JPH0353595Y2 - - Google Patents
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- JPH0353595Y2 JPH0353595Y2 JP1983063571U JP6357183U JPH0353595Y2 JP H0353595 Y2 JPH0353595 Y2 JP H0353595Y2 JP 1983063571 U JP1983063571 U JP 1983063571U JP 6357183 U JP6357183 U JP 6357183U JP H0353595 Y2 JPH0353595 Y2 JP H0353595Y2
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- Japan
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- coil
- inductor
- generator
- magnetic flux
- armature coil
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は同期発電機の一種である誘導子型発電
機に係り、とくに電機子コイルに流れる負荷電流
による減磁作用を補償して出力の向上を図るよう
にした誘導子型発電機に関する。
機に係り、とくに電機子コイルに流れる負荷電流
による減磁作用を補償して出力の向上を図るよう
にした誘導子型発電機に関する。
同期発電機の一種として誘導子型発電機が知ら
れている。この発電機は固定子に界磁コイルと電
機子コイルとを設けておき、回転子側に誘導子磁
極を設けるようにしたものである。従つて界磁コ
イルを励磁すると回転子の回転に伴なつて誘導子
磁極によつて磁束密度が一定の周期で変化するこ
とになり、しかもこの磁束は回転子側の電機子コ
イルと鎖交するために、上記電機子コイルに出力
電圧を誘起することになり、これを発電出力とし
て取出して利用することができる。そしてこのよ
うな誘導子型発電機は、回転子側にコイルを設け
る必要がなく、このためにブラシやスリツプリン
グを必要とせず、簡単な構造によつて高周波電力
を得ることができるようになる。
れている。この発電機は固定子に界磁コイルと電
機子コイルとを設けておき、回転子側に誘導子磁
極を設けるようにしたものである。従つて界磁コ
イルを励磁すると回転子の回転に伴なつて誘導子
磁極によつて磁束密度が一定の周期で変化するこ
とになり、しかもこの磁束は回転子側の電機子コ
イルと鎖交するために、上記電機子コイルに出力
電圧を誘起することになり、これを発電出力とし
て取出して利用することができる。そしてこのよ
うな誘導子型発電機は、回転子側にコイルを設け
る必要がなく、このためにブラシやスリツプリン
グを必要とせず、簡単な構造によつて高周波電力
を得ることができるようになる。
ところがこのような誘導子型発電機の電機子に
負荷として、例えば抵抗を接続すると、この抵抗
によつて電機子コイルに負荷電流が流れることに
なり、この負荷電流は電機子コイルに発生される
誘起電圧に対して一般に45〜60度の遅れを有する
ようになる。従つてこの負荷電流によつて生ずる
磁束も界磁コイルによつて誘起される磁束に対し
て遅れを生ずることになり、このために負荷電流
が減磁作用を行なうことになる。従つてこのよう
な誘導子型発電機は、上記負荷電流によつてその
出力が低下し、また効率が悪化するという欠点を
生ずることになる。
負荷として、例えば抵抗を接続すると、この抵抗
によつて電機子コイルに負荷電流が流れることに
なり、この負荷電流は電機子コイルに発生される
誘起電圧に対して一般に45〜60度の遅れを有する
ようになる。従つてこの負荷電流によつて生ずる
磁束も界磁コイルによつて誘起される磁束に対し
て遅れを生ずることになり、このために負荷電流
が減磁作用を行なうことになる。従つてこのよう
な誘導子型発電機は、上記負荷電流によつてその
出力が低下し、また効率が悪化するという欠点を
生ずることになる。
本考案はこのような問題点に鑑みてなされたも
のであつて、負荷電流による減磁作用を補償する
ことによつて、出力を増大させるとともに、効率
