JPH0354873Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0354873Y2 JPH0354873Y2 JP15746887U JP15746887U JPH0354873Y2 JP H0354873 Y2 JPH0354873 Y2 JP H0354873Y2 JP 15746887 U JP15746887 U JP 15746887U JP 15746887 U JP15746887 U JP 15746887U JP H0354873 Y2 JPH0354873 Y2 JP H0354873Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch
- center
- inner diameter
- jig
- center hole
- Prior art date
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Links
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Landscapes
- Gripping Jigs, Holding Jigs, And Positioning Jigs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案はフライホイール、クラツチデイスク、
クラツチカバー等の各クラツチ構造部品を組立る
際に用いられ、各クラツチ構造部品同士を同一芯
に合わせた状態で組立るためのクラツチ構造部品
のセンタ出し治具に関する。
クラツチカバー等の各クラツチ構造部品を組立る
際に用いられ、各クラツチ構造部品同士を同一芯
に合わせた状態で組立るためのクラツチ構造部品
のセンタ出し治具に関する。
[従来の技術]
自動車のエンジンの動力伝達・非伝達を行うた
めのクラツチは、使用するうちにクラツチデイス
クパツドの摩耗、パツドプレツシヤー羽根のいた
み等が生じ、車検や定期点検時に分解して各構造
部品の点検または交換を行う必要がある。クラツ
チ構造部品の交換としては、クラツチデイスクの
交換、フライホイールの中心孔に配設されるベア
リングの交換、クラツチカバーの交換等があり、
交換された部品は相互に組合せて組立られる。ク
ラツチ構造部品同士を組立、結合する際には、各
クラツチ構造部品同士を同一芯に合わせて状態で
行う必要がある。このため、これらの作業には、
従来第12図または第14図に示すクラツチ構造
部品のセンタ出し治具が用いられていた。
めのクラツチは、使用するうちにクラツチデイス
クパツドの摩耗、パツドプレツシヤー羽根のいた
み等が生じ、車検や定期点検時に分解して各構造
部品の点検または交換を行う必要がある。クラツ
チ構造部品の交換としては、クラツチデイスクの
交換、フライホイールの中心孔に配設されるベア
リングの交換、クラツチカバーの交換等があり、
交換された部品は相互に組合せて組立られる。ク
ラツチ構造部品同士を組立、結合する際には、各
クラツチ構造部品同士を同一芯に合わせて状態で
行う必要がある。このため、これらの作業には、
従来第12図または第14図に示すクラツチ構造
部品のセンタ出し治具が用いられていた。
第10図は従来のFR車用のセンタ出し治具を
用いてフライホイールとクラツチデイスクを組立
る状態を示す断面図、第11図は従来のFF車用
のセンタ出し治具を用いてクラツチデイスクとク
ラツチカバーを組立る状態を示す断面図、第12
図はFR車用のセンタ出し治具を示す側面部、第
13図はFR車用のセンタ出し治具の分解状態を
示す側面図、第14図はFF車用のセンタ出し治
具を示す側面図、第15図はFF車用のセンタ出
し治具の分解状態を示す側面図である。
用いてフライホイールとクラツチデイスクを組立
る状態を示す断面図、第11図は従来のFF車用
のセンタ出し治具を用いてクラツチデイスクとク
ラツチカバーを組立る状態を示す断面図、第12
図はFR車用のセンタ出し治具を示す側面部、第
13図はFR車用のセンタ出し治具の分解状態を
示す側面図、第14図はFF車用のセンタ出し治
具を示す側面図、第15図はFF車用のセンタ出
し治具の分解状態を示す側面図である。
第12図に示すFR車用のセンタ出し治具10
は、基端部に把持部11を備えた長手状の基体1
2を有してなる。基体12は先端側に結合軸13
が備えられ、結合軸13の先端側には第1螺合部
14が、基端側には第2螺合部15が形成される
(第13図参照)。第2螺合部15には、固定リン
グ16のネジ部17が螺合される。さらに固定リ
ング16が螺着された第2螺合部15の先端側に
は、結合軸13に外挿される状態でクラツチデイ
スクアタツチメント18が装着される。クラツチ
デイスクアタツチメント18には、大径部19と
小径部20とがそれぞれ備えられる。クラツチデ
イスクアタツチメント18が装着された結合軸1
3の先端側にはカラー21が外挿され、第1螺合
部14にはパイロツトベアリング用のアタツチメ
ント22のネジ孔23が螺合される。すなわち、
結合軸13に外挿されるクラツチデイスクアタツ
チメント18およびカラー21は、固定リング1
6とパイロツトベアリング用のアタツチメント2
2間に挟まれる状態で基体12に一体化される
(第12図参照)。
は、基端部に把持部11を備えた長手状の基体1
2を有してなる。基体12は先端側に結合軸13
が備えられ、結合軸13の先端側には第1螺合部
14が、基端側には第2螺合部15が形成される
(第13図参照)。第2螺合部15には、固定リン
グ16のネジ部17が螺合される。さらに固定リ
ング16が螺着された第2螺合部15の先端側に
は、結合軸13に外挿される状態でクラツチデイ
スクアタツチメント18が装着される。クラツチ
デイスクアタツチメント18には、大径部19と
小径部20とがそれぞれ備えられる。クラツチデ
イスクアタツチメント18が装着された結合軸1
3の先端側にはカラー21が外挿され、第1螺合
部14にはパイロツトベアリング用のアタツチメ
ント22のネジ孔23が螺合される。すなわち、
結合軸13に外挿されるクラツチデイスクアタツ
チメント18およびカラー21は、固定リング1
6とパイロツトベアリング用のアタツチメント2
2間に挟まれる状態で基体12に一体化される
(第12図参照)。
FR車用のセンタ出し治具10は、第10図に
示すように分解状態のフライホイール24とクラ
ツチデイスク25同士を同一芯に合わせた状態で
組立るものである。組立は、先ずクラツチデイス
ク25の中心孔26に治具10を矢印A方向に挿
入し、クラツチデイスクアタツチメント18の小
径部20に中心孔26の内径部を嵌め込む状態と
する。中心孔26の内径W1はクラツチのメー
カ、車種によつて異なるため、予め中心孔26の
内径W1に相応する外径の小径部20を備えるク
ラツチデイスクアタツチメント18を治具10の
結合軸13に外挿する。クラツチデイスクアタツ
チメント18の小径部20にクラツチデイスク2
5の中心孔26が嵌め込まれると、治具10の基
体12の中心軸線Bに対し、クラツチデイスク2
5の中心が相応することとなる。
示すように分解状態のフライホイール24とクラ
ツチデイスク25同士を同一芯に合わせた状態で
組立るものである。組立は、先ずクラツチデイス
ク25の中心孔26に治具10を矢印A方向に挿
入し、クラツチデイスクアタツチメント18の小
径部20に中心孔26の内径部を嵌め込む状態と
する。中心孔26の内径W1はクラツチのメー
カ、車種によつて異なるため、予め中心孔26の
内径W1に相応する外径の小径部20を備えるク
ラツチデイスクアタツチメント18を治具10の
結合軸13に外挿する。クラツチデイスクアタツ
チメント18の小径部20にクラツチデイスク2
5の中心孔26が嵌め込まれると、治具10の基
体12の中心軸線Bに対し、クラツチデイスク2
5の中心が相応することとなる。
次いでフライホイール24の中心孔27に配設
されるパイロツトベアリング28の内径部に、治
具10の先端に備えられるパイロツトベアリング
用のアタツチメント22を挿入し、嵌め込む。こ
のパイロツトベアリング28の内径W2もクラツ
チのメーカ、車種によつて異なるため、予め各内
径W2に相応する外径のアタツチメント22を第
1螺合部14に螺合しておく。この結果、アタツ
チメント22をパイロツトベアリング28内に挿
入することで、クラツチの中心軸線Pに対し、治
具10の基体12の中心軸線Bが相応することと
なる。
されるパイロツトベアリング28の内径部に、治
具10の先端に備えられるパイロツトベアリング
用のアタツチメント22を挿入し、嵌め込む。こ
のパイロツトベアリング28の内径W2もクラツ
