JPH0363166B2 - - Google Patents
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- JPH0363166B2 JPH0363166B2 JP12701681A JP12701681A JPH0363166B2 JP H0363166 B2 JPH0363166 B2 JP H0363166B2 JP 12701681 A JP12701681 A JP 12701681A JP 12701681 A JP12701681 A JP 12701681A JP H0363166 B2 JPH0363166 B2 JP H0363166B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- kraft paper
- insulator
- lead
- cable
- tape
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
超高圧線路(例えば275〜500KV)では送電ロ
スの減少、ケーブルのコンパクト化等を実現する
ため、プラスチツクフイルムを単独に又はクラフ
ト紙と交互にして絶縁体とし、あるいはプラスチ
ツクフイルムとクラフト紙の複合体を絶縁体とす
るケーブルが用いられるようになつてきた。この
場合、プラスチツク材料のうちで、経済性、工業
生産性にすぐれた材料として、ポリオレフイン系
樹脂、例えばポリプロピレン、ポリメチルペンテ
ン、ポリエチレンが使用される。これら材料はフ
イルム単体として、またはクラフト紙と積層した
積層体として使用される。 一方、OFケーブルは一布設区間ごとに接続部
(終端接続部または中間接続部)を持ち、接続部
では、ケーブルのアルミニウム、鉛またはステン
レスの金属シースが、通常、すず、鉛を主成分と
した半田を用いて鉛工接続される。この鉛工には
加熱治具としてプロパントーチ等が用いられ、通
常溶融点150〜300℃の半田が溶解されてケーブル
の金属シースに溶接されるため、これに近接する
ケーブルの絶縁体の外層は金属層および含浸油を
通して加熱され、局所的ではあるが瞬時130〜200
℃に達する。この場合、ケーブルの絶縁体が従来
のケーブルのようにクラフト紙によるものである
場合は問題でないが、ポリオレフイン系プラスチ
ツク材料が使われている場合は絶縁油中で前記高
温にあらされると局所的溶解、膨潤、固化等の変
質をきたす場合があり、これは好ましいことでは
ない。 このような欠点を克服するため、鉛工を用いな
い無鉛工接続法、120℃以内で溶融するいわゆる
低溶融半田による鉛工等が考えられてきたが、従
来から広く普通に使用されてきた在来の材料、工
法による普通鉛工そのものは、技術的にも品質的
にも実績ある方法であり、ケーブルにトラブルが
生じて応急対策を採る必要がある場合にも、すみ
やかに対処でき、また他の工法によるより安価で
ある。しかし、ケーブルの絶縁体として適用で
き、且つ普通鉛工に耐え得るプラスチツク材料は
すくなく、わずかに弗素樹脂系プラスチツク、例
えばテフロン(商品名)、弗化エチレンプロピレ
ン等が挙げられる。しかし、弗素樹脂系プラスチ
ツクは高価なものであり、単に長尺ケーブルの両
端接続部における鉛工のみのために、全長にわた
りこのような高価なプラスチツク材料を使用する
ことは妥当とはいえない。 そこで本発明においては、区間ケーブル端部よ
りある長さ範囲に該当する部分だけ、外層にあた
る部分のみ普通鉛工に耐える絶縁体を用い、その
他の部分ではポリオレフイン系のフイルム単独又
はフイルムとクラフト紙を交互に巻いた絶縁体ま
たはポリオレフイン系フイルムとクラフト紙の積
層体による絶縁体を用いてOFケーブルを構成し、
これら区間ケーブル間を普通鉛工によつて接続す
ることを特徴とするものであり、送電ロスのすく
ない、コンパクト化された経済的な超高圧OFケ
ーブル線路を得ようとするものである。 以下本発明の実施について説明する。 通常低電圧ケーブルは、製造の際見込み製産品
