JPH0361377B2 - - Google Patents

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JPH0361377B2
JPH0361377B2 JP29762386A JP29762386A JPH0361377B2 JP H0361377 B2 JPH0361377 B2 JP H0361377B2 JP 29762386 A JP29762386 A JP 29762386A JP 29762386 A JP29762386 A JP 29762386A JP H0361377 B2 JPH0361377 B2 JP H0361377B2
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Masaru Moriwake
Atsushi Yamashita
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【発明の詳細な説明】 〔目次〕 概要 産業上の利用分野 従来の技術(第9図〜第12図) 発明が解決しようとする問題点 問題点が解決するための手段(第1図) 作用(第2図) 実施例 実施例装置の構成(第3図、第4図) パストレースの説明(第2図、第5図〜第7図) パストレースの再開方式の説明(第8図) 発明の効果 〔概要〕 ノード番号とそのノード番号に対応するパスメ
モリの内容とを用いて当該ノード番号で生き残り
として選択された側のノード番号を求めることを
繰り返して最尤パスをトレースし、最後に到達し
たノード番号の2進数の最上位桁を復号出力とす
るパストレース方式のビタビ復号器。
〔産業上の利用分野〕
本発明はパストレース方式のビタビ復号器に関
する。
ビタビ復号器は、畳み込み符号の最尤復号法に
使用されるものであり、既知の複数個の符号系列
のうち、受信符号系列に最も符号距離が近いパス
を最尤パスとして選択し、この選択されたパスに
対応して復号データを得るものであり、誤り訂正
能力が高いことから衛星通信などの復号器として
使用されている。
〔従来の技術〕
ビタビ復号器は、分配器とACS回路とパスメ
モリとを主要素として構成される。第9図は、拘
束長K=3のビタビ復号器の一例を示す。図中、
1は分配器、2はACS部、3はパスメモリであ
る。この分配器1には直交変調の復号信号I,Q
が受信符号として入力されており、分配器1はこ
の受信符号から各ノード毎のブランチメトリツク
を計算し、そのブランチメトリツクをACS部2
に与える。
ACS部2は、符号化器で生成される符号を第
10図に示すような格子状表現した場合のノード
にそれぞれ対応するACS回路2(0)〜2(3)
からなり、各ACS2(0)〜2(3)はそれぞ
れ加算器と比較器とセレクタとからなる。各
ACS回路2(0)〜2(3)には分配器1から
のブランチメトリツク値の他に、第10図の格子
状表現のノードが選択し得る2つのパスに相当す
る他のACS回路からのパスメトリツク値がそれ
ぞれ入力されている。ACS回路2(0)〜2
(3)は、入力されたブランチメトリツク値に1
シンボル前のパスメトリツク値を加算して2つの
パスに対応する新たなパスメトリツク値を計算
し、これらのパスメトリツク値を比較器で比較し
てパスメトリツク値の小さい方を生き残りパスと
して選択し、その選択したパスを示すパス選択信
号と選択したパスメトリツク値とを出力する。
パスメモリ3はACS部2からのパス選択信号
が加えられて、生き残りパスの経歴が記憶される
ものであり、パスメトリツク値が最小となる経歴
のパスメモリの内容が復号出力となる。このパス
メモリ3はセレクタとフリツプフロツプとからな
るパスメモリセルを多段に接続した構成、あるい
はRAMを用いた構成が可能である。
第11図は従来例の拘束長K=3の場合のパス
メモリのブロツク図を示す。同図において、2
(0)〜2(3)はACS回路であり、ACS回路2
(0)〜2(3)、MS11〜MS43はパスメモ
リセルである。図中にはパスメモリが3段のみ示
