JPH0362707B2 - - Google Patents

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JPH0362707B2
JPH0362707B2 JP25882490A JP25882490A JPH0362707B2 JP H0362707 B2 JPH0362707 B2 JP H0362707B2 JP 25882490 A JP25882490 A JP 25882490A JP 25882490 A JP25882490 A JP 25882490A JP H0362707 B2 JPH0362707 B2 JP H0362707B2
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JP
Japan
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formula
group
compound
sulfone
ethyl acetate
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Application number
JP25882490A
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English (en)
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JPH03148255A (ja
Inventor
Takeo Komori
Takao Ogawa
Katsumi Asano
Hajime Fujimura
Shiro Morimoto
Mikio Hori
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Meito Sangyo KK
Original Assignee
Meito Sangyo KK
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Publication date
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Application filed by Meito Sangyo KK filed Critical Meito Sangyo KK
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Publication of JPH0362707B2 publication Critical patent/JPH0362707B2/ja
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、たとえば高血圧症処置剤などの用途
に有用なメルカプト脂肪酸誘導体類に関する。 更に詳しくは、本発明は下記式() 式中、 R1は水素原子もしくは低級アルキル基を示し、 R2は低級アルキル基を示し、 mは0もしくは1を示し、 nは1もしくは2を示す、 で表わされるメルカプト脂肪酸誘導体類およびそ
の塩類に関する。 本発明者等は、メルカプト脂肪酸誘導体類に関
して研究を行つてきた。その結果、前記式()
で表わすことのできる従来公知文献未記載の誘導
体類の合成に成功した。 従つて、本発明の目的は前記式()化合物を
提供するにある。 本発明の上記目的及び更に多くの他の目的なら
びに利点は以下の記載から一層明らかとなるであ
ろう。 前記式()中、R1及びR2の低級アルキル基
としてはC1〜C4のアルキル基、とくに好ましく
はC1〜C2のアルキル基を例示することができる。 本発明の前記式()化合物は、例えば、下記
(A)法もしくは(B)法によつて製造することができ
る。 (A)法:− 下記式() 式中、R2及びnは上記したと同義である、 で表わされるアミノカルボン酸誘導体と下記式
() 式中、R1及びmは上記したと同義である、 で表わされるメルカプト脂肪酸もしくはその反応
性誘導体とを反応させる方法。 (B)法:− 下記式() 式中、 Xはハロゲン原子を示し、 R1,R2,m及びnは上記したと同義である、 で表わされる化合物と下記式() R3SH () 式中、 R3はアルカノイル基、アロイル基、N−アル
