JPH0353260B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0353260B2 JPH0353260B2 JP59065818A JP6581884A JPH0353260B2 JP H0353260 B2 JPH0353260 B2 JP H0353260B2 JP 59065818 A JP59065818 A JP 59065818A JP 6581884 A JP6581884 A JP 6581884A JP H0353260 B2 JPH0353260 B2 JP H0353260B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- molding
- optical element
- molded
- thin film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B11/00—Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
- C03B11/14—Pressing laminated glass articles or glass with metal inserts or enclosures, e.g. wires, bubbles, coloured parts
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B11/00—Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
- C03B11/06—Construction of plunger or mould
- C03B11/08—Construction of plunger or mould for making solid articles, e.g. lenses
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B40/00—Preventing adhesion between glass and glass or between glass and the means used to shape it, hold it or support it
- C03B40/005—Fabrics, felts or loose covers
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
- Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
- Surface Treatment Of Glass (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は凸レンズ、凹レンズ、フレネル、非球
面レンズ、プリズム、フイルター等の光学素子の
成形法に関し、詳しくは成形可能な状態の光学素
子成形用素材を成形用型によつて加圧するだけで
所定の形状及び精度を有する光学素子を成形する
ことのできる方法に関する。
面レンズ、プリズム、フイルター等の光学素子の
成形法に関し、詳しくは成形可能な状態の光学素
子成形用素材を成形用型によつて加圧するだけで
所定の形状及び精度を有する光学素子を成形する
ことのできる方法に関する。
レンズ、プリズム、フイルター等の光学素子の
多くは、従来ガラス等の素材の研摩処理を主とし
た方法によつて成形されてきた。しかしながら、
このような研摩処理を主とした成形法に於いて
は、相当な時間及び熟練技術が必要とされ、特に
非球面レンズを研摩処理によつて成形するには、
一層高度な研摩技術が要求されまた処理時間も更
に長くなり、短時間に大量に製造することは非常
に困難であつた。
多くは、従来ガラス等の素材の研摩処理を主とし
た方法によつて成形されてきた。しかしながら、
このような研摩処理を主とした成形法に於いて
は、相当な時間及び熟練技術が必要とされ、特に
非球面レンズを研摩処理によつて成形するには、
一層高度な研摩技術が要求されまた処理時間も更
に長くなり、短時間に大量に製造することは非常
に困難であつた。
そこで、例えば一対の成形用型内に光学素子成
形用素材を挿入配置し、これを加圧するだけでレ
ンズ等の光学素子を簡易に生産性良く成形する方
