JPH0370628B2 - - Google Patents
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- JPH0370628B2 JPH0370628B2 JP57084411A JP8441182A JPH0370628B2 JP H0370628 B2 JPH0370628 B2 JP H0370628B2 JP 57084411 A JP57084411 A JP 57084411A JP 8441182 A JP8441182 A JP 8441182A JP H0370628 B2 JPH0370628 B2 JP H0370628B2
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- Japan
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- ethylene
- laminated
- weight
- resin
- peel strength
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はポリオレフイン系樹脂延伸糸よりなる
織物(布)又は不織布にエチレン系樹脂をラミネ
ートした積層シートを素材とし、これより得られ
たウエルド剥離強度の大きいフレキシブルコンテ
ナーに関するものである。 従来、フレキシブルコンテナーの素材として積
層シートが使用されている。例えば、ランニング
タイプのフレキシブルコンテナーの積層シートと
しては、ポリエステルまたはナイロンのマルチフ
イラメント系織布に塩化ビニル樹脂フイルムをラ
ミネートした積層シートを使用しているが、高価
であるために使用される分野を制限されてしま
う。 また、ワンウエイタイプのフレキシブルコンテ
ナーの積層シートとして、高密度ポリエチレンの
一軸延伸織物単体をそのまま、ないし、該一軸延
伸織物に30〜50μ程度の低密度ポリエチレンフイ
ルムを熱処理によつてラミネートし、防湿性を付
与させた積層シート(実開昭54−45277号公報)
を使用するか、あるいは、ポリプロピレンの一軸
延伸織物単体をそのまま、ないし、該一軸延伸織
物に30〜50μ程度のポリプロピレンを熱処理によ
つてラミネートして防湿性を付与させた積層シー
トを使用している。 しかし、このようなワンウエイタイプのフレキ
シブルコンテナー用積層シートは高周波融着シー
トによるウエルダー(融着)性が無く、そのため
縫製によつてフレキシブルコンテナーを製造して
おり、縫目から破袋あるいは一部切れて内容物が
洩れるというトラブルが発生し易く、実用上問題
となつている。 この欠点を改良するものとして、ポリエチレン
製樹脂延伸糸よりなる織物の両面に、エチレン・
酢酸ビニル共重合体の溶融皮膜または、低密度ポ
リエチレンとエチレン・酢酸ビニル共重合体の積
層溶融皮膜をラミネートし、ついでこのエチレ
ン・酢酸ビニル共重合体皮膜同志を高周波融着し
た袋が提案されている(実開昭55−146234号公
報)。 このものは防湿性に富む袋である。しかし、融
着したウエルド部の接着強度が小さいので、大型
(重量物)用のコンテナーバツグとしては不適で
ある。 本発明はこのような問題を解決し、防湿に富
み、ウエルド強度の大きいフレキシブルコンテナ
ーを提供するもので、高周波溶着によつて積層シ
ート同志をシールすることができ、シール後のウ
エルダー剥離強度も少なくとも10Kg/3cm巾を示
すフレキシブルコンテナーを提供するものであ
る。 即ち、本発明は、ポリオレフイン系樹脂延伸糸
よりなる織物または不織布の表裏面に、アンカー
コート剤を塗布し、ついで表面がオゾン処理され
たエチレン系樹脂の溶融膜を該オゾン処理された
面が前記アンカーコート剤が塗布された不織布の
面に対向させて圧縮して得られた積層シートを高
周波融着して製造した前記融着したウエルド部分
の剥離強度が少くとも10Kg/3cm巾のフレキシブ