として長尺ロツトで製造され、製造後布設区間長
毎に切り分けて出荷している。この場合、1製造
ロツトに多数区間分が含まれていても、製造完了
までケーブルを所定長に切断することはしていな
い。しかし、電圧が275〜500KVで導体断面積が
1000mm2以上のOFケーブルとなると使用される線
路および布設区間の長さが明確であり、また1製
造ロツトも少数区間分のみであることにより、製
造前から1製造ロツト中の出荷区間割が明確にな
る場合が殆んどであり、布設現場において普通鉛
工を施す位置も特定することができる。 第1図に1製造ロツトと出荷ロツトとの関係を
示す。図においてa端よりb端までが1製造ロツ
トであり、中間のc点に対し、acが1区間長で
あり、bcもまた1区間長であり、例えばacは
300m、bcは400mであり、中間のc点で切断され
た区間ケーブルがそれぞれ出荷ロツトとして布設
現場に運搬され、現場において布設後、導体接続
の上、絶縁を施して、鉛工されることになるので
あるが、このような中間のc点は製造に入る段階
で予定され、また、1製造ロツトの両端a,bで
もこれに接続されるケーブルその他の有無も判明
しているので、1製造ロツトの始端より、例えば
2〜50m、中間の鉛工予定位置を中心にその前後
4〜100m、また終端手前で2〜50mの部分のみ、
斜線で示すように特に普通鉛工の影響を受けない
絶縁材料を通常のポリオレフイン系フイルムを単
独に又はクラフト紙と交互に巻いた絶縁体または
ポリオレフイン系フイルムとクラフト紙の積層体
による絶縁体の上に2〜6mm程度の厚みを有する
ように巻きつけて複合絶縁体を形成する。本発明
に用いられるケーブルの一例を耐鉛工絶縁体を巻
付けた第1図X−X断面で、第2図に示す。図に
おいて、1は電気導体であり、その中心に油通路
2が形成されている。電気導体1の外側に通常の
ポリオレフイン系プラスチツクよりなるフイルム
を単独に又はフイルムとクラフト紙を交互に巻付
けて、又はポリオレフイン系プラスチツクフイル
ムとクラフト紙を積層したテープを巻付けて絶縁
体内層3を形成する。これらのテープ巻付けの際
には半径方向に油通路が形成されるように巻付け
る。そしてその上に鉛工の際その熱的影響を受け
ない耐鉛工絶縁体材料よりなるテープを巻付けて
絶縁体外層4を形成する。 鉛工の影響を受けない耐鉛工絶縁材料として
は、次の3種のものがある。 (1) 全く影響を受けない材料としては従来から一
般に使用されてきた天然繊維からなるクラフト
紙がある。この場合、本発明の目的からしてで
きるだけε×tanδの小さなものが好ましい。 クラフト紙は一般にプラスチツク絶縁材料よ
り安価であり、在来ケーブル用絶縁材料として
入手容易であり、また取扱いになれた材料であ
る。 第2図に示したように、絶縁体外層4として
クラフト紙を巻付けた場合、ケーブルの電気特
性は、鉛工の影響を受けない部分のケーブル、
つまり、前記外層4に対応する部分までポリオ
レフイン系プラスチツクテープを単独に又はク
ラフト紙と交互に巻付けて、又はポリオレフイ
ン系プラスチツクフイルムとクラフト紙を積層
したテープを巻付けて絶縁体を形成したもの等
より、やや悪くなるが、これはケーブル全長に
比して限られた短い区間に施されるだけである
ので、ケーブル全長でみれば平均化してその影
響は殆んどない。 (2) 鉛工の影響を受けないのはもちろんのこと電
気的特性も第2図の絶縁体内層3と同等以上の
特性をもつプラスチツク材料、例えばテフロ
ン、弗化エチレンプロピレン等を用いた絶縁材
料がある。これらの材料は高価で若干入手がク
ラフト紙に比して困難なことはあるが、区間両
端部の限られたケーブルの外層に少量使用され
るだけであるのでケーブル全長にわたつて同一
の電気的特性を得るという利点は大きい。 (3) ポリオレフイン系プラスチツク材料であつて
も耐熱性にややすぐれた絶縁材料であるポリメ
チルペンテンがある。このポリメチルペンテン
よりなるプラスチツクテープを単独に又はクラ
フト紙と交互にして、又はポリメチルペンテン