してあるが、通常は拘束長の5、6倍程度の段数
が用いられる。またパスメモリセルMSij(i、j
=1、2、3…)は下方に拡大して示すように、
それぞれセレクタ44とフリツプフロツプ45と
から構成される。セレクタ44はACS回路から
のパス選択信号によつて選択動作し、その選択出
力をフリツプフロツプ45のデータ端Dに与え
る。フリツプフロツプ45の出力端Qからの出力
信号は次段の2個のパスメモリセルに供給され
る。
初段のパスメモリセルMS11,MS21,MS
31,MS41には“0”、“1”、“0”、“1”が
それぞれ初段入力として印加され、パス選択信号
に対応して順次に内部状態を遷移させるようにシ
フトされることになる。すなわち、復号サイクル
毎にACS回路2(0)〜2(3)で生き残りパ
スと判定した側のパスメモリセルの内容をパス選
択信号を用いて他側のパスメモリセルに転送す
る。
第12図はランダムアクセスメモリ(RAM)
を用いてパスメモリを構成した場合の従来例を示
すブロツク図である。図において、51は初段入
力設定部、52,53はRAM、ADはアドレス
入力端、DIはデータ入力端、DOはデータ出力
端、54は多数決回路等からなる出力処理部であ
る。
このパスメモリは2個のメモリを用いて多重化
したものであり、例えば前述のパスメモリの或る
パスメモリセルに相当する或るノード番号Iにお
いてメモリ52のアドレスに「I/2」と、2K-1
+「I/2」とのうちの生き残りとして選択され
た方のノード番号を設定し、またメモリ53のア
ドレスにIを設定して、メモリ52のデータ出力
端DOからメモリ53のデータ入力端DIにデータ
(パス情報)を転送する。これを全ノードについ
て行い、出力処理部54から復号出力を導出す
る。次の復号サイクルではメモリ53のデータ出
力端DOからメモリ52のデータ入力端DIにデー
タ(パス情報)を転送する。なお、前述の「I/
2」は、I/2を越えない最大の整数を示すガウ
ス記号である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
パスメモリを第11図に示すような、セレクタ
44とフリツプフロツプ45とからなるパスメモ
リセルで構成した場合、RAMのように高集積化
することが困難である。また第12図に示すよう
にRAMで構成しあ場合、パスメモリを高集積化
することが可能となるが、多重化してRAMを使
用しているためRAMに対するアクセス回数が増
大し、復号処理速度を向上させることが困難であ
る。例えば拘束長K=7の復号器の場合、1復号
サイクルあたりメモリ52,53を64回アクセス
する必要がある。多重度を低くしてアクセス回路
を減少させることも可能であるが、その場合、メ
モリの個数が増加する。
したがつて、本発明の目的は、高集積化が容易
なRAMを使用しつつ復号処理速度の向上が可能
なパストレース方式を用いたビタビ復号器を提供
することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
第1図は本発明に係るビタビ復号器の原理ブロ
ツク図である。
本発明に係るビタビ復号器は、受信符号から各
ノード対応にブランチメトリツク値をそれぞれ計
算する分配器1、各ノード対応に設けられた複数
のACS回路2(0)〜2(n)からなるACS部
2であつて、各ACS回路2(0)〜2(n)は、
分配器1からのブランチメトリツク値に基づいて
選択し得る2つのパスについてのパスメトリツク
値を演算し、その演算結果を比較して2つのパス
から生き残りパスを選択し、生き残りパス選択を
示すパス選択信号PS(0)〜PS(n)を出力する
もの、パス選択信号PS(0)〜PS(n)を各ノー
ド対応に所定段数にわたり記憶するパスメモリ
3、任意のノードのノード番号N(0)〜N(n)
と該ノード番号に対応するパスメモリ3のパス選
択信号PS(0)〜PS(n)とに基づいて前段で生
き残りとして選択されたノードのノード番号を演
算することを所定段数にわたり繰り返すパストレ
ース制御部4、パストレース制御部4でトレース
