JPH0366620A - 医療用材料およびその製造方法 - Google Patents

医療用材料およびその製造方法

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JPH0366620A
JPH0366620A JP1204349A JP20434989A JPH0366620A JP H0366620 A JPH0366620 A JP H0366620A JP 1204349 A JP1204349 A JP 1204349A JP 20434989 A JP20434989 A JP 20434989A JP H0366620 A JPH0366620 A JP H0366620A
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延好 柏木
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正富 佐々木
Masanori Sakakibara
巨規 榊原
Makoto Saruhashi
誠 猿橋
Yoshihiro Oshibe
押部 義宏
Hiroshi Omura
大村 博
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、医療用材料、その製造方法および医療用器具
に関する。
〈従来技術〉 従来より、人工臓器等の血液と接触する部分を有する医
療用器具が製造され、使用されてきているが、これらの
医療用器具を構成する材料を選択する際に生体適合性は
重要な問題となる。 この生体適合性は使用される医療
用器具の表面性状が重要な要因となる。 一方、医療用
器具としての物性も大切であることは言うまでもない。
 従って、医療用器具として適切な物性を有する材料を
選択し、その表面性質を改質することが医療用材料とし
て応用する場合には有効であると考えられる。 事実、
このような銭点から従来より種々の表面改質法が提案さ
れている。 そのひとつに、反応性末端を有する脂溶性
ビタミンあるいは脂肪酸マクロマーの該反応性末端を基
材に結合させたものがある(特開昭63−130069
号公報、テルモ株式会社)。
〈発明が解決しようとする課題〉 これは、基材の医療用材料としての物性を遺憾なく発揮
させつつ、その表面に生体適合性を付与したという点で
画期的なものであったが、十分な生体適合性が得られた
とは言えず、生体適合性の向上については改良の余地が
あった。
従って、本発明は上述の問題点を解決した新規な医療用
材料その製造方法および医療用器具を提供することを目
的とする。
また、本発明は、長期間にわたり安定して優れた生体適
合性を示す医療用材料その製造方法および医療用器具を
提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 上記諸口的を解決するために、本発明は、高分子化合物
、親水性重合体部分と疎水性重合体部分とからなるブロ
ック共重合体、脂肪酸マクロマーからなり、高分子化合
物にブロック共重合体が共有結合してなるとともに、ブ
ロック共重合体に脂肪酸マクロマーが共有結合してなる
ことを特徴とるす医療用材料を提供する。
本発明はまた、高分子化合物にブロック共重合体の親水
性重合体部分が結合し、ブロック共重合体の疎水性部分
に脂肪酸マクロマーが結合してなるものがよい。
本発明はさらに、前記ブロック共重合体の疎水性部分は
フッ素化側鎖を有するものが好ましい。
また本発明は、脂肪酸マクロマーの官能基と親水性重合
体部分と親水性重合体部分とを有するブロック共重合体
の官能基の一部とを共有結合させる第1の工程と、該ブ
ロック共重合体の官能基の一部と高分子化合物の官能基
とを共有結合させる第2の工程とを有することを特徴と
する医療用材料の製造方法を提供する。
また本発明は、前記第1の工程における前記ブロック共
重合体の官能基の一部はカルボキシル基であり、前記第
2の工程におれる前記ブロック共重合体の官能基の一部
はエポキシ基であるのが好ましい。
