JPH0363164B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0363164B2 JPH0363164B2 JP22875682A JP22875682A JPH0363164B2 JP H0363164 B2 JPH0363164 B2 JP H0363164B2 JP 22875682 A JP22875682 A JP 22875682A JP 22875682 A JP22875682 A JP 22875682A JP H0363164 B2 JPH0363164 B2 JP H0363164B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- self
- general formula
- insulated wire
- diamine
- ratio
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Organic Insulating Materials (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
Description
本発明は自己融着性絶縁電線に関するもので、
耐熱性、高温時の接着性に優れた自己融着性絶縁
電線を提供するものである。 近年、自己融着性絶縁電線はコイル加工工程の
合理化、省力化に伴い、その使用が増大しつつあ
る。しかしながら自己融着性絶縁電線は従来熱可
塑性樹脂を接着層として使用しているため、その
使用温度はせいぜい100℃までに限定されており、
この耐熱性の点から静止機器や小型モーターのみ
の使用にとどまつている。 一方、接着層に熱硬化性樹脂を使用する試みも
種々検討されているが、この場合接着層を半硬化
状態に保つ必要がありシエルフライフが短かくか
つ皮膜の機械的強度に劣るのが欠点であつた。 本発明者等は上記の事情にかんがみ、耐熱性に
優れ又容易に半硬化状態を形成し得る接着樹脂層
の形成について研究を行い本発明を達成したもの
である。 すなわち本発明は、一般式 (ただしR:C1〜C4のアルキル基、R′:C1〜
C10のアルキレン基) で示されるヘキサアルキルエステル化合物(a)と一
般式NH2−R−NH2(式中Rは芳香族、脂環族ま
たは脂肪族の炭化水素残基)で示されるジアミン
(b)とをa/b=1/1.5〜1/1(モル比)で反応
させて得られるポリアミドイミドオリゴマー(C)
と、一分子中に2ケ以上の水酸基を有するそれ自
体熱可塑性の線状高分子化合物(D)とを(C)/(D)=
100/100〜5/100の割合で含有させた樹脂溶液
を、金属導体上に直接又は他の絶縁物を介して塗
布焼付したことを特徴とする自己融着性絶縁電線
である。 本発明は先ず(1)式のヘキサアルキルエステル化
合物(a)とジアミン(b)とを反応させてポリアミドイ
ミドオリゴマー(C)を得るが、ヘキサアルキルエス
テル化合物/ジアミン(a/b)のモル比が1/
1以上であるとイミド環の生成が少なく分子量が
小さくなり耐熱性、可とう性に劣るものになる。
又1/1.5以下であると全てのアルキルエステル
が反応し、アミド結合を多量に生成し、架橋成分
となる残存アルキルエステルが消滅してしまう。
このためヘキサアルキルエステル化合物とジアミ
ンとの反応割合をa/bの割合を1/1.5〜1/
1(モル比)と限定したものである。 ここで用いる一般式H2N−R−NH2(式中Rは
芳香族、脂環族または脂肪族の炭化水素残基)で
示されるジアミンとしては、4,4′−ジアミノジ
フエニルメタン、4,4′−ジアミノジフエニルエ
ーテル、トルイレンジアミン、m−フエニレンジ
アミン、p−フエニレンジアミン、キシリレンジ
アミン、イソホロンジアミン、ヘキサメチレンジ
アミン、ビス−(アミノメチル)−シクロヘキサン
等が挙げられる。 一方一分子中に2ケ以上の水酸基を有するそれ
自体熱可塑性の線状高分子化合物(D)とは、フエノ
キシ樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、線状ポリ
