JPH0362148B2 - - Google Patents

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JPH0362148B2
JPH0362148B2 JP59208356A JP20835684A JPH0362148B2 JP H0362148 B2 JPH0362148 B2 JP H0362148B2 JP 59208356 A JP59208356 A JP 59208356A JP 20835684 A JP20835684 A JP 20835684A JP H0362148 B2 JPH0362148 B2 JP H0362148B2
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JP
Japan
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base fabric
rubber
water
fibers
fibrous base
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JP59208356A
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Tsutomu Oohayashi
Shinobu Watanabe
Kazuhide Ino
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Hiraoka and Co Ltd
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Hiraoka and Co Ltd
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Priority to US06/782,355 priority patent/US4678681A/en
Priority to CA000492021A priority patent/CA1282030C/en
Priority to EP85307122A priority patent/EP0177364B1/en
Priority to DE8585307122T priority patent/DE3576975D1/de
Priority to AU48308/85A priority patent/AU560488B2/en
Publication of JPS6189374A publication Critical patent/JPS6189374A/ja
Priority to US06/873,764 priority patent/US4696830A/en
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Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は防水シートの製造方法に関する。更に
詳しく述べるならば、本発明は、防水シートを構
成する繊維性基布が給水性をもたないような防水
シートの製造方法に関する。 従来の技術 従来、防水シートの製造は、繊維性基布の表面
に高分子重合体からなる被膜を形成することによ
り行われていた。しかるに、繊維性基布の両面に
被膜を形成してなる防水シートにおいては、被膜
にはさまれた中間層の繊維性基布が、被膜が若干
でも亀裂し又は破れた場合にその亀裂又は破れか
ら、或いはそのような現像が起らない場合にもシ
ートの切り口断面から、水を吸収するという欠点
がある。繊維が密な場合には、この水の吸収は、
毛細管現像により更に増大される。そして、水の
吸収により、防水シートは重くなるばかりでな
く、繊維性基布と被膜との接着性が低下されるこ
ととなる。また給水された水は繊維性基布から放
出されにくく、更に、例えば、カビの歯を繁殖さ
せたり、汚水や異色水を吸い上げてシートの外観
を損ねるという欠点があつた。 発明が解決しようとする問題点 このような欠点を除くため、従来、繊維性基布
を撥水剤で処理した後、その両表面に重合体被膜
