JPH034788A - アルカリセルラーゼ、これを産生する微生物及びアルカリセルラーゼの製造法 - Google Patents

アルカリセルラーゼ、これを産生する微生物及びアルカリセルラーゼの製造法

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JPH034788A
JPH034788A JP14064389A JP14064389A JPH034788A JP H034788 A JPH034788 A JP H034788A JP 14064389 A JP14064389 A JP 14064389A JP 14064389 A JP14064389 A JP 14064389A JP H034788 A JPH034788 A JP H034788A
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大久保 彰哉
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規なアルカリセルラーゼ及びこれを産生ずる
微生物に関する。
〔従来の技術〕
従来、繊維素分解酵素セルラーゼの開発は、バイオマス
資源(特にセルロース資源)の有効利用を一大目標とし
て、進められてきており、多くの場合、カビ類にその供
給源を求めてきている。セルラーゼ生産菌として分離さ
れて来た菌株は、多種類にわたり、アスペルギルス属、
ペニシリウム属、トリコデルマ属、フザリウム属、フミ
コーラ属、アクレモニウム属等の糸状菌(カビ)を中心
に、シュウトモナス属、セルロモナス属、ルミノコッカ
ス属、バチルス属等の細菌、更にストレプトマイセス属
、サーモアクチノマイセス属等の放線菌でも報告されて
いる。
一方、セルラーゼの新規な産業的用途として、衣料用洗
浄剤の配合成分としての利用が検討され注目を集めてい
る(特公昭59−49279号公報、特公昭60−23
158号公報、特公昭60−36240号公報)。しか
し、自然界に於いて、微生物の産生ずるセルラーゼのほ
とんどが、中性乃至酸性領域に於いて最大且つ安定な酵
素活性を示す、所謂中性若しくは酸性セルラーゼに分類
されるものであって、衣料用洗浄剤組成物中に配合する
ための条件を有するセルラーゼ、すなわち、アルカリ領
域で最大活性を示すか、あるいはアルカリ耐性を有する
、所謂アルカリセルラーゼ及びアルカリ耐性セルラーゼ
の存在は極めて少ないのが実情である。ここでアルカリ
セルラーゼとは、至適pHがアルカリ領域にあるものを
言う。
すなわち、従来、衣料用洗浄剤組成物において使用し得
るアルカリセルラーゼ及びアルカリ耐性セルラーゼの生
産方法としては、好アルカリ性バチルス属細菌の培養に
よりセルラーゼAを採取する方法(特公昭50−285
15号公報)、セルロモナス属に属する好アルカリ性細
菌を培養してアルカリセルラーゼ301Aを生産する方
法(特開昭58−224686号公報)、好アルカリ性
バチルスNo、1139を培養してカルボキシメチルセ
ルラーゼを生産する方法(Pukumori、 F、、
 Kuclo、 T、 and 1lorikoshi
K、、 J、 Gen、 Microbiol、、13
1.3339.(1985))及びストレプトマイセス
届の一種を用いてアルカリセルラーゼを生産する方法(
特開昭6119483号公報)が報告されているに過ぎ
ず、しかもいずれも工業的発酵生産に適うものでは無か
った。
ところが最近、本発明者らは好アルカリ性細菌の一種で
あるバチルス・エスピー に5M−635(Bacil
lus sp、 KSM−635,FBRM [IP 
−1485、特開昭63−109771号公報)が衣料
用洗浄剤配合成分として適したアルカリセルラーゼK(
特開昭63−109776号公報)を収率良く生産する
こと及び更に培養条件を選択することにより、より生産
性が高まり、アルカリセルラーゼの工業的発酵生産が可
能となることを見出した。更に好アルカリ性菌によらず
とも、培養が容易な中性細菌によってもアルカリセルラ
ーゼ(特開昭63−137677.240785.24
0?77.240786号公報、特開昭64−3728
5号公報、  3.  l(awai  et  a+
、  八gric、  Dial、  Chem、。
52 、1425(1988))及びアルカリ耐性セル
ラーゼ(特開昭63−141586.146786.2
73474.273475.279790号公報、特開
昭64−37286号公報)を生産し得ることも見出さ
れている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、工業的発酵生産に適うアルカリセルラー
ゼの例は現在までのところ上記の例のみであり、更に様
々な特色を有するアルカリセルラーゼ及びその生産菌の
開発が望まれていた。
〔部類を解決するための手段〕
本発明者は、アルカリセルラーゼを生産する微生物を自
然界に求め、鋭意探索を続けて来たが、今般、栃木県那
須郡の土壌より採取したバチルス属に屈する微生物が、
衣料用洗浄剤組成物の添加成分として有効な新規なアル
カリセルラーゼを生産することを見出し、本発明を完成
した。
従って、本発明は新規なアルカリセルラーゼ及びこれを
生産する微生物を提供するものである。
本発明のアルカリセルラーゼを生産する微生物は次のよ
うな菌学的性質を示す。なお、以下において菌株の分類
に用いた培地は次の培地1〜21の21種類であり、こ
れらは何れも別途滅菌した炭酸ナトリウム(Naa[1
,03)を1.0重量%(以下単に%で示す)含有する
使用した培地の組成(表示は、%): 培地1. ニュートリエンドブロス、0.8バクト寒天
、1.5 培地2. 二ニートリエンドブロス、0.8培地3. 
