JPH10107651A - ビタビ復号装置 - Google Patents

ビタビ復号装置

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JPH10107651A
JPH10107651A JP8256207A JP25620796A JPH10107651A JP H10107651 A JPH10107651 A JP H10107651A JP 8256207 A JP8256207 A JP 8256207A JP 25620796 A JP25620796 A JP 25620796A JP H10107651 A JPH10107651 A JP H10107651A
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metric
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acs
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JP8256207A
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Takashi Ando
毅史 安藤
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Original Assignee
NEC Corp
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    • H03M—CODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M13/00—Coding, decoding or code conversion, for error detection or error correction; Coding theory basic assumptions; Coding bounds; Error probability evaluation methods; Channel models; Simulation or testing of codes
    • H03M13/65—Purpose and implementation aspects
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    • H03M—CODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M13/00—Coding, decoding or code conversion, for error detection or error correction; Coding theory basic assumptions; Coding bounds; Error probability evaluation methods; Channel models; Simulation or testing of codes
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    • H—ELECTRICITY
    • H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
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    • H03M13/41—Sequence estimation, i.e. using statistical methods for the reconstruction of the original codes using the Viterbi algorithm or Viterbi processors
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 演算精度を犠牲にすることなく、実現可能な
回路規模で、ACS演算の処理効率を向上させることに
より、ビタビ復号処理の高速化を実現する。 【解決手段】 パスメトリック記憶装置6は、読み出し
と書き込みをACSのステージ毎に交互に切り替えるの
で、2バンク(パスメトリック記憶回路61,62)構
成になっている。各パスメトリック記憶回路を2個の記
憶装置A、Bに分割し、パスメトリックをパイプライン
処理の順に記憶させる。これにより、複数のACS演算
回路を、集積可能な程度の回路規模で並列化する場合で
も、ACS演算時にパスメトリック記憶装置6とACS
演算装置4との間にデータバッファ等を使うことなく、
並列構成のACS演算装置に待ち状態を発生させること
なく、連続的にパイプライン処理を実現することが可能
となり、処理効率が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信システ
ム等において、伝送路で発生した誤りを訂正するために
使用されるビタビ復号装置に関し、特に、その装置化に
おいて回路規模を増大させることなく高速処理を実現す
るビタビ復号装置に関する。
【0002】
【従来の技術】畳み込み符号を復号する方式の一つとし
て、ビタビアルゴリズムに基づいて復号するビタビ復号
方式がよく知られている。このビタビ復号方式は、畳み
込み符号化に対する最尤復号方式であり、ビタビアルゴ
リズムとは最尤復号を効率よく実現するアルゴリズムで
ある。送信側符号器から生成された可能性のあるすべて
の符号系列の中から、受信された符号系列と比較し、最
も近い系列を選択していくことにより、最尤復号を行い
受信系列を得る。この復号方式は通信伝送路中で生じた
ランダム誤りに対して、強力な誤り訂正が可能な復号方
式であって、特に移動体通信システムにおいては、欠か
すことのできない技術である。
【0003】一般的なビタビ復号装置では、先ず、情報
1ビットに対応する受信系列(系列長は畳み込み符号器
の符号化率により異なる)を得る前に、ブタンチメトリ
ックを計算する。次に、ブランチメトリックと、過去の
時点からの各状態の累積パスメトリックと加算・比較・
選択(以下、ACSと略す)演算処理を行う。その時点
での各状態の生き残りパスを選択する。その選択結果は
パス情報としてパスメモリに記憶され、そのパスメトリ
ックはACSの中間結果として、全状態について更新し
記憶され、次段のACS演算に用いられる。そのプロセ
スを全情報ビット数分繰り返すことにより、得られたパ
スメモリから最尤系列を判定し、復号後の受信信号を得
る。
【0004】従来技術として、ビタビ復号を使用した誤
り訂正復号装置におけるブランチメトリック計算装置に
関してであるが、受信符号の値に対し、用意された8値
といった分解能のテーブルのうち最も近い値に軟判定し
