JPH0371601A - 希土類磁石の製造方法 - Google Patents

希土類磁石の製造方法

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JPH0371601A
JPH0371601A JP1207660A JP20766089A JPH0371601A JP H0371601 A JPH0371601 A JP H0371601A JP 1207660 A JP1207660 A JP 1207660A JP 20766089 A JP20766089 A JP 20766089A JP H0371601 A JPH0371601 A JP H0371601A
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Toshio Mukai
俊夫 向井
Tatsuo Fujimoto
辰雄 藤本
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、RzFe+J化合物(ただしRはNd又はP
rの少なくとも1種を含む希土類元素)を主相とする希
土類磁石の製造方法に関する。
本発明の方法により製造した磁石は、高性能で低価格に
なりうるという可能性から、小型モータ等各種アクチュ
エーターに広範な利用分野を有する。
〔従来の技術〕
希土類元素Rと代表的遷移金属元素FeとBとを2:1
4:1に近い割合で含む合金溶湯を単ロール法等の液体
急冷法により超急冷することにより優れた磁石特性を有
する急冷薄帯を得ることができる(米国特許第4802
931号明細書、特開昭5964739号公報、特開昭
60−9852号公報)。
Nd−Fe−B系の合金の溶湯を、回転する銅製のロー
ルの表面に噴射する、いわゆる単ロール法による液体急
冷により、厚さ約30μmのフレーク状の薄帯が得られ
る。急冷の程度によって、薄帯は非晶質になったり、結
晶粒径が0.01〜0.5印の微細な結晶粒組織になっ
たりすることが知られている。
この急冷薄帯は、その結晶粒径が0.05n前後の時に
高い保磁力を示す。
Nd−Fe−B系合金の急冷薄帯を粉砕して得た粉末を
、熱間で圧縮成形すること(ホットプレス)により合金
の真密度に近い状態で成形バルク化することができる。
これは、米国特許第4792367号明細書、特開昭6
0−10.042号公報およびR,W、Leeによる発
表論文IFot−pressed neodymium
−iron−boronmagnets」(Appli
ed Physics Letters+ Vol、4
6゜No、8. pp 790−791. April
 15.1985)に報告されている。ここで、圧縮応
力下で熱間成形した場合には塑性流動が成形体内に起こ
り、その塑性流動によってプレス加圧方向に平行に磁化
容易軸(C軸)がわずかに向く傾向がある。その結果、
加圧方向に約8kGの残留磁束密度が得られることが従
来の技術として知られている。
上記の熱間圧縮成形磁石を実用に供するためには、特性
面ではより高い残留磁束密度の磁石が要求される一方、
その磁石を低コストで量産できる方法が必要とされる。
特開昭64−42554号公報において、Nd含有量の
異なる異種粉末を混合して熱間圧縮することにより、成
形性及び塑性加工性を改善する技術が開示されているが
、この発明は低Ndの粉末の成分としてそのなかにZr
、 Nb、 Tf、 V、 If、 Ta、、Wの一種
以上を必須成分として含むことに限定している。そのよ
うな成分系においては、上記公開公報の実施例において
示されているように、高Nd成分の粉末を50%加えた
ときに初めて成形体の密度が真密度(7,5g/cd)
に近くなっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
R−Fe−B系合金粉末の熱間圧縮成形を通常のホント
プレス機で行う場合には、ダイを高周波誘導によって加
熱し、間接的にダイ中の粉末を加熱するのが一般的であ
る。この方法は、ダイの加熱及び冷却に時間を要するの
で磁石の量産には適しない。
熱間圧witc形における加熱を通電加熱により行う方
法(通電焼結)により、短時間で成形を完了することが
できる。この加熱方式は、100〜1000 kg/c
dの圧縮応力をダイ中の粉末に加えた状態でパンチを通
じて粉末に電流を流し、粉末を直接加熱する方式である
。この方式にしたがえば、通電開始後1〜4 mtnで
成形体の密度は合金の真密度に達する。成形終了後のダ
イ及び成形体の冷却も速いのでこの通電焼結は量産に適
する。
通電焼結における課題は以下の通りである。通電焼結に
よって短時間にR−Fe−B系粉末の成形が可能である
が、焼結完了時の成形体の温度は800〜900″Cに