キルカルバモイル基、N−アリールカルバモイル
基、N−アルキルチオカルバモイル基、N−アリ
ールチオカルバモイル基、アルコキシカルボニル
基もしくはアリールオキシカルボニル基を示す、 で表わされるチオ化合物もしくはそのアルカリ金
属塩とを反応させて得られる下記式() 式中、R1、R2、m、n及びR3は上記したと同
義である、 で表わされる化合物を、酸もしくはアルカリ処理
するか又は還元処理する方法。 本発明において、上記(A)法の実施に際しては、
前記式()のメルカプト脂肪酸は、好適には、
そのメルカプト基を、容易に除去し得る適当な保
護基で保護されていることができる。このような
保護室の例としては、たとえば、アセチル基、ベ
ンゾイル基、ベンジルオキシカルボニル基、p−
メトキシベンジルオキシカルボニル基、エチルカ
ルバモイル基、t−ブトキシカルボニル基、ベン
ジル基、p−メトキシベンジル基、p−ニトロベ
ンジル基、ベンズヒドリル基、ジ−p−メトキシ
ベンズヒドリル基、トリチル基、m−ニトロフエ
ニルフエナシルメチル基、ベンジルチオメチル
基、イソブチルオキシメチル基、フエニルチオメ
チル基、アセトアミドメチル基、テトラヒドロピ
ラニル基などを例示することができる。 反応は、式()のメルカプト脂肪酸の反応性
誘導体を用いて行うことができ、このような反応
性誘導体としては、式()のメルカプト脂肪酸
の活性エステル類、酸無水物、酸ハロゲン化物な
どを例示することができる。また、反応は適当な
活性化剤の存在下で行うこともでき、式()の
メルカプト脂肪酸の形で反応を行う場合には、こ
のような活性化剤の存在下に行うことが、とくに
好ましい。 このような活性エステル類の例としては、式
()の化合物の例えばシアノメチルエステル、
p−ニトロフエニルエステル、2,4,5−トリ
クロロフエニルエステル、ペンタクロロフエニル
エステル、N−ヒドロキシフタル酸イミドエステ
ル、N−ヒドロキシコハク酸イミドエステル、8
−ヒドロキシキノリルエステル、2−ヒドロキシ
フエニルエステル、2−ヒドロキシピリジルエス
テル、2−ピリジルチオールエステル、などを例
示することができる。また、上記酸ハロゲン化物
としては、好ましくは、酸クロリド、酸ブロミド
を挙げることができる。更に、上記活性化剤の好
適例としてはN,N−ジシクロヘキシルカルボジ
イミドを例示することができる。 上記保護基の導入は、それ自体既知の手法で行
うことができる。例えばこれら保護基に対応する
化合物の活性体例えばハロゲン化物、または酸ハ
ロゲン化物などを例えば、水、エーテル、ベンゼ
ン、メタノール、エタノール、液体アンモニア、
ジメチルホルムアミド、トリフルオロ酢酸などの
溶媒を単独で、もしくは併用し、例えば、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸水素カリウム
などのアルカリ、または、臭化水素酸、塩酸など
の酸の存在下または不存在下に、−80℃〜90℃の
温度範囲を用いるなど、反応条件は、それぞれの
保護基の特性に応じ適宜選択して行うことができ
る。 (A)法の実施に際して、活性化剤の存在下もしく
は不存在下に、式()のアミノカルボン酸誘導
体と式()のメルカプト脂肪酸もしくはその反
応性誘導体を反応させる反応温度は、適宜に選択
できるが、例えば、約−5℃〜約80℃程度、より
好ましくは約0℃〜室温の反応温度を例示するこ
とができる。 反応は、所望により溶媒中で行うことができ、
かかる溶媒としては、たとえば、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサンなどのエーテル類;たとえば、
酢酸エチル、酢酸イソアミルなどのエステル類;
たとえば、N,N−ジメチルホルムアミド、N−
メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルアセ
トアミドなどのN−アルキルアミド類;その他ジ
メチルスルホキシド、ヘキサメチルホスホニルア
ミド、水など適宜の溶媒を単独もしくは併用して
利用し得る。 上記式()の化合物と式()の化合物と