て、その判定値を加算するなどして、各パスがとるブラ
ンチメトリックの値を計算するような方法がある。例え
ば、特開昭57−155857号公報(以下、先行技術
1と呼ぶ)に記載されるものがある。この先行技術1で
は、軟判定復調データを用いて最尤復号(軟判定最尤復
号法)に基づき、ハードウェア化の比較的容易な低符号
化率用の符号化回路と復号化回路を用い、これらに簡単
な周辺回路を付加して通信路では高符号化率に変換して
伝送することにより、等価的に高符号化率符号の誤り訂
正を可能とする通信方式を提供している。この先行技術
1におけるブランチメトリック計算回路は、受信側にお
ける受信データ系列を受信信号の多値軟判定復調によっ
て得て、多値軟判定の受信データ系列をさらにメトリッ
ク計算回路において、当該並列入力シンボルに対するメ
トリック計算を実行するという回路で構成されている。
【0005】他の従来技術として、そのパスメトリック
記憶装置に関してであるが、その記憶装置への1回のア
クセスで、1状態分のパスメトリックエリアにのみアク
セスが許されるといった単一の記憶装置で構成される場
合、その記憶装置への読み出しあるいは書き込みは、1
ACS演算処理に対し2状態分のパスメトリックエリア
にアクセスされる。さらにACS演算処理を並列に行う
ような構成のビタビ復号装置の場合には、ACS演算処
理に対し複数状態分のパスメトリックエリアにアクセス
される。単一構成の記憶装置である場合、その記憶装置
へのアクセスが常にシーケンシャルに行われることにな
り、同時に複数ステートへのアクセスが不可能で、記憶
装置へのアクセスが処理速度において支配的となり、処
理速度の向上を目的とする場合それがネックとなる。
【0006】逆にパスメトリック記憶装置に関して、複
数のパスメトリックレジスタにより、構成する従来技術
としては、例えば特開平6−303153号公報(以
下、先行技術2と呼ぶ)に記載されるものがある。この
先行技術2は、ビタビ復号器の装置化において、回路規
模を縮小化することを目的とし、複数のACSユニット
の比較選択処理部を時分割で共用することを特徴として
いる。この先行技術2の実施例では、符号化率1/2、
拘束長3(状態数4)として、説明されている。データ
通信等で主流の拘束長7のものに対応するとすると、状
態数が64となり、この先行技術2の延長で実現する場
合、完全に並列化された構成になるため、パスメトリッ
クのデータパスだけでも、ビタビ復号の演算ビット数と
状態数の値に等しい配線が必要となってしまう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ビタビ復号装置では、
そのACS演算処理過程において、中間結果であるとこ
ろのパスメトリックを、パスメトリック記憶装置への、
書き込みおよび読み出しを繰り返し行う。そのため、ビ
タビ復号装置にとって、パスメトリック記憶装置へのア
クセスが処理能力に支配的であり、並列処理を考えた場
合、その記憶装置の構成によっては、複数のパスメトリ
ックデータの読み出しあるいは書き込みが同時に行えな
い。その結果、演算処理部に待ち状態が生じてしまい、
結局、並列処理の処理能力を制限してしまうという問題
点がある。
【0008】また、複数のACS演算装置を完全に並列
化する構成をとることによって、処理能力を向上させ、
高速化も可能となるが、これをハードウェアで実現しよ
うとすると、回路規模が増大する。LSIやゲートアレ
イなどで集積化させる場合、接続配線数や配線リースの
制限等の問題が生じ、実現が困難になる。
【0009】本発明の目的は、処理効率が向上し、AC
S演算の高速化を図ったビタビ復号装置を提供すること
にある。
【0010】本発明の他の目的は、ビタビ復号回路の装
置化をする場合に演算精度を犠牲にすることのない、ビ
タビ復号装置を提供することにある。
【0011】本発明のさらに他の目的は、実現可能な回
路規模で並列化したACS演算装置に待ち状態を発生さ
せることのない、ビタビ復号装置を提供することにあ
る。
【0012】本発明のもっと他の目的は、連続的パイプ
ライン処理を実現させることのできる、ビタビ復号装置
を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によるビタビ復号装置は、畳み込み符号化さ
れた受信系列からビタビアルゴリズムに基づいて効率よ
く最尤復号を行うビタビ復号装置であって、受信系列か
らブランチメトリック(計量)を算出し、正規化するブ
ランチメトリック計算手段と、正規化後の前記ブランチ
メトリックを記憶するブランチメトリック記憶手段と、
ブランチメトリック(計量)とパスメトリック(累積計
量)とを加算し、複数パスからの加算結果を相互に比較
し、この比較結果に基づいて最も尤度の高いパスを選択
するという処理を一括して行うACS演算手段と、この
ACS演算手段によって得られたパスメトリックを記憶
するパスメトリック記憶手段と、ACS演算手段によっ
て得られた選択パス情報を記憶するパスメモリ記憶手段
と、このパスメモリ記憶手段の内容をトレースバックす
ることにより、最尤判定復号する最尤判定手段と、を有
するビタビ復号装置において、ACS演算手段は、並列
して動作する複数のACS演算回路によって構成され、
ブランチメトリック記憶手段は、ACS演算手段の計算
に使用するだけのブランチメトリックをACS演算手段
によるACS演算前にあらかじめ読み込んでおく一対の
ブランチメトリック記憶回路と、この一対のブランチメ
トリック記憶回路の読み出し、書き込みを制御するブラ
ンチメトリック制御回路とから構成され、パスメトリッ
ク記憶手段は、次回のACS演算に利用されるパスメト
リックを各状態毎に記憶し、ACS演算処理過程におい
て、パスメトリック読み出し用または書き込み用として
交互に切り換えて使用される、第1及び第2のパスメト
リック記憶回路と、この第1及び第2のパスメトリック
記憶回路から、ACS演算においてアクセスされる順番
に、複数状態のパスメトリックを同時に読み出せるよう
に、第1及び第2のパスメトリック記憶回路の書き込み
及び読み出しを制御する制御手段とから構成され、これ
によって、ブランチメトリック記憶手段およびパスメト
リック記憶手段に対するアクセスネックによる待ち状態
を発生させることなく、ACS演算手段を連続的パイプ
ライン処理で動作させることを特徴とする。
【0014】
【作用】次に、本発明のビタビ復号装置の作用について
説明する。
【0015】畳み込み符号化された受信信号をそのまま
ブランチメトリック計算手段の入力とし、ブランチメト
リックを計算できるので、従来技術のブランチメトリッ
クの軟判定回路が必要なくなる。これにより、回路規模
の縮小化、低消費電力化を実現する。
【0016】次に、ブランチメトリックの正規化に関し
て説明する。ACS演算において、パスメトリック記憶
手段に、選択されたブランチメトリックの累計が記憶さ
