JPH0348893B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0348893B2 JPH0348893B2 JP24862484A JP24862484A JPH0348893B2 JP H0348893 B2 JPH0348893 B2 JP H0348893B2 JP 24862484 A JP24862484 A JP 24862484A JP 24862484 A JP24862484 A JP 24862484A JP H0348893 B2 JPH0348893 B2 JP H0348893B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- xylene
- isomers
- mixture
- complex
- isomer
- Prior art date
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔本発明の技術分野〕
この発明は、キシレンの異性体混合物からp−
キシレンを分離する新規な方法に関するものであ
る。
キシレンを分離する新規な方法に関するものであ
る。
キシレンは、o−、m−、およびp−体の3種
の異性体が存在し、これらの異性体は混合物のま
まで溶剤として使用されることもあるが、それぞ
れの異性体単独で使用される重要な用途も有して
いる。例えば、o−キシレンについてのみ好適な
用途としては、溶剤または可塑剤として有用であ
る各種のフタル酸エステルの原料を挙げることが
でき、m−キシレンについてのみ好適な用途とし
ては、改質剤または不飽和ポリエステルの原料で
あるイソフタル酸の原料を挙げることができ、さ
ら、p−キシレンについてのみ好適な用途として
は、特に、ポリエステル繊維の製造に大量に使用
されるテレフタル酸の原料を重要な用途として挙
げることができる。
の異性体が存在し、これらの異性体は混合物のま
まで溶剤として使用されることもあるが、それぞ
れの異性体単独で使用される重要な用途も有して
いる。例えば、o−キシレンについてのみ好適な
用途としては、溶剤または可塑剤として有用であ
る各種のフタル酸エステルの原料を挙げることが
でき、m−キシレンについてのみ好適な用途とし
ては、改質剤または不飽和ポリエステルの原料で
あるイソフタル酸の原料を挙げることができ、さ
ら、p−キシレンについてのみ好適な用途として
は、特に、ポリエステル繊維の製造に大量に使用
されるテレフタル酸の原料を重要な用途として挙
げることができる。
キシレンの工業的な製法としては、コールター
ル留分または石油からの抽出法が挙げられるが、
これらのいずれの方法においても、キシレンは、
o−、m−およびp−体の3種の異性体の混合物
として得られる。従つて、前記の共通する用途に
適用する場合には、各異性体を分離する必要はな
いが、各異性体を単独の用途に適用する場合に
は、各異性体を分離しなければならない。
ル留分または石油からの抽出法が挙げられるが、
これらのいずれの方法においても、キシレンは、
o−、m−およびp−体の3種の異性体の混合物
として得られる。従つて、前記の共通する用途に
適用する場合には、各異性体を分離する必要はな
いが、各異性体を単独の用途に適用する場合に
は、各異性体を分離しなければならない。
ところで、o−キシレンの沸点は144.4℃、m
−キシレンの沸点は139.1℃、およびp−キシレ
ンの沸点は138.4℃である。従つて、o−キシレ
ンは蒸溜によつて容易に分離することができる
が、m−キシレンとp−キシレンとの混合物は単
なる蒸溜操作で各異性体成分に分離することは不
可能である。
−キシレンの沸点は139.1℃、およびp−キシレ
ンの沸点は138.4℃である。従つて、o−キシレ
ンは蒸溜によつて容易に分離することができる
が、m−キシレンとp−キシレンとの混合物は単
なる蒸溜操作で各異性体成分に分離することは不
可能である。
従来、キシレンの3種の異性体を含む混合物
は、分溜によつて、まずo−キシレンを分離し、
次いでm−キシレンとp−キシレンとの混合物を
深冷分離法(両成分の融点の差を利用する方法で
あり、−70℃という低温で行う)によつて両異性
体を分離するという、という複雑な操作にて各異
