JPH0349082Y2 - - Google Patents

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JPH0349082Y2
JPH0349082Y2 JP9182484U JP9182484U JPH0349082Y2 JP H0349082 Y2 JPH0349082 Y2 JP H0349082Y2 JP 9182484 U JP9182484 U JP 9182484U JP 9182484 U JP9182484 U JP 9182484U JP H0349082 Y2 JPH0349082 Y2 JP H0349082Y2
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flywheel
brake
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vehicle
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【考案の詳細な説明】 (1) 産業上の利用分野 この考案は車両用機械式アンチロツク装置のバ
イパス装置に関するものである。
(2) 従来技術 車軸と連動するアンチロツク装置のカム軸にフ
ライホイールを装着し、急減速時における車軸の
回転とフライホイールの回転の速度差を感知し
て、車輪ロツクまたは車輪ロツクに達する寸前の
危険な状態から脱出し得るようにした機械式アン
チロツク装置は従来公知である(例えば、特開昭
55−36186号公報参照)。
(3) 考案が解決しようとする問題点 上記のごとき装置を搭載した車両において、路
面摩擦係数の低い登坂路で急発進する場合、アク
セルを踏込んで車輪がスリツプした状態でアクセ
ルを離し急制動をかけると制動力が極端に低下
し、制動力が回復して停止するまでに車両がいく
らか後退することがある。
この現象は、車輪とブレーキ系の関係が急減速
時における車輪ロツクの状態と同じ状態になるた
めに、アンチロツク装置が作動しブレーキを一時
的に解放することが原因である。
そこで、この考案は上記のごとき状況における
制動力低下の問題を解消することを目的とするも
のである。
(4) 問題点を解決するための手段 上記の問題点を解決するために、この考案は、
機械式アンチロツク装置のブレーキ液の入口と出
口を短絡するバイパス路の途中に、ブレーキ液圧
の加圧方向に閉となる逆止弁とその逆止弁を開方
向に作動せしめる押圧部材を設け、車軸と連動す
る主軸に装着したランプ・エンド・ボール装置の
被駆動部材と上記押圧部材の間に摩擦クラツチ板
を介在した構成としたものである。
なお、この考案においてランプ・エンド・ボー
ル装置とは、主軸に固定された駆動部材、主軸の
まわりにルーズに挿入された被駆動部材および両
部材の間に介在されたボールとからなり、駆動部
材にボールが嵌入する半球状凹所を形成し、被駆
動部材にボールが嵌入する傾斜溝を形成したもの
をいう。
上記の傾斜溝は、最深部の終端壁から一方向に
次第に浅くなり、最浅部の終端壁に達するもので
あり、被駆動部材は最浅部と最深部の差分だけ軸
方向に移動する。
(5) 作用 上記の装置は、車両が前進している場合、これ
と連動する主軸が正転するので、ランプ・エン
ド・ボール装置は摩擦クラツチ板の滑りにより押
圧部材とは非拘束状態にある。したがつてラン
プ・エンド・ボール装置は主軸と共に回転し、バ
イパス路には何らの作用を及ぼさない。
車両が運転者の意思により、或いはその意思に
基づくことなく後退した場合、ランプ・エンド・
ボール装置の駆動部材は主軸と共に逆転するが、
被駆動部材は摩擦クラツチ板からの抵抗を受ける
ため、直ちに一体に逆転することはなく、ボール
が傾斜溝を浅い方へ移行し、その移行によつて被
駆動部材が軸方向に移動する。その結果これと一
体の押圧部材も移動してバイパス路の逆止弁を開
放する。
なお、ボールが傾斜溝の最浅部の終端壁に係合
すると、被駆動部材は摩擦クラツチの面で滑りを
生じ、駆動部材と一体に逆転する。
(6) 実施例 図面に示す実施例は、機械式アンチロツク装置
にこの考案のバイパス装置を一体に組込んだもの
であり、装置の主軸はアンチロツク装置のカム軸
1を利用し、またバイパス路2をアンチロツク装
置の本体3に構成した例を示している。
すなわち、本体3にバイパス路2の入口4およ
び出口5を形成するとともに、本体3の内部に弁
室6を設け、その弁室6に逆止弁7を組込んでい
る。この逆止弁7は、入口4から出口5の方向の
流れを阻止する方向に付勢され、通常の状態にお
いて弁孔8を片側から閉塞している。また、弁孔