法が注目されている。
形用素材を挿入配置し、これを加圧するだけでレ
ンズ等の光学素子を簡易に生産性良く成形する方
法が注目されている。
代表的な加圧成形法としては、高精度の光学素
子を成形できる方法としてリヒートプレス法が挙
げられる。
子を成形できる方法としてリヒートプレス法が挙
げられる。
リヒートプレス法は、予め溶融固化した光学素
子成形用素材としての例えばガラス素材の必要量
を計り取り、これを所定の温度に加熱して軟化さ
せてから成形用の型内に投入しこれを加圧して光
学素子を成形する方法である。また、特開昭47−
11277には、予め溶融固化したガラス素材を成形
用型内に投入し、型内を加熱し、ガラス素材が成
形可能な状態になつたところでこれを加圧し、成
形されたガラスレンズが型内に保持された状態で
これを冷却してガラスレンズを成形する方法が開
示されている。
子成形用素材としての例えばガラス素材の必要量
を計り取り、これを所定の温度に加熱して軟化さ
せてから成形用の型内に投入しこれを加圧して光
学素子を成形する方法である。また、特開昭47−
11277には、予め溶融固化したガラス素材を成形
用型内に投入し、型内を加熱し、ガラス素材が成
形可能な状態になつたところでこれを加圧し、成
形されたガラスレンズが型内に保持された状態で
これを冷却してガラスレンズを成形する方法が開
示されている。
このような加圧成形法を適用することによつ
て、従来の研摩処理を主とした成形法と比べて光
学素子を短時間に容易に成形することが可能とな
り、特に成形に於ける難易性の高かつた非球面を
有する光学素子を容易に成形できるようになつ
た。
て、従来の研摩処理を主とした成形法と比べて光
学素子を短時間に容易に成形することが可能とな
り、特に成形に於ける難易性の高かつた非球面を
有する光学素子を容易に成形できるようになつ
た。
ところが、加圧成形法によつて光学素子を成形
した場合、成形された光学素子の形状については
所定の精度を得ることができるが、成形された光
学素子の機能面の曇りが生じ易く、光学的機能に
ついては必ずしも充分なものを得ることはできな
かつた。
した場合、成形された光学素子の形状については
所定の精度を得ることができるが、成形された光
学素子の機能面の曇りが生じ易く、光学的機能に
ついては必ずしも充分なものを得ることはできな
かつた。
この機能面の曇りは、加圧成形の過程に於いて
光学素子成形用素材とこれを加圧成形する型の面
とが高温で比較的長時間密着した状態で接触する
ため、微小部分に於いて前記素材と型の面とが融
着し、成形後に型から成形された光学素子を離型
する際に、素材表面の型との微細融着部分が型表
面に融着したまま残されることによつて成形面に
生じるピンホールや微細な凹み等の欠陥によつて
形成されるものである。
光学素子成形用素材とこれを加圧成形する型の面
とが高温で比較的長時間密着した状態で接触する
ため、微小部分に於いて前記素材と型の面とが融
着し、成形後に型から成形された光学素子を離型
する際に、素材表面の型との微細融着部分が型表
面に融着したまま残されることによつて成形面に
生じるピンホールや微細な凹み等の欠陥によつて
形成されるものである。
これらの欠陥は型材の種類を問わず光学素子の
加圧成形された面に生じるため、加圧成形法に於
いては避けられない問題となつていた。
加圧成形された面に生じるため、加圧成形法に於
いては避けられない問題となつていた。
本発明はこのような問題に鑑みなされたもので
あり、その目的は、型との上述したような融着を
起さない薄膜を予め光学素子成形用素材の型によ
つて成形される面に被覆することにより、型と成
形された光学素子の融着を防ぎ、所定の状形及び
精度を有し、成形された機能面に曇りのない光学
素子を、光学素子成形用素材を成形用型によつて
加圧するだけで簡易に生産性良く成形することの
できる新規な成形法を提供することにある。
あり、その目的は、型との上述したような融着を
起さない薄膜を予め光学素子成形用素材の型によ
つて成形される面に被覆することにより、型と成
形された光学素子の融着を防ぎ、所定の状形及び
精度を有し、成形された機能面に曇りのない光学
素子を、光学素子成形用素材を成形用型によつて
加圧するだけで簡易に生産性良く成形することの
できる新規な成形法を提供することにある。
上記の目的は以下の本発明の方法により達成す
ることができる。
ることができる。
すなわち本発明の光学素子の加圧成形法は、機