を形成することが行われている。この場合、繊維
性基布が撥水剤で処理されているので、水の浸透
は防止されるけれども、その反面撥水効果を大き
くすると被膜と繊維性基布との接着性が悪くな
り、被膜の接着力が低下して実用上好ましくない
ものとなる。また、撥水剤や被膜剤に、例えば、
イソシアネートのような接着性物質を添加して接
着性を向上させようとする工夫もなされている
が、満足すべき成果は得られていないのが現状で
ある。 本発明者らは、これらの現状に鑑み鋭意検討の
結果、繊維性基布に十分な撥水性を与えながら、
しかも繊維性基布と被膜との接着性を十分高いも
のとするための方法を見出し、本発明に到達した
ものである。 問題点を解決するための手段 本発明によれば即ち繊維性基布の両面に重合体
被膜を形成して防水シートを製造する方法が提供
されるのであつて、この方法は、繊維性基布をま
ず撥水剤で処理し、次いでその両表面を低温プラ
ズマ処理した後、この両表面上に重合体被膜を形
成させることを特徴とする。 本発明に有用な繊維性基布は、天然繊維、例え
ば、木綿、麻など、無機繊維、例えば、ガラス繊
維、炭素繊維、アスベスト繊維、金属繊維など、
再生繊維、例えば、ビスコースレーシヨン、キユ
プラなど、半合成繊維、例えば、ジ−およびトリ
−アセテート繊維など、及び合成繊維、例えば、
ナイロン6、ナイロン66、ポリエステル(ポリエ
チレンテレフタレート等)繊維、芳香族ポリアミ
ド繊維、アクリル繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポ
リオレフイン繊維および水不溶化又は難溶化され
たポリビニルアルコール繊維など、から選ばれた
少くとも1種からなるものである。基布中の繊維
は短繊維紡績糸条、長繊維糸条、スプリツトヤー
ン、テープヤーンなどのいずれの形状のものでも
よく、また基布は織物、編物又は不織布或いはこ
れらの複合布のいずれであつてもよい。一般に
は、本発明に係る防水シートに用いられる繊維
は、ポリエステル繊維およびガラス繊維であるの
が好ましく、ストレスに対する伸びが少いことを
考慮すればこの繊維は長繊維(フイラメント)の
形状のものが好ましく、且つ平織布を形成してい
ることが好ましいけれども、編織組織やその形態
については特に限定されるものではない。繊維性
基布は、得られる防水シートの機械的強度を高い
レベルに維持するために有用である。 これらの基布は、撥水性(吸水防止性)の付与
の目的から、まず撥水剤(必然的に撥油性を示す
ものもある)で処理される。代表的な撥水(撥
油)剤としては、例えば、ワツクス、アルミニウ
ム石ケン、ジルコニウム塩、第四級アンモニウム
塩(例えば、ステアロイルメチルアミドメチレン
ピリジニウム塩)、N−メチロール脂肪酸アミド
(例えば、N−メチロールステアリン酸アミド)、
アミノ樹脂誘導体(例えば、ステアロイルメラミ
ン)、フツ素化合物(例えば、ポリアクリル酸フ
ツ化アルキルエステル)、シリコーン(例えば、
ジメチルポリシロキサン)、その他公知の撥水剤
がある。これらの撥水剤は単独でまたは2種以上
の混合物として用いることができる。撥水剤によ
る処理は、含浸法、塗布法、噴霧法その他の方法
により行うことができるけれども、含浸法による
のが簡易で且つ効果的である。 このようにして撥水剤処理された基布は、乾燥
され、或いは場合によつては乾燥されずに、低温
プラズマ処理に付される。低温プラズマ処理は、
0.01〜10Torrの圧力下において、プラズマ重合
性を有しないガスの低温プラズマに繊維性基布を
曝すことにより行うことができる。プラズマ発生
条件としては、例えば、電極間に13.56MHz、10
〜500Wの電力を印加すればよく、放電は有極放
電、無極放電のいずれによつても十分な結果が得
られる。プラズマ処理時間は印加電圧によつても
相違するが、一般には数秒から数十分とすること
で十分である。 なお、プラズマ処理には、上記の方法以外にも
種々あり、例えば、放電周波数帯としては低周
波、マイクロ波、直流などを用いることができ、
プラズマ発生様式もグロー放電のほかコロナ放
電、火花放電、無声放電などを選ぶことができ