8の反対側には押圧部材9の一構成部材である閉
塞解除ピン10が液密を保持してスライド可能に
挿入されている。
押圧部材9は上記のピン10と、これを支持す
る押圧板11と、押圧板11とから成り、本体1
に設けたガイドピン12により押圧板11をスラ
イド自在に案内すると共に、本体3と押圧板11
の間に介在したスプリング13により、常時は閉
塞解除ピン10が逆止弁7から離れる方向に付勢
されている。
上記のカム溝1には、ランプ・エンド・ボール
装置14が取付けられている。この装置14は、
カム軸1に固定された駆動部材15と、これに対
向し且つカム軸1にスライドおよび回転自在に挿
通された被駆動部材16、並びに両部材15,1
6間に介在されたボール17とからなるものであ
る。駆動部材14には、第2図に示すようにボー
ル17が嵌まる半球状の凹所18が形成され、被
駆動部材16にはボール17が嵌まる傾斜溝19
が形成されている。第2図において矢印aはカム
軸1の正転方向、同a′は逆転方向を示している
が、被駆動部材16の傾斜溝19は、正転方向の
終端壁20が最深部になつており、逆転方向の終
端壁21が最浅部になつている。
上記の被駆動部材16と前記の押圧板11との
間には摩擦クラツチ板22が介在されている。
いま、車両が前進しカム軸1が正転したとする
と、ランプ・エンド・ボール装置14の駆動部材
15と被駆動部材16がボール17を介して一体
化され、被駆動部材16が摩擦クラツチ板22と
の間で滑りを生じるので、両部材15,16は一
体に回転する。
また、車両が後退しカム軸1が逆転すると、駆
動部材15が逆転するが、被駆動部材16は摩擦
クラツチ板22による抵抗を受けるため逆転しな
い。その結果、ボール17が傾斜溝19の浅い方
向に移行するため、被駆動部材16が軸方向に移
動し、これと一体のクラツチ板22、押圧板1
1、閉塞解除ピン10がスプリング13の付勢力
に打勝つて移動する。その結果、ピン10が逆止
弁7を押し、その弁孔8を開放するので、バイパ
ス路2が形成され、マスタシリンダにおいて発生
されたブレーキ液圧は直ちにブレーキ回路に伝達
される。
以上述べたこの考案の実施例は、機械式アンチ
ロツク装置に組込まれたものであり、同装置のカ
ム軸1を共用できる便利さはあるが、この考案の
装置は必ずしもこのような装置に組込む必要はな
く、同装置から独立したものであつて差支えな
い。
なお、図示の機械式アンチロツク装置は従来公
知であるので、その内容については、以下この考
案の理解に必要な範囲で概説するにとどめる。
まず、第1図において、カム軸1には本体3内
部のカム室23において偏心カム24が取付けら
れており、またその先端にはレバー25を介して
フライホイール26、摩擦クラツチ板27および
ボール・エンド・ランプ装置28が装着され、上
記レバー25はピボツトピン29によつて支持さ
れるとともに、その一端をダンプ弁30の弁体3
1の一端に当接している。
上記のボール・エンド・ランプ装置28は駆動
部材32と被駆動部材33の取付け位置が前述の
ものと反対である以外、他の構造は同一であり、
カム軸1とフライホイール26の回転速度に差が
生じた場合にボール34が傾斜溝35(第3図)
を移行し、フライホイール26を本体3に接近す
る方向に移動せしめる。
なお、第1図の36は車軸、37はタイミング
ベルトを示す。
上記のダンプ弁30は、第4図に示すように、
ポンプピストン室38とエキスパンダピストン室
39との連通路40の間に介在され、通常は連通
路を遮断しているが車輪の急減速時には、上記ダ
ンプ弁30が作動して連通路40を開く。
第4図に示すように、本体3にはマスタシリン
ダに通じる入口41とブレーキ回路に通じる出口
42とが設けられている。この入口41と出口4
2が前述のバイパス路2によつて短絡される。
ポンプピストン室38はリザーバタンクとの接
続口43およびダンプ弁30と連通した第1室4
4と、ポンプピストン45自体のシール46,4
7によつて区分された第2室48および第3室4
9を有し、第2室48はエキスパンダピストン室
39に通じ、また第3室49は上記の入口41に
通じている。ポンプピストン45の内部には上記
の第1室44と第2室48に通じた通路50が形
成され、その途中に逆止弁51が設けられてい
る。またポンプピストン45の先端は、前述のカ
ム室23に臨んでいる。
マスタシリンダ液入口41ブレーキ回路への出
口42との間にはブレーキ液を遮断、開放するカ
ツトオフ弁53が設けられており、通常の状態で
はエキスパンダピストン52がスプリング54に
よつて付勢されているので、カツトオフ弁53は
開放されている。したがつて、マスタシリンダで
発生したブレーキ液圧はそのまゝブレーキ回路へ