能面が成形される面に離型機能を有する薄膜が予
め被覆された成形可能な状態の光学素子成形用素
材を成形用型内に配置し、該型により前記光学素
子成形用素材を加圧して光学素子の機能面を成形
する過程を有することを特徴とする。
能面が成形される面に離型機能を有する薄膜が予
め被覆された成形可能な状態の光学素子成形用素
材を成形用型内に配置し、該型により前記光学素
子成形用素材を加圧して光学素子の機能面を成形
する過程を有することを特徴とする。
本発明の方法に於いては、光学素子を加圧成形
する前の所望の段階に於いて、機能面が成形され
る光学素子成形用素材の面に離型機能を有する薄
膜が予め被覆される。
する前の所望の段階に於いて、機能面が成形され
る光学素子成形用素材の面に離型機能を有する薄
膜が予め被覆される。
以下、図面を参照しつつ本発明の方法をガラス
製凸レンズの成形をその一例として詳細に説明す
る。
製凸レンズの成形をその一例として詳細に説明す
る。
第1図は、本発明の方法に使用することのでき
る光学素子の加圧成形装置の一例である。
る光学素子の加圧成形装置の一例である。
1はベルジヤー本体、2は蓋、3は光学素子の
第1の機能面を成形するための面を有する上型、
4は光学素子の第2の機能面を成形するための面
を有する下型、5は上型3を保持し押えるための
押え、6は胴型、7はホルダー、8は成形装置内
を加熱するためのヒーター、9は下型4を突き上
げて加圧するための加圧棒、10は加圧棒9を作
動させるためのエアーシリンダー、11は油廻転
用ポンプ、12,13,14,16,18はバル
ブ、15は不活性ガス流入用パイプ、17は不活
性ガス排気用パイプ、19は温度センサー、20
は装置内を冷やすための水冷パイプである。
第1の機能面を成形するための面を有する上型、
4は光学素子の第2の機能面を成形するための面
を有する下型、5は上型3を保持し押えるための
押え、6は胴型、7はホルダー、8は成形装置内
を加熱するためのヒーター、9は下型4を突き上
げて加圧するための加圧棒、10は加圧棒9を作
動させるためのエアーシリンダー、11は油廻転
用ポンプ、12,13,14,16,18はバル
ブ、15は不活性ガス流入用パイプ、17は不活
性ガス排気用パイプ、19は温度センサー、20
は装置内を冷やすための水冷パイプである。
本発明の方法に従つて凸レンズを成形するには
まず、第2図に示すように、研削、研摩あるいは
溶融固化等の処理により所定の形状に予備加工処
理された所定容量の光学ガラスからなる素材(ガ
ラス素材)22の機能面が成形される面22a及
び22bに薄膜21を被覆する。
まず、第2図に示すように、研削、研摩あるいは
溶融固化等の処理により所定の形状に予備加工処
理された所定容量の光学ガラスからなる素材(ガ
ラス素材)22の機能面が成形される面22a及
び22bに薄膜21を被覆する。
本発明の方法に於いて被覆される薄膜は、主に
成形工程を通じて光学素子成形用素材の機能面が
成形される面を保護するとともに、該膜の表面が
成形用型と高温で比較的長時間密着した状態で接
触しても、前述のガラス素材等に認られたような
成形用型との接触面の微小部分に於ける融着を起
さず、成形された光学素子に型からの良好な離型
性を付与することを目的として設けられる。
成形工程を通じて光学素子成形用素材の機能面が
成形される面を保護するとともに、該膜の表面が
成形用型と高温で比較的長時間密着した状態で接
触しても、前述のガラス素材等に認られたような
成形用型との接触面の微小部分に於ける融着を起
さず、成形された光学素子に型からの良好な離型
性を付与することを目的として設けられる。
従つて、本発明の方法に於いて設けられる薄膜
は、光学素子成形用素材上に均一で、保護膜とし
て十分な強度を有し、化学的にも安定であり、更
に、成形用型との前述したような融着を起さない
連続被膜を形成することのできる材料から形成さ
れる。
は、光学素子成形用素材上に均一で、保護膜とし
て十分な強度を有し、化学的にも安定であり、更
に、成形用型との前述したような融着を起さない
連続被膜を形成することのできる材料から形成さ
れる。
このような薄膜形成用の材料としては、形成後
の薄膜が上記の特性を有し、後に述べる加圧成形
時に変質したり、破壊されないような薄膜を形成
することのできる材料ならばどのような材料も使
用可能であり、例えばフツ化カルシウム、フツ化
マグネシウム、銅、銀、クロム、チタン、セリウ