さらに本発明は、前記ブロック共重合体の疎水性重合体
部分は前記第1の工程における官能基の一部を、有し、
前記ブロック共重合体の親水性重合体部分は前記第2の
工程における官能基の一部を有するものであるのがよい
また、本発明は、少なくとも血液と接触する部分が、高
分子化合物、親水性重合体部分と疎水性重合体部分とか
らなるブロック共重合体、および脂肪酸マクロマーから
なり、高分子化合物にブロッ共重合体が共有結合してな
るとともに、ブロック共重合体に脂肪酸マクロマーが共
有結合して医療用材料から形成されてなることを特徴と
する医療用器具を提供する。
以下に、本発明をさらに詳細に説明する。
本発明の医療用材料は、高分子化合物、親水性重合体部
分と疎水性重合体部分とからなるブロック共重合体、お
よび脂肪酸マクロマーからなり、高分子化合物にブロッ
ク共重合体が共有結合してなるとともに、ブロック共重
合体に脂肪酸マクロマーが共有結合したことを特徴とす
るものである。
このように本発明の医療用材料は、脂肪酸マクロマーが
ブロック共重合体を介して高分子化合物に共有結合して
いるので高分子化合物のひとつの結合点に対して多数の
脂肪酸が固定されており、より優れた生体適合性が得ら
れ、また脂肪酸の遊離がなく、長時間にわたって安定し
た生体適合性を示すものである。 また、脂肪酸とブロ
ック共重合体との間の分子鎖(スペーサ一部分)の存在
によって血小板粘着の抑制効果が期待されるのでより高
い生体適合性が付与され、分子鎖長も容易に制御でき、
安定した運動性が期待できる。
さらに、ブロック共重合体が親水性重合体部分と疎水性
重合体部分とからなるので、親疎水性のバランスが良く
、それによって優れた高分子化合物との反応性および表
面配向性が得られる。
また、ブロック共重合体が、親水性重合体部分において
高分子化合物と結合し、疎水性重合体部分において脂肪
酸マクロマーと結合しているものであると、脂肪酸マク
ロマーがより有効に作用し、より高い生体適合性が得ら
れる。
親水性重合体部分の原料単量体として、エポキシ基を有
する化合物としては、(メタ)アクリル酸系グリシジル
エステルが好ましく、その任意の組成の重合体を合成す
るため、またその共重合性から、(メタ)アクリル酸ま
たは(メタ)アクリル酸系エステルが、共重合単量体と
して好適に用いられる。
また反応活性な官能基を有する疎水性重合体部分の原料
単量体としては、官能基がカルボキシル基であることが
好ましく、具体的には(メタ)アクリル酸等が挙げられ
る。
さらに疎水性重合体部分には、フッ素化側鎖を有する(
メタ)アクリル酸エステルを用いると、疎水性重合体部
分が血液と接触するとき、免疫系の活性化の抑制がされ
るため好ましい。
親疎水幕を両有する好ましい共重合体は、下記の式で表
わされる。
上記式中R′ 2 R3およびR4は水素 原子または低級アルキル基を示し、同一でも異なってい
てもよく、R5は低級アルキル基またはヒドロキシアル
キル基を示す。 Xはフッ素化アルキル基を示し、m、
n、o、pは原料車量体の重量比[%]を示し、m:n
:o:pw10〜90:0.01〜60 : 20〜7
5:0.1〜20である。
特に、上記RI  R2R3およびR4は水素またはメ
チル基が好ましく、R5はメチル基、エチル基、プロピ
ル基、ブチル基、ヒドロキシエチル基、またはヒドロキ
シプロピル基が好ましい、 Xは、式−CFs   −
CLCFs、−CHF−tl:F3、−CF2CF3、
−Clh (Ch) 28.−CH(CFs)2、−C
H2(CFz) 4H1−CHzC)I2CaF+y等
を有す、る基が好ましい、 上記共重合体の原料車量体
の重量比[%]は、好ましくはm:n:o:p=20〜
50:0.1〜50:1〜50:1〜10である。
特に好ましい共重合体は、下記の式で表わされる。
m%n%O%P%Qおよびrの好ましい重量比[%コは
、10〜30:10〜30:0〜10:1〜10:30
〜50:1〜10である。
本発明の共重合体において、親水性重合体部分と疎水性
重合体部分は原料単量体の重量比[%コでおよそ70〜