エステル樹脂等があるが、可とう性の点からその
分子量は10000以上を有するものが望ましい。 また該線状高分子化合物(D)と上記オリゴマー(C)
との配合割合をC/D=100/100〜5/100と限
定した理由は5/100以下であると、架橋効果に
乏しく耐熱性、高温時の接着強度が不足し、
100/100以上であつても耐熱性の向上がさらに望
めず皮膜の可とう性が不足するためである。 次に本発明を参考例、実施例、比較例にて示す
が本発明はこれらのみに限定されるものではな
い。 参考例 1 撹拌機、窒素導入管、温度計、リービツヒコン
デンサーを備えた4ツ口フラスコにクレゾール
2000g4,4′−ジアミノジフエニルメタン198g
(1モル)、下記(2)式で示される1,4−Bis(5
−カルボキシメチルペンタン)−1,2,3,4
−テトラカルボキシメチルブタン 546g(1モル)を仕込み100℃まで温度を上
げ、20℃/hrの割合で温度を上げメタノールを留
出させながら180℃で反応を終了させクレゾール
及びナフサにて希釈して濃度20%のポリアミドイ
ミドオリゴマー溶液を得た。 参考例 2 参考例1で使用したと同じ4ツ口フラスコにク
レゾール2000g4,4′−ジアミノジフエニルエー
テル260.0g(1.3モル)、参考例1で用いたと同
一のヘキサメチルエステル化合物546gを仕込み
参考例1と同様に反応させ濃度20%のポリアミド
イミドオリゴマーを得た。 実施例1〜3、比較例1〜2 フエノキシ樹脂(米国UCC社製商品名PKHH)
をクレゾール/ナフサ混合比2/1に溶解し濃度
20%の溶液を調整した。これに参考例1及び2で
得られたポリアミドイミドオリゴマー20%溶液を
第1表に示すように配合し接着層樹脂塗料を得
た。 得られた塗料を、予め0.5mmψの銅線上にポリ
エステルイミドワニス(日触スケネクタデイ社製
商品名Isomid)を25μm厚に塗布焼付けした絶縁
電線上にダイスを介して塗布し炉温300℃、炉長
3mの焼付炉中を8m/分の速度で通過させて焼付
ける操作を3回くり返し施して合計15μm厚さの
接着層を有する自己融着性絶縁電線を得た。 実施例4〜6、比較例3〜4 熱可塑性線状ポリエステル樹脂(東洋紡社製商
品名バイロン−200)をクレゾール/ナフサの混
合溶媒(混合比2/1)に溶解し、濃度20%の溶
液を得た。これに参考例1〜2で得られたオリゴ
マーの20%溶液を第1表に示すように配合し、実
施例1と同様にして自己融着性絶縁電線を得た。 比較例 5 予め0.5mm径の銅線上にポリエステルイミドワ
ニス(日触スケネクタデイ社製商品名Isomid)
を25μm厚に塗布焼付した絶縁電線上にポリビニ
ルブチラールワニス(日東電工社製商品名B−
100)を同様に焼付けて自己融着性絶縁電線を得
た。 以上の実施例、比較例で得られた各々の自己融
着性絶縁電線の性能を見るため5mmの巻付棒を用
いて長さ80mmのヘリカルコイルを作成しASTM
−D−2519に準じて200℃30分間固着せしめた後
の接着強度を常温中及び150℃中にて測定した。
また接着強度の耐熱性を見るため、200℃30分間
固着させたコイルを220℃で10日劣化させた後の
接着強度を測定した。得られた結果を第2表に示
した。 また可とう性を見るため1倍径の巻付棒に10タ
ーン巻付けキレツの有無を調べた。結果を第2表
に併記した。
耐熱性、高温時の接着性に優れた自己融着性絶縁
電線を提供するものである。 近年、自己融着性絶縁電線はコイル加工工程の
合理化、省力化に伴い、その使用が増大しつつあ
る。しかしながら自己融着性絶縁電線は従来熱可
塑性樹脂を接着層として使用しているため、その
使用温度はせいぜい100℃までに限定されており、
この耐熱性の点から静止機器や小型モーターのみ
の使用にとどまつている。 一方、接着層に熱硬化性樹脂を使用する試みも
種々検討されているが、この場合接着層を半硬化
状態に保つ必要がありシエルフライフが短かくか
つ皮膜の機械的強度に劣るのが欠点であつた。 本発明者等は上記の事情にかんがみ、耐熱性に
優れ又容易に半硬化状態を形成し得る接着樹脂層
の形成について研究を行い本発明を達成したもの
