JPH0360989B2 - - Google Patents

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JPH0360989B2
JPH0360989B2 JP14236583A JP14236583A JPH0360989B2 JP H0360989 B2 JPH0360989 B2 JP H0360989B2 JP 14236583 A JP14236583 A JP 14236583A JP 14236583 A JP14236583 A JP 14236583A JP H0360989 B2 JPH0360989 B2 JP H0360989B2
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JP
Japan
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binding
wire
binding wire
shaft
twisting
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JP14236583A
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JPS6033982A (ja
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Tsutomu Uehara
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は金属線材を使用した結束機に関するも
のである。
従来、鉄筋コンクリート構造物の築造工事にお
ける鉄筋結束作業あるいは建築現場等における作
業足場用の丸太組作業等においては全て作業者が
手作業で鉄筋あるいは丸太等を針金等の金属線材
を用いて結束していたのでその作業能率ははなは
だ低劣であり鉄筋組立工事等の遅延により他の工
事全体が遅れるということがあつた。又、これら
の作業はそのほとんどが手先を使いしかも不自然
な姿勢での作業であるため特に鉄筋の結束作業に
おいてはその作業量の膨大さと相まつて作業者が
苦痛を感じるということがあつた。
本出願人は、上記の如き問題点を改善するため
に、鉄筋あるいは丸太等の棒材への結束線材の巻
回作業から結束線材を捩つて締めつけるまでの一
連の結束作業を全てモータ駆動により自動的に行
わしめるようにしたポータブル形の結束機を既に
特許出願(特願昭54−161210号、特開昭56−
084214号公報)しているが、この既出願の結束機
では、結束線材を捩つて棒材を固縛させた後に該
結束線材を把持していた爪を離脱させる際に結束
線捩り部でその爪自体も固縛されるため該爪が開
放され難くなるという問題があるほか、一連の結
束作業を縫つたときの結束線材把持用爪の姿勢が
不定となるため次の結束線材を把持できない姿勢
で停止することがあり、そのときにはそのつど爪
を手作業で所定姿勢に向け直さなければならない
という煩わしさがあつた。
本発明は、上記した従来から行われている手作
業による結束作業の問題点を改善する一方、上記
した本出願人の既出願(特願昭54−161210号)に
かかる結束機の問題点に鑑み、結束作業終了時に
結束線を把持している把持部材がスムーズに結束
線捩り部から離脱し得るようにするとともに、一
連の結束作業終了時に把持部材が常に次の結束線
材を把持できる所定位置で静止するようにした金
属線材を使用した結束機を提供することを目的と
するものである。
本発明の金属線材を使用した結束機は、先端部
を半円弧状に湾曲させてなる結束線案内部材内に
結束線を挿通せしめることにより該結束線を円弧
状に巻回せしめる結束線巻回装置と、結束線を結
束線案内部材の入口部から該結束線案内部材内を
通してその先端部側に送り込むための結束線送り
込み装置と、前記結束線案内部材を通つて円弧状
に巻回せしめられた結束線円弧部を把持するため
の結束線把持装置と、前記結束線円弧部を結束線
から切り離すための結束線切断装置と、前記結束
線把持装置により結束線円弧部を把持した状態で
該結束線把持装置を回転せしめることにより該結
束線円弧部を捩る作用をする結束線捩り装置と、
該結束線捩り装置により結束線円弧部を捩つた後
に前記結束線把持装置を結束線捩り部から離脱さ
せるために前記結束線捩り装置を逆回転させるた
めの捩り装置逆転装置と、前記結束線把持装置を