されたノード番号を所定段数にわたり記憶するト
レースメモリ5を具備する。復号出力としてはト
レースメモリ5の所定段目のノード番号の2進撰
の最上位桁が用いられる。
ACS部2は、拘束長Kの場合、2K-1個の回路か
らなり、例えばK=4のときはACS部2は8個
のACS回路2(0)〜2(7)からなり、各
ACS回路2(0)〜2(7)は8個のノードに
それぞれ対応している。8個のノードには0から
7までのノード番号がそれぞれ付されている。各
ACS回路2(0)〜2(7)からはパス選択信
号PS(0)〜PS(7)がパストレース制御部4に
与えられる。
またACS回路2(0)〜2(7)で計算され
たパスメトリツク値PM(0)〜PM(7)のうちから
最小のパスメトリツク値を検出する最小パスメト
リツク検出回路を備えることも可能であり、その
場合、検出された最小パスメトリツク値に対応す
るノードのノード番号がパストレース制御部4に
送られる。
〔作用〕
本発明のビタビ復号器によるパストレース動作
を第2図を参照して以下に説明する。
第2図はパストレース動作説明図であり、図中
には、各ノードのノード番号0〜7(並びにその
2進数表示)、そのノード番号におけるパスメト
リツク値、そのノード番号に対応するパスメモリ
内のパス選択信号がそれぞれ描かれている。パス
メモリの段数は拘束長(この場合はK=4)の5
〜6倍程度が望ましいが、説明を簡単にするため
第2図には8段のみが示されている。
まず、ACS回路2(0)〜2(7)は通常の
ビタビ復号器のものと同様に動作してパスメトリ
ツク演算、演算結果の比較により生き残りパス選
択を行い、パス選択信号PS(0)〜PS(7)
(“0”または“1”)を出力する。このパス選択
信号PS(0)〜PS(7)はパスメモリに書き込ま
れる。この場合、このパス選択信号は生き残りと
して選択された側のノード番号(2進数表示)の
最上位ビツト(MSB)に相当する。
パストレース制御部4はまずトレースを開始す
るノードを選択してトレースを開始する。トレー
ス開始ノードとしては任意のノードを選択するこ
とが可能であるが、望ましくはパスメトリツク値
最小のノードが選択される。第2図においては、
パスメトリツク値82、78、76、64、62のうちの最
小となる62のノード(ノード番号7)がトレース
開始ノードとして選定される。
いまトレース開始ノードのノード番号をN0
(N0=0〜2K-1−1、Kは拘束長、符号化率R=
1/2)とし、このノード番号N0に対応するパスメ
モリの内容をPS0とする。ここで添字はトレース
の段数に対応しており、第2図ではメモリ長が8
段なので0〜7の値をとり得る。このトレース開
始の時点で、ノード:N0に対応するACS回路は
ノード:N1 N1=2K-2×PS0+「N0/2」 ここで「N/2」はN/2を越えない最大の整
数 からの遷移を生き残りパスとして選択したことを
意味しており、よつて次はノード:N1に対応す
るパスメモリの内容(パス選択信号):PS1を読
み出す。この操作を繰り返し、パスメモリの全長
にわたつてトレースして最後に到達したノードの
ノード番号から復号出力を得る。その場合、最後
のノード番号を2進数表記し、そのMSBを復号
出力する。
これを第2図の説明図を用いて一層詳細に説明
すると、ステツプ0ではパスメトリツク値最小の
ノード番号N0=7を選定して、それに対応する
パスメモリの内容である最新のパス選択信号PS0
の“1”が読み出され、それらに基づいて前述の
式の演算、すなわち、4×1+3=7、が行わ
れ、ノード番号N1=7が求められる。
従つて、次のステツプ1では、このノード番号
N1=7と、それに対応するパスメモリの内容:
PS1の“1”とに基づきノード番号N2=7を求
め、さらに続くステツプ2ではノード番号N2
7とパスメモリの内容:PS2=0とに基づきノー
ド番号N3=3を演算する。以下、同様にしてス
テツプ7でノード番号N8=4を算出する。この
ノード番号N8がトレース最後の場合、ノード番
号4の2進数表記は“100”であるから、その
MSBの“1”が復号出力となる。そして、ステ
