JPH0355955B2 - - Google Patents

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JPH0355955B2
JPH0355955B2 JP62233227A JP23322787A JPH0355955B2 JP H0355955 B2 JPH0355955 B2 JP H0355955B2 JP 62233227 A JP62233227 A JP 62233227A JP 23322787 A JP23322787 A JP 23322787A JP H0355955 B2 JPH0355955 B2 JP H0355955B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、車両用操舵装置におけるハンドルと
ステアリング・コラム間の電気的接続装置に関す
る。
従来技術 従来、車両用操舵装置におけるハンドルとステ
アリング・コラム間の電気的接続には、一般に、
可撓性を有しかつ複数の電導体を備えた渦巻き状
コイルテープ部材が用いられている(例えば、実
開昭53−118243号公報)。なぜならば、ハンドル
は、当然のことながら、ステアリング・コラムに
対して回動自在であり、それ故、ハンドルに設け
られたスイツチ、例えばホーン等、の電気信号を
固定部であるステアリング・コラム側へ伝達する
には、ハンドルの回動動作を吸収する電気配線上
の工夫が必要であるからである。
さらに、上記電気配線上の工夫がなされた接続
装置においても、渦巻き状コイルテープ部材の切
断という問題が生じることもある。すなわち、自
動車用の操舵装置は、通常、ハンドルの左右各方
向への回動回数は約3回程度であり、それ以上の
ハンドル回動は、ステアリング側で機械的にロツ
クされる。従つて、上記渦巻き状コイルテープ部
材の中立状態、すなわち渦巻き形状が略均等な状
態、とステアリング機構の中立状態とが合致して
いなければ、ハンドルの最大回動の手前で渦巻き
状コイルテープ部材のハンドル回動への追随が不
可能になることも有る。
この問題の解決手段としては、例えば、特開昭
57−170473号公報が開示されている。しかし、該
開示例の機構は複雑でコスト高になるという問題
があり、実用的でない。
本発明の技術的課題 従つて、本発明の解決すべき技術的課題は、渦
巻き状コイルテープ部材の組付誤差の修正が自動
的に行なわれて上記コイルテープ部材を略中立状
態に修正する事ができるハンドルとステアリン
グ・コラムとの電気的接続装置を提供することに
ある。
本発明の要旨 (構 成) 上記技術的課題を達成するために、本発明は以
下の如く構成した。
すなわち、本発明の電気的接続装置は、ステア
リング・コラム側の電気信号線とハンドル側の電
気信号線とを中継接続する渦巻き状コイルテープ
部材を、上記ステアリング・コラムとハンドルと
の間に設けた収納ケース内に装備してなり、か
つ、上記収納ケースがステアリング・コラム側に
固定された固定ケースと該固定ケースの上にハン
ドルとともに回動すべく固定ケースに対して回動
自在に装着された可動ケースとで構成されてい
る。
さらに、上記可動ケースと固定ケースの何れか
一方の第1ケースには、コイルテープ部材の軸芯
方向片面に対面するように、ロツク機構を介して
クラツチ板が保持されている。また、上記渦巻き
状コイルテープ部材は、その何れか一方の端部が
可動ケースと固定ケースの何れか他方の第2ケー
スに固定される一方、他方の端部が上記クラツチ
板の所定位置に固定されている。そして、該クラ
ツチ板は、第1ケース側のクラツチ板面上に上記
コイルテープ部材と電気的に接続される環状接片
を備えている。また、該環状接片と対面した第1
ケースには、上記環状接片と協働するブラシと、
該ブラシと電気的に接続されかつ第1ケースを貫
通して外方へ突設している接片とが備えられてい
る。