次に巻回される結束線円弧部をつかみ得る姿勢で
静止させるとともに前記捩り装置逆転装置の作動
を停止させる作用をする把持装置定位置静止装置
とを備え、さらに前記結束線送り込み装置、結束
線把持装置、結束線切断装置、結束線捩り装置、
捩り装置逆転装置及び把持装置定位置静止装置を
駆動装置によつて順次自動的に作動せしめるよう
にしたことを特徴とするものである。
以下、第1図ないし第17図に示す実施例を参
照して本発明の金属線材を使用した結束機を説明
すると、第1図ないし第14図に示す実施例の結
束機は適宜線径の針金(結束線)10を用いて第
16図及び第17図に示すように鉄筋等の棒材9
9,99を結束するものであり、その外形はピス
トル形をしており、カバーケース2の下部に設け
た握り部2Aを作業者が把持し、該握り部2Aに
設けられた起動スイツチ3を押圧操作することに
より以下に詳述する各装置が作動して一連の結束
作業を自動的に行うようにしている。
この結束機1の全体構成は、先端部11aを半
円弧状に湾曲させてなる結束線案内部材11内に
結束線10を挿通せしめることにより該結束線1
0を円弧状に巻回せしめる結束線巻回装置Aと、
結束線10を結束線案内部材11の入口部11b
から該結束線案内部材11内を通してその先端部
11a側に送り込むための結束線送り込み装置B
と、前記結束線案内部材11を通つて円弧状に巻
回せしめられた結束線円弧部10aを把持するた
めの結束線把持装置Cと、前記結束線円弧部10
aを結束線10から切り離すための結束線切断装
置Dと、前記結束線把持装置Cにより結束線円弧
部10aを把持した状態で該結束線把持装置Cを
回転せしめることにより該結束線円弧部10aを
捩る作用をする結束線捩り装置Eと、該結束線捩
り装置Eにより結束線円弧部を捩つた後に前記結
束線把持装置Cを結束線捩り部10bから離脱さ
せるために前記結束線捩り装置Eを逆回転させる
ための捩り装置逆転装置Fと、前記結束線把持装
置Cを次に巻回される結束線円弧部10aをつか
み得る姿勢で静止させるとともに前記捩り装置逆
転装置Fの作動を停止させる作用をする把持装置
定位置静止装置Gとを備え、さらに前記結束線送
り込み装置B、結束線把持装置C、結束線切断装
置D、結束線捩り装置E、捩り装置逆転装置F及
び把持装置定位置静止装置Gを駆動装置Hによつ
て順次自動的に作動せしめるようにして構成され
ている。
この結束機1には、多重に巻回された巻線6と
モータ駆動用バツテリー7を内蔵した携帯ケース
5が可撓性を有する結束線ケーブル8及び電線9
を介して接続されている。この携帯ケース5は腰
バンド97によつて作業者の腰に固定されるよう
になつており、又該携帯ケース5内の巻線6及び
バツテリー7は取替え自在となつている。又、こ
の携帯ケース5には交流電源を使用する際にそれ
を直流に切換えるためのアダプタ98が設けられ
ている。
次に結束機1の各装置を順次説明すると、前記
駆動装置Hは握り部2A内に内蔵された小形の直
流モータ4を動力源とし、その回転力を結束線送
り込み装置B及び結束線捩り装置Eに駆動切替ク
ラツチ12を介して択一的に伝達せしめることも
に、後述のカム装置J側にはモータ回転中始終そ
の回転力を伝達しカム作用をなさしめるようにす
るものである。即ち、モータ4の回転力は、モー
タ軸側笠歯車21、該笠歯車21と噛合する笠歯
車22を介して結束機1の前後方向(第6図にお
ける矢印W−X)に向けて軸支させている出力軸
23を回転させるとともに、該出力軸23に取付
けたウオームギヤ24、該ウオームギヤ24に噛
合するウオームホイール25を介して横方向(第
3図におけるY−Z方向)に向けて軸支させてい
る中間軸26を減速回転させ、さらに該中間軸2
6に取付けた平歯車27、該平歯車27と噛合す
る別の平歯車28を介して後述の3枚のカム板6
0,70,80を取付けたカム軸30を低速で回
転させるように作用する。尚、モータ4の回転中
は、前記出力軸23、中間軸26及びカム軸30
は連続して回転せしめられるようになつている。
前記出力軸23には、前記出力軸側笠歯車22
に近接する位置に笠歯車部13aとクラツチ部1
3bとを一体形成してなるクラツチ兼用笠歯車1
3を、他の軸端寄りに平歯車部14aとクラツチ
部14bとを一体形成してなるクラツチ兼用平歯
車14を前記クラツチ部13b,14bが相互に
対向する如くしてそれぞれ嵌挿させている。又、
該出力軸23には、前記クラツチ兼用笠歯車13
とクラツチ兼用平歯車14の間にその各クラツチ