を向上させるようにした誘導子型発電機を提供す
ることを目的とするものである。
のであつて、負荷電流による減磁作用を補償する
ことによつて、出力を増大させるとともに、効率
を向上させるようにした誘導子型発電機を提供す
ることを目的とするものである。
以下本考案を図示の一実施例につき説明する。
この実施例は本考案に係る誘導子型発電機を、自
動車を制動するための制動力を生ずるリターダに
適用したものである。第1図はこの誘導子型発電
機から成るリターダを備えた自動車のエンジン1
を示しており、このエンジン1の背面側にはフラ
イホイールハウジング2が設けられている。この
ハウジング2内には第2図に示すようにフライホ
イール3が配されている。フライホイール3はエ
ンジン1の出力軸を構成するクランクシヤフト4
に端部に固着されている。さらに上記フライホイ
ールハウジング2の背面側にはトランスミツシヨ
ン5が取付けられており、このトランスミツシヨ
ン5によつてエンジン1の回転を変速するように
なつており、この変速された回転をプロペラシヤ
フト6によつて駆動輪に伝達するようになつてい
る。
この実施例は本考案に係る誘導子型発電機を、自
動車を制動するための制動力を生ずるリターダに
適用したものである。第1図はこの誘導子型発電
機から成るリターダを備えた自動車のエンジン1
を示しており、このエンジン1の背面側にはフラ
イホイールハウジング2が設けられている。この
ハウジング2内には第2図に示すようにフライホ
イール3が配されている。フライホイール3はエ
ンジン1の出力軸を構成するクランクシヤフト4
に端部に固着されている。さらに上記フライホイ
ールハウジング2の背面側にはトランスミツシヨ
ン5が取付けられており、このトランスミツシヨ
ン5によつてエンジン1の回転を変速するように
なつており、この変速された回転をプロペラシヤ
フト6によつて駆動輪に伝達するようになつてい
る。
上記フライホイールハウジング2の中に配され
ているフライホイール3の外周部には誘導子7が
取付けられており、この誘導子7には半径方向外
方に突出する突起状の磁極8が一定の間隔で設け
られている。従つてこの誘導子磁極8を備えたフ
ライホイール3が誘導子型発電機に回転子を構成
することになる。これに対してフライホイールハ
ウジング2の上部および下部にはそれぞれ円周方
向に延びるケース9が設けられており、これらの
ケース9内には界磁コイルと電機子コイルとを備
えた固定子が収納されている。そして界磁コイル
はバツテリ10とコントローラ11を介して接続
されており、バツテリ10からコントローラ11
を介して上記界磁コイルに励磁電流を流すように
なつている。これに対してケース9内の電機子コ
イルは第2図に示す冷却箱12内の抵抗と接続さ
れており、この抵抗によつて電力を消費して熱に
変換するようになつている。そしてこの熱を冷却
するために冷却箱12には送水パイプ13が接続
されている。
ているフライホイール3の外周部には誘導子7が
取付けられており、この誘導子7には半径方向外
方に突出する突起状の磁極8が一定の間隔で設け
られている。従つてこの誘導子磁極8を備えたフ
ライホイール3が誘導子型発電機に回転子を構成
することになる。これに対してフライホイールハ
ウジング2の上部および下部にはそれぞれ円周方
向に延びるケース9が設けられており、これらの
ケース9内には界磁コイルと電機子コイルとを備
えた固定子が収納されている。そして界磁コイル
はバツテリ10とコントローラ11を介して接続
されており、バツテリ10からコントローラ11
を介して上記界磁コイルに励磁電流を流すように
なつている。これに対してケース9内の電機子コ
イルは第2図に示す冷却箱12内の抵抗と接続さ
れており、この抵抗によつて電力を消費して熱に
変換するようになつている。そしてこの熱を冷却
するために冷却箱12には送水パイプ13が接続
されている。
つぎに上記フライホイール3から成る回転子と
ケース9内の固定子とによつて形成され、リター
ダを構成する誘導子型発電機の構造について第3
図および第4図につき説明する。ケース9内には
円周方向に所定のピツチでポールコア14が配置
されており、このコア14の下端部は上記誘導子
磁極8に微小なエアギヤツプを介して対向してい
る。そしてポールコア14は固定子ヨーク15に
