JPH0349944A - アルミニウム製熱交換器およびその製法 - Google Patents

アルミニウム製熱交換器およびその製法

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JPH0349944A
JPH0349944A JP1184329A JP18432989A JPH0349944A JP H0349944 A JPH0349944 A JP H0349944A JP 1184329 A JP1184329 A JP 1184329A JP 18432989 A JP18432989 A JP 18432989A JP H0349944 A JPH0349944 A JP H0349944A
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aluminum
heat exchanger
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film
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Hiroyoshi Mizuno
水野 博好
Masayoshi Nishikawa
西川 正義
Noriaki Kishi
典明 岸
Hideaki Kaneko
金子 秀昭
Ryosuke Sako
良輔 迫
Naomasa Shimotomai
下斗米 尚昌
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Nihon Parkerizing Co Ltd
Denso Corp
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SANAI SEKIYU KK
Nihon Parkerizing Co Ltd
NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はアルミニウム(本発明で言うアルミニウムとは
アルミニウム合金を含む)調熱交換器およびその製法に
関するもので、冷凍サイクルの蒸発器、例えばカーエア
コン用蒸発器に用いて好適なものである。
〔従来の技術〕
従来より蒸発器においては、冷却効果を向上させるため
に、冷却部の面積をできるだけ大きくとるように設計さ
れており、しがも小型化を図るため、フィンの間隙を極
めて狭くしている。そのため、大気中の水分がフィン間
隙に凝集する。そして、フィン間隙に水滴が溜まると腐
食による白錆が発生する。
また、蒸発器に凝縮水が付着するたび、高湿度状態にな
っており、かつ蒸発器の形状が複雑となっているため、
空気中の埃がフィン間隙に付着しやすくなっている。そ
のため、黴がフィン間隙に発生し、この黴によって不快
臭が発生する。
そこで、これらの問題に対処すべく特開昭61−250
495号公報に示されるような熱交換器が提案されてい
る。
コレハアルミニウム製熱交換器を形成するアルミニウム
母材の金属表面上に耐蝕性を付与するクロム酸、リン酸
等の化成処理を施して、化成皮膜を形成し、そして、こ
の化成皮膜上に親水性(水濡れ性)を付与する樹脂皮膜
を形成する。この樹脂皮膜は分子中に多数のアミノ基を
有する高分子材料から成る。
これによって、アルミニウム母材の金属表面に生じる腐
食を防止し、凝縮水が付着することを防止し、そして、
凝縮水の付着による黴の発生を防止して゛いる。
また、必要に応じて、樹脂皮膜に黴の発生を防止するた
めに防黴剤を添加したり、黴の臭いを消すために消臭剤
を添加したりして、使用者に不快感を与えないようにし
ていた。
〔発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述した分子中に多数のアミノ基を有し
、高分子材料から成る樹脂皮膜は長期の使用には耐え難
いという問題がある。以下、説明する。
本発明者らが種々の実験を行い、その結果を検討したと
ころによると樹脂皮膜はただ単に化成皮膜上に物理的に
結合されているだけであり、化成皮膜とは強固には結合
されていないということがわかった。つまり、蒸発器の
使用2〜3年後には樹脂皮膜が剥離してしまい、微粉末
として飛散する。そのため、この微粉末が使用者の嗅覚
を刺激し、使用者に不快感をあたえるという問題があっ