部13b,14bにそれぞれ連結、離脱可能なク
ラツチ部12a,12bをもつ駆動切替クラツチ
12が該出力軸23に対して非回動で且つ軸方向
(矢印W−X方向)に摺動自在に嵌挿されている。
尚、この駆動切替クラツチ12は出力軸23に対
してスプライン嵌合させている。
クラツチ兼用笠歯車13は後述の結束線送り込
み装置駆動用笠歯車42と噛合して結束線送り込
み装置Bを駆動せしめるためのものであり、出力
軸23に対しては回動自在に遊嵌される一方、軸
方向に対しては例えばスナツプリング(図示省
略)等によつてその移動が規制されている。
他方、クラツチ兼用平歯車14は後述の結束線
捩り装置駆動用平歯車52と噛合して結束線捩り
装置Eを駆動せしめるためのものであり、前記ク
ラツチ兼用笠歯車13と同様に出力軸23に対し
ては回転自在に遊嵌されているが軸方向の移動は
規制されている。
前記駆動切替クラツチ12の胴部には、後述の
第2カム板70によつて軸方向(矢印W−X方
向)に移動せしめられる抱持部材73が遊嵌され
ており、該抱持部材73が軸方向に移動せしめら
れるとき、該駆動切替クラツチ12がクラツチ兼
用笠歯車13あるいはクラツチ兼用平歯車14と
択一的に連結するようにされている。即ち、この
抱持部材73は後述の第2カム板70の作用によ
り軸方向に2段階(3位置)に進退せしめられる
ようになつており、該抱持部材73が最後退位置
(第6図の位置)にあるときには駆動切替クラツ
チ12がクラツチ兼用笠歯車13と連結して結束
線送り込み装置Bを駆動せしめ、又抱持部材73
が最前進位置(第8図の位置)あるときには駆動
切替クラツチ12がクラツチ兼用平歯車14と連
結して結束線捩り装置Eを駆動せしめ、さらに抱
持部材73が中間位置(第7図の位置)にあると
きには駆動切替クラツチ12はどちら側にも連結
せずに出力軸23とともにフリー回転するように
なつている。
結束線巻回装置Aの案内管11は、その中間部
におけるやや入口部11b寄り位置において前、
後に2分割されており、又その前側の分割案内管
の基端と後側の分割案内管の先端との間は後述の
結束線送り込み装置のローラ46,47を設置す
るために所定間隔N(第6図)だけ離間させてい
る。
前記結束線送り込み装置Bは、結束線10を案
内管11内に送り込むためのものであり、具体的
には一対のローラ(駆動側ローラ46と従動側ロ
ーラ47)の間に結束線10を挟圧した状態で駆
動側ローラ46を矢印N方向(第3図)に回転さ
せることにより結束線10を前方(矢印W方向)
に向つて送り込むようにしている。この各ローラ
46,47は、カバーケース2の上面における前
記前、後分割案内管の間に形成された間隔N内に
おいて、案内管11内を通過する結束線10をそ
の両側から挟み得る位置に設置されている。駆動
側ローラ46は第5図に示すようにカバーケース
2の上板を上下に貫通する如くして枢支されてい
る回転軸44の上端に固定されている。この回転
軸44の下部には平歯車45が取付けられてお
り、該平歯車45を前記クラツチ兼用笠歯車13
と噛合う笠歯車42の軸41に取付けている平歯
車43に噛合させている。そして駆動切替クラツ
チ12がクラツチ兼用笠歯車13側に連結された
ときに該クラツチ兼用笠歯車13、笠歯車42及
び両平歯車43,45を介して回転軸44が回転
せしめられ、それによつて駆動側ローラ46が回
転せしめられるようになる。従動側ローラ47は
駆動側ローラ46に対して使用される結束線の線
径に応じて近接、離間方向に微調整し得るように
なつている。即ち、この従動側ローラ47を支持
しているプラケツト48はその一端側48aをピ
ン90等でカバーケース2の上面に枢支するとと
もにその他端側48bを調整ネジ49によつて駆
動側ローラ46側に近接、離間せしめ得るように
している。又調整ネジ49とブラケツト48の他
端側48bとの間にはスプリング50が介在され
ていて、該ブラケツト48の他端側48bを矢印
Y方向(第3図)に押圧することにより、従動側
ローラ47を駆動側ローラ46側に付勢させるよ
うにしている。このようにすると結束線10が両
ローラ46,47間で挟圧されるので該結束線1
0が両ローラ46,47に対して滑ることなくス
ムーズに送り出されるようになる。尚、両ローラ
46,47の外周面にローレツト加工を施せばよ
り確実に結束線10を送り出すことができる。
尚、この実施例では、結束線送り込み装置Bは1
回の作動で結束線10をその円弧部10aが2〜