50:30〜50が望ましい。
本発明に用いるブロック共重合体は、通常工業的に実施
されている方法、例えば水系懸濁重合、エマルジョン重
合、または溶液重合等で得ることができる。
親水性重合体部分のエポキシ基は、グリシジルアクリレ
ートまたはグリシジルメタクリレートを他の単量体とと
もに使用して重合させるか、あるいはグリシジルアクリ
レートまたはグリシジルメタクリレートを重合開始剤の
存在下に親水性重合体部分と反応させることによってブ
ロック共重合体に導入することができる。
ブロック共重合体の分子量は、500〜soo、ooo
の範囲が良く、分子量が500未満では、効率良く材料
表面全体を覆うことが難しく、500,000超の高分
子量では、高分子の溶解性および材料表面との反応性の
低下のため用いにくくなる。
ブロック共重合体におけるエポキシ基を有する単量体重
量比は、グリシジルメタクリレート量として0.01〜
60重量%であり、さらに好ましくは1〜10重量%が
適当である。 この単量体重量比が60重量%超では合
成時に重合体がゲル化しやすくなってしまい、0.01
重量%未満では反応性が低下するため好ましくない。
本発明において、リガンドとして疎水性重合体部分と結
合する脂肪酸としては、不飽和脂肪酸のエライジン酸、
オレイン酸、リノール酸、リルン酸、アラキドン酸およ
びエイコサペンタエン酸、または飽和脂肪酸のラウリル
酸、主リスチン酸、ペンタシル酸、パルミチン酸、ステ
アリン酸等があり、なかでも特に血液との適合性の良い
リノール酸が好ましい。 また、本発明において脂肪酸
は各々単独で使用してもよく、また混合物として使用し
てもよい。
これらの脂肪酸は血液適合性を向上させる働きがあるた
め、高分子化合物の表面にリガンドを結合させることで
、高分子化合物のもつ血?ri凝固性を弱めあるいは無
くすることができる。
前記脂肪酸はスペーサー 好ましくは親水性のスペーサ
ーを介して、脂肪酸マクロマーとして結合される。
本発明において、前記脂肪酸マクロマーは、例えば一方
の末端部に脂肪酸を有し、他方末端部はアミノ基を有す
るものであり、このアミン基と前述したブロック共重合
体の疎水性重合体部分の官能基、特にカルボキシル基と
を結合させることで、脂肪酸が表面に存在する高分子誘
導体を得ることができる。
なお、「マクロマー」とは、−船釣に重合性の官能基を
末端に有するポリマーを意味するものであるが、本明細
書においては、さらに広義に反応性官能基を末端に有す
るものを意味するものとして解釈されるべきである。
前記スペーサーとして具体的には、両末端に反応性の高
い官能基を有するアルキレングリコール類等が挙げられ
、ポリエチレングリコールジアミン、ポリプロピレング
リコールジアミン、ポリテトラメチレングリコールジア
ミンが好ましく、特にポリエチレングリコールジアミン
が好ましい。
例えば、スペーサーがアルキレングリコール骨格を有す
るものである場合、その重合度は、アルキレンの種類に
よっても異なるが、約1〜100程度であることが好ま
しく、また、特にアルキレングリコールとしては、ポリ
エチレングリコールおよびポリプロピレングリコールが
好ましく、重合度20〜90のポリエチレングリコール
および重合度10〜50のポリプロピレングリコールが
特に好ましい。
前記高分子誘導体を合成するための反応は、−船釣な方
法を用いることができる。
他方、高分子化合物としては、水酸基を有するセルロー
スおよびその誘導体が最も好適に使用され、その他ポリ
ビニルアルコール、ポリ酢酸ビニルの部分ケン化物、エ
チレンビニルアルコール系共重合体、エチレン酢酸ビニ
ル系共重合体の部分ケン化物、ポリアクリル酸またはポ
リメタクリル酸およびそれらの共重合体、ポリヒドロキ
シエチルメタクリレート、キチン、キトサン、コラーゲ
ン、ポリアクリルア主ド等を使用することができる。
前記ブロック共重合体または高分子誘導体と、高分子化
合物との反応は、高分子誘導体を適当な有機溶媒、例え
ばアセトン、メチルエチルケトン、ジオキサン、テトラ
ヒドワフラン等に溶解し、これにルイス酸触媒および塩