ルコンテナーを提供するものである。 本発明のフレキシブルコンテナーの素材の積層
シートは高周波融着が可能で高周波シールでのウ
エルド剥離強度が少なくとも10Kg/3cm巾、好ま
しくは13〜30Kg/3cm巾にまで向上させることが
できたものである。 この積層シートとして使用されるポリオレフイ
ン系樹脂延伸糸よりなる織物または不織布(以下
単に「基材」と略記する。)としては、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、エチレン・ブテン共重合
体、プロピレン・ブテン・共重合体、エチレン・
プロピレン共重合などのオレフイン単重合体ない
しオレフイン共重合体樹脂を一軸又は二軸延伸に
よつて得られるテープ状、モノフイラメント状、
マルチフイラメント状などの各種形状の繊維を織
物または不織布としたものである。これら基材は
その強度に特に制限は無いが、フレキシブルコン
テナー用として用いるためには引張強度が30Kg/
5cm巾以上、好ましくは50〜600Kg/5cm巾、更
に好ましくは70〜400Kg/5cm巾であることが望
ましい。 上記基材に接着させてラミネートするエチレン
系樹脂としては、低密度ポリエチレン、高密度ポ
リエチレン、エチレン・α−オレフイン共重合体
(α−オレフインとしてプロピレン、ブテン−1、
ヘキセン−1,4−メチルペンテン−1、オクテ
ン−1等である)、エチレン・ビニルエステル共
重合体(エチレン・酢酸ビニル共重合体等)、エ
チレン・α,β−不飽和カルボン酸エステル共重
合体(エチレンとアクリル酸メチル、アクリル酸
エチル、メタアクリル酸メチル、メタアクリル酸
エチルまたはメタアクリル酸ブチル等との共重合
体)、エチレン・α,β−不飽和カルボン酸共重
合体(エチレンとアクリル酸、メタアクリル酸、
エチルアクリル酸、イタコン酸、マレイン酸また
はフマル酸等との共重合体)、エチレン・α,β
−カルボン酸共重合体の金属中和物(金属中和物
として用いられる金属イオンとしてNa+、K+、
Li+、Cu+、Mg++、Ca++、Fe++、Zn++、Al+++、
Fe+++、などがある)等があり、これらは二重以
上の混合体として使用することもできる。これら
樹脂の中ではエチレン・酢酸ビニル共重合体(好
ましくは酢酸ビニル含量5〜40重量%)、エチレ
ン・エチルアクリレート共重合体(好ましくはエ
チルアクリレート含量5〜40重量%)、エチレ
ン・アクリル酸共重合体(好ましくはアクリル酸
含量3〜15重量%)またはエチレン・α,β−カ
ルボン酸共重合体(好ましくはα,β−カルボン
酸含量0.1〜30重量%)の金属中和物(好ましく
はZn、Na、K、Ca、Mg、の金属イオン)が好
ましい。これらの樹脂の溶融粘度は加工温度が
120〜290℃で加工出来れば特に制限ないが、メル
トインデツクス(190℃)は0.5〜200g/10分、
更に好ましくは1〜50g/10分の範囲のものであ
るのが良い。 また、これら樹脂にはブチル化ヒドロキシトル
エン(BHT)、等の酸化防止剤、高級脂肪酸アマ
イド等のスリツプ剤、ポリグリセリン脂肪酸等の
帯電防止剤または防曇剤、酸化硅素等のアンチブ
ロツキング剤、酸化硅素、酸化チタン、酸化鉄、
カーボン等の高周波ウエルダー適性向上剤、その
他有機および無機質の顔料、および難燃剤、等の
添加剤、充填剤及びロジン、エチレン・プロピレ
ン共重合体ゴム、ポリブタジエンゴム等のゴム等
の改質材等を必要に応じて添加することが出来
る。この場合極端に接着強度を低下させる物質又
は量は避けるべきである。 これらエチレン系樹脂は上記基材に片面または
両面ラミネートすることができるが、一般にフレ
キシブルコンテナー用として用いる場合は両面ラ
ミネートすることが好ましい。 基材に平面のみラミネートした場合の高周波シ
ールはエチレン系樹脂同志を重ね合わせてウエル
ド剥離強度を測定する。 上記基材にコートもしくはラミネートして接着
させるエチレン系樹脂の量としては高周波シール
でのウエルド剥離強度、剛性等のフレキシブルコ
