JPH0370518B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0370518B2 JPH0370518B2 JP11129883A JP11129883A JPH0370518B2 JP H0370518 B2 JPH0370518 B2 JP H0370518B2 JP 11129883 A JP11129883 A JP 11129883A JP 11129883 A JP11129883 A JP 11129883A JP H0370518 B2 JPH0370518 B2 JP H0370518B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fiber
- bulky
- cross
- thermoplastic synthetic
- fiber product
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims description 43
- 229920002994 synthetic fiber Polymers 0.000 claims description 16
- 239000012209 synthetic fiber Substances 0.000 claims description 16
- 229920001169 thermoplastic Polymers 0.000 claims description 16
- 239000004416 thermosoftening plastic Substances 0.000 claims description 16
- QPFMBZIOSGYJDE-UHFFFAOYSA-N 1,1,2,2-tetrachloroethane Chemical compound ClC(Cl)C(Cl)Cl QPFMBZIOSGYJDE-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 6
- -1 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 claims description 6
- RNFJDJUURJAICM-UHFFFAOYSA-N 2,2,4,4,6,6-hexaphenoxy-1,3,5-triaza-2$l^{5},4$l^{5},6$l^{5}-triphosphacyclohexa-1,3,5-triene Chemical compound N=1P(OC=2C=CC=CC=2)(OC=2C=CC=CC=2)=NP(OC=2C=CC=CC=2)(OC=2C=CC=CC=2)=NP=1(OC=1C=CC=CC=1)OC1=CC=CC=C1 RNFJDJUURJAICM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 4
- 239000003063 flame retardant Substances 0.000 claims description 4
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 claims description 4
- ISWSIDIOOBJBQZ-UHFFFAOYSA-N Phenol Chemical compound OC1=CC=CC=C1 ISWSIDIOOBJBQZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 3
- 239000007864 aqueous solution Substances 0.000 claims description 3
- 229920000139 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 claims description 3
- 239000005020 polyethylene terephthalate Substances 0.000 claims description 3
- QAOWNCQODCNURD-UHFFFAOYSA-N sulfuric acid Substances OS(O)(=O)=O QAOWNCQODCNURD-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 3
- 239000012046 mixed solvent Substances 0.000 claims description 2
- 239000000945 filler Substances 0.000 description 12
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 9
- 229920000642 polymer Polymers 0.000 description 8
- 235000009419 Fagopyrum esculentum Nutrition 0.000 description 5
- 238000009987 spinning Methods 0.000 description 5
- 241000219051 Fagopyrum Species 0.000 description 4
- WOZVHXUHUFLZGK-UHFFFAOYSA-N dimethyl terephthalate Chemical compound COC(=O)C1=CC=C(C(=O)OC)C=C1 WOZVHXUHUFLZGK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 4
- LYCAIKOWRPUZTN-UHFFFAOYSA-N Ethylene glycol Chemical compound OCCO LYCAIKOWRPUZTN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 239000004952 Polyamide Substances 0.000 description 3
