JPH0347655B2 - - Google Patents
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- JPH0347655B2 JPH0347655B2 JP55157826A JP15782680A JPH0347655B2 JP H0347655 B2 JPH0347655 B2 JP H0347655B2 JP 55157826 A JP55157826 A JP 55157826A JP 15782680 A JP15782680 A JP 15782680A JP H0347655 B2 JPH0347655 B2 JP H0347655B2
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- Japan
- Prior art keywords
- resin layer
- coating resin
- layer
- bottle
- coating
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- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
- Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本発明は壜胴部が二軸延伸されている飽和ポリ
エステル製の壜に、高度のガスバリヤー性、特に
酸素ガスに対する優れたバリヤー性と高度の表面
硬度とを具備する飽和ポリエステル製の壜の処理
方法に関するものである。 [従来の技術] 二軸延伸されている壜胴部を有する飽和ポリエ
ステル製の壜は、無毒性であること水分やガスバ
リヤー性が他の合成樹脂による成形品に比較して
優れていること等により、化粧料用容器、医療用
容器等として広範囲に利用されているが、空気の
存在により変質し易い食料品や医療品等を長期間
安定して保存するにはガスバリヤー性が十分とは
いえず、またその表面硬度が小さいために、容器
の搬送中或は内容物の充填作業中等に容器の壁部
同士が触れ合つただけで容器表面に擦り傷が入り
易い等の欠点を有している。 [本発明が解決しようとする課題] 本発明は、前述従来の欠点を改善するためガス
バリヤー性、特に酸素ガスに対するバリヤー性に
優れ、かつ表面硬度の高い飽和ポリエステル製の
壜を簡単に得る処理方法を提供することにある。 [課題を解決するための手段] 第1の発明は、二軸延伸されている壜胴部を有
する飽和ポリエステル製の壜の少なくとも壜胴部
壁部の外表面に、酸素吸着性能を有する微粉末を
含有する熱可塑性樹脂或は熱硬化性樹脂を塗布し
てプライマー層を形成し、次いで該プライマー層
の表面に、光増感剤を含有した硬質皮膜形成能を
有する合成樹脂を塗布して第1の被覆樹脂層を形
成した後、該第1の被覆樹脂層面に紫外線照射処
理を行い、次いで前記第1の被覆樹脂層を形成し
ている樹脂とは異種類の合成樹脂に光増感剤を含
有した合成樹脂を塗布して第2の被覆樹脂層を形
成した後、該第2の被覆樹脂層面に紫外線照射処
理を行う飽和ポリエステル製の壜の処理方法であ
る。 また、第2の発明は、二軸延伸されている壜胴
部を有する飽和ポリエステル製の壜の少なくとも
壜胴部壁部の外表面に、酸素吸着性能を有する無
機質微粉末を含有する熱可塑性樹脂或は熱硬化性
樹脂を塗布してプライマー層を形成し、次いで該
プライマー層の表面に、光増感剤と、二酸化珪素
を主成分とする透明又は半透明の無機質微粉末と
を含有した硬質皮膜形成能を有する合成樹脂を塗
布して第1の被覆樹脂層を形成した後、該第1の
被覆樹脂層面に紫外線照射処理を行い、次いで該
第1の被覆樹脂層面に、前記第1の被覆樹脂層を
形成している樹脂とは異種類の硬質皮膜形成能を
有する合成樹脂に、光増感剤と、二酸化珪素を主
成分とする透明又は半透明の無機質微粉末とを含
有した第2の被覆樹脂層を形成した後、該第2の
被覆樹脂層面に紫外線照射処理を行つて、外観が
擦りガラス様を呈する飽和ポリエステル製の壜の
