメルカプタン系防錆剤溶液による防錆処理
をより完全なものにすることができる。
以下本発明の実施例について説明する。
銅線の製造装置は、第1図に示す如き構成を有
している。すなわち、炉より引張り出した銅の素
線1は、矢印Aに示す方向に引き出され、伸線機
2によつて所望の線径に引き伸ばされる。この伸
線機2において所望の径の素線に引き伸ばされた
銅の素線3は、上り釜4によつて引張られ防錆処
理装置5の中に送られる。この防錆処理装置5に
は、防錆剤であるベンゾトリアゾール
(C6H4N2・NH)溶液が挿入されている。この防
錆処理装置5内を銅の素線3が、ベンゾトリアゾ
ール溶液の液面下を600〜1200m/hrの線速で走
行していく。この防錆処理にあたつては、走行通
過する導体(銅の素線3)表面に防錆液が付着し
ないようなところが生じるのを防ぐため、防錆液
を満たした防錆処理装置5の槽の防錆液中深い位
置を走行通過せしめている。この防錆処理装置5
内を走行通過するときに銅の素線3の表面に防錆
被膜が形成される。この銅の素線3の表面に防錆
被膜が形成される過程は、次の如き化学的作用に
基づくものである。 すなわち、防錆剤であるベンゾトリアゾール
(C6H4N2・NH)溶液中を銅の素線3が通過する
と、ベンゾトリアゾール(C6H4N2・NH)と銅
(Cu)とが、 2C6H4N2・NH+Cu+1/2O2 →(C6H4N2・N)2・Cu+H2O なる化学反応を起こし、ベンゾトリアゾールが、
酸素(O2)の存在の下にベンゾトリアゾール第
二銅〔(C6H4N2・N)2・Cu〕の防錆被膜を形成
し、このベンゾトリアゾール第二銅が防錆層を形
成する。このベンゾトリアゾール第二銅
〔(C6H4N2・N)2・Cu〕は、非常に熱に強い。例
えば、1%のベンゾトリアゾール溶液で処理した
後充分乾燥し、60℃の空気中に500時間放置して
も赤色変色を起こさない。 このように銅の素線3が防錆処理装置5内で防
錆処理が施され、防錆処理素線6となつて巻き取
りドラム7に巻き取られる。このようにして防錆
処理の施された銅線が製造される。 第2図には、撚線の製造装置が示されている。
すなわち、第1図図示防錆処理装置5内で防錆処
理の施された防錆処理素線6を複数本用いて撚線
を製造する。防錆処理装置5内で防錆処理の施さ
れた複数本の防錆処理素線6は、撚線機8に供給
される。この撚線機8は、引き込まれた複数本の
銅の防錆処理素線6を撚つて所望の径の太さの撚
線にするものである。この撚線の製造にあたつて
は、複数本の防錆処理素線6の内の1本を中心線
として用い、この中心線の周りに、例えば6本の
防錆処理素線6を配して撚り上げて撚線を製造す
る。この撚線機8において所望の径の撚線にされ
た銅の撚線9は、防錆処理装置10の中に送られ
る。この防錆処理装置10の中に送るにあたつて
は、銅の撚線9の表面に塗布されている防錆剤が
充分乾燥していることが必要である。この防錆処
理装置10には、防錆剤であるエチルメルカプタ
ン(C2H5SH)溶液、メタンチオール(CH3SH)
溶液等のメルカプタン(RSH)溶液が挿入され
ている。この防錆処理装置10内を銅の撚線9
が、メルカプタン(RSH)溶液の液面下を900
m/hr前後の線速で走行していく。この防錆処理
にあたつては、走行通過する導体(銅の撚線9)
表面に防錆液が付着しないようなところが生じる
のを防ぐため、防錆液を満たした防錆処理装置1
0の槽の防錆液中深い位置を走行通過せしめてい
る。この防錆処理装置10内を走行通過するとき
に銅の撚線9の表面にメルカプタン(RSH)の
防錆被膜が形成される。この銅の撚線9の表面に
防錆被膜が形成されるのは、銅の素線3の表面に
形成されているベンゾトリアゾール第二銅
〔(C6H4N2・N)2・Cu〕の防錆被膜の上にメルカ
プタン(RSH)の皮膜を形成することによる。
このメルカプタン(RSH)の皮膜は、ベンゾト
リアゾール第二銅〔(C6H4N2・N)2・Cu〕の防
錆被膜だけのときに、温度が60℃で、湿度が80%
の雰囲気中に24時間放置しておくことにより生じ
る録青の発生を抑えることができる。 このように銅の撚線9が防錆処理装置10内で
