JPH0362721B2 - - Google Patents
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- JPH0362721B2 JPH0362721B2 JP60119826A JP11982685A JPH0362721B2 JP H0362721 B2 JPH0362721 B2 JP H0362721B2 JP 60119826 A JP60119826 A JP 60119826A JP 11982685 A JP11982685 A JP 11982685A JP H0362721 B2 JPH0362721 B2 JP H0362721B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polymer
- water
- solvent
- liquid
- double
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Epoxy Resins (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
この発明は液状ポリマーである両末端カルボキ
シル重合体の精製に関するものである。両末端カ
ルボキシル重合体はエポキシ樹脂などの耐衝撃性
改良剤として近年注目されており、その使用量も
大巾に増加している。 特に1,3−ブタジエンとアクリロニトリルと
を共重合して得られる両末端カルボキシル1,3
−ブタジエン−アクリロニトリル共重合体はエポ
キシ樹脂と相溶性が良いため、高い性能が要求さ
れる用途に多量使用される。 一方、エレクトロニクスの半導体産業分野で
は、LSIの集積度が上がり、チツプサイズの大型
化と配線の微細化が進むことによつて半導体封止
に使用されるエポキシ樹脂とシリコン素子の間に
発生する熱応力により、クラツクが発生し問題と
なつている。この低応力化剤として、両末端カル
ボキシル重合体が極めて有効であることが知られ
ている。又、半導体封止樹脂の耐湿性向上のため
Na+などのイオン性不純物の低減要求も増々厳し
くなつてきている。従つてエポキシ樹脂の高純度
化は必須であり、可撓性付与剤としての両末端カ
ルボキシル重合体の高純度化の要求も大きいもの
がある。ポリマー一分子あたりの官能基数が1.85
〜2.01である両末端カルボキシル重合体はジアゾ
シアノ酸をラジカル重合開始剤として用いて製造
される。このジアゾシアノ酸合成時に副生物とし
てNaClが生成する。市販されている両末端カル
ボキシル重合体中にはこのNaClに基づくNaが30
〜300ppm残存しており、そのまま半導体封止用
エポキシ樹脂の可撓性付与剤として使用すると、
耐湿性に悪影響を及ぼす。重合体のNa含量は
5ppm以下が望まれている。 〔従来の技術〕 残存するNaClを除去してポリマーを精製する
には次のような方法が知られている。 (1) ポリマーを良溶媒に溶解し、NaClを沈殿物
として除去する。 (2) ポリマーをそのまま水洗する。 (3) 良溶媒にポリマーを溶解して水と接触させ
る。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、(1)の方法では、溶液の粘度を下
げるために溶媒が多量に必要であり、しかも
NaClの減少効果は大きくない(比較例1、2)。
(2)の方法は、ポリマーと水との接触が十分に行わ
れないし、ポリマーに抱き込まれた水の分離が困
難であるなどの理由でNaCl減少効果は小さい。
(3)の場合、通常考えられるポリマーの良溶媒でか
つ水と混和しない様な芳香族炭化水素などを用い
た時、ポリマーと溶媒と水を接触させると乳化が
激しく静置ではもちろんの事、10000Gを超す遠
心分離を行つてもポリマー層と水層は明瞭に分離
せず、界面に幅広く白濁層が存在するため、ポリ
マー層だけを回収すると、ポリマーの損失が大き
いという欠点がある。又、ポリマーを良溶媒であ
るテトラヒドロフランなどのエーテル系を溶媒を
用いると界面はクリアーである高価でありポリマ
ーの乾燥など熱時にパーオキサイドが生成して爆
発する危険性も持つている。 〔問題点を解決するための手段〕 この発明者らは、上記の欠点を解決する精製法
を鋭意研究した結果この発明を完成した。 すなわち、本発明は、重合体中に含まれるイオ
ン性の不純物を低減する精製法において、 (イ) 両末端カルボキシル重合体をその良溶媒でか
つ水と混和性のあるケトン類の存在下に水と接