よりなるプラスチツクフイルムとクラフト紙を
積層したテープを、安価で汎用性のあるポリプ
ロピレン、ポリエチレンよりなるプラスチツク
テープ又はプラスチツクテープとクラフト紙テ
ープを交互に使用して、又はこれらのプラスチ
ツクフイルムとクラフト紙を積層したテープを
絶縁体内層3としたケーブルの絶縁体外層4と
して巻付ける。 このポリメチルペンテンはテフロン、弗化エ
チレンプロピレン程は高価でない。しかし、絶
縁油中での溶解温度が約160℃になるので鉛工
温度を管理し、160℃以内に抑えながら作業す
る必要がある。 以上説明した耐鉛工絶縁材料を鉛工の施される
区間端部ケーブル(第1図斜線部)の絶縁体外層
部分に2〜6mm程度形成する。これに対して、鉛
工の熱的影響を受けない部分のケーブル(第1図
の斜線以外部)の絶縁体は絶縁体内層3の絶縁材
料を変更することなく、前記の絶縁体外層4の同
一径まで巻付ける。 以上のように絶縁体外層4をケーブル上の所定
の位置に部分的に有する被加工体の上に普通の
OFケーブルと同様に、アルミニウム、鉛、ステ
ンレスの金属シース5が形成され、更にその上に
ポリエチレンまたは塩ビによる防食層6がそれら
の押立により形成される。ケーブルは乾燥脱気の
上絶縁油の充填が行なわれており鉛工位置で切断
され、切断されたケーブルは出荷される。 布設現場において区間ケーブル端の皮はぎを行
い導体の接続を行い、絶縁テープ等により絶縁処
理を行い、金属スリーブで前記絶縁体を被い、区
間ケーブルの両金属シースと前記金属スリーブ端
の間に普通鉛工を施し、真空処理と油の充填を行
い、その上に保護被覆を施して接続部を順次形成
すればOFケーブル線路ができ上る。 表1にクラフト紙(A)、クラフト紙とポリオレフ
インの積層体(B)とプラスチツクのみ(C)の誘電体の
誘電率εと誘電体損失角tanδとのおよその数値を
示す。
スの減少、ケーブルのコンパクト化等を実現する
ため、プラスチツクフイルムを単独に又はクラフ
ト紙と交互にして絶縁体とし、あるいはプラスチ
ツクフイルムとクラフト紙の複合体を絶縁体とす
るケーブルが用いられるようになつてきた。この
場合、プラスチツク材料のうちで、経済性、工業
生産性にすぐれた材料として、ポリオレフイン系
樹脂、例えばポリプロピレン、ポリメチルペンテ
ン、ポリエチレンが使用される。これら材料はフ
イルム単体として、またはクラフト紙と積層した
積層体として使用される。 一方、OFケーブルは一布設区間ごとに接続部
(終端接続部または中間接続部)を持ち、接続部
では、ケーブルのアルミニウム、鉛またはステン
レスの金属シースが、通常、すず、鉛を主成分と
した半田を用いて鉛工接続される。この鉛工には
加熱治具としてプロパントーチ等が用いられ、通
常溶融点150〜300℃の半田が溶解されてケーブル
の金属シースに溶接されるため、これに近接する
ケーブルの絶縁体の外層は金属層および含浸油を
通して加熱され、局所的ではあるが瞬時130〜200
℃に達する。この場合、ケーブルの絶縁体が従来
のケーブルのようにクラフト紙によるものである
場合は問題でないが、ポリオレフイン系プラスチ
ツク材料が使われている場合は絶縁油中で前記高
温にあらされると局所的溶解、膨潤、固化等の変
質をきたす場合があり、これは好ましいことでは
ない。 このような欠点を克服するため、鉛工を用いな
い無鉛工接続法、120℃以内で溶融するいわゆる
低溶融半田による鉛工等が考えられてきたが、従
来から広く普通に使用されてきた在来の材料、工
法による普通鉛工そのものは、技術的にも品質的
にも実績ある方法であり、ケーブルにトラブルが
生じて応急対策を採る必要がある場合にも、すみ
やかに対処でき、また他の工法によるより安価で
ある。しかし、ケーブルの絶縁体として適用で
き、且つ普通鉛工に耐え得るプラスチツク材料は
すくなく、わずかに弗素樹脂系プラスチツク、例
えばテフロン(商品名)、弗化エチレンプロピレ
ン等が挙げられる。しかし、弗素樹脂系プラスチ
ツクは高価なものであり、単に長尺ケーブルの両
端接続部における鉛工のみのために、全長にわた