チのメーカ、車種によつて異なるため、予め各内
径W2に相応する外径のアタツチメント22を第
1螺合部14に螺合しておく。この結果、アタツ
チメント22をパイロツトベアリング28内に挿
入することで、クラツチの中心軸線Pに対し、治
具10の基体12の中心軸線Bが相応することと
なる。
このように、上記治具10によれば、パイロツ
トベアリング用のアタツチメント22(第1設定
部)をパイロツトベアリング28の内径部に挿入
することで治具10の基体12の中心軸線Bをク
ラツチの中心軸線P上に設定位置決めすることが
可能となる。同時にクラツチデイスクアタツチメ
ント18の小径部20(第2設定部)をクラツチ
デイスク25の中心孔26を挿入することでクラ
ツチデイスク25の中心をクラツチの中心軸線P
上に設定位置決めすることが可能となる。したが
つて、フライホイール24とクラツチデイスク2
5とを相互に同一芯上に並設することが可能とな
り、この状態でフライホイール24に対しクラツ
チデイスク25を一体に支持し、各クラツチ構造
部品を相互にセンタ出しした状態で組立ることが
可能となる。
トベアリング用のアタツチメント22(第1設定
部)をパイロツトベアリング28の内径部に挿入
することで治具10の基体12の中心軸線Bをク
ラツチの中心軸線P上に設定位置決めすることが
可能となる。同時にクラツチデイスクアタツチメ
ント18の小径部20(第2設定部)をクラツチ
デイスク25の中心孔26を挿入することでクラ
ツチデイスク25の中心をクラツチの中心軸線P
上に設定位置決めすることが可能となる。したが
つて、フライホイール24とクラツチデイスク2
5とを相互に同一芯上に並設することが可能とな
り、この状態でフライホイール24に対しクラツ
チデイスク25を一体に支持し、各クラツチ構造
部品を相互にセンタ出しした状態で組立ることが
可能となる。
一方、第14図に示すFF車用のセンタ出し治
具30は、前記FR車用のセンタ出し治具10と
同じ構成に係る基体12の第2螺合部15に、テ
ーパ部31を備えたテーパアタツチメント32を
装着し、さらにテーパアタツチメント32の先端
側の結合軸13上にクラツチデイスクアタツチメ
ント33を外挿して構成される(第15図参照)。
また第1螺合部14には、キヤツプ34のネジ部
35が螺合される。テーパアタツチメント32
は、ネジ部36を第2螺合部15に螺合すること
により基体12に装着される。また、結合軸13
に外挿されるクラツチデイスクアタツチメント3
3は、テーパアタツチメント32とキヤツプ34
間に挟まれる状態で基体12に一体化される(第
14図参照)。
具30は、前記FR車用のセンタ出し治具10と
同じ構成に係る基体12の第2螺合部15に、テ
ーパ部31を備えたテーパアタツチメント32を
装着し、さらにテーパアタツチメント32の先端
側の結合軸13上にクラツチデイスクアタツチメ
ント33を外挿して構成される(第15図参照)。
また第1螺合部14には、キヤツプ34のネジ部
35が螺合される。テーパアタツチメント32
は、ネジ部36を第2螺合部15に螺合すること
により基体12に装着される。また、結合軸13
に外挿されるクラツチデイスクアタツチメント3
3は、テーパアタツチメント32とキヤツプ34
間に挟まれる状態で基体12に一体化される(第
14図参照)。
FF車用のセンタ出し治具30は、第11図に
示すように分解状態のクラツチデイスク37とク
ラツチカバー38同士を同一芯に合わせた状態で
組立るものである。組立は、先ずクラツチカバー
38のパツドプレツシヤー羽根39の内径部に治
具30を矢印A方向に挿入し(第11図2点鎖線
C参照)、テーパアタツチメント32のテーパ部
31とパツドプレツシヤー羽根39の内径部とが
当接するようにする。パツドプレツシヤー羽根3
9の内径W3は、クラツチのメーカ、車種によつ
て異なる他、矢印A方向に圧力を加えられること
によつても異なる。したがつて、パツドプレツシ
ヤー羽根39の内径部とテーパ部31の全周とが
当接されるまで治具30を矢印A方向に挿入する
ことで、治具30の基体12の中心軸線Bに対
し、クラツチカバー38の中心が相応することと
なる。
示すように分解状態のクラツチデイスク37とク
ラツチカバー38同士を同一芯に合わせた状態で
組立るものである。組立は、先ずクラツチカバー
38のパツドプレツシヤー羽根39の内径部に治
具30を矢印A方向に挿入し(第11図2点鎖線
C参照)、テーパアタツチメント32のテーパ部
31とパツドプレツシヤー羽根39の内径部とが
当接するようにする。パツドプレツシヤー羽根3
9の内径W3は、クラツチのメーカ、車種によつ
て異なる他、矢印A方向に圧力を加えられること
によつても異なる。したがつて、パツドプレツシ
ヤー羽根39の内径部とテーパ部31の全周とが
当接されるまで治具30を矢印A方向に挿入する
ことで、治具30の基体12の中心軸線Bに対
し、クラツチカバー38の中心が相応することと
なる。
次いで中心をクラツチの中心軸線P上に配設し
てなるクラツチデイスク37の中心孔40に治具
30の先端部を矢印A方向に挿入する。この結
果、クラツチデイスクアタツチメント33が中心
孔40の内径部に挿入され、嵌め込まれる。この
中心孔40の内径W4もクラツチのメーカ、車種
によつて異なるため、予め各内径W4に相応する
クラツチデイスクアタツチメント33を結合軸1
3に外挿しておく。この結果、クラツチデイスク
アタツチメント33をクラツチデイスク37の中
心孔40に挿入することでクラツチの中心軸線P
に対し、治具30の基体12の中心軸線Bが相応
することとなる。
てなるクラツチデイスク37の中心孔40に治具
30の先端部を矢印A方向に挿入する。この結
果、クラツチデイスクアタツチメント33が中心
孔40の内径部に挿入され、嵌め込まれる。この
中心孔40の内径W4もクラツチのメーカ、車種
によつて異なるため、予め各内径W4に相応する
クラツチデイスクアタツチメント33を結合軸1
3に外挿しておく。この結果、クラツチデイスク
アタツチメント33をクラツチデイスク37の中
心孔40に挿入することでクラツチの中心軸線P
に対し、治具30の基体12の中心軸線Bが相応
することとなる。
このように、上記治具30によれば、クラツチ
デイスクアタツチメント33(第1設定部)をク
ラツチデイスク37の中心孔に挿入することで治
具30の基体12の中心軸線Bをクラツチの中心
軸線P上に設定位置決めすることが可能となる。
同時にテーパアタツチメント32のテーパ部31
(第2設定部)をクラツチカバー38のパツドプ
レツシヤー羽根39の内径部に挿入し、当接する
ことでクラツチカバー38の中心をクラツチの中
心軸線P上に設定位置決めすることが可能とな
る。したがつて、クラツチデイスク37とクラツ
チカバー38とを相互に同一芯上に並設すること
が可能となり、この状態でクラツチカバー37と
フライホイール24その他の構造部品を結合する
ことでそれぞれのクラツチ構造部品が相互にセン
タ出しされた状態で組立られることとなる。
デイスクアタツチメント33(第1設定部)をク
ラツチデイスク37の中心孔に挿入することで治
具30の基体12の中心軸線Bをクラツチの中心
軸線P上に設定位置決めすることが可能となる。
同時にテーパアタツチメント32のテーパ部31
(第2設定部)をクラツチカバー38のパツドプ
レツシヤー羽根39の内径部に挿入し、当接する
ことでクラツチカバー38の中心をクラツチの中
心軸線P上に設定位置決めすることが可能とな
る。したがつて、クラツチデイスク37とクラツ
チカバー38とを相互に同一芯上に並設すること
が可能となり、この状態でクラツチカバー37と
フライホイール24その他の構造部品を結合する
ことでそれぞれのクラツチ構造部品が相互にセン
タ出しされた状態で組立られることとなる。
[考案が解決しようとする問題点]
しかしながら、上記各センタ出し治具10,3
0のうち、FR車用のセンタ出し治具10にあつ
ては、メーカ、車種等によつて異なるクラツチデ
イスク25の中心孔26の内径W1に応じて様々
な径の小径部20を有するクラツチデイスクアタ
ツチメント18を予め用意しなければならず(通
常10種類以上)、またこれら各クラツチデイスク
アタツチメント18を選定し、結合軸13に装着
する作業は面倒とされた。
0のうち、FR車用のセンタ出し治具10にあつ
ては、メーカ、車種等によつて異なるクラツチデ
イスク25の中心孔26の内径W1に応じて様々
な径の小径部20を有するクラツチデイスクアタ
ツチメント18を予め用意しなければならず(通
常10種類以上)、またこれら各クラツチデイスク
アタツチメント18を選定し、結合軸13に装着
する作業は面倒とされた。
