JPH0363206B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0363206B2 JPH0363206B2 JP57159833A JP15983382A JPH0363206B2 JP H0363206 B2 JPH0363206 B2 JP H0363206B2 JP 57159833 A JP57159833 A JP 57159833A JP 15983382 A JP15983382 A JP 15983382A JP H0363206 B2 JPH0363206 B2 JP H0363206B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- film
- vacuum
- capacitor
- atmosphere
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、金属化フイルムコンデンサの製造方
法に関し、さらに詳しくはその巻取方法に関す
る。
法に関し、さらに詳しくはその巻取方法に関す
る。
従来例の構成とその問題点
従来、金属化フイルムコンデンサの巻き取り
は、大気中で行われることが一般的であるが、真
空中で巻き取りを行うという考え方がないわけで
はなかつた。この一つの目的は、真空中では空気
の抵抗が減少し、巻回中のしわや蛇行の一因とも
なる空気の巻き込みを減少させることができ、そ
の結果としてより高速巻き取りが可能となること
である。また誘電体が紙の場合には、乾燥を兼ね
るという目的もあつた。
は、大気中で行われることが一般的であるが、真
空中で巻き取りを行うという考え方がないわけで
はなかつた。この一つの目的は、真空中では空気
の抵抗が減少し、巻回中のしわや蛇行の一因とも
なる空気の巻き込みを減少させることができ、そ
の結果としてより高速巻き取りが可能となること
である。また誘電体が紙の場合には、乾燥を兼ね
るという目的もあつた。
一方、金属化フイルムコンデンサの経時変化は
主としてプラスチツクフイルム上に形成される金
属薄膜の酸化反応に起因している。従来要求され
る電位傾度が低い(例えば50V/μm)場合に
は、静電容量の経時変化は、JIS規格でいう1000
時間の連続耐用試験後に4%以内という水準を満
足させることは、それ程困難ではなかつた。これ
に対して、より高電位傾度設計においては、この
静電容量の経時変化は無視できなくなつてくる。
特に、高電位傾度下で自己回復性が優れるアルミ
ニウムの金属薄膜を用いる金属化フイルムコンデ
ンサでは、この傾向が著しい。大気中で巻回して
素子端面に金属溶射を施した後のコンデンサは、
長時間真空中で加熱乾燥しても、フイルム層間に
巻き込んだ空気、酸素を取り除くことは困難であ
つた。また真空中で巻回しても、そのまま大気中
に取り出して金属溶射するという方法では、フイ
ルム層間に進入する空気、酸素を無視することが
できなかつた。これらのことは一見矛盾している
ように思われるが、前者の場合には、金属容射に
よる加熱により、特にプラスチツクフイルムがポ
リプロピレンフイルムである場合には端部ですで
に収縮が発生し、巻回時の張力に加えて熱収縮の
ために層間の空気が閉じ込められる。また後者の
場合には、巻回時の張力のみでは、層間に進入し
ていく空気を排除できないことによる。
主としてプラスチツクフイルム上に形成される金
属薄膜の酸化反応に起因している。従来要求され
る電位傾度が低い(例えば50V/μm)場合に
は、静電容量の経時変化は、JIS規格でいう1000
時間の連続耐用試験後に4%以内という水準を満
足させることは、それ程困難ではなかつた。これ
に対して、より高電位傾度設計においては、この
静電容量の経時変化は無視できなくなつてくる。
特に、高電位傾度下で自己回復性が優れるアルミ
ニウムの金属薄膜を用いる金属化フイルムコンデ
ンサでは、この傾向が著しい。大気中で巻回して
素子端面に金属溶射を施した後のコンデンサは、
長時間真空中で加熱乾燥しても、フイルム層間に
巻き込んだ空気、酸素を取り除くことは困難であ
つた。また真空中で巻回しても、そのまま大気中
に取り出して金属溶射するという方法では、フイ