ム、酸化クロム、アルミナ、ゲルマニウム、ZnS
等を挙げることができる。
の薄膜が上記の特性を有し、後に述べる加圧成形
時に変質したり、破壊されないような薄膜を形成
することのできる材料ならばどのような材料も使
用可能であり、例えばフツ化カルシウム、フツ化
マグネシウム、銅、銀、クロム、チタン、セリウ
ム、酸化クロム、アルミナ、ゲルマニウム、ZnS
等を挙げることができる。
このような薄膜21を素材22の所定の面に被
覆するには、上記のような薄膜形成用の材料を素
材22の材質や形状等に合せて、例えば真空蒸
着、スパツタリング、プラズマCVDなどの蒸着
法や含浸法あるいは塗布法等の種々の被膜形成法
を適宜使用して素材22の所定の面に所定の膜厚
を積層することができる。
覆するには、上記のような薄膜形成用の材料を素
材22の材質や形状等に合せて、例えば真空蒸
着、スパツタリング、プラズマCVDなどの蒸着
法や含浸法あるいは塗布法等の種々の被膜形成法
を適宜使用して素材22の所定の面に所定の膜厚
を積層することができる。
上記薄膜の厚さは、1nm〜100nm程度である
ことが好ましい。
ことが好ましい。
次に、このようにして薄膜21が設けられた素
材22をベルジヤー1の蓋2をあけて下型4の上
に載置し、更に上型3を配置して蓋2を閉じ、水
冷パイプ20に水を流し、ヒーター8に通電す
る。
材22をベルジヤー1の蓋2をあけて下型4の上
に載置し、更に上型3を配置して蓋2を閉じ、水
冷パイプ20に水を流し、ヒーター8に通電す
る。
このとき、不活性ガス用バルブ16,18及び
排気バルブは閉じておく。なお、油廻転用ポンプ
11は常に作動させておく。
排気バルブは閉じておく。なお、油廻転用ポンプ
11は常に作動させておく。
次に、バルブ12を開け排気を開始し、ベルジ
ヤー1内の圧力が約10-2Torr程度以下になつた
ところでバルブ12を閉じ、バルブ16を開いて
不活性ガスとしてのN2ガスをベルジヤー1内に
導入する。
ヤー1内の圧力が約10-2Torr程度以下になつた
ところでバルブ12を閉じ、バルブ16を開いて
不活性ガスとしてのN2ガスをベルジヤー1内に
導入する。
ガラス素材22が成形可能な温度にヒーター8
によつて加熱されたところで、エアーシリンダー
10を作動させて、加圧棒9を介して所定の圧力
で下型4を押し上げてガラス素材22を上型3と
下型4によつて加圧し成形する。
によつて加熱されたところで、エアーシリンダー
10を作動させて、加圧棒9を介して所定の圧力
で下型4を押し上げてガラス素材22を上型3と
下型4によつて加圧し成形する。
最後にヒーター8を制御しながら、ベルジヤー
1内を徐々に冷却し、所定の温度にまで冷却され
たところでバルブ16を閉じ、バルブ13を開い
てベルジヤー内に空気を導入し、蓋2をあけるこ
とのできる程度にまで内圧が上つたら蓋2をあ
け、押え5を外して成形された第3図に示したよ
うなすでに2つの機能面に薄膜が設けられている
凸レンズ32を取り出す。
1内を徐々に冷却し、所定の温度にまで冷却され
たところでバルブ16を閉じ、バルブ13を開い
てベルジヤー内に空気を導入し、蓋2をあけるこ
とのできる程度にまで内圧が上つたら蓋2をあ
け、押え5を外して成形された第3図に示したよ
うなすでに2つの機能面に薄膜が設けられている
凸レンズ32を取り出す。
最後に、この凸レンズ32の機能面から、薄膜
21を不織布による仕上研摩若しくは酸洗等の方
法により剥離し、第4図に示すような凸レンズ3
2を得る。なお、薄膜21を例えば金属で形成
し、機能面を鏡面として利用するなど、薄膜21
をそのまま機能面の構成要素として用いる場合に
は、この剥離操作は必要とされない。得られた凸
レンズ32の機能面の表面には前述したような従
来問題となつていたピンホールや凹み等の微細欠
陥の発生は認められず、従つて機能面には曇りが
なく、凸レンズ32は所定の形状及び精度を有し
ている。
21を不織布による仕上研摩若しくは酸洗等の方
法により剥離し、第4図に示すような凸レンズ3
2を得る。なお、薄膜21を例えば金属で形成
し、機能面を鏡面として利用するなど、薄膜21
をそのまま機能面の構成要素として用いる場合に
は、この剥離操作は必要とされない。得られた凸
レンズ32の機能面の表面には前述したような従
来問題となつていたピンホールや凹み等の微細欠
陥の発生は認められず、従つて機能面には曇りが