処理方法である。 茲に、プライマー層に使用される熱可塑性樹脂
とはエチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル
重合体、酢酸ビニル重合体、塩化ビニル−酢酸ビ
ニル共重合体、イソシアネート系重合体、塩素化
ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、可溶性ナ
イロンの中から選択される熱可塑性合成樹脂或は
ユリア系重合体、メラミン系重合体、フエノール
系重合体、エポキシ系重合体、これらの変性重合
体又はこれらの共重合体の中から選択される熱硬
化性合成樹脂が用いられる。 また、酸素吸着性能を有する無機質微粉末(以
下脱酸素剤という)とは、例えば活性炭、活性酸
化鉄、パラジウム、ハイドロサルフアイト、炭化
鉄、還元鉄等の微粉末で、これらの微粉末を前記
合成樹脂中に均一に分散せしめて壜壁部表面に塗
布してプライマー層を形成する。 また、第1又は第2の被覆樹脂層に使用する硬
質皮膜形成能を有する合成樹脂とは、不飽和ポリ
エステル系樹脂、アクリル系樹脂、アルキツド系
樹脂、エポキシ系樹脂、ウレタン系樹脂、アセタ
ール樹脂又はこれらの変性樹脂若しくは共重合体
樹脂で、第1の被覆樹脂層に使用した合成樹脂
と、第2の被覆樹脂層に使用した合成樹脂とは、
異種類のものを使用する。 なおまた、本発明で使用する光増感剤は、ベン
ゾイン、ベンジル、ベンゾインアルキルエーテ
ル、ベンゾフエノン、ミヒラーケトン類、クロロ
チオキサントン等の公知のものを使用する。 [作用] 第1の発明は以上の如き構成からなるもので、
前記熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂に脱酸素剤を
3〜10重量%程度添加し、均一に分散したものを
厚さ0.1〜5μ程度に塗布してプライマー層を形成
する。脱酸素剤が3重量%未満ではガスバリヤー
性が十分ではなく、また10重量%を超えるとプラ
イマー層を均一に形成することができない。該プ
ライマー層は、後述する第1の被覆樹脂層を飽和
ポリエステル製の壜胴部外表面と強固、一体的に
形成させるために必要な中間層であり、また該プ
ライマー層に脱酸素剤を含有しているため、飽和
ポリエステル製の壜のガスバリヤー性を改善でき
る。また、脱酸素剤を被覆樹脂層に含有している
ものに比較して、後述の第1及び第2の被覆樹脂
層の均一化が図られ、かつ高硬度のものとするこ
とができる。 次に、前記プライマー層の表面に光増感剤を含
有する硬質皮膜形成能を有する合成樹脂を成分と
するコーテイング剤を厚さ10〜45μ程度で塗布し
た後、これに紫外線照射処理を行い第1の被覆樹
脂層を形成する。前記紫外線照射処理によつて、
第1の被覆樹脂層は短時間に高度の架橋結合を形
成し、高度の被覆層に形成できる。前記厚さが
10μ未満ではガスバリヤー性及び表面硬度ともに
十分ではなく、また、45μを超えることは、これ
に更に後述の第2の被覆樹脂層を形成するため、
必要以上に厚くなり過ぎる。前記紫外線照射処理
は、200〜450nm程度の波長を有する高圧水銀ラ
ンプやメタルハライドランプ等を利用して行われ
る。 次いで、前記第1の被覆樹脂層表面に、第1の
被覆樹脂層に使用した合成樹脂とは異種類の皮膜
形成能を有する合成樹脂に光増感剤を含有したコ
ーテイング剤を前記と同様の厚さで塗布した後、
前記と同様、その表面に紫外線照射処理を行つて
第2の被覆樹脂層を形成する。 即ち、第1の発明はプライマー層中に脱酸素剤
を含有せしめ、その表面に光増感剤を含有した第
1の被覆樹脂層及び第2の被覆樹脂層の塗料をコ
ーテイングし、さらに夫々に紫外線照射処理を行
つて被覆樹脂層を形成するため、短時間での硬化
処置で、強固、一体的に被覆樹脂層を形成するこ
とができるから、比較的熱変形し易い二軸延伸さ
れている飽和ポリエステル製の壜に変形による歪
みを発生させる虞れがない。茲で、第1の被覆樹
脂層と第2の被覆樹脂層に使用する合成樹脂は互
いに異種類の合成樹脂とすることが必要で、理由
の詳細は明らかではないが、異種類の合成樹脂で