た。また、不快な臭いはただ単にこの微粉末の飛散だけ
によるものではなく、黴の発生にもよるため従来では黴
の発生および不快臭を防止するため、樹脂皮膜に防黴剤
あるいは消臭剤を添加しているが、上述したように上記
樹脂皮膜は長期の使用には耐え難いため、樹脂皮膜と一
緒に防黴剤あるいは消臭剤も剥離してしまい、実用上は
とんど効果がないのが現状であった。
ここで、さらに本発明者らは不快な臭いは黴の発生だけ
ではなく細菌、酵母の繁殖による影響が極めて大きいと
いうことを初めて見出した。つまり、従来、微粉末以外
の臭いの発生は主に黴が原因だということは知られてい
たが、細菌、酵母の酸化分解反応により不快な臭いが発
生するということは知られていなかった。以下、細菌、
黴及び酵母を微生物と称する。
本発明は上記問題点に着目し、耐蝕性を保持すると共に
、微生物の繁殖を長期間にわたって抑制することのでき
るアルミニウム熱交換器およびその製法を提供すること
を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
アルミニウムからなるチューブ及びフィンを形成するア
ルミニウム母材の金属表面に金属成分を有する化成皮膜
よりなる第1保iINを形成し、そして、チューブもし
くはフィンのうち少なくともフィンを形成するアルミニ
ウム母材の金属表面に形成された第1保護層上に金属成
分と化学的結合して析出する防菌防微剤の皮膜で形成さ
れた第2保護層を形成するという技術的手段を採用する
防菌防微剤は2.2′ジチオビス(ピリジン−1−オキ
サイド)を用いることが望ましい。
また、製造方法として、アルミニウムで形成されたチュ
ーブおよびフィンを一体に組立て、熱交換器を形成し、
次に一体に組立られた熱交換器を化成処理剤の水溶液に
浸漬して、チューブおよびフィンのアルミニウム母材の
金属表面に化成処理剤を含有する第1保護層を形成し、
そして、この第1保護層を形成した熱交換器を防菌防微
剤のナイロン水溶液に浸漬して、チューブもしくはフィ
ンのうち少なくともフィンを形成するアルミニウム母材
の金属表面に形成された第1保護層上にに防菌防微剤皮
膜で形成された第2保護層を化学的結合させて析出させ
る。
防菌防微剤の水溶液への添加量は0.2重量%〜1.0
重置%とするのが望ましい。
〔作用] 本発明に用いることのできる化成処理方法は、アルミニ
ウムの表面処理方法として代表的なアルカリ−クロム酸
塩法、りん酸クロム酸塩法、りん酸亜鉛法並びに最近一
部で採用されているクロムを含有しない皮膜化成法とし
て、チタン・ジルコンのりん酸塩皮膜化成処理並びにク
ロム酸を含有する樹脂皮膜処理法などである。
本発明は、種々のアルミニウム製熱交換器に適用可能な
ものであるが、特に自動車搭載用としての熱交換器は風
量が大きく、かつ小型化並びに軽量化、熱交換効率に要
求されている品質が厳しく、また、使用される環境も厳
しい。従って、耐食性能の優れた皮膜を形成し、かつ複
雑な形状をした熱交換器の内部までできるだけ均一な処
理を行うことができる方法が要求されているため、主と
してクロム酸を含有する皮膜形成法が最も適している。
上記化成皮膜(第1保護層)をアルミニウム製熱交換器
に施した後、チューブもしくはフィンのうち少なくとも
フィンを形成するアルミニウム母材上に形成された化成
皮膜上に防菌防微剤皮膜(第2保護層)を形成する。
本発明に用いることのできる防菌防微剤は熱交換器に繁
殖する微生物(細菌、黴、酵母)に効果があり、かつ酸
性溶液、好ましくは水素イオン濃度指数(pH)を3〜
6にりん酸によって調整した水溶液に溶解する防菌防微
剤で、これを含有するナイロン水溶液中に熱交換器を浸
漬した後、乾燥させることによって水に溶解し難い防菌
防微剤を含む皮膜を形成させる。
また、この防菌防微剤は、化成皮膜と強固に結合させる
ため、酸性溶液で均一に溶解するもので、多価金属イオ
ンによって防菌防微剤が不溶化し、析出する性質を有す
るものから選択しなければならない。さらに、被処理物
のアルミニウム製熱交換器の形状は、一般に複雑である
ため、被処理物は強制乾燥(温度180°C1時間30
分程度)によって処理される。従って、本発明に用いる
ことのできる防菌防微剤は耐熱性(220°C程度)の
あるものから選択しなければならない。
これらのうち、一部に該当する薬剤はあるが、全ての条
