JPH0354973Y2 - - Google Patents

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JPH0354973Y2
JPH0354973Y2 JP16734787U JP16734787U JPH0354973Y2 JP H0354973 Y2 JPH0354973 Y2 JP H0354973Y2 JP 16734787 U JP16734787 U JP 16734787U JP 16734787 U JP16734787 U JP 16734787U JP H0354973 Y2 JPH0354973 Y2 JP H0354973Y2
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  • Bridges Or Land Bridges (AREA)
  • Bolts, Nuts, And Washers (AREA)
  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案は橋梁、鉄橋、高架道等の構築物のボ
ルト部およびナツト部に嵌合するプラスチツク製
防錆キヤツプに関するものである。
<従来の技術とその問題点> 橋梁、鉄橋、高架道等の構築物における締付部
や接合部にはボルト、ナツト等が多数用いられて
おり、こられを腐食から保護するために塗装また
はメツキ処理する方法が一般的に行なわれてい
る。
しかしながら、ボルト、ナツトには〓間があ
り、その〓間に水が浸入して防食効果は短期間に
失われていた。
そこで、第1の従来例として、実開昭51−
17673号公報に示すように、底部周縁に弾性体材
料からなるパツキン材を固着した防水ナツトが知
られている。
ところが、上記パツキン材は、合成樹脂或はゴ
ム等の素材その弾性の材料から形成されるもので
あり、経日でパツキン材の水密性が劣化した場合
には、キヤツプ内部に浸入した水分等がナツト等
に直接付着して発錆を促進するのが避けられず、
長期間に亘る防食効果を奏しないという欠点があ
る。
また、第2の従来例として、特開昭58−124813
号公報に示すように、キヤツプ内にコーキング材
を充填したものが知られている。
ところが、この従来例では、キヤツプをボルト
及びナツトに装着する際に、コーキング材の充填
量が多いと水密性は保てるが、その反面、キヤツ
プの装着と共に内圧がかかり、コーキング材が外
部に流れ出して周辺部を汚染し、逆に充填量が少
ないと、ボルト及びナツトを完全に被覆すること
ができず、その〓間より雨水等や発錆促進物が浸
透し、発錆が促進されるという問題がある。
つまり、第2の従来例によれば、水密性を得よ
うとすればコーキング材がはみ出し、コーキング
材のはみ出しを防止しようとすれば、水密性が得
られないという欠点がある。またこの方法で外被
体に充填されている防食物質としては、二液の湿
度硬化タイプのものやグリース等が使用されてい
るが、外被体を保持しうる固着力を有するまでに
時間を要し、例えば天井部等の固定には硬化まで
の固定補助材が必要であり、また床部でも内部に
若干の空気を含んだ形で装着されると、充填剤が
未硬化であれば、外気温度上昇により外被体内の
空気が膨脹し、外被体が外れるという問題や充填
剤のポツトライフにより取付け前に硬化するとい
つた作業性の問題があつた。
<問題点を解決するための手段> この考案は上記した凹状に成形した外被体を使
用した防食法の欠点を解決すべく検討の結果、ボ
ルトナツト部の長期にわたる安定した防食効果を
発揮せしめることのできる防錆キヤツプの開発に
成功したものである。
即ち、この考案の防錆キヤツプはボルトナツト
部の外周面を包みこむ内部に防錆コンパウンドを
充填した外被体と、該外被体の口部から外側に向
けて形成した鍔と、その鍔の下面に形成した防水
性を有する連泡系あるいは連泡化処理した弾性パ
ツキングとからなることを特徴とし、この防錆キ
ヤツプをボルトナツト部の外周面に嵌合すること
によつて、防錆コンパウンドの流出と外被体の天
部内周面に形成したネジ溝とボルトのネジ山の螺
合による外被体の経年による脱落を防止し、たと
え防錆コンパウンドの充填量が少なくても弾性体
により雨水等の発錆促進物質の外被体中への浸入
を防止することを目的とするものである。
<作用> この考案によれば、連泡系あるいは連泡化処理
した通気性を有する弾性パツキングを鍔の下面に
形成したから、防錆コンパウンドを充填した外被
体をボルトに装着する際に、弾性パツキング3が