る。また、電極も外部電極のほか、内部電極、コ
イル型など容量結合、誘導結合のいずれでもよ
い。しかし、どのような方法をとつても、放電熱
により材料表面が変質されないように注意を要す
る。プラズマ重合性を有しないガスとしては、ヘ
リウム、ネオン、アルゴン、窒素、亜酸化窒素、
二酸化窒素、酸素、空気、一酸化炭素、二酸化炭
素、水素、塩素、または塩化水素、シアン化臭
素、臭化すずなどのハロゲン化物、硫黄、亜硫酸
ガス、硫化水素などの硫化物などがあり、これら
のガスは単独または混合して使用することができ
る。 本発明においては、繊維性基布の両面に防水被
膜を形成してなる防水シートにおける、繊維性基
布の吸水を防止しようとするものであるから、低
温のプラズマ処理は、撥水剤で処理された繊維性
基布の両表面に対して行う必要がある。本発明に
おいては、低温プラズマ処理は基布表面の表層の
みに行われ、これにより繊維性基布と被膜との接
着性が極めて向上され、好ましいものとなるとい
うことが見出されたのである。 このように処理された基布は、次いで、その両
表面に対する高分子重合体の被膜形成に付され
る。高分子重合体としては、合成樹脂、合成ゴム
または天然ゴムがあり、好ましい合成樹脂として
は、例えば、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリウレ
タン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイソタ
クチツクポリプロピレン、ポリエチレン、ポリア
クリロニトリル、ポリエステル、ポリアミド、フ
ツ素系樹脂及びシリコーン系樹脂やその他公知の
材料がある。また、好ましい合成ゴムの例として
は、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、クロル
スルホン化ポリエチレンゴム、ポリウレタンゴ
ム、ブチルゴム、イソプレンゴム、シリコーン系
ゴム及びフツ素系ゴムやその他公知の材料があ
る。特に、ポリ塩化ビニル、フツ素系及びシリコ
ーン系ゴム及び樹脂、並びにアクリル系樹脂は本
発明に好ましい重合体である。これらの重合体
は、本発明の目的を阻害しない限り、可塑剤、充
填剤、着色剤、各種安定剤、難燃剤などを含んで
いてもよい。 特に、繊維性基布と重合体の接着性を強固なら
しめるためには、繊維性基布と重合体の界面に接
着性物質を介在させるのが更に好ましい。有用な
接着性物質について例示すれば、メラミン系接着
剤、フエノール系接着剤、エポキシ系接着剤、ポ
リエステル系接着剤、ポリエチレンイミン系接着
剤、ポリイソシアネート系接着剤、ポリウレタン
系接着剤、アクリル系接着剤、ポリアミド系接着
剤、及び酢ビ−塩ビ系接着剤、酢ビ−エチレン系
接着剤等の共重合体接着剤、シリコーン系接着剤
等を挙げることができるが、これらに限定される
ことなく、公知の接着剤を任意に選択して使用す
ることができる。接着性物質は、重合体中に混合
して使用してもよく、また界面に塗布して使用し
てもよい。 表面被膜の形成は、従来慣用の方法、例えば、
カレンダー法、押出法、コーテイング法又はデイ
ツピング法などにより行うことができる。 また、本発明の処理を無機繊維からなる基布、
なかんずくガラス繊維からなる基布に適用する場
合、前述の効果の外に、ガラス繊維基布の欠点、
すなわち、繰り返し折り曲げ時に容易に折損して
強力が低下するという低耐屈曲性の欠点をカバー
することができる。従つて、本発明により得られ
る防水シートは、無機繊維基布を使用した場合に
も、繰り返し折り曲げの厳しい用途、ハタメキ、
振動の激しい用途長期間にわたり使用し得るとい
う特長を有している。 発明の効果 本発明により得られる防水シートにおいては、
繊維性基布には水は全く含有されず(吸水され
ず)、しかも被膜の接着性が極めて良好であるの
で、防水性能に優れ、防水性の耐久性にも優れた
ものとなる。また本発明の方法においては、防水
シートの安定した生産が可能となり、製品の性能
も安定したものとなる。従つて、本発明は工業的
に極めて有利な防水シートの製造方法を提供す