は、化学量論的に反応するがこれらの二成分が反
応系にかならずしも当量関係で存在する必要はな
く、二成分の量比は、原料の組合わせ、その他の
条件に応じて、好結果が得られるように適宜に選
択することができる。 上述の如き式()の化合物と、式()の化
合物の縮合反応に際して、式()の化合物のメ
ルカプト基が前記例示の如く、保護されている基
である化合物を用いた場合には、反応後、該保護
基を除去することにより式()の目的化合物を
得ることができる。保護基の除去はそれ自体公知
の除去手段で行うことができ、たとえば、酸もし
くはアルカリ処理するかまたは還元処理すること
により除去することができる。 例えば、液体アンモニアの存在下、金属ナトリ
ウムと処理するか、或は、適当な溶媒、たとえば
水、メタノール、エタノール、酢酸などの液体媒
体中、たとえば、塩酸、臭化水素酸などの無機
酸、または、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、炭酸ナトリウム、アンモニア、メチルアミ
ン、エチルアミン、トリメチルアミン、ヒドラジ
ン、ヒドラジンハイドラート、ナトリウムメチラ
ートなどのアルカリ、または、水素化ホウ素ナト
リウムなどの還元剤と、たとえば約−5℃〜約80
℃の如き温度に於て反応させ、除去することがで
きる。この反応に際しては、窒素雰囲気下、また
は水素雰囲気下で行うことが好ましい。 上述のようにして得られる本発明の式()の
メルカプト脂肪酸誘導体類は、必要あれば中和
し、それ自体既知の手段、たとえば抽出、転溶、
各種のクロマトグラフイー、結晶化、再結晶、再
沈殿などの手段を適宜に選択し、或は組み合わせ
て単離もしくは精製することができる。 このようにして得られる本発明の式()の化
合物は、塩基との塩を形成することができる。こ
のような塩の例としては、アンモニウム塩、アル
カリ金属塩、たとえばナトリウム塩やカリウム
塩、アルカリ土類金属塩たとえばカルシウム塩や
マグネシウム塩、さらにはアミン塩などを例示す
ることができる。本発明の式()のメルカプト
脂肪酸誘導体類の塩類は、上記例示の如き生理学
的に許容しうる塩類であるのが好ましい。 本発明において、前記(B)法の実施に際しては、
前記式()の化合物と式()のチオ化合物も
しくはそのアルカリ金属塩とを反応させて、前記
式()の化合物を形成し、これを酸もしくはア
ルカリ処理するか又は還元処理して式()中の
R3を水素原子に転化すればよい。 この態様において原料化合物となる上記式
()の化合物は、上記(A)法において原料化合物
として用いられる式()の化合物と下記式
() 式中、 R1,X,およびmは前記したと同義であり、 Xは好ましくはClもしくはBrである、 とを反応させて得ることができる。 この反応は前記(A)法において、式()の化合
物と式()の化合物を反応させるのと同様の方
法により行うことができる。 式()の化合物と式()の化合物の反応に
際しては、通常、ベンゼン、トルエン、ジオキサ
ン、ジメチルホルムアミド、メチレンクロリド、
クロロホルム、エーテル、または水など、適宜の
溶媒を、単独もしくは併用し、必要に応じて、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸水素ナト
リウム、ピリジン、ジメチルアニリン、トリエチ
ルアミンなどの脱酸剤の存在下、約−5℃〜約80
℃、より好ましくは約0℃〜室温付近の温度で行
うことができる。 このようにして得られる式()の化合物を、
酸もしくは、アルカリ処理するか、または、還元
処理することによりR3基を除去し、式()の
目的化合物を得ることができる。 この態様において、R3基の除去反応は前記A
法において、式()の化合物のメルカプト基が
保護されている場合において、該保護基を除去さ
せるのと同様の方法により行うことができる。 式()の化合物のR3を例としては、たとえ
ばアセチル、プロピオニル、プチリルなどのアル
カノイル基;ベンゾイル、p−ニトロベンゾイ
ル、p−メチルベンゾイル、p−クロロベンゾイ
ルなどのアロイル基;N−メチルカルバモイル、
N−エチルカルバモイル、N−プロピルカルバモ
イルなどのN−アルキルカルバモイル基;N−フ