上記構成から明らかなように、本発明の具体的
な態様は二つある。その一つの態様としては、上
記クラツチ板を可動ケースに装着し、上記ロツク
機構を可動ケースとクラツチ板との間で構成する
ことで実現できる。また、今一つの態様として
は、上記クラツチ板を固定ケースに装着し、上記
ロツク機構を固定ケースとクラツチ板との間で構
成することで実現できる。
(作 用) 上記構成によれば、第1ケースにロツク機構を
介して保持されたクラツチ板の動作は、第1ケー
スが可動ケースであるか、固定ケースであるかに
より異なる。
すなわち、クラツチ板が可動ケースに装着され
た場合、可動ケースはハンドルと一体的に回動す
るため、ロツク機構を介して支持されているクラ
ツチ板もハンドルとともに回動する。さらに、ク
ラツチ板にその一端が固定されるとともに他端が
上記第2ケース、この場合は固定ケースとなる、
に固定された渦巻き状コイルテープ部材は、ハン
ドル回動に追随して該コイルテープ部材の巻き径
が変化し、形状変化する。
ところが、コイルテープ部材の最大形状変形を
超えるようなハンドル回動操作が行なわれれば、
渦巻き状コイルテープ部材のハンドル回動への追
随は不可能となり、上記クラツチ板には、上記ハ
ンドル回動と逆方向の反力(拘束力)が働く。す
なわち、この状態では、ハンドルに加わる操作ト
ルクと逆方向の略同一値のトルクがクラツチ板に
作用することになる。そして、このトルクが一定
値以上になると上記ロツク機構が解除され、可動
ケースとクラツチ板との間にスベリが発生する。
次いで、上記クラツチ板を固定ケースに装着す
れば(つまり、上記第1ケースが固定ケースであ
り、第2ケースが可動ケースとなる)、該クラツ
チ板はロツク機構を介して固定ケースに保持され
ることになる。従つて、クラツチ板は、ロツク機
構がある一定のトルクで解除されるまで、固定ケ
ースと同様に、ハンドルに対して静止している。
つまり、クラツチ板は固定ケースの一構成部材と
同じである。従つて、その一端が可動ケース側に
固定され、他端が上記クラツチ板に固定、換言す
れば固定ケースに固定、されたコイルテープ部材
はハンドルの回動に追随してその形状が変化する
ことになる。
ところが、前記した如く、上記クラツチ板に一
定値以上のトルクが作用すれば、ロツク機構が解
除されて該クラツチ板と固定ケースとの間でスベ
リが生じ、クラツチ板は固定ケースに対して摺動
することになる。表現を換えれば、可動ケースと
共に回動するとも言える。
すなわち、本発明の具体的な二つの態様は、異
なつた構成であつても、同一の機能を備えること
になる。つまり、可動ケース又は固定ケースの何
れか一方に渦巻き状コイルテープ部材の一方の端
部を固定し、何れか他方のケースにロツク機構を
介して該ケースに保持されかつ上記コイルテープ
部材の他端部を支持するクラツチ板を装着すれ
ば、ロツク機構の解除状態の下では、該クラツチ
板を保持している何れか一方のケースに対して相
対的に位置移動する。従つて、ハンドル、換言す
れば可動ケース、はコイルテープ部材を介した固
定ケースの拘束を受けずに回動可能になる。ま
た、ハンドルとステアリング・コラム間の電気的
導通は、クラツチ板の環状接片と該接片と協働す
るブラシとにより保持されている。
(効 果) 従つて、上記コイルテープ部材がその中立状態
から何れか一方に偏つた渦巻き状態で装着されて
いても、その偏りが原因でハンドル回動が不能に
なることはない。すなわち、ハンドル回動可能範
囲内でハンドルをロツクするような外力が働け
ば、クラツチ板のロツク機構が解除されてハンド
ルに対するコイルテープ部材の上記偏りを吸収
し、ハンドル回動を保証する。視点を換えれば、
本発明は、ハンドルの最大回動範囲、換言すれば
ステアリング機構の最大旋回範囲、と渦巻き状コ
イルテープ部材の回動追随動作範囲とが一致する
ようにハンドル回動操作によりコイルテープ部材
の渦巻き状態の偏りを調整することを可能にす
る。