 二ニートリエンドブロス、0.8バクトゼラチン、2
0.0;バクト寒 天、1.5 培地4. バタトリトマスミルク、10.5培地5. 
ニュートリエンドブロス、0.8;KNO,、0,1 培地6. バタトベプトン、 0.7  ;  NaC
j!。
0.5;ブドウ糖、0.5 培地7. 3IM寒天培地、指示量 培地8.  TSI寒天(栄研化学製)、指示量培地9
、 バタトペブトン、 1.5 ;酵母エキス、0.5
;可溶性澱粉、2.0; LtlPO−、0,1:  Mg5O−・7+1.0゜
0.02  ;バクト寒天、1.5 培地10. Koser培地、指示量 培地11. Christensen培地(栄研化学製
)。
指示m 培地12.■酵母エキス、 0.05: Na2SO4
゜0.1;にH2PO,、0,1;ブドウ糖。
1.0 ■酵母エキス、 0.05:Na2SO4゜0.1;K
H□PO,、0,1;ブドウ糖。
1.0;  CaC12−21120,0,05;Mn
5O= ・4〜6N20. 0.001;Fe5O= 
・7H20,0,02 窒素源としては、硝酸ナトリウム、 亜硝酸ナトリウム、塩化アンモニ ラム及びリン酸アンモニウムを総 窒素含量として0.0412N%となる様に上記■及び
■の培地に加えて 用いた。
培地13.キングA培地“栄研” (栄研化学製)、指
示量 培地14.キングB培地“栄研” (栄研化学製)、指
示量 培地15.尿素培地“栄研” (栄研化学製)。
指示量 培地16.チトクローム・オキシダーゼ試験用濾紙(日
永製薬製) 培地17,3%過酸化水素水 培地1B、バクトベブトン、0.5゜ 酵母エキス、0.5;ブドウ糖。
1、Q、 LIIPO,、o、t; Mg5O<・71120. 0.02 培地19.バタトベブトン、 2.7; NaCl。
5.5; ブドウ糖、  0.5; KlhPO,。
0.3;ブロムチモール ブルー 0.06;バクト寒天、1.5 培地20.  (N114)211PO,、0,1; 
KCl、 0.02;Mg5O<・71120.0.0
2;酵母エキス。
0.05;糖、1.0 培地21.  カゼイン、G、5; ノくクト寒天。
1.5:酵母エキス、0.5;ブドウ 糖、 1.0; K2+1PO,、0,1;Mg5O<
・71hO,0,02 (菌学的性質) (a)顕微鏡的観察結果 菌体の大きさは0.5〜1.2μmx1.2〜5.0μ
mの桿菌であり、菌体の準端に楕円形の内生胞子(0,
7〜1.2μmX1.2〜1.6μm)を作る。周鞭毛
を有し運′KAJl生力(ある。
ダラム染色は陽性。
0〕)各種培地に於ける生育状態 ■肉汁寒天平板培養(培地1) 生育状態は良好。集落の形状は不規則〕しであり、表面
は円滑、周縁は波状である。
又集落の色調は乳白色で光沢がある。
■肉汁液体培養(培地2) 生育は、良好。
■肉汁ゼラチン穿洞培谷(培地3) 生育は、良好。ゼラチンの液化が認められた。
■リドマスミルク培地(培地4) ミルクの凝固、ペプトン化が認められた。
IJ )マスの変色は培地がアルカリのため、判定でき
ない。
(C)生理学的性質 ■硝酸塩の還元及び脱窒反応(培地5)硝酸塩の還元は
陽性。脱窒反応は陰性。
■MRテスト(培地6) 陰性、陽性は判定できプよい。
■VPテスト(培地6) 陽性。
■インドールの生成(培地7) 陰性。
■硫化水素の生成(培地8) 陰性。
■澱粉の加水分解く培地9) 陽性。
■クエン酸の利用(培地10.11) コーサ培地で陽性。クリステンセン培地では、陽性か陰
性か判定きない。
■無機窒素源の利用(培地12) 硝酸塩、了ンモニ、ウム塩ともに利用する。