エニルカルバモイルなどのN−アリールカルバモ
イル基;N−メチルチオカルバモイル、N−エチ
ルチオカルバモイルなどのN−アルキルチオカル
バモイル基;N−フエニルチオカルバモイルなど
のN−アリールチオカルバモイル基;メトキシカ
ルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカル
ボニル、などのアルコキシカルボニル基;ベンジ
ルオキシカルボニル、p−メトキシベンジルオキ
シカルボニルなどのアリールオキシカルボニル基
などを例示することができる。 このようにして式()の化合物からR3基を
除去して得られる本発明の式()のメルカプト
脂肪酸誘導体類は、必要あれば中和し、A法と同
様に、それ自体既知の手段、たとえば、抽出、転
溶、各種のクロマトグラフイー、結晶化、再結
晶、再沈殿などの手段を適宜に選択し、或は組み
合わせて単離もしくは精製することができる。 また必要に応じ、A法と同様にして生理学的に
許容し得る塩類を生成させることもできる。 上述のようにして、例えば(A)法もしくは(B)法に
より得ることができる前記式()の目的化合物
は、ジアステレオマーまたはラセミ体として存在
することができ、本発明において、式()はこ
れらを包含した表現である。 本発明の式()の化合物は、家兎の肺から単
離したアンギオテンシン転換酵素を用い、ヒプ
リル−L−ヒスチジル−L−ロイシンを基質と
し、酵素阻害作用を試験したところ、すぐれたア
ンキオテンシン転換酵素阻害作用を示した。こ
のことから本発明化合物は、アンギオテンシン関
連高血圧症の処置剤として有用である。 実施例 1−1 N−(2−メルカプトプロピオニル)−D,L−
メチオニンスルホンの製造 D,L−メチオニンスルホン54.6g(0.3モル)
を1N−水酸化ナトリウム300mlに溶解し、α−ブ
ロモプロピオニルブロマイド75.0g(0.35モル)
と1N−水酸化ナトリウム350mlを0〜10℃で、弱
アルカリ性に保持しながら交互に滴下する。滴下
終了後、室温で2時間反応後、冷却しながら、塩
酸で強酸性とし、生ずる油分を酢酸エチルで抽出
し、酢酸エチル層を水洗し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥後、溶媒を留去すると白色粗結晶を得る。
これを酢酸エチルから再結晶するとN−(2−ブ
ロモプロピオニル)−D,L−メチオニンスルホ
ン71.0g(収率75%)が得られる。融点138〜140
℃。 ここに得られたN−(2−ブロモプロピオニル)
−D,L−メチオニンスルホン30.0g(0.094モ
ル)をジメチルホルムアミド100mlに溶解する。
別に、チオ安息香酸16.0g(0.114モル)と水酸
化カリウム6.4g(0.114モル)をエタノール50ml
に溶解し、生成したチオ安息香酸カリウムのエタ
ノール溶液を先の溶液に徐々に添加する。室温で
4時間反応後、不溶物を濾去し、瀘液を減圧濃縮
して得られる赤褐色の油状物をシリカゲルクロマ
トグラフイーで精製する。(溶媒:ベンゼン−酢
酸エチル)得られる粗結晶を酢酸エチルから再結
晶するとN−(2−ベンゾイルチオプロピオニル)
−D,L−メチオニンスルホン14.8g(収率36
%)が得られる。融点123〜125℃。 ここに得られたN−(2−ベンゾイルチオプロ
ピオニル)−D,L−メチオニンスルホン7.4g
(0.02モル)に濃アンモニア水20mlを加え、2時
間室温で反応後、水を加え、副成したベンズアミ
ドを酢酸エチルで抽出する。水層に塩酸を加えて
強酸性とし、生ずる油分を酢酸エチルで抽出し、
水洗、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧
留去して得られる白色粗結晶を酢酸エチルより再
結晶するとN−(2−メルカプトプロピオニル)−
D,L−メチオニンスルホン1.9g(収率36%)
が得られる。融点131〜133℃。 赤外線吸収スペクトル IRνKBr naxcm-13300(NH)2530(SH)1710(COOH)
1650(CONH)1310(SO2)1120(SO2) 実施例 1−2 N−(2−メルカプトプロピオニル)−S−エチ
ル−L−システインスルホン 実施例1−1と同様にして、D,L−メチオニ