ツプ0〜7におけるノード番号が各ステツプ毎に
トレースメモリ5に書き込まれる。
このように、例えばノード番号N1は、ノード
番号N0とそのパスメモリの内容:PS0とにより与
えられる。これはノード番号を2進数表記した場
合、ノード:N0を下位に1桁シフトし、ノー
ド:N0のパスメモリの内容:PS0を最上位とする
ことで、ノード:N1が導かれる。すなわち、第
2図において最後に到達したノードのノード番号
4(すなわち“100”)は、トレースしたパス選択
信号の最後の3ビツトにより導かれる。よつて一
番最後のパス選択信号がノード番号のMSBとな
り、これが復号出力となる。
復号出力としては、ビタビ復号法のアルゴリズ
ムに従えば、本来、最後に到達したノードのノー
ド番号のLSB(最下位ビツト)が用いられる。し
かしこの場合の復号出力は最後から3番目に読み
出したパス選択信号そのものであり、残り2回
(拘束長)をKとすればK−2回)のトレースは
復号出力に何等影響を与えない。よつて復号出力
として本発明のようにMSBを用いると、同じ復
号出力を得るのに、LSBを用いた場合よりメモ
リアクセスの回数が少ないため高速動作が可能と
なる。換言すれば、MSBを復号出力に用いると、
LSBの場合と同じ回数だけメモリをアクセスし
てパスメモリ全部をトレースした場合、パスメモ
リ長が長く見えるため、すなわちパスメモリの実
効長が実際のパスメモリ長より長くなるため、パ
ス打切りによる誤り率の増加が減少する。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
前述したパストレースの方法では、パストレー
スのためのノード番号の演算を一つの復号サイク
ルで最後に到達するノードまで行つた場合、パス
メモリに対するアクセス回数が多くなり、復号処
理速度を低下させる。以下に説明する実施例で
は、この問題点を解決するため、ある復号サイク
ルにおける最尤パスとその前の復号サイクルにお
ける最尤パスとは殆ど同一の形となる確率が高
く、現サイクルと前サイクルでノード番号が一致
した後は以降のパスは同一となることに着目し、
演算されたノード番号が前復号サイクルのノード
番号と最初に一致した時点でトレースを打ち切
り、最後までトレースを行わないでパスメモリに
対するアクセス回数を少なくし、それにより復号
処理速度を向上させている。
実施例装置の構成 第3図は本発明の実施例のブロツク図であり、
11は分配器、12はACS回路、13は最小パ
スメトリツク検出回路、14はタイミング発生回
路、15は、パストレース制御部、16はパスメ
モリ、17はトレースメモリ、18はトレースス
テート制御回路、19はマルチプレクサ
(MPX)、20はノード番号計算部、21は比較
部、22はポインタ制御部、23はトレースアド
レスカウンタ、24,26はアドレス制御部、2
5,27はデータ制御部である。タイミング発生
回路14は、高速クロツク信号とデータクロツク
信号とにより、各部に供給するクロツク信号及び
タイミング信号を出力するものである。又分配器
11は、受信符号aからブランチメトリツクを計
算し、このブランチメトリツクbをACS回路1
2に加えるものである。
ACS回路12は、受信符号aの拘束長Kに対
応した数の加算器、比較器及びセレクタから構成
され、タイミング発生回路14からのタイミング
信号cに従つて動作し、ブランチメトリツクbと
1シンボル前のパスメトリツクと加算器で加算
し、その加算出力の新たなパスメトリツクを比較
器で比較し、小さい方のパスメトリツクをセレク
タから出力し、そのパストリツクeを最小パスメ
トリツク検出回路13に加え、又比較器に於ける
比較結果を示すパスセレクト信号dをマルチプレ
クサ19及びノード番号計算部20に加える。ト
レースステート制御回路18は、タイミング発生
回路14からのタイミング信号により動作し、比
較部21からの一致検出信号iによつてトレース
ステートの切替えを行う。
又ポインタ制御部22は、復号サイクル毎にパ
スメモリ16とトレースメモリ17との先頭アド