一方、FF車用のセンタ出し治具30にあつて
は、テーパアタツチメント32のテーパ部31を
パツドプレツシヤー羽根39の内径部に挿入して
クラツチカバー38のセンタ出しを行うので、例
えばクラツチカバー38をフライホイール24に
ボルト止めする際には二人で作業しなければなら
なかつた。すなわち、一人の作業者が、テーパ部
31とパツドプレツシヤー羽根39の内径部が当
接状態となるように治具30を矢印A方向に押付
けなければならず(第11図参照)、またもう一
人の作業者がセンタ出しされた状態のクラツチカ
バー38をフライホイール24にボルト止めしな
ければならなかつた。こうした作業は、車体の底
部に作業員がもぐつて行わなければならず、二人
の作業員がこのような狭小な空間で作業を行うこ
とは作業性が悪いものとされた。また、パツドプ
レツシヤー羽根39の内径部にテーパ部31を挿
入し、当接した状態においても、クラツチカバー
38の外方が矢印D方向に位置ずれを起こす恐れ
がある。こうしてクラツチカバー38に僅かな位
置ずれ状態が生じてクラツチが組立られると、各
パツドプレツシヤー羽根39の押圧力がそれぞれ
異なることとなり、デイスクパツドに偏面摩耗が
生じたり、永年使用していくうちクラツチの接・
離動作に異常が生ずる恐れがあつた。
は、テーパアタツチメント32のテーパ部31を
パツドプレツシヤー羽根39の内径部に挿入して
クラツチカバー38のセンタ出しを行うので、例
えばクラツチカバー38をフライホイール24に
ボルト止めする際には二人で作業しなければなら
なかつた。すなわち、一人の作業者が、テーパ部
31とパツドプレツシヤー羽根39の内径部が当
接状態となるように治具30を矢印A方向に押付
けなければならず(第11図参照)、またもう一
人の作業者がセンタ出しされた状態のクラツチカ
バー38をフライホイール24にボルト止めしな
ければならなかつた。こうした作業は、車体の底
部に作業員がもぐつて行わなければならず、二人
の作業員がこのような狭小な空間で作業を行うこ
とは作業性が悪いものとされた。また、パツドプ
レツシヤー羽根39の内径部にテーパ部31を挿
入し、当接した状態においても、クラツチカバー
38の外方が矢印D方向に位置ずれを起こす恐れ
がある。こうしてクラツチカバー38に僅かな位
置ずれ状態が生じてクラツチが組立られると、各
パツドプレツシヤー羽根39の押圧力がそれぞれ
異なることとなり、デイスクパツドに偏面摩耗が
生じたり、永年使用していくうちクラツチの接・
離動作に異常が生ずる恐れがあつた。
また、上記各センタ出し治具10,30は、把
持部11、結合軸13を備えた長手状の基体12
にそれぞれのアタツチメントを装着することとし
ているため、クラツチの中心軸線方向(P方向)
に長尺となり、取扱い性が悪いものとされた。特
に横置きエンジンのFF車においては、2点鎖線
Eに示す位置(第11図参照)にホイールハウス
が存在し、センタ出しを行う場合、治具30を矢
印Fに示すように斜め方向に挿入し、パツドプレ
ツシヤー羽根39の内径部にテーパ部31を当接
しなければならないので作業性が悪いものとされ
た。
持部11、結合軸13を備えた長手状の基体12
にそれぞれのアタツチメントを装着することとし
ているため、クラツチの中心軸線方向(P方向)
に長尺となり、取扱い性が悪いものとされた。特
に横置きエンジンのFF車においては、2点鎖線
Eに示す位置(第11図参照)にホイールハウス
が存在し、センタ出しを行う場合、治具30を矢
印Fに示すように斜め方向に挿入し、パツドプレ
ツシヤー羽根39の内径部にテーパ部31を当接
しなければならないので作業性が悪いものとされ
た。
また、従来のセンタ出し治具10,30は、
FR車用とFF車用でそれぞれ異なる構成としてい
るので、整備員の間で両者を共用した治具の開発
が望まれていた。
FR車用とFF車用でそれぞれ異なる構成としてい
るので、整備員の間で両者を共用した治具の開発
が望まれていた。
さらに従来、実開昭60−120786号に示されるク
ラツチデイスクの芯出し治具が存在する。この治
具は、放射方向に拡開・縮径し、クラツチデイス
クの内スプラインに当接する3つの当接板を備え
てなる。すなわち、この当接板の基端側に備えら
れるガイドアームはクラツチの軸線方向に沿つて
テーパ形状とされる円すい形の軸と摺接し、この
軸をクラツチの軸線方向に調整移動することで当
接板を放射方向に拡開・縮径させていた。
ラツチデイスクの芯出し治具が存在する。この治
具は、放射方向に拡開・縮径し、クラツチデイス
クの内スプラインに当接する3つの当接板を備え
てなる。すなわち、この当接板の基端側に備えら
れるガイドアームはクラツチの軸線方向に沿つて
テーパ形状とされる円すい形の軸と摺接し、この
軸をクラツチの軸線方向に調整移動することで当
接板を放射方向に拡開・縮径させていた。
しかし、この芯出し治具においては、クラツチ
軸線方向に沿つてテーパ形状とされる長尺の軸と
当接板のガイドアームを摺接させて当接板の拡
開・縮径方向の移動を行つているため、上記各セ
ンタ出し治具10,30と同様に、クラツチの中
心軸線方向に長尺となり、取扱い性が悪いものと
された。すなわち、この芯出し治具においても
FF車の横置きエンジンのクラツチを分解・組立
てる場合に、軸線方向に長尺であるためフライホ
イール等の部分と干渉する恐れがある。
軸線方向に沿つてテーパ形状とされる長尺の軸と
当接板のガイドアームを摺接させて当接板の拡
開・縮径方向の移動を行つているため、上記各セ
ンタ出し治具10,30と同様に、クラツチの中
心軸線方向に長尺となり、取扱い性が悪いものと
された。すなわち、この芯出し治具においても
FF車の横置きエンジンのクラツチを分解・組立
てる場合に、軸線方向に長尺であるためフライホ
イール等の部分と干渉する恐れがある。
本考案は、FR車、FF車の両方に対応でき、多
数の構成部品を用いることなく、作業性に富み、
一人の作業員でも簡単かつ正確に各クラツチ構造
部品をセンタ出しし、クラツチの組立作業ができ
るクラツチ構造部品のセンタ出し治具を提供する
ことを目的とする。
数の構成部品を用いることなく、作業性に富み、
一人の作業員でも簡単かつ正確に各クラツチ構造
部品をセンタ出しし、クラツチの組立作業ができ
るクラツチ構造部品のセンタ出し治具を提供する
ことを目的とする。
[問題点を解決するための手段]
上記目的を達成するために、本考案は、クラツ
チの中心軸線方向に沿つて配設される基体と、基
体の先端部に備えられ、中心部をクラツチの中心
軸線上に相応させて配設されるフライホイールの
中心孔の内径部、またはクラツチデイスクの中心
孔の内径部に、挿入されて基体の中心をクラツチ
の中心軸線上に設定位置決めする第1設定部と、
基体の基端部に備えられ、前記第1設定部がフラ
イホイールの中心孔に挿入された場合にはクラツ
チデイスクの中心孔の内径部に、前記第1設定部
がクラツチデイスクの中心孔に挿入された場合に
はクラツチカバーのパツドプレツシヤー羽根の内
径部にそれぞれ挿入され、クラツチデイスクまた
はクラツチカバーの中心をクラツチの中心軸線上
に設定位置決めする第2設定部と、を備えてなる
クラツチ構造部品のセンタ出し治具において、上
記第2設定部を、基体に対し回転自在に支持さ
れ、一面側にスクロール状の凹凸部を備えてなる
回転板と、基体に支持された支持体により、基体
に対する各円周方向位置に位置決め・支持される
とともに上記回転板の凹凸部と係合する凹凸部を
備え、回転板の回転操作により、基体の中心に対
し相互に同一間隔をもつて放射方向に拡開または
縮径し、クラツチデイスクの中心孔の内径部また
はクラツチカバーのパツドプレツシヤー羽根の内
径部に当接可能な少なくとも3本の爪体で構成す
るようにしたものである。
チの中心軸線方向に沿つて配設される基体と、基
体の先端部に備えられ、中心部をクラツチの中心
軸線上に相応させて配設されるフライホイールの
中心孔の内径部、またはクラツチデイスクの中心
孔の内径部に、挿入されて基体の中心をクラツチ
の中心軸線上に設定位置決めする第1設定部と、
基体の基端部に備えられ、前記第1設定部がフラ
イホイールの中心孔に挿入された場合にはクラツ
チデイスクの中心孔の内径部に、前記第1設定部
がクラツチデイスクの中心孔に挿入された場合に
はクラツチカバーのパツドプレツシヤー羽根の内
径部にそれぞれ挿入され、クラツチデイスクまた
はクラツチカバーの中心をクラツチの中心軸線上
に設定位置決めする第2設定部と、を備えてなる
クラツチ構造部品のセンタ出し治具において、上
記第2設定部を、基体に対し回転自在に支持さ
れ、一面側にスクロール状の凹凸部を備えてなる
回転板と、基体に支持された支持体により、基体