3巻される程度だけ送り出すようになつている。
前記結束線把持装置Cは、結束線巻回装置Aに
よつて円弧状に巻回せしめられた結束線円弧部1
0aを掛止するためのL形の爪部材32を取付け
たパイプ状の軸部材31と、該軸部材31の外側
に嵌挿されていて前記爪部材32を開閉させる作
用をする筒状のチヤツク部材33を備えて構成さ
れている。軸部材31はカバーケース2側に設け
た軸受16によつて回動可能で且つ前後方向(矢
印W−X方向)に移動可能に軸支されている。又
この軸部材31の基端部には後述の第3カム板8
0によつて前後方向に進退せしめられる抱持部材
83が取付けられており、該抱持部材83が前後
動せしめられることにより軸部材31が進退せし
められるようになつている。軸部材31の先端部
には適宜深さの切欠34が設けられている。爪部
材32はその基部32a側を軸部材31の先端部
にピン35で枢支して取付けられており、爪部材
先端側の爪32bが軸部材先端部において弧回動
し得るようにしている。又この爪部材32はスプ
リング36(第8図参照)によつて爪部材先部側
が軸部材先端部の切欠34内に挿入される如く付
勢されている。尚、爪部材32は、爪部材先部側
が切欠34内に嵌入されたときには該爪部材32
の爪32bが第2図及び第3図に示すように前方
(矢印W方向)に向けて突出するような姿勢で静
止せしめられる。チヤツク部材33は軸部材31
の外側においてスプライン嵌合されていて、チヤ
ツク部材33と軸部材31とは相互に非回動で軸
方向にのみ相互にスライド可能とされている。又
チヤツク部材33の基端部には後述の第1カム板
60によつて前後方向に進退せしめられる抱持部
材63が取付けられており、該抱持部材63が前
後動せしめられることによつてチヤツク部材33
が軸部材1の外面に沿つて進退せしめられるよう
になつている。又チヤツク部材33の先端部には
第2図又は第6図に示すように該チヤツク部材3
3先端部と前記軸部材31先端部がほぼ揃つた状
態において軸部材31先端部に形成した切欠34
とほぼ完全重合する切欠37が形成されている。
従つてチヤツク部材33先端部と軸部材31先端
部がほぼ揃つた状態では、前記爪部材32がスプ
リング36に付勢されて爪部材先部側が両切欠3
4,37内に嵌入して爪部材32の爪32bが開
状態を維持するようになる。尚、爪部材32は、
爪部材先部側が両切欠34,37内に嵌入してい
る状態では爪部材32の爪32b部分がチヤツク
部材33の外周面よりかなり外方に突出するよう
な長さを有している。このチヤツク部材33は次
のように作用する。即ち、チヤツク部材33が軸
部材31に対して前進(矢印W方向)せしめれる
と爪部材32の後面部がチヤツク部材33側の切
欠37奥縁部37a(第8図)に押圧されて該爪
部材32がスプリング36に抗して前方に弧回動
せしめられ、その爪32bとチヤツク部材33の
先端面との間で結束線円弧部10aの線材を強固
につかむように作用する。尚、チヤツク部材33
が軸部材31に対して後退すると爪部材32に対
するチヤツク部材33の押圧力が解除されて該爪
部材32がスプリング36の作用により元の位置
(爪部材先部側が両切欠34,37内に嵌入する
位置)まで回動せしめられる。
結束線切断位置Dは、案内管11の円弧状先端
部11a出口部に該円弧状先端部10a内の結束
線通路20と連通する結束線挿通用の穴39をも
つ切断部材38をブラケツト40によつて枢動自
在に取付けるとともに、該切断部材38を回動さ
せるための弓形レバー91及び操作杆92を備え
て構成されている。操作杆92の先端と弓形レバ
ー91の基端とはピン93によつて枢着されてお
り、又弓形レバー91の先端は切断部材38に溶
接等によつて固定されている。操作杆92はカバ
ーケース2の上部に前後動自在に支持されてい
て、後述の第3カム板80によつて進退作動せし
められる押し棒81に押圧されて前進(矢印W方
向)せしめられるようになつている。即ち、第3
カム板80側の押し棒81には押圧部材89(第
4図)が固定されていて、該押圧部材89で操作
杆92の基端92aを圧するようになつている。
尚、この押圧部材89と操作杆92の基端92a
とは押し棒81の最後退位置においては所定間隔
だけ離間させており、第9図に示すように該押し
棒81がある程度前進せしめられた後に該押圧部
材89が操作杆基端92aに衝合するようにして
いる。操作杆92が前進せしめられると弓形レバ
ー91の基端側(上部側)が前方に移動せしめら