触させた後、静置好ましくは遠心分離して、重
合体溶液層を不純物を含む水−溶媒層から分離
する工程; (ロ) 重合体溶液から溶媒、水を留去して精製重合
体を得る工程; を含むことを特徴とする両末端カルボキシル重合
体の精製法に関するものである。 この発明によれば、重合体中のNa含量を大巾
に低減でき、必要ならば(イ)の工程を繰り返すこと
により、1ppm以下まで低下し、この精製により、
重合体自体は何らその特徴ある性質を失わず、精
製による重合体のロスも小さい。両末端カルボキ
シル重合体としては市販の平均分子量が1000〜
10000のブタジエンとアクリロニトリル共重合体、
ブタジエン単独重合体および青酸ナトリウム、ケ
ト酸、ヒドラジンを水溶液中で反応させ、ヒドラ
ゾ化合物を得、これに塩素ガスを加えて酸化して
アゾビスシアノ酸を生成させた後、アセトンを加
えて生成アゾビスシアノ酸を溶解させ、副生した
NaClの大部分を水溶液あるいは結晶として除去
したアゾビスシアノ酸のアセトン−水溶液を重合
開始剤とし、ブタジエンあるいはブタジエンとア
クリロニトリルとをアセトン溶媒中で重合して得
た両末端カルボキシル液状ポリブタジエン、ある
いは両末端カルボキシル液状ブタジエン−アクリ
ロニトリル共重合体の重合溶液から、大部分の残
モノマー、溶媒を留去した粗重合体が挙げられ
る。 本発明において良溶媒として使用する水と混和
性のあるケトン類としてはアセトン、メチルエチ
ルケトンが好適に挙げられる。アセトンの場合
は、ブタジエン単独重合体に対しては貧溶媒であ
るので共重合体に好適に使用される。 水はイオン交換水、好ましくはイオン性不純物
の極めて少い超純水が用いられる。 重合体と水の接触は、重合体を良溶媒に溶解し
てから水を接触させてもよく、重合体に良溶媒、
水を同時に接触させてもいづれでも良い。水との
接触後、静置により、ポリマー溶液層と水層を分
離しても良いが、好ましくは遠心分離機にかけた
方が良い。両層の分離する時間が著しく短縮され
る。 重合体、良溶媒、水の量は重合体がブタジエン
−アクリロニトリル共重合体の場合、アセトン以
外の溶媒を用いる時、重合体100重量部に対して
良溶媒はその沸点もしくは100℃におけるその溶
媒の固有の溶解度に基づく溶媒量以上の量が用い
られる。水の量は重合体100重量部に対し5重量
部以上の水が用いられる。ただ、重合体の溶解
性、水との接触との効率、重合体−水接触液の粘
度および生産性など工業的利益の面から、重合体
100重量部に対し溶媒は30〜300重量部、水は30〜
300重量部が好ましい。良溶媒がアセトンの場合
には重合体100重量部に対し、40〜200重量部、水
の量は使用溶媒量あたり20〜40重量部が好まし
い。この範囲からはずれると、Na含量の減少の
度合が小さくなるか、Na含量減少の再現性が得
られにくい。 重合体がブタジエン単独重合体の場合にはアセ
トンはポリマーの貧溶媒であるため使用できな
い。重合体、良溶媒、水の量は共重合体の場合と
同様である。 本発明において重合体をその良溶媒の存在下、
水と接触させる温度は5〜100℃が好ましい。 静置、遠心分離の温度は5℃〜使用溶媒の沸点
より10℃低い温度までが好ましい。圧力は常圧、
加圧、減圧下のいずれでもよい。 遠心分離には当業者の間で使用される通常の遠
心分離機が用いられるが、好ましくは円筒型のシ
ヤープレスタイプが用いられる。 重合体溶液から溶媒、水を留去する蒸発器とし
ては、横型遠心薄膜蒸発器、たて形遠心薄膜蒸発
器、VL型遠心薄膜蒸発器などの遠心薄膜蒸発器
を使用することができる。重合体溶液からそれ自
体公知の蒸発法によつて、精製ポリマーが得られ
る。 〔実施例〕 実施例 1 Naを31ppm含む両末端カルボキシルブタジエ
ン−アクリロニトリル共重合体(アクリロニトリ
ル含量17重量%、平均分子量3500)36.0Kgを、撹
拌機付き150の容器に取り、メチルエチルケト
ン36.0Kgを加えて撹拌下溶解した。ここへ純水
14.4Kgを加え、ポリマー溶液と撹拌下接触させ
た。この液は淡黄色で少し白濁していた。この淡
黄色白濁液をプランジヤーポンプにて30/hrの
供給速度で回転数15000rpmの円筒型遠心分離機
に送液した。遠心分離機の軽液側出口から淡黄色
のポリマーのメチルエチルケトン溶液が、重液側
出口からはメチルエチルケトンが少し含まれた廃
水が流出した。3時間の連続送液を行つた。重液
と軽液の分離は良好であり、重液と軽液の単位時
間の流出量も一定していた。軽液側のポリマーの
メチルエチルケトン溶液は、横型の遠心薄膜蒸発