すなわち、本発明の電気的接続装置は、渦巻き
状コイルテープ部材の組付誤差、つまり初期の偏
り状態、の修正がハンドル回動操作により自動的
に行なわれて上記コイルテープ部材を略中立状態
に修正することができる。
実施例 以下に、第1図〜第13図に従つて、本発明の
実施例を具体的に説明する。
まず、第1実施例を第1図〜第6図に基づいて
詳説する。この実施例は、クラツチ板が可動ケー
スに保持された実施例である。
第1図において、3は渦巻き状コイルテープ部
材を示し、該コイルテープ部材3は、可動ケース
1と固定ケース2よりなる大略円盤状箱体の収納
ケースAに収納されている。可動ケース1は、上
記収納ケースAの蓋に相当するような形状に成形
されている。以下、本実施例においては、可動ケ
ース1を蓋体1と呼ぶ。該蓋体1は、円盤状底壁
1aと該底壁1aの外縁に固定ケース2側へ突設
した環状壁1fと、その中心部に形設された上記
コイルテープ部材3の巻き取り軸用ボス部1bと
を一体に形成してなる。さらに、上記底壁1a
は、ハンドル側に突出したピン1eとコネクタ用
囲み壁7aとを一体に形成してなる。また、巻き
取り軸用ボス部1bは、その中心部を操舵軸が貫
通するようになつており、該ボス部1bの下端部
外周に溝1cと、それに続く係止ヅメ1dとを備
えている。尚、上記ピン1eは、ハンドル側部材
に形成されたピン穴に嵌合して蓋体1とハンドル
とが一体的に回動するようになる。さらに、上記
蓋体1は、第6図に示す如く、環状壁1fに形成
された2個の弾性アーム12と、該弾性アーム1
2で係止されるクラツチ板10とを備えている。
該クラツチ板10は、第3図に示す如く、円盤形
状を備え、その外周に上記弾性アーム12に一体
で形成された係止爪12aと係合する複数のV状
溝10cを有する。そして、上記クラツチ板10
は、上記弾性アーム12とV状溝10cとが協働
してクラツチ板10のロツク機構を形成し、該ロ
ツク機構を介して蓋体1内で保持されている。
一方、固定ケース2は、断面大略U字形状を有
し、円盤状底壁2aと、その中心部に穴を備えて
設けられた上記蓋体1係止用のボス2bとを有し
ている。上記底壁2aの外面には、プリント配線
板6が装着され、該配線板6に渦巻き状コイルテ
ープ部材3の外側端部3cを固定するするように
なつている。そして、この固定ケース2は、ステ
アリング・コラム側部材にビス9等で固定されて
いる。尚、2d,6aは貫通穴を、2cはプリン
ト配線板6の取付座を夫々示している。ところ
で、固定された固定ケース2のボス2bの穴に上
記蓋体1の巻き取り軸用ボス部1bが挿入され、
該ボス穴の内周壁と巻き取り軸用ボス部1bの下
端部外周の溝1cとが嵌合するようになつてい
る。そして、蓋体1は、巻き取り軸用ボス部1b
の下端に備えた係止ヅメ1dにより、固定ケース
2からぬけ出ぬように止められている。
一方、渦巻き状コイルテープ部材3(第5図参
照)は、固定ケース2内でかつ上記クラツチ板1
0の下方に配置され、その内側端部3bが該クラ
ツチ板10の所定位置に接着剤等で固定され、ま
た、その外側端部3cが上記プリント配線板6に
固定されている。
ところで、電気的接続の構成を詳述すると、コ
イルテープ部材3に埋設されかつ上記内側端部3
bより突出せしめられた各電導体3aは、第3図
の如く、クラツチ板10を貫通してその上面10
aに備えられた各環状接片11に、半田付け等
で、固定されて電気的に導通せしめられている。
さらに、第4図に示す如く、各環状接片11上を
摺動可に蓋体1とともに移動するブラシ5が備え
られている。該各ブラシ5は、蓋体1を貫通して
一方の外部ターミナル部7たるコネクター用囲壁
7a内へ突出するように装着された複数の接片4
aの下端に固定されている。
一方、固定ケース2の底壁2aに備えられたプ
リント配線板6には、他方の外部ターミナル部8
が装着されている。該ターミナル部8は、コネク
ター嵌合用のコネクター用囲み壁8aと上記配線