件を満たすものは少なく、−例を挙げると2,2゛ジチ
オビス(ピリジン−1−オキサイド)である。
この防菌防微剤を0.2重量%〜1.Oit量%の割合
で含有するナイロン水溶液中に化成皮膜処理を施したア
ルミニウム製熱交換器を浸漬する。浸漬することによっ
て、化成皮膜の一部が溶解し、その界面においてpHは
上昇(+)H3→pH7)する。そのため、防菌防微剤
は水溶液中に溶解することができなくなり、化成皮膜上
に析出する。すなわち、防菌防微剤は化成皮膜と化学的
に反応し、その界面にて不溶性塩を形成する。
その後に乾燥してもよいが、乾燥前に水洗することによ
り、未反応物余剰皮膜成分を除去することができ、溜り
のないより均一な皮膜が得られる。
また、該防菌防微剤は耐熱性を有しており、強制乾燥に
よっても効果の低下が少ないため、乾燥によって皮膜形
成成分に含まれる低分子を除去することができ、不純物
による異臭のない皮膜を形成することができる。
さらに、防菌防微剤を陽イオン性を呈する有機高分子と
四価金属イオンを含む処理液に添加することによって、
防菌防微剤と共に四価金属イオンを含む有機高分子を析
出させ、親水性を有し、かつ異臭を抑制できる皮膜を形
成することができる。
本発明に用いることのできる陽イオン性を呈する有機高
分子は、分子中に多数のアミノ基(−NR。
RはH,OHもしくはアルキル基)を有する高分子樹脂
を主体としたものである。
〔発明の効果〕
以上水したように本発明では、アルミニウム母材の金属
表面に第1保護層を形成することにより、耐食性を保持
することができる。従って−、アルミニウム母材の腐食
を防止することができる。
また、アルミニウム母材の金属表面と第1保護層、及び
第1保護層と第2保護層とを強固に結合させることがで
きるため、防菌防黴性を長期間にわたって良好に保持す
ることができる。従って、熱交換器に発生する微生物の
繁殖を長期間にわたって抑制することができるため、微
生物による不快な臭いの発生を低減することができ、実
用上極めて有効である。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
第1図は本発明熱交換器の一例を示すものであって、カ
ーエアコン用蒸発器に本発明を適用したものであり、図
中、1は押出し形成されたアルミニウム族の偏平多穴チ
ューブで、押出し成形後に蛇行状に曲げ加工されており
、その材質はAl050、A3003、又はこれらにC
u、Mn、Fe等を微量添加したものを使用する。
2は波形状に曲げ加工されたアルミニウム族のコルゲー
トフィンでA1050.A3003、又はこれらにSn
、Zn等を微量添加したものを使用する。
チューブ1とフィン2をろう付けするために、フィン2
の両面には一般にA4004.A4343等のろう材が
クラッドされている。しかし、フィン2の材質として、
ろう材をクラッドしていないアルミニウムベア材を用い
、そしてろう材をチューブ1の表面に被覆するようにし
てもよい。2aは最外部のフィン2に接合された端板で
ある。
3はチューブ1の冷媒入口側の端部に接合された冷媒分
配バイブ、4はチューブ1の冷媒出口側の端部に接合さ
れた冷媒集合パイプ、5は冷媒分配バイブ3に冷媒を導
入する入口バイブ、6は冷媒集合パイプ4から冷媒を導
入する出口バイブであり、これらの部品、端板2a、冷
媒分配バイブ3、冷媒集合パイプ4、入口バイブ5、出
口バイブ6もすべてアルミニウム族である。
第1図に示すアルミニウム製熱交換器は、−iにサーペ
ンタイン型と称されるものであって、第1図の状態に組
立てられた後、真空ろう付け、雰囲気ろう付けなどのろ
う付は法によって、一体にろう付けされる。なお、第2
図はチューブ1とフィン2のろう付は状態を示すもので
、10はろう材集合物(フィレット)を示す。
そして、ろう付は後の熱交換器組立体を水洗等の洗浄工
程に通して、熱交換器表面を清浄にする。
次に、熱交換器組立て体の表面に皮膜を形成するための
表面処理を施す。
これは、第3図に示すようにろう材がクラッドされてい
ないチューブ1を形成するアルミニウム母材7の金属表
面に化成皮膜8が形成され、この化成皮膜8上に防菌防
微剤皮膜9が形成されている。
また、第4図に示すようにフィン2表面にろう材をクラ
ッドした場合、フィン2表面にはアルミニウムとろう材
中のシリコンの共晶体11が形成されている。また、ア