に対する各円周方向位置に位置決め・支持される
とともに上記回転板の凹凸部と係合する凹凸部を
備え、回転板の回転操作により、基体の中心に対
し相互に同一間隔をもつて放射方向に拡開または
縮径し、クラツチデイスクの中心孔の内径部また
はクラツチカバーのパツドプレツシヤー羽根の内
径部に当接可能な少なくとも3本の爪体で構成す
るようにしたものである。
[作用]
本考案によれば、第2設定部を基体に対し回転
自在に支持され、一面側にスクロール状の凹凸部
を備えてなる回転板と、基体に支持された支持体
により、基体に対する各円周方向位置に位置決
め・支持されるとともに上記回転板の凹凸部と係
合する凹凸部を備え、回転板の回転操作により、
基体の中心に対し相互に同一間隔をもつて放射方
向に拡開または縮径し、クラツチデイスクの中心
孔の内径部またはクラツチカバーのパツドプレツ
シヤー羽根の内径部に当接可能な少なくとも3本
の爪体で構成したため、FR車の場合にあつては、
第1設定部をフライホイールの中心孔に挿入した
状態で、各爪体を拡開または縮径してクラツチデ
イスクの中心孔の内径部に当接させれば、フライ
ホイールとクラツチデイスクの中心を簡単かつ正
確に同一芯上に設定することが可能となる。また
FF車の場合にあつては、第1設定部をクラツチ
デイスクの中心孔に挿入した状態で、各爪体を拡
開または縮径してクラツチカバーのパツドプレツ
シヤー羽根の内径部に当接させれば、クラツチデ
イスクとクラツチカバーの中心を簡単かつ正確に
同一芯上に設定することが可能となる。
自在に支持され、一面側にスクロール状の凹凸部
を備えてなる回転板と、基体に支持された支持体
により、基体に対する各円周方向位置に位置決
め・支持されるとともに上記回転板の凹凸部と係
合する凹凸部を備え、回転板の回転操作により、
基体の中心に対し相互に同一間隔をもつて放射方
向に拡開または縮径し、クラツチデイスクの中心
孔の内径部またはクラツチカバーのパツドプレツ
シヤー羽根の内径部に当接可能な少なくとも3本
の爪体で構成したため、FR車の場合にあつては、
第1設定部をフライホイールの中心孔に挿入した
状態で、各爪体を拡開または縮径してクラツチデ
イスクの中心孔の内径部に当接させれば、フライ
ホイールとクラツチデイスクの中心を簡単かつ正
確に同一芯上に設定することが可能となる。また
FF車の場合にあつては、第1設定部をクラツチ
デイスクの中心孔に挿入した状態で、各爪体を拡
開または縮径してクラツチカバーのパツドプレツ
シヤー羽根の内径部に当接させれば、クラツチデ
イスクとクラツチカバーの中心を簡単かつ正確に
同一芯上に設定することが可能となる。
この際、各爪体の放射方向における拡開・縮径
は、スクロール状の凹凸部を備えた回転板を回転
操作することにより行われ、この凹凸部と係合す
る爪体の凹凸部を介して各爪体が作動されること
となる。したがつて、第2設定部がクラツチの中
心軸線において回転板の厚み分および爪体の長さ
分だけで足りることとなり、センタ出し治具の全
体をコンパクト化し、取扱性を向上することがで
きる。
は、スクロール状の凹凸部を備えた回転板を回転
操作することにより行われ、この凹凸部と係合す
る爪体の凹凸部を介して各爪体が作動されること
となる。したがつて、第2設定部がクラツチの中
心軸線において回転板の厚み分および爪体の長さ
分だけで足りることとなり、センタ出し治具の全
体をコンパクト化し、取扱性を向上することがで
きる。
このように本考案に係るクラツチ構造部品のセ
ンタ出し治具にあつては、メーカ、車種等によつ
て異なるクラツチデイスクの中心孔の内径または
パツドプレツシヤー羽根の内径にも容易に対応で
き、またクラツチの中心軸線方向において短いも
のとすることができるので治具と例えばフライホ
イール等の部分とが干渉することがなく、車体底
部の狭小な空間でも一人の作業者が簡単にクラツ
チの分解、組立作業を行うことができる。
ンタ出し治具にあつては、メーカ、車種等によつ
て異なるクラツチデイスクの中心孔の内径または
パツドプレツシヤー羽根の内径にも容易に対応で
き、またクラツチの中心軸線方向において短いも
のとすることができるので治具と例えばフライホ
イール等の部分とが干渉することがなく、車体底
部の狭小な空間でも一人の作業者が簡単にクラツ
チの分解、組立作業を行うことができる。
[実施例]
以下、本考案の実施例を図面で参照して説明す
る。
る。
第1図は本考案の一実施例に係るクラツチ構造
部品のセンタ出し治具の斜視図、第2図は第1図
の−線に沿う断面図、第3図はセンタ出し治
具の分解状態を示す斜視図、第4図はセンタ出し
治具を用いてFR車の各クラツチ構造部品を組立
る状態を示す斜視図、第5図は同断面図、第6図
はセンタ出し治具を用いてFF車の各クラツチ構
造部品を組立る状態を示す斜視図、第7図は同断
面図、第8図Aは分解状態のFF車用のクラツチ
カバーを示す正面図、第8図Bは同縦断面図、第
9図Aは組立状態のFF車用のクラツチカバーを
示す正面図、第9図Bは同縦断面図である。
部品のセンタ出し治具の斜視図、第2図は第1図
の−線に沿う断面図、第3図はセンタ出し治
具の分解状態を示す斜視図、第4図はセンタ出し
治具を用いてFR車の各クラツチ構造部品を組立
る状態を示す斜視図、第5図は同断面図、第6図
はセンタ出し治具を用いてFF車の各クラツチ構
造部品を組立る状態を示す斜視図、第7図は同断
面図、第8図Aは分解状態のFF車用のクラツチ
カバーを示す正面図、第8図Bは同縦断面図、第
9図Aは組立状態のFF車用のクラツチカバーを
示す正面図、第9図Bは同縦断面図である。
クラツチ構造部品のセンタ出し治具50は、基
軸51(基体)の軸まわりに円筒形の支持体52
を備えてなる(第1図参照)。基軸51は、基端
部に把持部53を備え、また先端部には雄ネジ部
54が形成される(第3図参照)。基軸51の先
端部には、様々な外径W5を有する円筒形のアタ
ツチメント55が装着可能とされる。アタツチメ
ント55の装着は、アタツチメント55に形成さ
れる雌ネジ部56を前記基軸51の雄ネジ部54
に螺合することにより行われる。
軸51(基体)の軸まわりに円筒形の支持体52
を備えてなる(第1図参照)。基軸51は、基端
部に把持部53を備え、また先端部には雄ネジ部
54が形成される(第3図参照)。基軸51の先
端部には、様々な外径W5を有する円筒形のアタ
ツチメント55が装着可能とされる。アタツチメ
ント55の装着は、アタツチメント55に形成さ
れる雌ネジ部56を前記基軸51の雄ネジ部54
に螺合することにより行われる。
円筒形の支持体52には、回転ハンドル57
(回転体)が一体に取付けられる。回転ハンドル
57には中心に基軸51の挿通孔58が備えられ
る。回転ハンドル57のうち、支持体52との対
向面にはスクロール状の突条59(凹凸部)が形
成される(第3図参照)。また、回転ハンドル5
7のうち、支持体52との対向面の外周部には、
段部60が形成される。
(回転体)が一体に取付けられる。回転ハンドル
57には中心に基軸51の挿通孔58が備えられ
る。回転ハンドル57のうち、支持体52との対
向面にはスクロール状の突条59(凹凸部)が形
成される(第3図参照)。また、回転ハンドル5
7のうち、支持体52との対向面の外周部には、
段部60が形成される。
一方、支持体52にも中心に基軸51の挿通孔
61が形成される。回転ハンドル57は段部60
を支持体52に形成される凹部62内に挿入し、
かつ支持体52に形成されるリム部63に回転ハ
ンドル57の挿通孔58を挿通させることにより
一体化される(第2図参照)。回転ハンドル57
を一体化してなる支持体52には、リングナツト
64が装着される。リングナツト64は、リム部
63に形成される雄ネジ部65に、リングナツト
64に形成される雌ネジ部66を螺合することに
より行われる。リングナツト64にはスリツト6
7が形成され、リム部63に装着されたリングナ
ツト64にはスリツト67の部分に止めネジ68
が螺合される。止めネジ68が螺合されると、ス
リツト67間の間隙が狭められることとなり、雄
ネジ部65と雌ネジ部66とが強固に噛み合うこ
ととなる。これにより、回転ハンドル57が支持
体52から離脱することなく一体に取付けられる
こととなる(第2図参照)。
61が形成される。回転ハンドル57は段部60
を支持体52に形成される凹部62内に挿入し、
かつ支持体52に形成されるリム部63に回転ハ
ンドル57の挿通孔58を挿通させることにより
一体化される(第2図参照)。回転ハンドル57
を一体化してなる支持体52には、リングナツト
64が装着される。リングナツト64は、リム部
63に形成される雄ネジ部65に、リングナツト
64に形成される雌ネジ部66を螺合することに