板6を貫通して該コネクター用囲み壁8a内へ突
設した複数の接片4bとで構成されている。そし
て、上記渦巻き状コイルテープ部材3の外側端部
3cは、固定ケース2内から外方へ導出されて上
記配線板6に、例えば接着剤等で、固定されてい
る。さらに、該端部3c端より突出した各導電体
は、上記配線板6上の対応したプリント箔と、半
田付等で、電気的に導通せしめられている。
上記構成によれば、ハンドル側電気信号線は、
蓋体1側の外部ターミナル部7を介して渦巻き状
コイルテープ部材3と電気的に接続される。同様
に、ステアリング・コラム側電気信号線も、固定
ケース2側の外部ターミナル部8を介して渦巻き
状コイルテープ部材3と電気的に接続される。
ところで、上記クラツチ板10は、ロツク機構
により蓋体1とともに可動してこの回動動作を渦
巻き状コイルテープ部材3へ伝える。しかし、該
ロツク機構にある一定値以上のトルクが作用すれ
ば、クラツチ板10のV状溝10cに係合してい
る弾性アーム12の係止爪12aがV状溝10c
の側面に沿つて引き上げられて該溝10cとの係
合が外れる。そうすれば、蓋体1はクラツチ板1
0に対して相対的に回転し、弾性アーム12は、
クラツチ板10の外周面上をすべり隣りのV状溝
10cまで移動して該溝10cに係合する。さら
に、蓋体1に回動動作が加われば、同様に、さら
に隣のV状溝10cへ弾性アーム12が移行して
いく。尚、この動作は、場合によつては、ステア
リングの最大操舵位置までくり返し行なわれるこ
ともある。そして、この操舵位置から逆方向にハ
ンドル回動を行えば、クラツチ板10は、ロツク
機構に支持されて蓋体1と共にハンドル回動方向
へ回転するとともに、渦巻き状コイルテープ部材
3も同一方向へ巻き戻される(あるいは、巻き取
られる)ことになる。
従つて、上記コイルテープ部材3がその中立状
態から何れか一方に偏つた渦巻き状態で装着され
ていても、その偏りが原因でハンドル回動が不能
になることはない。すなわち、ハンドル回動可能
範囲内でハンドルをロツクするような外力が働け
ば、クラツチ板10のロツク機構が解除されてハ
ンドルに対するコイルテープ部材3の上記偏りが
吸収される。つまり、コイルテープ部材3がその
回動追随可能範囲とハンドルの回動範囲とを一致
するように形成されておれば、繰り返しのハンド
ル回動操作によりステアリング機構とコイルテー
プ部材3の各中立状態は略一致する。また、コイ
ルテープ部材3の追随範囲がハンドルの回動範囲
より大きく成るように構成されておれば、少なく
ともハンドルの回動範囲内におけるコイルテープ
部材3の回動追随動作は保証される。尚、当然の
ことながら、コイルテープ部材3は、少なくとも
ハンドルの回動範囲内において完全に追随できる
渦巻き数を有するように形成されていることは言
うまでもない。
つまり、本実施例の電気的接続装置は、渦巻き
状コイルテープ部材の組付誤差、つまり初期の偏
り状態、の修正がハンドル回動操作により自動的
に行なわれて上記コイルテープ部材を略中立状態
に修正する事ができる。
次いで、第2実施例を第7図〜第13図に基づ
いて詳説する。本実施例は、クラツチ板が固定ケ
ースに保持された実施例である。
第7図において、23は、渦巻き状コイルテー
プ部材を示し、該コイルテープ部材23は、可動
ケース21と固定ケース22よりなる大略円盤状
箱体の収納ケースBに収納されている。
上記可動ケース21は、その本体部が円盤状底
壁21aと該底壁21aの外縁に上記固定ケース
22側へ突出した環状壁21fよりなると断面大
略コ字状のケースで、その中心部に形設された上
記コイルテープ部材23の巻き取り軸用ボス部2
1bを一体に形成してなる。さらに、上記底壁2
1aは、ハンドル側に突出したピン21eとコネ
クター用囲み壁28aとを一体に形成してなる。
また、上記巻き取り軸用ボス部21bは、その中
心部を操舵軸が貫通するようになつており、該ボ
ス部21bの下端に係止ヅメ21dを備えてい