なく、凸レンズ32は所定の形状及び精度を有し
ている。
一方、薄膜21は成形用型に対する良好な離型
性を有しているので、成形用型の成形面は成形処
理前の状態に維持されており、そのまま良好な状
態で再度利用可能である。
性を有しているので、成形用型の成形面は成形処
理前の状態に維持されており、そのまま良好な状
態で再度利用可能である。
なお、上記工程に於いての成形時の加圧の圧
力、加圧成形後の冷却の速度、時間、成形された
光学素子の取り出し温度等の操作条件は、使用す
る光学素子成形用素材の材質、成形しようとする
光学素子の精度等に応じて適宣選択することがで
きる。
力、加圧成形後の冷却の速度、時間、成形された
光学素子の取り出し温度等の操作条件は、使用す
る光学素子成形用素材の材質、成形しようとする
光学素子の精度等に応じて適宣選択することがで
きる。
この例に於いては、凸レンズが本発明の方法に
より成形されたが、成形用上型3及び下型4を所
望の形状及び精度を有する光学素子に対応した上
型及び下型と代えることにより、凹レンズ、フレ
ネル、非球面レンズ、プリズム、フイルター等の
光学素子を成形することができる。
より成形されたが、成形用上型3及び下型4を所
望の形状及び精度を有する光学素子に対応した上
型及び下型と代えることにより、凹レンズ、フレ
ネル、非球面レンズ、プリズム、フイルター等の
光学素子を成形することができる。
以上のような本発明の光学素子の成形法によれ
ば、光学素子成形用素材の被成形面に予め薄膜を
設けたことにより、成形工程を通じて光学素子の
機能面が保護され、かつ従来の加圧成形法に於い
て認められたような素材の被成形面と成形用型と
の高温密着による微細部分に於ける融着を防ぐこ
とが可能となり、型からの成形された光学素子の
離型性が向上した。
ば、光学素子成形用素材の被成形面に予め薄膜を
設けたことにより、成形工程を通じて光学素子の
機能面が保護され、かつ従来の加圧成形法に於い
て認められたような素材の被成形面と成形用型と
の高温密着による微細部分に於ける融着を防ぐこ
とが可能となり、型からの成形された光学素子の
離型性が向上した。
従つて、本発明の光学素子の成形法によつて成
形された光学素子の機能面にはピンホールや凹み
等の微細欠陥の発生は認められず、所定の形状及
び精度を有し、曇りのない機能面からなる光学素
子を得ることができる。
形された光学素子の機能面にはピンホールや凹み
等の微細欠陥の発生は認められず、所定の形状及
び精度を有し、曇りのない機能面からなる光学素
子を得ることができる。
また、光学素子成形用素材に離型機能を有する
薄膜を設けることにより、生産性の大幅な向上と
成形レンズの性能向上を図ることができる。すな
わち、素材に離型機能を有する薄膜を設けるの
で、成形用の型に離型剤を塗布するなどの離型効
果を得るための処理を何ら施す必要がない。それ
故、型に離型剤を施す場合のように、1回、1回
の成形前に型に離型剤を塗り、成形後型から残り
の離型剤を取り除く煩雑な作業を行なう必要がな
い。しかも、素材に離型機能を有する薄膜を設け
れば、作業工程も単純化でき、型の洗浄工程も不
必要となるので作業時間(成形時間)を短縮する
ことができる。
薄膜を設けることにより、生産性の大幅な向上と
成形レンズの性能向上を図ることができる。すな
わち、素材に離型機能を有する薄膜を設けるの
で、成形用の型に離型剤を塗布するなどの離型効
果を得るための処理を何ら施す必要がない。それ
故、型に離型剤を施す場合のように、1回、1回
の成形前に型に離型剤を塗り、成形後型から残り
の離型剤を取り除く煩雑な作業を行なう必要がな
い。しかも、素材に離型機能を有する薄膜を設け
れば、作業工程も単純化でき、型の洗浄工程も不
必要となるので作業時間(成形時間)を短縮する
ことができる。
以下、実施例を用いて本発明の方法を更に詳細
に説明する。
に説明する。
実施例
まず、第2図に示すように光学素子成形用素材
22としての円盤形状に予備研摩加工処理された
フリントガラスの機能面の成形される面に通常の
蒸着法によりフツ化マグネシウムの薄膜(nd=
20nm、但しn=フツ化マグネシウムの屈折率、
d=膜厚)を形成させた。
22としての円盤形状に予備研摩加工処理された
フリントガラスの機能面の成形される面に通常の
蒸着法によりフツ化マグネシウムの薄膜(nd=
20nm、但しn=フツ化マグネシウムの屈折率、
d=膜厚)を形成させた。
次に、このフツ化マグネシウムの薄膜が被形成