- 238000002074 melt spinning Methods 0.000 description 3
- 229920002647 polyamide Polymers 0.000 description 3
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 229920002292 Nylon 6 Polymers 0.000 description 2
- ADCOVFLJGNWWNZ-UHFFFAOYSA-N antimony trioxide Chemical compound O=[Sb]O[Sb]=O ADCOVFLJGNWWNZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 2
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 2
- 239000012510 hollow fiber Substances 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 2
- JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N Ethyl urethane Chemical compound CCOC(N)=O JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 240000008620 Fagopyrum esculentum Species 0.000 description 1
- 229920002302 Nylon 6,6 Polymers 0.000 description 1
- 240000007594 Oryza sativa Species 0.000 description 1
- 235000007164 Oryza sativa Nutrition 0.000 description 1
- 235000006089 Phaseolus angularis Nutrition 0.000 description 1
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 1
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 1
- 235000010711 Vigna angularis Nutrition 0.000 description 1
- 240000007098 Vigna angularis Species 0.000 description 1
- ZOIORXHNWRGPMV-UHFFFAOYSA-N acetic acid;zinc Chemical compound [Zn].CC(O)=O.CC(O)=O ZOIORXHNWRGPMV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 235000019504 cigarettes Nutrition 0.000 description 1
- GKMXREIWPASRMP-UHFFFAOYSA-J dipotassium;oxalate;oxygen(2-);titanium(4+) Chemical compound [O-2].[K+].[K+].[Ti+4].[O-]C(=O)C([O-])=O.[O-]C(=O)C([O-])=O GKMXREIWPASRMP-UHFFFAOYSA-J 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 1
- 239000006260 foam Substances 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 1
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 229910052698 phosphorus Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011574 phosphorus Substances 0.000 description 1
- 229920006149 polyester-amide block copolymer Polymers 0.000 description 1
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 1
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 1
- 235000009566 rice Nutrition 0.000 description 1
- 239000002356 single layer Substances 0.000 description 1
- 239000004753 textile Substances 0.000 description 1
- 235000013311 vegetables Nutrition 0.000 description 1
- 239000004246 zinc acetate Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Bedding Items (AREA)
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
Description
本発明は嵩高繊維製品に関するものであり、さ
らに詳しくは新規な詰物を充填含有せしめてなる
快適な弾力性と適度なかたさを有する嵩高繊維製
品に関する。 従来より枕、クツシヨン等は充填物として、パ
ンヤ、ソバガラ、モミガラ、ウレタンフオーム、
小豆等を充填したものが多い。ところがこれら公
知の充填物を用いた枕、クツシヨン等は、○イ柔軟
性が大き過ぎる、○ロ弾力性に乏しい、○ハ重過ぎ
る、○ニかた過ぎる、○ホ詰め物が外力によつて内部
でにげる等の欠点を1以上有し快適感を欠くもの
であつた。さらに植物性の充填物を用いたものは