達する。そのために粉末を構成する結晶粒が戒長し、成
形磁石の熱安定性が低下する。
本発明者らの実験によれば、Fe−14at$Nd−6
atXB(以下Nd H4Fea。B、として記す)の
M1戒を有する急冷粉末を通電焼結機と通常のホットプ
レス機とによって圧縮成形した場合の成形磁石の熱安定
性には差が現れた。パーミアンス係数Pc=2の条件で
測定した180°Cにおける不可逆減磁率(ΔΦ1rr
)はそれぞれの磁石で以下の通りであった。
ホットブレ、ス磁石: ΔΦ1rr=−7.4%(iHc= 16.5 koe
)通電焼結磁石: ΔΦ1rr=−12,4%(iHc= 16.7 ko
e)ここで、ホットプレスは2000kg/efflの
圧力のもとて600℃において行い、通電焼結は400
)cg/c111の圧力のもとで477A/C4の電流
を流して行った。
通電焼結の場合には、通電開始と共に急速に温度が上昇
して約3w1n後には810°Cに到達し、その時点で
焼結が完了した。上記のように、通電焼結磁石の熱安定
性が悪く、それを改善することがその磁石を実用に供す
るために必要である。
R−Fe−B系磁石の熱安定性の向上によく用いられて
いるのがDyの添加である。Dyの添加で焼結磁石の保
磁力が著しく向上することが知られている(M、Sag
aiva他、IEEE Trans、Mag、 Vol
、Mag−20゜No、5. pp1584−1589
(1984))。この保磁力ノ上昇効果により磁石の不
可逆減磁率が小さくなることが知られている(M、To
kunaga他、IEEE Trans、Mag。
Vol、Mag−22,No、5. pp904−90
9(1986))。液体急冷によって作製されたNd−
Fe−B系の急冷薄帯においても、Ndの一部をDVで
置換することにより保磁力が向上することが知られてい
る(J、J、Croat他、J、へpp)、Phys、
シo1.55.No、6.pp207B−2087(1
984))。
以上のどの公知文献においても、Dyの添加量は比較的
に多く、Ndの置換率で表して10〜20%である。
Dyを添加することにより、急冷薄帯の熱間圧縮成形磁
石の熱安定性を向上させうることか期待される。一方、
上記のJ、J、Croatらの報告にも見られるように
、Dyの添加は残留磁束密度(Br)の著しい低下を招
く。本発明者らの実験によれば、Ndの10%をDyで
置換した急冷薄帯((Ndo、 qDVo、 +)+h
FeteB6)の熱間圧縮成形磁石のBrは7.0 k
G、 iHcは21.4 kOeであり、実用上必要な
りr=8.0〜8、5 kGを確保できない。また、1
0%に及ぶDyの置換(磁石全体では1.6at%の添
加)は、Dy元素が高価なために磁石のコスト高の原因
にもなる。
本発明は、添加するayO量が従来よりも少ない成分系
において、高い熱安定性を示す熱間圧縮成形磁石の製造
方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の希土類磁石の製造方法は、原子百分率で9%以
上で14%以下のR(ただしRはNd又はPrの少なく
とも1種を含むDyを除く希土類元素)、0105%以
上で2%以下のoy、4%以上で8%以下のB、0.0
5%以上で2%以下のCu、及び残部がFeならびに不
可避的不純物からなる希土類磁石の製造方法において、
液体急冷法で作製した8%以上で13%未満のR14%
以上で8%以下のB、及び残部がFeならびに不可避的
不純物からなる合金粉末(X)と、同じく液体急冷法で
作製した13%以上で20%以下のR10,2%以上で
8%以下のDy、4%以上で8%以下のB、0.2%以
上で8%以下のCu、及び残部がFeならびに不可避的
不純物からなる合金粉末(Y)とを混合し、前記合金粉
末(Y)の体積百分率が5%以上で50%以下である混
合物を得たのち、該混合物を熱間圧縮成形することを特
徴とする。ここでFelの20%までをCoで置換する
ことが可能である。熱間圧縮成形における加熱を通電加
熱により行うことにより高い生産性をもって希土類磁石
を製造することが出来る。
〔作 用] 以下本発明の詳細について説明する。
液体急冷法により作製されるNd−Fe−B系急冷薄帯
の磁気特性はNd及びDyの含有量によって大きく異な
る。すなわち、Ndo量がNdzFe+J化合物のNd
の割合(11,8%)よりも多くなるにしたがい、保磁
力(illc)は増加するが、残留磁束密度(Br)は
低下することが知られている。また、ayの少量の添加
によってiHcが著しく増加する。さらに、本発明者ら
は、DyとCuの複合添加によって、oy単独の添加の
場合よりもiHcが増加することを見出した。下に、種
々の合金薄帯の磁気特性の一例を示す。
Fe−12X Nd−6X B : iHc = 9.