防錆処理が施され、防錆処理撚線11となつて巻
き取りドラム12に巻き取られる。このようにし
て防錆処理の施された銅の撚線が製造される。 また、このような銅の撚線にも、製品によつて
は、下撚、上撚とによつて製造されるものもあ
る。すなわち、下撚による一次撚線は、第3図に
示される撚線の製造装置によつて製造される。す
なわち、第1図図示防錆処理装置5内で防錆処理
の施された防錆処理素線6を複数本用いて撚線を
製造する。防錆処理装置5内で防錆処理の施され
た複数本の防錆処理素線6は、一次撚線機13に
供給される。この一次撚線機13は、引き込まれ
た複数本の銅の防錆処理素線6を撚つて所望の径
の太さの撚線にするものである。この撚線の製造
にあたつては、複数本の防錆処理素線6の内の1
本を中心線として用い、この中心線の周りに、例
えば6本の防錆処理素線6を配して撚り上げて撚
線を製造する。この一次撚線機13において所望
の径の撚線にされた銅の撚線14は、防錆処理装
置15の中に送られる。この防錆処理装置15の
中に送るにあたつては、銅の撚線14の表面に塗
布されている防錆剤が充分乾燥していることが必
要である。この防錆処理装置15には、防錆剤で
あるエチルメルカプタン(C2H5SH)溶液、メタ
ンチオール(CH3SH)溶液等のメルカプタン
(RSH)溶液が挿入されている。この防錆処理装
置15内を銅の撚線14が、メルカプタン
(RSH)溶液の液面下を900m/hr前後の線速で
走行していく。この防錆処理にあたつては、走行
通過する導体(銅の撚線14)表面に防錆液が付
着しないようなところが生じるのを防ぐため、防
錆液を満たした防錆処理装置15の槽の防錆液中
深い位置を走行通過せしめている。この防錆処理
装置15内を走行通過するときに銅の撚線14の
表面にメルカプタン(RSH)の防錆被膜が形成
される。この銅の撚線14の表面に防錆被膜が形
成されるのは、第5図に示す如く、銅の素線3の
表面に形成されているベンゾトリアゾール第二銅
〔(C6H4N2・N)2・Cu〕の防錆被膜30の上にメ
ルカプタン(RSH)の皮膜40を形成すること
による。 このように銅の撚線14が防錆処理装置15内
で防錆処理が施され、防錆処理一次撚線16とな
つてキヤプスタン17を介して巻き取りドラム1
8に巻き取られる。このようにして防錆処理の施
された銅の一次撚線が製造される。 また、上撚による二次撚線は、第4図に示され
る撚線の製造装置によつて製造される。すなわ
ち、第3図図示防錆処理装置15内で防錆処理の
施された防錆処理一次撚線16を複数本用いて二
次撚線を製造する。防錆処理装置15内で防錆処
理の施された複数本の防錆処理一次撚線16は、
二次撚線機19に供給される。この二次撚線機1
9は、引き込まれた複数本の銅の防錆処理一次撚
線16を撚つて所望の径の太さの二次撚線にする
ものである。この二次撚線の製造にあたつては、
複数本の防錆処理一次撚線16の内の一本を中心
線として用い、この中心線の周りに、例えば12本
の防錆処理一次撚線16を配して撚り上げて最終
撚線を製造する。この二次撚線機19において所
望の径の撚線にされた銅の二次撚線20は、防錆
処理装置21の中に送られる。この防錆処理装置
21には、防錆剤であるエチルメルカプタン
(C2H5SH)溶液、メタンチオール(CH3SH)溶
液等のメルカプタン(RSH)溶液が挿入されて
いる。この防錆処理装置21内を銅の二次撚線2
0が、メルカプタン(RSH)溶液の液面下を900
m/hr前後の線速で走行していく。この防錆処理
にあたつては、走行通過する導体(銅の二次撚線
20)表面に防錆液が付着しないようなところが
生じるのを防ぐため、防錆液を満たした防錆処理
装置21の槽の防錆液中深い位置を走行通過せし
めている。この防錆処理装置21内を走行通過す
るときに銅の二次撚線20の表面にメルカプタン
(RSH)の防錆被膜が形成される。この銅の二次
撚線20の表面に防錆被膜が形成されるのは、第
5図に示す如く、銅の一次撚線16の表面に形成
されているメルカプタン(RSH)の皮膜40の
上にさらにメルカプタン(RSH)の皮膜50を