固着されるようになつている。なおポールコア1
4と固定子ヨーク15との連結は、ケース9の上
部開口を覆う蓋板16の取付けられた連結ボルト
17によつて行なわれている。これに対して上記
誘導子磁極8は固定ボルト18によつてフライホ
イール3の外周部に形成された取付け部19に取
付けらている。なお誘導子磁極8とともにクラツ
チカバー20がボルト18によつて共締めされて
いる。また取付け部19に対して上記誘導子磁極
8とは反対側には、リングギヤ21が取付けられ
るようになつている。なおクラツチカバー20に
よつて閉塞されたフライホイール3の内側にはク
ラツチが設けられている。
ケース9内の固定子とによつて形成され、リター
ダを構成する誘導子型発電機の構造について第3
図および第4図につき説明する。ケース9内には
円周方向に所定のピツチでポールコア14が配置
されており、このコア14の下端部は上記誘導子
磁極8に微小なエアギヤツプを介して対向してい
る。そしてポールコア14は固定子ヨーク15に
固着されるようになつている。なおポールコア1
4と固定子ヨーク15との連結は、ケース9の上
部開口を覆う蓋板16の取付けられた連結ボルト
17によつて行なわれている。これに対して上記
誘導子磁極8は固定ボルト18によつてフライホ
イール3の外周部に形成された取付け部19に取
付けらている。なお誘導子磁極8とともにクラツ
チカバー20がボルト18によつて共締めされて
いる。また取付け部19に対して上記誘導子磁極
8とは反対側には、リングギヤ21が取付けられ
るようになつている。なおクラツチカバー20に
よつて閉塞されたフライホイール3の内側にはク
ラツチが設けられている。
さらに上記ケース9内のポールコア14には界
磁コイル22と電機子コイル23とが巻装されて
いる。これらのコイル22,23は互に隣接する
一対のポールコア14に跨つて共通に巻装される
とともに、界磁コイル22が巻装される一対のポ
ールコア14と電機子コイル23が巻装される一
対のポールコア14とは互に1つずつずれてい
る。さらに界磁コイル22はその巻き方向あるい
はバツテリ10との接続が交互に逆になつてお
り、従つて第4図および第5図に示すように、ポ
ールコア14の磁化の方向が2つずつ逆転するよ
うになつている。従つて界磁コイル22ついては
2つのポールコア14に跨つて巻装する代りに、
それぞれのポールコア14について別々に界磁コ
イル22を巻装し、これらを第4図および第5図
に示すようにポールコア14の磁化の向きが2つ
ずつ逆転するようにバツテリ10と接続してもよ
い。
磁コイル22と電機子コイル23とが巻装されて
いる。これらのコイル22,23は互に隣接する
一対のポールコア14に跨つて共通に巻装される
とともに、界磁コイル22が巻装される一対のポ
ールコア14と電機子コイル23が巻装される一
対のポールコア14とは互に1つずつずれてい
る。さらに界磁コイル22はその巻き方向あるい
はバツテリ10との接続が交互に逆になつてお
り、従つて第4図および第5図に示すように、ポ
ールコア14の磁化の方向が2つずつ逆転するよ
うになつている。従つて界磁コイル22ついては
2つのポールコア14に跨つて巻装する代りに、
それぞれのポールコア14について別々に界磁コ
イル22を巻装し、これらを第4図および第5図
に示すようにポールコア14の磁化の向きが2つ
ずつ逆転するようにバツテリ10と接続してもよ
い。
さらにこの誘導子型発電機においては第3図〜
第5図に示すように、ポールコア14には補償コ
イル24が巻装されている。このコイル24は上
記電機子コイル23の上側に配置されており、し
かも一対の互に隣接するポールコア14に跨つて
巻装されている。なおこのポールコア14に対す
るコイル24の跨り方は、上記電機子コイル23
のそれと同じくなつており、界磁コイル22のそ
れとは1つずつずれた位置にある。そして上記電
機子コイル23が第6図に示すように負荷抵抗2
5に接続されているのに対して、補償コイル24
は進相コンデンサ26と接続されている。なお負
荷抵抗25は第2図に示す冷却箱12内に収納さ
れている。
第5図に示すように、ポールコア14には補償コ
イル24が巻装されている。このコイル24は上
記電機子コイル23の上側に配置されており、し