圧縮され、このとき外被体の装着と共に内圧がか
かり、内部の空気が弾性パツキングを介して外部
に排気されると共に、この弾性パツキングは防錆
コンパウンドが外部にはみ出し、流れ出すのを防
ぐためのダムとしての役割を果たす。従つて、防
錆コンパウンドにより周辺部が汚染されるおそれ
はない。
また、上記外被体内の排気を行なうことによ
り、経日で外気温度が上昇しても、空気膨張によ
る外被体の脱落は起きないので、防錆キヤツプの
保守・点検に手間がかからない。
さらに、上記弾性パツキングが最密充填状態と
なり、水分等の発錆促進物が浸入するのを未然に
防止できる。
<実施例> この考案の防錆キヤツプを図面にて説明する
と、第1図は防錆キヤツプAの断面図であつて1
はプラスチツクのインジエクシヨン成形による〓
形状の外被体であり、該外被体1の口部外側に鍔
2が形成されている。そしてこの鍔2の下面に防
水性を有する弾性体3が貼着されており、また外
被体1の内周面天部には防錆コンパウンド4が充
填されている。
この考案の防錆キヤツプは上記した構造であ
り、第2図はこの防錆キヤツプAを構築物等のボ
ルトナツト部5,6に嵌合装着した使用状態を示
す断面図、第3図は第2図のX−X線切断面図で
ある。そして第2図においては、第1図の弾性体
3が圧縮された状態で防錆キヤツプAが嵌合装着
されており、また防錆コンパウンドは鍔2の部分
にまで充填されているが、弾性体3がダムのよう
な働きをして防錆コンパウンドの外部への流出を
防止する役目を果している。
この考案において、防錆キヤツプを構成する外
被体の材質としては、プラスチツク類が用いられ
るが、ボルト、ナツト部外周面にこの防錆キヤツ
プを嵌合する場合、外被体天部の内周面に形成し
たネジ溝7とボルトのネジ山とを手、またはスパ
ナ、モンキー等で螺合することによつて装着す
る。この外被体は屋外で使用されるのでプラスチ
ツク類の中でも耐候性にすぐれた例えばポリオレ
フイン系、ポリアミド系、ポリカーボネート系、
フツ素系などが望ましい。
外被体の形状は円柱状または六角形状とし、そ
の天部内周面にはボルトとネジ螺合するためのネ
ジ溝を形成するとともに、口部から外側に向けて
鍔を形成し、該鍔の下面に弾性体を貼付ける。外
被体内周面は嵌合したナツト部に接しないよう配
慮する必要がある。弾性体にて外部から水等が外
被体内に浸入するのを防止するためには約10m/
m幅のリング状弾性体が貼着できる程度の大きさ
とすればよい。
また、この防鍔キヤツプをボルト、ナツトにし
つかりと嵌合させるためには外被体の天部内周面
に形成したネジ溝はナツトより突出たボルトより
長く設計することが必要である。さらに外被体内
周面の深さは、ボルト、ナツトに嵌合した時に該
ボルト、ナツトの先端が外被体内周面の天部に接
した際に鍔部に貼着されている弾性体が圧縮され
るように設計することが必要であり、一般標準化
されたナツト部については、深さは一定である
が、ボルト部については鋼板の接合部の厚さによ
りボルトより突出するネジの長さが異なるため、
この点を配慮して設計する必要がある。
また、外被体の内周壁面には予め該内周面内に
充填した防錆コンパウンドが、この防錆キヤツプ
をボルト、ナツトに嵌合装着した時に鍔部分にま
で、即ちキヤツプ内側全面にまで充填できるよう
ボルトサイズ毎にその量を決めることが好まし
い。
外被体内周面内に充填する防錆コンパウンドに
ついては、この防錆キヤツプの装着現場での作業
簡素化のために、予め該内周面に充填するもので
あるから装着までの保存中に粘度変化しないもの
が好ましく、例えばペトロラタム、ゴム、エポキ
シ樹脂などの主剤100重量部にシリカや炭酸カル
シウムのような充填剤、ポリブデンのような増粘
剤、酸化ペトロラタム、酸化ワツクス、タンニン
酸、アミンなどのような防錆剤を合計で1〜300
重量部配合した防錆効果を有するものが好まし
い。
次に、外被体の口部外側に形成した鍔部に貼着
使用する弾性体は、継目のないリング状に打抜き
した形状が好ましく、防錆キヤツプのボルト、ナ
ツト部への嵌合時の作業性と該キヤツプの固定安
定性の点から約30%の低圧縮で防水性を発揮する
ものが望ましく、そのような弾性体としては例え
ばエチレン、α−オレフインおよび非共役二重結
合を有する環状または非環状ポリエンからなる共
重合物(EPDM)等のゴム類100重量部に対して
溌水性および粘着性のある軟化物質および/また
は樹脂類を100〜350重量部配合してなる混合物を
発泡加硫(倍率2〜15倍)してなる連泡系あるい
は独立気泡系をクラツシング加工等により連泡化