9kOe、 Br = 7.0kGFe−15X Nd
−6χB : iHc =19.1kOe、 Br =
 5.9kGFe−14,4χNd−1,6X Dy−
6X B : iHc =25.6kOe。
Br = 5.3kG Fe−14,4χNd−1,6X Dy−5X B4.
5χCu: iHe >26 kOe、 Br = 5
.2kGこれらの値は、合金薄帯を1501Im以下に
粉砕し、それによって得た粉末を樹脂で固めたボンド磁
石(密度6.0 g /CTII)の測定結果である。
本発明の製造方法は、高Brを有する低Nd量の合金粉
末(主粉末)に対して、高iceの合金粉末(添加粉末
)を添加し、混合ののちに熱間で圧縮成形することを特
徴とする。本発明者らは、新しく、oyとCuを複合添
加した粉末の添加によって、熱間圧縮成形磁石の熱安定
性が著しく向上するという現象を見出した。詳しくは実
施例1に示すが、例えば、Fe−12XNd−4,92
Co−6χBの主粉末とFe14.4χNd−1,6χ
Dy−52B−1,5χCuの添加粉末とを4対1の割
合で混合し、通電加熱を用いた熱間圧縮成形により真密
度の95%以上にまで密度を高めた高密度磁石において
は、Pc=2における不可逆減磁率は180″Cで−4
,2%であった(不可逆減磁率:室温(30°C)で着
磁後に所定温度(例えば180°C)に磁石を加熱し、
再度室温に戻したときの磁束の減少率)。実施例2.3
において示すように、このような高い熱安定性は、Dy
とCuを複合添加することなしには得られない。
本発明においては、Dy & Cuを複合添加した添加
粉末を用い、かつその添加粉末の量が5〜50%におい
て十分に効果が発揮される。したがって、成形磁石の残
留磁束密度は低NdO主粉末によってほぼ決められ、B
r−8〜8.5kGの高い値が保たれる。
本発明の希土類磁石は、組成の異なる2種の合金粉末X
とYを混合し、熱間圧縮により固化することによって得
られる。希土類元素RとしてはNdが最も好ましいが、
Ndの一部又は全部をPrで置き換えることも可能であ
る。ここで、粉末XのR1をR2Fe+J相の組成比で
ある11.8%を中心に8%以上で13%未満に限定し
、高い残留磁束密度を粉末Xに付与する。Rの量が8%
未満のときには、粉末Xの保磁力が極端に低下し、実用
に供し得ない。また、Rの量が13%以上のときには残
留磁束密度が低下する。このような組成範囲の粉末Xに
対して、高保磁力粉末のYを添加する。粉末Yの性質と
しては、R−rich相(3元Nd−Fe−B系で融点
は約700°Cである)が合金中に含まれ、熱間圧縮時
にそのR−rich相が溶けて滲み出すことが必要であ
る。この滲み出たR−richの溶融体が粉末χの表面
を濡らし、粉末Xを高保磁力化するメカニズムが妥当で
ある。このような理由により粉末YのRの量は13%以
上で20%以下に限定される。ここでRの量が20%を
越える時には粉末Yの残留磁束密度が著しく低下し、粉
末XとYを混合して得られる高密度磁石の特性が低下す
る。
DyとCuは、粉末Yの成分として添加される。ここで
、CuはR−rich相に濃縮され、R−rich相の
融点を約200°C低下させる。これは、熱間圧縮時に
おけるR−rich溶融体の滲み出しを容易にする。D
yの一部はR−rich溶融体に取り込まれ、滲み出し
によって粉末Xの表面近傍にたどりつき、粉末Xの高保
磁力化、引いては成形磁石の高保磁力化に寄与し、成形
磁石に高い熱安定性を与えると考えられる。したがって
、いわば、CuはDy拡散の促進剤であり、両元素−緒
になって拡散し、粉末Xの表面(成形磁石においてはX
−X界面)を覆うのである。
粉末Yの成分として添加する。yは0.2%以上で8%
以下に限定される。その理由は、rhが0.2%未満で
はR−rich溶融体に取り込まれるDyの量が少なく
、8%を越えると粉末Yの残留磁束密度の低下が著しい
。Cuは0.2%以上で8%以下の範囲で粉末Yの成分
として添加される。そのCuの添加量は0.2%未満で
は成形磁石の熱安定性の向上に寄与せず、8%を越える
と粉末Yの残留磁束密度の低下が無視できない。
粉末XとYの混合物におけるYの体積百分率は5%以上