れることになる。このため、パスメトリック記憶手段の
オーバーフローにより判定誤りによる演算精度の劣化を
防止するために、ブランチメトリックの正規化を行う必
要がある。ブランチメトリックの計算時に並行して、ブ
ランチメトリックの最尤値を求めるので、ブランチメト
リックの計算終了後、即座に正規化処理をすることが可
能となり、これにより、処理速度の向上を実現する。
【0017】次に、ブランチメトリック記憶手段に関し
て説明する。対になっているブランチメトリックは、2
状態分のACS演算を同時に行うためには、演算時に同
時に読み出す必要がある。2つに独立させたブランチメ
トリック記憶回路から構成されるブランチメトリック記
憶手段を用いることで、2状態分のACS演算の場合の
処理時間を半減する。
【0018】次に、パスメトリック記憶手段に関して説
明する。技術的課題において述べたように、ビタビ復号
装置にとって、パスメトリック記憶装置へのアクセスが
処理能力に支配的であり、並列処理を考えた場合、その
記憶装置の構成によっては、複数のパスメトリックデー
タの読み出しあるいは書き込みが同時に行えない。その
ため、演算処理部に待ち状態が生じてしまい、結局、並
列処理の処理能力を制限してしまうという問題点があ
る。そこで、本発明では、パスメトリック記憶手段内部
を、さらに複数の記憶装置に分割し、さらにパスメトリ
ックを先頭からパイプラインの順に記憶させる。これに
より、パスメトリック記憶回路ACSと演算手段との間
に、データバッファ等を使うことなく、並列構成のAC
S演算手段に待ち状態を発生させることなく、連続的に
パイプライン処理を実現することが可能となる。また、
複数のACS演算手段を、集積可能な程度の回路規模で
並列化する。これにより、、ACS演算時にパスメトリ
ック記憶手段とACS演算手段との間にデータバッファ
等を使うことなく、並列恒例のACS演算手段に待ち状
態を発生させることなく、連続的にパイプライン処理を
実現することが可能となる。すなわち、処理効率が向上
する。また、パスメトリック記憶手段の制御手段に関し
ては、回路の一部をインデックスカウンタと共有し、そ
の出力信号ビットの接続を変えることによって、読み出
し用、書き込み用アドレスの生成を容易に実現する。こ
れにより、回路・装置構成の簡単化、低消費電力化を実
現できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下
の実施の形態では、図7に示すような拘束長L=7、符
号化率R=1/3の畳み込み符号器により符号化された
信号に対するビタビ復号装置を例にとって説明する。
【0020】図7に示す畳み込み符号器は、縦続接続さ
れた第1乃至第6のフリップフロップ91−1〜91−
6から成るシフトレジスタ91と、第1乃至第3の排他
的論理和回路(mod2加算器)92−1,92−2,
92−3と、直列化回路94とから構成される。第1の
排他的論理和回路92−1は、入力信号と第1乃至第3
のフリップフロップ91−1〜91−3の出力と第6の
フリップフロップ91−6の出力との排他的論理和をと
って、第1の出力信号Out1を出力する。第2の排他
的論理和回路92−2は、入力信号と第2のフリップフ
ロップ92−2の出力と第5及び第6のフリップフロッ
プ92−5〜92−6の出力との排他的論理和をとっ
て、第2の出力信号Out2を出力する。第3の排他的
論理和回路92−3は、入力信号と第1及び第2のフリ
ップフロップ91−1,91〜2の出力と第4のフリッ
プフロップ91−4の出力と第6のフリップフロップ9
1−6の出力との排他的論理和をとって、第3の出力信
号Out3を出力する。直列化回路94は、第1乃至第
3の出力信号Out1〜Out3を直列化して、畳み込
み符号化信号を出力する。
【0021】ここで、第6のフリップフロップ91−6
の出力を最下位ビット(LSB)とし、入力信号を最上
位ビット(MSB)として表すと、第1乃至第3の出力
信号Out1〜Out3の生成多項式G0〜G3は2進
数で次のように表わされる。すなわち、G0=1111
001,G1=1011011,G2=111010
1。8進数では、G0=171,G1=133,G2=
165。
【0022】本発明は、ACS演算装置にパイプライン
処理をさせる場合、待ち状態を生じさせる問題点を記憶
装置の構成に見いだしたことにある。以下に説明する実
施の形態は、その問題点を解決するための記憶装置の構
成および動作の一例に過ぎないことをここで断ってお
く。一般的な記述をするならば、ASC演算装置の並列
化分散数をPとすると、独立にアクセス可能な記憶装置
をP個用意することができれば、ACS演算装置のパイ
プライン処理に記憶装置へのアクセスネックによる待ち
状態を解消できる。以下に示す例は、ハードウェアで実
現可能な程度の回路規模で実現するための実施の形態で
ある。
【0023】図1に本発明の一実施の形態に係るビタビ
復号装置の全体の構成を示す。図示のビタビ復号装置
は、畳み込み符号化信号(受信系列)を入力する受信系
列入力端子1と、受信系列を受け、ブランチメトリック
を計算し、正規化するブランチメトリック計算装置2
と、正規化したブランチメトリックを記憶するブランチ
メトリック記憶装置3と、このブランチメトリック記憶
装置3に記憶されたブランチメトリックと後述するパス
メトリックとを受け、その加算、比較、選択によって選
択パスの情報(パスメモリ)および中間結果(パスメト
リック)を出力するACS演算装置4と、このACS演
算装置4からの選択パス情報を記憶するパスメモリ記憶
装置5と、ACS演算装置4の中間結果が逐次的に更新
されるパスメトリック記憶装置6と、パスメモリ記憶装
置5に記憶されているパスメモリを使って最尤判定を行
い、復号系列を生成する最尤復号回路7と、復号系列を
出力する復号系列出力端子8とを有する。
【0024】図2に図1に示したブランチメトリック計
算装置2の内部構成を示す。ブランチメトリック計算装
置2は、受信系列入力端子21(これは、図1の受信系
列入力端子1と同じものである)と、ブランチメトリッ
ク演算回路22と、ブランチメトリック最尤値検出回路
23と、正規化前ブランチメトリック記憶回路24と、
ブランチメトリック正規化回路25と、ブランチメトリ
ック出力端子26とから構成される。ブランチメトリッ
ク演算回路22の出力は、正規化前ブランチメトリック
記憶回路24とブランチメトリック最尤値検出回路23
とに接続されている。正規化前ブランチメトリック記憶
回路24の出力とブランチメトリック最尤値検出回路2
3の出力の両方がブランチメトリック正規化回路25へ
の入力となっている。
【0025】ブランチメトリック演算回路22は、3シ
ンボル分の受信信号を一時的に蓄えて、第1乃至第3の
ビットからなる信号を出力するデータバッファ220
と、0信号を発生する0信号発生回路221と、第1乃