より行われる。リングナツト64にはスリツト6
7が形成され、リム部63に装着されたリングナ
ツト64にはスリツト67の部分に止めネジ68
が螺合される。止めネジ68が螺合されると、ス
リツト67間の間隙が狭められることとなり、雄
ネジ部65と雌ネジ部66とが強固に噛み合うこ
ととなる。これにより、回転ハンドル57が支持
体52から離脱することなく一体に取付けられる
こととなる(第2図参照)。
センタ出し治具50のうち、支持体52の先端
側の端面には、3つの長孔69が形成される。各
長孔69は、支持体52の挿通孔61と同様に支
持体52の表裏面を貫通し、挿通孔61の中心に
対し放射方向に延設されるものである。各長孔6
9は、支持体52の中心を基準に相互に120度ず
つ離隔される。長孔69内の両側面には、放射方
向に延設されるガイド溝70が形成される。
側の端面には、3つの長孔69が形成される。各
長孔69は、支持体52の挿通孔61と同様に支
持体52の表裏面を貫通し、挿通孔61の中心に
対し放射方向に延設されるものである。各長孔6
9は、支持体52の中心を基準に相互に120度ず
つ離隔される。長孔69内の両側面には、放射方
向に延設されるガイド溝70が形成される。
長孔69内には、第3図の矢印Gに示すように
ホルダー71が挿入される。ホルダー71には、
両側部に前記長孔69のガイド溝70に嵌入する
凸部72が形成される。ガイド溝70に凸部72
を嵌入する状態のホルダー71は、裏面側に複数
の凹溝73(凹凸部)を備える。また、ホルダー
71の表面側には、爪体の装着部74が備えら
れ、該装着部74にはネジ孔75が形成される。
装着部74には、長尺の爪体76Aと短尺の爪体
76Bのそれぞれが交換自在に装着可能とされる
(第3図参照)。各爪体76A,76Bは、取付ネ
ジ77を爪体76A,76Bの孔部78に挿通
し、さらに該取付ネジ77をネジ孔75に螺合す
ることにより取付けられる。また、ホルダー71
の裏面側の凹溝73は、予め回転ハンドル57を
支持体52に取付ける際に、回転ハンドル57の
表面側に形成される突条59と嵌合される(第2
図参照)。
ホルダー71が挿入される。ホルダー71には、
両側部に前記長孔69のガイド溝70に嵌入する
凸部72が形成される。ガイド溝70に凸部72
を嵌入する状態のホルダー71は、裏面側に複数
の凹溝73(凹凸部)を備える。また、ホルダー
71の表面側には、爪体の装着部74が備えら
れ、該装着部74にはネジ孔75が形成される。
装着部74には、長尺の爪体76Aと短尺の爪体
76Bのそれぞれが交換自在に装着可能とされる
(第3図参照)。各爪体76A,76Bは、取付ネ
ジ77を爪体76A,76Bの孔部78に挿通
し、さらに該取付ネジ77をネジ孔75に螺合す
ることにより取付けられる。また、ホルダー71
の裏面側の凹溝73は、予め回転ハンドル57を
支持体52に取付ける際に、回転ハンドル57の
表面側に形成される突条59と嵌合される(第2
図参照)。
こうして、第1図または第2図に示すように、
クラツチ構造部品のセンター出し治具50が組立
られることとなる。組立状態のセンタ出し治具5
0は、各ホルダー71に装着される爪体76Aま
たは76Bの位置が基軸51の中心軸線Jに対し
相互に同一間隔T1になるようにホルダー71の
装着位置を設定している(第2図参照)。また組
立られた治具50は、回転ハンドル57を矢印θ
方向に回転することで各ホルダー71をガイド溝
70に沿つて放射方向に拡開、または縮径するこ
とが可能となる。すなわち、回転ハンドル57を
回転することでスクロール状の突条59と凹溝7
3が摺接され、これにより各ホルダー71を長孔
69に沿つて連動状態で移動させることが可能と
なる。この結果、各ホルダー71に装着された爪
体76Aまたは76Bを、基軸51の中心軸線J
に対し、相互に同一間隔T1をもつて拡開または
縮径することが可能となる。
クラツチ構造部品のセンター出し治具50が組立
られることとなる。組立状態のセンタ出し治具5
0は、各ホルダー71に装着される爪体76Aま
たは76Bの位置が基軸51の中心軸線Jに対し
相互に同一間隔T1になるようにホルダー71の
装着位置を設定している(第2図参照)。また組
立られた治具50は、回転ハンドル57を矢印θ
方向に回転することで各ホルダー71をガイド溝
70に沿つて放射方向に拡開、または縮径するこ
とが可能となる。すなわち、回転ハンドル57を
回転することでスクロール状の突条59と凹溝7
3が摺接され、これにより各ホルダー71を長孔
69に沿つて連動状態で移動させることが可能と
なる。この結果、各ホルダー71に装着された爪
体76Aまたは76Bを、基軸51の中心軸線J
に対し、相互に同一間隔T1をもつて拡開または
縮径することが可能となる。
このようにして形成されるセンター出し治具5
0は、FR車におけるフライホイール24とクラ
ツチデイスク25を同一芯に合わせた状態で組立
可能とする(第4図および第5図参照)。組立は、
ホルダー71の装着部74に長尺の爪体76Aを
装着し、先ずクラツチデイスク24の中心孔26
に治具50の基軸51を矢印A方向に挿入し、さ
らに縮径状態の3つの爪体76Aを中心孔26の
内径部内に挿入する。次に支持体52の外周部を
保持固定する状態で回転ハンドル57を矢印K方
向に回転する。すると、スクロール状の突条59
と凹溝73が摺接し、各爪体76Aが連動する状
態で放射方向に拡開することとなる。拡開される
各爪体76Aが第5図の2点鎖線Lに示すように
中心孔26の内径部に当接されると、治具50の
基軸51の中心軸線Jに対し、クラツチデイスク
25の中心が設定位置決めされることとなる。す
なわち、クラツチデイスク25の中心孔26の内
径W1は、クラツチのメーカ、車種等によつて異
なり、このように異なる内径W1の中心孔26に
各爪体76Aを当接することによつて、様々な種
類のクラツチデイスク25のセンタ出しが可能と
なる。この際、爪体76Aは、基軸51の軸線J
と平行とされるため、爪体76Aと中心孔26の
内径部が面接触して正確なセンタ出しが可能とな
る。
0は、FR車におけるフライホイール24とクラ
ツチデイスク25を同一芯に合わせた状態で組立
可能とする(第4図および第5図参照)。組立は、
ホルダー71の装着部74に長尺の爪体76Aを
装着し、先ずクラツチデイスク24の中心孔26
に治具50の基軸51を矢印A方向に挿入し、さ
らに縮径状態の3つの爪体76Aを中心孔26の
内径部内に挿入する。次に支持体52の外周部を
保持固定する状態で回転ハンドル57を矢印K方
向に回転する。すると、スクロール状の突条59
と凹溝73が摺接し、各爪体76Aが連動する状
態で放射方向に拡開することとなる。拡開される
各爪体76Aが第5図の2点鎖線Lに示すように
中心孔26の内径部に当接されると、治具50の
基軸51の中心軸線Jに対し、クラツチデイスク
25の中心が設定位置決めされることとなる。す
なわち、クラツチデイスク25の中心孔26の内
径W1は、クラツチのメーカ、車種等によつて異
なり、このように異なる内径W1の中心孔26に
各爪体76Aを当接することによつて、様々な種
類のクラツチデイスク25のセンタ出しが可能と
なる。この際、爪体76Aは、基軸51の軸線J
と平行とされるため、爪体76Aと中心孔26の
内径部が面接触して正確なセンタ出しが可能とな
る。
次いでエンジン本体79側に取付けられるフラ
イホイール24の中心孔27に配設されるパイロ
ツトベアリング28の内径部に、基軸51の先端
に装着されるアタツチメント55を挿入し、嵌め
込む。このパイロツトベアリング28の内径W2
は、クラツチのメーカ、車種によつて異なるた
め、予め各内径W2に相応する外径W5のアタツ
チメント55を基軸51の先端の雄ネジ部54に
螺合しておく。この結果、アタツチメント55を
パイロツトベアリング28内に挿入することで、
クラツチの中心軸線Pに対し、治具50の基軸5
1の中心軸線Jが相応することとなる。
イホイール24の中心孔27に配設されるパイロ
ツトベアリング28の内径部に、基軸51の先端
に装着されるアタツチメント55を挿入し、嵌め
込む。このパイロツトベアリング28の内径W2
は、クラツチのメーカ、車種によつて異なるた
め、予め各内径W2に相応する外径W5のアタツ
チメント55を基軸51の先端の雄ネジ部54に
螺合しておく。この結果、アタツチメント55を
パイロツトベアリング28内に挿入することで、
クラツチの中心軸線Pに対し、治具50の基軸5
1の中心軸線Jが相応することとなる。
このように、上記治具50によれば、基軸51
の先端部に装着されるアタツチメント55(第1
設定部)をパイロツトベアリング28の内径部に