ンテナーとしての品質、実用性の面から通常50〜
3000g/m2、好ましくは70〜1000g/m2、更に好ま
しくは90〜500g/m2とするのが良い。 ウエルダー剥離強度を10Kg/3cm巾以上に保持
する為には基材とニミネート樹脂との接着強度を
良くする必要があり、そのためには以下に示す方
法によつて製造する。 (1) 基材に、ポリエチレンイミン、アルキルチタ
ネート、α,β−不飽和カルボン酸などをグラ
フト重合した変性ポリオレフイン、イソシアネ
ート化合物、ポリウレタンなどのアンカーコー
ト剤を塗布し、溶剤を乾燥させる。次に、上記
エチレン系樹脂を押出機のTダイより樹脂温度
120〜290℃で押出して溶融膜となし、該溶融膜
をオゾン処理した後、該処理面を接着面として
アンカーコート処理した基材面に圧着ラミネー
トする方法。 (2) 基材に後記の特定なアンカーコート剤を塗布
し、溶剤を乾燥させる。次に、このアンカーコ
ート処理した基材面を接着面とし、これに前述
のエチレン系樹脂を押出機のT−ダイより樹脂
温度200℃〜290℃で押出した溶融膜をオゾン処
理後、基材面に圧着ラミネートする方法。 前記特定なアンカーコート剤としては、 (a) イソシアネート化合物(ポリウレタン、ウレ
タンプレポリマーを含む)100重量部に対し、
酢酸ビニル含有量20〜50重量部のエチレン・酢
酸ビニル共重合体を10重量%以上、好ましくは
30〜200重量部配合したもの、 (b) イソシアネート化合物100重量部に対し、後
記環化ゴムを10重量部以上、好ましくは30〜
200重量部配合したもの。 (c) イソシアネート化合物100重量部に対し、酢
酸ビニル含有量20〜50重量%のエチレン・酢酸
ビニル共重合体を10重量部以上、好ましくは30
〜200重量部と環化ゴムを10重量部以上、好ま
しくは30〜200重量部配合したもの。 をトルエン、酢酸エチルなどの溶剤に固形分が1
〜20重量%になるよう溶解したものを使用する。 上記環化ゴムとは天然ゴムあるいは合成ゴムに
ある種の酸化薬剤を作用させるか、他の適当な処
理を施しゴムの不飽和度を元来のものの1/2から
1/3に減少した異性体である。これら環化ゴムと
しては日本ゴム協会発行「ゴム工業便覧<改訂版
>」第644〜648頁(昭和36年1月1日発行)に記
載されるものがあるが、中でも天然ゴムを酸触媒
(例えば塩化第二錫)により環化させたゴムが良
い。 また、上記(1)〜(2)のアンカーコート処理する前
に基材に対するエチレン系樹脂皮膜の接着力をよ
り向上させるために基材表面にコロナ放電処理を
施こす方が好ましい。 上記ラミネートするエチレン系樹脂は押出機に
より単一相として押出すこともできるが、酢酸ビ
ニル含量あるいはフイラー含量の異なる樹脂フイ
ルムを共押出した後で基材にラミネートすること
もできる。 上記方法以外にもドライラミネート法、カレン
ダー加工貼合せ法などの公知の方法があるが、こ
れらの方法によつて積層したものであつても良
い。 実施例 1 基材として、高密度ポリエチレンの一軸延伸フ
ラツトヤーン織布(ヤーン巾8mm、厚み26μm、
1700デニール、打込み本数タテ14本/インチ×ヨ
コ14本/インチを用い、その両面にコロナ放電処
理(片面の処理量、30ワツト・分/m2)をし、片
面にイソシアネート系アンカーコート剤(日本曹
達社製商品名「チタボンド−104」、有効成分4重
量%の酢酸エチル溶液)を塗布し、ドライヤーに
て溶剤を除きアンカーコート処理を施した。更に
反対の片面にも同様にアンカーコート処理を施し
た。 次に押出ラミネート装置にて、メルトフローレ
ート15g/分、酢酸ビニル含量20重量%のエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体90重量%とTiO210重量
%の混合物(ラミネート組成物)を、押出機に装
着したTダイから、樹脂温度240℃で押出して溶
融膜となした。 次いで該溶融膜の一方の面に向けて、ダイ下40
mmの位置に設置したノズルからオゾン濃度20g/