面に設けられた素材22を第1図に示す装置の成
形用型のモリブデン製の上型3と下型4の間に配
置し、水冷パイプ20に水を流し、ヒーター8に
通電した。
面に設けられた素材22を第1図に示す装置の成
形用型のモリブデン製の上型3と下型4の間に配
置し、水冷パイプ20に水を流し、ヒーター8に
通電した。
このとき、不活性ガス用バルブ16,18及び
排気バルブ12は閉じ、油廻転用ポンプ11は常
に作動させた。
排気バルブ12は閉じ、油廻転用ポンプ11は常
に作動させた。
なお、上型3の光学素子の機能面を形成する面
は、外径17mm、曲率半径20mm、及び面精度、形状
に於いてニユートンリング、パワー3本以内、不
規則性1本以内、中心線平均表面粗さ(JIS
B0610−1970)0.02μ以内に凹面状に鏡面加工し
た。下型4の機能面を形成する面は外径17mm、曲
率半径55mmに、また面精度は上型3と同程度に凹
面状に鏡面加工した。
は、外径17mm、曲率半径20mm、及び面精度、形状
に於いてニユートンリング、パワー3本以内、不
規則性1本以内、中心線平均表面粗さ(JIS
B0610−1970)0.02μ以内に凹面状に鏡面加工し
た。下型4の機能面を形成する面は外径17mm、曲
率半径55mmに、また面精度は上型3と同程度に凹
面状に鏡面加工した。
次に、バルブ12を開け排気を開始し、ベルジ
ヤー1内の圧力が約10-2Torr程度以下になつた
ところでバルブ12を閉じ、バルブ16を開いて
不活性ガスとしてのN2ガスをベルジヤー1内に
導入する。
ヤー1内の圧力が約10-2Torr程度以下になつた
ところでバルブ12を閉じ、バルブ16を開いて
不活性ガスとしてのN2ガスをベルジヤー1内に
導入する。
ガラス素材22が成形可能な温度(580℃)に
ヒーター8によつて加熱されたところで、エアー
シリンダー10を作動させて、加圧棒9を介して
10Kg/cm2の圧力で下型4を押し上げて素材22を
上型3と下型4によつて5分間加圧した。
ヒーター8によつて加熱されたところで、エアー
シリンダー10を作動させて、加圧棒9を介して
10Kg/cm2の圧力で下型4を押し上げて素材22を
上型3と下型4によつて5分間加圧した。
最後にヒーター8を制御しながら、ベルジヤー
1内を1時間にわたり徐々に冷却し、200℃以下
に冷却されたところでバルブ16を閉じ、バルブ
13を開いてベルジヤー内に空気を導入し、蓋2
をあけることのできる程度にまで内圧が上つたら
蓋2をあけ、押え5を外して成形された第3図に
示したようなすでに2つの機能面に薄膜が設けら
れている凸レンズ32を取り出した。
1内を1時間にわたり徐々に冷却し、200℃以下
に冷却されたところでバルブ16を閉じ、バルブ
13を開いてベルジヤー内に空気を導入し、蓋2
をあけることのできる程度にまで内圧が上つたら
蓋2をあけ、押え5を外して成形された第3図に
示したようなすでに2つの機能面に薄膜が設けら
れている凸レンズ32を取り出した。
最後に、薄膜21を不織布を用いて仕上研摩す
ることによつて凸レンズ32から剥離した。
ることによつて凸レンズ32から剥離した。
得られた凸レンズ32の機能面の表面を3750倍
の走査型電子顕微鏡によつて観察したところ、機
能面にはピンホールや凹み等の微細欠陥の発生は
認められず、従つて曇りがなく、凸レンズ32は
所定の成形用型の機能面を形成する面の形状及び
精度に対応した形状及び精度を有したレンズであ
つた。
の走査型電子顕微鏡によつて観察したところ、機
能面にはピンホールや凹み等の微細欠陥の発生は
認められず、従つて曇りがなく、凸レンズ32は
所定の成形用型の機能面を形成する面の形状及び
精度に対応した形状及び精度を有したレンズであ
つた。
比較例
比較のために薄膜を設けない以外は前記実施例
と同様にして凸レンズを加圧成形した。
と同様にして凸レンズを加圧成形した。
本比較例に於いて得られた凸レンズについて
も、その形成された機能面の表面を3750倍の走査
型電子顕微鏡により観察したところ、機能面表面
には微細なピンホールや凹みが表面一面に観察さ
れ、このために本比較例に於いて得られたレンズ
の機能面は曇りのあるものとなり、製品として要
求される精度及び品質を満足するものとはならな
かつた。
も、その形成された機能面の表面を3750倍の走査
型電子顕微鏡により観察したところ、機能面表面
には微細なピンホールや凹みが表面一面に観察さ