基性触媒、更に高分子化合物を加えることによって実施
される。 本発明でいうルイス酸触媒としては、四塩化
炭素、三弗化ホウ素、四塩化スズ、塩化亜鉛などがあり
、反応性の面から三弗化ホウ素が好ましい。
また、塩基性触媒としては、アルカリ土類金属の中でも
、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、ラジウム等
の水酸化物や水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、水酸化ルビジウム、水酸化セシウム、水酸
化フランシウム等のアルカリ金属の水酸化物が用いられ
、その中でも水酸化ナトリウムが溶解性、反応性の面か
ら最も好ましい。
本発明でいう高分子化合物は各種の成形体、例えば膜、
中空糸、繊維等にしたものを使用することができ、その
場合には高分子誘導体および触媒の溶液に該成形体を浸
漬することによって反応は実施される。
このようにして得られた反応生成物は生体適合性を有す
る。 また、成形された高分子化合物を用いた場合は、
高分子化合物成形体の有する物性を損なうことなく、そ
の表面性状を変化させるのみで、成形体との生体適合性
を得ることができる。 即ち、高分子化合物が有する血
m凝固、免疫系の活性化、血小板の変形等を惹起する性
質が低減または消失されるので、特に血液と接触する人
工臓器、医療用器具、例えば透析器、血液ろA器、血漿
分M器、血管内留置用カテーテル等の材料として好適で
ある。
〈実施例〉 以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。
(実施例1)リノール酸マクロマーの合成リノール酸2
0.0gを乾燥ベンゼン70mftに溶解し、フラスコ
C入れ、これに窒素気流下、五塩化リン14.8gを5
回に分けて加えた。 室温で12時間攪拌後、更に2時
間速流させた。 次いで、ベンゼンと反応副生物の三塩
化ホスホリル、および塩化水素を留去し、減圧蒸留によ
ってリノール酸クロライド14.0gを得た(沸点15
5  ℃/1.5mmHg、収率76%)。
フラスコにポリエチレングリコールシア朶ン(東し■製
PGD−40.分子量4114)50.4g、  トリ
エチルアミン1.48g、およびジクロロメタン120
mftを入れ、窒素気流下、これに水冷下(0℃)でリ
ノール酸クロライド3.66gのジクロロメタシフ0m
角溶液をゆっくり30分かけて滴下した。 その後、徐
々に室温に戻しながら2時間攪拌した。 反応終了後、
反応副生物のトリエチルアミン塩酸塩を濾別し、減圧下
でトリエチルアミン、ジクロロメタンを留去し、残留物
をクロロホルム100mJlに溶解し、水100mJ!
にておだやかに洗浄した。有機層を分取後、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥させた後、濃縮した。 これをフコ−ゲ
ルC−300入りのフラッシュクロマト(分解溶離液:
クロロホルム/メタノール−9/1容積比)により精製
を行なったところ、精製物13.7gを得た(収率26
%)。
これを赤外分光法(rR法)、プロトン核磁気共鳴法(
’H−N M R法)にて構造を確認し、ン夜体クロマ
トグラフィー(GPCモード、溶離液THF)にてリノ
ール酸及びPGD−40が含まれていないことを確認し
た。 上記特性値の結果を下記に示す。
IR法: 1B50cm−’アよドカルボニル伸縮振動
1540cl’アよドNH変角振動 1100cm−’エーテルCO伸縮振動’ )I−IJ
MR法: 60.9ppm  リノール酸 −CH361,3pp
m  リノール酸 −CH263,7ppm  ポリエ
チレングリコール−〇 C)(2CH20− δ5.3ppm リノール酸オレフィン−CH=CH− GPC法:保持容量 精製物 11.4mfLPGD−
4012,6mJL リノール酸 15.1m角 (実施例2)ブロック共重合体の合成 次に下記の組成を有する共重合体A(第1表)およびB
(第2表)を合成した。