■色素の生成(培地13.14) キングB培地で黄色色素を生成する。
[株]ウレアーゼ(培地15) 陰性。
■オキシダーゼ(培地16) 陽性。
@カタラーゼ(培地17) 陽性。
■生育の範囲(培地18) 生育の温度範囲は15〜40℃、生育最適温度範囲は3
0〜37℃。生育のpH範囲はρ117〜11、生育最
適pHはpH10,5であった。
■酸素に対する態度 好気性。
@O−Fテスト(培地19) アルカリ性のため変色は判定できない。
好気状態でのみ生育する。
■糖の利用性(培地20.十:生育する:生育せず) 1、  L−アラビノース     +2、  D−キ
シロース      +3、  D−グルコース   
   +4、  D−マンノース      +5、 
 D−フラクトース     +6、  D−ガラクト
ース     +7 麦芽糖          十 8、ショ糖            十9、乳糖   
   + 10.トレハロース        +11、  D−
ソルビット       +12、  D−マンニット
       +13、イノジット 14、グリセリン       + 15、デンプン          十〇食塩含有培地
に於ける生育(培地1を改変) 食塩濃度が7%で生育し、10%で生育しない。
■カゼインの分解(培地21) 陽性。
[相]G+C含量(Tm法) 本発明にかかる菌のDNAのG十〇含量は、約37.6
mo1%である。
以」二の菌学的性質に関する検討に基づき、バーシーズ
・マニュアル・オブ・システィマティク・バクテリオロ
ジ−([]ergey’sMannual  of  
Systematic  Bacteriology 
 )第 2巻およびザ・ジーナス・バチルス(“The
Genus Bacillus” Ruth 、 B、
Gordon。
八gr+culture  1landbook  N
α427.八griculturalResearch
 5ervice、 II、 S、 Departme
nt of^griculture  Washing
ton  D、  C1(1973))  を参照し、
比較検索した結果、本菌株は有胞子桿菌であるバチルス
(Bacillus) aの一種テあると認められる。
しかし、本菌株は中性領域では生育できず、専らアルカ
リ領域で良好な生育を示すことから、最近、1lori
kosiと^kiba  (”Alkalophili
c MicroorganismJapan 5cie
ntific 5ociaty Press (Tok
yo)。
1982年刊)の主張している、所謂好アルカリ性(八
1kalophilic)細菌に属し、従来の中性で生
育するバチルス属細菌と区別される。
そして、本菌株の上記菌学的性質は、公知の好アルカリ
性バチルスのいずれとも一致しないので、これを新規菌
株と判断して、バチルス・エスピーに5M−520と命
名し、工業技術院微生物工業技術研究所に、微工研菌寄
第10483号(F口RM P−10483)として寄
託した。
本発明のアルカリセルラーゼは、例えば、上記の好アル
カリ性バチルス・エスピーKSM−520(Ell!1
1M P−10483)及びこれより誘導された高力価
の当該酵素生産性を有する各種突然変異株を用いる発酵
法により製造することができる。
上記の菌株を用いて本発明のアルカリセルラーゼを得る
には、適当な培地に該菌株を接種し、常法に従って培養
すれば良い。培養培地としては、資化し得る窒素源と炭
素源を適宜組み合わせて含有せしめたものが使用される