ルスルホンの代わりにS−エチル−L−システイ
ンスルホンを用いて表記化合物が無色結晶として
得られる。融点98〜102℃。 実施例 1−3 N−(2−メルカプトプロピオニル)−D,L−
エチオニンスルホン 実施例1−1の同様にして、D,L−メチオニ
ンスルホンの代わりにD,L−メチオニンスルホ
ンを用いて表記化合物が無色結晶として得られ
る。融点135〜140℃。 実施例 1−4 N−(2−メルカプトプロピオニル)−S−メチ
ル−L−システインスルホン 実施例1−1と同様にして、D,L−メチオニ
ンスルホンの代わりにS−メチル−L−システイ
ンスルホンを用いて表記化合物が無色結晶として
得られる。融点114〜116℃。 実施例 1−5 N−(メルカプトアセチル)−D,L−メチオニ
ンスルホン 実施例1−1と同様にして、α−ブロモプロピ
オニルブロマイドの代わりにクロロアセチルクロ
ライドを用いて表記化合物が無色結晶として得ら
れる。融点121℃。 実施例 2−1 N−(3−メルカプト−2−メチルプロピオニ
ル)−D,L−エチオニンスルホンの製造 D,L−エチオニンスルホン19.5g(0.1モル)
を1N−水酸化ナトリウム100mlに溶解し、3−ベ
ンゾイルチオ−2−メチルプロピオニルクロライ
ド26.7g(0.11モル)と1N−水酸化ナトリウム
110mlを0〜10℃で、弱アルカリ性に保持しなが
ら交互に滴下する。滴下終了後、室温で3時間反
応後、冷却しながら塩酸で強酸性とし、生ずる油
分を酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を水洗
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去す
ると白色粗結晶を得る。これを酢酸エチルから再
結晶すると、N−(3−ベンゾイルチオ−2−メ
チルプロピオニル)−D,L−エチオニンスルホ
ン24.4g(収率61%)が得られる。融点123〜125
℃。 ここに得られたN−(3−ベンゾイルチオ−2
−メチルプロピオニル)−D,L−エチオニンス
ルホン8.0g(0.02モル)に濃アンモニア水40ml
を加え、3時間室温で反応後、過剰のアンモニア
を減圧留去し、副成したベンズアミドを酢酸エチ
ルで抽出する。水層に塩酸を加えて強酸性とし、
生ずる油分を酢酸エチルで抽出し、水洗、無水硫
酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去して得ら
れる白色粗結晶を酢酸エチルより再結晶するとN
−(3−メルカプト−2−メチルプロピオニル)−
D,L−エチオニンスルホン4.9g(収率82%)
が得られる。融点111〜116℃。 赤外線吸収スペクトル IRνKBr naxcm-13310(NH)2550(SH)1720(COOH)
1600(CONH)1300、1260、1120(SO2) 実施例 2−2 N−(3−メルカプトプロピオニル)−D,L−
エチオニンスルホン 実施例2−1と同様にして、3−ベンゾイルチ
オ−2−メチルプロピオニルクロライドの代わり
に3−ベンゾイルチオプロピオニルクロライドを
用いて表記化合物が無色結晶として得られる。融
点121〜122℃。 実施例 2−3 N−(3−メルカプトプロピオニル)−D,L−
メチオニンスルホン 実施例2−1と同様にして、D,L−エチオニ
ンスルホンと3−ベンゾイルチオ−2−メチルプ
ロピオニルクロライドの代わりに、それぞれD,
L−メチオニンスルホンと3−ベンゾイルチオプ
ロピオニルクロライドを用いて表記化合物が無色
結晶として得られる。融点99〜100℃。 実施例 2−4 N−(3−メルカプト−2−メチルプロピオニ
ル)−D,L−メチオニンスルホン 実施例2−1と同様にして、D,L−エチオニ
ンスルホンの代わりにD,L−メチオニンスルホ
ンを用いて表記化合物が無色結晶として得られ
る。融点116〜118℃。 実施例 2−5 N−(3−メルカプトプロピオニル)−S−エチ
ル−L−システインスルホン 実施例2−1と同様にして、D,L−エチオニ
ンスルホンと3−ベンゾイルチオ−2−メチルプ
ロピオニルクロライドの代わりに、それぞれS−
エチル−L−システインスルホンと3−ベンゾイ