る。尚、上記ピン21eは、ハンドル側部材に形
成されたピン穴に嵌合して可動ケース21とハン
ドルとが一体的に回動するようになる。
一方、固定ケース22は、上記収納ケースBの
蓋に相当する蓋体(以下、本実施例では、固定ケ
ースを蓋体22と呼ぶ)で、円盤状底壁22a
と、その中心部に設けられかつ穴を備えた上記可
動ケース21係止用のボス22bと、該底壁22
aの周縁部に突設した環状ツバ22cとを備えて
いる。上記底壁22aの外面には、他方の外部タ
ーミナル部27たるコネクター嵌合用のコネクタ
ー用囲み壁27aが一体的に形成されている。
尚、蓋体22は、ステアリング・コラム側部材に
ビス29等で固定されている。そして、固定され
た蓋体22のボス22bの穴に上記可動ケース2
1の巻き取り軸用ボス部21bが挿入され、可動
ケース21は、巻き取り軸用ボス部21bの下端
に備えた係止ヅメ21dにより蓋体22からぬけ
出ぬように止められている。また、上記可動ケー
ス22の環状壁21fと蓋体22の環状ツバ22
cとは、対面するように配置されており、互いに
遊嵌される段付き部を備えている。さらに、蓋体
22には、ロツク機構を介してクラツチ板30が
保持されている。該クラツチ板30は、第9,1
0図に示す如く、円盤形状を備えるとともに、周
方向沿いに形成された係止凹部たる複数個の貫通
穴30cを有し、その下面30bに複数個の環状
接片31を備え、その上面30aに上記各環状接
片31と導通した端子部材30dを備えている。
さらに、クラツチ板30は、第12図に示す如
く、底壁22aにリベツト33等で固定された複
数個の弾性アーム32で係止されている。すなわ
ち、クラツチ板30は、上記弾性アーム32の自
由端に形成された係止凸部たる係止爪32aが上
記貫通穴30cに係合することにより蓋体22に
保持されている。つまり、貫通穴30cと弾性ア
ーム32とで上記クラツチ板30のロツク機構は
構成されている。一方、渦巻き状コイルテープ部
材23(図示しないが、第5図と同様の形状を有
す)は、可動ケース21内でかつ上記クラツチ板
30の上方に配置されるとともに、その内側端部
が該クラツチ板30の所定位置に接着剤等で固定
され、また、その外側端部が可動ケース21側に
固定されている。ところで、電気的接続の構成を
詳述すると、第13図に示す如く、可動ケース2
11の底壁21aに備えられた一方の外部ターミ
ナル部28は、コネクター嵌合用のコネクター用
囲み壁28aと該コネクター用囲み壁28a内へ
突設した接片部材24bとで構成されている。そ
して、上記渦巻き状コイルテープ部材23の外側
端部23cは、上記接片部材24bに、例えば接
着剤等で、固定されている。さらに、コイルテー
プ部材23に埋設されかつ該端部23c端より突
出した各電導体23aは、上記接片部材24b上
の対応したプリント箔24cと、半田付等で、電
気的に導通せしめられている。
一方、上記内側端部より突出せしめられた各電
導体(図示せず)は、クラツチ板30の上面30
aの各端子部材30dと電気的に接続されている
(第10図参照)。さらに、第11図に示す如く、
上記各環状接片31上を摺動可能に蓋体22とと
もに移動できるブラシ25が備えられている。該
各ブラシ25は、蓋体22の底壁22aを貫通し
て他方の外部ターミナル部27たるコネクター用
囲み壁27a内へ突出するように装着された複数
の接片24aの下端に固定されている。
上記構成によれば、ハンドル側電気信号線は、
可動ケース21側の外部ターミナル部28を介し
て渦巻き状コイルテープ部材23と電気的に接続
される。同様に、ステアリング・コラム側電気信
号線も、蓋体22側の外部ターミナル部27を介
して渦巻き状コイルテープ部材23と電気的に接
続される。そして、上記クラツチ板30は、ロツ
ク機構により蓋体22に保持されている。従つ
て、可動ケース21がハンドルとともに回動すれ
ば、コイルテープ部材23は、この回動動作に追