。この炭素源及び窒素源については、特に制限はない。
例えば、窒素源としては、硝安、硫安、塩安、リン酸ア
ンモニウム、硝酸ソーダ、コーングルテンミール、大豆
粉、コーンスチープリカー、カザミノ酸、酵母エキス、
ファーマメディア、イワシミール、肉エキス、ヘフトン
、バイブロ、アジパワー、コーンソイビーンミール、コ
ーヒー粕、綿実油粕、カルチベーター、アジブロン、ゼ
ストなどがまた、炭素源としては、籾殻、麩、池紙、般
紙類、おが屑等の植物繊維質、廃糖蜜、転化糖、CMC
、アビセル、セルロース綿、キシラン、ペクチン、リボ
ース、アラビノース、キシロース、グルコース、マンノ
ース、フラクトース、ガラクトース、麦芽糖、蔗糖、乳
糖、トレハロース、マンニット、ソルビット、グリセリ
ン、澱粉、酢酸、クエン酸なとが挙げられる。その他に
、リン酸、N g x + 、 Ca 2“Mn2+、
 ln2°、 Co”、 Na”、 K+などの無機塩
や、必要であれば、無機、有機微蚤栄養源を添加するこ
ともできる。
斯くして得られた培養物からの目的物質であるアルカリ
セルラーゼの採取及び精製は、一般の酵素の採取及び精
製の手段に檗じて行うことができる。即ち、遠心分離又
は濾過等の通常の固液分離手段により菌体を培養物から
除去して粗酵素液を得るこ゛とができる。この粗酵素液
は、そのまま使用することもてきるが、必要に応じて塩
析法、沈澱法、限外濾過法等の分離手段により粗酵素を
得、さらに公知の方法により精製結晶化して、精製酵素
として使用することも可能である。
次に、斯くして得られる本発明の提供する新規酵素、ア
ルカリセルラーゼに−520の酵素学的性質について説
明する。
なお酵素活性の測定は、以下の方法に従って行った。
(1)CMCアーゼ活性 2.5%CMC(サンローズAOIL 、南陽国策パル
プ社製)’0.4mf、5001 グリシン緩衝液(p
f19 ) 0.2 ml、及び脱イオン水0.3dか
らなる基質溶液に酵素液0.1meを加え、30℃で2
0分間反応させた。反応後、3゜5−ジニトロ−サリチ
ル酸(3,5 dinitro−salicylic acid (D
NS ))法にて、還元糖の定量を行った。即ち、反応
液1.0−にDNS試薬1.0mgを加え、5分間、1
00℃で加熱発色させ、冷却後4.0mj!の脱イオン
水を加えて希釈し、波長535nmで比色定量した。
酵素の力価は、1分間に1μmolのグルコースに相当
する還元糖を生成する酵素量を1単位とした。
尚、用いた緩衝液は、次の通りである。
pH3〜8   マクイルパイン緩衝液p]18〜11
  グリシン−水酸化ナトリウム緩衝液 pH12〜13 塩化カリウム−水酸化ナトリウム緩衝
液 (2) p−ニトロフェニルグルコシド及びp−ニトロ
フェニルセロビオシド分解活性 0.8μmol p−二トロフェニルセ口ビオシド(シ
グマ社製)又はp−ニトロフェニルグルコシド(シグマ
社製)と50μmol  リン酸暖衡液(pH7,0)
又は、100 μmolグリシン緩衝液(pH9)とを
含有する反応液1.Od中に適当量の酵素液を30℃で
作用させた後、l M 1lazcO*を0.4−加え
、遊離するp−ニトロフェノールを410nmで比色定
量した。酵素力価は、1分間に1μmolのp−ニトロ
フェノールを遊離させる酵素量を1単位とした。
(3)アビセル、セルロース粉末、リン酸W潤セルロー
ス、アルカリ膨潤セルロース及ヒ濾紙分解活性 10+I1gアビセル(メルク社製)及び、100μm
olグリシン緩衝液(pf19)を含有する反応液1.