れ、このために本比較例に於いて得られたレンズ
の機能面は曇りのあるものとなり、製品として要
求される精度及び品質を満足するものとはならな
かつた。
第1図は本発明の方法に使用される光学素子成
形装置の一例の要部を示した模式図、第2図は、
本発明の方法に使用される光学素子成形用素材の
一例の模式的断面図、第3図は本発明の方法に於
いて成形された薄膜を機能面に有する光学素子の
一例の模式的断面図、第4図は、本発明の方法に
よつて成形された光学素子の一例の模式的断面図
である。 1:ベルジヤー本体、2:蓋、3:光学素子の
第1の機能面を成形するための面を有する上型、
4:光学素子の第2の機能面を成形するための面
を有する下型、5:上型3を保持し押えるための
押え、6:胴型、7:ホルダー、8:成形装置内
を加熱するためのヒーター、9:下型4を突き上
げて加圧するための加圧棒、10:加圧棒9を作
動させるためのエアーシリンダー、11:油廻転
用ポンプ、12,13,14,16,18:バル
ブ、15:不活性ガス流入用パイプ、17:不活
性ガス排気用パイプ、19:温度センサー、2
0:装置内を冷やすための水冷パイプ、21:薄
膜、22:光学素子成形用素材、22a,22
b:機能面が成形される面、32:成形された光
学素子。
形装置の一例の要部を示した模式図、第2図は、
本発明の方法に使用される光学素子成形用素材の
一例の模式的断面図、第3図は本発明の方法に於
いて成形された薄膜を機能面に有する光学素子の
一例の模式的断面図、第4図は、本発明の方法に
よつて成形された光学素子の一例の模式的断面図
である。 1:ベルジヤー本体、2:蓋、3:光学素子の
第1の機能面を成形するための面を有する上型、
4:光学素子の第2の機能面を成形するための面
を有する下型、5:上型3を保持し押えるための
押え、6:胴型、7:ホルダー、8:成形装置内
を加熱するためのヒーター、9:下型4を突き上
げて加圧するための加圧棒、10:加圧棒9を作
動させるためのエアーシリンダー、11:油廻転
用ポンプ、12,13,14,16,18:バル
ブ、15:不活性ガス流入用パイプ、17:不活
性ガス排気用パイプ、19:温度センサー、2
0:装置内を冷やすための水冷パイプ、21:薄
膜、22:光学素子成形用素材、22a,22
b:機能面が成形される面、32:成形された光
学素子。
Claims (1)
- 1 機能面が成形される面に離型機能を有する薄
膜が予め被覆された成形可能な状態の光学素子成
形用素材を、成形用型内に配置し、該型により前
記光学素子成形用素材を加圧して光学素子の機能
面を成形する過程と、成形された機能面から前記
薄膜を除去する過程とを有することを特徴とする
光学素子の成形法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59065818A JPS60210534A (ja) | 1984-04-04 | 1984-04-04 | 光学素子の成形法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59065818A JPS60210534A (ja) | 1984-04-04 | 1984-04-04 | 光学素子の成形法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60210534A JPS60210534A (ja) | 1985-10-23 |
| JPH0353260B2 true JPH0353260B2 (ja) | 1991-08-14 |
Family
ID=13297984
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59065818A Granted JPS60210534A (ja) | 1984-04-04 | 1984-04-04 | 光学素子の成形法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60210534A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012054270A (ja) * | 2010-08-31 | 2012-03-15 | Toyoda Gosei Co Ltd | 発光装置の製造方法 |