至第3の加算減算切替信号を発生する加算減算切替信号
発生回路222と、第1乃至第3の加減算器223,2
24,225から構成されている。受信系列は、シンボ
ル数分のデータバッファ220を介して第1乃至第3の
加減算器223〜225に供給される。第1乃至第3の
加減算器223〜225の制御端子には、それぞれ、加
算減算切替信号発生回路222からの第1乃至第3の加
算減算切替信号が供給される。加算減算切替信号発生回
路222はカウンタで構成されている。少し詳細に述べ
ると、第1の加減算器223は、1の加算減算切替信号
に基づいて、0信号発生回路221から出力される0信
号とデータバッファ220から出力される第1のビット
との加減算を行う。第2の加減算器224は、第2の加
算減算切替信号に基づいて、第1の加減算器223の出
力とデータバッファ220から出力される第2のビット
との加減算を行う。第3の加減算器225は、第3の加
算減算切替信号に基づいて、第3の加減算器224の出
力とデータバッファ220から出力される第3のビット
との加減算を行う。
【0026】ブランチメントリック最尤値検出回路23
は、比較器231と、選択器232と、最尤値記憶回路
233とから構成されている。比較器231はブランチ
メトリック演算回路22から出力された入力ブランチメ
トリックと最尤値記憶回路233に記憶された最尤値と
を比較する。選択器232は比較器231の比較結果に
よって、入力ブランチメトリックと最尤値記憶回路23
3に記憶された最尤値とのどちらか一方を、新しい最尤
値として選択する。最尤値記憶回路233は、選択器2
32で選択された新しい最尤値を記憶する。すなわち、
比較器231には、ブランチメトリック最尤値検出回路
23の入力端子からの入力と最尤値記憶回路233から
の出力とが入力され、その出力である比較結果信号は選
択器232の制御端子に供給されている。選択器232
には、同様に、ブランチメトリック最尤値検出回路23
の入力端子からの入力と最尤値記憶回路233からの出
力とが入力され、その出力が最尤値記憶回路233の入
力端子に接続されている。
【0027】正規化前ブランチメトリック記憶回路24
はブランチメトリック演算回路22によって演算された
正規化前ブランチメトリックを記憶する。ブランチメト
リック正規化回路は減算器から構成されている。
【0028】図3(a)に示すように、ブランチメトリ
ック記憶装置3は、第1及び第2のブランチメトリック
記憶回路31及び32と、これらブランチメトリック記
憶回路31及び32を制御するためのブランチメトリッ
ク制御回路33とによって構成されている。ブランチメ
トリック制御回路33は、書き込みアドレスを発生する
書き込みアドレス発生回路330と、読み出しアドレス
を発生する読み出しアドレス発生回路331と、読み出
し書き込み切り替えスイッチ332と、ブランチメトリ
ック切り替え回路333とによって構成されている。ブ
ランチメトリック切り替え回路333は、図3(a)に
示すように、第1及び第2のブランチメトリック記憶回
路31及び32の出力先を切り替えるスイッチとそれを
制御する信号線からなる。ブランチメトリック記憶装置
3の入力データバスは、ブランチメトリック計算装置2
と接続され、ブランチメトリック記憶装置3の出力バス
は、ACS演算装置4に接続されている。
【0029】図3(b)に示すように、書き込みアドレ
ス発生回路330は、ブランチメトリックのパターンイ
ンデックスをカウントするカウンタ回路330−1と、
このカウンタ回路330−1のデータ値から書き込みア
ドレスを生成するための排他的論理和結合回路330−
2とによって構成される。ブランチメトリック対を2つ
のブランチメトリック記憶回路31及び32の同じアド
レスに格納させるために、カウンタ回路330−1のカ
ウント値の下位nビットに、最下位ビット目との排他的
論理和をとることで、書き込みアドレスを生成させてい
る。
【0030】図3(b)に示す例の場合、図3(c)に
示すように、カウンタ回路330−1のカウント値が
0,1,2,3,4,5,6,7と変化すると、書き込
みアドレスは0,1,2,3,3,2,1,0と変化す
る。
【0031】図3(d)に示すように、読み出しアドレ
ス発生回路331は、状態数をカウントするカウンタ回
路331−1と、第1乃至第3の排他的論理和回路33
1−2,331−3,331−4と、これら排他的論理
和回路331−2〜331−4の値から読み出しアドレ
スを生成するための排他的論理和結合回路331−5と
によって構成されている。第1乃至第3の排他的論理和
回路331−2〜331−4の結合は、復号しようとす
る畳み込み符号を生成した畳み込み符号器(図7)の構
成に準じている。尚、第3の排他的論理和回路331−
4は、ブランチメトリック出力先切り替え信号を生成す
る。
【0032】図4を参照すると、ACS演算装置4は、
2ステートを同時に計算できるように2つのACS演算
回路4−1及び4−2の並列構成をとっている。すなわ
ち、ACS演算装置4は、第1乃至第4の加算回路4
1,42,43,44と、第1及び第2の比較回路45
及び46と、第1及び第2の選択回路47及び48とか
ら構成されている。第1及び第2加算回路41及び4
2、第1の比較回路45および第1の選択回路47によ
って第1のACS演算回路4−1が構成されており、第
3及び第4加算回路43及び44、第2の比較回路46
および第2の選択回路48によって第2のACS演算回
路4−2が構成されている。
【0033】ここで、ブランチメトリック記憶装置3か
らのブランチメトリック対の入力をb1,b2で表し、
パスメトリック記憶装置6からのパスメトリック対の入
力をp1,p2で表すとする。その場合、第1乃至第4
の加算回路41〜44の接続は次の通りである。第1の
加算回路41へはb1とp1とが入力され、第1の加算
回路41から第1の加算結果r1が出力される。第2の
加算回路42へはb2とp2とが入力され、第2の加算
回路42から第2の加算結果r2が出力される。第3の
加算回路43へはb2とp1とが入力され、第3の加算
回路43から第3の加算結果r3が出力される。第4の
加算回路44へはb1とp2とが入力され、第4の加算
回路44から第4の加算結果r4が出力される。第1の
比較回路45へは第1及び第2の加算結果r1及びr2
が入力され、第1の比較回路45から第1の比較結果c
1が出力される。第2の比較回路46へは第3及び第4
の加算結果r3及びr4が入力され、第2の比較回路4
6から第2の比較結果c2が出力される。さらに、第1
の選択回路47へは、その第1の切り替え信号として第
1の比較結果c1が入力され、第1及び第2の加算結果
r1及びr2のいずれかが選択して出力され、新しいパ
スメトリックとしてパスメトリック記憶装置6に供給さ
れる。第2の選択回路48へは、その第2の切り替え信
号として第2の比較結果c2が入力され、第3及び第4