0−中に適当量の酵素を加え、30℃で28 Orpm
で振盪しながら反応させた。反応後、DNS法にて還元
糖の定量を行った。酵素力価は、1分間に1μmolの
グルコースに相当する還元糖を生成する酵素量を1単位
とした。
その他の活性も、上記の方法に準じて行った。基質とし
ては、東洋濾紙社製のセルロース粉末、セルラーゼ活性
検定用濾紙(東洋N[LSI−特)及び、富国等の方法
(Tomita、 Y。
at al、、: J、Fermant、 Techn
ol、、 52.235゜1974)に従って処理した
アルカIJ Og潤セルロース、リン酸膨潤セルロース
を使用した。
(4)β−1,3−;1,4−グルカナーゼ、β−1,
3−グルカナーゼ活性 β−1,3−;1,4−グルカナーゼ、β−1,3−グ
ルカナーゼ活性は、基質としてリケナン(from L
lsnera barubata、  シグマ社製)及
びラミナリン(from L濾紙inariadigi
tata、  シグマ社製)を用いて、(3) ニ4’
tじて活性を測定した。
(酵素学的性質) (1)作用 CMC、セルロース粉末、アビセル等の礒維素によ(作
用し、これらを溶解せしめ、還元糖を生成する。
(2)基質特異性 本酵素の基質特異性の一例を第1表に示した。本酵素は
、CMCの他にも、ラミナリン、リケナン、11紙、p
−ニトロフェニルグルコシ)’ 及ヒI)−二トロフェ
ニルセ口ビオシドに対して若干の活性を有していた。
第1表 本p−ニトロフェニルセロビオシド 本本p−ニトロフェニルグルコシド (3)作用pH及び至適pH CMCに対する作用pH範囲は、3〜13.0と広範囲
であり、至適作用pHは、8.5〜9.5である。また
、7.0〜11.0の範囲に於いても至適pHに於ける
活性の50%以上の相対活性を有する(第1図)。
(4)pH安定性 それぞれのpHで30℃、1時間保持した後の残存活性
を測定し、pH安定性を調べた。その結果、ρ116.
0〜11.0の範囲で極めて安定であり、pH5.0〜
11.5に於いても約50%以上の活性を維持する(第
2図)。
(5)作用温度及び至適温度 本酵素は、10〜75℃の広範囲で作用し、その至適温
度は、50℃である。又、35〜60℃の範囲に於いて
も至適温度での活性の50%以上を有する(第3図)。
(6)温度安定性 グリシン−Na叶緩衝液(pH9.0)中、各温度で1
0分間加熱処理後の残存活性を測定した結果、本酵素は
、40℃でもほとんど失活せず、50℃に於いても約5
0%の残存活性を有していた(第4図)。
(7)分子量 本酵素は、セファクリルS−300(ファルマシア製)
を用いたゲル濾過法によれば、約17±1万及び8.0
±0.2万にピークををする。
(8)金属イオンの影響 各種金属イオン(Na+, K” 、 Ca”、 Cu
”Co”、 Cd”、 MT+”、 Mg”、 Da”
、 Ni”、 l1g”pe2+, Pb”、 ln2
+. AI”、 Pe3(−、 )を活性測定時に共存
させてその影響を検討した結果、l g2 +、Cd”
、Pb” (各1 mM)の添加は、阻害効果を与え、
Co2+、Mn2+( 1 mM)の添加は、活性化効
果を与えた。
(9)界面活性剤の影響 本酵素は、005%の各種界面活性剤(例えば、LAS
 、^S, ES,八〇S 、 SへS,石鹸、ポリオ
キシエチレンセカンダリ−アルキルエーテル)の酵素活
性の阻害は認められなかった。
01プロテアーゼの彩り 洗剤用プロテアーゼ、例えば、八PI−21(昭和電工
)、マクサターゼ(IBIs) 、サビナーゼ、アルカ
ラーゼ、エスペラーゼ(ノボ)を活性測定時に共存(0
. 2AU# )させ、そ・の影響を調べたところ、何
れのプロテアーゼに対しても強い耐性を有することが判
った。
00キレート剤の影響 キレート剤である[iDTA, IEGT八、トリポリ
リン酸ソーダ、ゼオライト、クエン酸等を活性測定時に
共存させ、その影響を検討したが、阻害は認められなか
った。
〔発明の効果〕
本発明のセルラーゼは、アルカリ側に至適pHををし、
広いpH範囲に於いて安定な新規のアルカリセルラーゼ
である。更に、本酵素は、界面活性剤、プロテアーゼ、
キレート剤等の洗浄剤配合成分によっても殆ど阻害を受
けず、洗浄剤組成物の配合成分として有利に使用するこ
とができるものである。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げ、本発明を更に詳しく説明する。
実施例1 栃木県那須郡の土壌薬匙−杯(約0.5g)を滅菌生理
食塩水に懸濁し、80℃で10分間熱処理した。この熱
処理液の上清を適当に希釈して、分離用寒天培地(培地
A)に塗布した。次いで、これを30℃にて3日間培養
し、集落を形成させた。集落の周囲にCMC’の溶解に
基づく透明帯を形成するものを選出し、CMCアーゼ生
産菌を取得した。更に、取得菌をj8地Bの液体培地に
接種し、30℃で3日間振の培養した。培養後、遠心分
離した上清液について、CMCアーゼ活性をpH3〜1
3にて測定し、アルカリセルラーゼ生産菌を選択した。
上述の方法により、本発明のに5M−520菌(F[!