処理した弾性体を用いるのが好ましい。
上記構成において、防錆コンパウンド4を充填
した外被体1をボルト5に装着する際に、連泡系
あるいは連泡化処理した通気性を有する弾性パツ
キング3が圧縮される。この弾性パツキング3の
圧縮時において、外被体1の装着と共に内圧がか
かり、内部の空気が通気性を有する弾性パツキン
グ3を介して外部に排気されると共に、この弾性
パツキング3は防錆コンパウンド4が外部にはみ
出し、流れ出すのを防ぐためのダムとしての役割
を果たすので、防錆コンパウンド4による周辺部
の汚染をきたすおそれがない。
また、上記外被体1内の排気を行なうことによ
り、経日で外気温度が上昇しても、空気膨張によ
る外被体1の脱落は起きないので、防錆キヤツプ
の保守・点検に手間がかからず、作業効率が向上
する。
さらに、弾性パツキングが最密充填状態とな
り、水分等の発錆促進物が浸入するのを未然に防
止できる。
従つて、外被体1の空気膨張による脱落を防止
でき、かつ外被体1の装着時の防錆コンパウンド
4の流出を防止でき、さらに長期間に亘つて腐食
防止効果が維持できる防錆キヤツプを提供できる
という効果が得られる。
なお上記したEPDMはエチレン、プロピレン
もしくはブテン−1および以下に列挙するポリエ
ンモノマーからなるターポリマーであり、該ポリ
エンモノマーとしては、ジシクロペンタジエン、
1.5−シクロオクタジエン、1.1−シクロオクタジ
エン、1.6−シクロドデカジエン、1.7−シクロド
デカジエン、1.5.9−シクロドデカトリエン、1.4
−シクロヘプタジエン、1.4−シクロヘキサジエ
ン、ノルボルナジエン、メチレンノルボルネン、
2−メチルペンタジエン−1.4、1.5−ヘキサジエ
ン、1.6−ヘプタジエン、メチル−テトラヒドロ
インデン、1.4−ヘキサジエンなどである。
また軟化物質としては、スピンドル油、マシン
油、シリンダー油などの潤滑油、パラフイン系プ
ロセスオイル、芳香族系プロセスオイル、石油系
プロセスオイルなどのプロセスオイル、流動パラ
フイン、ワセリン、オゾゲライト、セレシン、ギ
ルソナイト、ミネラルラバーなどのパラフイン、
コールタールピツチなどのコールタール、ヒマシ
油、綿実油、アマニ油、ナタネ油、大豆油、パー
ム油、ヤシ油、落花生油、木ロウなどの脂肪族系
樹脂油、密ロウ、カルナウバロウ、ラノリンなど
のロウ、その他ポリブデン、液体ポリイソブチレ
ンなどが好適である。
樹脂としては、アスフアルト、アスフアルトピ
ツチなどの瀝青物、フエノール樹脂、キシレン樹
脂、クマロン樹脂、石油樹脂、アタツクチツクポ
リプロピレン樹脂、ポリアクリル酸アルキルエス
テルなどが好ましい。
<発明の効果> 以上説明したように、この考案の防錆キヤツプ
はボルト、ナツト部にネジ螺合にて装着するので
確実な装着が得られ、仮止めの必要がなく、また
鍔部に形成した弾性体により、(イ)ネジ螺合のため
空気膨脹によるキヤツプの脱落防止、(ロ)装着時の
防錆コンパウンドのはみ出し、流れ出しの防止、
(ハ)発錆促進物のキヤツプ内部への侵入防止、など
の効果が得られるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の防錆キヤツプの断面図、第
2図はこの考案の第1図に示す防錆キヤツプをボ
ルト、ナツト部に螺合装着した使用状態を示す断
面図、第3図は第2図のX−X線切断面図であ
る。 A……防錆キヤツプ、1……外被体、2……
鍔、3……弾性体、4……防錆コンパウンド、5
……ボルト、6……ナツト、7……ネジ溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ナツト部の外周面とナツト部の上方に突出し
    たボルトネジ部とを包みこむ外被体と、該外被
    体の口部から外側に向けて形成した鍔と、該鍔
    の下面に形成した連泡系あるいは連泡化処理し
    た弾性パツキングとよりなり、前記外被体の内
    周面天部に防錆コンパウンドを充填してなる防
    錆キヤツプ。 (2) 外被体はその天部内周面にナツトより突出し
    たボルト部のネジ山と螺合するネジ溝が形成さ
    れている実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    防錆キヤツプ。
JP16734787U 1987-10-31 1987-10-31 Expired JPH0354973Y2 (ja)

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