挿入することで治具50の基軸51の中心軸線J
をクラツチの中心軸線P上に設定位置決めするこ
とが可能となる。同時にクラツチデイスク25の
中心孔26の内径部に各爪体76A(第2設定部)
を拡開して当接することで、クラツチデイスク2
5の中心をクラツチの中心軸線P上に設定位置決
めすることが可能となる。したがつて、フライホ
イール24とクラツチデイスク25とを相互に同
一芯上に並設することが可能となり、この状態で
フライホイール24に対しクラツチデイスク25
を一体に支持し、各クラツチ構造部品を相互にセ
ンタ出しした状態で組立ることが可能となる。
の先端部に装着されるアタツチメント55(第1
設定部)をパイロツトベアリング28の内径部に
挿入することで治具50の基軸51の中心軸線J
をクラツチの中心軸線P上に設定位置決めするこ
とが可能となる。同時にクラツチデイスク25の
中心孔26の内径部に各爪体76A(第2設定部)
を拡開して当接することで、クラツチデイスク2
5の中心をクラツチの中心軸線P上に設定位置決
めすることが可能となる。したがつて、フライホ
イール24とクラツチデイスク25とを相互に同
一芯上に並設することが可能となり、この状態で
フライホイール24に対しクラツチデイスク25
を一体に支持し、各クラツチ構造部品を相互にセ
ンタ出しした状態で組立ることが可能となる。
フライホイール24に対しクラツチデイスク2
5が一体に支持された後は、治具50の爪体76
Bを縮径し、フライホイール24の中心孔27か
らアタツチメント55を引き抜くこととすれば、
治具50の取外しが可能となる。
5が一体に支持された後は、治具50の爪体76
Bを縮径し、フライホイール24の中心孔27か
らアタツチメント55を引き抜くこととすれば、
治具50の取外しが可能となる。
一方、上記センター出し治具50は、FF車に
おけるクラツチデイスク37とクラツチカバー3
8を同一芯に合わせた状態で組立可能とする(第
6図および第7図参照)。組立は、ホルダー71
の装着部74に短尺の爪体75Bを装着し、先ず
クラツチカバー38のパツドプレツシヤー羽根3
9の内径部に治具50の基軸51を矢印A方向に
挿入し、さらに縮径状態の3つの爪体76Bを内
径部内に挿入する。次に支持体52の外周部を保
持固定する状態で回転ハンドル57を矢印K方向
に回転する(第6図参照)。すると、スクロール
状の突条59と凹溝73が摺接し、各爪体76B
が連動する状態で放射方向に拡開することとな
る。拡開される各爪体76Bが第7図の2点鎖線
Mに示すようにパツドプレツシヤー羽根39の内
径部に当接されると、治具50の基軸51の中心
軸線Jに対し、クラツチカバー38の中心が設定
位置決めされることとなる。すなわち、パツドプ
レツシヤー羽根39の内径W3は、クラツチのメ
ーカ、車種、そして矢印A方向に加えられる圧力
変形によつても異なり、このように異なる内径W
3部分に各爪体76Bを当接することによつて
様々な種類のクラツチカバー38のセンタ出しが
可能となる。この際、爪体76Bは、基軸51の
軸線に平行とされるため、爪体76Bとパツドプ
レツシヤー羽根39の内径部とが面接触して正確
なセンタ出しが可能となる。
おけるクラツチデイスク37とクラツチカバー3
8を同一芯に合わせた状態で組立可能とする(第
6図および第7図参照)。組立は、ホルダー71
の装着部74に短尺の爪体75Bを装着し、先ず
クラツチカバー38のパツドプレツシヤー羽根3
9の内径部に治具50の基軸51を矢印A方向に
挿入し、さらに縮径状態の3つの爪体76Bを内
径部内に挿入する。次に支持体52の外周部を保
持固定する状態で回転ハンドル57を矢印K方向
に回転する(第6図参照)。すると、スクロール
状の突条59と凹溝73が摺接し、各爪体76B
が連動する状態で放射方向に拡開することとな
る。拡開される各爪体76Bが第7図の2点鎖線
Mに示すようにパツドプレツシヤー羽根39の内
径部に当接されると、治具50の基軸51の中心
軸線Jに対し、クラツチカバー38の中心が設定
位置決めされることとなる。すなわち、パツドプ
レツシヤー羽根39の内径W3は、クラツチのメ
ーカ、車種、そして矢印A方向に加えられる圧力
変形によつても異なり、このように異なる内径W
3部分に各爪体76Bを当接することによつて
様々な種類のクラツチカバー38のセンタ出しが
可能となる。この際、爪体76Bは、基軸51の
軸線に平行とされるため、爪体76Bとパツドプ
レツシヤー羽根39の内径部とが面接触して正確
なセンタ出しが可能となる。
次いで中心をクラツチの中心軸線P上に配設し
てなるクラツチデイスク37の中心孔40に、基
軸51の先端に装着されるアタツチメント55を
矢印A方向に挿入し、嵌め込む。この中心孔40
の内径W4もクラツチのメーカ、車種によつて異
なるため、予め各内径W4に相応する外径のアタ
ツチメント55を基軸51の先端の雄ネジ部54
に螺合しておく。この結果、アタツチメント55
を中心孔40内に挿入することで、クラツチの中
心軸線Pに対し、治具50の基軸51の中心軸線
Jが相応することとなる。
てなるクラツチデイスク37の中心孔40に、基
軸51の先端に装着されるアタツチメント55を
矢印A方向に挿入し、嵌め込む。この中心孔40
の内径W4もクラツチのメーカ、車種によつて異
なるため、予め各内径W4に相応する外径のアタ
ツチメント55を基軸51の先端の雄ネジ部54
に螺合しておく。この結果、アタツチメント55
を中心孔40内に挿入することで、クラツチの中
心軸線Pに対し、治具50の基軸51の中心軸線
Jが相応することとなる。
さらに、FF車におけるクラツチカバー38は、
クラツチデイスク37、フライホイール24との
組立状態(第9図A、第9図B参照)と分解状態
(第8図A、第8図B参照)とでパツドプレツシ
ヤー羽根39の内径を異にする。すなわち、クラ
ツチカバー38の分解状態においては、パツドプ
レツシヤー羽根39が開放状態となり、内径がW
5と拡開される。これに対し、クラツチカバー3
8をボルトを用いてフライホイール24に一体化
した状態においては、パツドプレツシヤー羽根3
9が圧迫され、内径がW6と縮径される。
クラツチデイスク37、フライホイール24との
組立状態(第9図A、第9図B参照)と分解状態
(第8図A、第8図B参照)とでパツドプレツシ
ヤー羽根39の内径を異にする。すなわち、クラ
ツチカバー38の分解状態においては、パツドプ
レツシヤー羽根39が開放状態となり、内径がW
5と拡開される。これに対し、クラツチカバー3
8をボルトを用いてフライホイール24に一体化
した状態においては、パツドプレツシヤー羽根3
9が圧迫され、内径がW6と縮径される。
このようなことからクラツチ構造部品のセンタ
出し治具50に取付けられる爪体76Bをスプリ
ング力を有する例えば可撓性金属片で形成し、さ
らに該爪体76Bのパツドプレツシヤー羽根39
との当接部分を矢印R方向に湾曲させて形成する
(第3図参照)。また、湾曲させて形成する爪体7
6BのRの曲率半径r1は(第3図参照)、第8図
Aに示すパツドプレツシヤー羽根39の内径W5
の曲率半径r2よりも小さな曲率半径とする。こう
して形成される爪体76Bを先ず分解状態のパツ
ドプレツシヤー羽根39の内径部に挿入し、次に
ハンドル57をまわして爪体76Bを拡開する
(第8図B参照)。すると各爪体76Bの基端部が
パツドプレツシヤー羽根39の先端部と当接し、
その部分において爪体76Bが屈曲することとな
る。
出し治具50に取付けられる爪体76Bをスプリ
ング力を有する例えば可撓性金属片で形成し、さ
らに該爪体76Bのパツドプレツシヤー羽根39
との当接部分を矢印R方向に湾曲させて形成する
(第3図参照)。また、湾曲させて形成する爪体7
6BのRの曲率半径r1は(第3図参照)、第8図
Aに示すパツドプレツシヤー羽根39の内径W5
の曲率半径r2よりも小さな曲率半径とする。こう
して形成される爪体76Bを先ず分解状態のパツ
ドプレツシヤー羽根39の内径部に挿入し、次に
ハンドル57をまわして爪体76Bを拡開する
(第8図B参照)。すると各爪体76Bの基端部が
パツドプレツシヤー羽根39の先端部と当接し、
その部分において爪体76Bが屈曲することとな
る。
したがつて、爪体76Bのうち該当圧部分に対
する先端側が矢印S方向に撓むこととなる(第8
図B参照)。これにより、センタ出し治具50は、
クラツチカバー38に対して保持された状態とな
る。この状態でクラツチカバー38をフライホイ
ール24に一体に取付けることでパツドプレツシ
ヤー羽根39の内径が縮径することとなり、この
際、矢印S方向に撓んでいた爪体76Bの先端部
が逆方向に押し戻される(第9図B参照)。この
ように、爪体76Bを可撓性を有する材質により