である。 すなわち本発明は、一般式 (ただしR:C1〜C4のアルキル基、R′:C1〜
C10のアルキレン基) で示されるヘキサアルキルエステル化合物(a)と一
般式NH2−R−NH2(式中Rは芳香族、脂環族ま
たは脂肪族の炭化水素残基)で示されるジアミン
(b)とをa/b=1/1.5〜1/1(モル比)で反応
させて得られるポリアミドイミドオリゴマー(C)
と、一分子中に2ケ以上の水酸基を有するそれ自
体熱可塑性の線状高分子化合物(D)とを(C)/(D)=
100/100〜5/100の割合で含有させた樹脂溶液
を、金属導体上に直接又は他の絶縁物を介して塗
布焼付したことを特徴とする自己融着性絶縁電線
である。 本発明は先ず(1)式のヘキサアルキルエステル化
合物(a)とジアミン(b)とを反応させてポリアミドイ
ミドオリゴマー(C)を得るが、ヘキサアルキルエス
テル化合物/ジアミン(a/b)のモル比が1/
1以上であるとイミド環の生成が少なく分子量が
小さくなり耐熱性、可とう性に劣るものになる。
又1/1.5以下であると全てのアルキルエステル
が反応し、アミド結合を多量に生成し、架橋成分
となる残存アルキルエステルが消滅してしまう。
このためヘキサアルキルエステル化合物とジアミ
ンとの反応割合をa/bの割合を1/1.5〜1/
1(モル比)と限定したものである。 ここで用いる一般式H2N−R−NH2(式中Rは
芳香族、脂環族または脂肪族の炭化水素残基)で
示されるジアミンとしては、4,4′−ジアミノジ
フエニルメタン、4,4′−ジアミノジフエニルエ
ーテル、トルイレンジアミン、m−フエニレンジ
アミン、p−フエニレンジアミン、キシリレンジ
アミン、イソホロンジアミン、ヘキサメチレンジ
アミン、ビス−(アミノメチル)−シクロヘキサン
等が挙げられる。 一方一分子中に2ケ以上の水酸基を有するそれ
自体熱可塑性の線状高分子化合物(D)とは、フエノ
キシ樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、線状ポリ
エステル樹脂等があるが、可とう性の点からその
分子量は10000以上を有するものが望ましい。 また該線状高分子化合物(D)と上記オリゴマー(C)
との配合割合をC/D=100/100〜5/100と限
定した理由は5/100以下であると、架橋効果に
乏しく耐熱性、高温時の接着強度が不足し、
100/100以上であつても耐熱性の向上がさらに望
めず皮膜の可とう性が不足するためである。 次に本発明を参考例、実施例、比較例にて示す
が本発明はこれらのみに限定されるものではな
い。 参考例 1 撹拌機、窒素導入管、温度計、リービツヒコン
デンサーを備えた4ツ口フラスコにクレゾール
2000g4,4′−ジアミノジフエニルメタン198g
(1モル)、下記(2)式で示される1,4−Bis(5
−カルボキシメチルペンタン)−1,2,3,4
−テトラカルボキシメチルブタン 546g(1モル)を仕込み100℃まで温度を上
げ、20℃/hrの割合で温度を上げメタノールを留
出させながら180℃で反応を終了させクレゾール
及びナフサにて希釈して濃度20%のポリアミドイ
ミドオリゴマー溶液を得た。 参考例 2 参考例1で使用したと同じ4ツ口フラスコにク
レゾール2000g4,4′−ジアミノジフエニルエー
テル260.0g(1.3モル)、参考例1で用いたと同
一のヘキサメチルエステル化合物546gを仕込み
参考例1と同様に反応させ濃度20%のポリアミド
イミドオリゴマーを得た。 実施例1〜3、比較例1〜2 フエノキシ樹脂(米国UCC社製商品名PKHH)
をクレゾール/ナフサ混合比2/1に溶解し濃度
20%の溶液を調整した。これに参考例1及び2で
得られたポリアミドイミドオリゴマー20%溶液を
第1表に示すように配合し接着層樹脂塗料を得
た。 得られた塗料を、予め0.5mmψの銅線上にポリ
エステルイミドワニス(日触スケネクタデイ社製
商品名Isomid)を25μm厚に塗布焼付けした絶縁
電線上にダイスを介して塗布し炉温300℃、炉長
3mの焼付炉中を8m/分の速度で通過させて焼付
ける操作を3回くり返し施して合計15μm厚さの