性体成分に分離されている。
は、分溜によつて、まずo−キシレンを分離し、
次いでm−キシレンとp−キシレンとの混合物を
深冷分離法(両成分の融点の差を利用する方法で
あり、−70℃という低温で行う)によつて両異性
体を分離するという、という複雑な操作にて各異
性体成分に分離されている。
この発明者らは、これらの実情に鑑み、キシレ
ンの異性体の混合物を、簡単な操作で分離できる
方法を確立することを目的として、鋭意研究を行
つた。その結果、キシレンの3種の異性体の中で
p−キシレンのみが、ベンズピナコールと錯体を
形成しその錯体が反応液から容易に析出するた
め、他の異性体と極めて容易に分離できることを
見い出し、この発明に到達した。
ンの異性体の混合物を、簡単な操作で分離できる
方法を確立することを目的として、鋭意研究を行
つた。その結果、キシレンの3種の異性体の中で
p−キシレンのみが、ベンズピナコールと錯体を
形成しその錯体が反応液から容易に析出するた
め、他の異性体と極めて容易に分離できることを
見い出し、この発明に到達した。
即ち、この発明は、キシレンの異性体混合物
を、ベンズピナコールと接触させ、p−キシレン
とベンズピナコールとの錯体を生成させ析出させ
て、その錯体を分離した後、その錯体を分解する
ことによる、キシレンの異性体混合物からp−キ
シレンを分離する工業的に有利な方法を提供する
ものである。
を、ベンズピナコールと接触させ、p−キシレン
とベンズピナコールとの錯体を生成させ析出させ
て、その錯体を分離した後、その錯体を分解する
ことによる、キシレンの異性体混合物からp−キ
シレンを分離する工業的に有利な方法を提供する
ものである。
この発明において、キシレンの異性体混合物
は、o−、m−およびp−体の3種の異性体の混
合物であることもでき、また、m−およびp−体
の2種の異性体の混合物を対象とすることもでき
る。すなわち、3種の異性体の混合物から、この
発明に従つて、まず、p−キシレンを分離した
後、o−キシレンとm−キシレンとを必要により
蒸溜操作で分離することができる。また、予め、
3種の異性体の混合物から蒸溜操作によつてo−
キシレンを分離した後、m−およびp−キシレン
の混合物に、この発明を適用することにより、両
者を容易に分離することができる。
は、o−、m−およびp−体の3種の異性体の混
合物であることもでき、また、m−およびp−体
の2種の異性体の混合物を対象とすることもでき
る。すなわち、3種の異性体の混合物から、この
発明に従つて、まず、p−キシレンを分離した
後、o−キシレンとm−キシレンとを必要により
蒸溜操作で分離することができる。また、予め、
3種の異性体の混合物から蒸溜操作によつてo−
キシレンを分離した後、m−およびp−キシレン
の混合物に、この発明を適用することにより、両
者を容易に分離することができる。
前述のようなこの発明の分離法によると、単な
る蒸溜操作では分離できないところの『m−キシ
レンとp−キシレンとを少なくとも含有する異性
体混合物』から、p−キシレンを容易に分離し高
い純度で回収することができ、また、m−キシレ
ンとo−キシレンとを含有する混合物は、常法
(蒸溜操作など)によつて容易に分離できるため、
究極的にはキシレンの各異性体を容易に単離し回
収できる。
る蒸溜操作では分離できないところの『m−キシ
レンとp−キシレンとを少なくとも含有する異性
体混合物』から、p−キシレンを容易に分離し高
い純度で回収することができ、また、m−キシレ
ンとo−キシレンとを含有する混合物は、常法
(蒸溜操作など)によつて容易に分離できるため、
究極的にはキシレンの各異性体を容易に単離し回
収できる。
この発明において使用されるベンズピナコール
は、例えば、ベンゾフエノンをナトリウムまたは
マグネシウムの存在下に、ジエチルエーテル中で
反応させることにより容易に合成することがで
き、次の構造式で示される。
は、例えば、ベンゾフエノンをナトリウムまたは
マグネシウムの存在下に、ジエチルエーテル中で
反応させることにより容易に合成することがで
き、次の構造式で示される。
この発明では、ベンズピナコールの使用量は、
キシレンの異性体混合物中に含有されるp−キシ
レン1モルに対して、0.1モル以上、好ましくは