燃え易いために火災の危険性をも有していた。 本発明者は、かかる欠点のいずれもを解消し、
衛生的及び健康的で、かつ安全性の高い嵩高繊維
製品を提供することを目的として鋭意研究を重ね
た結果、ついに所期の目的を達成する本発明に到
達した。 すなわち本発明は繊維断面の外接円直径が1〜
5mmで、且つ10mm以下の繊維長に切断された繊維
断面形状が〓型及び/又は〓型の熱可塑性合成繊
維を、全充填物に対して30重量%以上充填含有せ
しめたことを特徴とする嵩高繊維品である。 本発明における熱可塑性合成繊維としては、ポ
リプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル類
(代表的なものとしてポリエチレンテレフタレー
トが挙げられる)、ポリアミド類(代表的なもの
としてナイロン6、ナイロン66が挙げられる)等
を挙げることができるが、特にポリエステル、ポ
リアミドが好適である。 本発明における熱可塑性合成繊維の断面形状
は、実質的に〓型又は〓型であることが必要であ
り、該繊維の充填に際しては、前記のいずれか一
方の断面形状を有する繊維であれば良く、もちろ
ん両方の断面形状のものが混合されていても良
い。 従来より溶融紡糸して得られる熱可塑性合成繊
維の繊維断面は種々のものがあり、枕、クツシヨ
ン等の充填物として軽量性の点から中空繊維を用
いることが公知である。しかしこの場合、中空繊
維は断面に平行な方向の外力に対してはわずかの
弾性を示すが、断面に垂直な方向の外力に対して
は硬すぎて枕又はクツシヨンとした場合、使用時
に人体との違和感が生じ、従つて枕及びクツシヨ
ン等の構造体としては不適当であつた。 これに対して本発明の充填物である〓及び/又
は〓型の断面形状繊維は、ローブ部分(中心部か
ら突出したひれ部分)の弾性が大きく、かつ外力
がかかつてもローブ部分の開口部が相互に嵌合し
あうことがないため嵩高性が損われないという特
徴を有しており、十字型やY字型の断面形状繊維
の如く、中心部から突出したひれ部分が外力によ
つて相互に嵌合し、嵩高性が損われるといつた欠
点がない。 本発明における熱可塑性合成繊維の断面のサイ
ズは、繊維断面の外接円直径が1〜5mmであるこ
とが必要である。かかるサイズを満足する繊維
は、枕又はクツシヨン等の充填物とした場合、適
度な滑り性があるので、頭或いは人体の形に合致
するように変形し易く、さらに人体との違和感を
生じることなく、従つて安定した状態を保つこと
が可能である。ここで繊維断面の外接円の直径が
1mm未満の場合は、充填密度が高くなり過ぎ、し
かも枕又はクツシヨン等の構造体としての適当な
弾性が充分に得られない。一方繊維断面の外接円
の直径が5mmを超える場合は、その製造が難し
く、たとえ製造が出来たとしても、嵩高繊維製品
とする場合、経済的な観点からコスト的に見合わ
ないものとなる。 本発明における熱可塑性合成繊維の繊維長は10
mm以下であることが必要であり、特に3〜8mmで
あるのが好ましい。繊維長が10mmを超えるもの
は、枕又はクツシヨン等の充填物として用いた場
合、嵩密度が小さくなり、弾力性が低下し、詰め
物が外力によつて内部で逃げるようになる。 本発明における熱可塑性合成繊維は例えば次の
ようにして製造される。即ち、ポリマーとしては
従来の衣料用に供される熱可塑性合成繊維と比較
して高粘度のポリマーを用い、通常の溶融紡糸装
置により、繊維断面形状が〓型又は〓型であつ
て、該断面の外接円の直径が1〜5mmとなるよう
な紡糸孔を有する紡糸口金を用いて溶融紡出し、
ついで紡出糸条を直ちに水で冷却して捲取り、そ
の後、連続式カツターで10mm以下の所定の繊維長
に適宜切断する。 本発明における熱可塑性合成繊維の製造に際し
て、ポリマーの粘度は、特定する異形々成性の面
で重要であり、特にポリエステルの場合、固有粘
度0.70(フエノール/テトラクロルエタン=6/
4の混合溶媒中30℃で測定)以上、ポリアミドの
場合は、相対粘度3.0(96%濃硫酸水溶液中20℃で
測定)以上のポリマーを用いることによつて異
形々成性が向上する。しかも前記高粘度ポリマー
より得られた繊維は、弾性が大きく、枕又はクツ
シヨン等の嵩高繊維にした場合、適度なかたさと
柔軟性が得られる。 本発明における熱可塑性合成繊維は、従来より
公知の難燃化処理を施すことにより、火災に対す
る安全性が高められ、枕又はクツシヨン等にした
場合、不注意による寝タバコ等の火災の原因から
免れることも可能である。 本発明において前記熱可塑性合成繊維を充填材
として枕又はクツシヨン等の嵩高繊維製品とする
場合、その充填量が重要となる。本発明において
は、該充填量を全充填物に対して少くとも30重量
%以上充填含有せしめることが必要である。30重
量%未満では、枕及びクツシヨン等の嵩高繊維製
品とした場合、本発明の効果が得られない。 尚充填に際して、前記熱可塑性合成繊維は、用
途によつて単独充填物として又は他の充填物と分
離或は混合充填状態で用いる。他の充填物との混
用比率については、枕、クツシヨン等用途に応じ
て適宜選定するのが良い。 ここに言う分離状態とは、2種以上の充填物を
袋体等で区分した2重以上の多重構造を言う。第
2図には2重構造充填物の横断面例を示した。 以下本発明を実施例により説明するが、本発明
はもとよりこれらの実施例に限定されるものでは
ない。 実施例 1 相対粘度3.5(96%濃硫酸水溶液中20℃で測定)
のナイロン6ポリマーを紡糸温度280℃にて、紡
糸孔の形状が〓型のスリツト状で、該スリツトの
巾が0.1mmの単孔を有する紡糸口金より紡出し、
ノズル直下30mmの位置で20℃の水中に導き、水中
で50cm走行冷却させた後10m/分の速度で捲取つ
た。該繊維の横断面形状の外接円直径は3mm、各
ローブの平均肉厚は0.5mmであつた。ついで該繊
維を連続式カツターにより5mmの長さに切断した
後、第1表の実験No.1〜4に示す各種充填量でそ
れぞれ枕を試作した。実験No.2及び3の枕の内部
構造は、第2図に示す如く、ソバガラの入つた中
袋の全周囲を、本発明使用の充填繊維で囲むよう
な2重構造とした。 第1図に本例で試作した枕の斜視図、第2図に
第1図A−A′線の断面図を示す。ただし第2図
は、本例の実験No.2及び3の場合を示す。実験No.