ルム層間に進入する空気、酸素を無視することが
できなかつた。これらのことは一見矛盾している
ように思われるが、前者の場合には、金属容射に
よる加熱により、特にプラスチツクフイルムがポ
リプロピレンフイルムである場合には端部ですで
に収縮が発生し、巻回時の張力に加えて熱収縮の
ために層間の空気が閉じ込められる。また後者の
場合には、巻回時の張力のみでは、層間に進入し
ていく空気を排除できないことによる。
巻き取りから金属溶射、外装工程に至るまで無
酸素下で行えば、それにこしたことはないが、極
めて繁雑な工程となる。
酸素下で行えば、それにこしたことはないが、極
めて繁雑な工程となる。
発明の目的
本発明の目的は、金属化フイルムコンデンサの
連続耐用試験時の静電容量の経時変化を少なくす
ることである。
連続耐用試験時の静電容量の経時変化を少なくす
ることである。
発明の構成
この目的を達成するために本発明は、巻取工程
のみを準無酸素雰囲気下で行い、その雰囲気中で
一旦巻回した素子に熱処理を施して、大気中に取
り出し、素子端面に金属溶射するものであり、大
気中に取り出した時、空気、酸素の速やかな層間
への進入を防止することが可能であるから、層間
に空気が進入することを外装工程まで防ぐことが
できるわけである。
のみを準無酸素雰囲気下で行い、その雰囲気中で
一旦巻回した素子に熱処理を施して、大気中に取
り出し、素子端面に金属溶射するものであり、大
気中に取り出した時、空気、酸素の速やかな層間
への進入を防止することが可能であるから、層間
に空気が進入することを外装工程まで防ぐことが
できるわけである。
実施例の説明
以下に実施例を示す。
実施例 1
厚さ6μmのポリプロピレンフイルムに、面抵
抗が4Ω/□となるようにアルミニウムを蒸着し
て金属化した後に、この一対を真空槽中で巻回し
た。この時の真空度は、10-4Torr、10-2Torr、
1Torr、100Torr、760Torrと変化させた。各々
の真空度で巻回したコンデンサ素子を105℃で2
時間の熱処理を施した後、大気中に取り出して亜
鉛を溶射した。さらにリード線を付けてから、ベ
ローズ付のアルミニウムケースに封入し、ワツク
ス含浸を行つて保護装置付金属化フイルムコンデ
ンサとした。試験は85℃の恒温槽中でAC420Vを
印加する連続耐用試験を行つた。評価は、静電容
量の経時変化で行つた。第1図に実線でその結果
を示す。なお、横軸は巻回、熱処理を行つた真空
度(Torr)であり、縦軸は連続耐用試験1000時
間後の静電容量の変化率(△C/C)を%で示し
ている。この結果より、巻回、熱処理時の真空度
は1Torr以下であれば、効果は飽和していること
がわかる。また真空槽中で巻回のみを行い、熱処
理を省いた場合を同図に点線で示す。この場合に
は、大気中(760Torr)で巻回する場合に比べて
やや静電容量の経時変化が小さいが、大きな効果
ではない。また100Torr以下での真空度ではその
効果も飽和している。
抗が4Ω/□となるようにアルミニウムを蒸着し
て金属化した後に、この一対を真空槽中で巻回し
た。この時の真空度は、10-4Torr、10-2Torr、
1Torr、100Torr、760Torrと変化させた。各々
の真空度で巻回したコンデンサ素子を105℃で2
時間の熱処理を施した後、大気中に取り出して亜
鉛を溶射した。さらにリード線を付けてから、ベ
ローズ付のアルミニウムケースに封入し、ワツク
ス含浸を行つて保護装置付金属化フイルムコンデ
ンサとした。試験は85℃の恒温槽中でAC420Vを
印加する連続耐用試験を行つた。評価は、静電容
量の経時変化で行つた。第1図に実線でその結果
を示す。なお、横軸は巻回、熱処理を行つた真空
度(Torr)であり、縦軸は連続耐用試験1000時
間後の静電容量の変化率(△C/C)を%で示し
ている。この結果より、巻回、熱処理時の真空度
は1Torr以下であれば、効果は飽和していること
がわかる。また真空槽中で巻回のみを行い、熱処
理を省いた場合を同図に点線で示す。この場合に
は、大気中(760Torr)で巻回する場合に比べて
やや静電容量の経時変化が小さいが、大きな効果
ではない。また100Torr以下での真空度ではその
効果も飽和している。