形成することによる。 したがつて、本実施例によれば、防錆膜が均一
で、かつ腐食環境に耐え得るかを確認するNa2S
試験では、100ppmNa2S溶液に30sec浸漬させて
変色度を見た場合、RSH膜により変色防止効果
が生じている。また、架線中、水分が浸透してき
たことを想定した緑青発生試験では、温度が60℃
で、湿度が80%の雰囲気中に24時間放置しておい
て緑青の発生の有無を見た場合、Cu−BT膜だけ
では発生しやすい緑青をRSH膜が覆うことによ
つて抑制することができる。さらに、温度60℃に
保持された空気中に240時間放置しておいて赤色
変化の度合いを見る赤変試験では、銅の素線に直
接RSHを塗布した場合に熱に弱いRSHが分解し
て銅(Cu)に悪影響を与えていたのを、Cuと
RSHとの間にCu−BT膜を介在させることにな
るため、RSHが直接銅(Cu)に接触しなくなり、
従来の銅の素線に直接RSHを塗布した銅線の場
合のような変色を防止することができる。 このように銅の二次撚線20が防錆処理装置2
1内で防錆処理が施され、防錆処理二次撚線22
となつてキヤプスタン23を介して巻き取りドラ
ム24に巻き取られる。このようにして防錆処理
の施された銅の最終撚線が製造される。
している。すなわち、炉より引張り出した銅の素
線1は、矢印Aに示す方向に引き出され、伸線機
2によつて所望の線径に引き伸ばされる。この伸
線機2において所望の径の素線に引き伸ばされた
銅の素線3は、上り釜4によつて引張られ防錆処
理装置5の中に送られる。この防錆処理装置5に
は、防錆剤であるベンゾトリアゾール
(C6H4N2・NH)溶液が挿入されている。この防
錆処理装置5内を銅の素線3が、ベンゾトリアゾ
ール溶液の液面下を600〜1200m/hrの線速で走
行していく。この防錆処理にあたつては、走行通
過する導体(銅の素線3)表面に防錆液が付着し
ないようなところが生じるのを防ぐため、防錆液
を満たした防錆処理装置5の槽の防錆液中深い位
置を走行通過せしめている。この防錆処理装置5
内を走行通過するときに銅の素線3の表面に防錆
被膜が形成される。この銅の素線3の表面に防錆
被膜が形成される過程は、次の如き化学的作用に
基づくものである。 すなわち、防錆剤であるベンゾトリアゾール
(C6H4N2・NH)溶液中を銅の素線3が通過する
と、ベンゾトリアゾール(C6H4N2・NH)と銅
(Cu)とが、 2C6H4N2・NH+Cu+1/2O2 →(C6H4N2・N)2・Cu+H2O なる化学反応を起こし、ベンゾトリアゾールが、
酸素(O2)の存在の下にベンゾトリアゾール第
二銅〔(C6H4N2・N)2・Cu〕の防錆被膜を形成
し、このベンゾトリアゾール第二銅が防錆層を形
成する。このベンゾトリアゾール第二銅
〔(C6H4N2・N)2・Cu〕は、非常に熱に強い。例
えば、1%のベンゾトリアゾール溶液で処理した
後充分乾燥し、60℃の空気中に500時間放置して
も赤色変色を起こさない。 このように銅の素線3が防錆処理装置5内で防
錆処理が施され、防錆処理素線6となつて巻き取
りドラム7に巻き取られる。このようにして防錆
処理の施された銅線が製造される。 第2図には、撚線の製造装置が示されている。
すなわち、第1図図示防錆処理装置5内で防錆処
理の施された防錆処理素線6を複数本用いて撚線
を製造する。防錆処理装置5内で防錆処理の施さ
れた複数本の防錆処理素線6は、撚線機8に供給
される。この撚線機8は、引き込まれた複数本の
銅の防錆処理素線6を撚つて所望の径の太さの撚
線にするものである。この撚線の製造にあたつて
は、複数本の防錆処理素線6の内の1本を中心線
として用い、この中心線の周りに、例えば6本の
防錆処理素線6を配して撚り上げて撚線を製造す
る。この撚線機8において所望の径の撚線にされ
た銅の撚線9は、防錆処理装置10の中に送られ
る。この防錆処理装置10の中に送るにあたつて
は、銅の撚線9の表面に塗布されている防錆剤が
充分乾燥していることが必要である。この防錆処
理装置10には、防錆剤であるエチルメルカプタ
ン(C2H5SH)溶液、メタンチオール(CH3SH)
溶液等のメルカプタン(RSH)溶液が挿入され