りこのような高価なプラスチツク材料を使用する
ことは妥当とはいえない。 そこで本発明においては、区間ケーブル端部よ
りある長さ範囲に該当する部分だけ、外層にあた
る部分のみ普通鉛工に耐える絶縁体を用い、その
他の部分ではポリオレフイン系のフイルム単独又
はフイルムとクラフト紙を交互に巻いた絶縁体ま
たはポリオレフイン系フイルムとクラフト紙の積
層体による絶縁体を用いてOFケーブルを構成し、
これら区間ケーブル間を普通鉛工によつて接続す
ることを特徴とするものであり、送電ロスのすく
ない、コンパクト化された経済的な超高圧OFケ
ーブル線路を得ようとするものである。 以下本発明の実施について説明する。 通常低電圧ケーブルは、製造の際見込み製産品
として長尺ロツトで製造され、製造後布設区間長
毎に切り分けて出荷している。この場合、1製造
ロツトに多数区間分が含まれていても、製造完了
までケーブルを所定長に切断することはしていな
い。しかし、電圧が275〜500KVで導体断面積が
1000mm2以上のOFケーブルとなると使用される線
路および布設区間の長さが明確であり、また1製
造ロツトも少数区間分のみであることにより、製
造前から1製造ロツト中の出荷区間割が明確にな
る場合が殆んどであり、布設現場において普通鉛
工を施す位置も特定することができる。 第1図に1製造ロツトと出荷ロツトとの関係を
示す。図においてa端よりb端までが1製造ロツ
トであり、中間のc点に対し、acが1区間長で
あり、bcもまた1区間長であり、例えばacは
300m、bcは400mであり、中間のc点で切断され
た区間ケーブルがそれぞれ出荷ロツトとして布設
現場に運搬され、現場において布設後、導体接続
の上、絶縁を施して、鉛工されることになるので
あるが、このような中間のc点は製造に入る段階
で予定され、また、1製造ロツトの両端a,bで
もこれに接続されるケーブルその他の有無も判明
しているので、1製造ロツトの始端より、例えば
2〜50m、中間の鉛工予定位置を中心にその前後
4〜100m、また終端手前で2〜50mの部分のみ、
斜線で示すように特に普通鉛工の影響を受けない
絶縁材料を通常のポリオレフイン系フイルムを単
独に又はクラフト紙と交互に巻いた絶縁体または
ポリオレフイン系フイルムとクラフト紙の積層体
による絶縁体の上に2〜6mm程度の厚みを有する
ように巻きつけて複合絶縁体を形成する。本発明
に用いられるケーブルの一例を耐鉛工絶縁体を巻
付けた第1図X−X断面で、第2図に示す。図に
おいて、1は電気導体であり、その中心に油通路
2が形成されている。電気導体1の外側に通常の
ポリオレフイン系プラスチツクよりなるフイルム
を単独に又はフイルムとクラフト紙を交互に巻付
けて、又はポリオレフイン系プラスチツクフイル
ムとクラフト紙を積層したテープを巻付けて絶縁
体内層3を形成する。これらのテープ巻付けの際
には半径方向に油通路が形成されるように巻付け
る。そしてその上に鉛工の際その熱的影響を受け
ない耐鉛工絶縁体材料よりなるテープを巻付けて
絶縁体外層4を形成する。 鉛工の影響を受けない耐鉛工絶縁材料として
は、次の3種のものがある。 (1) 全く影響を受けない材料としては従来から一
般に使用されてきた天然繊維からなるクラフト
紙がある。この場合、本発明の目的からしてで
きるだけε×tanδの小さなものが好ましい。 クラフト紙は一般にプラスチツク絶縁材料よ
り安価であり、在来ケーブル用絶縁材料として
入手容易であり、また取扱いになれた材料であ
る。 第2図に示したように、絶縁体外層4として
クラフト紙を巻付けた場合、ケーブルの電気特
性は、鉛工の影響を受けない部分のケーブル、
つまり、前記外層4に対応する部分までポリオ
レフイン系プラスチツクテープを単独に又はク
ラフト紙と交互に巻付けて、又はポリオレフイ
ン系プラスチツクフイルムとクラフト紙を積層
したテープを巻付けて絶縁体を形成したもの等
より、やや悪くなるが、これはケーブル全長に
比して限られた短い区間に施されるだけである
ので、ケーブル全長でみれば平均化してその影