れて切断部材38が回動し(第10図)、そのと
き切断部材38内の穴39が案内管先端部1a内
の結束線通路20に対して非連通となり、その際
のせん断作用によつて結束線を結束線通路20の
出口部で切断し得るようになつている。又、この
操作杆92はスプリング94によつて後退方向
(矢印X方向)に付勢されており、第3カム板8
0側の押し棒81の押圧力がかかつていないとき
には所定位置(第4図に示す位置)まで後退した
位置で静止せしめられるようになつている。尚操
作杆92に押し棒81の押圧力がかつていないと
きには切断部材38の穴39が案内管先端部11
a内の結束線通路20と連通するようになつてい
る。
結束線捩り装置Eは、前記結束線把持装置Cに
よつて結束線円弧部10aを把持した状態で該結
束線把持装置Cを回転させることにより結束線円
弧部10cを捩るためのものであり、前記出力軸
23に遊嵌せしめられたクラツチ兼用平歯車14
に平歯車52を噛合させて第1軸51を回転させ
るともにその第1軸51の回転力を第2軸55を
介して結束線把持装置Cの軸部材31に伝達し得
るように構成されている。第1軸51及び第2軸
55はそれぞれ結束線把持装置3の軸部材31と
同一軸線上に設置されていて、該第1軸51は軸
受17によつて、又該第2軸55は第1軸51よ
り前側において軸受18によつてそれぞれ支持さ
れている。又第1軸51は前後方向に移動不能に
支持されており、第2軸55は前後方向に移動可
能に支持されている。この第1軸51と第2軸5
5とは、第1軸51の先端部に形成したクラツチ
部53と第2軸55の基端部に形成したクラツチ
部56とを連結させることによつて相互に伴回り
するようにしている。第2軸55はスプリング5
7によつて第1軸51側に付勢させていて、通常
時はそのスプリング57の付勢力によつて各クラ
ツチ部53,56が相互に結合されているが、例
えば結束線円弧部10aの捩り操作が完了したと
きのように第2軸55側の負荷が所定範囲を越え
ると各クラツチ部53,56間が相互に滑つて第
2軸55が回転されなくなるようにしている。第
2軸55の先端側はスプライン軸58としてお
り、該スプライン軸58は前記結束線把持装置C
の軸部材31内のスプライン軸穴に嵌挿されてい
る。従つて結束線把持装置Cの軸部材31は第2
軸55に対して非回動で前後方向にスライド可能
となつている。
前記カム装置Jは、カム軸30の一端側に前記
チヤツク部材33を前方に押出す作用をする第1
カム板60と前記駆動切替クラツチ12を切替作
動させる作用をする第2カム板70を備え、さら
に該カム軸30の他端側に前記軸部材31及び結
束線切断装置Dの操作杆92を押出す作用をする
第3カム板80を備えて構成されている。この第
1、第2、第3の各カム板60,70,80には
それぞれれ押し棒61,71,81の基端側が当
接されている。又この各押し棒61,71,81
はそれぞれスプリング62,72,82によつて
各カム板側に付勢されている。尚、各押し棒6
1,71,81は、それぞれカバーケース2の適
所に軸支させていて、それぞれ各軸方向にのみ移
動可能となつている。
第1カム板60側の押し棒61の先端部にはチ
ヤツク部材33を抱持している抱持部材63が固
定されている。第2カム板70側の押し棒71の
中間部には駆動切替クラツチ12を抱持している
抱持部材73が固定されている。第3カム板80
側の押し棒81の先端部には軸部材31を抱持し
ている抱持部材83が固定されている。この第1
ないし第3の各カム板60,70,80は、各装
置及び部材を後述するような術次で作動せしめる
ように作用する。
前記捩り装置逆転装置Fは第11図及び第12
図に示すように結束線捩り装置Eの作動により結
束線円弧部を捩り上げて各棒材99,99を固縛
させたときに結束線の捩り部10bから爪部材2
を外れ易くするために結束線捩り装置Eを逆転さ
せるものであり、この捩り装置逆転装置Fは、第
13図及び第14図に示すように前記出力軸23
の先端寄りに固定した平歯車64と前記結束線捩
り装置E側の第1軸51に固定した平歯車66の
間に該両平歯車64,66に同時に噛合可能な中
間平歯車65を介在させることによつて結束線捩
り装置Eを結束線捩り方向(第11図における矢
印L方向)とは逆方向(第11図、第12図にお
ける矢印R方向)に回転せしめるように構成され
ている。中間平歯車65は、出力軸23の先端部
に遊嵌せしめられていて該出力軸23部分から二
方向に延びる腕片67a,67bをもつシーソー