実施例 2
厚さ6μmのポリプロピレンフイルムに、面抵
抗が4Ω/□となるようにアルミニウムを蒸着し
て金属化した後に、この一対を真空槽中で巻回し
た。この時に、真空槽中は一旦真空度を
10-4Torr、10-2Torr、1Torr、100Torrと各々、
真空引きした後に、純度99.99%の窒素ガス
(N2)を各々1.1気圧まで導入して封じ切つた。
これにより、真空層中で巻回し、熱処理したコン
デンサ素子を再び大気中に取り出す時点において
も真空層中の圧力は大気圧以上に保たれるため
に、空気の流入は起きない。各々の雰囲気中で巻
回した素子を100℃で2時間の熱処理を施した後、
大気中に取り出して亜鉛を溶射した。さらにリー
ド線を半田付けしてから、ベローズ付のアルミニ
ウムケースに封入し、蓋をカーリングで固定して
から、ワツクス含浸を行い、保護装置付金属化フ
イルムコンデンサとした。試験は70℃の恒温槽中
でAC420Vを印加する連続耐用試験を行つた。評
価は、実施例1と同じく静電容量の経時変化で行
つた。この結果を第2図に実線で示す。なお、横
軸は窒素ガス導入前の最初に真空引きした真空度
を示す。この結果は実施例1と同様に、窒素ガス
を導入する前に1Torr以下まで真空引きすれば、
静電容量の経時変化が少ないことがわかる。また
1Torr以下になれば、高真空に引いた時と効果は
大差ない。真空槽中の窒素雰囲気下で熱処理を省
いた場合を点線で示したが、実施例1の真空中の
巻き取りよりも効果は認められる。ただし、この
場合でも酸素の少ない雰囲気下で巻き取るだけで
なく、熱処理を行うことでより効果が高まる。な
お、上記実施例では熱収縮性プラスチツクフイル
ムとしてポリプロピレンフイルムを使用した場合
を示したが、50〜200℃の範囲内の加熱で0.1〜10
%収縮するポリエステル、塩化ビニール等の熱収
縮性のプラスチツクフイルムを使用しても同様な
効果を得ることができる。
抗が4Ω/□となるようにアルミニウムを蒸着し
て金属化した後に、この一対を真空槽中で巻回し
た。この時に、真空槽中は一旦真空度を
10-4Torr、10-2Torr、1Torr、100Torrと各々、
真空引きした後に、純度99.99%の窒素ガス
(N2)を各々1.1気圧まで導入して封じ切つた。
これにより、真空層中で巻回し、熱処理したコン
デンサ素子を再び大気中に取り出す時点において
も真空層中の圧力は大気圧以上に保たれるため
に、空気の流入は起きない。各々の雰囲気中で巻
回した素子を100℃で2時間の熱処理を施した後、
大気中に取り出して亜鉛を溶射した。さらにリー
ド線を半田付けしてから、ベローズ付のアルミニ
ウムケースに封入し、蓋をカーリングで固定して
から、ワツクス含浸を行い、保護装置付金属化フ
イルムコンデンサとした。試験は70℃の恒温槽中
でAC420Vを印加する連続耐用試験を行つた。評
価は、実施例1と同じく静電容量の経時変化で行
つた。この結果を第2図に実線で示す。なお、横
軸は窒素ガス導入前の最初に真空引きした真空度
を示す。この結果は実施例1と同様に、窒素ガス
を導入する前に1Torr以下まで真空引きすれば、
静電容量の経時変化が少ないことがわかる。また
1Torr以下になれば、高真空に引いた時と効果は
大差ない。真空槽中の窒素雰囲気下で熱処理を省
いた場合を点線で示したが、実施例1の真空中の
巻き取りよりも効果は認められる。ただし、この
場合でも酸素の少ない雰囲気下で巻き取るだけで
なく、熱処理を行うことでより効果が高まる。な
お、上記実施例では熱収縮性プラスチツクフイル
ムとしてポリプロピレンフイルムを使用した場合
を示したが、50〜200℃の範囲内の加熱で0.1〜10
%収縮するポリエステル、塩化ビニール等の熱収
縮性のプラスチツクフイルムを使用しても同様な
効果を得ることができる。
発明の効果
本発明は以上に示したように、金属化フイルム
コンデンサの高耐圧化にとつて最大の課題である
静電容量の経時変化を小さくすることができるも
のであり、その産業性は大なるものである。
コンデンサの高耐圧化にとつて最大の課題である
静電容量の経時変化を小さくすることができるも
のであり、その産業性は大なるものである。
第1図は本発明によつて製造された金属化フイ