ルチオプロピオニルクロライドを用いて表記化合
物が無色結晶として得られる。融点102〜105℃。 実施例 2−6 N−(3−メルカプト−2−メチルプロピオニ
ル)−S−エチル−L−システインスルホン 実施例2−1と同様にして、D,L−エチオニ
ンスルホンの代わりにS−エチル−L−システイ
ンスルホンを用いて表記化合物が無色結晶として
得られる。融点125〜127℃。 実施例 3 N−(2−メルカプトプロピオニル)−D,L−
メチオニンスルホンの製造 2−(2−テトラヒドロピラニルチオ)プロピ
オン酸1.1g(0.0058モル)およびN−オキシコ
ハク酸イミド0.67g(0.0058モル)を塩化メチレ
ン10mlに溶解し、氷冷下ジシクロヘキシルカルボ
ジイミド1.2g(0.0058モル)を加え、3時間撹
拌後冷蔵庫中に一夜放置する。生じたジシクロヘ
キシル尿素を除き、ろ液を減圧濃縮する。残留物
を酢酸エチル10mlに溶解し、D,L−メチオニン
スルホン0.72g(0.004モル)を0.5N−水酸化ナ
トリウム8mlに溶解した液を氷冷下加え、4時間
撹拌する。酢酸エチル層を4%炭酸水素ナトリウ
ム水溶液で抽出し、水層と合せて塩酸で強酸性と
し、酢酸エチルで抽出する。酢酸エチル層を水洗
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去
し、残留物を酢酸エチルに溶解し、ジシクロヘキ
シルアミンを加えて析出する白色結晶のN−[2
−(2−テトラヒドロピラニルチオ)プロピオニ
ル]−D,L−メチオニンスルホンのジシクロヘ
キシルアミン塩を得る。融点165〜168℃。 このジシクロヘキシルアミン塩を塩酸で処理す
ると、実施例1−1の化合物N−(2−メルカプ
トプロピオニル)−D,L−メチオニンスルホン
が得られる。 実施例 4 N−(3−メルカプトプロピオニル)−D,L−
エチオニンスルホンの製造 D,L−エチオニンスルホン5.9g(0.03モル)
を0.5N−水酸化ナトリウム60mlに溶解し、3−
(N−エチルカルバモイルチオ)プロピオニルク
ロライド6.5g(0.033モル)と1N−水酸化ナトリ
ウム33mlを0〜10℃で弱アルカリ性に保持しなが
ら交互に滴下する。滴下終了後、室温で一夜反応
後、冷却しながら塩酸で強酸性とし、酢酸エチル
で抽出し、酢酸エチル層を水洗し、無水硫酸ナト
リウムで乾燥後、溶媒を留去する。残留物をエー
テルで処理すると、N−[3−(N−エチルカルバ
モイルチオ)プロピオニル]−D,L−エチオニ
ンスルホンが得られる。 ここに得られた酸を3N−水酸化ナトリウム30
mlに溶解し、室温で3時間撹拌後、反応液をエー
テルで洗浄し、塩酸で強酸性とし、生ずる油分を
酢酸エチルで抽出し、水洗、無水硫酸ナトリウム
で乾燥後、溶媒を減圧留去して得られる白色結晶
を酢酸エチルより再結晶すると、N−(3−メル
カプトプロピオニル)−D,L−エチオニンスル
ホンが得られる。融点121〜122℃。 赤外線吸収スペクトル IRνKBr naxcm-13310(NH)2550(SH)1690(COOH)
1635(CONH)1305、1260、1105(SO2) 実施例 5 N−(3−メルカプト−2−メチルプロピオニ
ル)−D,L−エチオニンスルホンのジシクロ
ヘキシルアミン塩 実施例2−1で得られたN−(3−メルカプト
−2−メチルプロピオニル)−D,L−エチオニ
ンスルホン300mgを酢酸エチルに溶解し、ジシク
ロヘキシルアミン200mgを加えて加温する。冷後
析出した白色結晶をろ取すると、表記化合物400
mgが得られる。融点150〜153℃。 実施例 6 N−(3−メルカプトプロピオニル)−D,L−
エチオニンスルホンのカリウム塩 実施例4で得られたN−(3−メルカプトプロ
ピオニル)−D,L−エチオニンスルホン280mgの
酢酸エチル溶液に、2−エチルヘキサン酸カリウ
ム180mgの酢酸エチル溶液を加えて撹拌する。こ
れにエーテルを加えて生じる油状物をエーテル、
次いでヘキサンで洗浄後、減圧下乾燥すると、表
記化合物が得られる。 参考例 アンギオテンシン転換酵素阻害作用の試験 アンギオテンシン転換酵素(ACE)阻害作
用をCushman及びCheung[Biochem.