第1表 共重合体A これをMEK (メチルエチルケトン)/MIBK(メ
チルイソブチルケトン)4o/ao(容量比)の混合溶
媒に30(W/V)%で溶解し保存した。
得られた粗生成物にメタノール200mJ2を加え、室
温で約30分間固まりがなくなるまで攪拌した後、遠心
分離を行ない、上澄みをデカンテーションにより除いた
。 同様な操作をさらに2回行なった後、真空乾燥を行
なったところ、13.21gの白色固体の高分子誘導体
Bが得られた。
(実施例5)再生セルロース膜への高分子誘導体のグラ
フト共重合 再生セルロース膜の表面に前記実施例3.4で得られた
高分子誘導体A、Bを以下のようにしてグラフト共重合
させた。
まず、水酸化ナトリウム0.5 (W/V)%水溶液1
00m1中に、それぞれ再生セルロース膜(膜厚0.2
mm)0.3gを30分間浸漬した。 次に前記実施例
3.4で得られた高分子誘導体A、Bを0.5 (W/
V)%含むアセトン溶液中に該セルロース膜をそれぞれ
浸漬し、室温下で24時間反応させた。
反応終了後、セルロース膜を取り出し、アセトン、エタ
ノール、蒸留水の順に充分に洗浄してそれぞれを医療用
材料A、Bとし下記実施例の試料とした。
(実施例6、および比較例1) 実施例5で得られた医療用材料A%Bを用いて、下記評
価試験1および2を行い、その結果を第3表および第4
表にそれぞれ示す。
評価試験1 血小板拡張能試験 3.8%クエン酸ナトリウム(採血量に対して1/10
容)を収容したポリプロピレン製シリンジを用いて、健
常人の静脈血を採血し、これをポリプロピレン製試験管
に管壁をつたわらせて静かに移し、800 r、p、m
、で5分間遠心分離し、上澄みの多血小板血漿(PRP
)を採取し、3.8%クエン酸ナトリウム希釈液(乳酸
リンゲルに対し1/10容)にて希釈して血小板浮遊液
を調製した。 この血小板浮遊液の血小板数は6600
0個/ m m 2であった。
この血小板浮遊液0.2mlを、本発明例として、実施
例5でそれぞれ得られた医療用材料A、Bを高分子誘導
体処理再生セルロース膜試料IXI (Cm)および比
較例1としての未処理再生セルロース膜試料1xl(c
m)に個々にのせ、2mmの厚みをもたせ室温下で30
分間接触させた。 所定時間経過後、各試料を3.8%
クエン酸ナトリウム希釈液にて軽く洗浄し、次に2.5
%ゲルタールアルデヒド/乳酸リンゲル溶液中に試料を
一畳夜冷所保存して周定した。 さらに3.8%クエン
酸ナトリウム希釈液にて軽く洗浄後、エタノール系列で
段階脱水しく50%、60%、70%、80%、90%
、95%、100%のそれぞれエタノール溶液中で10
分間順々に処理する。)、風乾し、走査型電子顕微鏡 
(JSM−840日本電子製)にて観察した。 評価法
は、0.07mm’に付着した血小板数とその形態変化
をみた。 形態変化は下記の3種に分類した。
■型:血小板正常形態である円盤形から球状化して3〜
4本の偽足を出したもので、材料面との粘着が比較的弱
いと考えられるもの。
II型:数本以上の偽足を伸ばして、偽足の半分まで胞
体を拡げたもので、材料面に強く粘着したと思われるも
の。
■型:偽足の長さの半分以上に薄い胞体を拡げたものが
、はぼ完全に胞体を拡張して類円系を呈し、材料面に完
全に粘着したと思われるもの。
試験結果を第3表に示す。
第 3 表 の変化を測定し、消費率を算出した。
第4表に示す。
第  4  表 結果を 評価試験2 補体価の変化の測定 実施例5で得られた本発明の医療用材料A、Bについて
、以下に示すMayer原法により補体価の変化を測定
した。
各試料を生理食塩水中に予め浸漬し・、収着平衡状態に
する。 各試料の表面の水分を軽く取り除き、1試料2
0 cm”の小片とし、これをプラスチック試験管に入
れ、成犬血清1mlを加える。 37℃で3時間保持し
て活性化した後、補体価CH50(50%溶血法による
補体価)第4表から本発明のセルロースシートは未処理
のものに比べて血清中の補体(i[[1cH50の減少
が非常に少ない事が明らかである。
(実施例7および比較例2〉 銅アンモニア再生セルロース中空糸をガラス管に入れ、