2層の被覆樹脂層を形成したものではガスバリヤ
ー性、特に酸素ガスバリヤー性に優れており、ま
た壜胴部の強度が高い。しかも、その表面は高度
の硬質表面を有する飽和ポリエステル製の壜を簡
単に量産することができる。 また、第2の発明は、第1の発明における第1
の被覆樹脂層及び第2の被覆樹脂層中に、夫々二
酸化珪素を主成分とする透明又は半透明の無機質
微粉末を3〜10重量%添加せしめ、前記第1の発
明と同様に処理するものである。茲に、二酸化珪
素を主成分とする透明又は半透明の無機質微粉末
とは、例えばビーズ状ガラス、フレーク状ガラス
等であるが、得られる壜のガスバリヤー性効果の
点からはフレーク状ガラスを使用することが好ま
しい。また、前記無機質微粉末は3〜10重量%添
加する。3重量%未満では擦りガラス様外観に不
十分であり、また10重量%を超えると被覆樹脂層
を均一に形成することが困難である。 即ち、第2の発明は前記第1の発明と同様壜胴
部の強度を高め、しかも優れたガスバリヤー性と
高度の表面硬度とを減殺することなく、しかも擦
りガラス様の外観をも有する飽和ポリエステル製
の壜を簡単に量産することができる。 [実施例] 第1図は本発明の対象である飽和ポリエステル
製の壜の正面図、第2図は第1の発明の壜胴部壁
部の一部拡大断面図であり、第3図は第2の発明
の壜胴部の一部拡大断面図であるが、次にこれら
図面を参照して本発明を具体的に説明する。 本発明の対象である飽和ポリエステル製の壜1
は、底部2、胴部3、口部4からなり、壜1は公
知の二軸延伸されたものである。壜1は、望まし
くは悪影響のない弗素系溶剤等の洗浄剤槽中で壜
1の壁部5の外表面に付着している油、ゴミ等を
除去する前処理を施す。 次いで、壜1の胴部3の壁部5の外表面に、エ
ポキシ樹脂中に、脱酸素剤として活性酸化鉄5重
量%を均一に分散させたコーテイング剤を厚さ
1μに塗布し、必要に応じて予備乾燥してプライ
マー層6を形成する。 次に、前記プライマー層6の表面に、硬質皮膜
形成能を有する合成樹脂としてエポキシ樹脂を用
い、これに光増感剤としてベンゾインアルキルエ
ーテルを添加したものを厚さ30μで塗布した後、
これに紫外線照射処理を行つて第1の被覆樹脂層
7を形成する。 更に続いて、前記第1の被覆樹脂層7表面に、
同じく硬質皮膜形成能を有する合成樹脂としてア
ルキツド樹脂を用い、これに光増感剤を添加した
ものを厚さ30μで塗布した後、これに紫外線照射
処理を行つて第2の被覆樹脂層8を形成する。 第3図は、第2の発明の一実施例を示したもの
であるが、壜胴部壁部15外表面に、第1の発明
と全く同様にプライマー層16を形成した後、該
プライマー層16の表面に、硬質皮膜形成能を有
する合成樹脂に光増感剤及び二酸化珪素の微粉末
を4重量%添加したものを塗布した後、これに紫
外線照射処理を行つて第1の被覆樹脂層17を形
成し、更に第1の発明と同様その表面に硬質皮膜
形成能を有する合成樹脂に光増感剤及び前記の二
酸化珪素の微粉末を5重量%添加したものを塗布
した後、これに紫外線照射処理を行つて第2の被
覆樹脂層18を形成する。 下記の表は、ガスバリヤー性、特に酸素ガスに
対するバリヤー性の実験結果を示したものであ
る。 即ち、本発明の処理を施さない飽和ポリエステ
ル製の壜をブランクとし、エポキシ樹脂を用い、
これに前記実施例と同一、同量の脱酸素剤を添加
したものをプライマー層とし、この表面に光増感
剤を添加したウレタン樹脂を紫外線硬化した被覆
樹脂層1層のもの及び前記ウレタン樹脂に代えて
アルキツド樹脂を用いて紫外線硬化した被覆樹脂
層1層のもの並びに前記本発明の実施例における
酸素透過量を夫々示したものである。尚、前記ウ
レタン樹脂1層、アルキツド樹脂1層及び本発明
のウレタン樹脂とアルキツド樹脂との2層の合計
の厚さは何れも厚さ60μと同一である。
エステル製の壜に、高度のガスバリヤー性、特に
酸素ガスに対する優れたバリヤー性と高度の表面
硬度とを具備する飽和ポリエステル製の壜の処理
方法に関するものである。 [従来の技術] 二軸延伸されている壜胴部を有する飽和ポリエ
ステル製の壜は、無毒性であること水分やガスバ