形成することで分解状態から組立状態にあるクラ
ツチカバー38を常時センタ出し状態とすること
ができる。
する先端側が矢印S方向に撓むこととなる(第8
図B参照)。これにより、センタ出し治具50は、
クラツチカバー38に対して保持された状態とな
る。この状態でクラツチカバー38をフライホイ
ール24に一体に取付けることでパツドプレツシ
ヤー羽根39の内径が縮径することとなり、この
際、矢印S方向に撓んでいた爪体76Bの先端部
が逆方向に押し戻される(第9図B参照)。この
ように、爪体76Bを可撓性を有する材質により
形成することで分解状態から組立状態にあるクラ
ツチカバー38を常時センタ出し状態とすること
ができる。
このように、上記治具50によれば、基軸51
の先端部に装着されるアタツチメント55(第1
設定部)をクラツチデイスク37の中心孔40の
内径部に挿入することで治具50の基軸51の中
心軸線Jをクラツチの中心軸線P上に位置決めす
ることが可能となる。同時に、クラツチカバー3
8のパツドプレツシヤー羽根39の内径部に各爪
体76B(第2設定部)を拡開して当接すること
で、クラツチカバー38の中心をクラツチの中心
軸線P上に設定位置決めすることが可能となる。
したがつて、クラツチデイスク37とクラツチカ
バー38とを相互に同一芯上に並設することが可
能となり、この状態でクラツチカバー38とフラ
イホイール24その他の構造部品を結合すること
でそれぞれのクラツチ構造部品が相互にセンタ出
しされた状態で組立られることとなる。
の先端部に装着されるアタツチメント55(第1
設定部)をクラツチデイスク37の中心孔40の
内径部に挿入することで治具50の基軸51の中
心軸線Jをクラツチの中心軸線P上に位置決めす
ることが可能となる。同時に、クラツチカバー3
8のパツドプレツシヤー羽根39の内径部に各爪
体76B(第2設定部)を拡開して当接すること
で、クラツチカバー38の中心をクラツチの中心
軸線P上に設定位置決めすることが可能となる。
したがつて、クラツチデイスク37とクラツチカ
バー38とを相互に同一芯上に並設することが可
能となり、この状態でクラツチカバー38とフラ
イホイール24その他の構造部品を結合すること
でそれぞれのクラツチ構造部品が相互にセンタ出
しされた状態で組立られることとなる。
次に、上記実施例の作用を説明する。
上記実施例によれば、第2設定部を、基軸51
(基体)を中心軸線Jに対し、相互に同一間隔を
もつて放射方向に拡開または縮径する3つの爪体
76Aまたは76Bで構成することとしたため、
FR車の場合にあつては、基軸51の先端に装着
されたアタツチメント55をフライホイール24
のパイロツトベアリング28の内径部に挿入した
状態で、各爪体76Aを拡開してクラツチデイス
ク25の中心孔26の内径部に当接させれば、フ
ライホイール24とクラツチデイスク25の中心
を簡単かつ正確に同一芯上に設定することが可能
となる。またFF車の場合にあつては、基軸51
の先端に装着されたアタツチメント55をクラツ
チデイスク37の中心孔40に挿入し、かつ各爪
体76Bを拡開してクラツチカバー38のパツド
プレツシヤー羽根39の内径部に当接させれば、
クラツチデイスク37とクラツチカバー38の中
心を簡単かつ正確に同一芯上に設定することが可
能となる。
(基体)を中心軸線Jに対し、相互に同一間隔を
もつて放射方向に拡開または縮径する3つの爪体
76Aまたは76Bで構成することとしたため、
FR車の場合にあつては、基軸51の先端に装着
されたアタツチメント55をフライホイール24
のパイロツトベアリング28の内径部に挿入した
状態で、各爪体76Aを拡開してクラツチデイス
ク25の中心孔26の内径部に当接させれば、フ
ライホイール24とクラツチデイスク25の中心
を簡単かつ正確に同一芯上に設定することが可能
となる。またFF車の場合にあつては、基軸51
の先端に装着されたアタツチメント55をクラツ
チデイスク37の中心孔40に挿入し、かつ各爪
体76Bを拡開してクラツチカバー38のパツド
プレツシヤー羽根39の内径部に当接させれば、
クラツチデイスク37とクラツチカバー38の中
心を簡単かつ正確に同一芯上に設定することが可
能となる。
ここで、治具50の第2設定部は爪体76A,
76Bの作動手段がスクロール状の突条59とホ
ルダー71に形成される凹溝73との摺接する機
構とされるので、第1図のT2に示すように爪体
76A,76Bおよび支持体52と回転ハンドル
57の組合せからなる爪体76A,76Bの作動
機構をクラツチの軸線方向で短くすることができ
る。したがつて、治具50の全体をコンパクト化
し、取扱い性を向上することができる。特にエン
ジン横置きのFF車にあつては、従来の第11図
のようにクラツチとホイールハウス間のクリアラ
ンスが短いため、クラツチの軸線方向に短く、各
爪体76Bでセンター出しを行う本実施例に係る
治具50を用いることで作業性が向上することと
なる。
76Bの作動手段がスクロール状の突条59とホ
ルダー71に形成される凹溝73との摺接する機
構とされるので、第1図のT2に示すように爪体
76A,76Bおよび支持体52と回転ハンドル
57の組合せからなる爪体76A,76Bの作動
機構をクラツチの軸線方向で短くすることができ
る。したがつて、治具50の全体をコンパクト化
し、取扱い性を向上することができる。特にエン
ジン横置きのFF車にあつては、従来の第11図
のようにクラツチとホイールハウス間のクリアラ
ンスが短いため、クラツチの軸線方向に短く、各
爪体76Bでセンター出しを行う本実施例に係る
治具50を用いることで作業性が向上することと
なる。
このように、本実施例に係るセンタ出し治具5
0にあつては、メーカ、車種によつて異なるクラ
ツチデイスク25の中心孔26の内径W1または
パツドプレツシヤー羽根39の内径W3にも容易
に対応でき、従来のように様々な外径寸法を備え
た複数のクラツチデイスクアタツチメントを用意
することがないので構成部品を少なくすることが
できる。
0にあつては、メーカ、車種によつて異なるクラ
ツチデイスク25の中心孔26の内径W1または
パツドプレツシヤー羽根39の内径W3にも容易
に対応でき、従来のように様々な外径寸法を備え
た複数のクラツチデイスクアタツチメントを用意
することがないので構成部品を少なくすることが
できる。
また、放射方向に拡開または縮径する各爪体7
6A,76Bをクラツチデイスク25の中心孔2
6の内径部またはクラツチカバー38のパツドプ
レツシヤー羽根39の内径部に当接し、該当接状
態でクラツチ構造部品同士の組立を行うことがで
きる。これにより、従来の治具30のテーパアタ
ツチメント32のように一人の作業者が芯出し作
業を、もう一人の作業者が組立作業を行うという
ことがなく、一人の作業者のみでも各クラツチ構
造部品をセンタ出しした状態で組立ることがで
き、車体の底部等の狭小な空間でも簡単な作業が
できる。
6A,76Bをクラツチデイスク25の中心孔2
6の内径部またはクラツチカバー38のパツドプ
レツシヤー羽根39の内径部に当接し、該当接状
態でクラツチ構造部品同士の組立を行うことがで
きる。これにより、従来の治具30のテーパアタ
ツチメント32のように一人の作業者が芯出し作
業を、もう一人の作業者が組立作業を行うという
ことがなく、一人の作業者のみでも各クラツチ構
造部品をセンタ出しした状態で組立ることがで
き、車体の底部等の狭小な空間でも簡単な作業が
できる。
また、従来の第9図の矢印Dのように、クラツ
チカバー38に位置ずれを生ずることなく、爪体
76Bはクラツチカバー38のパツドプレツシヤ
ー羽根39の内径部に面接触されるため(第7図
2点鎖線M参照)、クラツチカバー38を正確に
センタ出しした状態で組立てることができる。し
たがつて、デスクパツドに偏面摩耗が生じたり、
異常なクラツチ動作が生ずることもない。また
FR車の場合においても、爪体76Aが中心孔2
6の内径部に面接触するため、クラツチデイスク
25の正確なセンター出しが行えることとなる。
チカバー38に位置ずれを生ずることなく、爪体
76Bはクラツチカバー38のパツドプレツシヤ
ー羽根39の内径部に面接触されるため(第7図
2点鎖線M参照)、クラツチカバー38を正確に
センタ出しした状態で組立てることができる。し
たがつて、デスクパツドに偏面摩耗が生じたり、
異常なクラツチ動作が生ずることもない。また
FR車の場合においても、爪体76Aが中心孔2
6の内径部に面接触するため、クラツチデイスク
25の正確なセンター出しが行えることとなる。
また、本実施例に係る治具50によれば、従来
のように治具のアタツチメント(クラツチデイス