ている。この防錆処理装置10内を銅の撚線9
が、メルカプタン(RSH)溶液の液面下を900
m/hr前後の線速で走行していく。この防錆処理
にあたつては、走行通過する導体(銅の撚線9)
表面に防錆液が付着しないようなところが生じる
のを防ぐため、防錆液を満たした防錆処理装置1
0の槽の防錆液中深い位置を走行通過せしめてい
る。この防錆処理装置10内を走行通過するとき
に銅の撚線9の表面にメルカプタン(RSH)の
防錆被膜が形成される。この銅の撚線9の表面に
防錆被膜が形成されるのは、銅の素線3の表面に
形成されているベンゾトリアゾール第二銅
〔(C6H4N2・N)2・Cu〕の防錆被膜の上にメルカ
プタン(RSH)の皮膜を形成することによる。
このメルカプタン(RSH)の皮膜は、ベンゾト
リアゾール第二銅〔(C6H4N2・N)2・Cu〕の防
錆被膜だけのときに、温度が60℃で、湿度が80%
の雰囲気中に24時間放置しておくことにより生じ
る録青の発生を抑えることができる。 このように銅の撚線9が防錆処理装置10内で
防錆処理が施され、防錆処理撚線11となつて巻
き取りドラム12に巻き取られる。このようにし
て防錆処理の施された銅の撚線が製造される。 また、このような銅の撚線にも、製品によつて
は、下撚、上撚とによつて製造されるものもあ
る。すなわち、下撚による一次撚線は、第3図に
示される撚線の製造装置によつて製造される。す
なわち、第1図図示防錆処理装置5内で防錆処理
の施された防錆処理素線6を複数本用いて撚線を
製造する。防錆処理装置5内で防錆処理の施され
た複数本の防錆処理素線6は、一次撚線機13に
供給される。この一次撚線機13は、引き込まれ
た複数本の銅の防錆処理素線6を撚つて所望の径
の太さの撚線にするものである。この撚線の製造
にあたつては、複数本の防錆処理素線6の内の1
本を中心線として用い、この中心線の周りに、例
えば6本の防錆処理素線6を配して撚り上げて撚
線を製造する。この一次撚線機13において所望
の径の撚線にされた銅の撚線14は、防錆処理装
置15の中に送られる。この防錆処理装置15の
中に送るにあたつては、銅の撚線14の表面に塗
布されている防錆剤が充分乾燥していることが必
要である。この防錆処理装置15には、防錆剤で
あるエチルメルカプタン(C2H5SH)溶液、メタ
ンチオール(CH3SH)溶液等のメルカプタン
(RSH)溶液が挿入されている。この防錆処理装
置15内を銅の撚線14が、メルカプタン
(RSH)溶液の液面下を900m/hr前後の線速で
走行していく。この防錆処理にあたつては、走行
通過する導体(銅の撚線14)表面に防錆液が付
着しないようなところが生じるのを防ぐため、防
錆液を満たした防錆処理装置15の槽の防錆液中
深い位置を走行通過せしめている。この防錆処理
装置15内を走行通過するときに銅の撚線14の
表面にメルカプタン(RSH)の防錆被膜が形成
される。この銅の撚線14の表面に防錆被膜が形
成されるのは、第5図に示す如く、銅の素線3の
表面に形成されているベンゾトリアゾール第二銅
〔(C6H4N2・N)2・Cu〕の防錆被膜30の上にメ
ルカプタン(RSH)の皮膜40を形成すること
による。 このように銅の撚線14が防錆処理装置15内
で防錆処理が施され、防錆処理一次撚線16とな
つてキヤプスタン17を介して巻き取りドラム1
8に巻き取られる。このようにして防錆処理の施
された銅の一次撚線が製造される。 また、上撚による二次撚線は、第4図に示され
る撚線の製造装置によつて製造される。すなわ
ち、第3図図示防錆処理装置15内で防錆処理の
施された防錆処理一次撚線16を複数本用いて二
次撚線を製造する。防錆処理装置15内で防錆処
理の施された複数本の防錆処理一次撚線16は、
二次撚線機19に供給される。この二次撚線機1
9は、引き込まれた複数本の銅の防錆処理一次撚
線16を撚つて所望の径の太さの二次撚線にする
ものである。この二次撚線の製造にあたつては、
複数本の防錆処理一次撚線16の内の一本を中心
線として用い、この中心線の周りに、例えば12本
の防錆処理一次撚線16を配して撚り上げて最終