リヤー性が他の合成樹脂による成形品に比較して
優れていること等により、化粧料用容器、医療用
容器等として広範囲に利用されているが、空気の
存在により変質し易い食料品や医療品等を長期間
安定して保存するにはガスバリヤー性が十分とは
いえず、またその表面硬度が小さいために、容器
の搬送中或は内容物の充填作業中等に容器の壁部
同士が触れ合つただけで容器表面に擦り傷が入り
易い等の欠点を有している。 [本発明が解決しようとする課題] 本発明は、前述従来の欠点を改善するためガス
バリヤー性、特に酸素ガスに対するバリヤー性に
優れ、かつ表面硬度の高い飽和ポリエステル製の
壜を簡単に得る処理方法を提供することにある。 [課題を解決するための手段] 第1の発明は、二軸延伸されている壜胴部を有
する飽和ポリエステル製の壜の少なくとも壜胴部
壁部の外表面に、酸素吸着性能を有する微粉末を
含有する熱可塑性樹脂或は熱硬化性樹脂を塗布し
てプライマー層を形成し、次いで該プライマー層
の表面に、光増感剤を含有した硬質皮膜形成能を
有する合成樹脂を塗布して第1の被覆樹脂層を形
成した後、該第1の被覆樹脂層面に紫外線照射処
理を行い、次いで前記第1の被覆樹脂層を形成し
ている樹脂とは異種類の合成樹脂に光増感剤を含
有した合成樹脂を塗布して第2の被覆樹脂層を形
成した後、該第2の被覆樹脂層面に紫外線照射処
理を行う飽和ポリエステル製の壜の処理方法であ
る。 また、第2の発明は、二軸延伸されている壜胴
部を有する飽和ポリエステル製の壜の少なくとも
壜胴部壁部の外表面に、酸素吸着性能を有する無
機質微粉末を含有する熱可塑性樹脂或は熱硬化性
樹脂を塗布してプライマー層を形成し、次いで該
プライマー層の表面に、光増感剤と、二酸化珪素
を主成分とする透明又は半透明の無機質微粉末と
を含有した硬質皮膜形成能を有する合成樹脂を塗
布して第1の被覆樹脂層を形成した後、該第1の
被覆樹脂層面に紫外線照射処理を行い、次いで該
第1の被覆樹脂層面に、前記第1の被覆樹脂層を
形成している樹脂とは異種類の硬質皮膜形成能を
有する合成樹脂に、光増感剤と、二酸化珪素を主
成分とする透明又は半透明の無機質微粉末とを含
有した第2の被覆樹脂層を形成した後、該第2の
被覆樹脂層面に紫外線照射処理を行つて、外観が
擦りガラス様を呈する飽和ポリエステル製の壜の
処理方法である。 茲に、プライマー層に使用される熱可塑性樹脂
とはエチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル
重合体、酢酸ビニル重合体、塩化ビニル−酢酸ビ
ニル共重合体、イソシアネート系重合体、塩素化
ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、可溶性ナ
イロンの中から選択される熱可塑性合成樹脂或は
ユリア系重合体、メラミン系重合体、フエノール
系重合体、エポキシ系重合体、これらの変性重合
体又はこれらの共重合体の中から選択される熱硬
化性合成樹脂が用いられる。 また、酸素吸着性能を有する無機質微粉末(以
下脱酸素剤という)とは、例えば活性炭、活性酸
化鉄、パラジウム、ハイドロサルフアイト、炭化
鉄、還元鉄等の微粉末で、これらの微粉末を前記
合成樹脂中に均一に分散せしめて壜壁部表面に塗
布してプライマー層を形成する。 また、第1又は第2の被覆樹脂層に使用する硬
質皮膜形成能を有する合成樹脂とは、不飽和ポリ
エステル系樹脂、アクリル系樹脂、アルキツド系
樹脂、エポキシ系樹脂、ウレタン系樹脂、アセタ
ール樹脂又はこれらの変性樹脂若しくは共重合体
樹脂で、第1の被覆樹脂層に使用した合成樹脂
と、第2の被覆樹脂層に使用した合成樹脂とは、
異種類のものを使用する。 なおまた、本発明で使用する光増感剤は、ベン
ゾイン、ベンジル、ベンゾインアルキルエーテ
ル、ベンゾフエノン、ミヒラーケトン類、クロロ
チオキサントン等の公知のものを使用する。 [作用] 第1の発明は以上の如き構成からなるもので、
前記熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂に脱酸素剤を