器に送られ、133℃熱媒条件下100Torrで1度通
して得られた濃縮物を再び133℃の熱媒条件下
10Torrで通す事により、ポリマーの乾燥品を得
た。このポリマー中のNa含量は原子吸光分析の
結果0.6ppmであつた。 実施例 2 Naを31ppm含む両末端カルボキシルブタジエ
ン−アクリロニトリル共重合体(アクリロニトリ
ル含量17%、平均分子量3500)30.0Kgを撹拌機付
き100の容器にとり、アセトン30.0Kgを加えて
撹拌下溶解した。ここへ純水9.0Kgを加え、ポリ
マー溶液と撹拌下接触させた。この液は淡黄色で
白濁していた。この淡黄色白濁液をプランジヤー
ポンプにて17.5/hrの供給速度で回転数
15000rpmの円筒型遠心分離機に送液した。遠心
分離機の重液側出口から、淡黄色のポリマーのア
セトン溶液が、軽液側出口から、アセトンの混つ
た廃水が流出した。4時間の連続送液を行つた。
重液と軽液の分離は良好であり、重液と軽液の単
位時間あたりの量も一定していた。重液側のポリ
マーのアセトン溶液は横型の遠心薄膜蒸発器に送
られ、133℃の熱媒条件下200Torrで1度通して
得られた濃縮物を再び133℃の熱媒条件下10Torr
で通す事によりポリマーの乾燥品を得た。このポ
リマー中のNa含量は、原子吸光分析の結果
1.2ppmであつた。 実施例 3〜5 Naを含む次の3種類の両末端カルボキシル液
状ポリマーのそれぞれ100gを500mlの分液ロート
に取り、次いでメチルエチルケトン100g、水30
gを加えて振とう器で20℃で15分振とうした。液
は淡黄色で白濁していた。 この粘性液を遠沈管に移し、20℃で5500rpmで
15分間遠心分離を行つた。わずかに不透明な黄色
のポリマーのメチルエチルケトン溶液からなる上
層と、透明は下層に明瞭に分離した。上層をナス
型フラスコに移し溶媒留去後一夜80℃で真空乾燥
した。いずれもポリマーのロスは小さく、ポリマ
ー中のNa含量も1ppm以下であつた。結果をまと
めて表1に示す。
シル重合体の精製に関するものである。両末端カ
ルボキシル重合体はエポキシ樹脂などの耐衝撃性
改良剤として近年注目されており、その使用量も
大巾に増加している。 特に1,3−ブタジエンとアクリロニトリルと
を共重合して得られる両末端カルボキシル1,3
−ブタジエン−アクリロニトリル共重合体はエポ
キシ樹脂と相溶性が良いため、高い性能が要求さ
れる用途に多量使用される。 一方、エレクトロニクスの半導体産業分野で
は、LSIの集積度が上がり、チツプサイズの大型
化と配線の微細化が進むことによつて半導体封止
に使用されるエポキシ樹脂とシリコン素子の間に
発生する熱応力により、クラツクが発生し問題と
なつている。この低応力化剤として、両末端カル
ボキシル重合体が極めて有効であることが知られ
ている。又、半導体封止樹脂の耐湿性向上のため
Na+などのイオン性不純物の低減要求も増々厳し
くなつてきている。従つてエポキシ樹脂の高純度
化は必須であり、可撓性付与剤としての両末端カ
ルボキシル重合体の高純度化の要求も大きいもの
がある。ポリマー一分子あたりの官能基数が1.85
〜2.01である両末端カルボキシル重合体はジアゾ
シアノ酸をラジカル重合開始剤として用いて製造
される。このジアゾシアノ酸合成時に副生物とし
てNaClが生成する。市販されている両末端カル
ボキシル重合体中にはこのNaClに基づくNaが30
〜300ppm残存しており、そのまま半導体封止用
エポキシ樹脂の可撓性付与剤として使用すると、
耐湿性に悪影響を及ぼす。重合体のNa含量は
5ppm以下が望まれている。 〔従来の技術〕 残存するNaClを除去してポリマーを精製する
には次のような方法が知られている。 (1) ポリマーを良溶媒に溶解し、NaClを沈殿物
として除去する。 (2) ポリマーをそのまま水洗する。 (3) 良溶媒にポリマーを溶解して水と接触させ
る。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、(1)の方法では、溶液の粘度を下
げるために溶媒が多量に必要であり、しかも
NaClの減少効果は大きくない(比較例1、2)。
(2)の方法は、ポリマーと水との接触が十分に行わ
れないし、ポリマーに抱き込まれた水の分離が困
難であるなどの理由でNaCl減少効果は小さい。
(3)の場合、通常考えられるポリマーの良溶媒でか
つ水と混和しない様な芳香族炭化水素などを用い
た時、ポリマーと溶媒と水を接触させると乳化が
激しく静置ではもちろんの事、10000Gを超す遠