レスを示すポインタを1段シフトさせるものであ
り、それによつてトレースアドレスカウンタ23
からトレース時のアドレス信号が出力される。ア
ドレス制御部24からパスメモリ16に対して書
込イネーブル信号や読出イネーブル信号等の制御
信号jとアドレス信号kとが加えられ、パスメモ
リ16からの読出データlはデータ制御部25に
転送され、又データ制御部25を介して書込デー
タlがパスメモリ16に加えられる。又アドレス
制御部26からトレースメモリ17に、書込イネ
ーブル信号や読出イネーブル信号等の制御信号m
とアドレス信号nとが加えられ、データ制御部2
7とトレースメモリ17との間でデータ(ノード
番号)oが転送される。読出されたノード番号h
はデータ制御部27を介して比較部21に加えら
れ、ノード番号計算部20で計算されたノード番
号gと比較され、比較一致信号iはトレースステ
ート制御回路18に加えられる。
受信符号aが入力され、パスメモリ16にパス
セレクト信号を書込む処理については従来例と同
様である。このパスメモリ16及びトレースメモ
リ17は通常のランダムアクセスメモリにより構
成されており、第4図に示すように、ポインタに
よつてパスメモリ16及びトレースメモリ17の
先頭アドレスが指定される。
このポインタは、ポインタ制御部22によつて
制御され、復号サイクル毎にポインタ進行方向に
1段シフトされる。パスメモリ16及びトレース
メモリ17のポインタによつて指示された先頭ア
ドレスに、パスセレクト信号及び開始ノード番号
が加えられる。トレース方向は、ポインタ進行方
向と反対方向であり、ポインタによつて指示され
た先頭アドレスから開始され、トレースアドレス
カウンタからのアドレス信号に従つて、前の復号
サイクルに於けるパスセレクト信号及びノード番
号が読出される。パスメモリ16及びトレースメ
モリ17の物理アドレスは、トレース論理アドレ
スとポインタによる先頭アドレスとの、パスメモ
リ長を法とする和となる。その為、パスメモリ長
は2n段にすることが望ましい。
パストレースの説明 前述の第2図を用いて実施例装置のパストレー
ス動作を以下に説明する。
前述のように第2図に於いては、パスメトリツ
ク値が82、78、64、62のうちの最小となる62のノ
ード番号7が、トレース開始ノードとして選定さ
れている。
トレース開始ノード番号N00、このノード番号
N00に対応するパスメモリ16の内容をSP00とす
ると、この時点でノード番号N00に対応するACS
回路12は、ノード番号N01を N01=2K-1×PS00+N00/「2」 ……(1) からの遷移を生き残りパスとして選択したことを
意味することになり、次はこのノード番号N01
対応するパスメモリ16の内容のパスセレクト信
号PS01を読出す。このような操作を繰り返す。
なお、「N00/2」は、N00/2を超えない最大の
整数を意味する。
第2図に於いて、ステツプ1は、パスメトリツ
ク最小のノード番号N00=7と、それに対応する
パスメモリ16の内容として、最新のパスセレク
ト信号SP00の“1”とがノード番号計算部20
に読込まれて、(1)式に従つた演算が行われ、4×
1+3=7となるから、ノード番号N01=7が算
出される。
次のステツプ2は、このノード番号N01=7に
対応するパスメモリ16の内容のパスセレクト信
号SP01の“1”が読出されて、ノード番号N02
7が算出される。次のステツプ3は、ノード番号
N02に対応するパスメモリ16の内容のパスセレ
クト信号SP02の“0”が読出されて、ノード番
号N03=3が算出される。以下同様にして、ステ
ツプ8で、ノード番号N08=4が算出される。こ
のノード番号N08=4がトレース最後の場合に、
4=“100”であるから、そのMSB(最上位ビツ
ト)の“1”が復号出力となる。そして、ステツ
プ1〜8に於けるノード番号が、各ステツプ毎に
トレースメモリ17に書込まれる。
前述のように、一般に、ビタビ復号器に於いて
は、或る復号サイクルで得られる最尤パスは、そ
の前の復号サイクルに於ける最尤パスとほぼ同一