3〜10重量%程度添加し、均一に分散したものを
厚さ0.1〜5μ程度に塗布してプライマー層を形成
する。脱酸素剤が3重量%未満ではガスバリヤー
性が十分ではなく、また10重量%を超えるとプラ
イマー層を均一に形成することができない。該プ
ライマー層は、後述する第1の被覆樹脂層を飽和
ポリエステル製の壜胴部外表面と強固、一体的に
形成させるために必要な中間層であり、また該プ
ライマー層に脱酸素剤を含有しているため、飽和
ポリエステル製の壜のガスバリヤー性を改善でき
る。また、脱酸素剤を被覆樹脂層に含有している
ものに比較して、後述の第1及び第2の被覆樹脂
層の均一化が図られ、かつ高硬度のものとするこ
とができる。 次に、前記プライマー層の表面に光増感剤を含
有する硬質皮膜形成能を有する合成樹脂を成分と
するコーテイング剤を厚さ10〜45μ程度で塗布し
た後、これに紫外線照射処理を行い第1の被覆樹
脂層を形成する。前記紫外線照射処理によつて、
第1の被覆樹脂層は短時間に高度の架橋結合を形
成し、高度の被覆層に形成できる。前記厚さが
10μ未満ではガスバリヤー性及び表面硬度ともに
十分ではなく、また、45μを超えることは、これ
に更に後述の第2の被覆樹脂層を形成するため、
必要以上に厚くなり過ぎる。前記紫外線照射処理
は、200〜450nm程度の波長を有する高圧水銀ラ
ンプやメタルハライドランプ等を利用して行われ
る。 次いで、前記第1の被覆樹脂層表面に、第1の
被覆樹脂層に使用した合成樹脂とは異種類の皮膜
形成能を有する合成樹脂に光増感剤を含有したコ
ーテイング剤を前記と同様の厚さで塗布した後、
前記と同様、その表面に紫外線照射処理を行つて
第2の被覆樹脂層を形成する。 即ち、第1の発明はプライマー層中に脱酸素剤
を含有せしめ、その表面に光増感剤を含有した第
1の被覆樹脂層及び第2の被覆樹脂層の塗料をコ
ーテイングし、さらに夫々に紫外線照射処理を行
つて被覆樹脂層を形成するため、短時間での硬化
処置で、強固、一体的に被覆樹脂層を形成するこ
とができるから、比較的熱変形し易い二軸延伸さ
れている飽和ポリエステル製の壜に変形による歪
みを発生させる虞れがない。茲で、第1の被覆樹
脂層と第2の被覆樹脂層に使用する合成樹脂は互
いに異種類の合成樹脂とすることが必要で、理由
の詳細は明らかではないが、異種類の合成樹脂で
2層の被覆樹脂層を形成したものではガスバリヤ
ー性、特に酸素ガスバリヤー性に優れており、ま
た壜胴部の強度が高い。しかも、その表面は高度
の硬質表面を有する飽和ポリエステル製の壜を簡
単に量産することができる。 また、第2の発明は、第1の発明における第1
の被覆樹脂層及び第2の被覆樹脂層中に、夫々二
酸化珪素を主成分とする透明又は半透明の無機質
微粉末を3〜10重量%添加せしめ、前記第1の発
明と同様に処理するものである。茲に、二酸化珪
素を主成分とする透明又は半透明の無機質微粉末
とは、例えばビーズ状ガラス、フレーク状ガラス
等であるが、得られる壜のガスバリヤー性効果の
点からはフレーク状ガラスを使用することが好ま
しい。また、前記無機質微粉末は3〜10重量%添
加する。3重量%未満では擦りガラス様外観に不
十分であり、また10重量%を超えると被覆樹脂層
を均一に形成することが困難である。 即ち、第2の発明は前記第1の発明と同様壜胴
部の強度を高め、しかも優れたガスバリヤー性と
高度の表面硬度とを減殺することなく、しかも擦
りガラス様の外観をも有する飽和ポリエステル製
の壜を簡単に量産することができる。 [実施例] 第1図は本発明の対象である飽和ポリエステル
製の壜の正面図、第2図は第1の発明の壜胴部壁
部の一部拡大断面図であり、第3図は第2の発明
の壜胴部の一部拡大断面図であるが、次にこれら
図面を参照して本発明を具体的に説明する。 本発明の対象である飽和ポリエステル製の壜1
は、底部2、胴部3、口部4からなり、壜1は公
知の二軸延伸されたものである。壜1は、望まし
くは悪影響のない弗素系溶剤等の洗浄剤槽中で壜
1の壁部5の外表面に付着している油、ゴミ等を
除去する前処理を施す。 次いで、壜1の胴部3の壁部5の外表面に、エ