心分離を行つてもポリマー層と水層は明瞭に分離
せず、界面に幅広く白濁層が存在するため、ポリ
マー層だけを回収すると、ポリマーの損失が大き
いという欠点がある。又、ポリマーを良溶媒であ
るテトラヒドロフランなどのエーテル系を溶媒を
用いると界面はクリアーである高価でありポリマ
ーの乾燥など熱時にパーオキサイドが生成して爆
発する危険性も持つている。 〔問題点を解決するための手段〕 この発明者らは、上記の欠点を解決する精製法
を鋭意研究した結果この発明を完成した。 すなわち、本発明は、重合体中に含まれるイオ
ン性の不純物を低減する精製法において、 (イ) 両末端カルボキシル重合体をその良溶媒でか
つ水と混和性のあるケトン類の存在下に水と接
触させた後、静置好ましくは遠心分離して、重
合体溶液層を不純物を含む水−溶媒層から分離
する工程; (ロ) 重合体溶液から溶媒、水を留去して精製重合
体を得る工程; を含むことを特徴とする両末端カルボキシル重合
体の精製法に関するものである。 この発明によれば、重合体中のNa含量を大巾
に低減でき、必要ならば(イ)の工程を繰り返すこと
により、1ppm以下まで低下し、この精製により、
重合体自体は何らその特徴ある性質を失わず、精
製による重合体のロスも小さい。両末端カルボキ
シル重合体としては市販の平均分子量が1000〜
10000のブタジエンとアクリロニトリル共重合体、
ブタジエン単独重合体および青酸ナトリウム、ケ
ト酸、ヒドラジンを水溶液中で反応させ、ヒドラ
ゾ化合物を得、これに塩素ガスを加えて酸化して
アゾビスシアノ酸を生成させた後、アセトンを加
えて生成アゾビスシアノ酸を溶解させ、副生した
NaClの大部分を水溶液あるいは結晶として除去
したアゾビスシアノ酸のアセトン−水溶液を重合
開始剤とし、ブタジエンあるいはブタジエンとア
クリロニトリルとをアセトン溶媒中で重合して得
た両末端カルボキシル液状ポリブタジエン、ある
いは両末端カルボキシル液状ブタジエン−アクリ
ロニトリル共重合体の重合溶液から、大部分の残
モノマー、溶媒を留去した粗重合体が挙げられ
る。 本発明において良溶媒として使用する水と混和
性のあるケトン類としてはアセトン、メチルエチ
ルケトンが好適に挙げられる。アセトンの場合
は、ブタジエン単独重合体に対しては貧溶媒であ
るので共重合体に好適に使用される。 水はイオン交換水、好ましくはイオン性不純物
の極めて少い超純水が用いられる。 重合体と水の接触は、重合体を良溶媒に溶解し
てから水を接触させてもよく、重合体に良溶媒、
水を同時に接触させてもいづれでも良い。水との
接触後、静置により、ポリマー溶液層と水層を分
離しても良いが、好ましくは遠心分離機にかけた
方が良い。両層の分離する時間が著しく短縮され
る。 重合体、良溶媒、水の量は重合体がブタジエン
−アクリロニトリル共重合体の場合、アセトン以
外の溶媒を用いる時、重合体100重量部に対して
良溶媒はその沸点もしくは100℃におけるその溶
媒の固有の溶解度に基づく溶媒量以上の量が用い
られる。水の量は重合体100重量部に対し5重量
部以上の水が用いられる。ただ、重合体の溶解
性、水との接触との効率、重合体−水接触液の粘
度および生産性など工業的利益の面から、重合体
100重量部に対し溶媒は30〜300重量部、水は30〜
300重量部が好ましい。良溶媒がアセトンの場合
には重合体100重量部に対し、40〜200重量部、水
の量は使用溶媒量あたり20〜40重量部が好まし
い。この範囲からはずれると、Na含量の減少の
度合が小さくなるか、Na含量減少の再現性が得
られにくい。 重合体がブタジエン単独重合体の場合にはアセ
トンはポリマーの貧溶媒であるため使用できな
い。重合体、良溶媒、水の量は共重合体の場合と
同様である。 本発明において重合体をその良溶媒の存在下、
水と接触させる温度は5〜100℃が好ましい。 静置、遠心分離の温度は5℃〜使用溶媒の沸点
より10℃低い温度までが好ましい。圧力は常圧、
加圧、減圧下のいずれでもよい。 遠心分離には当業者の間で使用される通常の遠
心分離機が用いられるが、好ましくは円筒型のシ
ヤープレスタイプが用いられる。 重合体溶液から溶媒、水を留去する蒸発器とし
ては、横型遠心薄膜蒸発器、たて形遠心薄膜蒸発
器、VL型遠心薄膜蒸発器などの遠心薄膜蒸発器
を使用することができる。重合体溶液からそれ自
体公知の蒸発法によつて、精製ポリマーが得られ
る。 〔実施例〕 実施例 1 Naを31ppm含む両末端カルボキシルブタジエ
ン−アクリロニトリル共重合体(アクリロニトリ