随してその渦巻き形状を変形させる。
ところで、上記ロツク機構にある一定値以上の
トルクが作用すれば、クラツチ板30の貫通穴3
0cに係合している弾性アーム32の係止爪32
aは貫通穴30cから滑り抜けて外れる。そうす
れば、クラツチ板30は、蓋体22に対して相対
的に回転し、弾性アーム32はクラツチ板30の
下面30b上をすべり隣りの貫通穴30cまで移
動して嵌まり込む。さらに、可動ケース21に回
動動作が加われば、同様に、さらに隣の貫通穴3
0cへ弾性アーム32が移行していく。尚、この
動作は、場合によつては、ステアリングの最大操
舵位置までくり返し行なわれることになる。そし
て、この操舵位置から逆方向にハンドル回動を行
えば、クラツチ板30は、ロツク機構に支持され
て蓋体22にその状態で保持される。つまり、可
動ケース21は、ハンドル回動方向へ回転すると
ともに、渦巻き状コイルテープ部材23も同一方
向へ巻き戻される(あるいは、巻き取られる)こ
とになる。
従つて、上記コイルテープ部材23がその中立
状態から何れか一方に偏つた渦巻き状態で装着さ
れていても、その偏りが原因でハンドル回動が不
能になることはない。つまり、ハンドル回動可能
範囲内でハンドルをロツクするような外力が働け
ば、クラツチ板30のロツク機構が解除されてハ
ンドルに対するコイルテープ部材23の上記偏り
が吸収される。つまり、本実施例も前記した第1
実施例と同様の効果を有していることになる。
加えて、前記した二つの実施例において、クラ
ツチ板10,30のロツク解除を行なわしめる弾
性アーム12,32のハネ上げ力、すなわち、ス
ベリ開始時トルク、を上記コイルテープ部材3,
23の切断強さ以下になるようにロツク機構を構
成することにより、該コイルテープ部材3,23
の切断も効果的に防止できる。
また、上記クラツチ板10,30をプリント基
板で形成し、上記環状接片11,31をプリント
箔で形成すれば、クラツチ板を安価に製作するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第13図は、本発明の実施例を示し、
第1図〜第6図は第1実施例を、また、第7図〜
第13図は第2実施例を夫々示し、第1図、第7
図は夫々第1、第2実施例に係るハンドルとステ
アリング・コラムとの電気的接続装置の要部断面
図、第2図は第1図の−屈曲線矢視図、第3
図はクラツチ板並びに弾性アームの斜視図、第4
図は第1図の−線拡大断面図、第5図は渦巻
き状コイルテープ部材の斜視図、第6図はロツク
機構部の弾性アームを示す第1図のX矢視方向斜
視図、第8図は第7図の−屈曲線矢視図、第
9図はクラツチ板の斜視図、第10図はクラツチ
板上面の詳細図、第11図は第7図のXI−XI線拡
大断面図、第12図は第7図のXII−XII線拡大断面
図、第13図は第7図の−線拡大断面図
である。 A,B…収納ケース、1,21…可動ケース
(蓋体)、1a,2a…底壁、1b,21b…巻き
取り軸用ボス部、1c…溝、1d,21d…係止
ヅメ、1e,21e…ピン、1f,21f…環状
壁、2,22…固定ケース(蓋体)、2a,22
a…底壁、2b,22b…ボス、2c…取付座、
2d…貫通穴、22c…環状ツバ、3,23…渦
巻き状コイルテープ部材、3a,23a…電導
体、3b……内側端部、3c,23c…外側端
部、3d,23d…軸芯方向片面、4a,4b;
24a,24b…接片(接片部材)、24c…プ
リント箔、5,25…ブラシ、6…プリント配線
板、6a…貫通穴、7,8;27,28…外部タ
ーミナル部、7a,8a;27a,28a…コネ
クター用囲み壁、9,29…ビス、10,30…
クラツチ板、10a,30a…上面、30b…下
面、10c,30c…係止凹部(V状溝;貫通
穴)、30d…端子部材、11,31…環状接片、
12,32…弾性アーム、12a,32a…係止