の加算結果r3及びr4のいずれかが選択して出力さ
れ、新しいパスメトリックとしてパスメトリック記憶装
置6に供給される。また、第1及び第2の比較結果c1
及びc2は、第1及び第2のパスの選択情報としてパス
メモリ記憶装置5内のシフトレジスタ(後述する)へ供
給される。
【0034】パスメモリ記憶装置5は、第1及び第2の
パスの選択情報をシリアル入力として入力する第1及び
第2のシフトレジスタ51及び52と、第1及び第2の
シフトレジスタ51及び52のバス出力をデータバスを
介して受けるパスメモリ記憶回路53とから構成されて
いる。
【0035】図5(a)を参照すると、パスメトリック
記憶装置6は、読み出し用と書き込み用をACSのステ
ージ毎に切り替えるので、2バンク構成の記憶装置とな
っている。すなわち、パスメトリック記憶装置6は、第
1及び第2のパスメトリック記憶回路61及び62と、
パスメトリック記憶制御回路63と、信号バス切替回路
64とから構成される。第1のパスメトリック記憶回路
61は2個の記憶装置61−1及び61−2から構成さ
れ、第2のパスメトリック記憶回路62も2個の記憶装
置62−1及び62−2から構成されている。記憶装置
61−1及び61−2をそれぞれ記憶装置A及び記憶装
置Bと名づけ、記憶装置62−1及び62−2をそれぞ
れ記憶装置A´及び記憶装置B´と名づける。このよう
に構成された第1及び第2のパスメトリック記憶回路6
1及び62は、ACS演算処理において、パスメトリッ
ク記憶制御回路63および、パスメトリック信号バスを
切り替えるための信号バス切替回路64により記憶制御
が行われる。
【0036】図5(a)に示したACSのステージにお
いては、第1のパスメトリック記憶回路61が読み出し
用、第2のパスメトリック記憶回路62が書き込み用の
場合を示している。次ステージにおいては、第1のパス
メトリック記憶回路61が書き込み用、第2のパスメト
リック記憶回路62が読み出し用として動作する。第1
のパスメトリック記憶回路61の記憶装置Aの入力およ
び出力と第2のパスメトリック記憶回路62の記憶装置
A´の入力および出力、また第2のパスメトリック記憶
回路62の記憶装置Bの入力および出力と第2のパスメ
トリック記憶回路62の記憶装置B´の入力および出力
はそれぞれ同一のデータバス(図示せず)に接続されて
おり、入力時にはパスメトリック記憶制御回路63から
のライトイエネーブル(WE)、出力時にはパスメトリ
ック記憶制御回路63からのアウントプットイネーブル
(OE)によって入出力が制御され、ACS演算装置4
へ接続されている。図5(a)中の矢印で示した流れ
は、それぞれの信号の入出力を示している。
【0037】図5(b)を参照すると、パスメトリック
記憶制御回路63におけるアクセスアドレス生成とし
て、読み出しアドレス生成、書き込みアドレス生成が必
要になる。本実施の形態では、図5(b)に示すよう
に、アクセスアドレス生成回路をカウンタ63−1の出
力で実現している。ここで、パスメトリック記憶回路6
1及び62の読み出し時には、カウンタ63−1の出力
を2つの記憶装置A及び記憶装置B(記憶装置A´及び
記憶装置B´)共通に、そのままアドレスバスに接続す
る。書き込みアドレス生成回路の接続としては、記憶装
置A(記憶装置A´)側にはカウンタ63−1の出力の
最下位ビットを最上位ビットに接続し、また、記憶装置
B(記憶装置B´)側にはカウンタ63−1の出力の最
下位ビットをインバータ63−2で反転したものを書き
込みアドレスバスの最上位ビットに接続する。
【0038】図5(a)に示す例の状態では、「記憶装
置AB共通読み出しアドレス」は第1のパスメトリック
記憶回路61に供給され、「記憶装置A書き込みアドレ
ス」および「記憶装置B書き込みアドレス」は第2のパ
スメトリック記憶回路61の記憶装置A´及び記憶装置
Bに供給されている状態になっている。記憶装置のアド
レスバスを読み出し書き込みの状態に応じて、切り替え
ている。
【0039】図5(c)に、パスメトリック記憶制御回
路63から生成される読み出しアドレスおよび書き込み
アドレスのアドレス生成表を示す。また、図5(d)
に、パスメトリック記憶回路61の内容を示す。
【0040】次に、図1乃至図5を参照して、本実施の
形態のビタビ復号装置の動作についてブロック毎に説明
する。
【0041】最初に、図2を参照して、ブランチメトリ
ック計算装置3の動作について説明する。先ず、畳み込
み符号化された3シンボル分の受信系列を1組として、
入力端子21から、ブランチメトリック演算回路22の
データバッファ220に入力し、8パターンのブランチ
メトリックを計算する。ここで、受信データは、1シン
ボルの有効桁数が16ビットであるとする。
【0042】8パターンの計算において、加算減算を切
り替える信号を発生する加算算減算切替信号発生回路2
22として、8パターンのインディクスカウンタ(3ビ
ットのカウンタ回路)を用いる。第1乃至第3の加算減
算切替信号は、それぞれ、第1乃至第3の加減算器22
3〜225の加減算を制御している。2の補数計算の為
に0信号発生器221が第1の加減算器223に接続さ
れている。
【0043】符号器出力データ系列が2進数で“00
0”から“111”までの8(=23)パターン存在す
る。ある復号ブロックの受信系列3シンボルが与えられ
た時の、それに対するブランチメトリックの計算式を以
下に示す。
【0044】受信データを(xn ,yn ,zn )と表し
(nは符号ビットインデックス)、パターンデータを
(r0i ,r1i ,r2i )と表す(iはパターンイン
デックス)。まず、受信データとパターンデータとのユ
ークリッド距離を下記の数式1にしたがって求める。
【0045】
【数1】 パターンはつぎの8種類、 パターン0( 1, 1, 1) パターン1(-1, 1, 1) パターン2( 1,-1, 1) パターン3(-1,-1, 1) パターン4( 1, 1,-1) パターン5(-1, 1,-1) パターン6( 1,-1,-1) パターン7(-1,-1,-1) である。パターン3を使って具体的に計算すると、下記
数式2が得られる。
【0046】
【数2】 上記数式2を展開し、まとめると、下記の数式3が得ら
れる。
【0047】
【数3】 この計算を8パターンすべてについて行うと、それぞれ
の第1項は同じであり、第2項内の符号のみがパターン
によって異なるだけである。したがってブランチトリッ
クの正規化を前提に考えると、ブランチメトリックの値
は第2項の計算のみをすることによって求めれば良い。
その処理としては、受信データの各要素の加算減算を、
パターンデータの各要素に従って操作して、それぞれを
加えあわせることによってブランチメトリックを得る。
この操作は受信系列1組とパターンとの相関値を求める
内積計算処理にほかならない。
【0048】次に、ブランチメトリック最尤値検出回路