る。 実施例 以下、実施例により、本発明を更に説明する。 実施例 1 ポリエステル繊維基布: 1000d×1000d/32本/吋×32本/吋平織 目付300g/m2 厚さ0.35mm を、下記条件下に撥水剤としてホボテツクス
FTC(Ciba−Geigy社製品、アミノ樹脂誘導体系
撥水剤)により処理した。反応触媒として、カタ
ライザーRB(Ciba−Geigy社製品)をホボテツク
スFTCに対し25重量%の割合で使用した。 撥水剤濃度9.0、4.5、3.6、3.0、2.1、1.5、(%
水溶液)0.9、0.3 固型分付着濃度3.0、1.5、1.2、1.0、0.7、0.5、
(%owf)0.3、0.1 基布を、各濃度の撥水剤浴に浸漬した後、ウエ
ツト付着量100g/m2になるようにマングルで絞
り80〜90℃で予備乾燥し、次いで150℃で3分間
ベーキングを行つて、撥水剤処理した(従来法に
よる処理)。 更に、このようにして得られた試料を、低温プ
ラズマ処理装置を用いて、真空度2Torr、酸素ガ
ス流量100ml/min、高周波出力400W(周波数
13.56MHz)の条件で2分間の低温プラズマ処理
に付した(本発明の処理)。 このようにして得られた繊維性基布のそれぞれ
について、その両面に、100部のニツポラン3105
及び15部のコロネートL(いずれも日本ポリウレ
タン工業(株)製品:ポリウレタン系接着剤)を酢酸
エチルで稀釈して50%溶液とし、これを30g/m2
の量で塗布し、乾燥した。次いで、下記組成の
PVCフイルム(0.1mm)を加熱貼着した。 PVC 100部 DOP(可塑剤) 75部 二酸化チタン 8部 三酸化アンチモン(防炎剤) 5部 ジンクステアレート(安定剤) 3部 得られたこれらの防水シートについて、被膜の
剥離強力及び吸水性を測定した。 測定法 剥離強力:JIS−K−6328−19775・3・7の剥離
試験に準拠。 吸水性:両面被覆布から長さ20cm、巾3cmの資料
を取り、長さ方向に上部を固定し、下端約0.5
cmの点を、市販の赤インクを5%に薄めた浸漬
容器に入れた浸漬液に浸し、室温で24時間浸漬
した後取り出し、下端に付着した浸漬液を紙
に挾んで軽く拭い、赤インクが上昇した高さを
測定する(この高さが大きいほど吸水性が大き
い)。 結果を第1表に示す。耐水圧はいずれも2000mm
水柱以上であつた。
【表】
【表】 吸水性の実用上の目安は、最低でも10cmでなけ
ればならず、できれば5cm以下、好ましくは0cm
である。また、一般に剥離強力の実用上の目安
は、6Kg/3cm以上、好ましくは8〜9Kg/3cm
またはそれ以上である。第1表からもわかる通
り、従来法では、資料No.3がほぼ限界に近い性能
を有していることがわかる。しかしこの条件下に
安定生産及び安定した性能の製品を得ることはか
なり困難である。しかし、本発明の方法によれ
ば、剥離強力は、従来方法における如く撥水剤の
濃度に影響されることはほとんどなく、高い接着
力を得ることができ、安定した加工条件で、安定
した製品性能の防水シートを得ることができる。 実施例 2 ポリエステル紡績糸織物: 14S/1×14S/1/53本/吋×50本/吋平織 重量190g/m2 厚さ0.3mm を、実施例1と同様に、ホボテツクスFTCの5
%水溶液に浸漬後、マングルで100g/m2のピツ
クアツプに絞り、80〜90℃で予備乾燥した。次い
で150℃で3分間ベーキングして撥水剤を付着さ
せ、撥水剤の付着量2.5%owfの処理布を得た。
この処理布を、そのままのもの(従来法)及び実
施例1と同様に低温プラズマ処理したもの(本発
明法)に対して、下記条件下に防水処理に付し
た。 PVC 100部 DOP 60部 CaCO3 20部 Cd−Ba糸安定剤 3部 トルエン 100部 ニツポラン3105 10部 コロネートL 2部 の溶液に浸漬し、マングルで絞り、190℃で3分
間熱処理して、PVC樹脂をゲル化固着した。こ
のようにして付与された防水層の付着量は、固型
分で200g/m2であつた。得られた防水布の耐水
圧はいずれも2000mm水柱以上であつた。 この防水シートによりトラツクの幌をつくり実
用したところ、繊維性基布への浸水は全く見られ
なかつたが、従来法によるものは約1ケ月後に被
膜がこすられて剥離し耐水圧が低下し、2ケ月後