爪、33…リベツト。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ステアリング・コラム側の電気信号線とハン
    ドル側の電気信号線とを中継接続する渦巻き状コ
    イルテープ部材3;23を、上記ステアリング・
    コラムとハンドルとの間に設けた収納ケースA;
    B内に装備してなり、かつ、上記収納ケースA;
    Bは、ステアリング・コラム側に固定された固定
    ケース2;22と該固定ケース2;22の上にハ
    ンドルとともに回動すべく固定ケース2;22に
    対して回動自在に装着された可動ケース1;21
    とで構成された電気的接続装置において、 上記可動ケース1;21と固定ケース2;22
    の何れか一方の第1ケースには、コイルテープ部
    材3;23の軸芯方向片面3d;23dに対面す
    るように、ロツク機構を介してクラツチ板10;
    30が保持され、 前記渦巻き状コイルテープ部材3;23は、そ
    の何れか一方の端部3b,3c;23b,23c
    が可動ケース1;21と固定ケース2;22の何
    れか他方の第2ケースに固定され、他方の端部3
    b,3c;23b,23cが前記クラツチ板1
    0;30の所定位置に固定されており、 上記クラツチ板10;30は、第1ケース側の
    クラツチ板面10a,10b;30a,30b上
    に上記コイルテープ部材3;23と電気的に接続
    される環状接片11;31を備え、 一方、上記環状接片11;31と対面した第1
    ケースには、該環状接片11;31と協働するブ
    ラシ5;25と、該ブラシ5;25と電気的に接
    続されかつ第1ケースを貫通して外方へ突設して
    いる接片4a;24aとが備えられ、 クラツチ板10;30は、一定以上のトルクに
    よりロツク機構から解放されて上記クラツチ板1
    0;30を保持している可動ケース1;21又は
    固定ケース2;22の何れか一方に対して相対的
    に回動できるようにしたことを特徴とするハンド
    ルとステアリング・コラムとの電気的接続装置。 2 前記クラツチ板10は第1ケースとしての可
    動ケース1に装着され、かつ、可動ケース1とク
    ラツチ板10との間で前記ロツク機構が構成され
    ていることを特徴とする第1項記載のハンドルと
    ステアリング・コラムとの電気的接続装置。 3 前記クラツチ板30は第1ケースとしての固
    定ケース22に装着され、かつ、固定ケース22
    とクラツチ板30との間で前記ロツク機構が構成
    されていることを特徴とする第1項記載のハンド
    ルとステアリング・コラムとの電気的接続装置。 4 上記ロツク機構は、可動ケース1に備えられ
    た弾性アーム12とクラツチ板10の周縁に形成
    された係止凹部10cとからなることを特徴とす
    る第1項又は第2項に記載のハンドルとステアリ
    ング・コラムとの電気的接続装置。 5 上記ロツク機構は、固定ケース22に固定さ
    れた弾性アーム32とクラツチ板30に形成され
    て係止凹部30cとからなることを特徴とする第
    1項又は第3項に記載のハンドルとステアリン
    グ・コラムとの電気的接続装置。 6 前記クラツチ板10,30は、プリント基板
    で形成されていることを特徴とする第1項、第2
    項、第3項、第4項又は第5項に記載のハンドル
    とステアリング・コラムとの電気的接続装置。
JP62233227A 1987-03-27 1987-09-16 Electrical connection device for handle and steering column Granted JPS64671A (en)

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