で50%以下に限定される。その理由は次の通りである
。添加粉末のYの体積百分率が5%未満では十分に高い
保磁力と優れた熱安定性が得られない。また、Yの体積
百分率が50%を越えると、粉末Xの持つ高い残留磁束
密度を十分に活かすことができない。このような混合比
のもとで得られる磁石の平均的なR(ただし、RはNd
又はPrの少なくとも一種を含むDyを除く希土類元素
)の原子百分率は、9%以上で14%以下に限定される
。その理由は、Rが9%未満では十分に高い保磁力が得
られず、14%を越えると高い残留磁束密度が得られな
いからである。磁石中の平均的なりyの量は、Rの組成
の限定と同じ理由により、0.05%以上で2%以下に
限定される。より好ましいoyO組戒範囲は、高Brと
高熱安定性の両方を確保できる範囲で、0.1%以上で
1%以下である。
平均的なCuO量は、0.05%以上で2%以下に限定
される。より好ましいCuの組成範囲は、ayの場合と
同じ理由で0.1%以上で1%以下である。
Bの量は、原子百分率で4%未満ではRzFe+=相が
出現し、8%を越えるとB−rich相が出現する。
いずれの相も熱間圧縮による粉体の緻密化を阻害する。
したがって、本発明に係わる急冷薄帯及びそれらの固化
された磁石におけるBの量は一律4%以上で8%以下に
限定される。
合金のキュリー温度をあげて使用温度における磁束密度
の温度変化を小さくするために、Feの一部をCoで置
換することがある。本発明による磁石においても、磁石
特性を損なうこと無く、FeO量の20%まではCoで
置換することが可能である。
次に、本発明の製造方法の詳細について述べる。
上記限定成分の超急冷合金粉末は、通常の単ロール法に
よって最も安定して得られるが、他の双ロール法もしく
はガスアトマイズ法によっても得られる。単ロール法の
場合には、厚さ20〜3〇−1幅1.5〜2印、長さ1
0〜20mmのフレーク状の薄帯が得られる。単ロール
法による急冷薄帯の磁気特性は、ロールの回転速度によ
って制御される急冷度に依存して変化する。最適の急冷
条件では、大きさ0.01−0.1tmの微細な結晶粒
からなる薄帯が得られ、その薄帯は優れた磁石特性を示
す。一方、過急冷の条件では、非晶質に近い状態の薄帯
が得られるが、その薄帯は熱処理によって結晶化し、高
い磁石特性を示すようになる。いずれの薄帯も、粉砕し
て熱間圧縮成形磁石に供することができる。粉末の粒径
としては、100,77111前後が好適である。本発
明では、2種類の合金粉末を適当な割合で混合する必要
があるが、それは例えばV型混合機により容易に行いう
る。
本発明の熱間圧縮は、ホットプレス、HIP、通電焼結
等で行いうるが、通電加熱のできる通電焼結機を用いた
方法が高い量産性をもって行いうるので最も好ましい。
通電焼結の特徴は、800〜900 ’Cに近い高温で
比較的低い圧力のもとて短時間(1〜4 m1n)で焼
結を完了させることにある。本発明の製造方法に基づ<
DyとCuの複合添加磁石は、上記のような高温におい
て成形しても高い熱安定性を示す。
〔実施例〕
実施例1 原子百分率でFe−12zNd−4,9%Co−6XB
(Nd+z(Fee、 qaCoo、 06) 112
B6)の組成の合金粉末XとFe−14,4χNd1、
6XDV−52B−1、5%Cu ((Ndo、 gD
yo、 +) + bFet7.5BsCu L s)
の組成の合金粉末Yとを用意した。これらの粉末を作製
するにあたって、まず上記組成の合金を高周波誘導加熱
により溶解し、直径1mmの穴を持つ石英ノズルからそ
の溶湯を回転する銅製ロールの表面上に噴射した。この
時のO−ルの表面速度は25m/secで、微細な結晶
粒の得られる最適の急冷条件である。得られた薄帯の厚
さは20〜3〇−1幅は約1.5恥、長さはlO〜20
[+1111である。
この薄帯を150−以下に粉砕し、プレス成形用の粉末
X及びYとした。それぞれの粉末にエポキシ樹脂を3w
t%加え、圧縮成形によりボンド磁石を作製した。その
ボンド磁石(密度6.0g/afl)の磁気特性を60
kOeのパルス着磁を行ったのちに自記磁束計によって
測定した結果を下に示す。
粉末X : 1Hc=10.6kOe 、、Br=7.