| WO2022210633A1 (ja) | 2021-03-31 | 2022-10-06 | 日本たばこ産業株式会社 | 誘導加熱装置 |
| WO2022210636A1 (ja) | 2021-03-31 | 2022-10-06 | 日本たばこ産業株式会社 | 誘導加熱装置 |
| WO2022210635A1 (ja) | 2021-03-31 | 2022-10-06 | 日本たばこ産業株式会社 | 誘導加熱装置 |
| WO2022210632A1 (ja) | 2021-03-31 | 2022-10-06 | 日本たばこ産業株式会社 | 誘導加熱装置並びにその制御部及びその動作方法 |
| WO2022210630A1 (ja) | 2021-03-31 | 2022-10-06 | 日本たばこ産業株式会社 | 誘導加熱装置及びその動作方法 |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62202824A (ja) * | 1986-02-28 | 1987-09-07 | Hoya Corp | プレスレンズの製造方法 |
| US5720791A (en) * | 1994-08-03 | 1998-02-24 | Minolta Co., Ltd. | Method of producing an optical lens element |
| JP3438365B2 (ja) * | 1994-11-29 | 2003-08-18 | ソニー株式会社 | 複合光学装置およびその製造方法 |
| US20050093210A1 (en) * | 2003-10-29 | 2005-05-05 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Method for producing optical element having antireflection structure, and optical element having antireflection structure produced by the method |
| CN113754304A (zh) * | 2021-08-31 | 2021-12-07 | 湖北新华光信息材料有限公司 | 一种硫系玻璃精密模压预型体模压前处理方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6033221A (ja) * | 1983-08-01 | 1985-02-20 | Asahi Optical Co Ltd | 精密ガラス物品の製造方法 |
| JPS60145920A (ja) * | 1984-01-07 | 1985-08-01 | Canon Inc | 光学素子の成形法 |
-
1984
- 1984-04-04 JP JP59065818A patent/JPS60210534A/ja active Granted
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012054270A (ja) * | 2010-08-31 | 2012-03-15 | Toyoda Gosei Co Ltd | 発光装置の製造方法 |
| WO2022210633A1 (ja) | 2021-03-31 | 2022-10-06 | 日本たばこ産業株式会社 | 誘導加熱装置 |
| WO2022210636A1 (ja) | 2021-03-31 | 2022-10-06 | 日本たばこ産業株式会社 | 誘導加熱装置 |
| WO2022210635A1 (ja) | 2021-03-31 | 2022-10-06 | 日本たばこ産業株式会社 | 誘導加熱装置 |
| WO2022210632A1 (ja) | 2021-03-31 | 2022-10-06 | 日本たばこ産業株式会社 | 誘導加熱装置並びにその制御部及びその動作方法 |
| WO2022210630A1 (ja) | 2021-03-31 | 2022-10-06 | 日本たばこ産業株式会社 | 誘導加熱装置及びその動作方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60210534A (ja) | 1985-10-23 |
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