撚線を製造する。この二次撚線機19において所
望の径の撚線にされた銅の二次撚線20は、防錆
処理装置21の中に送られる。この防錆処理装置
21には、防錆剤であるエチルメルカプタン
(C2H5SH)溶液、メタンチオール(CH3SH)溶
液等のメルカプタン(RSH)溶液が挿入されて
いる。この防錆処理装置21内を銅の二次撚線2
0が、メルカプタン(RSH)溶液の液面下を900
m/hr前後の線速で走行していく。この防錆処理
にあたつては、走行通過する導体(銅の二次撚線
20)表面に防錆液が付着しないようなところが
生じるのを防ぐため、防錆液を満たした防錆処理
装置21の槽の防錆液中深い位置を走行通過せし
めている。この防錆処理装置21内を走行通過す
るときに銅の二次撚線20の表面にメルカプタン
(RSH)の防錆被膜が形成される。この銅の二次
撚線20の表面に防錆被膜が形成されるのは、第
5図に示す如く、銅の一次撚線16の表面に形成
されているメルカプタン(RSH)の皮膜40の
上にさらにメルカプタン(RSH)の皮膜50を
形成することによる。 したがつて、本実施例によれば、防錆膜が均一
で、かつ腐食環境に耐え得るかを確認するNa2S
試験では、100ppmNa2S溶液に30sec浸漬させて
変色度を見た場合、RSH膜により変色防止効果
が生じている。また、架線中、水分が浸透してき
たことを想定した緑青発生試験では、温度が60℃
で、湿度が80%の雰囲気中に24時間放置しておい
て緑青の発生の有無を見た場合、Cu−BT膜だけ
では発生しやすい緑青をRSH膜が覆うことによ
つて抑制することができる。さらに、温度60℃に
保持された空気中に240時間放置しておいて赤色
変化の度合いを見る赤変試験では、銅の素線に直
接RSHを塗布した場合に熱に弱いRSHが分解し
て銅(Cu)に悪影響を与えていたのを、Cuと
RSHとの間にCu−BT膜を介在させることにな
るため、RSHが直接銅(Cu)に接触しなくなり、
従来の銅の素線に直接RSHを塗布した銅線の場
合のような変色を防止することができる。 このように銅の二次撚線20が防錆処理装置2
1内で防錆処理が施され、防錆処理二次撚線22
となつてキヤプスタン23を介して巻き取りドラ
ム24に巻き取られる。このようにして防錆処理
の施された銅の最終撚線が製造される。
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。 銅線又は銅合金線の表面にベンゾトリアゾール
系防錆剤を用いて防錆処理をした後にメルカプタ
ン系防錆剤を用いて防錆処理を行うようにしたた
め、ベンゾトリアゾール系防錆剤による防錆処理
効果の利点と、メルカプタン系防錆剤による防錆
処理効果の利点とを合せ持つことができ、防錆層
を異なる防錆剤で二重構造に形成することがで
き、高温多湿等極悪な条件の雰囲気中で長時間放
置しても変色を来すこと無く防錆効果を長時間に
渡つて充分保持することができる。 また、銅線及び銅合金線の防錆処理を2以上の
工程で行う場合に、2以上の防錆処理工程の内、
第1の工程における防錆処理をベンゾトリアゾー
ル系防錆剤で、最終工程の防錆処理をメルカプタ
ン系防錆剤で行うようにしてあるため、内側にベ
ンゾトリアゾール系防錆剤による防錆層を、外側
にメルカプタン系防錆剤による防錆層を形成する
ため、防錆層を異なる防錆剤で二重構造に形成す
ることができ、高温多湿等極悪な条件の雰囲気中
で長時間放置しても変色を来すこと無く防錆効果
を長時間に渡つて充分保持することができる。 さらに、伸線機によつて所望線径に成形した銅
線又は銅合金線の単線をベンゾトリアゾール系防
錆剤溶液が満たされた防錆槽内を浸漬走行せしめ
て該銅線又は銅合金線の単線に防錆処理を施し、
前記単線を2本以上撚つて成形してなる撚線をメ
ルカプタン系防錆剤溶液が満たされた防錆槽内を
浸漬走行せしめて該撚線に防錆処理を施している
ため、単線の表面には、ベンゾトリアゾール系防
錆剤による防錆層を形成し、撚線の表面には、メ
ルカプタン系防錆剤による防錆層を形成して、二
重の異なる特性の防錆効果を期待することがで
き、高温多湿等極悪な条件の雰囲気中で長時間放
