JPH0350979Y2 - - Google Patents

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JPH0350979Y2
JPH0350979Y2 JP1983106534U JP10653483U JPH0350979Y2 JP H0350979 Y2 JPH0350979 Y2 JP H0350979Y2 JP 1983106534 U JP1983106534 U JP 1983106534U JP 10653483 U JP10653483 U JP 10653483U JP H0350979 Y2 JPH0350979 Y2 JP H0350979Y2
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resin
weight
talc
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container
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、耐水性,耐薬品性が良好であつて、
易焼却性の液体試料用容器に関する。 各種の化学実験,水質試験などにおける液体試
料用容器としては従来よりガラス製ビーカーが最
も一般的に用いられている。また、病院等におい
ても検尿などの目的で各種液体試験を採取するた
めの容器が使用されている。 近年、これらに用いられる容器類として、洗浄
を合理化するために、使い捨て容器として紙製,
合成樹脂製あるいは紙と合成樹脂からなる積層物
製のものが多く用いられている。しかしながら、
紙製コツプは軽量で焼却性にすぐれているが、耐
水性に劣るため液体試料用容器としてはほとんど
使用されていない。そこで、紙に合成樹脂をコー
テイングもしくはラミネートした積層物が紙に代
る容器素材として提案された。この積層物により
耐水性はある程度改善されるが、積層体の製造工
程のほか紙製容器の場合と同じく容器の製造にあ
たり接着工程を要するため、生産性が低い上に接
着部分を有するため、安全性の面でも問題があつ
た。 このため、ポリスチレン,ポリオレフインなど
の合成樹脂製の容器が広く用いられている。しか
し、これらの合成樹脂製の容器は加工性,軽量
性,衛生性などに優れているが、廃棄焼却に際し
て燃焼カロリーが紙に比べて大幅に高く、焼却炉
の炉壁を傷めたり、溶融固化を生じるなどの欠点
がある。また、表面が滑らかなため採取試料名な
どを鉛筆書きすることができず、さらに軽量のた
め安定性に欠けると共に強度,剛性,耐溶剤性,
耐熱性等も十分でなく、使用分野が大きく制限さ
れている。 そこで、本考案者らは燃焼カロリーが低く、耐
水性,耐薬品性,耐熱性,強度等が良好であつ
て、表面に鉛筆書きが可能で、かつ安定感のある
液体試料用の容器を開発すべく鋭意研究した結
果、特定の材料を用いて得られる容器が目的を満
足するものであるという知見を得、本考案を完成
した。 すなわち本考案は、ポリプロプレン系樹脂とポ
リエチレン系樹脂との混合物からなり、かつ、そ
の混合比が、ポリプロピレン系樹脂:ポリエチレ
ン系樹脂=7:3〜3:7(重量比)であるポリ
オレフイン系樹脂に対し、平均粒径5〜30μのタ
ルクを組成物全体の20〜70重量%および酸化チタ
ンを組成物全体の1〜10重量%の割合で配合せし
めてなるポリオレフイン系樹脂材料よりなる液体
試料用容器である。 本考案におけるポリオレフイン系樹脂は、上記
の如く、ポリプロプレン系樹脂とポリエチレン系
樹脂との混合物からなるものである。 ここでポリプロピレン系樹脂としては、プロピ
レンのホモポリマーやプロピレンと30重量%以下
のエチレンなど他のα−オレフインとのブロツク
コポリマーやランダムコポリマーなど、さらには
これらの混合物などがある。また、このポリプロ
ピレン系樹脂のメルトインデツクスは、一般に
0.1〜5g/10分、好ましくは0.2〜3g/10分、
より好ましくは0.3〜1.5g/10分のものである。
この場合において、メルトインデツクスが5g/
10分を越えるものでは、シートの溶融強度が小さ
く、逆に0.1g/10分未満のものでは流動性が悪
く、タルクとの均一混練性が充分でなく、共に熱
成形などの二次成形性が困難となる。 一方、ポリエチレン系樹脂についても様々なも
のがあり、例えば高密度ポリエチレン,中密度ポ
リエチレン,低密度ポリエチレンなどがあげら
れ、エチレンのホモポリマーのほか、エチレンと
30重量%以下の他のα−オレフイン(プロピレン
など)とのランダムあるいはブロツクコポリマー
がある。ここで高密度ポリエチレンとしては密度
0.940〜0・970g/cm3のもの、中・低密度ポリエ
チレンとしては高圧法ポリエチレンや中・低圧法
で得られるエチレンとプロピレン,ブテン−1,
4−メチルペンテン−1,オクテン−1など炭素
数3〜12のα−オレフインとのコポリマー、いわ
ゆる直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)があ