ルミニウム母材7及びアルミニウムとろう材中のシリコ
ンの共晶体11上には化成皮膜8が形成され、この化成
皮膜8上には防菌防微剤皮膜9が形成されている。
この表面処理については以下実施例ごとに具体的に記載
する。
(実施例1) アルミニウム用クロム酸クロメート化成処理剤(登録商
標アルクロム20M、日本パー力ライジング@)12g
/i!、の割合で水に希釈し、この水溶液を50″Cに
維持する。そして、この50°Cに維持した水溶液中に
、前述の洗浄工程により、あらかじめ清浄にした熱交換
器組立て体を約2分間浸漬して、クロム付着量として約
100■/ボのクロム酸クロメート化成皮膜を形成し、
次いで熱交換器組立て体を水洗し、洗浄する。
しかる後、2,2′ジチオビス(ピリジン−1−オキサ
イド)を0.5重量%添加したナイロン水溶液をりん酸
でpH3,0に調整し、この水溶液を30°Cに維持す
る。そして、この浴温30°Cの処理液に熱交換器を0
.5分浸漬した後、熱風乾燥炉で温度を180°Cとし
、30分間の乾燥工程を行うことによって、上記クロメ
ート化成皮膜上に防菌防微剤を析出させた。防菌防微剤
の付着量を測定した結果、75■/rdの付着量であっ
た。
尚、防菌防微剤の添加量は、0.2〜1.0重量%が望
ましい。これは第5図に示すように、溶解性(図中Aで
示し、水溶液中に溶解する防菌防微剤の溶解率を示す。
溶解性=(溶解量)/添加量)xlOO(%))を見て
みると、防菌防微剤の添加量が0.2〜1.0重量%の
とき100%となっており、また、生菌数(図中Bで示
す。尚、この生菌数とは細菌の数を示したものであり、
黴、酵母については同様の傾向を示すため省略する。)
を見てみると、菌によって不快な臭いと感じないために
は菌の数は104 (個/ a+l )以下が良いとい
うことがわかっており、その時の防菌防微剤の添加量は
0.15〜1.0重量%となっているからである。また
、防菌防微剤の添加量としては1.0重量%を越えると
沈殿を生じ、熱交換器の外観不良の原因になったり、工
程管理上、不具合(ろ過フィルタのつまり、あるいは清
掃頻度の増加)を生じる。そして、防菌防微剤の有効成
分の沈殿はコスト面でも不合理となる。
その後、この無菌水中に処理品(熱交換器)を浸漬させ
たままの状態で、水道水を流しながら1週間浸漬する(
以下、流水浸漬テストと称する)。
これは、自動車の走行で6万り程度であり、−膜内に5
〜6年経過した後のアルミニウム製熱交換器を実験的に
示したものである。この後、熱交換器の表面に付着して
いる防菌防微剤の付着量を測定した結果、25■/ボの
防菌防微剤が表面に残存していた。
次に、上記表面処理を施したアルミニウム熱交換器に微
生物を付着させ、その結果を測定する。
用いる微生物は使用後回収したエバポレータに成育して
いたものである。以下にその微生物を示す。
細菌類: Bacillus 5ubtilis、 P
seudomonas aeru−ginosa、  
Ac1netobacter  sp、、  Ente
robacter  Sp、+^1caligenes
 sp、、 Escherichia coli。
カビ類: Aspergillus niger、 A
lternalia Sp、+Penicillium
、 citrinum、 Cladosporium 
sp。
八ureobasidium  sp、、  Peni
cillium  sp、、  Aspergi−fl
us  sp、。
酵母: Saccharomyces sp、、 Ph
odotol−ura sp。
これらの微生物を培養液に懸濁して微生物数が所定の量
(細菌・酵母=107個/lo 12以上、カビ=10
6個/ m 1以上)になるように調整した後、上記処
理を施したアルミニウム製熱交換器の全面に吹付塗布す
る。その後、アルミニウム製熱交換器をデシケータ内で
28±2 ’Cで10日間培養する。そして、培養後に
微生物数の計測(生菌数計測)と官能評価により効果を
確認した。
以下、操作方法を示す。
■微生物数の計測(生菌数計測) 試験(培養後)後のエバポレータを無菌水中に入れ、付
着している微生物を無菌水に移行させる。
この水を1a+42取り、1mA当りの微生物数をブラ
ンク(防菌防黴処理を行っていないエバポレータ)との
対比を行い、微生物の減少効果を求めた。
■官能評価 上記熱交換器を通って出てくる臭気についてパネラ10