響は殆んどない。 (2) 鉛工の影響を受けないのはもちろんのこと電
気的特性も第2図の絶縁体内層3と同等以上の
特性をもつプラスチツク材料、例えばテフロ
ン、弗化エチレンプロピレン等を用いた絶縁材
料がある。これらの材料は高価で若干入手がク
ラフト紙に比して困難なことはあるが、区間両
端部の限られたケーブルの外層に少量使用され
るだけであるのでケーブル全長にわたつて同一
の電気的特性を得るという利点は大きい。 (3) ポリオレフイン系プラスチツク材料であつて
も耐熱性にややすぐれた絶縁材料であるポリメ
チルペンテンがある。このポリメチルペンテン
よりなるプラスチツクテープを単独に又はクラ
フト紙と交互にして、又はポリメチルペンテン
よりなるプラスチツクフイルムとクラフト紙を
積層したテープを、安価で汎用性のあるポリプ
ロピレン、ポリエチレンよりなるプラスチツク
テープ又はプラスチツクテープとクラフト紙テ
ープを交互に使用して、又はこれらのプラスチ
ツクフイルムとクラフト紙を積層したテープを
絶縁体内層3としたケーブルの絶縁体外層4と
して巻付ける。 このポリメチルペンテンはテフロン、弗化エ
チレンプロピレン程は高価でない。しかし、絶
縁油中での溶解温度が約160℃になるので鉛工
温度を管理し、160℃以内に抑えながら作業す
る必要がある。 以上説明した耐鉛工絶縁材料を鉛工の施される
区間端部ケーブル(第1図斜線部)の絶縁体外層
部分に2〜6mm程度形成する。これに対して、鉛
工の熱的影響を受けない部分のケーブル(第1図
の斜線以外部)の絶縁体は絶縁体内層3の絶縁材
料を変更することなく、前記の絶縁体外層4の同
一径まで巻付ける。 以上のように絶縁体外層4をケーブル上の所定
の位置に部分的に有する被加工体の上に普通の
OFケーブルと同様に、アルミニウム、鉛、ステ
ンレスの金属シース5が形成され、更にその上に
ポリエチレンまたは塩ビによる防食層6がそれら
の押立により形成される。ケーブルは乾燥脱気の
上絶縁油の充填が行なわれており鉛工位置で切断
され、切断されたケーブルは出荷される。 布設現場において区間ケーブル端の皮はぎを行
い導体の接続を行い、絶縁テープ等により絶縁処
理を行い、金属スリーブで前記絶縁体を被い、区
間ケーブルの両金属シースと前記金属スリーブ端
の間に普通鉛工を施し、真空処理と油の充填を行
い、その上に保護被覆を施して接続部を順次形成
すればOFケーブル線路ができ上る。 表1にクラフト紙(A)、クラフト紙とポリオレフ
インの積層体(B)とプラスチツクのみ(C)の誘電体の
誘電率εと誘電体損失角tanδとのおよその数値を
示す。
【表】
レフインの量比により変る。
またケーブルに電圧がかけられた場合の絶縁体
(誘電体)中でのロスwdはwd=K・(ε・tanδ)
V2で表わされる。ここでKは比例定数、Vは対
地電圧=E/√3(E:線間電圧)である。 例えば、絶縁体全体にε=2.8、tanδ=0.001の
PPLP(クラフト紙とポリプロピレンの積層より
なる表1のBに当るもの)をクラフト紙のみによ
るものにかえて使用すれば、ロスwdは1/2〜1/3
に減少する。 本発明においては、すでに説明したように線路
途中の接続部近辺に、εtanδのことなるところが
あるが、この部分は全体よりすれば僅かな部分で
あり、全体としては前記ロスwdの値と殆んどか
わるところがない。 それ故、本発明によれば、ポリオレフイン系プ
ラスチツクの単独使用又はクラフト紙との交互使
用による絶縁体またはポリオレフイン系プラスチ
ツクフイルムとクラフト紙との積層体による絶縁
体のみで絶縁されたケーブルと殆んどかわること
のない誘電体損失の少くない線路を形成すること
ができ、その実施面での効果は甚だ大きいものを
有している。
またケーブルに電圧がかけられた場合の絶縁体
(誘電体)中でのロスwdはwd=K・(ε・tanδ)
V2で表わされる。ここでKは比例定数、Vは対
地電圧=E/√3(E:線間電圧)である。 例えば、絶縁体全体にε=2.8、tanδ=0.001の
PPLP(クラフト紙とポリプロピレンの積層より