部材67の前記一方の腕片67aに取付けられて
いる。この中間平歯車65は出力軸側平歯車64
と常時噛合うように取付けられている。又該中間
平歯車65は、シーソー部材67が第13図に示
すように矢印P方向(第13図において左回転方
向)側に移動している状態では第1軸側平歯車6
6とは離間していて結束線捩り装置E側には作用
せず、逆にシーソー部材67が第14図に示すよ
うに矢印Q方向(第14図における右回転方向)
側に移動している状態では該第1軸側平歯車66
と噛合して結束線捩り装置Eを逆転させ得るよう
になつている。このシーソー部材67はその反中
間平歯車65側の腕片67bをスプリング68で
上方側に引つぱることによつて常時矢印P方向
(第13図)に付勢させるとともに、次に述べる
押圧装置Kによつて矢印Q方向(第14図)に押
圧し得るようにしている。この押圧装置Kは、前
記第1カム板60側の押し棒61にピン106に
よつて枢着したカム部材101と、該第1カム板
60側に押し棒61の下方において該押し棒61
と平行で且つ回動可能に支持されている軸102
と、該軸102から上方に向けて延出されていて
矢印Y−Z方向(第3図)に揺動可能な上向きレ
バー103と、該軸102から下方に向けて延出
されて前記シーソー部材67の反中間平歯車側の
腕片67bに当接する下向きレバー104を備え
ている。カム部材101は、上向きレバー103
を矢印Y方向に押圧するためのものであり、又該
カム部材101は押し棒61に対して矢印S方向
(第3図)にのみ回動方向に支持されている。そ
して該押し棒61が前進動作するときには該カム
部材101は上向きレバー103に衝合してもカ
ム部材101自身が矢印S方向に回動して該上向
きレバー103を移動させないようになつている
が、押し棒61が後退動作するときにはカム部材
101のカム面101aで上向きレバー103を
押圧して矢印Y方向に移動させるように作用する
ようになつている。尚、このカム部材101はス
プリング107によつて反矢印S方向に付勢され
ていて、押し棒61が前進動作した際に矢印S方
向に回動されても上向きレバー103との衝合が
外れるともとの位置に復帰せしめられようになつ
ている。上向きレバー103の上部はカバーケー
ス2に固定した板材110に形成しているガイド
溝111によつてガイドされていて、第13図に
示す矢印Z側の位置から第14図に示す矢印Y側
の位置の範囲内で揺動せしめられるようになつて
いる。この上向きレバー103が揺動せしめられ
るとそれに伴つて軸102を所定角度だけ回動さ
せるように作用する。下向きレバー104は、上
向きレバー103が第13図に示す矢印Z側位置
から第14図に示す矢印Y側位置まで移動する範
囲においてはシーソー部材67の外側の腕片(反
平歯車側腕片)67bを下動させる如く作用する
ように取付けられており、しかも該下向きレバー
104は上向きレバー103が矢印Z側(第13
図)に位置しているときには中間平歯車65を第
1軸側平歯車66に対して離間させ且つ上向きレ
バー103が矢印Y側(第14図)に位置してい
るときには該中間平歯車65を第1軸側平歯車6
6に噛合させるように作用する。中間平歯車65
が第1軸側平歯車66に噛合している状態では、
出力軸23からの回転力が出力軸側平歯車64、
中間平歯車65、第1軸側平歯車66を介して結
束線捩り装置Eに伝達されて該結束線捩り装置E
を結束線捩り方向(矢印L方向)とは逆方向(矢
印R方向)に回転せしめるようになる。上向きレ
バー103の上部はスプリング105によつて前
側に付勢させており、第1カム板側押し棒61の
前進作動時に該上向きレバー103が不用意に矢
印Y側に移動しないようにしている。尚、結束線
捩り装置Eの逆転駆動状態を解除するときには、
次に述べる把持装置定位置静止装置Gによつて行
う。
把持装置定位置静止装置Gは、結束線把持装置
Cの爪部材32を次に巻回させる結束線円弧部1
0aをつかみ得る位置に停止させるとともに結束
線捩り装置Eの逆転駆動状態を解除する作用をす
るものであり、該把持装置定位置静止装置Gは、
捩り装置逆転装置F側の軸102の先端に結束線
把持装置C側に向けて突出する当り部材120を
取付けて構成されている。この当り部材120
は、結束線把持装置Cが最後退したときの爪部材
32の爪32bに対応する位置に位置決めされて
おり、前記捩り装置逆転装置Fが作動して爪部材
32の爪32bが次に巻回される結束線円弧部1