m2の空気を300/時の量で吹付ることにより、
該溶融膜の片面をオゾン処理した。 この溶融膜のオゾン処理面を接着面として、先
のアンカーコート処理したフラツトヤーンクロス
に圧着ロールにて圧着ラミネートした。この時の
ラミネート速度は30m/分、ラミネート層の厚み
は200g/m2とした。 次に反対片面側にも同様に圧着ラミネートし
た。 上記積層シートを使用し高周波ウエルダーによ
り外寸1080mm角、高さ1550mmのフレキシブルコン
テナー袋(1トン袋)を作成し、これらを用いて
実際に内容物(樹脂ペレツト1トン)をつめて高
さ1mの所から落す落下試験による実用テストを
実施した。 また、高周波シールでのウエルド剥離強度を測
定した。結果は表−1に示す。 高周波シールでのウエルド剥離強度が10Kg/3
cm巾以上有する積層シートがフレキシブルコンテ
ナー用として優れた特性があることがわかつた。 なお、高周波ウエルド剥離強度の測定は以下に
示す方法にて実施した。 (1) ウエルド装置:高野電機社製TIV−270B(商
品名)を使用し、能力2.6kw、周波数40.68M
Hz、使用金型30mm×250mm=750mm2ウエルド時
間はテストサンプルにより約10〜120秒の範
囲内で変える。 (2) ウエルド剥離試験片は第1図の如く平面図
で、第2図の如き側面図の形状のものを使用
した。第1図および第2図における斜線部分
は高周波ウエルド接着部分である。 なお、図中のa,bおよびcは試験片の寸法
を表わし、各々は次の如くである。 a:30mm b:40mm c:120mm (3) 強度測定方法 インストロン型引張り試験機を使用し、引張
り速度200mm/分での最大強度を測定した。 実施例 2 基材をポリプロピレンの一軸延伸フラツトヤン
織布(ヤーン巾6mm、厚み29μ、1500デニール、
打込み本数タテ15本/インチ、ヨコ15本/イン
チ)とした他は全て実施例1と同じに実施した。 フレキシブルコンテナー落下試験とウエルダー
剥離強度の測定結果は表−1に示す。 実施例 3 基材のアンカーコート処理剤をイソシアネート
系アンカーコート剤(日本ポリウレタン社製商品
名「コロネートL」)と環化ゴム(精工化学社製
商品名「サーモライト」)を酢酸エチルに各々
5wt%溶かした混合物に変えたことの他は全て実
施例1と同じに実施した。 フレキシブルコンテナー落下試験とウエルダー
剥離強度の測定結果は表−1に示す。 比較例 1 基材のアンカーコート処理をせず、また、ラミ
ネート樹脂のオゾン処理をしない他は全て実施例
1と同じに実施した。 フレキシブルコンテナー落下試験とウエルダー
剥離強度の測定結果は表−1に示す。 比較例 2 ラミネート樹脂のオゾン処理をせずにその他は
全て実施例2と同じに実施した。 フレキシブルコンテナー落下試験とウエルダー
剥離強度の測定結果は表−1に示す。 比較例 3 基材のアンカーコート処理をせず、また、ラミ
ネート樹脂のオゾン処理をしない他は全て実施例
2と同じに実施した。 フレキシブルコンテナー落下試験とウエルダー
剥離強度の測定結果は表−1に示す。 【表】
織物(布)又は不織布にエチレン系樹脂をラミネ
ートした積層シートを素材とし、これより得られ
たウエルド剥離強度の大きいフレキシブルコンテ
ナーに関するものである。 従来、フレキシブルコンテナーの素材として積
層シートが使用されている。例えば、ランニング
タイプのフレキシブルコンテナーの積層シートと
しては、ポリエステルまたはナイロンのマルチフ
イラメント系織布に塩化ビニル樹脂フイルムをラ
ミネートした積層シートを使用しているが、高価
であるために使用される分野を制限されてしま
う。 また、ワンウエイタイプのフレキシブルコンテ
ナーの積層シートとして、高密度ポリエチレンの
一軸延伸織物単体をそのまま、ないし、該一軸延
伸織物に30〜50μ程度の低密度ポリエチレンフイ
ルムを熱処理によつてラミネートし、防湿性を付
与させた積層シート(実開昭54−45277号公報)
を使用するか、あるいは、ポリプロピレンの一軸