である確率が高い。換言すると、前回の復号サイ
クルに於ける最尤パスを1段シフトし、それに1
回分の遷移を追加したものと同一となる確率が高
い。
第5図はパストレース説明図であり、第2図の
復号サイクルの次の復号サイクルに於けるパスト
レースを示すものである。パスメモリの内容は、
先頭に最新のパスセレクト信号が加えられること
により、第2図に示す内容を1段シフトしたもの
となる。又この復号サイクルに於けるパスメトリ
ツク値が、19、18、14、5、0のうちの最小の0
のノード番号1からトレースが開始される。第2
図と同様にノード番号を求めると、ステツプ1〜
8に於いて、N00=0、N01=4、N02=6、N03
=7、N04=3、N05=1、N06=0、N07=0、
N08=0となる。そして、最後のノード番号N08
=0であるから、そのMSBの“0”を復号出力
とする。
各ノード番号をトレースメモリ17に書込むも
のであるが、前回の復号サイクルに於けるトレー
スメモリを1段シフトした内容と比較すると、3
回目でノード番号7が一致することになり、それ
以降のノード番号は総て同一となる。即ち、前回
の復号サイクルに於けるノード番号と、今回の復
号サイクルに於けるノード番号とが一致した時
に、それ以降のトレースを打ち切り、前回の復号
サイクルに於ける最後のノード番号から1段前の
ノード番号を、今回の復号サイクルに於けるトレ
ースの最後のノード番号として復号出力を得るこ
とができる。
このようなトレース過程に於いて、ノード番号
計算部20で算出したノード番号gと、トレース
メモリ17から読出した前回の復号サイクルに於
けるノード番号hとを比較器21で比較し、不一
致の場合は、算出したノード番号gをトレースメ
モリ17に書込み、ノード番号g,hが一致した
時は、信号iがトレースステート制御回路18に
加えられて、トレースが打ち切られ、次の制御状
態に移行する。
平均トレース回数は、実験によれば、回線誤り
率が極端に悪くならない限り、2回以下となる。
第6図はパストレースの動作タイムチヤートを
示し、復号サイクル当りトレース回数を2回とし
た場合であり、従つて、復号サイクルは、I/O
ステートと、トレースステート1と、トレースス
テート2とに分けられている。又拘束長K=7と
した時に、ACS回路からのパスセレクト信号は
64ビツトとなり、16ビツトずつ4回に分けてパス
メモリに書込む場合を示す。従つて、パスメモリ
は、8ビツト/ワードのランダムアクセスメモリ
が2個必要となる。
ACS回路からパスセレクト信号PS00と、トレ
ース開始ノード番号N00とが出力され、パスセレ
クト信号PS00は、前述のように、16ビツトずつ
矢印で示すように4回に分けて書込まれ、後半の
2回はI/Oステートに於いて書込まれる。又こ
のI/Oステートに於いてトレースメモリから復
号出力(トレース最後のノード番号MSB)が読
出され、次にトレース開始ノード番号N00がトレ
ースメモリに書込まれる。又トレース開始ノード
番号N00とパスセレクト信号PS00とにより、前述
の(1)式に基づいてノード番号N01が計算される。
第3図を参照すると、ACS回路12からパス
セレクト信号dが出力され、最小パスメトリツク
検出回路13からトレース開始ノード番号fが出
力され、ノード番号計算部20に於いて(1)式に基
づいたノード番号gが算出される。又パスセレク
ト信号dはマルチプレクサ19からデータ制御部
25を介してパスメモリ16に書込データlとし
て加えられる。この時、ポインタ制御部22によ
るポインタによつてパスメモリ16とトレースメ
モリ17との先頭アドレスが指定されているの
で、そのアドレスに、64ビツトのパスセレクト信
号は、16ビツトずつ4回に分けて書込まれる。又
トレース開始ノード番号fは、ノード番号計算器
20からデータ制御部27を介してトレースメモ
リ17に加えられる。
ノード番号N01が算出されると、それに対応す
るパスセレクト信号PS01がトレースステート1
に於いてパスメモリから読出され、又トレースメ
モリから前回のトレース結果のノード番号N01′が