23では、その計算される8パターンのブランチメトリ
ックを入力として、逐次的に、ブランチメトリックの最
尤値と比較器231において比較し、その比較結果から
選択器232において、最尤値を選択し、選択結果を最
尤値記憶回路233において記憶する。8パターンのブ
ランチメトリックの計算の終了時において、最尤値が求
まる。また、次の復号ステージにおける8パターンのブ
ランチメトリック計算前に最尤値記憶回路233は初期
化されるものとする。
【0049】ACS演算前に、正規化前ブランチメトリ
ック記憶回路24に記憶された8パターンのブランチメ
トリックそれぞれから、ブランチメトリック正規化回路
25において、ブランチメトリック最尤値検出回路23
において求められた、その8パターンの中での最尤値が
減算されることで、ブランチメトリック出力端子26よ
り正規化処理されたブランチメトリックが出力される。
【0050】本実施の形態においては、最尤値が最も小
さくなるように正規化されるものとしている。相関値が
大きいものほど距離が近いものであるので、距離の近い
パターンのブランチメトリックを0とするように正規化
している。
【0051】次に図3を参照して、ブランチメトリック
記憶装置3の動作について説明する。現在の復号ステッ
プの最初(ACS演算前)に、その復号ステップに必要
な分だけ、第1及び第2のブランチメトリック記憶回路
31及び32には、ブランチメトリックが書き込みアド
レス発生回路330が指示する番地に格納される。ここ
で、ブランチメトリックは次の数式4に従い、対として
第1及び第2のブランチメトリック記憶回路31及び3
2のそれぞれ同一番地に格納される。すなわち、符号化
率1/nのとき、i=0,…,2n-1 −1とすると、
【0052】
【数4】 符号化率1/3を例にとると、ブランチメトリックのパ
ターンは8通りある。その中で、パターン0とパターン
7、パターン1とパターン6、パターン2とパターン
5、パターン3とパターン4は、ACS演算前に、ブラ
ンチメトリック対として扱われる。書き込みアドレス発
生回路330は、ブランチメトリックのパターンインデ
ックスをカウントするカウンタ回路330−1の値を排
他的論理和結合回路330−2によって排他的論理和結
合することによって、書き込みアドレスを生成する。た
とえば、パターンインデックスカウンタ330−1のカ
ウント値が0,1,2,3,4,5,6,7となった場
合、書き込みアドレス発生回路330は0,1,2,
3,3,2,1,0と出力する。よって、パターン7に
対するブランチメトリックは、パターン0に対するブラ
ンチメトリックとともに第1及び第2のブランチメトリ
ック記憶回路31及び32のそれぞれのアドレス0番地
に格納される。このようにして、ブランチメトリック対
を2つのブランチメトリック記憶回路31及び32の同
じアドレスに格納する。
【0053】対として格納されたブランチメトリック
は、ACS演算前に、トレリス上の各枝に対応するよう
に、読み出しアドレス発生回路331によって指示され
た読み出しアドレスから読み出される。対で選択された
ブランチメトリックは、その接続先のブランチメトリッ
ク切り替え回路333のスイッチによって、それぞれ該
当するブランチメトリックバスに出力される。読み出し
アドレス発生回路331は、ACS処理時のステート状
態の情報インデックスとしてのカウンタ331−1の値
から、畳み込み符号器に準じた第1乃至第3の排他的論
理和回路331−2〜331−4によって、3ビットの
パターンデータが出力され、そらにそれを書き込みアド
レス発生回路330と同じように排他的論理和結合回路
331−5によって排他的論理和結合し、それのステー
トでの計算に使われるブランチメトリック対のアドレス
を生成する。またその最上位ビットデータ(第3の排他
的論理和回路331−4の出力)は、ブランチメトリッ
ク出力先切り替え信号として、読み出した対のデータを
それぞれどちらのブランチメトリックのデータバスに流
すかを切り替えるブランチメトリック切り替え回路33
2の選択入力信号となる。
【0054】次に、図4を参照して、ACS演算装置4
の動作について説明する。本実施の形態におけるACS
演算装置4は、2ステート分の計算を並列に行う場合を
例にあげて示している。ACS演算装置4は、ブランチ
メトリック記憶装置3に格納されたブランチメトリック
b1,b2と、前復号ステップにおいてパスメトリック
記憶装置6に記憶された各状態の生き残りパスのパスメ
トリックp1,p2を入力データとする。それらを第1
乃至第4の加算回路41〜44において加算し、各状態
毎に、その状態への2つのパスに対する加算結果r1〜
r4を第1及び第2の比較回路45及び46により比較
し、その比較結果c1,c2をもとに新しい生き残りパ
スを第1及び第2の選択回路47及び48によって選択
する。
【0055】ACS演算で選択されたパスメトリック
は、次の復号ステップにおける各状態の生き残りパスに
対するパスメトリックとして、次の復号ステップに使用
する為に、中間結果のデータとして、パスメトリック記
憶装置6に書き込まれる。また、ACS演算での比較結
果c1,c2は、選択パスの情報としてパスメモリ記憶
装置5に格納される。
【0056】次に、図5を参照して、パスメトリック記
憶装置6の動作について説明する。符号器を拘束長7の
畳み込み符号器とすると、状態数は64ステートとな
る。
【0057】2個の独立した記憶装置によって構成され
た、64ステート分のパスメトリック記憶回路61及び
62から、2ステート分のパスメトリックを読み出す。
ただし、2個の記憶装置のうちわけは次の通りである。
記憶装置A(記憶装置A´)には、0〜31の中の偶数
ステートのパスメトリック、32〜63の中の奇数ステ
ートのパスメトリックが記憶される。一方、記憶装置B
(記憶装置B´)には、0〜31の中の奇数ステートの
パスメトリック、32〜63の中の偶数ステートのパス
メトリックが記憶される。以下において、このように分
割して記憶する根拠について説明する。
【0058】畳み込み符号器(K=7:シフトレジスタ
6段)のシフトレジスタ状態000000(ステート
0)に“0”が入力された場合を000000(ステー
ト0)、あるいは“1”が入力された場合を10000
0(ステート32)とし、またシフトレジスタ状態00
0001(ステート1)に“0”が入力された場合を0
00000(ステート0)、あるいは“1”が入力され
た場合を100000(ステート32)というACS演
算を並列に計算する場合について考えるみる。この場
合、ステート0,ステート1のペアのパスメトリックが
同時に読み出し可能で、かつそれを入力としてACS演
算の結果の2ステート分のパスメトリックであるステー
ト0,ステート32のペアが同時に書き込み可能にする
ためである。
【0059】同様に、次のサイクルでは、ステート2,