0kG。
(88)max=11.0MGOe 粉末Y : iHc>26kOe 、 Br=5.2k
G。
(BH)max=6.2MGOe 粉末XとYを種々の割合で混合し、その混合粉末を通電
焼結機を用いて熱間で圧縮成形した。この実験において
は、粉末をカーボン製のダイのキャビティに装填し、粉
末に400kg/C11lの圧力を加えた状態で、15
00Aの通電により粉末を加熱した。ここでキャビティ
は、直径20m+nの円柱状である。混合粉末の混合比
によっても異なったが、上記の圧力下では試料の実測温
度が800〜900°Cに到達した時点で混合粉末の密
度は合金粉末Xの真密度に近い7.6g/c+dに達し
た。加熱開始から焼結終了までに要した時間は3〜4 
minであった。
第1図に混合粉末における粉末Yの体積百分率が異なる
場合の熱間圧縮成形磁石の加圧方向の磁気特性と140
 ’Cと180″Cにおける不可逆減磁率を示す。磁気
特性は60kOeのパルス着磁を行った後に自記磁束計
で測定したものである。不可逆減磁率は、バーξアンス
係数Pc(=−B/II)が2の円柱状試料の磁束の加
熱による変化量を測定して求めたものである。第1図か
られかるように、DyとCuを複合添加した粉末Yを主
粉末Xに対して10〜20%添加することにより保磁力
iHcが著しく向上する。上記の粉末Yの添加範囲では
、8.2〜8、4 kGの高い残留磁束密度Brが確保
される。また、iHeの上昇に対応して不可逆減磁率の
絶対値も小さくなる。粉末Yの添加量が20%のときに
、140°Cと180″Cにおける不可逆減磁率はそれ
ぞれ−1,7%と−4,2%である。
実施例2 添加粉末Yの種類を変えて混合粉末の通電焼結を行った
。主粉末Xには実施例1に記したものを用い、実験条件
も実施例1で詳述した条件と同じにした。第1表に添加
粉末の組成、添加量、粉末XとYからなる混合粉末の平
均組成を示した。Nd系と記したものは、単一のFe−
14XNd−62:Bの組成を有する粉末を固めて得た
磁石の成分系である。
Nd + Cu系、Nd f Dy系、及びNd + 
Dy f Cu系と記したものは、それぞれCu及び/
又はDyを含む添加粉末と上記主粉末とからなる磁石の
成分系である。
第2図にそれぞれの成分系の通電焼結磁石の減磁lIh
線を示す。残留磁束密度は成分系によってあまり変化せ
ずに8.2〜8.4kGであるが、保磁力はNd 十D
y f Cu系において最も大きい。第3図にPc=2
における不可逆減磁率の測定結果を示す。不可逆減磁率
の絶対値は、Nd系、Nd f Cu系、Nd +DV
系、Nd十DyfCu系の順番に小さくなっているのが
わかる。ここで、5%以下のCoの添加の有無によって
は、磁気特性及び不可逆減磁率はさほど変化しないこと
を確認している。
実施例3 種々の主粉末X及び添加粉末Yからなる混合粉末の通電
焼結磁石を作製し、磁気特性及び不可逆減磁率の値を比
較した。加える添加粉末の体積百分率(添加N)は−例
を除いて20%にし、その他の実験条件は実施例1で詳
述した条件と同しにした。第2表に示す種々の主粉末及
び添加粉末からなる混合粉末の通電焼結磁石を作製し、
それらの磁石をNo、1,2.3.4.5.6とした。
第3表に各磁石の磁気特性(iHc、 Brs (BH
)max)及びPC−2の条件での180°Cにおける
不可逆減磁率(ΔΦ1rr)を示す。
第 3 表 第2表及び第3表かられかるように、保磁力(iHc)
が殆ど同じであっても、Nd−Pe−83元系又はNd
−Fe−B−Dy 4元系に比較して、Nd−Fe−B
−Dy−Cu5元系の不可逆減磁率(ΔΦ1rr)の絶
対値は小さく熱安定性に優れる。また、No、 6の磁