延伸織物単体をそのまま、ないし、該一軸延伸織
物に30〜50μ程度のポリプロピレンを熱処理によ
つてラミネートして防湿性を付与させた積層シー
トを使用している。 しかし、このようなワンウエイタイプのフレキ
シブルコンテナー用積層シートは高周波融着シー
トによるウエルダー(融着)性が無く、そのため
縫製によつてフレキシブルコンテナーを製造して
おり、縫目から破袋あるいは一部切れて内容物が
洩れるというトラブルが発生し易く、実用上問題
となつている。 この欠点を改良するものとして、ポリエチレン
製樹脂延伸糸よりなる織物の両面に、エチレン・
酢酸ビニル共重合体の溶融皮膜または、低密度ポ
リエチレンとエチレン・酢酸ビニル共重合体の積
層溶融皮膜をラミネートし、ついでこのエチレ
ン・酢酸ビニル共重合体皮膜同志を高周波融着し
た袋が提案されている(実開昭55−146234号公
報)。 このものは防湿性に富む袋である。しかし、融
着したウエルド部の接着強度が小さいので、大型
(重量物)用のコンテナーバツグとしては不適で
ある。 本発明はこのような問題を解決し、防湿に富
み、ウエルド強度の大きいフレキシブルコンテナ
ーを提供するもので、高周波溶着によつて積層シ
ート同志をシールすることができ、シール後のウ
エルダー剥離強度も少なくとも10Kg/3cm巾を示
すフレキシブルコンテナーを提供するものであ
る。 即ち、本発明は、ポリオレフイン系樹脂延伸糸
よりなる織物または不織布の表裏面に、アンカー
コート剤を塗布し、ついで表面がオゾン処理され
たエチレン系樹脂の溶融膜を該オゾン処理された
面が前記アンカーコート剤が塗布された不織布の
面に対向させて圧縮して得られた積層シートを高
周波融着して製造した前記融着したウエルド部分
の剥離強度が少くとも10Kg/3cm巾のフレキシブ
ルコンテナーを提供するものである。 本発明のフレキシブルコンテナーの素材の積層
シートは高周波融着が可能で高周波シールでのウ
エルド剥離強度が少なくとも10Kg/3cm巾、好ま
しくは13〜30Kg/3cm巾にまで向上させることが
できたものである。 この積層シートとして使用されるポリオレフイ
ン系樹脂延伸糸よりなる織物または不織布(以下
単に「基材」と略記する。)としては、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、エチレン・ブテン共重合
体、プロピレン・ブテン・共重合体、エチレン・
プロピレン共重合などのオレフイン単重合体ない
しオレフイン共重合体樹脂を一軸又は二軸延伸に
よつて得られるテープ状、モノフイラメント状、
マルチフイラメント状などの各種形状の繊維を織
物または不織布としたものである。これら基材は
その強度に特に制限は無いが、フレキシブルコン
テナー用として用いるためには引張強度が30Kg/
5cm巾以上、好ましくは50〜600Kg/5cm巾、更
に好ましくは70〜400Kg/5cm巾であることが望
ましい。 上記基材に接着させてラミネートするエチレン
系樹脂としては、低密度ポリエチレン、高密度ポ
リエチレン、エチレン・α−オレフイン共重合体
(α−オレフインとしてプロピレン、ブテン−1、
ヘキセン−1,4−メチルペンテン−1、オクテ
ン−1等である)、エチレン・ビニルエステル共
重合体(エチレン・酢酸ビニル共重合体等)、エ
チレン・α,β−不飽和カルボン酸エステル共重
合体(エチレンとアクリル酸メチル、アクリル酸
エチル、メタアクリル酸メチル、メタアクリル酸
エチルまたはメタアクリル酸ブチル等との共重合
体)、エチレン・α,β−不飽和カルボン酸共重
合体(エチレンとアクリル酸、メタアクリル酸、
エチルアクリル酸、イタコン酸、マレイン酸また
はフマル酸等との共重合体)、エチレン・α,β
−カルボン酸共重合体の金属中和物(金属中和物
として用いられる金属イオンとしてNa+、K+、
Li+、Cu+、Mg++、Ca++、Fe++、Zn++、Al+++、
Fe+++、などがある)等があり、これらは二重以
上の混合体として使用することもできる。これら