読出される。この場合、トレースステート制御回
路18によつて制御されるトレースアドレスカウ
ンタ23からのアドレス信号が、アドレス制御部
24,26をそれぞれ介して、パスメモリ16と
トレースメモリ17とに加えられ、パスセレクト
信号とノード番号とが読出される。
そして、先に算出されたノード番号N01と読出
されたパスセレクト信号PS01とによりノード番
号N02が計算され、又その間に、ノード番号N01
N01′の比較が行われる。これは、比較部21に於
いて、ノード番号計算部20で算出したノード番
号gと、トレースメモリ17から読出したノード
番号hとを比較するもので、比較一致の場合は、
信号iがトレースステート制御回路18に加えら
れるので、次の制御状態に移行される。そして、
次の復号サイクルは、トレース開始ノード番号
N10から行われる。
比較不一致の場合は、更にトレースが継続され
る。即ち、算出されたノード番号N02に対応する
パスセレクト信号PS02が、トレースステート2
に於いてパスメモリから読出されて、ノード番号
N03が計算され、又トレースメモリから読出され
た前回のトレース結果のノード番号N02′と算出さ
れたノード番号N02とが比較される。比較一致の
場合に、次のトレース開始ノード番号N10から行
われ、前述の動作が繰り返される。
第6図は1復号サイクルでトレース終了となる
場合を示すものであるが、トレース終了とならな
い場合を第7図に示す。トレース開始ノード番号
N00から順次ノード番号N01,N02,N03が算出さ
れ、トレースステート2に於いてノード番号の比
較が行われた時に、ノード番号N02とノード番号
N02′とが不一致であると、次の復号サイクルで継
続してトレースを行うことになる。その場合、次
の復号サイクルのI/Oステートではトレースが
禁止され、復号出力の読出しとトレース開始ノー
ド番号N10の書込み、及びパスセレクト信号PS10
の後半の書込みが行われる。そして、次のトレー
スステート1に於いてノード番号N03に対応する
パスセレクト信号PS03が読出され、又前回のノ
ード番号N03′が読出され、次のトレースステート
2に於いてノード番号N03,N03′の比較が行われ
る。
パストレースの再開方式 このように、1復号サイクルでトレースが終了
しない場合に、トレースが終了した復号サイクル
に於いて、次のトレースを開始する為の再開方式
として3種類が考えられる。第8図はa〜cはそ
れぞれのパストレース再開説明図であり、復号サ
イクル0、1、2、…に於けるトレースの開始ノ
ード番号をN00,N10,N20,…とすると、再開方
式1は、aに示すように、先のトレース(1復号
サイクルで終了しなかつたトレース)が開始され
た復号サイクルの次の復号サイクルで選択された
トレース開始ノードから再開するもので、復号サ
イクル0に於けるトレース開始ノード番号N00
らトレースを行つて、復号サイクル2に於いて終
了したとすると、次は復号サイクル1に於いて選
択されたトレース開始ノード番号N10から開始
し、この場合のトレースが1復号サイクルで終了
した時は、次の復号サイクル2に於いて選択され
たトレース開始ノード番号N20から開始する。
又再開方式2は、bに示すように、先のトレー
スが終了した復号サイクル(或いはその次の復号
サイクル)に於けるトレース開始ノードから再開
するものであり、前述の場合と同様に、復号サイ
クル0に於ける選択されたトレース開始ノード番
号N00からトレースを行い、復号サイクル0〜2
の3復号サイクルで終了した場合、復号サイクル
1、2に於いて選択されたトレース開始ノード番
号N10,N20を、I/Oステートに於いてトレー
スメモリへ書込み、次の復号サイクル3に於いて
選択されたトレース開始ノード番号N30からトレ
ースを開始するものである。
又再開方式3は、先のトレースが終了した復号
サイクル(或いはその次の復号サイクル)に於け
るトレース開始ノードから再開する。但し、先の
トレースが終了していない復号サイクルでは、
I/Oステートに於けるトレースメモリへの書込