0.1〜2.0モルである。
キシレンの異性体混合物中に含有されるp−キシ
レン1モルに対して、0.1モル以上、好ましくは
0.1〜2.0モルである。
この発明では、必要であれば、キシレンの各異
性体およびベンズピナコールを充分均一に溶解
し、しかもこの発明において生成する『p−キシ
レンとベンズピナコールとの錯体』が析出するよ
うに、前記錯体の溶解度が小さい有機溶媒を反応
に使用することもできるが、キシレン自体が優れ
た溶媒であるので、特に、溶媒が必要ではない。
性体およびベンズピナコールを充分均一に溶解
し、しかもこの発明において生成する『p−キシ
レンとベンズピナコールとの錯体』が析出するよ
うに、前記錯体の溶解度が小さい有機溶媒を反応
に使用することもできるが、キシレン自体が優れ
た溶媒であるので、特に、溶媒が必要ではない。
キシレンの異性体混合物とベンズピナコールと
の接触(反応)は、通常10〜50℃の温度で、1〜
20時間程度行うのがよい。その接触操作により、
キシレンの異性体のうち、特にp−キシレンのみ
が、前記のベンズピナコールと錯体を形成し、最
初に各原料成分が溶解していた溶液から析出して
くる。そのようにして析出してきた錯体は、濾
過、デカンテーシヨンなどの操作により容易に分
離することができ、その錯体を常圧または減圧
(0.1〜100mmHg)に約50〜300℃の温度に加熱す
ることにより、p−キシレンを分離、取得するこ
とができる。
の接触(反応)は、通常10〜50℃の温度で、1〜
20時間程度行うのがよい。その接触操作により、
キシレンの異性体のうち、特にp−キシレンのみ
が、前記のベンズピナコールと錯体を形成し、最
初に各原料成分が溶解していた溶液から析出して
くる。そのようにして析出してきた錯体は、濾
過、デカンテーシヨンなどの操作により容易に分
離することができ、その錯体を常圧または減圧
(0.1〜100mmHg)に約50〜300℃の温度に加熱す
ることにより、p−キシレンを分離、取得するこ
とができる。
p−キシレンとベンズピナコールとの錯体が析
出した後、その析出物が分離された残液は、蒸溜
操作を施すことによりキシレンの他の異性体をそ
れぞれ分離、取得することができる。
出した後、その析出物が分離された残液は、蒸溜
操作を施すことによりキシレンの他の異性体をそ
れぞれ分離、取得することができる。
なお、この発明では、前記p−キシレン分離・
取得の際に回収されたベンズピナコールは、前述
の分離操作に繰り返し使用することができる。
取得の際に回収されたベンズピナコールは、前述
の分離操作に繰り返し使用することができる。
次に、この発明の実施例を挙げる。
実施例 1
ベンズピナコール1.00g(2.73ミリモル)を、
キシレンの異性体混合物[m−キシレンとp−キ
シレンとのモル比(m−体:p−体)が、1:1
である]1.50g(14.2ミリモル)に、加熱して溶
解し、室温で3時間放置すると、ベンズピナコー
ル1分子とp−キシレン1分子とからなる錯体の
結晶3.0gが析出した。この結晶を濾過により分
離し乾燥すると無色針状結晶が0.98g得られた。
この錯体の結晶0.98gを、約150℃に加熱すると、
p−キシレン0.17g(1.60ミリモル)が得られ
た。
キシレンの異性体混合物[m−キシレンとp−キ
シレンとのモル比(m−体:p−体)が、1:1
である]1.50g(14.2ミリモル)に、加熱して溶
解し、室温で3時間放置すると、ベンズピナコー
ル1分子とp−キシレン1分子とからなる錯体の
結晶3.0gが析出した。この結晶を濾過により分
離し乾燥すると無色針状結晶が0.98g得られた。
この錯体の結晶0.98gを、約150℃に加熱すると、
p−キシレン0.17g(1.60ミリモル)が得られ
た。
実施例 2
キシレンの異性体混合物中の『m−キシレンと
p−キシレンとのモル比(m−体:p−体)』が、
2:1である異性体混合物を使用したほかは、実
施例1と同様にして、p−キシレンを分離し回収
した。この実施例において、無色針状結晶の収量
は0.91gであり、またp−キシレンの収量は0.12
g(1.13ミリモル)であつた。
p−キシレンとのモル比(m−体:p−体)』が、
2:1である異性体混合物を使用したほかは、実
施例1と同様にして、p−キシレンを分離し回収