樹脂の中ではエチレン・酢酸ビニル共重合体(好
ましくは酢酸ビニル含量5〜40重量%)、エチレ
ン・エチルアクリレート共重合体(好ましくはエ
チルアクリレート含量5〜40重量%)、エチレ
ン・アクリル酸共重合体(好ましくはアクリル酸
含量3〜15重量%)またはエチレン・α,β−カ
ルボン酸共重合体(好ましくはα,β−カルボン
酸含量0.1〜30重量%)の金属中和物(好ましく
はZn、Na、K、Ca、Mg、の金属イオン)が好
ましい。これらの樹脂の溶融粘度は加工温度が
120〜290℃で加工出来れば特に制限ないが、メル
トインデツクス(190℃)は0.5〜200g/10分、
更に好ましくは1〜50g/10分の範囲のものであ
るのが良い。 また、これら樹脂にはブチル化ヒドロキシトル
エン(BHT)、等の酸化防止剤、高級脂肪酸アマ
イド等のスリツプ剤、ポリグリセリン脂肪酸等の
帯電防止剤または防曇剤、酸化硅素等のアンチブ
ロツキング剤、酸化硅素、酸化チタン、酸化鉄、
カーボン等の高周波ウエルダー適性向上剤、その
他有機および無機質の顔料、および難燃剤、等の
添加剤、充填剤及びロジン、エチレン・プロピレ
ン共重合体ゴム、ポリブタジエンゴム等のゴム等
の改質材等を必要に応じて添加することが出来
る。この場合極端に接着強度を低下させる物質又
は量は避けるべきである。 これらエチレン系樹脂は上記基材に片面または
両面ラミネートすることができるが、一般にフレ
キシブルコンテナー用として用いる場合は両面ラ
ミネートすることが好ましい。 基材に平面のみラミネートした場合の高周波シ
ールはエチレン系樹脂同志を重ね合わせてウエル
ド剥離強度を測定する。 上記基材にコートもしくはラミネートして接着
させるエチレン系樹脂の量としては高周波シール
でのウエルド剥離強度、剛性等のフレキシブルコ
ンテナーとしての品質、実用性の面から通常50〜
3000g/m2、好ましくは70〜1000g/m2、更に好ま
しくは90〜500g/m2とするのが良い。 ウエルダー剥離強度を10Kg/3cm巾以上に保持
する為には基材とニミネート樹脂との接着強度を
良くする必要があり、そのためには以下に示す方
法によつて製造する。 (1) 基材に、ポリエチレンイミン、アルキルチタ
ネート、α,β−不飽和カルボン酸などをグラ
フト重合した変性ポリオレフイン、イソシアネ
ート化合物、ポリウレタンなどのアンカーコー
ト剤を塗布し、溶剤を乾燥させる。次に、上記
エチレン系樹脂を押出機のTダイより樹脂温度
120〜290℃で押出して溶融膜となし、該溶融膜
をオゾン処理した後、該処理面を接着面として
アンカーコート処理した基材面に圧着ラミネー
トする方法。 (2) 基材に後記の特定なアンカーコート剤を塗布
し、溶剤を乾燥させる。次に、このアンカーコ
ート処理した基材面を接着面とし、これに前述
のエチレン系樹脂を押出機のT−ダイより樹脂
温度200℃〜290℃で押出した溶融膜をオゾン処
理後、基材面に圧着ラミネートする方法。 前記特定なアンカーコート剤としては、 (a) イソシアネート化合物(ポリウレタン、ウレ
タンプレポリマーを含む)100重量部に対し、
酢酸ビニル含有量20〜50重量部のエチレン・酢
酸ビニル共重合体を10重量%以上、好ましくは
30〜200重量部配合したもの、 (b) イソシアネート化合物100重量部に対し、後
記環化ゴムを10重量部以上、好ましくは30〜
200重量部配合したもの。 (c) イソシアネート化合物100重量部に対し、酢
酸ビニル含有量20〜50重量%のエチレン・酢酸
ビニル共重合体を10重量部以上、好ましくは30
〜200重量部と環化ゴムを10重量部以上、好ま
しくは30〜200重量部配合したもの。 をトルエン、酢酸エチルなどの溶剤に固形分が1
〜20重量%になるよう溶解したものを使用する。 上記環化ゴムとは天然ゴムあるいは合成ゴムに
ある種の酸化薬剤を作用させるか、他の適当な処
理を施しゴムの不飽和度を元来のものの1/2から
1/3に減少した異性体である。これら環化ゴムと
しては日本ゴム協会発行「ゴム工業便覧<改訂版