供給される。
しかし、車両を急減速した場合、前述のフライ
ホイール26の移動によつてダンプ弁30が開放
されるので、エキスパンダピストン室39内部の
液圧が低下し、エキスパンダピストン52が作動
してカツトオフ弁53が遮断されるのでブレーキ
が開放される。
また、カツトオフ弁53の遮断により、ポンプ
ピストン第2室48に作用する液圧とポンプピス
トン45の一端に作用する液圧とのバランスが崩
れ、ポンプピストン45の先端が偏心カム24に
当接するため、ポンプピストン45が偏心カム2
4の回転に従つて往復運動する。
一方、ブレーキの開放によりカム軸1の回転速
度が増大し、やがてランプ・エンド・ボール装置
28の作用によりフライホイール26が元の位置
に戻り、再びダンプ弁30が閉じられる。ダンプ
弁30が閉じ、かつ前記のようにポンプピストン
45が往復運動すると、ポンプピストン45はカ
ム室23側へ移動する際に逆止弁51を開放して
リザーバタンクから液を吸込み、カム室23から
抜け出す方向に移動する際に逆止弁51を閉じて
エキスパンダピストン室39の液圧を上昇せし
め、エキスパンダピストン52を押し戻す。その
結果、ブレーキ回路の液圧も上昇し、一定以上の
ブレーキ液圧に達すると、再び上述のアンチロツ
ク作動が繰返され、以後同様の作動を繰返して車
両の速度を次第に低減させる。
なお、ブレーキペダルを開放すると、エキスパ
ンダピストン52はスプリング54の力で元の位
置に押し戻され、このときカツトオフ弁53を開
放し、次のブレーキ操作に備える。
(7) 効果 この考案は、上述のごとき機械式アンチロツク
装置に付設されるバイパス装置であるから、車両
が後退する場合はバイパス路を開放してアンチロ
ツク機能を喪失せしめることができ、これにより
後退時の制動力を確保できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の断面図、第2図および第3図
はランプ・エンド・ボール装置の部分断面図、第
4図は第1図の装置の他の位置における断面図で
ある。 1……カム軸、2……バイパス路、3……本
体、4……入口、5……出口、6……弁室、7…
…逆止弁、8……弁孔、9……押圧部材、14…
…ランプ・エンド・ボール装置、15……駆動部
材、16……被駆動部材、17……ボール、18
……凹所、19……傾斜溝、20,21……終端
壁、22……摩擦クラツチ板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車両のマスタシリンダに通じた入口と、車両ブ
    レーキに通じた出口を有し、車軸と連動する回転
    部材にランプ・エンド・ボール装置及び摩擦クラ
    ツチを介してフライホイールを取付け、上記回転
    部材の速度が上記フライホイールの速度を下回つ
    た際に上記入口と出口間の通過を遮断して車両ブ
    レーキのブレーキ液圧を減圧せしめ、逆に上記回
    転部材の速度が上記フライホイールの速度を上回
    つた際に車輪ブレーキのブレーキ液圧を再加圧せ
    しめる液圧制御手段を有する機械式アンチロツク
    装置において、上記の入口と出口とを短絡するバ
    イパス路の途中にブレーキ液圧の加圧方向に閉と
    なる逆止弁とその逆止弁を開方向に作動せしめる
    押圧部材を設け、車軸と連動する主軸に装着した
    ランプ・エンド・ボール装置の被駆動部材と上記
    押圧部材の間に摩擦クラツチ板を介在してなる機
    械式アンチロツク装置のバイパス装置。
JP9182484U 1984-06-18 1984-06-18 機械式アンチロツク装置のバイパス装置 Granted JPS616459U (ja)

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JP9182484U JPS616459U (ja) 1984-06-18 1984-06-18 機械式アンチロツク装置のバイパス装置

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JP9182484U JPS616459U (ja) 1984-06-18 1984-06-18 機械式アンチロツク装置のバイパス装置

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Publication Number Publication Date
JPS616459U JPS616459U (ja) 1986-01-16
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