には実用に耐えなくなつた。しかし本発明の方法
で得られたシートは、2年間使用しても何らの異
常も認められなかつた。 実施例 3 ガラス繊維基布: DE150 1/2 3.3S/55本/吋×51本/吋トルコ朱子
織 目付290g/m2 の生機を、フツ素系撥水撥油剤であるスコツチガ
ードFC−232(住友3M社製品)を5%含有する処
理液に浸漬し、ピツクアツプ50%にマングルで絞
り、次いで予備乾燥した後150℃で1.5分間ベーキ
ングして撥水剤処理布を得た(従来法)。更に、
これに次の如き低温プラズマ処理を施した。即
ち、この基布をプラズマ発生装置内にセツトし、
源圧下にアルゴンガスを通気しながら圧力を
0.3Torrに保持し、50Wの高周波電力を印加して
放電させることによりプラズマを発生させて、シ
ート両面を10分間処理した。 次いでこれらの基布に実施例1と同様にして
PVCフイルムをそれぞれの基布の両面に加熱貼
着して防水シートとした。得られたシートの耐水
圧は、いずれも2000mm水柱以上であり、吸水性は
いずれも0であつた。しかしながら、本発明の方
法により得られたシートの剥離強力は8.8Kg/3
cmであつたのに対して、従来法によるシートは
4.2Kg/3cmの剥離強力であり、低いものであつ
た。 実施例4〜7および比較例1 ガラス繊維基布: DE150 1/2 3.3S/55本/吋×51本/吋トルコ朱子
織 目付290g/m2 を精錬、乾燥し下記の撥水剤水性乳化液で含浸処
理した。 撥水剤A(実施例4) 融点60℃パラフインワツクス 22部 酸価70、融点72℃のワツクス−カルボン酸付
加反応生成物 8部 アンモニア水 0.3部 水 70部 ワツクス固形分 30% PH 8.3 粘度(25℃) <100cp 上記付加反応生成物は低分子量ポリオレフイン
ワツクスと石油溜分ワツクスとの混合物と、無水
マレイン酸との付加反応生成物であつた。 上記パラフインワツクスと、付加反応生成物と
を110℃で溶融混合し、これにアンモニア水を添
加した後、100℃に冷却し、沸騰水を徐々に添加
すると、一旦粘度を増加し、温度を終始97℃に保
持しながら撹拌を続けてエマルジヨン反転(W/
O型からO/W型へ)を行つた、安定なO/W型
乳化液が得られた。 撥水剤B(実施例5) 撥水剤Aに下記ポリマー乳化液を3:1で混合
して撥水剤Bとした。 (ポリマー乳化液) アクリル酸ブチルエステル 50部 アクリル酸エチルエステル 28部 メタアクリル酸メチルエステル 22部 不飽和性スルホン酸ナトリウム 1部 過硫酸アンモン 0.8部水 136部 固形分 42.5% 粘度(25℃) 40cp PH 3.8 (上記ポリマー乳化液に水とアンモニア水を加え
てPH7.4、固形分40%に調整した) ポリマー乳化液の調整は以下の如く行つた。 500c.c.の四つ口コルベンに所定量の水を入れ、
湯浴中に固定し、撹拌機、還流冷却機、温度計を
備えさせ、全体を気密とし、窒素ガスを反応完了
迄装入したが、これは冷却管より排出させるよう
にした。湯浴温度を40℃位し、別に分液ロートを
残りの口にゴム栓で付け気密に注意した。次いで
アクリル酸ブチルエステル50部、アクリル酸エチ
ルエステル28部、メタクリル酸メチルエステル22
部とよく混合して上記分液ロートに入れた。別に
過硫酸アンモン0.8部、不飽和性スルホン酸ナト
リウム1部を四つ口コルベン中の水に入れ均一に
混合した。外温60〜65℃に止め、分液ロートより
ポリマー(アクリル酸ブチルエステル他)を滴下
し、65RPMの撹拌下重合を行わせた。この場合、
内温は発熱反応のため75℃を越えぬよう、外浴に
水を入れ反応を妨げざるよう冷却しつつ反応を行
わせたところ約6時間後に重合反応は完結した。
還流冷却器からモノマーの滴下のないことを、内
温を80℃以上85℃位にして30分撹拌しながら確認
し、滴下がなければ反応が完結したことを示す。
乳化液は粒子の細かい安定な乳化液が得られた。
何れも収率は100%に近かつた。 撥水剤C(実施例6) 融点60℃のパラフインワツクス 30部 ポリエチレンオキサイドステアリル 8.5部 エーテル(HLB:13) 苛性カリ 0.04部水 61.5部 ワツクス固形分 30% PH 7.8 粘度(25℃) <100ep 撥水剤D(実施例7) ホボテツクスFTC(Ciba−Geigy社製品、アミ