>」第644〜648頁(昭和36年1月1日発行)に記
載されるものがあるが、中でも天然ゴムを酸触媒
(例えば塩化第二錫)により環化させたゴムが良
い。 また、上記(1)〜(2)のアンカーコート処理する前
に基材に対するエチレン系樹脂皮膜の接着力をよ
り向上させるために基材表面にコロナ放電処理を
施こす方が好ましい。 上記ラミネートするエチレン系樹脂は押出機に
より単一相として押出すこともできるが、酢酸ビ
ニル含量あるいはフイラー含量の異なる樹脂フイ
ルムを共押出した後で基材にラミネートすること
もできる。 上記方法以外にもドライラミネート法、カレン
ダー加工貼合せ法などの公知の方法があるが、こ
れらの方法によつて積層したものであつても良
い。 実施例 1 基材として、高密度ポリエチレンの一軸延伸フ
ラツトヤーン織布(ヤーン巾8mm、厚み26μm、
1700デニール、打込み本数タテ14本/インチ×ヨ
コ14本/インチを用い、その両面にコロナ放電処
理(片面の処理量、30ワツト・分/m2)をし、片
面にイソシアネート系アンカーコート剤(日本曹
達社製商品名「チタボンド−104」、有効成分4重
量%の酢酸エチル溶液)を塗布し、ドライヤーに
て溶剤を除きアンカーコート処理を施した。更に
反対の片面にも同様にアンカーコート処理を施し
た。 次に押出ラミネート装置にて、メルトフローレ
ート15g/分、酢酸ビニル含量20重量%のエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体90重量%とTiO210重量
%の混合物(ラミネート組成物)を、押出機に装
着したTダイから、樹脂温度240℃で押出して溶
融膜となした。 次いで該溶融膜の一方の面に向けて、ダイ下40
mmの位置に設置したノズルからオゾン濃度20g/
m2の空気を300/時の量で吹付ることにより、
該溶融膜の片面をオゾン処理した。 この溶融膜のオゾン処理面を接着面として、先
のアンカーコート処理したフラツトヤーンクロス
に圧着ロールにて圧着ラミネートした。この時の
ラミネート速度は30m/分、ラミネート層の厚み
は200g/m2とした。 次に反対片面側にも同様に圧着ラミネートし
た。 上記積層シートを使用し高周波ウエルダーによ
り外寸1080mm角、高さ1550mmのフレキシブルコン
テナー袋(1トン袋)を作成し、これらを用いて
実際に内容物(樹脂ペレツト1トン)をつめて高
さ1mの所から落す落下試験による実用テストを
実施した。 また、高周波シールでのウエルド剥離強度を測
定した。結果は表−1に示す。 高周波シールでのウエルド剥離強度が10Kg/3
cm巾以上有する積層シートがフレキシブルコンテ
ナー用として優れた特性があることがわかつた。 なお、高周波ウエルド剥離強度の測定は以下に
示す方法にて実施した。 (1) ウエルド装置:高野電機社製TIV−270B(商
品名)を使用し、能力2.6kw、周波数40.68M
Hz、使用金型30mm×250mm=750mm2ウエルド時
間はテストサンプルにより約10〜120秒の範
囲内で変える。 (2) ウエルド剥離試験片は第1図の如く平面図
で、第2図の如き側面図の形状のものを使用
した。第1図および第2図における斜線部分
は高周波ウエルド接着部分である。 なお、図中のa,bおよびcは試験片の寸法
を表わし、各々は次の如くである。 a:30mm b:40mm c:120mm (3) 強度測定方法 インストロン型引張り試験機を使用し、引張
り速度200mm/分での最大強度を測定した。 実施例 2 基材をポリプロピレンの一軸延伸フラツトヤン
織布(ヤーン巾6mm、厚み29μ、1500デニール、
打込み本数タテ15本/インチ、ヨコ15本/イン
チ)とした他は全て実施例1と同じに実施した。 フレキシブルコンテナー落下試験とウエルダー
剥離強度の測定結果は表−1に示す。 実施例 3 基材のアンカーコート処理剤をイソシアネート
系アンカーコート剤(日本ポリウレタン社製商品
名「コロネートL」)と環化ゴム(精工化学社製
商品名「サーモライト」)を酢酸エチルに各々