かも一対の互に隣接するポールコア14に跨つて
巻装されている。なおこのポールコア14に対す
るコイル24の跨り方は、上記電機子コイル23
のそれと同じくなつており、界磁コイル22のそ
れとは1つずつずれた位置にある。そして上記電
機子コイル23が第6図に示すように負荷抵抗2
5に接続されているのに対して、補償コイル24
は進相コンデンサ26と接続されている。なお負
荷抵抗25は第2図に示す冷却箱12内に収納さ
れている。
つぎに以上のような構成に係る誘導子型発電機
から成るリターダの動作について説明する。この
リターダを備えたエンジンを搭載した車両が長い
坂を下る場合には、例えば運転席に設けられてい
るリターダスイツチを閉成するとともに、アクセ
ルペダルから足を離してブレーキペダルを踏込
む。するとこのブレーキペダルの踏込みによつて
ブレーキスイツチが閉成され、このスイツチの出
力は第2図に示すコントローラ11に供給される
ことになる。従つてバツテリ10からコントロー
ラ11を介して誘導子型発電機の界磁コイル22
に電流が流れてこの界磁コイル22が励磁され
る。
から成るリターダの動作について説明する。この
リターダを備えたエンジンを搭載した車両が長い
坂を下る場合には、例えば運転席に設けられてい
るリターダスイツチを閉成するとともに、アクセ
ルペダルから足を離してブレーキペダルを踏込
む。するとこのブレーキペダルの踏込みによつて
ブレーキスイツチが閉成され、このスイツチの出
力は第2図に示すコントローラ11に供給される
ことになる。従つてバツテリ10からコントロー
ラ11を介して誘導子型発電機の界磁コイル22
に電流が流れてこの界磁コイル22が励磁され
る。
第4図はフライホイール3がある回転位置にあ
り、これによつて1つおきのポールコア14が誘
導子磁極8と対向している状態を示している。従
つてこの場合には第4図において鎖線で示すよう
な磁束27が、下端がN極に磁化されたポールコ
ア14、誘導子7、2つ先のポールコア14、お
よび固定子ヨーク15から成る磁気回路中を図に
おいて矢印で示すように通過するようになる。つ
ぎにフライホイール3がポールコア14のピツチ
に相当する角度だけ回転した場合には、第5図に
示すようになり、第4図において誘導子磁極8と
対向しないポールコア14が今度は誘導子磁極8
と対向することになる。そしてこの場合にはこの
ポールコア14を含む磁気回路中を磁束28が第
5図において鎖線で示すように通過することにな
る。
り、これによつて1つおきのポールコア14が誘
導子磁極8と対向している状態を示している。従
つてこの場合には第4図において鎖線で示すよう
な磁束27が、下端がN極に磁化されたポールコ
ア14、誘導子7、2つ先のポールコア14、お
よび固定子ヨーク15から成る磁気回路中を図に
おいて矢印で示すように通過するようになる。つ
ぎにフライホイール3がポールコア14のピツチ
に相当する角度だけ回転した場合には、第5図に
示すようになり、第4図において誘導子磁極8と
対向しないポールコア14が今度は誘導子磁極8
と対向することになる。そしてこの場合にはこの
ポールコア14を含む磁気回路中を磁束28が第
5図において鎖線で示すように通過することにな
る。
そして第4図に示す磁束27と第5図に示す磁
束28とはその方向が逆転することになり、しか
もこの逆転する磁束が図に示すように電機子コイ
ル23と鎖交する。従つて電機子コイル23に起
電力が誘起される。このことはフライホイール3
が仕事を行なうことになり、運動エネルギが電気
エネルギに変換されることを意味する。従つてこ
の発電によつてリターダが制動力を生じ、エンジ
ン1あるいは車両に対して制動力を与えることに
なる。なおこの発電出力は第2図に示す冷却箱1
2内の抵抗25(第6図参照)によつて消費され
るようになつており、この箱12の中を還流する
冷却水によつて抵抗25は放熱されるようになつ
ている。
束28とはその方向が逆転することになり、しか
もこの逆転する磁束が図に示すように電機子コイ
ル23と鎖交する。従つて電機子コイル23に起
電力が誘起される。このことはフライホイール3
が仕事を行なうことになり、運動エネルギが電気
エネルギに変換されることを意味する。従つてこ
の発電によつてリターダが制動力を生じ、エンジ