ル含量17重量%、平均分子量3500)36.0Kgを、撹
拌機付き150の容器に取り、メチルエチルケト
ン36.0Kgを加えて撹拌下溶解した。ここへ純水
14.4Kgを加え、ポリマー溶液と撹拌下接触させ
た。この液は淡黄色で少し白濁していた。この淡
黄色白濁液をプランジヤーポンプにて30/hrの
供給速度で回転数15000rpmの円筒型遠心分離機
に送液した。遠心分離機の軽液側出口から淡黄色
のポリマーのメチルエチルケトン溶液が、重液側
出口からはメチルエチルケトンが少し含まれた廃
水が流出した。3時間の連続送液を行つた。重液
と軽液の分離は良好であり、重液と軽液の単位時
間の流出量も一定していた。軽液側のポリマーの
メチルエチルケトン溶液は、横型の遠心薄膜蒸発
器に送られ、133℃熱媒条件下100Torrで1度通
して得られた濃縮物を再び133℃の熱媒条件下
10Torrで通す事により、ポリマーの乾燥品を得
た。このポリマー中のNa含量は原子吸光分析の
結果0.6ppmであつた。 実施例 2 Naを31ppm含む両末端カルボキシルブタジエ
ン−アクリロニトリル共重合体(アクリロニトリ
ル含量17%、平均分子量3500)30.0Kgを撹拌機付
き100の容器にとり、アセトン30.0Kgを加えて
撹拌下溶解した。ここへ純水9.0Kgを加え、ポリ
マー溶液と撹拌下接触させた。この液は淡黄色で
白濁していた。この淡黄色白濁液をプランジヤー
ポンプにて17.5/hrの供給速度で回転数
15000rpmの円筒型遠心分離機に送液した。遠心
分離機の重液側出口から、淡黄色のポリマーのア
セトン溶液が、軽液側出口から、アセトンの混つ
た廃水が流出した。4時間の連続送液を行つた。
重液と軽液の分離は良好であり、重液と軽液の単
位時間あたりの量も一定していた。重液側のポリ
マーのアセトン溶液は横型の遠心薄膜蒸発器に送
られ、133℃の熱媒条件下200Torrで1度通して
得られた濃縮物を再び133℃の熱媒条件下10Torr
で通す事によりポリマーの乾燥品を得た。このポ
リマー中のNa含量は、原子吸光分析の結果
1.2ppmであつた。 実施例 3〜5 Naを含む次の3種類の両末端カルボキシル液
状ポリマーのそれぞれ100gを500mlの分液ロート
に取り、次いでメチルエチルケトン100g、水30
gを加えて振とう器で20℃で15分振とうした。液
は淡黄色で白濁していた。 この粘性液を遠沈管に移し、20℃で5500rpmで
15分間遠心分離を行つた。わずかに不透明な黄色
のポリマーのメチルエチルケトン溶液からなる上
層と、透明は下層に明瞭に分離した。上層をナス
型フラスコに移し溶媒留去後一夜80℃で真空乾燥
した。いずれもポリマーのロスは小さく、ポリマ
ー中のNa含量も1ppm以下であつた。結果をまと
めて表1に示す。
【表】
実施例 6〜8
Naを31ppm含む両末端カルボキシルブタジエ
ン−アクリロニトリル共重合体(アクリロニトリ
ル含量17%、平均分子量3500)100.0gを500mlの
分液ロートに取り、次いでアセトン100gを加え、
溶解後、加える水の量を20g、30g、40gと変量
した。それぞれ振とう器で25℃で15分間振とうし
た。液は淡黄色で白濁していた。これを遠沈管に
移し、20℃で5500rpmで15分間遠心分離を行つ
た。いずれも透明な水−アセトン層からなる上層
の透明なポリマーのアセトン溶液からなる下層に
明瞭に分離した。下層をナス型フラスコに移し溶
媒留去後、一夜80℃で真空乾燥した。いずれもポ
リマーのロスは小さく、ポリマー中のNa含量も
1ppm以下であつた。 実施例1〜8で得られた精製ポリマーは、いず
れもエポキシ樹脂に使用すると低応力化剤として
良好な結果を示した。
ン−アクリロニトリル共重合体(アクリロニトリ
ル含量17%、平均分子量3500)100.0gを500mlの
分液ロートに取り、次いでアセトン100gを加え、
溶解後、加える水の量を20g、30g、40gと変量
した。それぞれ振とう器で25℃で15分間振とうし
た。液は淡黄色で白濁していた。これを遠沈管に
移し、20℃で5500rpmで15分間遠心分離を行つ
た。いずれも透明な水−アセトン層からなる上層
の透明なポリマーのアセトン溶液からなる下層に
明瞭に分離した。下層をナス型フラスコに移し溶
媒留去後、一夜80℃で真空乾燥した。いずれもポ
リマーのロスは小さく、ポリマー中のNa含量も
1ppm以下であつた。 実施例1〜8で得られた精製ポリマーは、いず
れもエポキシ樹脂に使用すると低応力化剤として
良好な結果を示した。
【表】