Pharmacol.,20,1637(1971)]の方法に従つて
家兎の肺から単離したACEを用い、ヒプリル−
L−ヒスチジル−L−ロイシンを基質として以下
の如くして測定した。 測定方法 ヒプリル−L−ヒスチジル−L−ロイシン(基
質)を0.1Mリン酸カリウム緩衝液(PH8.3)に溶
かし、12.5mMの基質液を調製した。また、試験
化合物を同様の緩衝液に溶かし、各種濃度の検液
を調製した。ウサギ肺より精製したアンギオテン
シン転換酵素(ACE)溶液(活性:1.34μ/ml)
を同様の緩衝液で希釈し、その吸光度の値が約
0.4となるように調整した(酸素液)。 検液0.10ml及び酵素液0.05mlを混合し、37℃で
5分間プレイキユベートしたのち基質液0.10mlを
加え、37℃で30分間インキユベートした。次いで
氷冷下に1N塩酸0.25mlを加えて反応を停止させ、
反応後に酢酸エチル1.5mlを加えて15秒撹拌した
後遠心分離し、酢酸エチル層1mlを分取した。酢
酸エチル層を蒸発乾固し、アンギオテンシン転
換酵素の作用により、基質から生成した馬尿酸を
得た。これに1M塩化ナトリウム1mlを加えて15
秒間撹拌した後、228nmにおける紫外部吸収を
測定した。 酵素活性が0%および100%の対照試料につい
て同様に操作し、これと比較して、各濃度におけ
る検液の阻害率を計算し、濃度と阻害率の関係か
ら、各化合物の阻害効果を酵素の活性を50%阻害
する濃度(IC50)として下記表に示す。 この結果に示すように、本発明化合物はいずれ
も優れたアンギオテンシン転換酵素阻害作用を有
する。
【表】 |

COOH

【表】 |

COOH

【表】 レニン−アンギオテンシン−アルドステロン系
は血圧調節に重要な位置を占めるホルモン系であ
る。レニンによつて生じたアンギオテンシンは
生物学的に殆ど不活性であるがアンギオテンシン
転換酵素(ACE)により生成したアンギオテン
シンは生体内における最も強力な昇圧物質とし
て直接的に或いは血管運動中枢の刺激、カテコラ
ミン分泌促進を介して間接的に血管収縮に働く。
また、アルドステロン分泌刺激ならびに口褐中枢
を刺激して体液量を増大させ、いずれも最終的に
は昇圧効果を示すことになる。従つて、ACEを
阻害する薬物は高血圧の治療薬として用いること
ができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記式() 式中、 R1は水素原子もしくは低級アルキル基を示し、 R2は低級アルキル基を示し、 mは0もしくは1を示し、 nは1もしくは2を示す、 で表わされるメルカプト脂肪酸誘導体類およびそ
    の塩類。
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