ン1あるいは車両に対して制動力を与えることに
なる。なおこの発電出力は第2図に示す冷却箱1
2内の抵抗25(第6図参照)によつて消費され
るようになつており、この箱12の中を還流する
冷却水によつて抵抗25は放熱されるようになつ
ている。
さらにこの誘導子型発電機は上述の如く補償コ
イル24を備えており、この補償コイル24は第
6図に示すように進相コンデンサ26と接続され
ている。従つて補償コイル24によつて電機子コ
イル23を流れる負荷電流による減磁作用の補償
を行なうように、補償コイル24によつて負荷電
流による磁束を打消すような磁束を発生させ、こ
の磁束を負荷電流による電機子コイル23の磁束
と相殺するようにしている。
イル24を備えており、この補償コイル24は第
6図に示すように進相コンデンサ26と接続され
ている。従つて補償コイル24によつて電機子コ
イル23を流れる負荷電流による減磁作用の補償
を行なうように、補償コイル24によつて負荷電
流による磁束を打消すような磁束を発生させ、こ
の磁束を負荷電流による電機子コイル23の磁束
と相殺するようにしている。
この動作は第7図に示すグラフによつても説明
される。すなわちこの発電機の界磁コイル22に
よつて生じ、しかも電機子コイル23と鎖交する
磁束は第7図において実線で示されるように変化
する。これによつて同図において点線で示すよう
な誘起電圧を電機子コイル23に生ずることにな
り、この電圧は上記の磁束に対して90度の遅れを
もっている。そしてこの電圧によつて負荷抵抗2
5に流れる電流は一般に点線で示す電圧よりもさ
らに45〜60度の遅れをもつて変化することにな
り、第7図において1点鎖線で示すようになる。
従つてこの負荷電流が電機子コイル23に流れる
と減磁作用を行なうような磁束を発生させること
になる。ところが補償コイル24も上記磁束2
7,28と鎖交し、しかもこのコイル24にはコ
ンデンサ26が接続されているために、このコイ
ル24には第7図において2点鎖線で示すような
電流が流れる。
される。すなわちこの発電機の界磁コイル22に
よつて生じ、しかも電機子コイル23と鎖交する
磁束は第7図において実線で示されるように変化
する。これによつて同図において点線で示すよう
な誘起電圧を電機子コイル23に生ずることにな
り、この電圧は上記の磁束に対して90度の遅れを
もっている。そしてこの電圧によつて負荷抵抗2
5に流れる電流は一般に点線で示す電圧よりもさ
らに45〜60度の遅れをもつて変化することにな
り、第7図において1点鎖線で示すようになる。
従つてこの負荷電流が電機子コイル23に流れる
と減磁作用を行なうような磁束を発生させること
になる。ところが補償コイル24も上記磁束2
7,28と鎖交し、しかもこのコイル24にはコ
ンデンサ26が接続されているために、このコイ
ル24には第7図において2点鎖線で示すような
電流が流れる。
第7図において1点鎖線で示す電機子コイル2
3に流れる負荷電流と、同図において2点鎖線で
示すような補償コイル24に流れる電流とは、完
全な逆相の関係にはないがほぼ逆相になつてい
る。従つてこれら2つの電流によつてそれぞれ生
ずる磁束は互にほぼ打消すことになる。従つてこ
のようなコンデンサ26を接続した補償コイル2
4を設けることによつて、負荷電流による減磁作
用を補償し、これによつて発電機の出力を高める
とともに、効率を向上させることが可能となる。
またこの発電機によつて構成されたリターダの制
動力を高めることができるようになる。
3に流れる負荷電流と、同図において2点鎖線で
示すような補償コイル24に流れる電流とは、完
全な逆相の関係にはないがほぼ逆相になつてい
る。従つてこれら2つの電流によつてそれぞれ生
ずる磁束は互にほぼ打消すことになる。従つてこ
のようなコンデンサ26を接続した補償コイル2
4を設けることによつて、負荷電流による減磁作
用を補償し、これによつて発電機の出力を高める
とともに、効率を向上させることが可能となる。
またこの発電機によつて構成されたリターダの制
動力を高めることができるようになる。
つぎに上記実施例の変形例を第8図につき説明
する。なおこの変形例において、上記実施例と対
応する部分には同一の符号を付すとともに、同一
の構成の部分についてはその説明を省略する。こ
の変形例においては、補償コイル24に互に並列