比較例 1〜2
Naを31ppm含む両末端カルボキシルブタジエ
ン−アクリロニトリル共重合体(アクリロニトリ
ル含量17%、平均分子量3500)10gをそれぞれ
100gのメチルエチルケトン、およびトルエンに
溶解後、遠沈管に移して20℃で30分間5500rpmで
遠心分離を行つた。このあと重合体溶液を慎重に
採取し、溶媒留去後、80℃一夜真空乾燥してポリ
マーを得た。結果をまとめて表3に示す。
ン−アクリロニトリル共重合体(アクリロニトリ
ル含量17%、平均分子量3500)10gをそれぞれ
100gのメチルエチルケトン、およびトルエンに
溶解後、遠沈管に移して20℃で30分間5500rpmで
遠心分離を行つた。このあと重合体溶液を慎重に
採取し、溶媒留去後、80℃一夜真空乾燥してポリ
マーを得た。結果をまとめて表3に示す。
前述のように本発明によれば、重合体の性質を
損わず、簡単な操作で精製による重合体のロスも
少なくて重合体中のNa含量を大巾に低減するこ
とができる。
損わず、簡単な操作で精製による重合体のロスも
少なくて重合体中のNa含量を大巾に低減するこ
とができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 重合体中に含まれるイオン性の不純物を低減
する精製法において、 (イ) 両末端カルボキシル重合体をその良溶媒でか
つ水と混和性のあるケトン類の存在下に水と接
触させた後、静置好ましくは遠心分離して、重
合体溶液層を不純物を含む水−溶媒層から分離
する工程; (ロ) 重合体溶液から溶媒、水を留去して精製重合
体を得る工程; を含むことを特微とする両末端カルボキシル重合
体の精製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11982685A JPS61278519A (ja) | 1985-06-04 | 1985-06-04 | 両末端カルボキシル重合体の精製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11982685A JPS61278519A (ja) | 1985-06-04 | 1985-06-04 | 両末端カルボキシル重合体の精製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61278519A JPS61278519A (ja) | 1986-12-09 |
| JPH0362721B2 true JPH0362721B2 (ja) | 1991-09-26 |
Family
ID=14771214
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11982685A Granted JPS61278519A (ja) | 1985-06-04 | 1985-06-04 | 両末端カルボキシル重合体の精製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61278519A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04253062A (ja) * | 1991-01-30 | 1992-09-08 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真感光体 |
| WO2013098056A1 (en) * | 2011-12-28 | 2013-07-04 | Lanxess Deutschland Gmbh | Purification of optionally hydrogenated nitrile rubber |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6040104A (ja) * | 1983-08-16 | 1985-03-02 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | ゴム状重合体の精製法 |
-
1985
- 1985-06-04 JP JP11982685A patent/JPS61278519A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61278519A (ja) | 1986-12-09 |
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