クアタツチメントとテーパアタツチメント)を交
換することなく、FR車およびFF車のそれぞれに
対応することが可能となる。
のように治具のアタツチメント(クラツチデイス
クアタツチメントとテーパアタツチメント)を交
換することなく、FR車およびFF車のそれぞれに
対応することが可能となる。
さらにセンタ出し治具50に取付けられる爪体
76Bをスプリング力を有する材質で形成し、か
つパツドプレツシヤー羽根39の内径W5に合わ
せて湾曲させて形成すれば(第3図R方向)、分
解状態から組立状態に至る過程でクラツチカバー
38に治具50が保持されることとなり、さらに
その際クラツチカバー38は常時センタ出しされ
た状態となる。したがつて、FF車における各ク
ラツチ構造部品の組立が1人の作業者によつて容
易に行うことができる。
76Bをスプリング力を有する材質で形成し、か
つパツドプレツシヤー羽根39の内径W5に合わ
せて湾曲させて形成すれば(第3図R方向)、分
解状態から組立状態に至る過程でクラツチカバー
38に治具50が保持されることとなり、さらに
その際クラツチカバー38は常時センタ出しされ
た状態となる。したがつて、FF車における各ク
ラツチ構造部品の組立が1人の作業者によつて容
易に行うことができる。
なお、上記実施例においては、拡開または縮径
する爪体76A,76Bを3本としているが、4
本またはそれ以上とするようにしてもよい。
する爪体76A,76Bを3本としているが、4
本またはそれ以上とするようにしてもよい。
[考案の効果]
以上のように、本考案に係るクラツチ構造部品
のセンタ出し治具によれば、FR車、FF車の両方
に対応でき、多数の構成部品を用いることなく、
作業性に富み、一人の作業員でも簡単かつ正確に
各クラツチ構造部品をセンタ出しし、クラツチの
組立作業ができるという効果がある。
のセンタ出し治具によれば、FR車、FF車の両方
に対応でき、多数の構成部品を用いることなく、
作業性に富み、一人の作業員でも簡単かつ正確に
各クラツチ構造部品をセンタ出しし、クラツチの
組立作業ができるという効果がある。
第1図は本考案の一実施例に係るクラツチ構造
部品のセンタ出し治具の斜視図、第2図は第1図
の−線に沿う断面図、第3図はセンタ出し治
具の分解状態を示す斜視図、第4図はセンタ出し
治具を用いてFR車の各クラツチ構造部品を組立
る状態を示す斜視図、第5図は同断面図、第6図
はセンタ出し治具を用いてFF車の各クラツチ構
造部品を組立る状態を示す斜視図、第7図は同断
面図、第8図Aは分解状態のFF車用のクラツチ
カバーを示す正面図、第8図Bは同縦断面図、第
9図Aは組立状態のFF車用のクラツチカバーを
示す正面図、第9図Bは同縦断面図、第10図は
従来のFR車用のセンタ出し治具を用いてフライ
ホイールとクラツチデイスクを組立る状態を示す
断面図、第11図は従来のFF車用のセンタ出し
治具を用いてクラツチデイスクとクラツチカバー
を組立る状態を示す断面図、第12図はFR車用
のセンタ出し治具を示す側面部、第13図はFR
車用のセンタ出し治具の分解状態を示す側面図、
第14図はFF車用のセンタ出し治具を示す側面
図、第15図はFF車用のセンタ出し治具の分解
状態を示す側面図である。 24…フライホイール、25,37…クラツチ
デイスク、26,27,40…中心孔、28…パ
イロツトベアリング、38…クラツチカバー、3
9…パツドプレツシヤー羽根、50…クラツチ構
造部品のセンタ出し治具、51…基軸(基体)、
55…アタツチメント(第1設定部)、76A,
76B…爪体(第2設定部)、P…クラツチの中
心軸線、J…基軸の中心軸線。
部品のセンタ出し治具の斜視図、第2図は第1図
の−線に沿う断面図、第3図はセンタ出し治
具の分解状態を示す斜視図、第4図はセンタ出し
治具を用いてFR車の各クラツチ構造部品を組立
る状態を示す斜視図、第5図は同断面図、第6図
はセンタ出し治具を用いてFF車の各クラツチ構
造部品を組立る状態を示す斜視図、第7図は同断
面図、第8図Aは分解状態のFF車用のクラツチ
カバーを示す正面図、第8図Bは同縦断面図、第
9図Aは組立状態のFF車用のクラツチカバーを
示す正面図、第9図Bは同縦断面図、第10図は
従来のFR車用のセンタ出し治具を用いてフライ
ホイールとクラツチデイスクを組立る状態を示す
断面図、第11図は従来のFF車用のセンタ出し
治具を用いてクラツチデイスクとクラツチカバー
を組立る状態を示す断面図、第12図はFR車用
のセンタ出し治具を示す側面部、第13図はFR
車用のセンタ出し治具の分解状態を示す側面図、
第14図はFF車用のセンタ出し治具を示す側面
図、第15図はFF車用のセンタ出し治具の分解
状態を示す側面図である。 24…フライホイール、25,37…クラツチ
デイスク、26,27,40…中心孔、28…パ
イロツトベアリング、38…クラツチカバー、3
9…パツドプレツシヤー羽根、50…クラツチ構
造部品のセンタ出し治具、51…基軸(基体)、
55…アタツチメント(第1設定部)、76A,
76B…爪体(第2設定部)、P…クラツチの中
心軸線、J…基軸の中心軸線。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 クラツチの中心軸線方向に沿つて配設される基
体と、 基体の先端部に備えられ、中心部をクラツチの
中心軸線上に相応させて配設されるフライホイー
ルの中心孔の内径部またはクラツチデイスクの中
心孔の内径部に、挿入されて基体の中心をクラツ
チの中心軸上に設定位置決めする第1設定部と、 基体の基端部に備えられ、前記第1設定部がフ
ライホイールの中心孔に挿入された場合にはクラ
ツチデイスクの中心孔の内径部に、前記第1設定
部がクラツチデイスクの中心孔に挿入された場合
にはクラツチカバーのパツドプレツシヤー羽根の
内径部にそれぞれ挿入され、クラツチデイスクま
たはクラツチカバーの中心をクラツチの中心軸線
上に設定位置決めする第2設定部と、を備えてな
るクラツチ構造部品のセンタ出し治具において、 上記第2設定部を、 基体に対し回転自在に支持され、一面側にスク
ロール状の凹凸部を備えてなる回転板と、 基体に支持された支持体により、基体に対する
各円周方向位置に位置決め・支持されるとともに
上記回転板の凹凸部と係合する凹凸部を備え、回
転板の回転操作により、基体の中心に対し相互に
同一間隔をもつて放射方向に拡開または縮径し、
クラツチデイスクの中心孔の内径部またはクラツ
チカバーのパツドプレツシヤー羽根の内径部に当
接可能な少なくとも3本の爪体で構成したことを
特徴とするクラツチ構造部品のセンタ出し治具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15746887U JPH0354873Y2 (ja) | 1987-10-16 | 1987-10-16 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15746887U JPH0354873Y2 (ja) | 1987-10-16 | 1987-10-16 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0164382U JPH0164382U (ja) | 1989-04-25 |
| JPH0354873Y2 true JPH0354873Y2 (ja) | 1991-12-04 |
Family
ID=31436937
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15746887U Expired JPH0354873Y2 (ja) | 1987-10-16 | 1987-10-16 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0354873Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4555872B2 (ja) * | 2008-04-24 | 2010-10-06 | 本田技研工業株式会社 | ブリッジ型工具 |
| JP6679257B2 (ja) * | 2015-09-24 | 2020-04-15 | トヨタ自動車九州株式会社 | 接着部品圧着治具装置 |
-
1987
- 1987-10-16 JP JP15746887U patent/JPH0354873Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0164382U (ja) | 1989-04-25 |
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