ノ樹脂誘導体系撥水剤)に反応触媒として、カタ
ライザーRB(Ciba−Geigy社製品)をホボテツク
スFTCに対し25重量%の割合で混合し使用した。 基布を、上記濃度の各撥水剤処理液に浸漬した
後、マングルで絞り120℃で乾燥し基布を撥水性
化した。各撥水剤付着量(固形分)は、基布重量
に対し3%になるように調整した。 実施例4〜7および比較例1において、撥水剤
として第2、3表記載のものを用いた。 このようにして得られた繊維性基布のそれぞれ
について、更に、これに次の如き低温プラズマ所
を施した。即ち、この基布をプラズマ発生装置内
にセツトし、源圧下にアルゴンガスを通気しなが
ら圧力を0.3Torrに保持し、50Wの高周波電力を
印加して放電させることによりプラズマを発生さ
せて、シート両面を10分間処理した。次いで、こ
れらの基布に対して、その両面に、100部のニツ
ポラン3105及び15部のコロネートL(いずれも日
本ポリウレタン工業(株)製品:ポリウレタン系接着
剤)を酢酸エチルで希釈して50%溶液とし、これ
を30g/m2の量で塗布し、乾燥した。次いで、下
記組成のPVCフイルム(0.1mm)を加熱貼着した。 PVC 100部 DOP(可塑剤) 75部 二酸化チタン 8部 三酸化アンチモン(防炎剤) 5部 ジンクステアレート(安定剤) 3部 得られたこれらの防水性繊維シート材料につい
て、被膜の剥離強力及び給水性を測定した。 結果を第2表に示す。耐水圧はいずれも2000mm
水柱以上であつた。
【表】 更に各製品についてJIS−P−8115(1976)、「紙
および板紙のMIT型試験器による耐折強さ試験
方法」に準拠して耐折強さを測定したところ第3
表に示す通りの結果を得た。
【表】 第3表からも分る通りガラス繊維器布に本発明
の処理を行なつた場合剥離強力、吸水性ばかりで
なくガラス繊維基布の欠点である低耐折強さに対
しても、これを向上させるのに従来考えられなか
つた顕著な効果があり繰り返し折り曲げの激しい
用途(持ち運びテント等)、ハタメキ、振動の激
しい用途(風圧を受ける張り放しのテント等)そ
の他の用途にも極めて有用である。本発明は無機
繊維基布を使用した難燃、準不燃、不燃膜体等の
用途を拡大する上にも効果的である。 実施例8〜9及び比較例2〜3 ガラス繊維基布: DE150 1/2 3.3S/55本/吋×51本/吋トルコ朱子
織 目付290g/m2 を精練、乾燥し、フツ素系撥水油剤であるアサヒ
ガードAG−740(旭硝子社製品)を7%含有する
処理液に浸漬し、ピツクアツプ40%にマングルで
絞り、次いで、予備乾燥した後、180℃で、1.5分
間ベーキングして撥水剤処理布を得た(比較例
2)。 又、同様に、上記基布を精練、乾燥し、シリコ
ーン系撥水剤であるSH−8627(東レシリコーン社
製品)を5%含有する処理液に浸漬しピツクアツ
プ40%にマングルで絞り、次いで、予備乾燥した
後、350℃で5分間ベーキングして撥水剤処理布
を得た(比較例3)。これらの処理布に次の如き
低温プラズマ処理を施した。即ち、この基布をプ
ラズマ発生装置内にセツトし、減圧下に、水素ガ
スを通気しながら圧力を0.01Torrに保持し、
100Wの高周波電力を印加して放電させることに
よりプラズマを発生させて、シート両面を3分間
処理した。 次いで、これらの処理布をKBM303(信越シリ
コーン社製品、エポキシシラン系カツプリング
剤)を2%含有する処理液に浸漬し、マングルで
絞つた後、120℃で3分間乾燥し、カツプリング
剤処理布を得た(実施例8、9)。 次に、このようにして得られたガラス繊維処理
布両面に粘度10000CSの両末端ビニル基封鎖ジメ
チルポリシロキサン100部、粘度40CSのメチルハ
イドロジエンポリシロキサン1.0部および白金化
合物触媒を主剤とし、ベンゾトリアゾール0.11部
を付加反応遅延剤として含有しカーボンブラツク
1.0部、水酸化アルミニウム粉末50部を難燃性向
上剤として含有する淡灰色ペースト状の付加反応
硬化性シリコーンゴム組成物をナイフコーター法