ポキシ樹脂中に、脱酸素剤として活性酸化鉄5重
量%を均一に分散させたコーテイング剤を厚さ
1μに塗布し、必要に応じて予備乾燥してプライ
マー層6を形成する。 次に、前記プライマー層6の表面に、硬質皮膜
形成能を有する合成樹脂としてエポキシ樹脂を用
い、これに光増感剤としてベンゾインアルキルエ
ーテルを添加したものを厚さ30μで塗布した後、
これに紫外線照射処理を行つて第1の被覆樹脂層
7を形成する。 更に続いて、前記第1の被覆樹脂層7表面に、
同じく硬質皮膜形成能を有する合成樹脂としてア
ルキツド樹脂を用い、これに光増感剤を添加した
ものを厚さ30μで塗布した後、これに紫外線照射
処理を行つて第2の被覆樹脂層8を形成する。 第3図は、第2の発明の一実施例を示したもの
であるが、壜胴部壁部15外表面に、第1の発明
と全く同様にプライマー層16を形成した後、該
プライマー層16の表面に、硬質皮膜形成能を有
する合成樹脂に光増感剤及び二酸化珪素の微粉末
を4重量%添加したものを塗布した後、これに紫
外線照射処理を行つて第1の被覆樹脂層17を形
成し、更に第1の発明と同様その表面に硬質皮膜
形成能を有する合成樹脂に光増感剤及び前記の二
酸化珪素の微粉末を5重量%添加したものを塗布
した後、これに紫外線照射処理を行つて第2の被
覆樹脂層18を形成する。 下記の表は、ガスバリヤー性、特に酸素ガスに
対するバリヤー性の実験結果を示したものであ
る。 即ち、本発明の処理を施さない飽和ポリエステ
ル製の壜をブランクとし、エポキシ樹脂を用い、
これに前記実施例と同一、同量の脱酸素剤を添加
したものをプライマー層とし、この表面に光増感
剤を添加したウレタン樹脂を紫外線硬化した被覆
樹脂層1層のもの及び前記ウレタン樹脂に代えて
アルキツド樹脂を用いて紫外線硬化した被覆樹脂
層1層のもの並びに前記本発明の実施例における
酸素透過量を夫々示したものである。尚、前記ウ
レタン樹脂1層、アルキツド樹脂1層及び本発明
のウレタン樹脂とアルキツド樹脂との2層の合計
の厚さは何れも厚さ60μと同一である。
【表】
前記表から明らかなように、本発明の方法で処
理した壜は、ブランクに対して酸素透過量は約20
%減少しており、またウレタン樹脂1層及びアル
キツド樹脂1層を被覆した壜に対しても約15%減
少せしめることができる。 即ち、本発明の方法で得られた第1の被覆樹脂
層及び第2の被覆樹脂層の合計の厚さが従来の紫
外線硬化樹脂1層と同一でも従来の紫外線硬化樹
脂層1層のものに比較して酸素透過量を減少せし
めることができる。また、酸素透過量を同一にす
るものとすれば、本発明の被覆樹脂2層の厚み
を、従来の紫外線硬化樹脂層1層の厚みより若干
薄くすることができる。 [発明の効果] 以上の如く第1の発明は飽和ポリエステル樹脂
製の壜の外表面に、脱酸素剤を添加したプライマ
ー層を形成し、更にその表面に、従来の紫外線硬
質樹脂皮膜の厚さと同一厚さで2層の被覆樹脂層
を形成し、該2層の被覆樹脂層に夫々紫外線照射
処理して硬質皮膜を形成するものであるから、比
較的熱変形し易い飽和ポリエステル製の壜に熱変
形による歪みを発生させることなく、短時間の硬
化処理で強固、かつ一体的に硬質皮膜を形成する
ことができるから、壜外表面を高硬度のものとす
ることができる。 また、プライマー層中に脱酸素剤を添加してお
り、また2層の被覆樹脂層の合成樹脂を互いに異
種類のものを使用しているため、ガスバリヤー
性、特に酸素ガスに対するバリヤー性を改善でき
ると共に、従来のように硬質樹脂層中に脱酸素剤
を添加していないため、硬質被覆樹脂層の均一化
が図られ、壜胴部の強度も高く、硬質被覆樹脂層
を高硬度のものとすることができる。 更に、第2の発明は前記第1の発明のガスバリ
ヤー性、高硬度の表面を有する飽和ポリエステル
製の壜とすることに加え、壜の外観を擦りガラス
様のものを簡単に形成することができる。 更に、プライマー層に添加する脱酸素剤に着色
性のものを使用すれば、着色透明等の紫外線遮断
性能の壜又は着色された擦りガラス様の壜等要求
に応じた各種の性質を具備する飽和ポリエステル
製の壜を簡単に得ることができる。