に接続された複数のコンデンサ26を接続するよ
うにしており、さらにそれぞれのコンデンサ26
には直列にスイツチ29が接続されるようになつ
ている。これらのスイツチ29はコントローラ3
0によつてその開閉が制御されるようになつてい
る。またコントローラ30はエンジン1の回転を
検出する回転検出センサ31の出力によつてスイ
ツチ29の開閉を行なうようになつている。
する。なおこの変形例において、上記実施例と対
応する部分には同一の符号を付すとともに、同一
の構成の部分についてはその説明を省略する。こ
の変形例においては、補償コイル24に互に並列
に接続された複数のコンデンサ26を接続するよ
うにしており、さらにそれぞれのコンデンサ26
には直列にスイツチ29が接続されるようになつ
ている。これらのスイツチ29はコントローラ3
0によつてその開閉が制御されるようになつてい
る。またコントローラ30はエンジン1の回転を
検出する回転検出センサ31の出力によつてスイ
ツチ29の開閉を行なうようになつている。
従つてこのような変形例によれば、エンジン1
の回転数に応じて、回転検出センサ31およびコ
ントローラ30によつてスイツチ29の開閉を制
御することにより、補償コイル24に接続される
コンデンサ26の容量が変化することになる。従
つてこの補償コイル24に流れ、かつ減磁作用の
補償を行なう電流の量を制御することが可能とな
る。従つてこれによつて誘導子型発電機の出力を
制御するとともに、この発電機から構成されるリ
ターダの制動力を制御することが可能になる。エ
ンジン1の回転数が高い場合にはこのリターダを
構成する発電機の出力も高くなるために、大きな
制動力が得られることから、負荷電流による減磁
作用を補償する必要性は低下するために、この場
合にはコンデンサ26の容量を小さくすればよ
い。これに対してエンジン1の回転数が低い場合
には、発電機の出力が低くなつて制動力も低下す
る。従つてこの場合には多くのスイツチ29を閉
じてコイル24と接続されるコンデンサ26の容
量を大きくして制動力を高めるようにすればよ
い。
の回転数に応じて、回転検出センサ31およびコ
ントローラ30によつてスイツチ29の開閉を制
御することにより、補償コイル24に接続される
コンデンサ26の容量が変化することになる。従
つてこの補償コイル24に流れ、かつ減磁作用の
補償を行なう電流の量を制御することが可能とな
る。従つてこれによつて誘導子型発電機の出力を
制御するとともに、この発電機から構成されるリ
ターダの制動力を制御することが可能になる。エ
ンジン1の回転数が高い場合にはこのリターダを
構成する発電機の出力も高くなるために、大きな
制動力が得られることから、負荷電流による減磁
作用を補償する必要性は低下するために、この場
合にはコンデンサ26の容量を小さくすればよ
い。これに対してエンジン1の回転数が低い場合
には、発電機の出力が低くなつて制動力も低下す
る。従つてこの場合には多くのスイツチ29を閉
じてコイル24と接続されるコンデンサ26の容
量を大きくして制動力を高めるようにすればよ
い。
第9図はさらに別の変形例を示すものであつ
て、この変形例においては補償コイル24にバリ
キヤツプ32を接続するようにしており、このバ
リキヤツプ32の容量を回転検出センサ31の検
出に基づいて、コントローラ30によつて制御す
るようにしている。従つてこのような構成によれ
ば多数のスイツチを設けることなく補償コイル2
4に流れる電流を調整することができ、エンジン
1の回転数に応じてリターダの制動力を制御する
ことができるようになる。
て、この変形例においては補償コイル24にバリ
キヤツプ32を接続するようにしており、このバ
リキヤツプ32の容量を回転検出センサ31の検
出に基づいて、コントローラ30によつて制御す
るようにしている。従つてこのような構成によれ
ば多数のスイツチを設けることなく補償コイル2
4に流れる電流を調整することができ、エンジン
1の回転数に応じてリターダの制動力を制御する
ことができるようになる。
つぎに上記実施例のさらに別の変形例を第10
図につき説明する。この変形例は上記第6図に示
す発電機の回路をさらに変形させたものであつ
て、電機子コイル23に接続された負荷抵抗25
にさらにコンデンサ33を並列に接続するように