接着層を有する自己融着性絶縁電線を得た。 実施例4〜6、比較例3〜4 熱可塑性線状ポリエステル樹脂(東洋紡社製商
品名バイロン−200)をクレゾール/ナフサの混
合溶媒(混合比2/1)に溶解し、濃度20%の溶
液を得た。これに参考例1〜2で得られたオリゴ
マーの20%溶液を第1表に示すように配合し、実
施例1と同様にして自己融着性絶縁電線を得た。 比較例 5 予め0.5mm径の銅線上にポリエステルイミドワ
ニス(日触スケネクタデイ社製商品名Isomid)
を25μm厚に塗布焼付した絶縁電線上にポリビニ
ルブチラールワニス(日東電工社製商品名B−
100)を同様に焼付けて自己融着性絶縁電線を得
た。 以上の実施例、比較例で得られた各々の自己融
着性絶縁電線の性能を見るため5mmの巻付棒を用
いて長さ80mmのヘリカルコイルを作成しASTM
−D−2519に準じて200℃30分間固着せしめた後
の接着強度を常温中及び150℃中にて測定した。
また接着強度の耐熱性を見るため、200℃30分間
固着させたコイルを220℃で10日劣化させた後の
接着強度を測定した。得られた結果を第2表に示
した。 また可とう性を見るため1倍径の巻付棒に10タ
ーン巻付けキレツの有無を調べた。結果を第2表
に併記した。
【表】
【表】
以上の実施例及び比較例にて明らかなように本
発明自己融着性絶縁電線は耐熱性、高温時の接着
強度に優れ、工業的利用価値の高いものである。
発明自己融着性絶縁電線は耐熱性、高温時の接着
強度に優れ、工業的利用価値の高いものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 (ただしR:C1〜C4のアルキル基、R′:C1〜
C10のアルキレン基) で示されるヘキサアルキルエステル化合物(a)と一
般式NH2−R−NH2(式中Rは芳香族、脂環族ま
たは脂肪族の炭化水素残基)で示されるジアミン
(b)とをa/b=1/1.5〜1/1(モル比)で反応
させて得られるポリアミドイミドオリゴマー(C)
と、一分子中に2ケ以上の反応性水酸基を有する
それ自体熱可塑性の線状高分子化合物(D)とを(C)/
(D)=100/100〜5/100の割合で含有させた樹脂
溶液を、金属導体上に直接又は他の絶縁物を介し
て塗布焼付したことを特徴とする自己融着性絶縁
電線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22875682A JPS59119612A (ja) | 1982-12-27 | 1982-12-27 | 自己融着性絶縁電線 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22875682A JPS59119612A (ja) | 1982-12-27 | 1982-12-27 | 自己融着性絶縁電線 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59119612A JPS59119612A (ja) | 1984-07-10 |
| JPH0363164B2 true JPH0363164B2 (ja) | 1991-09-30 |
Family
ID=16881329
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22875682A Granted JPS59119612A (ja) | 1982-12-27 | 1982-12-27 | 自己融着性絶縁電線 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59119612A (ja) |
-
1982
- 1982-12-27 JP JP22875682A patent/JPS59119612A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59119612A (ja) | 1984-07-10 |
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