みを、トレース開始ノード番号ではなくダミー番
号を書込むものである。前述の場合と同様に、ト
レース開始ノード番号N00から開始したトレース
が、復号サイクル0〜2の3復号サイクルで終了
した時に、復号サイクル1、2に於いて選択され
たトレース開始ノード番号N10,N20の代わりに、
実在しないノード番号を示すダミー番号を、I/
Oステートに於いてトレースメモリに書込み、次
の復号サイクル3に於いて選択されたトレース開
始ノード番号N30からトレースを開始するもので
ある。このトレースも1復号サイクルで終了しな
い場合は、次の復号サイクル4に於いて選択され
たトレース開始ノード番号N40の代わりに、ダミ
ー番号をトレースメモリに書込み、トレース終了
の復号サイクル或いはその次の復号サイクルに於
いて選択されたトレース開始ノードからトレース
を開始することになる。
前述の再開方式1は、トレース開始ノード番号
及びパスセレクト信号の記憶等の為に、構成が多
少複雑となる。又Es/No(信号対雑音比)が劣
化している時は、パスメモリの実効長が短くなる
為、BER(ビツト誤り率)が或る程度劣化する。
又再開方式2は、構成が最も簡単となる。しか
し、再開方式1のようにパストレースを完全に行
うものではないので、Es/Noが悪い時には、
BERの劣化が比較的大きくなる。
又再開方式3は、再開方式2に比較して構成が
多少複雑となり、トレース回数も増加する。しか
し、BERは再開方式2に比較して改善される。
〔発明の効果〕
本発明によれば、高集積化しやすいRAMを使
用しつつ、復号処理速度を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理ブロツク図、第2図はパ
ストレース説明図、第3図は本発明の実施例のブ
ロツク図、第4図はアドレス制御説明図、第5図
はパストレース説明図、第6図及び第7図はパス
トレースの動作タイムチヤート、第8図a〜cは
パストレース再開説明図、第9図は従来のビタビ
復号器、第10図は格子状表現説明図、第11図
及び第12図は従来例のパスメモリである。 1は分配器、2はACS回路、3はパスメモリ、
4はパストレース制御部、5はトレースメモリ、
11は分配器、12はACS回路、13は最小パ
スメトリツク検出回路、14はタイミング発生回
路、15はパストレース制御部、16はパスメモ
リ、17はトレースメモリ、18はトレースステ
ート制御回路、19はマルチプレクサ、20はノ
ード番号計算部、21は比較部、22はポインタ
制御部、23はトレースアドレスカウンタであ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 受信符号から各ノード対応にブランチメトリ
    ツク値をそれぞれ計算する分配器1、 各ノード対応に設けられた複数のACS回路2
    であつて、各個は、該分配器からのブランチメト
    リツク値に基づいて選択し得る2つのパスについ
    てのパスメトリツク値を演算し、その演算結果を
    比較して該2つのパスから生き残りパスを選択
    し、該生き残りパス選択を示すパス選択信号を出
    力するもの、 該パス選択信号を各ノード対応に所定段数にわ
    たり記憶するパスメモリ3、 任意のノードのノード番号と該ノード番号に対
    応するパスメモリのパス選択信号とに基づいて前
    段で生き残りとして選択されたノードのノード番
    号を演算することを所定段数にわたり繰り返すパ
    ストレース制御部4、 該パストレース制御部でトレースされたノード
    番号を所定段数にわたり記憶するトレースメモリ
    5、を具備し、該トレースメモリの所定段目のノ
    ード番号の2進数の最上位桁を復号出力とするよ
    うに構成されたビタビ復号器。
JP29762386A 1986-12-16 1986-12-16 ビタビ復号器 Granted JPS63151227A (ja)

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