したものである。従つてこの場合には電機子コイ
ル23に誘起される出力電圧がコンデンサ33と
抵抗25との並列回路に加えられることになり、
これによつて負荷電流を進相させることができ
る。そしてこの負荷電流の進相によつて、減磁作
用を行なう磁束の減少を図ることが可能となり、
このために発電出力が高くなる。さらにこの発電
機にはコンデンサ26と接続された補償コイル2
4が設けられているために、これによつて減磁作
用を打消すような磁束を発生させることができ、
さらに出力が向上することになる。
図につき説明する。この変形例は上記第6図に示
す発電機の回路をさらに変形させたものであつ
て、電機子コイル23に接続された負荷抵抗25
にさらにコンデンサ33を並列に接続するように
したものである。従つてこの場合には電機子コイ
ル23に誘起される出力電圧がコンデンサ33と
抵抗25との並列回路に加えられることになり、
これによつて負荷電流を進相させることができ
る。そしてこの負荷電流の進相によつて、減磁作
用を行なう磁束の減少を図ることが可能となり、
このために発電出力が高くなる。さらにこの発電
機にはコンデンサ26と接続された補償コイル2
4が設けられているために、これによつて減磁作
用を打消すような磁束を発生させることができ、
さらに出力が向上することになる。
第11図は第10図に示す変形例をさらに変形
させたものであつて、負荷抵抗25と並列に接続
されるコンデンサおよび補償コイル24と接続さ
れるコンデンサをそれぞれバリキヤツプ34,3
2から構成したものである。そしてこれらのバリ
キヤツプ34,32の容量は、エンジン1の回転
数を検出する回転検出センサ31の検出に基づい
て、コントローラ30によつて制御されるように
なつている。従つてこのような構成によれば、負
荷電流および補償コイル24を流れる電流の位相
を制御することができ、これによつて発電機の出
力を制御することができるようになる。従つてこ
の発電機から構成されるリターダの制動力をもエ
ンジン1の回転数に応じて制御することが可能と
なる。
させたものであつて、負荷抵抗25と並列に接続
されるコンデンサおよび補償コイル24と接続さ
れるコンデンサをそれぞれバリキヤツプ34,3
2から構成したものである。そしてこれらのバリ
キヤツプ34,32の容量は、エンジン1の回転
数を検出する回転検出センサ31の検出に基づい
て、コントローラ30によつて制御されるように
なつている。従つてこのような構成によれば、負
荷電流および補償コイル24を流れる電流の位相
を制御することができ、これによつて発電機の出
力を制御することができるようになる。従つてこ
の発電機から構成されるリターダの制動力をもエ
ンジン1の回転数に応じて制御することが可能と
なる。
以上本考案を図示の一実施例につき述べたが、
本考案は上記実施例によつて限定されることな
く、本考案の技術的思想に基づいて各種の変更が
可能である。例えば上記実施例はリターダに応用
した誘導子型発電機に関するものであるが、本考
案は高周波発電機等の他の目的に供される誘導子
型発電機にも適用可能である。
本考案は上記実施例によつて限定されることな
く、本考案の技術的思想に基づいて各種の変更が
可能である。例えば上記実施例はリターダに応用
した誘導子型発電機に関するものであるが、本考
案は高周波発電機等の他の目的に供される誘導子
型発電機にも適用可能である。
以上に述べたように本考案は、補償コイルを固
定子に設けるとともに、この補償コイルをコンデ
ンサと接続し、電機子コイルに流れる負荷電流に
よる減磁作用を打消すような磁束を上記補償コイ
ルが発生するようにした誘導子型発電機に関する
ものである。従つて本考案によれば上記の補償コ
イルによる減磁作用の補償により、発電機の出力
を増大するとともに、効率を向上させることが可
能になる。
定子に設けるとともに、この補償コイルをコンデ
ンサと接続し、電機子コイルに流れる負荷電流に
よる減磁作用を打消すような磁束を上記補償コイ
ルが発生するようにした誘導子型発電機に関する
ものである。従つて本考案によれば上記の補償コ
イルによる減磁作用の補償により、発電機の出力
を増大するとともに、効率を向上させることが可
能になる。
第1図は本考案の一実施例に係る誘導子型発電