5wt%溶かした混合物に変えたことの他は全て実
施例1と同じに実施した。 フレキシブルコンテナー落下試験とウエルダー
剥離強度の測定結果は表−1に示す。 比較例 1 基材のアンカーコート処理をせず、また、ラミ
ネート樹脂のオゾン処理をしない他は全て実施例
1と同じに実施した。 フレキシブルコンテナー落下試験とウエルダー
剥離強度の測定結果は表−1に示す。 比較例 2 ラミネート樹脂のオゾン処理をせずにその他は
全て実施例2と同じに実施した。 フレキシブルコンテナー落下試験とウエルダー
剥離強度の測定結果は表−1に示す。 比較例 3 基材のアンカーコート処理をせず、また、ラミ
ネート樹脂のオゾン処理をしない他は全て実施例
2と同じに実施した。 フレキシブルコンテナー落下試験とウエルダー
剥離強度の測定結果は表−1に示す。 【表】
第1図および第2図はウエルド剥離強度を測定
するための試験片形状であり、第1図は試験片の
平面図、第2図はその側面図である。
するための試験片形状であり、第1図は試験片の
平面図、第2図はその側面図である。
Claims (1)
- 1 ポリオレフイン系樹脂延伸糸よりなる織物ま
たは不織布の表裏面に、アンカーコート剤を塗布
し、ついで表面がオゾン処理されたエチレン系樹
脂の溶融膜を該オゾン処理された面が前記アンカ
ーコート剤が塗布された不織布の面に対向させて
圧着して得られた積層シートを高周波融着して製
造した前記融着したウエルド部分の剥離強度が少
くとも10Kg/3cm巾のフレキシブルコンテナー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57084411A JPS58201643A (ja) | 1982-05-19 | 1982-05-19 | フレキシブルコンテナー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57084411A JPS58201643A (ja) | 1982-05-19 | 1982-05-19 | フレキシブルコンテナー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58201643A JPS58201643A (ja) | 1983-11-24 |
| JPH0370628B2 true JPH0370628B2 (ja) | 1991-11-08 |
Family
ID=13829842
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57084411A Granted JPS58201643A (ja) | 1982-05-19 | 1982-05-19 | フレキシブルコンテナー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58201643A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012056619A (ja) * | 2010-09-13 | 2012-03-22 | Nakagawa Sangyo Kk | 搬送材およびその製造方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59211Y2 (ja) * | 1977-09-02 | 1984-01-06 | 萩原工業株式会社 | 難燃性積層シ−ト |
| JPS55146234U (ja) * | 1979-04-09 | 1980-10-21 |
-
1982
- 1982-05-19 JP JP57084411A patent/JPS58201643A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58201643A (ja) | 1983-11-24 |
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