した。この実施例において、無色針状結晶の収量
は0.91gであり、またp−キシレンの収量は0.12
g(1.13ミリモル)であつた。
実施例 3
キシレンの異性体混合物中の『m−キシレンと
p−キシレンとのモル比(m−体:p−体)』が、
3:1である異性体混合物1.60g(15.1ミリモ
ル)を使用したほかは、実施例1と同様にして、
p−キシレンを分離し回収した。この実施例にお
いて、無色針状結晶の収量は0.91gであり、また
p−キシレンの収量は0.04g(0.38ミリモル)で
あつた。
p−キシレンとのモル比(m−体:p−体)』が、
3:1である異性体混合物1.60g(15.1ミリモ
ル)を使用したほかは、実施例1と同様にして、
p−キシレンを分離し回収した。この実施例にお
いて、無色針状結晶の収量は0.91gであり、また
p−キシレンの収量は0.04g(0.38ミリモル)で
あつた。
Claims (1)
- 1 キシレンの異性体混合物を、ベンズピナコー
ルと接触させ、p−キシレンとベンズピナコール
との錯体を生成させ析出させて、その錯体を分離
した後、その錯体を分解することを特徴とするm
−キシレンの分離法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24862484A JPS61129142A (ja) | 1984-11-27 | 1984-11-27 | p−キシレンの分離法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24862484A JPS61129142A (ja) | 1984-11-27 | 1984-11-27 | p−キシレンの分離法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61129142A JPS61129142A (ja) | 1986-06-17 |
| JPH0348893B2 true JPH0348893B2 (ja) | 1991-07-25 |
Family
ID=17180879
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24862484A Granted JPS61129142A (ja) | 1984-11-27 | 1984-11-27 | p−キシレンの分離法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61129142A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100916287B1 (ko) | 2007-12-26 | 2009-09-10 | 경희대학교 산학협력단 | 구아니디니움 오쏘-터페닐 4,4’―디술포네이트 숙주분자의 선택적 포접능을 이용한 자일렌 이성질체의분리방법 |
| KR100916286B1 (ko) | 2007-12-26 | 2009-09-10 | 경희대학교 산학협력단 | 구아니디니움 바이페닐 2,2’―디일디메탄 술포네이트 숙주분자의 포접능을 이용한 자일렌 이성질체의 선택적분리방법 |
| KR100914024B1 (ko) | 2008-06-12 | 2009-08-28 | 경희대학교 산학협력단 | 구아니디니움 4-클로로펜에틸 모노술포네이트 숙주 분자의선택적 포접능을 이용한 자일렌 혼합 용액으로부터파라-자일렌 이성질체의 분리방법 |
| KR100984798B1 (ko) | 2008-06-12 | 2010-10-04 | 경희대학교 산학협력단 | 구아니디니움 2-클로로펜에틸 모노술포네이트 숙주 분자의선택적 포접능을 이용한 자일렌 혼합 용액으로부터파라-자일렌 이성질체의 분리방법 |
-
1984
- 1984-11-27 JP JP24862484A patent/JPS61129142A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61129142A (ja) | 1986-06-17 |
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