1及び4は当然のことながら、枕の内部構造は一
重構造とした。
らに詳しくは新規な詰物を充填含有せしめてなる
快適な弾力性と適度なかたさを有する嵩高繊維製
品に関する。 従来より枕、クツシヨン等は充填物として、パ
ンヤ、ソバガラ、モミガラ、ウレタンフオーム、
小豆等を充填したものが多い。ところがこれら公
知の充填物を用いた枕、クツシヨン等は、○イ柔軟
性が大き過ぎる、○ロ弾力性に乏しい、○ハ重過ぎ
る、○ニかた過ぎる、○ホ詰め物が外力によつて内部
でにげる等の欠点を1以上有し快適感を欠くもの
であつた。さらに植物性の充填物を用いたものは
燃え易いために火災の危険性をも有していた。 本発明者は、かかる欠点のいずれもを解消し、
衛生的及び健康的で、かつ安全性の高い嵩高繊維
製品を提供することを目的として鋭意研究を重ね
た結果、ついに所期の目的を達成する本発明に到
達した。 すなわち本発明は繊維断面の外接円直径が1〜
5mmで、且つ10mm以下の繊維長に切断された繊維
断面形状が〓型及び/又は〓型の熱可塑性合成繊
維を、全充填物に対して30重量%以上充填含有せ
しめたことを特徴とする嵩高繊維品である。 本発明における熱可塑性合成繊維としては、ポ
リプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル類
(代表的なものとしてポリエチレンテレフタレー
トが挙げられる)、ポリアミド類(代表的なもの
としてナイロン6、ナイロン66が挙げられる)等
を挙げることができるが、特にポリエステル、ポ
リアミドが好適である。 本発明における熱可塑性合成繊維の断面形状
は、実質的に〓型又は〓型であることが必要であ
り、該繊維の充填に際しては、前記のいずれか一
方の断面形状を有する繊維であれば良く、もちろ
ん両方の断面形状のものが混合されていても良
い。 従来より溶融紡糸して得られる熱可塑性合成繊
維の繊維断面は種々のものがあり、枕、クツシヨ
ン等の充填物として軽量性の点から中空繊維を用
いることが公知である。しかしこの場合、中空繊
維は断面に平行な方向の外力に対してはわずかの
弾性を示すが、断面に垂直な方向の外力に対して
は硬すぎて枕又はクツシヨンとした場合、使用時
に人体との違和感が生じ、従つて枕及びクツシヨ
ン等の構造体としては不適当であつた。 これに対して本発明の充填物である〓及び/又
は〓型の断面形状繊維は、ローブ部分(中心部か
ら突出したひれ部分)の弾性が大きく、かつ外力
がかかつてもローブ部分の開口部が相互に嵌合し
あうことがないため嵩高性が損われないという特
徴を有しており、十字型やY字型の断面形状繊維
の如く、中心部から突出したひれ部分が外力によ
つて相互に嵌合し、嵩高性が損われるといつた欠
点がない。 本発明における熱可塑性合成繊維の断面のサイ
ズは、繊維断面の外接円直径が1〜5mmであるこ
とが必要である。かかるサイズを満足する繊維
は、枕又はクツシヨン等の充填物とした場合、適
度な滑り性があるので、頭或いは人体の形に合致
するように変形し易く、さらに人体との違和感を
生じることなく、従つて安定した状態を保つこと
が可能である。ここで繊維断面の外接円の直径が
1mm未満の場合は、充填密度が高くなり過ぎ、し
かも枕又はクツシヨン等の構造体としての適当な
弾性が充分に得られない。一方繊維断面の外接円
の直径が5mmを超える場合は、その製造が難し
く、たとえ製造が出来たとしても、嵩高繊維製品
とする場合、経済的な観点からコスト的に見合わ
ないものとなる。 本発明における熱可塑性合成繊維の繊維長は10