RM P−10483)を取得することができた。
培地A、CMC2% ポリペプトン   0.5  % 酵母エキス    0,5  % KIl、PO,O,l  % Mg5O= ・711zυ   D、 02  %Na
2CO−0,8% 寒天       o、75  % p+−+約10 培地B、  CMC1% 肉エキス     1.5  % 酵母エキス    0.5  % KIl、PO40,1% Na2CO,0,5% pH約10 実施例2 実施例1で得たバチルス・エスピーKSM520菌を実
施例1の液体培地Bに接種し、30℃で3日間振盪培養
した。培養後、菌体を遠心分離して除き、粗酵累液とし
た。更に、通常の方法に従って、エタノール乾煙粉末と
し、セルラーゼ酵素標品(第2表)を得ることが出来た
以下余白 第2表 第1図 (酵素活性はpH9に於ける測定値である。)実施例3 実施例1の液体培地已に於いて、CMCに代えてセロビ
オースを1%、ポリペプトンに代えてC6Lを5%添加
した培地に、KSM520菌を接種し、30℃で2乃至
3日間振盪培養した。遠心分離上清についてCMCアー
ゼ活性を測定した結果、3542U/1のCMCアーゼ
活性が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のアルカリセルラーゼのCMCに対す
る反応ρ■と相対活性との関係を示す図面、第2図は、
C肛に対する処理pHと残存活性との関係を示す図面、
第3図は、本発明アルカリセルラーゼの反応温度と相対
活性との関係を示す図面、第4図は、処理温度と残存活
性との関係を示す図面である。 810 反応pH 2 4 第2図 処11pH 手続補正1「(自発) 第3図 C%) 0 10 20 30 40 50 60 70 80
反応1度 (@C) 第4図 (%)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 次の物理化学的性質を有するアルカリセルラーゼに
    −520。 1)作用 カルボキシメチルセルロース(CMC)、セルロース、
    濾紙、アビセル等の繊維素によく作用し、これらを溶解
    せしめ、還元糖を生成する。 (2)基質特異性 CMCの他にも、セルロース粉末、リン酸膨潤セルロー
    ス、アルカリ膨潤セルロース、アビセル、濾紙、p−ニ
    トロフェニルグルコシド及びp−ニトロフェニルセロビ
    オシドに対する活性を有する。 (3)作用pH及び至適pH CMCに対する作用pH範囲は3〜13.0である。至
    適pHは8.5〜9.5であり、7.0〜11.0の範
    囲においても至適pHに於ける活性の50%以上の相対
    活性を有する。 (4)pH安定性 CMCを基質とした場合、pH6.0〜11.0で極め
    て安定で失活せず、pH5〜11.5においても、約5
    0%以上の活性を維持する。 (5)最適温度 CMCに対する作用温度は10〜70℃の広範囲にわた
    り、その至適温度は、50℃である。又、35〜60℃
    の範囲に於いても、至適温度での活性の50%以上を有
    する。 (6)分子量 CMCを基質とした場合、約17±1万及び8.0±0
    .2万(バイオゲルA0.5mを用いたゲル濾過法によ
    る)。 (7)金属イオンの影響 CMCを基質とした場合、Hg^2^+、Cd^2^+
    、Pb^2^+、により阻害され、Co^2^+、Mn
    ^2^+により活性化される。 (8)界面活性剤の影響 CMCを基質とした場合、直鎖アルキルベンテンスルホ
    ン酸塩、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキル
    スルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、二級アル
    カンスルホン酸塩、石鹸、ポリオキシエチレンセカンダ
    リーアルキルエーテルは活性を殆ど阻害しない。 (9)プロテアーゼの影響 CMCを基質とした場合、プロテアーゼに対して耐性を
    有する。 (10)キレート剤の影響 CMCを基質とした場合、EDTA、EGTA、クエン
    酸、トリポリリン酸ソーダ、ゼオライトは活性を阻害し
    ない。 2 バチルス属に属し、アルカリ培地で生育するアルカ
    リセルラーゼに−520生産菌。3 バチルス・エスピ
    ー(¥Bacillus¥sp.)KSM−520と命
    名され、微工研菌寄第10483号として寄託された請
    求項2記載のアルカリセルラーゼK−520生産菌。
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