置しても変色を来すこと無く防錆効果を長時間に
渡つて充分保持することができる。 また、伸線機によつて所望線径に成形した銅線
又は銅合金線の単線をベンゾトリアゾール系防錆
剤溶液が満たされた防錆槽内を浸漬走行せしめて
該単線を2本以上撚つて成形してなる一次撚線を
メルカプタン系防錆剤溶液が満たされた防錆槽内
を浸漬走行せしめて該一次撚線に防錆処理を施
し、前記一次撚線を2本以上撚つて成形してなる
二次撚線をメルカプタン系防錆剤溶液が満たされ
た防錆槽内を浸漬走行せしめて該二次撚線に防錆
処理を施すようにしたため、撚線表面にメルカプ
タン系防錆剤溶液による防錆処理をより完全に行
うことができ、撚線を高温多湿等極悪な条件の雰
囲気中で長時間放置しても変色を来すこと無く防
錆効果を長時間に渡つて充分保持することができ
る。
ので、以下に記載されるような効果を奏する。 銅線又は銅合金線の表面にベンゾトリアゾール
系防錆剤を用いて防錆処理をした後にメルカプタ
ン系防錆剤を用いて防錆処理を行うようにしたた
め、ベンゾトリアゾール系防錆剤による防錆処理
効果の利点と、メルカプタン系防錆剤による防錆
処理効果の利点とを合せ持つことができ、防錆層
を異なる防錆剤で二重構造に形成することがで
き、高温多湿等極悪な条件の雰囲気中で長時間放
置しても変色を来すこと無く防錆効果を長時間に
渡つて充分保持することができる。 また、銅線及び銅合金線の防錆処理を2以上の
工程で行う場合に、2以上の防錆処理工程の内、
第1の工程における防錆処理をベンゾトリアゾー
ル系防錆剤で、最終工程の防錆処理をメルカプタ
ン系防錆剤で行うようにしてあるため、内側にベ
ンゾトリアゾール系防錆剤による防錆層を、外側
にメルカプタン系防錆剤による防錆層を形成する
ため、防錆層を異なる防錆剤で二重構造に形成す
ることができ、高温多湿等極悪な条件の雰囲気中
で長時間放置しても変色を来すこと無く防錆効果
を長時間に渡つて充分保持することができる。 さらに、伸線機によつて所望線径に成形した銅
線又は銅合金線の単線をベンゾトリアゾール系防
錆剤溶液が満たされた防錆槽内を浸漬走行せしめ
て該銅線又は銅合金線の単線に防錆処理を施し、
前記単線を2本以上撚つて成形してなる撚線をメ
ルカプタン系防錆剤溶液が満たされた防錆槽内を
浸漬走行せしめて該撚線に防錆処理を施している
ため、単線の表面には、ベンゾトリアゾール系防
錆剤による防錆層を形成し、撚線の表面には、メ
ルカプタン系防錆剤による防錆層を形成して、二
重の異なる特性の防錆効果を期待することがで
き、高温多湿等極悪な条件の雰囲気中で長時間放
置しても変色を来すこと無く防錆効果を長時間に
渡つて充分保持することができる。 また、伸線機によつて所望線径に成形した銅線
又は銅合金線の単線をベンゾトリアゾール系防錆
剤溶液が満たされた防錆槽内を浸漬走行せしめて
該単線を2本以上撚つて成形してなる一次撚線を
メルカプタン系防錆剤溶液が満たされた防錆槽内
を浸漬走行せしめて該一次撚線に防錆処理を施
し、前記一次撚線を2本以上撚つて成形してなる
二次撚線をメルカプタン系防錆剤溶液が満たされ
た防錆槽内を浸漬走行せしめて該二次撚線に防錆
処理を施すようにしたため、撚線表面にメルカプ
タン系防錆剤溶液による防錆処理をより完全に行
うことができ、撚線を高温多湿等極悪な条件の雰
囲気中で長時間放置しても変色を来すこと無く防
錆効果を長時間に渡つて充分保持することができ
る。
第1図は銅の素線に防錆処理を行つて銅線を製
造する装置を示す図、第2図は銅の素線に防錆処
理を行つて銅の撚線を製造する装置を示す図、第
3図は銅の一次撚線を製造する装置を示す図、第
4図は銅の二次撚線を製造する装置を示す図、第
5図は第4図図示撚線の断面図である。 1……素線、5……防錆処理装置、6……防錆
処理素線、8……撚線機、9……撚線、11……
防錆処理撚線、13……一次撚線機、14……一
次撚線、16……防錆処理一次撚線、19……二
次撚線機、20……二次撚線、22……防錆処理
二次撚線。
造する装置を示す図、第2図は銅の素線に防錆処
理を行つて銅の撚線を製造する装置を示す図、第
3図は銅の一次撚線を製造する装置を示す図、第