一端をアスピレータ−に接続し、他端をNaOH0,5
(W/V)%水溶液中に浸漬した。 更にアスピレータ
−の吸引力を利用し、中空糸内にNaOH*溶液を充填
した。 充填後、室温で30分間放置した。 ついで前
記中空糸中のNaOH*溶液を排出したのち、実施例3
および4で得られた高分子誘導体A、Bを0.5 (W
/V) %含ムシオキサン溶液を用いて前述したと同様
の手法でダイアライザー中にそれぞれ充填し、室温下で
24時間放置した。 その後溶液を排出したのち、ジオ
キサンで洗浄し、更に酸洗浄及び蒸溜水で十分に洗浄し
、25℃の温度で送風乾燥した。 さらに乾燥の完全を
期すために60℃のオーブン内に一夜放置した。
第1図はダイアライザーの体外循環実験用モジュールを
示し、具体的に説明する。
すなわち、ダイアライザー(人工腎III) 1は、内
径約200μm、外径約224μm、有効長14cmの
銅アンモニア再生セルロース中空糸341本を用いて中
空糸束2を形威し、筒状本体3内に挿入し両端をポリウ
レタン系ボッティング剤4.5で固定し、さらに両端に
ヘッダー6.7を取付はキャップ8.9により固着して
ダイアライザー(人工腎臓)1を作製した。 このもの
の膜内面積は300cm’であった。 なお第1図に示
されるダイアライザーにおいて筒状本体3の両端部付近
には、透析液用の入口管10および出口管11が設けら
れている。 その後蒸溜水を充填し、この状態のダイア
ライザーをオートクレーブは入れて115℃の温度で3
0分間滅菌処理を施した。 このダイアライザーを用い
、下記の評価試験を行った。
評価試験3 体外循環試験 ウサギを、北島式固定台に背位固定した。
ついで、電動バリカンで術野の毛を刈り酒精綿で清拭し
た。 ハサよで願下から鎖骨に入るまで正中線に沿って
切開し、ざらに筋膜を開き、神経、分枝血管および周囲
の組織を損傷しないよう心注意しながら右(左)総頚動
脈を剥離した。 ついで左(右)顔面静脈を同様に注意
しながら深く剥離し、IIU/muのヘパリン加生食水
を満たした混注用ゴムキャップを付けたテルモ株式会社
製サニフロ−(テルモ株式会社の登録商標)留置カテー
テルを挿入し、結紮固定した。 同様に、前記動脈にも
カテーテルを挿入し、結紮固定した。
このようにして準備したウサギ2oについて前記高分子
誘導体A、Bを用いたダイアライザー および比較対照
として同様の膜面積を有する未IA理の銅アンモニア再
生セルロース中空糸膜ダイアライザー(比較例2)を用
いて実験回路を準備した。 すなわち第2図に示すよう
に、ウサギ20の動脈に連結されたカテーテル21をポ
ンプ22に連結し、ざらにチャンバー23とウサギ2o
の静脈とをカテーテル25で連結した。 ポンプ22と
ダイアライザー1とはチューブ26で連結し、該チュー
ブ26はマノメータのイン27側に連通している。 さ
らに、ダイアライザー1とマノメータのアウト24側に
連通したチャンバー23とはチューブ28で連通した。
 一方、ダイアライザー1の透析液出入口はチューブ2
9で連結し、該チューブ29にはポンプ3oを設置する
とともに37℃の水浴31中に浸漬した。 このように
して構成された回路はIIIJ/mfLのヘパリン加生
食水(100mfl)でブライくング洗浄を行なった。
体外循環は血流量を10mj!/分に設定して行なわれ
た。実験条件としては、抗凝固剤は一切使用しなかった
。 循環開始直後、5分、10分、15分、20分、3
0分、45分、60分、120分後に1ml採血し、採
血した血液を1.5%EDTA−2Na生理食塩水にて
抗凝固処理した後、ELT−8(OrthInstru
ment社製)にて血球数を算定した。
その結果得られた白血球数(WBC)  血小板数(P
LT)およびヘマトクリット値()IcT)を第5表〜
第7表に示す、 第5表、および第6表は、それぞれ高
分子誘導体A、Bを用いて得られた処理銅アンモニア再
生セルロース中空糸膜ダイアライザーを用いた実験回路
からのデータ、第7表は、比較対照としての未処理銅ア