石の結果かられかるように、Ndの代わりにPrを使う
ことができる。
〔発明の効果〕
本発明により得られたNd−Fe−B系磁石の磁気特性
は、縦磁場成形のSm−Go焼結磁石の特性に匹敵し、
水系磁石の弱点であった熱安定性の悪さが大きく改善さ
れた。本発明の場合、原料の希土類として主に安価なN
dを用いるので低コストの磁石の提供が可能である。ま
た、本発明により得られた磁石の形状は、熱間圧縮成形
に用いるダイのキャビティの形状の通りに精度よく決め
られるので、研磨等の後加工を必要としない。これによ
って、後加工を必要とする通常の常圧焼結によるNd−
PeB磁石に対してもコスト的に有利な立場を取りうる
【図面の簡単な説明】
第1図はFe−Nd−Dy−B4:u系粉末の体積百分
率(それから計算される平均のDyとCuの原子百分率
:に対して通電焼結磁石の磁気特性と不可逆減磁率を表
す図である。第2図は各成分系の通電焼結磁石の減磁曲
線で、第3図は各成分系の磁石の不可逆減磁率を表す図
である。 第1図 (Ndo、qDyat)taFensEscuts r
n末の付1責百分4’(%)平均のDyの原子百分子(
’/、) 平均のCUの原子臼分卆(〃) H(セ0e) 4π1(/2σ)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 原子百分率で9%以上で14%以下のR(ただ
    しRはNd又はPrの少なくとも1種を含むDyを除く
    希土類元素)、0.05%以上で2%以下のDy、4%
    以上で8%以下のB、0.05%以上で2%以下のCu
    、及び残部がFeならびに不可避的不純物からなる希土
    類磁石の製造方法において、液体急冷法で作製した8%
    以上で13%未満のR、4%以上で8%以下のB、及び
    残部がFeならびに不可避的不純物からなる合金粉末(
    X)と、同じく液体急冷法で作製した13%以上で20
    %以下のR、0.2%以上で8%以下のDy、4%以上
    で8%以下のB、0.2%以上で8%以下のCu、及び
    残部がFeならびに不可避的不純物からなる合金粉末(
    Y)とを混合し、前記合金粉末(Y)の体積百分率が5
    %以上で50%以下である混合物を得たのち、該混合物
    を熱間圧縮成形することを特徴とする希土類磁石の製造
    方法。
  2. (2) Fe量の20%までをCoで置換することを特
    徴とする請求項1記載の希土類磁石の製造方法。
  3. (3) 熱間圧縮成形における加熱を通電加熱により行
    うことを特徴とする請求項1及び2記載の希土類磁石の
    製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05205925A (ja) * 1992-01-29 1993-08-13 Sumitomo Special Metals Co Ltd R−Fe−B系永久磁石用原料粉末
JP2012209442A (ja) * 2011-03-30 2012-10-25 Hitachi Metals Ltd バルク磁石およびその製造方法
JP2014057075A (ja) * 2009-12-09 2014-03-27 Aichi Steel Works Ltd 希土類異方性磁石とその製造方法
JP2018073988A (ja) * 2016-10-28 2018-05-10 ミネベアミツミ株式会社 等方性バルク磁石および等方性バルク磁石の製造方法

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