なる表1のBに当るもの)をクラフト紙のみによ
るものにかえて使用すれば、ロスwdは1/2〜1/3
に減少する。 本発明においては、すでに説明したように線路
途中の接続部近辺に、εtanδのことなるところが
あるが、この部分は全体よりすれば僅かな部分で
あり、全体としては前記ロスwdの値と殆んどか
わるところがない。 それ故、本発明によれば、ポリオレフイン系プ
ラスチツクの単独使用又はクラフト紙との交互使
用による絶縁体またはポリオレフイン系プラスチ
ツクフイルムとクラフト紙との積層体による絶縁
体のみで絶縁されたケーブルと殆んどかわること
のない誘電体損失の少くない線路を形成すること
ができ、その実施面での効果は甚だ大きいものを
有している。
第1図は製造ロツトと出荷ロツト等を示す説明
図である。第2図は本発明の実施に用いられる
OFケーブルの一例の断面図である。 1…電気導体、2…油通路、3…絶縁体内層、
4…絶縁体外層、5…金属シース、6…防食層。
図である。第2図は本発明の実施に用いられる
OFケーブルの一例の断面図である。 1…電気導体、2…油通路、3…絶縁体内層、
4…絶縁体外層、5…金属シース、6…防食層。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 区間ケーブルの端部よりある長さ範囲におい
てポリオレフイン系フイルム単独又はクラフト紙
と交互にした絶縁体あるいはポリオレフイン系プ
ラスチツクフイルムとクラフト紙の積層体よりな
る絶縁体の外層として耐鉛工絶縁体を有するOF
ケーブルを順次鉛工により接続することを特徴と
するOFケーブル線路。 2 耐鉛工絶縁体が内層となるポリオレフイン系
フイルム単独又はクラフト紙と交互にした絶縁体
あるいはポリオレフイン系プラスチツクフイルム
とクラフト紙の積層体よりなる絶縁体の外層とし
て巻付けられる際、前記絶縁体のみ巻付けた部分
と同一径とされることを特徴とする特許請求範囲
第1項記載のOFケーブル線路。 3 耐鉛工絶縁体材料として、クラフト紙テー
プ、弗素樹脂テープ、弗素樹脂テープとクラフト
紙テープの複合体、ポリメチルペンテンテープ、
ポリメチルペンテンとクラフト紙テープの複合体
の一つ又は複数が用いられることを特徴とする特
許請求の範囲第1項記載のOFケーブル線路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12701681A JPS5828109A (ja) | 1981-08-13 | 1981-08-13 | Ofケ−ブル線路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12701681A JPS5828109A (ja) | 1981-08-13 | 1981-08-13 | Ofケ−ブル線路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5828109A JPS5828109A (ja) | 1983-02-19 |
| JPH0363166B2 true JPH0363166B2 (ja) | 1991-09-30 |
Family
ID=14949596
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12701681A Granted JPS5828109A (ja) | 1981-08-13 | 1981-08-13 | Ofケ−ブル線路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5828109A (ja) |
-
1981
- 1981-08-13 JP JP12701681A patent/JPS5828109A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5828109A (ja) | 1983-02-19 |
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