理した壜は、ブランクに対して酸素透過量は約20
%減少しており、またウレタン樹脂1層及びアル
キツド樹脂1層を被覆した壜に対しても約15%減
少せしめることができる。 即ち、本発明の方法で得られた第1の被覆樹脂
層及び第2の被覆樹脂層の合計の厚さが従来の紫
外線硬化樹脂1層と同一でも従来の紫外線硬化樹
脂層1層のものに比較して酸素透過量を減少せし
めることができる。また、酸素透過量を同一にす
るものとすれば、本発明の被覆樹脂2層の厚み
を、従来の紫外線硬化樹脂層1層の厚みより若干
薄くすることができる。 [発明の効果] 以上の如く第1の発明は飽和ポリエステル樹脂
製の壜の外表面に、脱酸素剤を添加したプライマ
ー層を形成し、更にその表面に、従来の紫外線硬
質樹脂皮膜の厚さと同一厚さで2層の被覆樹脂層
を形成し、該2層の被覆樹脂層に夫々紫外線照射
処理して硬質皮膜を形成するものであるから、比
較的熱変形し易い飽和ポリエステル製の壜に熱変
形による歪みを発生させることなく、短時間の硬
化処理で強固、かつ一体的に硬質皮膜を形成する
ことができるから、壜外表面を高硬度のものとす
ることができる。 また、プライマー層中に脱酸素剤を添加してお
り、また2層の被覆樹脂層の合成樹脂を互いに異
種類のものを使用しているため、ガスバリヤー
性、特に酸素ガスに対するバリヤー性を改善でき
ると共に、従来のように硬質樹脂層中に脱酸素剤
を添加していないため、硬質被覆樹脂層の均一化
が図られ、壜胴部の強度も高く、硬質被覆樹脂層
を高硬度のものとすることができる。 更に、第2の発明は前記第1の発明のガスバリ
ヤー性、高硬度の表面を有する飽和ポリエステル
製の壜とすることに加え、壜の外観を擦りガラス
様のものを簡単に形成することができる。 更に、プライマー層に添加する脱酸素剤に着色
性のものを使用すれば、着色透明等の紫外線遮断
性能の壜又は着色された擦りガラス様の壜等要求
に応じた各種の性質を具備する飽和ポリエステル
製の壜を簡単に得ることができる。
第1図は本発明の対象とする飽和ポリエステル
製の壜の正面図、第2図は第1の発明による壜胴
部壁部の拡大断面図、第3図は第2の発明による
壜胴部壁部の拡大断面図である。 1:飽和ポリエステル製の壜、3:二軸延伸さ
れている壜胴部、5,15:壜胴部の壁部、6,
16:プライマー層、7,17:第1の被覆樹脂
層、8,18:第2の被覆樹脂層。
製の壜の正面図、第2図は第1の発明による壜胴
部壁部の拡大断面図、第3図は第2の発明による
壜胴部壁部の拡大断面図である。 1:飽和ポリエステル製の壜、3:二軸延伸さ
れている壜胴部、5,15:壜胴部の壁部、6,
16:プライマー層、7,17:第1の被覆樹脂
層、8,18:第2の被覆樹脂層。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 二軸延伸されている壜胴部を有する飽和ポリ
エステル製の壜の少なくとも壜胴部壁部の外表面
に、酸素吸着性能を有する微粉末を含有する熱可
塑性樹脂或は熱硬化性樹脂を塗布してプライマー
層を形成し、次いで該プライマー層の表面に、光
増感剤を含有した硬質皮膜形成能を有する合成樹
脂を塗布して第1の被覆樹脂層を形成した後、該
第1の被覆樹脂層面に紫外線照射処理を行い、次
いで前記第1の被覆樹脂層を形成している樹脂と
は異種類の硬質皮膜形成能を有する合成樹脂に光
増感剤を含有したものを、前記第1の被覆樹脂層
面に塗布して第2の被覆樹脂層を形成した後、該
第2の被覆樹脂層面に紫外線照射処理を行うこと
を特徴とする飽和ポリエステル製の壜の処理方
法。 2 二軸延伸されている壜胴部を有する飽和ポリ
エステル製の壜の少なくとも壜胴部壁部の外表面
に、酸素吸着性能を有する微粉末を含有する熱可
塑性樹脂或は熱硬化性樹脂を塗布してプライマー
層を形成し、次いで該プライマー層の表面に、光
増感剤と、二酸化珪素を主成分とする透明又は半
透明の無機質微粉末とを含有した硬質皮膜形成能
を有する合成樹脂を塗布して第1の被覆樹脂層を
形成した後、該第1の被覆樹脂層面に紫外線照射
処理を行い、次いで該第1の被覆樹脂層面に、前