る。また、このポリエチレン系樹脂のメルトイン
デツクスは、通常は0.02〜10.0g/10分、好まし
くは0.03〜5.0g/10分、より好ましくは0.04〜
2.0g/10分である。このポリエチレン系樹脂の
メルトインデツクスが上記範囲外であると、溶融
混練シート成形性,熱成形などの二次成形性の点
で好ましくない。 本考案においては、軽量の深物容器を真空成形
や圧空成形などの二次成形により連続多量生産を
行なうために、上述のようにポリプロピレン系樹
脂とポリエチレン系樹脂の混合物を用いている。
この混合物におけるポリプロピレン系樹脂とポリ
エチレン系樹脂の混合比は、前者:後者=7:3
〜3:7(重量比)とされる。 次に、本考案におけるタルクは、その種類など
について特に制限されないが、平均粒径が5〜
30μ、好ましくは10〜20μの含水ケイ酸マグネシ
ウムであり、その組成はSiO250〜65%、MgO25
〜40%および他の成分よりなると共に灼熱減量1
%以下のものである。このタルクの配合割合は組
成物全体の20〜70重量%、好ましくは30〜60重量
%の範囲で定める。タルクの配合量が多すぎると
剛性,焼却性は向上するが、溶融混練やシート成
形性さらには熱成形などの二次成形性が低下す
る。 また、タルクとしては前述したように種々のも
のを使用することが可能であり、例えば高度に精
製されたもの、あるいは酸処理されて不純物など
を除去したものを用いることもできる。なお、こ
のタルクは特に表面処理などの付加的手段は必要
としない。 さらに本考案においては酸化チタンを用いる。
ここで酸化チタンは、通常二酸化チタン(TiO2
を指称するが、これに少量の一酸化チタン
(TiO)や三酸化二チタン(Ti2O3)の混入した
ものを用いても差支えない。また、この酸化チタ
ンの形状等については特に制限はないが、一般に
平均粒子径0.05〜2μ、好ましくは0.1〜1μ程度の
粒状,粉末状などである。この酸化チタンを加え
る場合、その配合割合はたとえば組成物から厚さ
1mmのシートを成形した場合、このシートの全光
線透過率が3%以下、特に2%以下になるように
割合を目安とすることが好ましく、具体的には、
組成物全体の1〜10液体試料用容器が適当であ
る。 本考案の液体試料用容器は上記ポリオレフイン
系樹脂,タルクおよび酸化チタンの3成分を素材
とするが、必要により顔料、不飽和カルボン酸ま
たはその誘導体で変性したポリオレフインなどの
樹脂,ゴム,常用の添加剤等を配合することがで
きる。 上記のポリオレフイン系樹脂,タルク,酸化チ
タンおよび所望成分を通常の混練法、すなわちロ
ール,バンバリーミキサー,一軸押出機,多軸押
出機などで十分混練後、カレンダー法,T−ダイ
法などによつてシートに成形する。 次に、このようにして得られたポリオレフイン
系樹脂シートを真空成形,圧空成形などの二次熱
成形によつて液体試料用容器を成形する。この成
形法の採用により、一度に多数個取りができ、成
形サイクルも短かく、連続的に多量生産が可能で
ある。なお、シートの厚みは通常0.2〜3mmであ
る。 さらに、本考案の液体試料用容器はその高さ/
平均径が0.8〜2.0、より好ましくは1.0〜1.8のも
のである。本考案の容器は上述した如く、ポリオ
レフイン系樹脂,タルクおよび酸化チタンからな
るポリオレフイン系樹脂シートを熱成形してなる
ものであるため、溶融混練性を低下させることが
なく、溶融強度も十分であつて深物容器が得られ
る。したがつて、上記範囲の高さ/平均径を有
し、液体試料用容器として好適な容器が得られ
る。なお、容器の形状に関しては円筒状のほか容
器の底部から開口部に向けて拡開させてもよく、
さらに容器の底部周縁にアンダーカツトを設けて
も良い。 このようにして得られた液体試料用容器は次の
ようなすぐれた特性を有している。 すなわち易焼却性で、焼却に際して燃焼カロ
リーが低いため、炉壁の損傷がなく、また溶融固
化を生ずることがない。高い強度を有し、かつ
剛性,耐熱性,耐水性,耐薬品性が良好である。
表面に鉛筆書きでき、表面筆記性が良好であ
る。比重が大きく安定性がある。無臭である
とともにタルクの溶出がなく、液体試料への影響
が少ない。隠ぺい力が高い。生産性に優れて
いる。 したがつて、本考案の液体試料用容器はビーカ
ー代用容器,検尿容器等の各種の使い捨て可能な
液体試料用の容器として有効に利用されることが
期待される。 次に、本考案を実施例により説明する。 実施例 1 ポリプロピレンホモポリマー(密度0.91g/
cm3,メルトインデツクス(MI)0.6g/10分)25
重量%,高密度ポリエチレン(密度0.964g/cm3
MI0.4g/10分)25重量%,平均粒径15μのタル
ク46重量%および酸化チタン4重量%をバンバリ
ーミキサーを用いて溶融混練しペレツト化した
後、押出成形機を用いて厚み1mmのシートを得
た。次いで、圧空成形機(圧力6Kg/cm2)を用い
てカツプ状熱成形品(高さ90mm/平均径60mm=