ンモニア再生セルロース中空糸膜ダイアライザー(比較
例2)を用いた実験回路からのデータである。 なお白
血球数、血小板数は次式を用いてHt値補正を行ない、
循環開始直前のI(を値での値として表わした。
簾−二−羞 Cx :補正値 CO:実測算定値 )1tx:補正基準)Ht値−最初の)It値Hto 
: Co値を得たときのHt値また、これらのデータに
基づく白血球数の変動をグラフにより第3図に示す。
なおPICとは、Percent of In1tia
l Count(初期値に対する%)を示す。
東−工−圭 符号の説明 1・・・ダイアライザー 3・・・筒状本体、 2・・・中空糸束、 4.5・・・ボッティング材、 6.7・・・ヘッダー 8.9・・・キャップ、 10・・・入口管、 11・・・出口管、 20・・・ウサギ、 21・・・カテーテル 22・・・ポンプ、 23・・・チャンバー 24・・・マノメータアウト、 25・・・カテーテル、 26・・・チューブ、 27・・・マノメータイン、 28・・・チューブ、 29・・・チューブ、 30・・・ポンプ、 〈発明の効果〉 本発明の医療用材料は、脂肪酸マクロマーが高分子化合
物にブロック共重合体を介して共有結合しているので、
高分子化合物の有する血液凝固性が低減化され、補体系
の活性化を抑制し、さらに血小板粘着が抑制されるので
、長時間にわたって安定した生体適合性が高分子化合物
に付与される。
また、本発明の医療用材料の製造方法によれば、上記医
療用材料を極めて効率良く製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例に適用、されたダイアライ
ザーの体外循環実験用モジュールの一部を切欠いた斜視
図である。 第2図は、本発明の実施例に用いた実験回路を示す。 第3図は、本発明の実施例において行った白血球の経時
変動の結果を示すグラフである。 1・・・水浴

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)高分子化合物、親水性重合体部分と疎水性重合体
    部分とからなるブロック共重合体、および脂肪酸マクロ
    マーからなり、高分子化合物にブロック共重合体が共有
    結合してなるとともに、ブロック共重合体に脂肪酸マク
    ロマーが共有結合してなることを特徴とする医療用材料
  2. (2)高分子化合物にブロック共重合体の親水性重合体
    部分が結合し、ブロック共重合体の疎水性重合体部分に
    脂肪酸マクロマーが結合してなる請求項1に記載の医療
    用材料。
  3. (3)前記ブロック共重合体の疎水性重合体部分はフッ
    素化側鎖を有するものである請求項1または2に記載の
    医療用材料。
  4. (4)請求項1に記載の医療用材料を製造するにあたり
    、脂肪酸マクロマーの官能基と、親水性重合体部分と疎
    水性重合体部分とからなるブロック共重合体の官能基の
    一部とを共有結合させる第1の工程と、該ブロック共重
    合体の官能基の一部と、高分子化合物の官能基とを共有
    結合させる第2の工程とを有することを特徴とする医療
    用材料の製造方法。
  5. (5)前記第1の工程における前記ブロック共重合体の
    官能基の一部はカルボキシル基であり、前記第2の工程
    における前記ブロック共重合体の官能基の一部はエポキ
    シ基である請求項4に記載の医療用材料の製造方法。
  6. (6)前記ブロック共重合体の疎水性重合体部分は前記
    第1の工程における官能基の一部を有し、前記ブロック
    共重合体の親水性重合体部分は前記第2の工程における
    官能基の一部を有するものである請求項4または5に記
    載の医療用材料の製造方法。
  7. (7)少なくとも血液と接触する部分が請求項1〜3の
    いずれかに記載の医療用材料から形成されてなることを
    特徴とする医療用器具。
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