0aをつかみ得る位置まで回動されたときに該爪
32bが当り部材120の下面に衝合して該当り
部材120を押し上げ、それによつて軸102を
第14図において右回転方向に回動せしめて捩り
装置逆転装置Fの作動を停止させるように作用す
る。従つて結束線把持装置Cは捩り装置逆転装置
Fの作動が停止された時点で回動が停止され、爪
部材32の爪32bも所定位置で静止するように
なる。
尚、この結束機1は、前記把持装置定位置静止
装置Gが作動して捩り装置逆転装置Fが停止され
た時点でモータ4が停止せしめられるようにする
ことができる。例えば結束機1の適所に起動スイ
ツチ3とは別にモータ用スイツチを設けて把持装
置定位置静止位置Gが作動して捩り装置逆転装置
Fが停止せしめられたときにそのモータ用スイツ
チの接点を開くようにするとよい。
次に図示の結束機1の使用方法並びにその作用
を第15図に示す各装置の動作図を参照しながら
説明すると、この実施例では2本の鉄筋を結束す
る場合を示しており、まず結束しようとする鉄筋
99,99が第2図に示すように案内管11の半
円弧状先端部11aで形成される内面空間内にお
かれるように結束機をセツトする。尚、この状態
では駆動切替クラツチ12は第6図に示す如くク
ラツチ兼用笠歯車13側に連結しており、この状
態で起動スイツチ3を押圧操作するとモータ4の
起動と同時に結束線送り込み装置Bによつて結束
線10が案内管11内に送り込まれるとともにカ
ム軸30が回転せしめられる。このとき案内管1
1の先端部11aから円弧状に巻回されて送り出
される結束線円弧部10aは鉄筋99,99の外
方を遠巻きに囲繞する。この囲繞作業が終期近く
になると第3カム板80によつて第9図に示す如
くまず軸部材31が前進せしめられ、少し遅れて
第1カム板60によつてチヤツク部材33が前進
せしめられる。チヤツク部材33が前進するのと
ほぼ同期して第2カム板70によつて駆動切替ク
ラツチ12が第7図に示すようにニユートラル位
置に切替り、結束線送り込み装置Bは停止する。
チヤツク部材33の前進終期近くになると該チヤ
ツク部材33によつて爪部材32が閉じられ、第
10図に示す如く結束線円弧部10aを爪部材3
2とチヤツク部材33の先端との間で把持する。
尚、軸部材31が前進するときに結束線切断装置
Dの操作杆92も前進し、結束線把持装置Cが結
束線円弧部10aを把持するのとほぼ同期して結
束線を切断する。次に第8図に示すように駆動切
替クラツチ12がクラツチ兼用平歯車14側に切
替つて結束線捩り装置Eが作動し、結束線把持装
置Cが矢印L方向に回転せしめられて結束線円弧
部10aが捩られる(第11図)。尚、該結束線
円弧部10aが充分に捩られて負荷が大きくなる
と結束線捩り装置Eの第1軸51と第2軸55の
間のクラツチ部53,56が滑り、それ以上捩ら
れなくなる。捩り作用が所定時間行われると駆動
切替クラツチ12が再びニユートラルに切替つて
捩り作用は停止し、その直後にチヤツク部材33
が後退して爪部材32へ押付力が解除され、該爪
部材32が開放可能となる。ところで、結束線捩
り部10bが爪部材32の爪32bを強固に固縛
しているときにはスプリング36が爪部材開放方
向に作用しても該爪部材32は容易に開かない。
そこでチヤツク部材が後退するとき、即ち、第1
カム板60側の押し棒61が後退するときにカム
部材101が上向きレバー103を操作して捩り
装置逆転装置Fが作動せしめられて結束線捩り装
置Eが逆転(矢印R方向)せしめられる。すると
爪部材32の爪32bを固縛している結束線捩り
部10bの固縛部分が緩んで前記スプリング36
の作用により爪部材32が確実に開放されるよう
になる。続いて結束線捩り装置Eが逆転せしめら
れることにより爪部材の爪32bが鎖線32
b′(第14図)で示す如く当り部材120の下面
に衝合して該当り部材120を押し上げ、捩り装
置逆転装置Fを停止させるとともに爪部材の爪3
2bを次に巻回される結束線円弧部10aをつか
み得るように所定位置に静止させるように作用す
る。そしてこのときモータ4は直ちに停止されて
鉄筋結束作業の全工程が完了する。
尚、結束機10は携帯ケース5内の巻線6から
順次連続して取出すことができ、又巻線6がなく
なれば新しい巻線6を補給すればよい。又、商業
電源を使用できる現場ではそのコンセントを接続
するだけで商業電源を利用することができる。
続いて本発明の効果を説明すると、本発明の結
束機を使用すると、鉄筋等の被結束物への結束線