mm以下であることが必要であり、特に3〜8mmで
あるのが好ましい。繊維長が10mmを超えるもの
は、枕又はクツシヨン等の充填物として用いた場
合、嵩密度が小さくなり、弾力性が低下し、詰め
物が外力によつて内部で逃げるようになる。 本発明における熱可塑性合成繊維は例えば次の
ようにして製造される。即ち、ポリマーとしては
従来の衣料用に供される熱可塑性合成繊維と比較
して高粘度のポリマーを用い、通常の溶融紡糸装
置により、繊維断面形状が〓型又は〓型であつ
て、該断面の外接円の直径が1〜5mmとなるよう
な紡糸孔を有する紡糸口金を用いて溶融紡出し、
ついで紡出糸条を直ちに水で冷却して捲取り、そ
の後、連続式カツターで10mm以下の所定の繊維長
に適宜切断する。 本発明における熱可塑性合成繊維の製造に際し
て、ポリマーの粘度は、特定する異形々成性の面
で重要であり、特にポリエステルの場合、固有粘
度0.70(フエノール/テトラクロルエタン=6/
4の混合溶媒中30℃で測定)以上、ポリアミドの
場合は、相対粘度3.0(96%濃硫酸水溶液中20℃で
測定)以上のポリマーを用いることによつて異
形々成性が向上する。しかも前記高粘度ポリマー
より得られた繊維は、弾性が大きく、枕又はクツ
シヨン等の嵩高繊維にした場合、適度なかたさと
柔軟性が得られる。 本発明における熱可塑性合成繊維は、従来より
公知の難燃化処理を施すことにより、火災に対す
る安全性が高められ、枕又はクツシヨン等にした
場合、不注意による寝タバコ等の火災の原因から
免れることも可能である。 本発明において前記熱可塑性合成繊維を充填材
として枕又はクツシヨン等の嵩高繊維製品とする
場合、その充填量が重要となる。本発明において
は、該充填量を全充填物に対して少くとも30重量
%以上充填含有せしめることが必要である。30重
量%未満では、枕及びクツシヨン等の嵩高繊維製
品とした場合、本発明の効果が得られない。 尚充填に際して、前記熱可塑性合成繊維は、用
途によつて単独充填物として又は他の充填物と分
離或は混合充填状態で用いる。他の充填物との混
用比率については、枕、クツシヨン等用途に応じ
て適宜選定するのが良い。 ここに言う分離状態とは、2種以上の充填物を
袋体等で区分した2重以上の多重構造を言う。第
2図には2重構造充填物の横断面例を示した。 以下本発明を実施例により説明するが、本発明
はもとよりこれらの実施例に限定されるものでは
ない。 実施例 1 相対粘度3.5(96%濃硫酸水溶液中20℃で測定)
のナイロン6ポリマーを紡糸温度280℃にて、紡
糸孔の形状が〓型のスリツト状で、該スリツトの
巾が0.1mmの単孔を有する紡糸口金より紡出し、
ノズル直下30mmの位置で20℃の水中に導き、水中
で50cm走行冷却させた後10m/分の速度で捲取つ
た。該繊維の横断面形状の外接円直径は3mm、各
ローブの平均肉厚は0.5mmであつた。ついで該繊
維を連続式カツターにより5mmの長さに切断した
後、第1表の実験No.1〜4に示す各種充填量でそ
れぞれ枕を試作した。実験No.2及び3の枕の内部
構造は、第2図に示す如く、ソバガラの入つた中
袋の全周囲を、本発明使用の充填繊維で囲むよう
な2重構造とした。 第1図に本例で試作した枕の斜視図、第2図に
第1図A−A′線の断面図を示す。ただし第2図
は、本例の実験No.2及び3の場合を示す。実験No.
1及び4は当然のことながら、枕の内部構造は一
重構造とした。
【表】
試作したそれぞれの枕を着用した結果、実験No.