4図は銅の二次撚線を製造する装置を示す図、第
5図は第4図図示撚線の断面図である。 1……素線、5……防錆処理装置、6……防錆
処理素線、8……撚線機、9……撚線、11……
防錆処理撚線、13……一次撚線機、14……一
次撚線、16……防錆処理一次撚線、19……二
次撚線機、20……二次撚線、22……防錆処理
二次撚線。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 銅線又は銅合金線の表面にベンゾトリアゾー
ル系防錆剤を用いて防錆処理をした後にメルカプ
タン系防錆剤を用いて防錆処理を行うようにした
ことを特徴とする銅線及び銅合金線の防錆処理方
法。 2 2以上の工程で防錆処理を行う銅線及び銅合
金線の防錆処理方法において、前記2以上の防錆
処理工程の内、第1の工程における防錆処理をベ
ンゾトリアゾール系防錆剤で、最終工程の防錆処
理をメルカプタン系防錆剤で行うようにしたこと
を特徴とする銅線及び銅合金線の防錆処理方法。 3 伸線機によつて所望線径に成形した銅線又は
銅合金線の単線をベンゾトリアゾール系防錆剤溶
液が満たされた防錆槽内を浸漬走行せしめて該銅
線又は銅合金線の単線に防錆処理を施し、前記単
線を2本以上撚つて成形してなる撚線をメルカプ
タン系防錆剤溶液が満たされた防錆槽内を浸漬走
行せしめて該撚線に防錆処理を施すことを特徴と
する銅線及び銅合金線の防錆処理装置。 4 伸線機によつて所望線径に成形した銅線又は
銅合金線の単線をベンゾトリアゾール系防錆剤溶
液が満たされた防錆槽内を浸漬走行せしめて該単
線を2本以上撚つて成形してなる一次撚線をメル
カプタン系防錆剤溶液が満たされた防錆槽内を浸
漬走行せしめて該一次撚線に防錆処理を施し、前
記一次撚線を2本以上撚つて成形してなる二次撚
線をメルカプタン系防錆剤溶液が満たされた防錆
槽内を浸漬走行せしめて該二次撚線に防錆処理を
施すことを特徴とする銅線及び銅合金線の防錆処
理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28094488A JPH02129388A (ja) | 1988-11-07 | 1988-11-07 | 銅線及び銅合金線の防錆処理方法、及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28094488A JPH02129388A (ja) | 1988-11-07 | 1988-11-07 | 銅線及び銅合金線の防錆処理方法、及びその装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02129388A JPH02129388A (ja) | 1990-05-17 |
| JPH0343349B2 true JPH0343349B2 (ja) | 1991-07-02 |
Family
ID=17632091
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28094488A Granted JPH02129388A (ja) | 1988-11-07 | 1988-11-07 | 銅線及び銅合金線の防錆処理方法、及びその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02129388A (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60251285A (ja) * | 1984-05-25 | 1985-12-11 | Showa Denko Kk | 電気接点のめつき用表面処理剤 |
-
1988
- 1988-11-07 JP JP28094488A patent/JPH02129388A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02129388A (ja) | 1990-05-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |