JPH035317B2 - - Google Patents
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- JPH035317B2 JPH035317B2 JP59103169A JP10316984A JPH035317B2 JP H035317 B2 JPH035317 B2 JP H035317B2 JP 59103169 A JP59103169 A JP 59103169A JP 10316984 A JP10316984 A JP 10316984A JP H035317 B2 JPH035317 B2 JP H035317B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- polyethylene
- thermal transfer
- thermal
- density
- Prior art date
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/26—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
- B41M5/40—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used characterised by the base backcoat, intermediate, or covering layers, e.g. for thermal transfer dye-donor or dye-receiver sheets; Heat, radiation filtering or absorbing means or layers; combined with other image registration layers or compositions; Special originals for reproduction by thermography
- B41M5/41—Base layers supports or substrates
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Description
(A) 産業上の利用分野
本発明はサーマルヘツドを用いたプリンター、
フアクシミリ等の熱記録装置で使用される熱転写
記録材料に関する。 (B) 従来技術およびその問題点 近時、サーマルプリンタ、サーマルフアクシミ
リ等で、薄様状支持体上に熱転写性インキを塗布
してなる熱転写記録材料が用いられ、被転写紙上
に鮮明で堅牢な画像が得られている。熱転写記録
の原理を示すと次の通りである。すなわち熱転写
記録材料の熱転写性インキ面に被転写紙を重ね
て、薄様状支持体の該インキの塗布されていない
面の方から、熱ヘツドで該インキを電気信号に従
つて選択的に加熱し、被転写紙上に溶融又は昇華
転写する。記録は熱転写記録材料と被転写紙が引
きはがされて完了する。 この熱転写記録材料の薄様状支持体としては、
サーマルヘツドの高温(250〜350℃)に耐え得る
耐熱性の有る支持体を使用することが必要であり
コンデンサー紙、セロハン紙などの融点を持たな
い支持体、又は融点が有つてもサーマルヘツドの
高温度に耐え得るポリイミドフイルム、テフロン
フイルムの様な耐熱性フイルムが良いとされてい
る。その他のフイルム、例えばポリスチレンフイ
ルム、ポリエチレンフイルム、ポリプロピレンフ
イルム、ポリ塩化ビニルフイルム、ポリ塩化ビニ
リデンフイルム、ポリエチレンテレフタレートフ
イルム、ポリカーボネイトフイルムなどは融点が
サーマルヘツドの発熱温度よりも低く、印字した
とき、サーマルヘツドに溶融固着する、いわゆる
ステイツキングの現象が生じ、サーマルヘツドの
走行が不可能になると言われている。 それ故、この様なステイツキング現象の生ずる
支持体の場合には、その防止方法として特開昭55
−7467号では支持体のサーマルヘツドに接する面
に、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹
脂、フエノール樹脂、フツ素樹脂、ポリイミド樹
脂、ニトロセルロースよりなる群から選ばれた耐
熱性保護膜を設ければよいことが提案されてい
る。 又、特開昭56−155794号公報ではプラスチツク
フイルムの片面に滑性の高い無機顔料と熱硬化性
または高軟化点の樹脂材料とからなるステイツク
防止層を設けたものがある。 特開昭57−74195号公報ではプラスチツクフイ
ルムの片面に酸化ケイ素層又は多官能(メタ)ア
クリレート類の三次元架橋層から選ばれるステイ
ツク防止層を設けたものがある。 本発明者等も特願昭58−23585号に於てワツク
ス及び/又は、常温で液状ないしペースト状物質
を薄様状支持体に塗工又は含浸してステイツキン
グを防止する方法を提案している。しかし、この
ような塗工又は含浸の操作は、生産時、一工程増
えることになりコスト高になる。 更に、本発明者等は、特願昭59−67276号に於
て塗工、含浸などの工程をほどこさない安価な、
ステイツキング現象のない合成樹脂フイルムに関
し、鋭意検討を加え、従来よりステイツキングす
る素材として見做されていたポリエチレンの中に
ステイツキング現象の生じ難い種類の有ることを
見出し提案をしている。即ち、ポリエチレンの中
でも高密度ポリエチレンと呼ばれているものが良
く、密度とステイツキングの関係を更に検討した
ところ、高密度ポリエチレンに、低密度ポリエチ
レンをブレンドしても密度が0.935以上ならば、
実用に供せられることを見出し提案をした。 本発明者等は、該ポリエチレンに関して、更に
検討を重ねた結果、特願昭59−67276号で提案し
た密度0.935以上のポリエチレンの中でも、重量
平均分子量が20万より小さいものは、実用性が有
るがサーマルヘツドで印字したとき、かすかなヘ
ツドパターン像、即ちフロスト画像の出ているこ
とが判明した。 これは、とりもなおさず、サーマルヘツド上に
微少ではあるが溶融したポリエチレンが付着して
いることになり、完全に良好な薄葉状支持体とは
言い難かつた。 (C) 発明の目的 本発明はステイツキング現象によるサーマルヘ
ツドを汚すことがなく、且つ熱転写層の塗工及び
後工程でのスリツター作業性のよい熱転写記録材
料を提供することに有る。 (D) 発明の構成および作用 即ち、本発明は薄様状支持体の表面に熱転写性
インキ層を有する熱転写記録材料に於て、該薄様
状支持体として、密度が0.935以上であり、且つ、
重量平均分子量(MW)が20万以上のポリエチレ
ンフイルムを使用することを特徴とする熱転写記
録材料である。 又、好ましくは、該ポリエチレンフイルムがT
−ダイ法で製造されたものを使用する熱転写記録
材料である。 一般にポリエチレンには高密度ポリエチレン
(密度:0.941〜0.965、融点:132〜135℃)と低
密度ポリエチレン(密度:0.910〜0.940、融点:
105〜110℃)の2種が有り、夫々単独又はブレン
ドして包装材料などに使用されている安価な素材
である。 製造方法は、ポリエチレンの結晶が縦、横両方
に配向され伸びが大きく引張強度の小さいフイル
ムの得られるインフレーシヨン法、及び縦方向に
大きく配向され横方向の配向が少なく、伸びが小
さく引張強度の大きいフイルムの得られるT−ダ
イ法の2種類がある。 本発明では、種々のポリエチレンの内で密度が
0.935以上、重量平均分子量20万以上の高分子量
ポリエチレンを使用するものであり、密度が
0.935より小さい場合には重量平均分子量に関係
なくサーマルヘツドにて印字時ステイツキング現
象が生じ、走行性が悪い。従つて密度が0.935以
上であることは、ステイツキングを生じないこと
から必須であるが、更に重量平均分子量の面から
検討した結果、重量平均分子量が20万より小さい
場合には、サーマルヘツドにて加熱印字時、フロ
スト画像が生じ、サーマルヘツドの表面を顕微鏡
下で観察すると、少しではあるがポリエチレンの
付着が見られた。一方、重量平均分子量が20万以
上の場合には、印字部分のポリエチレンは幾分透
明にはなるが、いわゆるフロスト画像は生じず、
又、サーマルヘツドの表面にポリエチレンの付着
の無いものが得られる。 この様に高密度(0.935以上)、高分子量
(MW20万以上)のポリエチレンは市販されてお
り、インフレーシヨン法、T−ダイ法のいずれで
もフイルム化は可能である。 フイルムの製造方法が熱転写記録材料を生産す
る上での与える影響は次の通りである。 インフレーシヨン法のものは、ポリエチレンの
結晶が縦横ランダムに配向されており、フイルム
を引張つた時の伸びも大きい、従つて一般に熱転
写記録材料で使用されているフイルムの厚さ
(3μ〜20μ)の内10〜20μ位は熱溶融性インキの塗
工時のテンシヨンに耐え得るが、3μ〜6μ位の薄
いフイルムを使用する時には強度がない上に伸び
が大きく塗工が困難となる。一方、T−ダイ法で
縦方向に強く配向させたフイルムは引張強度が大
で伸びも少ない。従つて熱溶融性インキの塗工
時、薄いフイルムでも塗工が容易であり、又、塗
工後に狭巾にスリツトする場合、更にはリボン加
工されたものをサーマルプリンターにて実使用す
る場合にもフイルムの切断が無く有利である。 本発明でのポリエチレンフイルムを製造する場
合、一般に公知、公用の添加剤、例えば酸化防止
剤、有機又は無機の顔料、滑剤などの少量添加は
支障なく、更には製膜性を良くする為の他の合成
樹脂(例えばポリプロピレン)の少量ブレンド、
ポリエチレンと他の物質(例えばブテン)との共
重合化も本質的にポリエチレンが主体であれば本
発明内に入るものである。 本発明でのポリエチレンフイルムがステイツキ
ング現象を生じない理由は次の様に考える。高温
(約300℃位)になつたサーマルヘツドに本発明で
のポリエチレンフイルムが接したとき、該フイル
ムは、瞬間的に溶融はするものの、密度が高分子
量である為に、熱変形するには到らず、サーマル
ヘツドは未だポリエチレンを溶融したまま走行さ
れる。ポリエチレンはヘツドに対して粘着力が小
さい素材である為、一種の滑剤となりステイツキ
ング現象が生じないものと推定される。 逆に、耐熱処理をして、一般の熱転写記録材料
に使用されているポリエチレンテレフタレートが
耐熱処理のない状態では、ステイツキングの生ず
る理由は、サーマルヘツドで加熱されて溶融(融
点約250℃)したものが急冷されたとき融点以下
の温度にまでサーマルヘツドの温度が下る為、ポ
リエチレンテレフタレートの溶融物は固体化し、
その為に粘着による走行不良を生ずると考える。 次に、本発明の熱転写インキ層としては従来か
ら公知のインキ層がそのまま使用され、特に制限
されるものではない。 即ち、熱転写インキ層には着色剤(カーボン
ブラツク、オイルブラツク、イエロー顔料、マゼ
ンタ顔料、シアン顔料等)を含有した熱溶融性イ
ンキ、常温では無色のロイコ型染料と加熱時、
該ロイコ型染料を発色させる顕色剤とを主として
含有した発色型熱転写インキ、熱昇華型染料を
バインダーと共に主として含有させた昇華型熱転
写インキの3種類が公知であり、これ等の内、い
ずれも使用され得る。、、いずれの方式で
も、サーマルヘツドと支持体間のステイツキング
の程度には差は見られない。 (E) 実施例 実施例によつて本発明を更に詳しく説明する。 実施例 1 表−1に示す様な高密度で種々の重量平均分子
量(MW)を持つポリエチレンを使用してインフ
レーシヨン法により厚さ10μのフイルムを製造し
た。 このフイルムの表面に、ホツトメルトコーター
にてカーボンブラツクを12%含有した融点65℃の
ホツトメルトインキを3.5g/m2塗工した。この
熱転写フイルムのインキ面を被転写紙(三菱製紙
製、熱転写紙用受像紙 商品名:TTR−T)に
重ね合わせ、ブラザー工業(株)製のサーマル型電動
タイプライター(EP−20型)に装填し、熱転写
フイルムのインキを塗工していない面(裏面)よ
りサーマルヘツドにて加熱印字をした。 このサーマル型電動タイプライター(EP−20)
はシリアルヘツドを使用している為、サーマルヘ
ツドの走行性は良く、ステイツキング現象は見ら
れず、転写画像も良好であつた。 使用後の熱転写フイルムのインキをキシレン溶
媒を使用して、ふきとり、印字された部分のフロ
スト画像の有無、及びサーマルヘツド上に付着し
ているポリエチレンの有無を顕微鏡下で観察し、
表−1に示すような結果を得た。
フアクシミリ等の熱記録装置で使用される熱転写
記録材料に関する。 (B) 従来技術およびその問題点 近時、サーマルプリンタ、サーマルフアクシミ
リ等で、薄様状支持体上に熱転写性インキを塗布
してなる熱転写記録材料が用いられ、被転写紙上
に鮮明で堅牢な画像が得られている。熱転写記録
の原理を示すと次の通りである。すなわち熱転写
記録材料の熱転写性インキ面に被転写紙を重ね
て、薄様状支持体の該インキの塗布されていない
面の方から、熱ヘツドで該インキを電気信号に従
つて選択的に加熱し、被転写紙上に溶融又は昇華
転写する。記録は熱転写記録材料と被転写紙が引
きはがされて完了する。 この熱転写記録材料の薄様状支持体としては、
サーマルヘツドの高温(250〜350℃)に耐え得る
耐熱性の有る支持体を使用することが必要であり
コンデンサー紙、セロハン紙などの融点を持たな
い支持体、又は融点が有つてもサーマルヘツドの
高温度に耐え得るポリイミドフイルム、テフロン
フイルムの様な耐熱性フイルムが良いとされてい
る。その他のフイルム、例えばポリスチレンフイ
ルム、ポリエチレンフイルム、ポリプロピレンフ
イルム、ポリ塩化ビニルフイルム、ポリ塩化ビニ
リデンフイルム、ポリエチレンテレフタレートフ
イルム、ポリカーボネイトフイルムなどは融点が
サーマルヘツドの発熱温度よりも低く、印字した
とき、サーマルヘツドに溶融固着する、いわゆる
ステイツキングの現象が生じ、サーマルヘツドの
走行が不可能になると言われている。 それ故、この様なステイツキング現象の生ずる
支持体の場合には、その防止方法として特開昭55
−7467号では支持体のサーマルヘツドに接する面
に、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹
脂、フエノール樹脂、フツ素樹脂、ポリイミド樹
脂、ニトロセルロースよりなる群から選ばれた耐
熱性保護膜を設ければよいことが提案されてい
る。 又、特開昭56−155794号公報ではプラスチツク
フイルムの片面に滑性の高い無機顔料と熱硬化性
または高軟化点の樹脂材料とからなるステイツク
防止層を設けたものがある。 特開昭57−74195号公報ではプラスチツクフイ
ルムの片面に酸化ケイ素層又は多官能(メタ)ア
クリレート類の三次元架橋層から選ばれるステイ
ツク防止層を設けたものがある。 本発明者等も特願昭58−23585号に於てワツク
ス及び/又は、常温で液状ないしペースト状物質
を薄様状支持体に塗工又は含浸してステイツキン
グを防止する方法を提案している。しかし、この
ような塗工又は含浸の操作は、生産時、一工程増
えることになりコスト高になる。 更に、本発明者等は、特願昭59−67276号に於
て塗工、含浸などの工程をほどこさない安価な、
ステイツキング現象のない合成樹脂フイルムに関
し、鋭意検討を加え、従来よりステイツキングす
る素材として見做されていたポリエチレンの中に
ステイツキング現象の生じ難い種類の有ることを
見出し提案をしている。即ち、ポリエチレンの中
でも高密度ポリエチレンと呼ばれているものが良
く、密度とステイツキングの関係を更に検討した
ところ、高密度ポリエチレンに、低密度ポリエチ
レンをブレンドしても密度が0.935以上ならば、
実用に供せられることを見出し提案をした。 本発明者等は、該ポリエチレンに関して、更に
検討を重ねた結果、特願昭59−67276号で提案し
た密度0.935以上のポリエチレンの中でも、重量
平均分子量が20万より小さいものは、実用性が有
るがサーマルヘツドで印字したとき、かすかなヘ
ツドパターン像、即ちフロスト画像の出ているこ
とが判明した。 これは、とりもなおさず、サーマルヘツド上に
微少ではあるが溶融したポリエチレンが付着して
いることになり、完全に良好な薄葉状支持体とは
言い難かつた。 (C) 発明の目的 本発明はステイツキング現象によるサーマルヘ
ツドを汚すことがなく、且つ熱転写層の塗工及び
後工程でのスリツター作業性のよい熱転写記録材
料を提供することに有る。 (D) 発明の構成および作用 即ち、本発明は薄様状支持体の表面に熱転写性
インキ層を有する熱転写記録材料に於て、該薄様
状支持体として、密度が0.935以上であり、且つ、
重量平均分子量(MW)が20万以上のポリエチレ
ンフイルムを使用することを特徴とする熱転写記
録材料である。 又、好ましくは、該ポリエチレンフイルムがT
−ダイ法で製造されたものを使用する熱転写記録
材料である。 一般にポリエチレンには高密度ポリエチレン
(密度:0.941〜0.965、融点:132〜135℃)と低
密度ポリエチレン(密度:0.910〜0.940、融点:
105〜110℃)の2種が有り、夫々単独又はブレン
ドして包装材料などに使用されている安価な素材
である。 製造方法は、ポリエチレンの結晶が縦、横両方
に配向され伸びが大きく引張強度の小さいフイル
ムの得られるインフレーシヨン法、及び縦方向に
大きく配向され横方向の配向が少なく、伸びが小
さく引張強度の大きいフイルムの得られるT−ダ
イ法の2種類がある。 本発明では、種々のポリエチレンの内で密度が
0.935以上、重量平均分子量20万以上の高分子量
ポリエチレンを使用するものであり、密度が
0.935より小さい場合には重量平均分子量に関係
なくサーマルヘツドにて印字時ステイツキング現
象が生じ、走行性が悪い。従つて密度が0.935以
上であることは、ステイツキングを生じないこと
から必須であるが、更に重量平均分子量の面から
検討した結果、重量平均分子量が20万より小さい
場合には、サーマルヘツドにて加熱印字時、フロ
スト画像が生じ、サーマルヘツドの表面を顕微鏡
下で観察すると、少しではあるがポリエチレンの
付着が見られた。一方、重量平均分子量が20万以
上の場合には、印字部分のポリエチレンは幾分透
明にはなるが、いわゆるフロスト画像は生じず、
又、サーマルヘツドの表面にポリエチレンの付着
の無いものが得られる。 この様に高密度(0.935以上)、高分子量
(MW20万以上)のポリエチレンは市販されてお
り、インフレーシヨン法、T−ダイ法のいずれで
もフイルム化は可能である。 フイルムの製造方法が熱転写記録材料を生産す
る上での与える影響は次の通りである。 インフレーシヨン法のものは、ポリエチレンの
結晶が縦横ランダムに配向されており、フイルム
を引張つた時の伸びも大きい、従つて一般に熱転
写記録材料で使用されているフイルムの厚さ
(3μ〜20μ)の内10〜20μ位は熱溶融性インキの塗
工時のテンシヨンに耐え得るが、3μ〜6μ位の薄
いフイルムを使用する時には強度がない上に伸び
が大きく塗工が困難となる。一方、T−ダイ法で
縦方向に強く配向させたフイルムは引張強度が大
で伸びも少ない。従つて熱溶融性インキの塗工
時、薄いフイルムでも塗工が容易であり、又、塗
工後に狭巾にスリツトする場合、更にはリボン加
工されたものをサーマルプリンターにて実使用す
る場合にもフイルムの切断が無く有利である。 本発明でのポリエチレンフイルムを製造する場
合、一般に公知、公用の添加剤、例えば酸化防止
剤、有機又は無機の顔料、滑剤などの少量添加は
支障なく、更には製膜性を良くする為の他の合成
樹脂(例えばポリプロピレン)の少量ブレンド、
ポリエチレンと他の物質(例えばブテン)との共
重合化も本質的にポリエチレンが主体であれば本
発明内に入るものである。 本発明でのポリエチレンフイルムがステイツキ
ング現象を生じない理由は次の様に考える。高温
(約300℃位)になつたサーマルヘツドに本発明で
のポリエチレンフイルムが接したとき、該フイル
ムは、瞬間的に溶融はするものの、密度が高分子
量である為に、熱変形するには到らず、サーマル
ヘツドは未だポリエチレンを溶融したまま走行さ
れる。ポリエチレンはヘツドに対して粘着力が小
さい素材である為、一種の滑剤となりステイツキ
ング現象が生じないものと推定される。 逆に、耐熱処理をして、一般の熱転写記録材料
に使用されているポリエチレンテレフタレートが
耐熱処理のない状態では、ステイツキングの生ず
る理由は、サーマルヘツドで加熱されて溶融(融
点約250℃)したものが急冷されたとき融点以下
の温度にまでサーマルヘツドの温度が下る為、ポ
リエチレンテレフタレートの溶融物は固体化し、
その為に粘着による走行不良を生ずると考える。 次に、本発明の熱転写インキ層としては従来か
ら公知のインキ層がそのまま使用され、特に制限
されるものではない。 即ち、熱転写インキ層には着色剤(カーボン
ブラツク、オイルブラツク、イエロー顔料、マゼ
ンタ顔料、シアン顔料等)を含有した熱溶融性イ
ンキ、常温では無色のロイコ型染料と加熱時、
該ロイコ型染料を発色させる顕色剤とを主として
含有した発色型熱転写インキ、熱昇華型染料を
バインダーと共に主として含有させた昇華型熱転
写インキの3種類が公知であり、これ等の内、い
ずれも使用され得る。、、いずれの方式で
も、サーマルヘツドと支持体間のステイツキング
の程度には差は見られない。 (E) 実施例 実施例によつて本発明を更に詳しく説明する。 実施例 1 表−1に示す様な高密度で種々の重量平均分子
量(MW)を持つポリエチレンを使用してインフ
レーシヨン法により厚さ10μのフイルムを製造し
た。 このフイルムの表面に、ホツトメルトコーター
にてカーボンブラツクを12%含有した融点65℃の
ホツトメルトインキを3.5g/m2塗工した。この
熱転写フイルムのインキ面を被転写紙(三菱製紙
製、熱転写紙用受像紙 商品名:TTR−T)に
重ね合わせ、ブラザー工業(株)製のサーマル型電動
タイプライター(EP−20型)に装填し、熱転写
フイルムのインキを塗工していない面(裏面)よ
りサーマルヘツドにて加熱印字をした。 このサーマル型電動タイプライター(EP−20)
はシリアルヘツドを使用している為、サーマルヘ
ツドの走行性は良く、ステイツキング現象は見ら
れず、転写画像も良好であつた。 使用後の熱転写フイルムのインキをキシレン溶
媒を使用して、ふきとり、印字された部分のフロ
スト画像の有無、及びサーマルヘツド上に付着し
ているポリエチレンの有無を顕微鏡下で観察し、
表−1に示すような結果を得た。
【表】
ポリエチレンフイルム番号1〜4は本発明外、
5〜10は本発明を示すものである。 結果は密度が0.935以上であれば密度の差によ
るフロスト画像の有無、及びヘツドの汚れの有無
は見られず、むしろ重量平均分子量(MW)の大
小が大きな影響を示すことが判明した。重量平均
分子量(MW)20万以上ではフロスト画像、ヘツ
ドの汚れ共に無く、20万より小さい場合にはフロ
スト画像が出、又、ヘツドに汚れがつき、長時間
のサーマルヘツド使用には支障が出るものと判断
した。 更に、比較として密度0.925、重量平均分子量
(MW)21万の低密度ポリエチレンフイルム
(10μ)を使用して同様の実験をしたが、印字時
サーマルヘツドにフイルムが粘着し、走行不能で
あつた。 実施例 2 密度0.953、重量平均分子量(MW)228000の
ポリエチレンを使用してT−ダイ法にて、急冷加
熱延伸をして6μのフイルムを得た。 このフイルムに実施例1と同様の熱転写インク
を塗工し、リボンスリツターにて巾6m/mのリ
ボンを作製した。スリツター時のテンシヨンを幾
分強くしても、リボンフイルムの伸びは少なく切
断することは無かつた。このリボンフイルムを使
用して実施例1と同じサーマル型電動タイプライ
ター(EP−20型)に合うフイルムカセツトを作
成し、実使用を行なつた。ヘツドの走行性(実際
にはリボンフイルムの走行性)には支障なく、試
験後のフイルムのフロスト画像及びヘツドへのカ
ス付着もなかつた。 比較として、同一のポリエチレンを使用してイ
ンフレーシヨン法にて6μのフイルムを作製して
熱転写インクの塗工及びリボンスリツターによる
巾6m/mのスリツト作業を実施した。熱転写イ
ンクの塗工は、フイルム巾500m/mで実施した
ため、フイルムの伸びは少なく、塗工は可能であ
つた。一方、スリツト作業では巾6m/m、210
m/mで実施したが巾6m/mのときはリボンフ
イルムの伸びによる切断が多くテンシヨンをかけ
て巻き取ることが出来なかつた。 又、巾210m/mのときは巻き固さは、ゆるい
けれども切断することはなく巻取り作製が可能で
実施例1と同様に実使用は出来た。 上述のことより、厚さが薄く巾の狭いリボン作
製にはインフレーシヨン法のフイルムでは切断が
多くて作業性が悪く、T−ダイ法のフイルムの方
が、はるかに優れていることが確認された。 (F) 発明の効果 以上の通り、本発明の熱転写記録材料は薄葉状
支持体にステイツキングを防止する為の耐熱処理
を必要とせず、サーマルヘツドを汚すこともな
く、コスト的にも安価なものを供給出来るため、
工業的意義は大きい。
5〜10は本発明を示すものである。 結果は密度が0.935以上であれば密度の差によ
るフロスト画像の有無、及びヘツドの汚れの有無
は見られず、むしろ重量平均分子量(MW)の大
小が大きな影響を示すことが判明した。重量平均
分子量(MW)20万以上ではフロスト画像、ヘツ
ドの汚れ共に無く、20万より小さい場合にはフロ
スト画像が出、又、ヘツドに汚れがつき、長時間
のサーマルヘツド使用には支障が出るものと判断
した。 更に、比較として密度0.925、重量平均分子量
(MW)21万の低密度ポリエチレンフイルム
(10μ)を使用して同様の実験をしたが、印字時
サーマルヘツドにフイルムが粘着し、走行不能で
あつた。 実施例 2 密度0.953、重量平均分子量(MW)228000の
ポリエチレンを使用してT−ダイ法にて、急冷加
熱延伸をして6μのフイルムを得た。 このフイルムに実施例1と同様の熱転写インク
を塗工し、リボンスリツターにて巾6m/mのリ
ボンを作製した。スリツター時のテンシヨンを幾
分強くしても、リボンフイルムの伸びは少なく切
断することは無かつた。このリボンフイルムを使
用して実施例1と同じサーマル型電動タイプライ
ター(EP−20型)に合うフイルムカセツトを作
成し、実使用を行なつた。ヘツドの走行性(実際
にはリボンフイルムの走行性)には支障なく、試
験後のフイルムのフロスト画像及びヘツドへのカ
ス付着もなかつた。 比較として、同一のポリエチレンを使用してイ
ンフレーシヨン法にて6μのフイルムを作製して
熱転写インクの塗工及びリボンスリツターによる
巾6m/mのスリツト作業を実施した。熱転写イ
ンクの塗工は、フイルム巾500m/mで実施した
ため、フイルムの伸びは少なく、塗工は可能であ
つた。一方、スリツト作業では巾6m/m、210
m/mで実施したが巾6m/mのときはリボンフ
イルムの伸びによる切断が多くテンシヨンをかけ
て巻き取ることが出来なかつた。 又、巾210m/mのときは巻き固さは、ゆるい
けれども切断することはなく巻取り作製が可能で
実施例1と同様に実使用は出来た。 上述のことより、厚さが薄く巾の狭いリボン作
製にはインフレーシヨン法のフイルムでは切断が
多くて作業性が悪く、T−ダイ法のフイルムの方
が、はるかに優れていることが確認された。 (F) 発明の効果 以上の通り、本発明の熱転写記録材料は薄葉状
支持体にステイツキングを防止する為の耐熱処理
を必要とせず、サーマルヘツドを汚すこともな
く、コスト的にも安価なものを供給出来るため、
工業的意義は大きい。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 薄様状支持体の表面に熱転写性インキ層を有
する熱転写記録材料に於て、該薄様状支持体とし
て、密度が0.935以上であり、且つ、重量平均分
子量(MW)が20万以上のポリエチレンフイルム
を使用することを特徴とする熱転写記録材料。 2 該ポリエチレンフイルムがT−ダイ法で製造
されたものである特許請求の範囲第1項記載の熱
転写記録材料。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59103169A JPS60245595A (ja) | 1984-05-21 | 1984-05-21 | 熱転写記録材料 |
| US06/717,139 US4707404A (en) | 1984-04-03 | 1985-03-28 | Thermal transfer recording material |
| DE19853512075 DE3512075A1 (de) | 1984-04-03 | 1985-04-02 | Waermeuebertragungs-aufzeichungsmaterial |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59103169A JPS60245595A (ja) | 1984-05-21 | 1984-05-21 | 熱転写記録材料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60245595A JPS60245595A (ja) | 1985-12-05 |
| JPH035317B2 true JPH035317B2 (ja) | 1991-01-25 |
Family
ID=14347001
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59103169A Granted JPS60245595A (ja) | 1984-04-03 | 1984-05-21 | 熱転写記録材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60245595A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62162589A (ja) * | 1986-01-13 | 1987-07-18 | Oji Paper Co Ltd | 熱転写プリンタ−による中間調画像形成方法 |
-
1984
- 1984-05-21 JP JP59103169A patent/JPS60245595A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60245595A (ja) | 1985-12-05 |
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