機から成るリターダを備えたエンジンの側面図、
第2図はこのエンジンに設けられているリターダ
の斜視図、第3図はこのリターダを構成する誘導
子型発電機の要部拡大断面図、第4図は同展開正
面図、第5図はフライホイールが回転した状態に
おける第4図と同様の正面図、第6図はこの発電
機の接続を示す回路図、第7図は補償コイルによ
る補償の動作を示すグラフ、第8図は変形例に係
る発電機の回路図、第9図は別の変形例に係る発
電機の回路図、第10はさらに別の変形例に係る
発電機の回路図、第11図は第10図に示す変形
例をさらに変形させた発電機の回路図である。 なお図面に用いた符号において、3……フライ
ホイール、7……誘導子、8……誘導子磁極、1
4……ポールコア、15……固定子ヨーク、22
……界磁コイル、23……電機子コイル、24…
…補償コイル、25……負荷抵抗、26……進相
コンデンサ、である。
機から成るリターダを備えたエンジンの側面図、
第2図はこのエンジンに設けられているリターダ
の斜視図、第3図はこのリターダを構成する誘導
子型発電機の要部拡大断面図、第4図は同展開正
面図、第5図はフライホイールが回転した状態に
おける第4図と同様の正面図、第6図はこの発電
機の接続を示す回路図、第7図は補償コイルによ
る補償の動作を示すグラフ、第8図は変形例に係
る発電機の回路図、第9図は別の変形例に係る発
電機の回路図、第10はさらに別の変形例に係る
発電機の回路図、第11図は第10図に示す変形
例をさらに変形させた発電機の回路図である。 なお図面に用いた符号において、3……フライ
ホイール、7……誘導子、8……誘導子磁極、1
4……ポールコア、15……固定子ヨーク、22
……界磁コイル、23……電機子コイル、24…
…補償コイル、25……負荷抵抗、26……進相
コンデンサ、である。
Claims (1)
- 固定子側に界磁コイルと電機子コイルとを設け
るとともに、回転子側に誘導子磁極を設けるよう
にした誘導子型発電機において、補償コイルを前
記固定子に設けるとともに、この補償コイルをコ
ンデンサと接続し、前記電機子コイルに流れる負
荷電流による減磁作用を打消すような磁束を前記
補償コイルが発生するようにしたことを特徴とす
る誘導子型発電機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6357183U JPS59169580U (ja) | 1983-04-27 | 1983-04-27 | 誘導子型発電機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6357183U JPS59169580U (ja) | 1983-04-27 | 1983-04-27 | 誘導子型発電機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59169580U JPS59169580U (ja) | 1984-11-13 |
| JPH0353595Y2 true JPH0353595Y2 (ja) | 1991-11-22 |
Family
ID=30193757
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6357183U Granted JPS59169580U (ja) | 1983-04-27 | 1983-04-27 | 誘導子型発電機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59169580U (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS603092B2 (ja) * | 1976-09-20 | 1985-01-25 | 松下電器産業株式会社 | 樹脂フイルムのエツチング方法 |
-
1983
- 1983-04-27 JP JP6357183U patent/JPS59169580U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59169580U (ja) | 1984-11-13 |
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