ルムコンデンサを1000時間、連続耐用試験した時
の静電容量の変化率を表わす図、第2図は同じく
本発明によつて製造された金属化フイルムコンデ
ンサを1000時間、連続耐用試験した時の静電容量
の変化率を表わす図である。
ルムコンデンサを1000時間、連続耐用試験した時
の静電容量の変化率を表わす図、第2図は同じく
本発明によつて製造された金属化フイルムコンデ
ンサを1000時間、連続耐用試験した時の静電容量
の変化率を表わす図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 熱収縮性のプラスチツクフイルムに金属薄膜
を形成した金属化フイルムを1Torr以下の真空中
で巻き取りを行い、次いで巻き取つたコンデンサ
素子を熱処理して端部を熱収縮させてから大気中
に取り出し、素子端面に金属溶射することを特徴
とする金属化フイルムコンデンサの製造方法。 2 熱収縮性のプラスチツクフイルムに金属薄膜
を形成した金属化フイルムを1Torr以下に排気し
た真空槽中で巻き取りを行い、この真空槽中に大
気圧を超える圧力まで不活性ガスを導入し、次い
で巻き取つたコンデンサ素子を熱処理して端部を
熱収縮させてから大気中に取り出し、素子端面に
金属溶射することを特徴とする金属化フイルムコ
ンデンサの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57159833A JPS5948913A (ja) | 1982-09-14 | 1982-09-14 | 金属化フイルムコンデンサの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57159833A JPS5948913A (ja) | 1982-09-14 | 1982-09-14 | 金属化フイルムコンデンサの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5948913A JPS5948913A (ja) | 1984-03-21 |
| JPH0363206B2 true JPH0363206B2 (ja) | 1991-09-30 |
Family
ID=15702238
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57159833A Granted JPS5948913A (ja) | 1982-09-14 | 1982-09-14 | 金属化フイルムコンデンサの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5948913A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2686477B2 (ja) * | 1987-10-02 | 1997-12-08 | 利昌工業 株式会社 | コンデンサ製造法 |
| JP2007043012A (ja) * | 2005-08-05 | 2007-02-15 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | コンデンサおよびコンデンサの製造方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5453253A (en) * | 1977-10-03 | 1979-04-26 | Nichicon Capacitor Ltd | Method of making winding type condenser |
| JPS5931018A (ja) * | 1982-08-16 | 1984-02-18 | ニツセイ電機株式会社 | 金属化プラスチツクフイルムコンデンサの製造方法 |
-
1982
- 1982-09-14 JP JP57159833A patent/JPS5948913A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5948913A (ja) | 1984-03-21 |
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