によりコーテイングし、170℃で5分間加熱加硫
することにより、両面に各々厚さ0.1mmの難燃性
シリコーンゴム層を形成した。 得られたこれらのシリコーンシート材料につい
て被膜の剥離強力及び吸水性を測定した。 結果を第4表に示す。耐水圧はいずれも2000mm
水柱以上であつた。
【表】 合、接着剤としてシリコーン系接着剤
を用いた。
更に各製品についてJIS−P−8115(1976)、「紙
および板紙のMIT型試験器による耐折強さ試験
方法」に準拠して耐折強さを測定したところ第5
表に示す通りの結果を得た。
【表】 第5表からも分る通りガラス繊維基布に本発明
の処理を行なつた場合剥離強力、吸水性ばかりで
なくガラス繊維基布の欠点である低耐折強さに対
しても、これを向上させるのに従来考えられなか
つた顕著な効果があり繰り返し折り曲げの激しい
用途(持ち運びテント等)、ハタメキ、振動の激
しい用途(風圧を受ける張り放しのテント等)そ
の他の用途にも極めて有用である。本発明は無機
繊維基布を使用した難燃、準不燃、不燃膜体等の
用途を拡大にする上にも効果的である。 以上の通り、従来法による場合には、剥離強力
と撥水性(給水防止性)とをバランスさせて優れ
た防水シートを得ることは極めて困難であるけれ
ども、本発明の方法による場合には、容易にしか
も安定した加工条件下に高性能の防水シートが得
られる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 繊維性基布の両面に重合体被膜を形成して防
    水シートを製造する方法であつて、繊維性基布を
    先ず撥水剤で処理し、次いでその両表面を低温プ
    ラズマ処理した後、この両表面上に重合体被膜を
    形成させることを特徴とする防水シートの製造方
    法。 2 繊維性基布が天然繊維、無機繊維、再生繊
    維、半合成繊維および合成繊維から選ばれる少く
    とも1種からなる特許請求の範囲第1項記載の方
    法。 3 撥水剤がワツクス、アルミニウム石ケン、ジ
    ルコニウム塩、第四級アンモニウム塩、N−メチ
    ロール脂肪酸アミド、アミノ樹脂誘導体、フツ素
    化合物およびシリコーンから選ばれる特許請求の
    範囲第1項記載の方法。 4 撥水剤処理が含浸法、塗布法又は噴霧法によ
    り行われる特許請求の範囲第1項記載の方法。 5 低温プラズマ処理により繊維性基布表面の表
    層部の接着性が向上される特許請求の範囲第1項
    記載の方法。 6 低温プラズマ処理が0.01〜10Torr.の圧力下
    に、プラズマ重合性を有しないガスの低温プラズ
    マにより行われる特許請求の範囲第5項記載の方
    法。 7 プラズマ重合性を有しないガスがヘリウム、
    ネオン、アルゴン、窒素、亜酸化窒素、二酸化窒
    素、酸素、空気、一酸化炭素、二酸化炭素、水
    素、塩素、ハロゲン化物および硫化物から選ばれ
    る特許請求の範囲第6項記載の方法。 8 重合体が合成樹脂、合成ゴムおよび天然ゴム
    から選ばれる特許請求の範囲第1項記載の方法。 9 合成樹脂がポリ塩化ビニル、ポリウレタン、
    エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイソタクチツ
    クポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアクリロ
    ニトリル、ポリエステル、ポリアミド、フツ素系
    樹脂およびシリコーン系樹脂から選ばれる特許請
    求の範囲第8項記載の方法。 10 合成ゴムがスチレン−ブタジエンゴム、ク
    ロルスルホン化ポリエチレンゴム、ポリウレタン
    ゴム、ブチルゴム、イソプロピレンゴム、シリコ
    ーン系ゴムおよびフツ素系ゴムから選ばれる特許
    請求の範囲第8項記載の方法。 11 重合体被膜がカレンダー法、押出法、コー
    テイング法又はデイツピング法により形成される
    特許請求の範囲第1項記載の方法。
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