の巻回作業からその巻回された結束線を捩つて締
付けるまでの一連の結束作業を全自動で行なうこ
とができ、結束作業の能率アツプを図るとともに
作業者の疲労感を大幅に軽減することができ、さ
らに本発明の結束機は、結束線の締付作業終了後
に結束線捩り装置Eを逆回転せしめ得るようにし
ているので、結束線把持装置Cを結束線捩り部1
0bから確実に離脱させることができ、又把持装
置定位置静止装置Gを備えているので結束線把持
装置Cを常に次に巻回される結束線円弧部10a
をつかみ得る姿勢で静止させることができ、次の
結束作業を容易にすることができるようになる等
の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例にかかる結束機に携帯
ケースを接続した状態の正面図、第2図は第1図
の結束機の斜視図、第3図は第2図の平面図、第
4図は第2図の矢視図、第5図及び第6図はそ
れぞれ第3図の−及び−断面図、第7図
ないし第14図はそれぞれ第1図の結束機の各装
置の作用説明図、第15図は第1図の結束機にお
ける各装置の動作説明図、第16図及び第17図
はそれぞれ結束線による棒材結束状態図である。 1……結束機、10……結束線、10a……結
束線円弧部、11……結束線案内部材、12……
駆動切替クラツチ、A……結束線巻回装置、B…
……結束線送り込み装置、C……結束線把持装
置、D……結束線切断装置、E……結束線捩り装
置、F……捩り装置逆転装置、G……把持装置定
位置静止装置、H……駆動装置、J……カム装
置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 先端部11aを半円弧状に湾曲させてなる結
    束線案内部材11内に結束線10を挿通せしめる
    ことにより該結束線10を円弧状に巻回せしめる
    結束線巻回装置Aと、結束線10を結束線案内部
    材11の入口部11bから該結束線案内部材11
    内を通してその先端部11a側に送り込むための
    結束線送り込み装置Bと、前記結束線案内部材1
    1を通つて円弧状に巻回せしめられた結束線円弧
    部10aを把持するための結束線把持装置Cと、
    前記結束線円弧部10aを結束線10から切り離
    すための結束線切断装置Dと、前記結束線把持装
    置Cにより結束線円弧部10aを把持した状態で
    該結束線把持装置Cを回転せしめることにより該
    結束線円弧部10aを捩る作用をする結束線捩り
    装置Eと、該結束線捩り装置Eにより結束線円弧
    部を捩つた後に前記結束線把持装置Cを結束線捩
    り部10bから離脱させるために前記結束線捩り
    装置Eを逆回転させるための捩り装置逆転装置F
    と、前記結束線把持装置Cを次に巻回される結束
    線円弧部10aをつかみ得る姿勢で静止させると
    ともに前記捩り装置逆転装置Fの作動を停止させ
    る作用をする把持装置定位置静止装置Gとを備
    え、さらに前記結束線送り込み装置B、結束線把
    持装置C、結束線切断装置D、結束線捩り装置
    E、捩り装置逆転装置F及び把持装置定位置静止
    装置Gを駆動装置Hによつて順次自動的に作動せ
    しめるようにしたことを特徴とする金属線材を使
    用した結束機。
JP14236583A 1983-08-02 1983-08-02 金属線材を使用した結束機 Granted JPS6033982A (ja)

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JP14236583A JPS6033982A (ja) 1983-08-02 1983-08-02 金属線材を使用した結束機

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JPS6033982A JPS6033982A (ja) 1985-02-21
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JP3624873B2 (ja) * 2001-10-29 2005-03-02 マックス株式会社 鉄筋結束機の結束線捩り装置
JP7746794B2 (ja) * 2021-10-20 2025-10-01 マックス株式会社 結束機

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