1.5)を製造した。得られた液体試料用容器は第
1図に示した形状のものであり、底部の厚みが
0.85mm,底部のASTM D 1003による光線透過
率が0.6%であり、周縁部の厚みが0.36mm,該周
縁部の光線透過率が6.3%であつた。この液体試
料用容器の外観はすぐれた高級紙様の風合を有
し、高級感に満ちたものであつた。この液体試料
用容器の座屈強さは19.5Kg,側面圧縮強さは145
gであり、また容器外面の白色度は94.3%,光沢
度GS(60゜)は6.0%であつた。 なお、この液体試料用容器に25℃の水を入れて
から10分経過後の座屈強さは18.5Kg,側面圧縮強
さは160gであつた。また、95℃の熱湯中に10分
間浸漬してもまつたく異常はみられなかつた。こ
の液体試料用容器の燃焼カロリーは5430ca/
gで、HIPS製カツプの9860ca/gと比較して
非常に低く、紙カツプの4500ca/gに近かつ
た。 実施例2〜7および比較例1〜6 実施例1において、各成分の配合割合とタルク
の平均粒径とについて、第1表に示すものとした
こと以外は、実施例1と同様にしてカツプ状熱成
形品(液体試料用容器)を製造し、物性を評価し
た。なお、物性の評価中、座屈強さと側面圧縮強
さによつて、ある程度剛性の評価を行なうことが
できる。 【表】
座屈強さを示す。
*4:光沢度GS(60°)の数値
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による液体試料容器の1例を示
す断面図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ポリプロプレン系樹脂とポリエチレン系樹脂と
    の混合物からなり、かつ、その混合比が、ポリプ
    ロピレン系樹脂:ポリエチレン系樹脂=7:3〜
    3:7(重量比)であるポリオレフイン系樹脂に
    対し、平均粒径5〜30μのタルクを組成物全体の
    20〜70重量%および酸化チタンを組成物全体の1
    〜10重量%の割合で配合せしめてなるポリオレフ
    イン系樹脂材料よりなる液体試料用容器。
JP10653483U 1983-07-11 1983-07-11 液体試料用容器 Granted JPS6017240U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10653483U JPS6017240U (ja) 1983-07-11 1983-07-11 液体試料用容器

Applications Claiming Priority (1)

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JP10653483U JPS6017240U (ja) 1983-07-11 1983-07-11 液体試料用容器

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Publication Number Publication Date
JPS6017240U JPS6017240U (ja) 1985-02-05
JPH0350979Y2 true JPH0350979Y2 (ja) 1991-10-31

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ID=30249270

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JP10653483U Granted JPS6017240U (ja) 1983-07-11 1983-07-11 液体試料用容器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9484824B2 (en) 2005-08-26 2016-11-01 Power Integrations, Inc. Method and apparatus for digital control of a switching regulator

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5250051B2 (ja) * 1974-02-05 1977-12-21

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US9484824B2 (en) 2005-08-26 2016-11-01 Power Integrations, Inc. Method and apparatus for digital control of a switching regulator

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JPS6017240U (ja) 1985-02-05

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