名による官能評価を実施した。評価基準を以下に示す。
また、親水性をゴニオ式接触角測定器を用いて測定し、
耐食性能をJISZ−2371に基づく塩水噴m試験に
て評価した。
以上示した処理とこの処理を施したアルミニウム製熱交
換器について行った試験、評価結果を表1に示す。
本発明の表面処理では、流水テスト後、防菌防微剤の付
着量は25■/ボであった。また、細菌、カビ、酵母の
数をそれぞれ3.2X10”個ml。
7、2 X 10個/ml、6.5X10”個/va 
lと低く抑えることができている。従って、本発明では
微生物の繁殖を抑制し、微生物の酸化分解による不快臭
の発生を長期にわたって抑制することができる。
(実施例2) 実施例1と同様にして、クロム酸クロメート化成皮膜を
形成し、防菌防微剤を析出させた後、水洗し洗浄した後
、実施例1と同様の条件で乾燥した。この熱交換器につ
いて、防菌防微剤の付着量を測定した結果、実施例1よ
り少ない付着量であったが、10■/ボであった。更に
流水浸漬テスト後も5■/rrf残存した。
本処理を施したアルミニウム製熱交換器の性能確認を実
施例1と同様の方法で行った結果を表1に示す0表1に
示すように、微生物の繁殖を抑制し、不快臭の発生を抑
制することができる。
(実施例3,4) 実施例2と同様の方法で第2保護層処理の浸漬時間を実
施例3では1分、実施例4では3分とした。
本処理を施したアルミニウム製熱交換器の性能確認を実
施例1と同様の方法で行った結果を表1に示す。表1に
示すように、防菌防微剤の付着量は時間と共に増加して
いる。このことから、防菌防微剤は第1層の化成皮膜上
で、不溶性物質として析出していると考えられる。
(実施例5) アルミニウム用りん酸クロメート皮膜処1剤(登録商標
アルクロム701、日本パーカライジング■)AB剤2
4g/fSAC剤1.3g/lの割合で水に希釈し、こ
の溶液を45°Cに維持し、実施例1で用いたと同じ熱
交換器を約90秒間浸漬する。クロム付着量は約120
■/ボで、このりん酸クロメート皮膜を形成した後、水
洗する。
更に、実施例3で用いた防菌防微剤処理を同様に行い、
りん酸クロメート上に防菌防微剤を析出させた。本処理
を施したアルミニウム製熱交換器の性能確認を実施例1
と同様の方法で行った結果を表1に示す。表1に示すよ
うに、防菌防微剤の付着量は実施例3の場合とほぼ同等
であった。
(実施例6) 実施例1と同様にして、クロム酸クロメート皮膜を形成
した後、水溶性ポリアミド、ジルコン錯塩を含む水溶液
に2,2′ジチオビス(ピリジン−1−オキサイド)を
0.5重量%添加した処理液に熱交換器組立体を浸漬す
る。この後に、実施例1と同様の条件で乾燥し、クロメ
ート化成皮膜上に防菌防微剤とポリアミド樹脂を同時析
出させた。
本処理を施したアルミニウム製熱交換器の性能確認を実
施例1と同様の方法で行った結果を表1に示す。
表1に示すように、防菌防黴性については実施例1と同
等の効果が得られた。
さらに、親水性を向上させることができた。
(比較例1) 実施例1で用いたものと同じ熱交換器を、耐食性化成皮
膜を施すことなく、実施例1で用いた防菌防微剤を用い
、実施例1の方法によって処理を行った結果、表1に示
すように防菌防微剤の付着量は70■/rl(認められ
たが、流水浸漬テスト後は、防菌防微剤の付着は認めら
れず、完全に流去していた。
(比較例2) 比較例1と同様の条件で防菌防微剤皮膜の処理を施した
後、水洗した結果、表1に示すように防菌防微剤は全て
流去し、防菌防微剤の付着は認められなかった。
(比較例3) 2.2゛ジチオビス(ピリジン−1−オキサイド)を0
.5重量%程度添加した水溶液を、pus、。
に調整し、この水溶液を用いて実施例1に順次防菌防微
剤の処理を行った結果、表1に示すように防菌防微剤の
付着量は不均一であった。また、実施例1に比較して流
水テスト後の防菌防微剤は比較的残っていたが、微生物
の数は多かった。尚、防菌防微剤はアルカリ水溶液には
溶けにくく、均一に分散し難いということがわかった。
(比較例4) 比較例3と同様の被処理物、処理液を用いて防菌防微剤
処理液に1分間浸漬した後、水洗した結果、表1に示す
ように防菌防微剤の付着量は、実施例3に比べ少なかっ
た。
(比較例5) 実施例1と同様にしで、クロム酸クロメート化成皮膜を
形成した後、防菌防微剤であるチアベンダゾール(TB