ステート3のパスメトリックが同時に読み出され、ステ
ート1,ステート33のパスメトリックが書き込まれ
る。ここで、信号バス切替回路64において、1サイク
ル毎にバスを交互に切り替えることにより、それぞれの
記憶装置に記憶されるべきデータ列になる。
【0060】本実施の形態(拘束長7の畳み込み符号器
に対するビタビ復号装置)の場合、パスメトリック記憶
制御回路63内部のアクセスアドレス生成を、1つの5
ビットカウンタ63−1で実現する。読み出しアドレス
として、記憶装置Aと記憶装置Bに共通にカウンタ63
−1の出力を入力した場合、それにより、ACS演算の
順番が決まり、演算結果のパスメトリック記憶回路61
及び62への書き込みアドレスとしては、記憶装置A及
び記憶装置Bそれぞれに対して、図5(c)示すアドレ
ス生成表のように入力される。
【0061】図4に戻って、各ACS演算終了毎に出力
される選択結果をパスメモリとして、シフトレジスタ5
1及び53にシリアル入力により保存していき、ブラン
チメトリックの読み込みからパスメモリの書き込みまで
を1復号ステップとすると、1復号ステップサイクル終
了時に、バスデータの形でパスメモリ記憶回路53に記
憶する。
【0062】図1に戻って、以上の復号ステップを全復
号ステップ分繰り返し、そこで得られた全パスメモリを
使い、最尤復号回路7においてトレリスサーチ処理をさ
せることによって、復号結果を出力する。これにより、
ビタビ復号が完了する。
【0063】次に、図6を参照して、本発明の他の実施
の形態に係るビタビ復号装置に使用されるパスメトリッ
ク記憶装置6Aについて説明する。図示のパスメトリッ
ク記憶装置6Aは、ACS演算装置4Aが4ステートを
同時に計算できるように、第1乃至第4のACS演算回
路4A−1〜4A−4の並列構成をとる場合に適用され
る。
【0064】パスメトリック記憶装置6Aは、読み出し
書き込み用として2バンクで構成された第1及び第2の
パスメトリック記憶装置61A及び62Aを有する。第
1のパスメトリック記憶装置61Aは4個の記憶装置6
1A−1,61A−2,61A−3,61A−4に分割
され、第2のパスメトリック記憶装置62Aも4個の記
憶装置62A−1,62A−2,62A−3,62A−
4に分割されている。4分割した記憶装置の、処理にお
けるアクセスアドレス生成回路は一つの4ビットカウン
タ(図示せず)で実現される。4個の記憶装置によって
構成された、64ステート分のパスメトリック記憶回路
から、4ステート分のパスメトリックを読み出す。
【0065】ただし4個の記憶装置61A−1〜61A
−4(これらをそれぞれ記憶装置A、記憶装置B、記憶
装置C、記憶装置Dと名づける)のうちわけは次の通り
である。図6(b)に示すように、記憶装置Aには0〜
30の偶数パスメトリックが記憶され、記憶装置Bには
1〜31の奇数パスメトリックが記憶され、記憶装置C
には32〜62の偶数パスメトリックが記憶され、記憶
装置Dには33〜63の奇数パスメトリックが記憶され
ている。
【0066】読み出されたパスメトリックを(0,
1)、(32,33)ステートというようなペアとし
て、2ステート分のパスメトリックを並列に同時に計算
する第1乃至第4のACS演算回路4A−1〜4A−4
それぞれへの入力とする。第1乃至第4のACS演算回
路4A−1〜4A−4のACS演算の結果、(0,3
2)、(17,49)ステートのパスメトリックが得ら
れる。パスメトリック信号バス切替回路64Aにおい
て、前サイクルで得られた(16,48)を遅延回路6
4A−1,64A−2で遅延させ、バスを交互に切り換
えることにより、パスメトリック記憶回路62Aのそれ
ぞれの記憶装置62A−1〜62A−4に記憶されるべ
きデータ列にする。
【0067】図6に示す実施の形態の場合、ブランチメ
トリック記憶装置に関しては、図3に示すような構造を
もったものを2つ(すなわち、4個のブランチメトリッ
ク記憶回路)を用意し、図6に示すような構成のACS
演算回路の4個には、それぞれ用意された4個のブラン
チメトリック記憶回路が接続される。但し、読み出しア
ドレス発生回路のカウンタの接続がそれぞれに異なるも
のになる。
【0068】本発明を好ましい実施の形態によって詳細
に示し説明したが、請求の範囲によってだけ制限される
発明の明らかな原理および意図から逸脱しない範囲で、
当業者によって変更が可能であることが分かる。
【0069】
【発明の効果】本発明には以下のような効果がある。
【0070】ACS演算装置に関しては、複数のACS
演算処理を時分割に処理させるのはではなく、複数のA
CS演算処理を並列に連続してパイプライン処理させる
ことにより、ACS演算装置のアイドル状態がなくな
り、ACS演算処理の効率が改善され、所要時間が短縮
される。
【0071】パスメトリック記憶装置に関しては、複数
のACS演算回路を並列に動作させる場合に問題とな
る、ACSの中間結果であるところのパスメトリックの
パスメトリック記憶装置への読み出し時、書き込み時に
生じるデータバスアクセスネックを、パスメトリック記
憶装置を複数の記憶装置に分割し、それぞれの記憶装置
に、ACS演算処理で同時にアクセスされる順番を満た
すように記憶領域に分納している。このように構成する
ことにより、実際のアクセス時に、並列読み出しが可能
となり、誤り訂正の性能を落とすことなく、また、回路
規模を増大させることなく、処理速度の向上を実現する
ことができる。4ステートACS演算並列処理の場合と
パスメトリック記憶装置が単一構成であった場合とを比
較すると、図6(b)に示すように、ACS演算装置の
パスメトリック記憶装置へのアクセスネックによるアイ
ドル状態が解消され、1ビットあたりの復号にかかる所
要時間が18/132に短縮される。さらに、2ステー
ト分あるいは4ステート分のACS演算処理を並列に行
うことで、各ステートの計算を1ステートずつ行うのに
比べて、処理時間は半分あるいは4分の1になる上に、
1復号処理の中でパスメトリックを2度あるいは4度読
み込むというメモリアクセス処理時間のロスをなくすこ
とができる。
【0072】ブランチメトリック記憶装置に関しては、
計算に使用するだけのブランチメトリックを内部のブラ
ンチメトリック記憶回路にキャッシュしておく(予め読
み込んでおく)ことにより、外部メモリアクセスに対す
る処理時間を軽減し、速度を向上できる。ブランチメト
リック記憶回路の容量は、そのステートの復号処理に必
要なブランチメトリックに対してだけでよいので、キャ
ッシュメモリとしては小さくできる。さらに、対になっ
ているブランチメトリックを、それぞれのブランチメト
リック記憶回路の同じアドレスに予め格納することによ
り、それを読み出すための1つのアドレス生成回路によ
り、計算時に同時に読み出すことができる。また、2ス
テート分をまとめて処理する場合に、同じブランチメト
リック対が計算に使われるので、2ステートのACS演