3及び4で示される本発明の枕は、従来のソバガ
ラのみ又はその他の充填物を用いた枕では味わい
得ない適度な弾性を与え得るものであつて、使用
時は頭部に沿いやすく快適であつた。これに比べ
て実験No.1及び2の場合は弾性が乏しく、本発明
の如く快適な使用感が得られなかつた。 実施例 2 388部のテレフタル酸ジメチル、248部のエチレ
ングリコール、14.6部の下記式で示すリン化合
物、テレフタル酸ジメチルに対し0.07重量%の酢
酸亜鉛、0.02重量%のシユウ酸チタニルカリウム
及び0.01重量%の三酸化アンチモンから成る混合
物を150〜230℃で120分間加熱し、エステル交換
反応を行なつた後、系の温度を30分間で275℃に
し、系の圧力を徐々に減じて45分後に0.2mmHg
とし、この条件下で更に120分間反応を続け、難
燃性付与ポリエチレンテレフタレート系ポリマー
を得た。 得られたポリマーは固有粘度0.71(フエノー
ル/テトラクロルエタン=6/4の混合溶媒中30
℃で測定)、融点254℃であつた。該ポリマーを実
施例1と同様にして溶融紡糸し、得られた繊維を
連続式カツターにより5mmの長さに切断した後、
実施例1の実験No.3と同様にして枕を試作した。
試作した枕は難燃性に優れると同時にその着用結
果は頭部に沿いやすく快適であつた。 比較例 1 実施例1と同様にして溶融紡糸し、得られた繊
維を連続式カツターにより15mmの長さに切断した
後、実施例1の実験No.3と同様にして枕を試作し
た。本例で試作した枕を着用した結果、違和感が
強く不快であつた。 比較例 2 断面形状が〓型で断面外接円の直径が0.8mmの
繊維製造用の紡糸口金を用いた他は実施例1と同
一紡糸条件で紡出し、紡出糸条を20℃の冷却風に
より冷却した後、50m/分の速度で捲き取り、断
面外接円の直径が0.8mmの繊維を得た。得られた
繊維を連続式カツターにより5mmに切断した後、
実施例1の実験No.3と同様にして枕を試作した。
本例で試作した枕を着用した結果、従来のソバガ
ラ100%の枕とほとんど使用感は変らず、弾性が
乏しく、本発明の如く快適な使用感が得られなか
つた。
3及び4で示される本発明の枕は、従来のソバガ
ラのみ又はその他の充填物を用いた枕では味わい
得ない適度な弾性を与え得るものであつて、使用
時は頭部に沿いやすく快適であつた。これに比べ
て実験No.1及び2の場合は弾性が乏しく、本発明
の如く快適な使用感が得られなかつた。 実施例 2 388部のテレフタル酸ジメチル、248部のエチレ
ングリコール、14.6部の下記式で示すリン化合
物、テレフタル酸ジメチルに対し0.07重量%の酢
酸亜鉛、0.02重量%のシユウ酸チタニルカリウム
及び0.01重量%の三酸化アンチモンから成る混合
物を150〜230℃で120分間加熱し、エステル交換
反応を行なつた後、系の温度を30分間で275℃に
し、系の圧力を徐々に減じて45分後に0.2mmHg
とし、この条件下で更に120分間反応を続け、難
燃性付与ポリエチレンテレフタレート系ポリマー
を得た。 得られたポリマーは固有粘度0.71(フエノー
ル/テトラクロルエタン=6/4の混合溶媒中30
℃で測定)、融点254℃であつた。該ポリマーを実
施例1と同様にして溶融紡糸し、得られた繊維を
連続式カツターにより5mmの長さに切断した後、
実施例1の実験No.3と同様にして枕を試作した。
試作した枕は難燃性に優れると同時にその着用結
果は頭部に沿いやすく快適であつた。 比較例 1 実施例1と同様にして溶融紡糸し、得られた繊
維を連続式カツターにより15mmの長さに切断した
後、実施例1の実験No.3と同様にして枕を試作し
た。本例で試作した枕を着用した結果、違和感が
強く不快であつた。 比較例 2 断面形状が〓型で断面外接円の直径が0.8mmの
繊維製造用の紡糸口金を用いた他は実施例1と同
一紡糸条件で紡出し、紡出糸条を20℃の冷却風に
より冷却した後、50m/分の速度で捲き取り、断
面外接円の直径が0.8mmの繊維を得た。得られた
繊維を連続式カツターにより5mmに切断した後、
実施例1の実験No.3と同様にして枕を試作した。
本例で試作した枕を着用した結果、従来のソバガ
ラ100%の枕とほとんど使用感は変らず、弾性が
乏しく、本発明の如く快適な使用感が得られなか
つた。
第1図は本発明の枕の斜視図、第2図は第1図
A−A′線の断面図を示す。 1……布帛物、2……本発明で規定する熱可塑
性合成繊維充填物、3……ソバガラ。
A−A′線の断面図を示す。 1……布帛物、2……本発明で規定する熱可塑
性合成繊維充填物、3……ソバガラ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 繊維断面の外接円直径が1〜5mmで、且つ10
mm以下の繊維長に切断された繊維断面形状が〓型
及び/又は〓型の熱可塑性合成繊維を、全充填物
に対して30重量%以上充填含有せしめたことを特
徴とする嵩高繊維製品。 2 熱可塑性合成繊維が固有粘度0.70(フエノー
ル/テトラクロルエタン=6/4の混合溶媒中30
℃で測定)以上のポリエステル及び/又は相対粘
度3.0(96%濃硫酸水溶液中20℃で測定)以上のポ
リアミドより成る特許請求の範囲第1項記載の嵩
高繊維製品。 3 嵩高繊維製品が枕である特許請求の範囲第1
項又は第2項記載の嵩高繊維製品。 4 嵩高繊維製品がクツシヨンである特許請求の
範囲第1項又は第2項記載の嵩高繊維製品。 5 熱可塑性合成繊維がポリエチレンテレフタレ