Z)0.5重量%を分散した水溶液中に1分間浸漬し、
この後、水洗せず、実施例1と同様の条件で乾燥した。
尚、防菌防微剤0.5重量%を含む水溶液はpH7,0
で、静止放置すると防菌防微剤は液と分離して浮上した
。本処理を施した熱交換器を実施例1と同様の試験、評
価を行った結果、表1に示すように、微生物が熱交換器
上に不均一に繁殖し、不快な臭いを発生した。
(比較例6) 比較例5と同様のクロメート皮膜を施した熱交換器を比
較例5で用いたTBZ分散液に1分間浸漬した後、更に
水洗した結果、表1に示すようにTBZの存在は認めら
れなかった。
(比較例7) これは従来技術(特開昭61−250495号公報)に
相当するものであり、アルミニウム製熱交換器のアルミ
ニウム母材の金属表面上にクロム酸クロメート化成皮膜
形成後、水溶性ポリアミドとジルコン錯塩を含む水溶液
(pH3,0)に1分間浸漬する。この後、180℃の
温度にて30分乾燥させる。本処理を施したアルミニウ
ム製熱交換器の性能確認を実施例1と同様の方法で行っ
た結果を表1に示す。表1に示すように、この熱交換器
の防菌防微剤の付着量を測定したところ、防菌防微剤の
存在は認められなかった。
上記処理を施した熱交換器の防菌防黴性を測定したとこ
ろ、微生物数は本発明に比べ非常に多く、官能評価にお
いても不快な臭いを発生している。
従って、従来技術では、化成皮膜上に形成された樹脂皮
膜は経年(5〜6年)によって剥離してしまい、長期の
使用には耐えることができず、微生物が繁殖し、不快な
臭いが発生するということが、この試験、検討によりわ
かった。
(以下余白)
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用するカーエアコン用蒸発器の斜視
図、第2図は第1図の要部拡大図、第3図は第2図に示
すチューブ1の表面部の拡大断面図、第4図は第2図に
示すフィン2の表面部の拡大断面図、第5図は防菌防微
剤と溶解性との関係及び防菌防微剤と生菌(細菌)数と
の関係を示す特性図である。 1・・・チューブ、2・・・フィン、8・・・化成皮膜
(第1保護層)、9・・・防菌防微剤皮膜(第2保護層
)。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)内部を被熱交換流体が流れ、アルミニウムで形成
    された複数のチューブと、 このチューブ間に設けられ、被熱交換流体と空気との熱
    交換率を促進させ、アルミニウムで形成されたフィンと
    、 前記チューブおよび前記フィンを形成するアルミニウム
    母材の金属表面に形成され、金属成分を含有する化成皮
    膜で形成された第1保護層と、前記チューブもしくは前
    記フィンのうち少なくとも前記フィンを形成するアルミ
    ニウム母材の金属表面に形成された第1保護層上に形成
    され、前記化成皮膜の金属成分と化学的結合して析出す
    る防菌防微剤の皮膜で形成された第2保護層と、を備え
    ることを特徴とするアルミニウム製熱交換器。
  2. (2)前記防菌防微剤は2,2’ジチオビス(ピリジン
    −1−オキサイド)であることを特徴とする請求項(1
    )記載のアルミニウム製熱交換器。
  3. (3)アルミニウムで形成されたチューブおよびフィン
    を一体に組立て、熱交換器を形成する工程と、この一体
    に組立てられた熱交換器を化成処理剤の水溶液に浸漬し
    て、前記チューブおよび前記フィンのアルミニウム母材
    の金属表面に化成皮膜の第1保護層を形成する工程と、 この第1保護層を形成した熱交換器を防菌防微剤のナイ
    ロン水溶液に浸漬して、前記チューブもしくは前記フィ
    ンのうち少なくとも前記フィンを形成するアルミニウム
    母材の金属表面に形成された第1保護層上に前記防菌防
    微剤皮膜の第2保護層を化学的結合させて析出させる工
    程と、 を備えることを特徴とするアルミニウム製熱交換器の製
    造方法。
  4. (4)前記防菌防微剤のナイロン水溶液への添加量を0
    .2重量%〜1.0重量%とすることを特徴とする請求
    項(3)記載のアルミニウム製熱交換器の製造方法。
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