算処理が同時に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るビタビ復号装置の
全体構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したビタビ復号装置に使用されるブラ
ンチメトリック計算装置を示すブロック図である。
【図3】図1に示したビタビ復号装置に使用されるブラ
ンチメトリック記憶装置を示すブロック図である。
【図4】図1に示したビタビ復号装置に使用されるAC
S演算装置を示すブロック図である。
【図5】図1に示したビタビ復号装置に使用されるパス
メトリック記憶回路の一例をし示すブロック図である。
【図6】図1に示したビタビ復号装置に使用されるパス
メトリック記憶回路の他の例をし示すブロック図であ
る。
【図7】一般的な畳み込み符号化器(K=7,R=1/
3)を示す回路図である。
【符号の説明】
1 受信系列入力端子 2 ブランチメトリック計算装置 3 ブランチメトリック記憶装置 4 ACS演算装置 5 パスメモリ記憶装置 6,6A パスメトリック記憶装置 7 最尤復号回路 8 復号系列出力端子 31,32 ブランチメトリック記憶回路 33 制御回路 61,62,61A,62A パスメトリック記憶回
路 63 パスメトリック記憶制御回路 64,64A パスメトリック信号バス切替回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 畳み込み符号化された受信系列からビタ
    ビアルゴリズムに基づいて効率よく最尤復号を行うビタ
    ビ復号装置であって、前記受信系列からブランチメトリ
    ック(計量)を算出し、正規化するブランチメトリック
    計算手段と、正規化後の前記ブランチメトリックを記憶
    するブランチメトリック記憶手段と、ブランチメトリッ
    ク(計量)とパスメトリック(累積計量)とを加算し、
    複数パスからの加算結果を相互に比較し、この比較結果
    に基づいて最も尤度の高いパスを選択するという処理を
    一括して行うACS演算手段と、該ACS演算手段によ
    って得られたパスメトリックを記憶するパスメトリック
    記憶手段と、前記ACS演算手段によって得られた選択
    パス情報を記憶するパスメモリ記憶手段と、該パスメモ
    リ記憶手段の内容をトレースバックすることにより、最
    尤判定復号する最尤判定手段と、を有するビタビ復号装
    置において、 前記ACS演算手段は、並列して動作する複数のACS
    演算回路によって構成され、 前記ブランチメトリック記憶手段は、前記ACS演算手
    段の計算に使用するだけのブランチメトリックを前記A
    CS演算手段によるACS演算前にあらかじめ読み込ん
    でおく一対のブランチメトリック記憶回路と、該一対の
    ブランチメトリック記憶回路の読み出し、書き込みを制
    御するブランチメトリック制御回路とから構成され、 前記パスメトリック記憶手段は、次回のACS演算に利
    用されるパスメトリックを各状態毎に記憶し、ACS演
    算処理過程において、パスメトリック読み出し用または
    書き込み用として交互に切り換えて使用される、第1及
    び第2のパスメトリック記憶回路と、該第1及び第2の
    パスメトリック記憶回路から、ACS演算においてアク
    セスされる順番に、複数状態のパスメトリックを同時に
    読み出せるように、前記第1及び第2のパスメトリック
    記憶回路の書き込み及び読み出しを制御する制御手段と
    から構成され、 これによって、前記ブランチメトリック記憶手段および
    前記パスメトリック記憶手段に対するアクセスネックに
    よる待ち状態を発生させることなく、前記ACS演算手
    段を連続的パイプライン処理で動作させることを特徴と
    するビタビ復号装置。
  2. 【請求項2】 前記ブランチメトリック制御回路は、 前記一対のブランチメトリック記憶回路のアドレスバス
    を読み出し時書き込み時に接続を切り替える切り替えス
    イッチと、 対として扱われるブランチメトリックを、前記一対のブ
    ランチメトリック記憶回路の同じアドレスにあらかじめ
    ストアさせるために、各ブランチメトリック記憶回路の
    アドレスバスに前記切り替えスイッチを介して接続され
    た書き込みアドレス発生回路と、 前記一対のブランチメトリック記憶回路からブランチメ
    トリックの対を並列に読み出すために、各ブランチメト
    リック記憶回路のアドレスパスに前記切り替えスイッチ
    を介して接続された読み出しアドレス発生回路と、 前記一対のブランチメトリック記憶回路から並列に対で
    読み出されたブランチメトリックを、該当するトレリス
    のブランチメトリックの出力先に切り替えるための、ブ
    ランチメトリック出力先切り替え回路と、 を有することを特徴とする請求項1記載のビタビ復号装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ブランチメトリック計算手段は、 前記受信系列そのものをシンボルデータとして、パター
    ンとの相関値(内積)を計算して、ブランチメトリック
    の値を求める加算減算手段と、 該加算減算手段において、パターンにしたがって、加算
    減算を切り替えるための加算減算切り替え手段と、 ブランチメトリックを計算しながら、逐次的に最尤値を
    検出するための、ブランチメトリック最尤検出回路と、 正規化前のブランチメトリックを一時的に記憶しておく
    ための、正規化前ブランチメトリック記憶回路と、 前記ブランチメトリック最尤検出回路において、求めら
    れた最尤値をもとに、ブランチメトリックの正規化を行
    うブランチメトリック正規化回路と、 を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のビタ
    ビ復号装置。
  4. 【請求項4】 前記ACS演算手段は、 ブランチメトリック対、パスメトリック対のそれぞれを
    入力として、2ステート分のACS演算を並列に行うた
    めの第1乃至第4の加算回路と、 前記第1乃至第4の加算回路に接続され、加算結果であ
    る各ステートのパスメトリックの大小比較により選択パ
    ス情報を出力する第1及び第2の比較回路と、 前記第1及び第2の比較回路の結果に基づいて、パスメ
    トリックを出力する第1及び第2の選択回路と、 を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のビタ
    ビ復号装置。
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