ート系難燃性ポリエステル繊維である特許請求の
範囲第1項乃至第4項のいずれかに記載の嵩高繊
維製品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11129883A JPS602274A (ja) | 1983-06-21 | 1983-06-21 | 嵩高繊維製品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11129883A JPS602274A (ja) | 1983-06-21 | 1983-06-21 | 嵩高繊維製品 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS602274A JPS602274A (ja) | 1985-01-08 |
| JPH0370518B2 true JPH0370518B2 (ja) | 1991-11-07 |
Family
ID=14557673
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11129883A Granted JPS602274A (ja) | 1983-06-21 | 1983-06-21 | 嵩高繊維製品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS602274A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0144124Y2 (ja) * | 1986-06-20 | 1989-12-20 | ||
| GB9202344D0 (en) * | 1992-02-04 | 1992-03-18 | Walker John | Cover structure |
| JP5832367B2 (ja) * | 2012-05-06 | 2015-12-16 | 秀司 牛田 | 枕 |
-
1983
- 1983-06-21 JP JP11129883A patent/JPS602274A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS602274A (ja) | 1985-01-08 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP3004438B1 (en) | Heat-bondable conjugate fiber with excellent softness and nonwoven fabric using the same | |
| JP5569641B1 (ja) | 静粛性と軽量性に優れた弾性網状構造体 | |
| JP6566900B2 (ja) | 三次元桟構造体 | |
| WO2016189879A1 (ja) | 三次元桟構造体 | |
| JPS60185816A (ja) | 複合発泡モノフイラメントおよびその製造方法 | |
| JPH0370518B2 (ja) | ||
| PT1026291E (pt) | Fio de corte ou fio de pesca em materia sintetica | |
| EP0042150B1 (en) | Bulky non-woven fabric of polybutylene terephthalate continuous filaments | |
| JPS59137552A (ja) | 不織布 | |
| EP0162564A2 (en) | Fiber for insulating material, non-woven fabric, wadding structure and net-like fiber sheet | |
| JP3076372B2 (ja) | ポリエステルフィラメント糸、その製造方法ならびにその織編物およびその製造方法 | |
| EP0317192B1 (en) | New polyester fiberfill | |
| JPH1189869A (ja) | 使い捨てカイロ | |
| JP5578185B2 (ja) | 混綿詰め綿 | |
| JPWO1996027036A1 (ja) | ポリエステルフィラメント系、その製造方法ならびにその織編物およびその製造方法 | |
| KR102347840B1 (ko) | 두 종류의 중공복합사를 포함한 벌키성을 가지는 복원력 및 보온성이 우수한 충전재 | |
| JPS621005B2 (ja) | ||
| KR20190044795A (ko) | 고기능성 폴리에스테르계 중공복합사 및 이를 이용한 보온성 충전재 | |
| JP2002000408A (ja) | 乗物用座席 | |
| JP2003013337A (ja) | 立体織物 | |
| JP3620604B2 (ja) | 難燃性座席と製法 | |
| KR20160119915A (ko) | 폴리에스테르계 중공복합사 및 이를 이용한 보온성 충전재 | |
| JP4642275B2 (ja) | 車輌用内装材 | |
| JPH0681282A (ja) | ポリエステル系複合嵩高糸よりなるロープ | |
| US20250027233A1 (en) | Shaped cross-sectional polyethylene yarn and functional fabric including the same |