記第1の被覆樹脂層を形成している樹脂とは異種
類の硬質皮膜形成能を有する合成樹脂に、光増感
剤と、二酸化珪素を主成分とする透明又は半透明
の無機質微粉末とを含有したものを塗布して第2
の被覆樹脂層を形成した後、該第2の被覆樹脂層
面に紫外線照射処理を行うことを特徴とする飽和
ポリエステル製の壜の処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55157826A JPS5780433A (en) | 1980-11-10 | 1980-11-10 | Method for treatment of bottle made of saturated polyester |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55157826A JPS5780433A (en) | 1980-11-10 | 1980-11-10 | Method for treatment of bottle made of saturated polyester |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5780433A JPS5780433A (en) | 1982-05-20 |
| JPH0347655B2 true JPH0347655B2 (ja) | 1991-07-22 |
Family
ID=15658156
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP55157826A Granted JPS5780433A (en) | 1980-11-10 | 1980-11-10 | Method for treatment of bottle made of saturated polyester |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5780433A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005306410A (ja) * | 2004-04-20 | 2005-11-04 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 合成樹脂製容器 |
| JP2006264785A (ja) * | 2005-02-28 | 2006-10-05 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | エアゾール容器体およびエアゾール容器 |
| JP5535769B2 (ja) * | 2010-06-02 | 2014-07-02 | 三菱重工業株式会社 | 排ガス処理触媒の再生方法及びこの方法を使用した排ガス処理触媒 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4962570A (ja) * | 1972-10-19 | 1974-06-18 | ||
| JPS50130826A (ja) * | 1974-04-05 | 1975-10-16 | ||
| JPS538633A (en) * | 1976-07-14 | 1978-01-26 | Teijin Ltd | Coating compositions |
| JPS5339468A (en) * | 1976-09-22 | 1978-04-11 | Hitachi Ltd | Method and device for cutting substrate lead |
-
1980
- 1980-11-10 JP JP55157826A patent/JPS5780433A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5780433A (en) | 1982-05-20 |
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